JPS6141111A

JPS6141111A - 鏡筒位置決め調整器

Info

Publication number: JPS6141111A
Application number: JP16262884A
Authority: JP
Inventors: Masaomi Sugawara; 菅原　正臣
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1984-08-01
Filing date: 1984-08-01
Publication date: 1986-02-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】技術分野本発明は、外枠に嵌挿された鏡筒を該外枠にビス止めす
る際に該鏡筒の軸方向の位置決めを精密に行うための鏡
筒位置決め調整器に関するものである−０従来技術顕微鏡等の光学装置の製作においては、第６図に示した
如く、鏡筒ｌを外枠２に嵌挿し、外枠２に設けられた軸
方向に沿う長孔２ａ全通して固定ビス３を鏡筒１に螺着
することＫよりワーク４とし、このワーク４の鏡筒１と
外枠２との軸方向の相対位置を調整した後固定ビス３を
締め込むことにより鏡筒１を外枠２に固定する作業があ
る。そのため、従来は第７図に示した如く、ワーク４の
外枠２をワークステージ５に取付け、微小送り装置６の
爪６ａを鏡筒１の端部に掛合させて鏡筒１を軸方向に微
小移動せしめ、鏡筒１が所定位置にきた時ドライバー７
により固定ビス３を締め込むことにより鏡筒１を外枠２
に固定するようにしていたが、固定ビス３を締め込む際
のドライバー７による押圧力により鏡筒１がわずかでは
ちるがビス止めされる側とは反対側へ移動せしめられ、
その結果鏡筒１が外枠２に完全に締結固定されるまでの
間固定ビス３の頭部と外枠２とが可動状態で、接触し続
けるのでその際の摩擦作用により鏡筒１が調整位置から
ずれてしまいそのまま固定されてしまうという問題がち
った。特に、光学装置の鏡筒の位置決め精度は数μｍを
要求されているため。

固定時のこのようなずれは許されないものでちった。そ
こで、このようなずれを防止するために。

（１）例えば第８図及び第９図に示した如く、ビス止め
側とは反対側において鏡筒１と外枠２との間に押えバネ
８を挿入することにより鏡筒１をビス止め側へ押しつけ
つつ位置調整をしてから固定ビス３を締め付ける方法、
（２）図示されていないが、予め固定ビス３をある程度
仮締めしておいて鏡筒１の位置調整をしてから固定ビス
３を強く締め付ける方法が考えられた。ところが、（１
）についてはスペースの関係であまり強いバネを挿入す
ることができず、その結果固定ビス３を強く締め付ける
時に鏡筒１がやはりずれてしまうという問題がちった。

又、調整のし直しをする必要がちるため、調整時間が長
くなるという問題もち・りた。又、（２）については仮
締めの力量の調整が困難であると共に、鏡筒１を動かす
のに強い力を必要とするため微小送り装置６の爪６ａに
大きな負荷がかかり操作性が良くないという問題がちっ
た。

目的本発明は、上記問題点に鑑み、外枠に対して鏡筒を位置
決め調整後その位置からのずれをほとんど生じさせずに
精密且つ短時間に固定し得ると共に操作性も良い鏡筒位
置決め調整器を提供せんとするものでちる。

概要本発明による鏡筒位置決め調整器は、外枠を基準位置に
保持するワークステージと、鏡筒−を爪を介して軸方向
に微小移動せしめる送シ装置と、前記外枠に設けられて
いて鏡筒をビス止め側へ押圧する押しビンとから構成さ
れていることにより。

鏡筒の位置決め調整及び固定の際に鏡筒が常にビス止め
側へ押し付けられているようにしたものである。

実施例以下、第１図及び第２図に示した一実施例に基づき上記
従来例と同一の部材には同一符号を付して本発明の詳細
な説明すれば、１０はワークステージ５が固定された背
板である。ワークステージ５にはワーク４の外枠２を精
度良く基準位置に取付けるための取付穴５ａと該取付穴
５ａと直交するドライバ挿入穴５ｂとが設けられていて
、ワーク４を取付穴５ａに嵌挿し図示しない取付ビスに
より強固に固定し得るようになっていると共に。

その固定の際にビス３がドライバ挿入穴５ｂと符合すべ
く位置決めされるようになっている。又。

ワークステージ５には、ドライバ挿入穴５ｂと反対側に
おいて、鏡筒１をビス止め側へ押圧する押しビン１１と
、該押ピン１１を鏡筒１側に付勢するコイルノ々ネ１２
と、該押しビン１１の外方端と緩く嵌合し且つコイルバ
ネ１２の弾力を調整するためのナツト１３とが設けられ
ている。１４は背板１０に固定された縦ガイド、１５は
縦ガイド１４に上下移動可能に支持された横ガイド、１
６は横ガイド１５に水平方向に移動可能に支持された水
平移動板、１７は水平移動板１６に螺着されたつまみ、
１８は横ガイド１５に固着されていてつまみ１７の移動
範囲を規制しているストツノク、１９は水平移動板１６
に固着されていて鏡筒１の端部に係合し得る爪、２０は
一端が爪１９に固着されていると共に他端が押しビン１
１に連結された連結板、２１は背板１０に支持され且つ
先端が横ガイド１５に連結されていて横ガイド１５及び
これに固着された全ての部材を上下方向（ワーク４の軸
方向）に微小移動せしめる送シ装置である。

本発明による鏡筒位置決め調整器は上述の如く構成され
ているから、まずワーク４をワークステージ５に取付け
ない状態においては、水平廖動板１６を第１図左方に移
動せしめておくため、押しピン１１が取付穴５ａ内に突
出しないと共に爪１９が鏡筒１の端部から外れた位置に
ある。この状態で、ワーク４の外枠２を取付穴５ａ内に
挿入しワクステージ５に対して固定する。次に、水平移
動板１６を第１図右方に移動せしめると、押しピン１１
の内方端が外枠２のビス止め側とは反対側の長孔２ａを
通って鏡筒１に当接しバネ１２の弾力により鏡筒１をビ
ス固定側に押し付けると共に。

爪１９が鏡筒１の端部に係合する。この時押しピン１１
の軸方向の動きは横ガイド１５に沿って行われるため、
押しピン１１が鏡筒１に突き当たった時の反動により爪
１９が鏡筒１から外れる虞れがあるが、つまみ１７を締
め込んでストツノξ１８に圧着せしめることにより押し
ピン１１及び爪１９を所定位置にて固定することができ
る。又、押しピン１１の鏡筒１を押す力の強さは、ナツ
ト１３全進退せしめてバネ１２の弾力を変えることによ
り調節することができる。次に、送り装置２１により爪
１６を上下に微小移動させれば鏡筒１の外枠２に対する
軸方向位置が調整され、その後固定ネ−）３を締め込む
ことにより鏡筒１が外枠２に固定されるが、この場合押
しピン１１により鏡筒１が常にビス止め側へ押し付けら
れているので、固定ビス３の頭部が外枠２に接している
時間が短くな！ｌ１１その結果鏡筒１の位置ずれがほと
んど生じ１６と押しピン１１が連結板２０を介して連結
されていてそれらの相対位置が変化しないので、押しピ
ン１１が鏡筒１の外周面上をすべらずに常に同じ位置を
押していることになり、このことが位置ずれを一層起こ
り難くしている。従って、調整のし直しをせずに済み、
調整時間が短縮される。

又、上述の如、く爪１６と押しピン１１の水平移動が同
時に行われるので１操作が容易となり操作性が向上する
。

第３図及び第４図は第二の実施例を示しており。

これはつまみ１７をビン２２全介して水平移動板１６に
爪１９及び押しピン１１が移動する方向と直角な面内に
て回動可能に枢着すると共に、ストッパ１８に爪１９及
び押しピン１工の移動方向と該方向と直角の方向とを有
するＬ字形の長孔を設けて、セット状態即ち爪１９が鏡
筒１の端部に係合し且つ押しピン１１が鏡筒ＩＶｃ当接
した状態でつまみ１７がストツノぐ１８の長孔の縦方向
部分に落ち込むことにより係止作用が発揮されるように
なっている。従って、容易に而も強い外力（締め付は力
）を加えることなく爪１９及び押しピン１１を所定の位
置に固定することができる。又、第３図に示した如く押
しピン１１の先端形状を錐形にしているので、鏡筒１へ
の押圧力が偏らなくなる。

第５図は第三の実施例を示しており、これは上記第二の
実施例の構成に加えて、押しピン１１の外方端を外部へ
突出せしめると共に、押しピン１１を更に鏡筒１に押し
付けるための抑圧ネジ２３を軸方向と直角な方向に移動
可能な例えばリニアガイド、スイベル等の移動部材２４
に軸方向に進退可能に螺着し、抑圧ネジ２３を押しピン
１１の軸上にセットしたり退避させたりするようになっ
ている。従って、爪１９により鏡筒１の位置を調整して
いる間はコイルバネ１２の弾力により鏡筒１を外枠１に
押し付け、固定ビス３を締め込んで固定する時は抑圧ネ
ジ２３により更に強い力で鏡筒１を外枠１に押し付ける
ようにすることができるので、鏡筒１の位置調整時に送
り装置２１にかかる負荷を小さくすると共に、ビス締付
は時に鏡筒１の軸方向のずれを極力押えることができる
。又。

てやれば良い。

発明の効果上述の如く１本発明による鏡筒位置決め調整器によれば
、外枠に対して鏡筒を位置決め調整後その位置からのず
れをほとんど生じさせずに精密且つ短時間に固定し得る
と共に、操作性も向上するという実用上重要な利点を有
している。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は夫々本発明にょる鏡筒位置決め調整
器の一実施例の縦断面図及び側面り、第３図及び・第４
図は夫々第二の実施例の縦断面図及び側面図、第５図は
第三の実施例の縦断面図、第６図はワーク４の斜視図、
第７図は従来例の縦断面図、第８図は他のワーク４の断
面図、第９図は第８図ＩＸ−Ｄ（線に沿う断面図でちる
。１・・・鏡筒、２・・・外枠、２ａ・・・長孔、３・・
・固定ビス、　　ｌ・・ワーク、５・・・ワークステー
ジ、５ａ・・・取付穴、１０・・・背板、１１・・・押
しビン、拌枦；＝≠；；覗噴辷１２・・・コイルノ々ネ
、１３・・・ナツト、１４・・・縦ガイド、１５・・・
横ガイド、１６・・・水平移動板。１７・・・つまみ、１８・・・ストツノ々、１９・・・
爪、２０・・・連結板、２１・・・送り装置、２２・・
・ビン、２３・・・押圧ネジ、２４・・・移動部材。第１図第３図第４図第５図ｌ１６図　　　オフ図１８図手続補正書（自発）昭和６０年　１月２１日

Claims

【特許請求の範囲】

（１）外枠に嵌挿された鏡筒を該外枠にビス止めする際
に該鏡筒の位置決めを行うための鏡筒位置決め調整器に
おいて、外枠を基準位置に保持するワークステージと、
鏡筒を爪を介して軸方向に微小移動せしめる送り装置と
、前記ワークステージに設けられていて鏡筒をビス止め
する側へ押圧する押しピンとから構成したことを特徴と
する鏡筒位置決め調整器。
（２）押しピンと爪が連結されていて、押しピンの鏡筒
への当接離脱と爪の鏡筒への係合離脱とを同時に行うよ
うにしたことを特徴とする特許請求の範囲（１）に記載
の鏡筒位置決め調整器。
（３）押しピンがバネにより付勢されていて、押しピン
が鏡筒へ当接した状態で爪の鏡筒の径方向への動きを止
める停止装置を設けたことを特徴とする特許請求の範囲
（２）に記載の鏡筒位置決め調整器。