JPS6142891Y2 - - Google Patents

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JPS6142891Y2
JPS6142891Y2 JP6985383U JP6985383U JPS6142891Y2 JP S6142891 Y2 JPS6142891 Y2 JP S6142891Y2 JP 6985383 U JP6985383 U JP 6985383U JP 6985383 U JP6985383 U JP 6985383U JP S6142891 Y2 JPS6142891 Y2 JP S6142891Y2
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JP
Japan
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cutter
cutter blade
roll
spacer
blade
Prior art date
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JP6985383U
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JPS59178333U (ja
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  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガラス繊維を切断するカツターに関
し、詳しくは短かい繊維を寸法精度よく生産する
ガラス繊維切断用カツターの改良に関するもので
ある。
ガラス繊維を切断するこの種のカツターについ
ては、断面円形のカツターロールの外周に嵌入溝
を設け、該嵌入溝内にカツター刃を挿入し、スペ
ーサーを該溝内または該カツター刃間に嵌入して
カツター刃が移動しないように固定したもの、ま
た前記カツター刃を溝内に固定したなかで弾性体
または可動部材をカツター刃間に設けたもの、さ
らに挿入するカツター刃の厚みよりやや大きい嵌
入溝幅に加工せしめてカツター刃がその厚み方向
に多少移動できるようにゆるみをもたせてカツタ
ー刃を嵌入溝に嵌入してカツターロールの側部分
を固定する振動可能なカツター刃を保持するよう
にしたもの等が従来から知られている。
前記従来のガラス繊維切断用カツターはいずれ
もカツター刃を嵌入溝に嵌入したものであり、例
えば3mm以下の繊維長のガラス繊維切断物を得よ
うとする際、カツターロールの外周面において少
なくともカツター刃の肉厚より大きい嵌入溝幅を
カツターロール全幅に直線でしかも該溝の各間隔
を3mm以下で等しく厳守しながらカツターロール
全周にわたり溝加工する必要があり、かかる溝加
工は高度な技術を必要とし、次第に要求される精
度が得られなくなるだけでなく溝加工自身が困難
となつて短かいガラス繊維切断物を生産し得ない
ものである。また、仮に、短かい間隔で前記溝が
切削加工し得てカツター刃を嵌入したとしてもカ
ツター刃自身の相互干渉およびカツター刃間での
結まり等が生じ、短かいガラス繊維切断物を寸法
精度よく切断し得ないものであつた。
一方、かかる構成を有するガラス繊維切断用カ
ツターでは、運転中において高い硬度を有すると
ころの切断されたガラス繊維がカツター刃間に詰
まつたり、また挾まつたりする傾向が短かいガラ
ス繊維を得ようとすればするほど強くなり、カツ
ター刃間に単に弾性体を固着したり、可動部材を
設けたり、またカツター刃を多少厚み方向に移動
できるようにしただけでは解消せず、ミスカツテ
イングや寸法不揃いとなり運転中しばしば停止せ
ざるを得ないことになり、安定した高効率の生産
ができないものであつた。
したがつて前記カツターロールの嵌入溝の切削
加工とともに高品位の短かいガラス繊維切断物を
得る解決策が希求されている。
本考案は、前記従来の欠点をなくすために考案
したものであるとともに、従来製造が困難または
不可能であつた繊維長3mm以下から0.5mmまで、
好ましくは3mmから1mmまでのガラス繊維切断物
を効率よく生産でき得るガラス繊維切断用カツタ
ーを提供するものである。
すなわち、カツターロールの全周に、等間隔に
直線の遊嵌溝を刻設し、該溝内にカツター刃もし
くはスペーサーを遊嵌し、該カツター刃もしくは
スペーサーの間に他のカツター刃をすくなくとも
一つ遊着し、前記ロールの両側から前記カツター
刃もしくはカツター刃とスペーサーを微振動でき
るように保持せしめるようにしたものである。
以下本考案の好適な実施例について各図面に基
づいて説明する。
第1図はカツターロールの正面断面図であり、
第2図は第1図のA−A線に沿う一例の要部を拡
大した断面図である。
すなわち、カツターロール1は駆動源と連結す
る回転軸2をその中心に有し、該カツターロール
1の外周5の全幅に一直線の遊嵌溝3を全周にわ
たり等間隔で複数個刻設して、該遊嵌溝3の各々
に第1のスペーサー4を遊嵌せしめ、当該スペー
サー間に第2のスペーサー7を介してカツター刃
6を順次交互に組み合せて遊着する。これらのカ
ツター刃6とスペーサー4,7は前記カツターロ
ール1の両端部に弾性材11を挾んで、内面傾斜
の三角形状断面であるリブ9を周端に有する緊締
部材8が締付ボルト10で装着されることによつ
て保持するようなされている。この際、該緊締部
材8のリブ9の内面傾斜と前記カツター刃6とス
ペーサー4,7の切り欠き部13における傾斜と
は同一角度で、かつ微間隔lを有するように前記
ロールに装着される。
第3図および第4図は前記第1図の当該部位に
おける夫々他の実施の態様についてその要部を拡
大した断面図である。
すなわち、第3図に示したものは前記各々の遊
嵌溝3に第1のカツター刃12を遊嵌し、その間
に第2のカツター刃6を第2のスペーサ7を介し
て組み合せた態様からなるカツターローラーの構
成を示し、第4図に示すものは第3図における第
2のスペーサー7を第2のカツター刃6に置き換
えたものであつて、最も短かいガラス繊維切断物
が得られるものである。
ここで、前記の第1のカツター刃は第2のカツ
ター刃より前記遊嵌溝の深さ部分だけ幅が広く、
またこれらの肉厚bと長さは同一になることは容
易に理解されよう。さらにまた、例えばその肉厚
bは0.3〜1.2mm、好ましくは0.4〜0.9mmであり、
刃の形状については特に限定されるものではな
い。
また前記した第1と第2のスペーサーの長さと
両端部の切り欠き部の形状はカツター刃とそれぞ
れ同一であり、幅についてはカツター刃の刃部だ
け短かい寸法であり、肉厚aについてはカツター
刃と同一であつてもよいが、ガラス繊維切断物の
長さ、前記遊嵌溝の間隔およびカツター刃の肉厚
b等によつて決まるものである。ただし第1と第
2のスペーサーの肉厚aは同一の切断繊維長を得
るためには同一であることが必要である。材質と
しては弾性材でもよいが金属製のものが好まし
い。
前記カツター刃とスペーサーの肉厚は薄すぎる
と振動による干渉が激しくなりすぎ、刃のカケや
ネジレ等も生じてガラス繊維切断物の長さのバラ
ツキが大きくなるとともに生産効率も低下する。
一方厚すぎると振動効果が減少し、短かい繊維に
切断し難いものとなるものである。幅については
カツター刃かスペーサーのどちらかに長短をもた
すことでいろいろの種類の振動を発生させること
ができガラス繊維切断物の詰まりや挾まりの防止
効果がより高まるものである。また、カツター刃
とスペーサーの両端に傾斜の切り欠きを設けるこ
とにより、ロールの幅と半径方向はもちろん円運
動状の振動をもカツター刃およびスペーサーに与
え、切断効率を上げるとともに前記の詰まりや挾
まりの防止効果を相乗的に高め得るものである。
また本考案は前記遊嵌溝の間に少なくとも一つ
の第2のカツター刃を有することで短かい繊維の
切断を可能ならしめたものであり、第2図は2
つ、第3図は1つおよび第4図は3つそれぞれ挾
装しているものである。
前記遊嵌溝の間隔は第2図の際は2(a+b)
+4a、第3図の際は2(a+b)+4a、第4図の
際は4b+4aでそれぞれ決まる。但しaは各カツ
ター刃とスペーサーの間隙であり、0.01〜0.06mm
である。該間隙は円周方向にも振動を与えようと
するものであり、狭すぎると詰まり防止に影響を
与えず、拡すぎると詰まりや狭まりを発生すると
ともに切断繊維長さのバラツキを大きくするもの
である。したがつて前記遊嵌溝の間隔は2(a+
b)または4b以上であり、該溝の間隔が広くな
りすぎれば本考案の著効が次第に得られないもの
となり、好ましくは第2,3および4図で示す距
離の3倍までである。また前記遊嵌溝の幅は第1
のスペーサーまたはカツター刃の肉厚より0.1〜
0.5mm、好ましくは0.3〜0.4mm広く、深さは2〜5
mm、好ましくは3〜4mmである。これは溝加工や
振動の安定性等から決まるものである。
前記緊締部材のリブの角度θは前記したように
カツター刃およびスペーサーの角度θと同一角度
がよい。
前記弾性材の材質は無機質や有機質のマツト等
のクツシヨン的効果を有するものがよく、緊締部
材のリブ内面とカツター刃およびスペーサー切り
欠き部との間隙lは0.8〜1.2mm、好ましくは1.0mm
である。
以上説明したとおり、本考案のガラス繊維切断
用カツターによれば、三次元的振動あるいは円運
動的振動を起生し、運転中におけるトラブルが激
減し、切断効率も格段に向上し、被切断繊維の寸
法が揃つたガラス繊維切断物が高効率で得られる
という著効を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案に係るカツターロールの縦断
正面図、第2図は第1図のA−A線に沿う一例の
要部を拡大した断面図、第3図および第4図は第
1図の当該部位における夫々他の実施例の要部を
拡大した断面図である。 1……カツターロール、3……遊嵌溝、4……
第1のスペーサー、5……カツターロール外周、
6……第2のカツター刃、7……第2のスペーサ
ー、8……緊締部材、9……緊締部材のリブ、1
1……弾性体、12……第1のカツター刃、13
……カツター刃およびスペーサーの切り欠き部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カツターロールの全周に、等間隔に直線の遊嵌
    溝を刻設し、該溝内にカツター刃もしくはスペー
    サーを遊嵌し、該カツター刃もしくはスペーサー
    の間に他のカツター刃をすくなくとも一つ遊着
    し、前記ロールの両側から前記カツター刃もしく
    はカツター刃とスペーサーを緊締部材で保持せし
    めたことを特徴とするガラス繊維切断用カツタ
    ー。
JP6985383U 1983-05-12 1983-05-12 ガラス繊維切断用カツタ− Granted JPS59178333U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6985383U JPS59178333U (ja) 1983-05-12 1983-05-12 ガラス繊維切断用カツタ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6985383U JPS59178333U (ja) 1983-05-12 1983-05-12 ガラス繊維切断用カツタ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59178333U JPS59178333U (ja) 1984-11-29
JPS6142891Y2 true JPS6142891Y2 (ja) 1986-12-05

Family

ID=30200000

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6985383U Granted JPS59178333U (ja) 1983-05-12 1983-05-12 ガラス繊維切断用カツタ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH065382Y2 (ja) * 1985-11-09 1994-02-09 日本電気硝子株式会社 ガラス繊維切断装置

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Publication number Publication date
JPS59178333U (ja) 1984-11-29

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