JPS6141202A - 車載受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車等の車輛にて衛星放送を受信できるよ
うにする車載受信装置に関する。

従来例の構成とその問題点 従来よシ、自動車においてテレビジョン放送を受信する
装置として、モノボールアンテナを組合わせて構成した
ダイパーシティアンテナを自動車のルーフサイドに取り
付け、これによりＶＨＦ帯のテレビジョン放送を受信す
るものが用いられている。

ところが、かかる従来の装置においては、部会地域や山
岳地域ではゴースト妨害が多くて良好な受信映像が得ら
れず、また、放送アンテナから離れた地域や途中に山等
があって電界強度が弱い場合にも受信状態が悪くなる等
、制約が非常に多いという不都合があった。

発明の目的 本発明は、かかる従来の欠点を解消して、受信場所によ
る制約を受けることが少く、常にテレビジョン放送等毛
自動車等の車輛で良好に受信することができるとともに
、そのためのアンテナの方向調整を容易に行うことので
きる車載受信装置を提供することを目的とするものであ
る。

発明の構成 本発明においては、受信場所が常に変化するという自動
車等の車輛の特性に鑑み、受信場所の如何にかかわらず
直接波を良好に受信することができる衛星放送信号を車
輛で受信するようにし、その受信用のアンテナを、車輌
の走行に妨げとならないように起倒自在かつ回転自在に
設け、その起倒・回転機構を設けるとともに、そのアン
テナを車内から簡単に所定の放送衛星の方向に調整する
ことができるように車内に操作機構を設け、起倒回転機
構との間を機械的に連結したものである。

実施例の説明 以下、本発明を自動車における衛星テレビジョン放送受
信用に実施した一実施例の車載受信装置について、添付
図面を参照して説明する。

第１図に、衛星テレビジョン放送受信用のパラボラアン
テナ１を自動車２の屋根３の上に設置した状態を示す。

この装置では、屋根３に一対の軸受４を設けてその間に
起倒用の支持部材５を回動自在に支持し、その中に傾き
調整用のボルト６を回転自在に設けている。支持部材６
には一対の支持板７を設け、その先端部に多少縦長の透
孔を設けて支軸８を挿通し、ポール９を回動自在に支持
する。ポール９の基部はボルト６に嵌め合わせたナラ）
１０に回動可能に取付ける。また、自動車２の屋根３の
上面に、第２図に示すように一対のレール１１を取り付
け、起し案内用の調整部材１２の一端をこのレール１１
に摺動自在に支持するとともに、他端を支持板７の先端
部の裏面に回動自在に取り付ける。

一方、ポール９の先端部には結合箱１３を回動自在に取
り付け、これにパラボラアンテナ１の反射板１４のフレ
ーム１６を支軸１６により回動自在に取り付ける。フレ
ーム１５には仰角指示用の重り１７と目盛１８とを設け
ている。

１９はアームによってパラボラアンテナに取り付けた一
次放射器およびＳＨＦコンバータである。

次に、上記のパラボラアンテナを起倒および回転させて
その方向を調整する手段について説明する。

まず、第６図に示すように、軸受４の部分において、軸
受板２０，２１．２２を設けるとともに、支持部材６に
歯車２３を固定し、これに噛み合う歯車２４を軸受板２
０に設ける。また、ボルト６の一端部に歯車２６を固定
し、これに噛み合う歯車２６を軸受板２２に設ける。こ
れらの歯車２４゜２６にフレキシブルな同軸状回転伝達
ワイヤー２７．２８の芯線２９，３０の一端を固定する
。

その外被は固定具３１．３２により軸受板２０゜２２に
固定する。ワイヤー２７．２８の他端は自動車の車内に
導き、車内に設けた操作板３３に固定具３４．３５によ
り固定するとともに、その芯線２９，３０の先端に操作
用のハンドル３６．３７に歯車３８を固定し、これに噛
み合う歯車３９を結合箱１８に設ける。また、支軸１６
の一端を結合具４ｏによりパラボラアンテナのフレーム
１５に結合するとともに、この支軸１６に歯車４１を固
定し、これに噛み合う歯車４２を結合箱１３に設ける。

これらの歯車３９．４２にフレキシブルな同軸状回転伝
達ワイヤー４３．４４の芯線４６゜４６の一端を固定す
る。その外被は固定具４７゜４８により結合箱１３に固
定する。ワイヤー４３゜４４の他端は、ポール９に設け
た窓４９．５０からポール９の内部に通して下端から引
き出し、支持部材６を貫通して車内に導き、操作板３３
に固定するとともに、その芯線４５．４６の先端に操作
用のハンドル５１．５２を取り付ける。

次に、このような構成の装置の動作について説明する。

まず、自動車２を運転して走行する時には、パラボラア
ンテナ１を起していると過大な風圧が加わって危険であ
るので、第１，３図に示すようにパラボラアンテナ１を
倒して屋根３の上に伏せた状態にしておく。

次に、自動車２を停止して衛星テレビジョン放送を受信
するときには、まず、車内の操作板３３のハンドル３６
を回し、その回転をワイヤー２７を介して歯車２４に伝
達することにより、歯車２３を介して支持部材６を回転
させ、パラボラアンテナ１を第２．４．５図に示すよう
に起す。この状態で、ハンドル３７を回すことによりワ
イヤー２８を介して歯車２６．２５を回転させ、ボルト
６を回転させることによりナツト１Ｑを介してボール９
の基部を左右に調整する。これらハンドル３６゜３了の
操作をくり返して、ポール９が鉛直になるように調整す
る。ポール９が鉛直になったか否かを検出する手段を第
８，９図に示す。これは、ポール９の上端部の内部にユ
ニバーサルジヨイント６３を介して重り６４を吊り下げ
、その周囲４方向に圧力センサ６５ａ〜６６ｄを設けた
もので、第９図に示すように各圧力センサ５５ａ〜５ｅ
ｓｄの出力を２組の差動増幅器５６．５７に加え、それ
らの出力のバランス状態に応じてメータ５８゜６９でポ
ール９の傾き状態を表示するようにしている。たとえば
、メータ６８がポール９の左右方向の傾きを示し、メー
タ６９が前後方向の傾きを示す。そこで、メータ５８．
５９の指示がいずれもセンターになるようにハンドル３
６．３７を操作して、ポール９を鉛直にする。

次に、この鉛直状態で、パラボラアンテナ１の反射板１
４を所定の仰角にするようにフレーム１６を結合箱１３
に対して回動させる。その仰角は、国内の地域によって
放送衛星をのぞむ角度が異なるので、マニュアル等によ
って調べ、操作板のノ・ンドル６２を回し、ワイヤー４
４を介して歯車４１．４２を回転させることにより支軸
１６を回転させてフレーム１６を結合箱１３に対して回
動させることにより、その所定の仰角にするように調整
する。

最後に、操作板３３のハンドル５１を回し、ワイヤー４
３を介して歯車３９を回転させることにより、歯車３８
を介して結合箱１３をポール９のまわりに回転させてパ
ラボラアンテナ１を回転させ、放送衛星からのテレビジ
ョン信号を受信できる方向を見つけ、最大感度の方向に
向ける。このとき、ポール９が鉛直になっていることが
大切℃鉛直になっていないと向きによって仰角が変わっ
てしまうので信号をうまくとらえることができない。特
に、自動車においてはその停車している場所によって車
体が傾いていることが多いので、前述の鉛直検出手段に
よってポール９の傾きを検出し、車体の傾きにかかわら
ずポール９を鉛直に調整することができるようにしてお
くことが有効である。

このようにしてパラボラアンテナ１の方向を調整するの
であるが、このパラボラアンテナ１が放送衛星の方向に
正しく向いたか否かを車内のテレビジョン受像機の画面
を見ながら判断するようにしたのでは、大変見づらく不
便である。

そこで、本装置では、第１０図に示すように、衛星テレ
ビジョン信号受信用のチューナから受信信号を検出する
回路を設け、最大感度で受信しうる方向になったときに
表示素子６０を点灯させて表示するようにする。この表
示素子６ｏを操作板３３に取り付けておくようにして、
調整の容易化を図っている。すなわち、チューナから受
信信号の一部を取り出して検波増幅回路６１で検波し増
幅する。その出力は、第１１図のように受信信号の大き
さに応じて大きさが変化する電圧となる。

この電圧をピーク値検出記憶回路６２に加え、パラボラ
アンテナ１を１回転させたときの最大電圧を記憶する。

そして、もう１度パラボラアンテナ１を回転させ、その
ときの検出電圧とピーク値検出記憶回路６２で記憶して
いる最大電圧とを比較回路６３で比較し、回転途中で検
出電圧が記憶している最大電圧と等しくなったとき、す
なわち最大感度で受信しうる方向になったときに出力を
発生して表示素子ｅｏを点灯させる。これにより、使用
者は、表示素子６ｏを見ながらパラボラアンテナ１を回
転させ、これが点灯したときにパラボラアンテナ１の回
転を中止してその方向に固定すればよく、きわめて容易
に最適方向に調整することができる。

なお、かくして方位を調整した後には、リセットスイッ
チ６４でピーク値検出記憶回路６２をリセットし、同様
の操作を仰角の調整についてもぐり返すことによって、
仰角も最適角度（最大感度が得られる角度）に調整する
ことができる。

なお、最高感度方向検出表示手段は、他のものであって
もよい。

このようにして、車内からパラボラアンテナ１を容易に
放送衛星の方に正確に調整することができ、全国いずれ
の場所からも目前に直接遮蔽物が無い限シ放送衛星から
のテレビジョン信号を直接に受信することができる。従
って、山間地等のように通常のテレビジョン放送の電波
の届かない場所に自動車で移動した場合にもテレビジョ
ン放送を視聴することができる。また、部会地において
も、ビル等によるゴーストに影響されない良好なテレビ
ジョン画像を見ることができる。

視聴を終れば、再びハンドル３６．３７，５１゜６２を
操作することによりパラボラアンテナ１を屋根３の上に
倒し、走行することができる。

なお、以上の実施例においてはパラボラアンテナを用い
る場合について説明したが、この他にもクランク型マイ
クロストリップアンテナの理論を応用した平面形のマイ
クロ波アンテナ等の各種のアンテナを用いてもよく、ま
た、放送衛星からの放送信号としてはテレビジョン放送
以外にＰＣＭによる音声放送等も受信することができる
。

また、上記実施例においては、パラボラアンテナを起倒
および回転させる機構として歯車機構を用いたが、その
他にもレバー機構やカム機構を用いてもよい。また、起
倒・回転機構と操作機構とを連結する機構としても、引
張方式のワイヤーあるいはチェーンや歯車機構等の任意
の機械的連結機構を用いることができる。

さらに本発明は、自動車の他にも、各種の車輛に広〈実
施することができるものである○発明の効果 このように、本発明によれば、自動車等の車輛にアンテ
ナを起倒自在かつ回転自在に設けるとともに、そのアン
テナの起倒および回転を車内の操作部から操作すること
ができるようにしたので、アンテナの方向をきわめて容
易に所定方向に調整することができ、車輛でいずれの場
所に移動しても放送衛星からの直接の信号を良好に受信
することができて良質の放送受信を行うことができる。

また、そのパラボラアンテナの起倒および回転のための
機構と車内に設けた操作機構との間を機械的な結合手段
によって結合するようにしたので、故障することがきわ
めて少くて信頼性の高い装置を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における車載受信装置のアン
テナを倒した状態の斜視図、第２図はその起した状態の
斜視図、第３図はその倒した状態の断側面図、第４図、
第６図はその起した状態の断側面図、断正面図、第６図
はその軸受部分の詳細な断正面図、第７図はその結合箱
の部分の詳細な断平面図、第８図ａ、ｔ）は同装置に用
いる傾き検出装置の一例の一部破断斜視図、断正面図、
第９図はその回路図、第１０図は同装置に用いる表示回
路の回路図、第１１図はその出力特性図である。 １・・・・・パラボラアンテナ、２・・・・・・自動車
、３・・・・・・屋根、６・・・・・・支持部材、６・
・団・ボルト、９・・呻ポール、１０・・・・・・ナツ
ト、１３・・・・・・結合箱、１４・・・・・・反射板
、１６・・・・・・フレーム、２０．２２・・・・・・
軸受板、２３　、２４　、２５　、２６・・・・・・歯
車、２７゜２８・・・・・・同軸状回転伝達ワイヤー、
２９．３０・・・・・・芯線、３３・・・・・・操作部
、３６．３７・・・・・ハンドル、３８．３９，４１．
４２・・・・・・歯車、４３．４４・・・・・・同軸状
回転伝達ワイヤー、４５．４６・旧・・芯線、６１．５
２・川・・ハンドル。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第３
図 二５図 第６図 第７図 第８図 ａ　　　し 第９図 第１０図 第１１図 方イ女角

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 自動車等の車輛に起倒自在かつ回転自在に設けられた衛
   星放送受信用のアンテナと、上記アンテナを起倒および
   回転させる起倒・回転機構と、上記アンテナの起倒およ
   び回転を操作するように上記車輛内に設けられた操作機
   構と、上記起倒・回転機構と操作機構とを機械的に連結
   する連結機構とを備えた車載受信装置。