JPS6142711Y2 - - Google Patents

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JPS6142711Y2
JPS6142711Y2 JP15425382U JP15425382U JPS6142711Y2 JP S6142711 Y2 JPS6142711 Y2 JP S6142711Y2 JP 15425382 U JP15425382 U JP 15425382U JP 15425382 U JP15425382 U JP 15425382U JP S6142711 Y2 JPS6142711 Y2 JP S6142711Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はベルトプレスにおける第一プレスロー
ラに対するくさび状前脱水装置を備えたベルトプ
レス式脱水機に関する。
第1図に従来のベルトプレス式脱水機の一例の
側面図を示す。同図に見られるようにフイードボ
ツクス3内に供給された汚泥Sは、該フイードボ
ツクス内にて、重力により一部が脱水されたあ
と、その汚泥S1は下側布B2上に載り、その
まゝ移動して上下のガイドローラ2A,2Bによ
つて上方より降下して来た上側布B1との間に
狭まれS2、くさび状に形成された状態で第一プレ
スローラ1に向つて進入する。その間即ち上記ガ
イドローラ2A,2Bと、上記第一プレスローラ
1との間lにおいては、上下の布B′1,B′2が汚
泥S2を狭んでくさび状に漸次圧縮され汚泥中の水
分が脱水されるが、その加圧外力は上記上下両側
の布の緊張力だけによるものでその力は非常に
小さく、従つて脱水効果も甚だ少なかつた。
上記の脱水効果を上げるため、第2図に示すよ
うに、上記の間lに、ピンチロール群R1−P1
R2−P2,R3−P3,……を設けることが一部にお
いて行われている。しかし、この場合、同図にも
見られるように、上側ロールP1,P2,P3……と上
側布B3との接触上側面上には搾出された水w
が溜まるW。この水wの一部は再び上側布内に
滲み込み、上記ピンチローラR1−P1,……によ
る水の搾出効果を減殺せしめる。また上側布面
上に搾出した水Wの一部W′は上側ローラP1
P2,P3,……面上に付着しW″、該上側ローラ群
は上側布B3の走行に従つて連れ回わるため、
ひと廻わりして再び上側布を濡らして、更に水
の搾出効果を減殺せしめる。
以上のように、ピンチロール方式による脱水法
にも問題があつた。
本考案の目的は、脱水機の第一プレスロールに
進入する直前の上下二枚の布の間にくさび状に
挾まれた汚泥の前脱水の装置において、一旦搾出
された水を上記布に再滲透せしめることなく該
脱水機外に排出し、より汚泥の脱水効果の向上を
はかることにある。
本考案の要旨を述べると、上側布に対する上
側抑圧具として複数本のアングル材を内角を上方
に向けて配列し、また下側布に対する下側抑圧
具であるロールなどの作用によつて、上側布上
面上に搾出された水を上記アングル材の内角内に
集め溜め、その集留水を該アングル材の内角に沿
つて布の走行幅外に導き機外に流出せしめるも
のである。
本考案を図面によつて説明する。第3図を参照
されたい。同図は前掲第1図における第一プレス
ローラと該ローラに送り込む汚泥をサンドウイツ
チした上下のエンドレス状布をガイドするガイ
ドローラとの間の部分にくさび状前脱水装置を設
けた側面図である。
先づ構造を説明する。上記ガイドローラ12
A,12Bと第一プレスローラ11との間Lを走
行する上側布B5に対する上側抑圧具として走
行面上に沿つて平行に複数本のアングル材A1
A2,A3,……の一方辺の外側面を配列する。他
方、下側布B6に対する下側抑圧具として該下
側布の走行する下側面に対し上記アングル材
に、適宜対応せしめて、複数本のローラR5
R6,R7,……を上記下側布の走行方向に対し
て平面的にみてほゞ直角に配列して連れ廻わり式
とする。なお、これらアングル材とローラとの対
応する位置関係については特に限定はしない。理
由は本脱水機の設計上の条件等により左右される
からである。
上記第3図においては、そのプリンシプルを説
明するため、基本的構造とし、アングル材は布
の走行方向に平面的にみてほゞ直角、また下部の
ローラは該アングル材に対し若干の距離を置いて
対応配設したのである。
次に上記構造による作用について説明する。下
側布B6上に載せられ、重力脱水された汚泥S1
は進行して上下のガイドローラ12A,12Bに
よつて上方より導入された上側布B5との間に
形成される上述のくさび状部分に入る。その状態
で更に進行すると、上側のアングル材A1と下部
のローラR5との作用によつて汚泥S2は圧縮さ
れ、汚泥中の水分は布を透過して該布の上下
両外側面上に搾出されるw3,w4。該搾出された
水は上記上側布上面を流下して上記アングル材
A1の内角内に集まり溜まるW1。該集溜水は該ア
ングル材の内角すなわち内溝に沿つて流れ、両端
末より機外に流出される。上記アングル材の幅員
は、云うまでもなく布の幅よりも大である。更
に該布が進行するに従つて、次の第二のアング
ル材A2部にても同様の作用が行われ、続いて第
三、第四のアングル材A3,A4を経て、その都度
同様にして、搾出された水は、アングル材の内角
に沿つて布の外側に導かれ機外に放出されるの
である。
なお、上記アングル材は上掲第3図において
は、布走行方向に平面的みてほゞ直角とした
が、これを第4図に示すように、布走行方向
“D”に対して直角にプラスαしたある角度即ち
傾斜を与える場合もある。理由はアングル角内の
集溜水を、傾斜によつて、より流出速度を上げ、
排出効果を上げるためである。その傾斜の方向
は、同図にも示すように、アングル材すべてを同
一方向A5,A6,A7,……としても良く、また、
交互にそれらの角度を変えても良いA5,A′6
A7,A′8,……。又は、第5図に示すように、逆
“V”を型として配列Av1,Av2,Av3,……して
も良い。
また、上記アングル材については、金属製のほ
か、摩擦係数の少い且つ耐磨耗性の大きい合成樹
脂13を使用することも出来る(第6図)。若し
くは、第7図に示すように鉄製のアングル14の
下面に合成樹脂15などをシユーズとしてビス止
め16等によよて固定するか、又は第8図に示す
ように、合成樹脂製のアングル材20と鉄製のア
ングル材19とを、合成樹脂製のものを外側に、
鉄製のものを内側として、ボルトナツト21,2
2等によつて固定する方法もある。
以上のように上側布上面にアングル材を配列
することによつて、上側布面上に搾出された水
の機外排出に対しては著しい効果を得ることが出
来るが、一方、走行する上下両側面に対し大きな
抵抗が発生するので、その場合はローラ式の方が
有利である。
従つて、くさび状の入口部すなわち汚泥の含水
率の大なる部位に対しては、上記アングル材のみ
にてもその脱水効果は得られるが、それらの進行
に従つて漸次汚泥の含水率が低下してくると、ア
ングル材と布との摩擦が特に大になる場合には
ローラ又はピンチローラ類を適宜に配置し、両者
の特長を活用して、より一層の脱水効果を上げる
ことも出来る。
以上のような配慮の下に、本考案によるアング
ル材の配列方法には次の五種が挙げられる。
1 第9図参照。前述の第3図において述べたと
同一の方式である。すなわち上側布B7上面
に対してはアングル材A10,A11,A12,……
を、下側布B8の下面に対してはローラR10
R11,R12,……を配列する。
2 第10図参照。上下両布B9,B10双方に対
して、その上面にはアングル材A17,A18
A19,……を、その下面にはアングル材Au17
Au18,Au19,……を配列する。
3 第11図参照。上下両布B11,B12のくさび
状の入口帯域においては、上下両面に対して、
アングル材A23,A24,……Au23,Au24,……
を配列し、またその出口帯域においてはローラ
類P17,P18,……R17,R8,…を配列する。
4 第12図参照。特に上下両布B13,B14のく
さび状の出口帯域においては上下両面に対し
て、アングル材A29,A31,……とローラ類
P30,P32,……、及びアングル材Au28,Au30
Au32、とローラ類R29,R31,R33とを交互に適
宜対抗させつゝ配置配列する。
5 第13図参照。上側布B15上面に対しては
アングル材A34,A35,……を、また下側布
B16下面に対しては、横細長状プレート(若し
くはパンチプレート)Pl34,Pl35,Pl36,…等
を、ほゞ上記アングル材と横方向に平行的に配
列する。
なお、これらアングル材及びローラ類の実際上
の取付けに当つては、第14図及び第15図に示
すように、上記アングル材及びローラ類の両端末
を走行する上下布B17,B18の両側縁外方に伸ば
し、上記両端末部を、上下それぞれの両側部に設
けたフレーム27A,27B及び30A,30B
等によつて支持し、なおかつ上記上下布をくさ
び状にガイドするガイドローラ26A,26Bの
上下可動に対応出来るように、すなわちくさび状
角度αが可変出来得るように、上記両側フレーム
27A,27B及び30A,30Bの前後部にね
じ調整部28A,28B,29A,29B;31
A,31Bを設けることが望ましい。
以上の如く、本考案によればベルトプレス式脱
水機における第一プレスローラへの進入部となる
くさび状帯域において、上側布面上に搾出され
た水を、直ちに該布面上に配列されたアングル
材の内角内に集め、同時に布帯外方に誘導機外
に排出し、それによつて上記上側面上に搾出され
た水の滞溜を防いで、該水の布及び汚泥に対す
る再滲透を防ぎ、汚泥に対する脱水効果をより向
上せしめることに顕著な効果をもたらすものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のベルトプレス式脱水機の一例の
側断面図 第2図は同上機における第一プレスロ
ーラに進入する上下布のくさび状部に対して設
けたピンチロール式脱水装置 第3図は本考案に
よる上側布の走行面に対しアングル材を配列し
たくさび状前脱水装置の側断面図 第4図は同上
装置におけるアングル材をある角度を以つて平行
的に又はある角度を以つて交互に配置配列した平
面図 第5図は同上装置において逆“V”字型丈
状にアングル材を配列した平面図 第6図は金属
製又は合成樹脂製アングルの断面図 第7図は鉄
製のアングルの底面部すなわち走行する布上面
との接触部に対し合成樹脂のシユーズを取り付け
たアングルの断面図 第8図は合成樹脂製アング
ルの内側に補強用として鉄製アングルを組み合わ
せた合成アングルの断面図 第9図はくさび状部
の上面部にはアングル材を、その下面部にはロー
ル類を配列した側面図 第10図はくさび状部の
上下両面部にアングル材を配列した側面図 第1
1図はくさび状部の入口帯域部の上下にアングル
材をその出口帯域部の同じく上下にロール類を配
置配列した側面図 第12図はくさび状部を上下
両面に対し、アングル材とロール類とを交互に配
置配列した側面図 第13図はくさび状部の上面
部にはアングル材を下面部にはプレートを配置配
列した側面図 第14図は上述のアングル材及び
ロール類の取付け構造の側面図 第15図は第1
4図の平面図。 主要な符号の説明、1,5,11……プレスロ
ーラ、2A,2B,6A,6B,12A,12
B,26A,26B……ガイドローラ、13……
金属製若しくは合成樹脂製アングル材、14,1
9……金属製アングル材、15……合成樹脂製シ
ユーズ、20……合成樹脂製アングル材、27
A,27B……アングル材保持用上側フレーム、
28A,28B,29A,29B……両側フレー
ム上下調整ネジ、30A,30B……アングル材
及び又はロール類保持用下側フレーム、A1
A2,A3…A39……上側アングル材、Au17,Au18
Au19,…u32……下側アングル材、B1,B2,B3
…B17……上側布、B2,B4,B6,…B18……下側
布、P1,P2,P3…P32……上側ロール類、R1
R2,R3,…R33……下側ロール類、Pl34,Pl35
Pl36,…Pl40……下側プレート、w……搾出水、
W……上側面上の溜水、W1……アングル内角
内の集溜水。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ベルトプレスにおける第一ロールのプレスロ
    ーラ11と該プレスローラに進入する上下二枚
    のエンドレス状布の進入用ガイドローラ12
    A,12Bとの間Lにおける上記二枚の布が
    くさび状に形成されつゝ進入する通過部におい
    て、上側布B5に対する上側抑圧具として複
    数本のアングル材A1,A2,A3,……を、それ
    らの内角側を上方に向け、又それらの一辺の外
    面を上記上側布上面に沿つて、かつ該上側
    布の走行方向に対してほゞ直角に配列し、また
    下側布B6に対する下側抑圧具としては該走
    行方向にほゞ直角に複数本のローラR5,R6
    R7,……又はアングル材の一辺の外面或いは
    又横軸長型のプレート、多孔板などを、上記走
    行面に沿つて設けることを特徴とするくさび状
    前脱水装置を備えたベルトプレス式脱水機。 2 実用新案登録請求の範囲第1項記載のものに
    おいて、二枚の布がくさび状に形成されるそ
    の先端部のみを部分的に上下にローラP17
    P18,……及びR17,R18,……を設け、他の部
    には同項記載の上下両側の抑圧具の設けられた
    ベルトプレス式脱水機。 3 実用新案登録請求の範囲第1項記載のものに
    おいて、複数本のアングル材A29,A31,……
    等の間に該アングル材に平行に複数本のローラ
    P30,P32,……等を交互に配列し、同様に下側
    布の走行の下面に対しても、ローラR29
    R31,R32,……等の間にアングル材Au28
    Au30,Au32……等が交互に配列されたベルト
    プレス式脱水機。 4 実用新案登録請求の範囲第1項記載の「かつ
    該上側布の走行方向に対してほゞ直角に配列
    し、」が「かつ該上側布の走行方向に対して
    平面的にみて一方側にA5,A6,A7,A8,……
    又は両側方に対して交互に若干の傾斜角度が与
    えられA5,A′6,A7,A′8,……、若しくは逆
    “V”字型Av1,Av2,Av3,……に両側に向け
    て傾斜角度の与えられて配列し、」であるも
    の。
JP15425382U 1982-10-12 1982-10-12 くさび状前脱水装置を備えたベルトプレス式脱水機 Granted JPS5958596U (ja)

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JPS5958596U JPS5958596U (ja) 1984-04-17
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