JPS6142618Y2 - - Google Patents

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JPS6142618Y2
JPS6142618Y2 JP659484U JP659484U JPS6142618Y2 JP S6142618 Y2 JPS6142618 Y2 JP S6142618Y2 JP 659484 U JP659484 U JP 659484U JP 659484 U JP659484 U JP 659484U JP S6142618 Y2 JPS6142618 Y2 JP S6142618Y2
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JP
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container
drug solution
solute
membrane
eye drops
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JP659484U
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JPS60192842U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主としそて接続点眼用自動給液装置に
関するものである。
現在まで眼科治療において薬液を持続点眼し、
例えば1分あるいは1時間に1〜2滴の薬液を患
者の眼に点眼し続ける適当な器具がなく、殊に薬
液の供給手段に困難性があつた。従つて持続点眼
に適した器具の開発は病院ならびに医療関係者に
おいて斉しく要望されていた。
本考案は上記要望のもとに発明された特願昭57
−10496号「持続点眼用自動給液装置」の改良に
かかるものである。該発明の要旨は可塑性材質か
らなる薬液槽を内蔵し一定の圧力で薬液を押出せ
しめる圧力室と、上記薬液槽の出口に設けた液量
調整弁とよりなる自動給液装置である。今回の考
案は、液体の滲透圧を利用して薬液をゆるやかに
患者の眼に送給するようにしたものである。
第1図は従来の持続点眼装置の概要を示したも
ので、自動給液装置1からのテフロンチユーブ導
管2、分流器4を経由して細管外径約1mmのテフ
ロンチユーブの導管2を接続し、眼鏡枠5まで薬
液を導く。眼鏡枠内には内径1mmのシリコンラバ
ーチユーブを埋設し、テフロンチユーブとは眼鏡
のつるの部分で接続する。シリコンラバーチユー
ブの先端の点眼嘴6を正確に内眼角部に導きシリ
コンラバーチユーブの疎水性と生体の親水性を利
用してチユーブの先端にできた水滴を結膜嚢内に
吸い込ますようにしたものである。これにより本
装置は睡眠中にも休むことなく持続点眼が可能で
ある。しかし、薬液を極めて序々に送り出すため
の自動給液装置の構造は極めて複雑となり手軽に
構成することができない。
今回の考案は自動給液装置の構造を簡単にし、
小型に構成できるように工夫したもので、従来自
動給液は両眼用を共通の容器で行つていたが、小
型軽量化したので片眼づつを別々の給液装置とす
ることができる。
本考案の自動給液装置の構造は、薬液を封入す
る柔軟な水密膜を有した薬液容器と、その外側に
該薬液容器を収納する半透膜の小窓を有する溶質
容器と、更にその外側に該溶質容器を囲包する柔
軟な水密膜を有する溶媒容器とにより構成し、各
容器の開口部をそれぞれ密封し、前記薬液容器に
は薬液排出用に嘴を有してなる滲透圧を利用した
持続点眼用自動給液装置である。更に本考案を適
用した実施例を示す図によつて本願を説明する
と、第2図および第3図において硬質ケース7に
フランジ8を有する水密膜のある柔軟な膜を有す
る溶媒容器9をねじ10によつて取付ける。フラ
ンジ8の内周には螺旋溝があり、内側に溶質容器
12のフランジ11を螺合して取付けることがで
きる。該溶質容器12は半透膜の小窓20を有す
る硬質プラスチツク性の容器で内外からの圧力変
動で全く変形しない(内容積の変化がない)こと
が保証されている。13はフランジ8とフランジ
11との間のパツキンである。薬液容器14は柔
軟な可塑性を水密膜を有する膜を有し、前記溶質
容器のフランジ11の内側螺旋溝に螺合するフラ
ンジ15によつて溶質容器12の内側に取付け
る。この薬液容器14のフランジ15とフランジ
11との間にはパツキン16を介在させる。又、
フランジ15の上面には薬液排出用嘴17を有
し、導管2を接続する。
次に本考案の作用をその使用手順と共に述べる
と、持続点眼用に本装置をセツトする場合には硬
質ケース7の蓋7′を取外し、フランジ15の螺
合を解いて薬液容器14を取外す。更にフランジ
11を外して溶質容器12を取出して溶媒容器9
内に溶媒として清水を入れる。一方薬液容器14
には薬液を充満し溶質容器12に溶質として庶糖
の濃厚水溶液を満して薬液容器14と一体にし、
前記溶媒容器9に取付ける。溶媒容器の清水が溶
質容器12の半透膜にふれると半透膜内の溶質が
溶媒を吸収して滲透作用が起きる。庶糖が水を吸
収して溶質容器に滲透圧が発生するので、柔軟な
水密膜よりなる薬液容器14を押圧し薬液は次第
に押し出され導管2より配出するのである。薬液
の排出時間は半透膜の材質、面積、並びに溶質の
種類、濃度によつて加減することができるもので
ある。両眼に別々に薬液を送給するためには2個
の給液装置によることが望ましいので、導管2は
第1図のように分岐せずに眼鏡枠5まで導くこと
がよい。この導管には必要に応じて、途中に流量
調整のためのバルブ、例えば第4図に示す如く硅
燥土18を封入したもの、あるいは導管を外部か
らねじ19により圧縮する第5図に示す如きもの
が考えられる。
使い捨て容器として更に簡易型が考えられる。
例えば第6図に示す如く、長い導管を有さず、眼
鏡のつるに固定できる程度の小型のものを採用す
ることができる。すなわち、眼鏡のつる22上に
硬質ケース7を設け、その中にチユーブ状の溶媒
容器9と入子式に溶質容器12および薬液容器1
4を入れ、薬液排出用嘴17から薬液を排出する
ようにする。薬液容器14の嘴17の反対側には
栓23がある。24は溶質容器12の半透膜兼用
の栓、25は溶媒容器の蓋である。このようにす
れば、ケース7内で各容器は持続点眼に伴い収縮
し、使用後は廃棄して新しいものと交換すればよ
い。このように本考案は各種の変形が考えられる
ものである。溶質容器全体を半透膜とし必要に応
じて伸び縮みしない網体で包囲するなど、またフ
ランジ部8,11,15を使用せず全て接着する
などのことは本考案技術的範囲に属すること勿論
である。
このように本考案は薬液を封入する柔軟な水密
膜膜を有した薬液容器と、その外側に該薬液容器
を包囲する半透膜を有する柔軟な膜を使用した溶
質容器、更にその外側に該溶質容器を包囲する柔
軟な水密膜膜を有する溶媒容器とより構成し、各
容器の開口部をそれぞれ密封し、前記薬液容器に
薬液排出用嘴を有してなる滲透圧を利用した持続
点眼用自動給液装置であるので、その構造は極め
て簡単なものとなり、患者が持続点眼を継続しつ
つ日常生活をする上において極めて便利であり、
また液体の滲透作用を薬液供給の動力としている
ので、故障の心配がなく、睡眠中も点眼を続ける
ことができるという効果がある。また本考案は点
眼ばかりでなく、薬液を持続的に供給する患者に
適用して極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は持続点眼装置の機能を説明するための
斜視図、第2図は本考案の実施例の側断面図、第
3図は第2図の部分拡大分解図、第4図、第5図
は流量調整弁の実施例を示す断面図、第6図は他
の実施例を示す側断面図である。 1……自動給液装置、2,3……導管、4……
分流器、5……眼鏡枠、6……点眼嘴、7……硬
質ケース、7′……蓋、8,11,15……フラ
ンジ、9……溶媒容器、12……溶質容器、14
……薬液容器、13,16……パツキン、17…
…薬液排出用嘴、16……硅燥土、19……ね
じ、20……半透膜の小窓、21……空気穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動点眼用薬液を封入する柔軟な水密膜を有し
    てなる薬液容器と、その外側に該薬液容器を囲包
    する半透膜を有する溶質容器と、更にその外側に
    該溶質容器を囲包する柔軟な水密膜を有する溶媒
    容器とにより構成し、各容器の開口部をそれぞれ
    密封してなり、前記薬液容器に薬液排出用嘴を有
    してなる滲透圧を利用した接続点眼用自動給液装
    置。
JP659484U 1984-01-21 1984-01-21 滲透圧を利用した自動給液装置 Granted JPS60192842U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP659484U JPS60192842U (ja) 1984-01-21 1984-01-21 滲透圧を利用した自動給液装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP659484U JPS60192842U (ja) 1984-01-21 1984-01-21 滲透圧を利用した自動給液装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60192842U JPS60192842U (ja) 1985-12-21
JPS6142618Y2 true JPS6142618Y2 (ja) 1986-12-03

Family

ID=30484180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP659484U Granted JPS60192842U (ja) 1984-01-21 1984-01-21 滲透圧を利用した自動給液装置

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JP (1) JPS60192842U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60192842U (ja) 1985-12-21

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