JPS6141851B2 - - Google Patents
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- JPS6141851B2 JPS6141851B2 JP10185778A JP10185778A JPS6141851B2 JP S6141851 B2 JPS6141851 B2 JP S6141851B2 JP 10185778 A JP10185778 A JP 10185778A JP 10185778 A JP10185778 A JP 10185778A JP S6141851 B2 JPS6141851 B2 JP S6141851B2
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Landscapes
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
Description
本発明は亜鉛および亜鉛合金の溶解促進方法に
関する。 一般に亜鉛を溶液として供給する場合には、
酸、アルカリ類に亜鉛ドロス、硬亜鉛等の原料を
用いている。これら亜鉛原料は不純物、例えば
鉄、鉛、銅、カドミウムが多く、後工程で不純物
の悪影響を生じるため、不純物の清浄工程が必要
となる。従つて高純度の亜鉛および亜鉛合金を原
料として使えれば良いが、高純度になると亜鉛の
溶解速度が低下して、生産性に支障をきたす。こ
のため、高純度の亜鉛および亜鉛合金の溶解促進
方法が広く求められている。 通常亜鉛および亜鉛合金を水溶液中で溶解する
場合には、温度を上げたり、撹拌を行つたり、ま
た表面積を大きくするために粉砕したりして溶解
速度を上げることが試みられるが、顕著な効果は
期待できないばかりか、前後の工程からくる制約
で温度を上げられない場合も多い。一方、化学的
には液中の酸、アルカリ濃度を上げたり、他金属
イオンを加え、電気化学的に置換させたり、界面
活性剤を入れたりして、溶解速度を上げることは
可能であるが、濃度管理上、濃度を上げられない
場合も多く、また工程の複雑化、不純物の混入を
招き得策でない。 本発明の目的は亜鉛溶解液の不純物による汚染
をもたらすことなく溶解液中で亜鉛及び亜鉛合金
の溶解を迅速且つ容易に促進する方法を提供する
ことにある。 本発明に従つて、亜鉛及び亜鉛合金を溶解液中
でステンレスと接触させることを特徴とする、亜
鉛の溶解促進方法を提供する。 本発明によれば、溶解時に亜鉛をステンレスに
接触させるだけで亜鉛ドロス、硬亜鉛なみの又は
それ以上の溶解速度をうることができる。しかも
ステンレスの面積を選ぶことにより亜鉛の溶解速
度を自由に調節することができる。 本発明の適用可能な溶解液は亜鉛溶解性であ
り、かつステンレスを浸さない溶液ならいかなる
溶液も可能で、酸、アルカリ類、さらに防食亜鉛
用途では天然水、海水の使用も可能である。 本発明におけるステンレスとは13Cr、18Crお
よび18Cr−8Ni鋼で代表される高合金鋼、および
18−8系よりもさらに高NiでしかもMoとCuを含
んだ高級ステンレス鋼である。 従来から異種金属との接触環境において金属の
腐食が著しく促進される現象は接触腐食ないしは
ガルバニツクコロージヨンとして知られている。
従つて亜鉛に対して電気化学的に貴なる金属を接
触させれば亜鉛の溶解が促進されるであろうこと
は予測できる。しかしこの場合銅、鉄による汚染
の問題があり、使用範囲も限られている上、促進
効果はせいぜい2倍から5倍程度である。そのほ
かに、白金、金、銀は効果的であるが、高価であ
ることから工業的使用には向かない。これに対し
て、ステンレスは白金、金、銀に比べ電極単位が
卑であるにもかかわらず、これら貴金属との接触
程度、ないしはそれ以上の溶解促進効果を有し、
しかも工業材料としても手頃で、比較的低コスト
である。溶解液組成によつて耐食性の良好なステ
ンレスを選べば、ステンレスの消耗も無く、不純
物汚染の恐れは全く無い上、ステンレスの効果は
半永久的である。 本発明は溶解液組成、温度、前後工程を変える
ことなく、亜鉛および亜鉛合金を単独溶解の場合
の5倍〜10倍、ないしは10倍以上も迅速に溶解す
る方法なので、利用度は大きい。 以上述べたように本発明の効果は大きいため、
単に溶解促進のみならず、亜鉛濃度調整、電気防
食用亜鉛陽極の効果促進等の利用例も挙げられ
る。 本発明の効果を十分に発揮させるためには、板
状よりも網状のステンレスが有効で、しかもステ
ンレス全体のみかけ上の面積が広い程良い。接触
の方法としては溶解液中で接触させても、導線で
連絡させても良いが、導線で連絡した場合には、
亜鉛および亜鉛合金とステンレスの距離を小さく
とる必要がある。なお、溶解時に水素ガス等の発
生があるので、ガスが逃げやすい形で接触させる
ことが好ましい。 工業的な利用方法としてはステンレス板、格
子、網製のコンテナ、バツグ、バスケツト内に亜
鉛および亜鉛合金を詰め、溶解液中に浸漬する方
法、溶解槽の内張りをステンレス板、格子、網製
とし、直接亜鉛および亜鉛合金を投入して接触さ
せる方法がある。 次に本発明の実施例を掲げる。 (1) 試験条件 ア 溶解試料 電気亜鉛 重量11g サイズ10×10×15mm 表面積 8cm2 精製ドロス 重量11g サイズ10×10×15mm 表面積 8cm2 イ 溶解試料組成例(単位%)
関する。 一般に亜鉛を溶液として供給する場合には、
酸、アルカリ類に亜鉛ドロス、硬亜鉛等の原料を
用いている。これら亜鉛原料は不純物、例えば
鉄、鉛、銅、カドミウムが多く、後工程で不純物
の悪影響を生じるため、不純物の清浄工程が必要
となる。従つて高純度の亜鉛および亜鉛合金を原
料として使えれば良いが、高純度になると亜鉛の
溶解速度が低下して、生産性に支障をきたす。こ
のため、高純度の亜鉛および亜鉛合金の溶解促進
方法が広く求められている。 通常亜鉛および亜鉛合金を水溶液中で溶解する
場合には、温度を上げたり、撹拌を行つたり、ま
た表面積を大きくするために粉砕したりして溶解
速度を上げることが試みられるが、顕著な効果は
期待できないばかりか、前後の工程からくる制約
で温度を上げられない場合も多い。一方、化学的
には液中の酸、アルカリ濃度を上げたり、他金属
イオンを加え、電気化学的に置換させたり、界面
活性剤を入れたりして、溶解速度を上げることは
可能であるが、濃度管理上、濃度を上げられない
場合も多く、また工程の複雑化、不純物の混入を
招き得策でない。 本発明の目的は亜鉛溶解液の不純物による汚染
をもたらすことなく溶解液中で亜鉛及び亜鉛合金
の溶解を迅速且つ容易に促進する方法を提供する
ことにある。 本発明に従つて、亜鉛及び亜鉛合金を溶解液中
でステンレスと接触させることを特徴とする、亜
鉛の溶解促進方法を提供する。 本発明によれば、溶解時に亜鉛をステンレスに
接触させるだけで亜鉛ドロス、硬亜鉛なみの又は
それ以上の溶解速度をうることができる。しかも
ステンレスの面積を選ぶことにより亜鉛の溶解速
度を自由に調節することができる。 本発明の適用可能な溶解液は亜鉛溶解性であ
り、かつステンレスを浸さない溶液ならいかなる
溶液も可能で、酸、アルカリ類、さらに防食亜鉛
用途では天然水、海水の使用も可能である。 本発明におけるステンレスとは13Cr、18Crお
よび18Cr−8Ni鋼で代表される高合金鋼、および
18−8系よりもさらに高NiでしかもMoとCuを含
んだ高級ステンレス鋼である。 従来から異種金属との接触環境において金属の
腐食が著しく促進される現象は接触腐食ないしは
ガルバニツクコロージヨンとして知られている。
従つて亜鉛に対して電気化学的に貴なる金属を接
触させれば亜鉛の溶解が促進されるであろうこと
は予測できる。しかしこの場合銅、鉄による汚染
の問題があり、使用範囲も限られている上、促進
効果はせいぜい2倍から5倍程度である。そのほ
かに、白金、金、銀は効果的であるが、高価であ
ることから工業的使用には向かない。これに対し
て、ステンレスは白金、金、銀に比べ電極単位が
卑であるにもかかわらず、これら貴金属との接触
程度、ないしはそれ以上の溶解促進効果を有し、
しかも工業材料としても手頃で、比較的低コスト
である。溶解液組成によつて耐食性の良好なステ
ンレスを選べば、ステンレスの消耗も無く、不純
物汚染の恐れは全く無い上、ステンレスの効果は
半永久的である。 本発明は溶解液組成、温度、前後工程を変える
ことなく、亜鉛および亜鉛合金を単独溶解の場合
の5倍〜10倍、ないしは10倍以上も迅速に溶解す
る方法なので、利用度は大きい。 以上述べたように本発明の効果は大きいため、
単に溶解促進のみならず、亜鉛濃度調整、電気防
食用亜鉛陽極の効果促進等の利用例も挙げられ
る。 本発明の効果を十分に発揮させるためには、板
状よりも網状のステンレスが有効で、しかもステ
ンレス全体のみかけ上の面積が広い程良い。接触
の方法としては溶解液中で接触させても、導線で
連絡させても良いが、導線で連絡した場合には、
亜鉛および亜鉛合金とステンレスの距離を小さく
とる必要がある。なお、溶解時に水素ガス等の発
生があるので、ガスが逃げやすい形で接触させる
ことが好ましい。 工業的な利用方法としてはステンレス板、格
子、網製のコンテナ、バツグ、バスケツト内に亜
鉛および亜鉛合金を詰め、溶解液中に浸漬する方
法、溶解槽の内張りをステンレス板、格子、網製
とし、直接亜鉛および亜鉛合金を投入して接触さ
せる方法がある。 次に本発明の実施例を掲げる。 (1) 試験条件 ア 溶解試料 電気亜鉛 重量11g サイズ10×10×15mm 表面積 8cm2 精製ドロス 重量11g サイズ10×10×15mm 表面積 8cm2 イ 溶解試料組成例(単位%)
【表】
ウ 溶解液
(a) 希硫酸水溶液
20、100、150、200g/
(b) 希塩酸水溶液
20、150g/
(c) 希水酸化ナトリウム水溶液
20、150g/
いずれも一級試薬を使用した。
温度は60±5℃一定とした。
エ 接触金属の種類(12cm2に統一)
鉛板、銅板、鉄板、チタン板、白金板、ス
テンレス板、銅網、ステンレス網(ステンレ
スは18Cr−8Ni鋼) オ ステンレス網の大きさ 面積 12、32、50cm2(みかけ面積) タイラーメツシユ 16、200 カ 接触方法 直接:試料を金属板ないし網の上に直接静置 間接:板状試料と金属板を導線にて連絡 (2) 測定方法 いずれも1時間後の溶解試料重量減を求め、
比較した。 (3) 効果判定方法 金属板ないし網と接触しない電気亜鉛試料の
1時間後の重量減を1とし、各試料の減量比率
を求めた。 実施例1〜2、比較例1〜8 溶解液として20g/H2SO4を用い、比較例の
ため接触金属の種類を変え乍らテストを行つた結
果を第1表に示す。また比較のため金属板あるい
は網と接触しない電気亜鉛、精製ドロス単独の場
合の溶解テストの結果も示す。
テンレス板、銅網、ステンレス網(ステンレ
スは18Cr−8Ni鋼) オ ステンレス網の大きさ 面積 12、32、50cm2(みかけ面積) タイラーメツシユ 16、200 カ 接触方法 直接:試料を金属板ないし網の上に直接静置 間接:板状試料と金属板を導線にて連絡 (2) 測定方法 いずれも1時間後の溶解試料重量減を求め、
比較した。 (3) 効果判定方法 金属板ないし網と接触しない電気亜鉛試料の
1時間後の重量減を1とし、各試料の減量比率
を求めた。 実施例1〜2、比較例1〜8 溶解液として20g/H2SO4を用い、比較例の
ため接触金属の種類を変え乍らテストを行つた結
果を第1表に示す。また比較のため金属板あるい
は網と接触しない電気亜鉛、精製ドロス単独の場
合の溶解テストの結果も示す。
【表】
実施例 3〜7
溶解液として20g/H2SO4を用い、ステンレ
ス網の面積及び網目を変え乍らテストを行つた結
果を第2表に示す。
ス網の面積及び網目を変え乍らテストを行つた結
果を第2表に示す。
【表】
実施例8〜10、比較例9〜11
ステンレス網(みかけ面積12cm2、網目16メツシ
ユ)を用い、酸濃度を変え乍らテストを行つた結
果を第2表に示す。比較のためステンレス網と接
触しない電気亜鉛単独の溶解テストを示す。
ユ)を用い、酸濃度を変え乍らテストを行つた結
果を第2表に示す。比較のためステンレス網と接
触しない電気亜鉛単独の溶解テストを示す。
【表】
実施例11〜12、比較例12〜13
溶解液としてHCl水溶液を用い、ステンレス網
(みかけ面積12cm2、網目16メツシユ)との接触に
よるテスト結果を第4表に示す。
(みかけ面積12cm2、網目16メツシユ)との接触に
よるテスト結果を第4表に示す。
【表】
実施例13〜14、比較例14〜17
NaOH水溶液を溶解液として用い、ステンレス
板(みかけ面積12cm2)との接触によるテスト結果
を第5表に示す。比較のためCu板(みかけ面積
12cm2)との接触の場合及び金属板と接触しない電
気亜鉛単独の場合のテスト結果を示す。
板(みかけ面積12cm2)との接触によるテスト結果
を第5表に示す。比較のためCu板(みかけ面積
12cm2)との接触の場合及び金属板と接触しない電
気亜鉛単独の場合のテスト結果を示す。
【表】
前記実施例の第1表及び第2表にもとづき、20
g/H2SO4溶解液中の接触金属の種類による亜
鉛溶解量と溶解時間との関係を第1図に示す。 また第5表にもとづき、NaOH150g/溶解液
における亜鉛溶解量と溶解時間との関係を第2図
に示す。 実施例 15 ステンレス板(みかけ面積12cm2)との接触方法
を間接とし、導線にて連絡された距離を1cmと
し、実施例1と同様にしてH2SO420g/溶解液
中における亜鉛溶解量(1時間後重量減)を測定
したところ、0.509gであり、実施例1の直接接
触方法に対する比率は0.76である。 実施例からみてわかるように、他種金属に比べ
ステンレス板、ステンレス網の効果が顕著で、精
製ドロスをしのぐ溶解速度であつた。 ステンレスのみかけの全体面積を大きくするこ
とにより効果はさらに増し、白金をしのぐ溶解速
度となつた。 ステンレスの効果は硫酸のみならず、塩酸、水
酸化ナトリウムの場合にも顕著で、亜鉛溶解性の
溶液であればいかなる液も適用可能である。ただ
し侵食の激しい液の場合にはステンレスの種類に
よつては溶出が起こるので、耐食性の良いステン
レスを選択する必要がある。 ガス抜けの効果から見て、板よりも網の方が効
果的であつた。網のメツシユは直接影響していな
いが、網目が密になりすぎるとガスが留まりやや
効果を減じた。 接触方法を間接的に導線で接触させる場合に
は、試料と接触金属の距離を1cm以内にすること
が効果的であつた。 温度はすべて60±5℃としたが、常温でも効果
がある。
g/H2SO4溶解液中の接触金属の種類による亜
鉛溶解量と溶解時間との関係を第1図に示す。 また第5表にもとづき、NaOH150g/溶解液
における亜鉛溶解量と溶解時間との関係を第2図
に示す。 実施例 15 ステンレス板(みかけ面積12cm2)との接触方法
を間接とし、導線にて連絡された距離を1cmと
し、実施例1と同様にしてH2SO420g/溶解液
中における亜鉛溶解量(1時間後重量減)を測定
したところ、0.509gであり、実施例1の直接接
触方法に対する比率は0.76である。 実施例からみてわかるように、他種金属に比べ
ステンレス板、ステンレス網の効果が顕著で、精
製ドロスをしのぐ溶解速度であつた。 ステンレスのみかけの全体面積を大きくするこ
とにより効果はさらに増し、白金をしのぐ溶解速
度となつた。 ステンレスの効果は硫酸のみならず、塩酸、水
酸化ナトリウムの場合にも顕著で、亜鉛溶解性の
溶液であればいかなる液も適用可能である。ただ
し侵食の激しい液の場合にはステンレスの種類に
よつては溶出が起こるので、耐食性の良いステン
レスを選択する必要がある。 ガス抜けの効果から見て、板よりも網の方が効
果的であつた。網のメツシユは直接影響していな
いが、網目が密になりすぎるとガスが留まりやや
効果を減じた。 接触方法を間接的に導線で接触させる場合に
は、試料と接触金属の距離を1cm以内にすること
が効果的であつた。 温度はすべて60±5℃としたが、常温でも効果
がある。
第1図は各種の接触金属を使用する場合の20
g/H2SO4溶解液中の亜鉛溶解量と溶解時間と
の関係を示す。第2図は150g/NaOH溶解液に
おける亜鉛溶解量と溶解時間との関係を示す。な
お第1図及び第2図において+印接触金属を示
す。
g/H2SO4溶解液中の亜鉛溶解量と溶解時間と
の関係を示す。第2図は150g/NaOH溶解液に
おける亜鉛溶解量と溶解時間との関係を示す。な
お第1図及び第2図において+印接触金属を示
す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 亜鉛および亜鉛合金を溶解液中で、ステンレ
スと接触させることを特徴とする、亜鉛の溶解促
進方法。 2 ステンレスを板状、網状あるいは格子状とし
て接触させる第1項の亜鉛の溶解促進方法。 3 亜鉛および亜鉛合金とステンレスを導線にて
連絡し、間接的に接触させる第1項の亜鉛の溶解
促進方法。 4 ステンレス製のコンテナ、バツグ、バスケツ
ト、槽を亜鉛および亜鉛合金の浸漬用容器として
用いる第1項の亜鉛の溶解促進方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10185778A JPS5532701A (en) | 1978-08-23 | 1978-08-23 | Facilitating method for dissolution of zinc and zinc alloy |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10185778A JPS5532701A (en) | 1978-08-23 | 1978-08-23 | Facilitating method for dissolution of zinc and zinc alloy |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5532701A JPS5532701A (en) | 1980-03-07 |
JPS6141851B2 true JPS6141851B2 (ja) | 1986-09-18 |
Family
ID=14311685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10185778A Granted JPS5532701A (en) | 1978-08-23 | 1978-08-23 | Facilitating method for dissolution of zinc and zinc alloy |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5532701A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10655120B2 (en) | 2011-03-21 | 2020-05-19 | The University Of Newcastle Upon Tyne | Transport of cells in hydrogels |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5935421B2 (ja) * | 1981-05-19 | 1984-08-28 | 日本鉱業株式会社 | メッキショット塊用亜鉛基鉄合金及び亜鉛基鉄合金メッキショット塊 |
EP1972600A1 (de) * | 2007-03-21 | 2008-09-24 | MDC Max Dätwyler AG Bleienbach | Tragvorrichtung für die Galvanotechnik |
JP2012037077A (ja) * | 2010-08-04 | 2012-02-23 | Panasonic Corp | 溶解装置及びそれを備えた給湯装置 |
-
1978
- 1978-08-23 JP JP10185778A patent/JPS5532701A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10655120B2 (en) | 2011-03-21 | 2020-05-19 | The University Of Newcastle Upon Tyne | Transport of cells in hydrogels |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5532701A (en) | 1980-03-07 |
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