JPS6140423A - エンジンの出力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、アイドリング運転時の燃焼を改善するため
のエンジンの出力装置に関する。

〔発明の技術的背景〕

一般的にエンジンのアイドリンク運転では、排ガス中に
燃料の未燃焼成分すなわちＨＣ（）・イドロカーゼン）
が多く含まれる傾向にある。このＨＣ成分を減少させる
ためには、アイドリング開度を上げて燃焼を改善させる
ことが最も有効である。しかしこれに付随して必然的に
アイドリング回転数が上昇する。車両用のエンジンでは
、アイドリング回転数が高いことは好ましくないので、
何らかの方法によって回転の上昇を押える必要がちる。

１つの方法としてクランクシャフトにメカロスを与えれ
ばよいが、単純にメカロスを付加した場合には走行時の
馬力損失が大きく実用的ではないし、メカロスによる発
熱や焼付などの障害が生じ、メカロス機構の耐久性など
に間層があった。

〔発明の目的〕

この発明は、上記の問題点に鑑み、流体的なメカロス機
構により２次的な障害を防ぎ、かつアイｐ　ＩＪング運
転時にのみメカロスが有効に作用するようにしたエンジ
ンの出力装置を得ることを目的とする。

〔発明の概要〕

上記の目的を達するため、この発明の出力装置は次のよ
うに構成される。

固定ブレードとこれに近接して対向する回転ブレードと
を収容すると共にオイルを充填したケーシングを備え、
エンジン出力軸に連係させた回転プレーｔ’ｔ　％エン
ジンアイドリング回転時においてのみ固定ブレードとの
間に相対回転が生ずるようにしたものである。

これによシ、アイドリング運転時には、回転ブレードか
ケーシングに対して回転し内部のオイルを回転させよう
とするが、固定ブレードが回転を阻止するように作用す
ることによって強い負荷となフ、アイドリング開度を高
く設定してもエンジン回転は上昇を抑えられる。他方ア
イｈｅ　ＩＪソング度を上げたことによシ、燃焼が改善
されてエンジン排ガス中のＨＣ成分は減少する。

アイドリング運転から発進すると、ケーシングが一体に
回転するか、回転ブレードと出力軸とが切離されて、回
転ブレード、固定ブレードの相対回転が止み、メカロス
作用が消えて馬力損失を防ぐ。

〔発明の実施例〕

以下この発明の実施例を図に就いて説明する。

第１図において、符号１で示したのはエンジンクランク
軸で、プライマリドライブギア２が回転自在に軸支され
、このプライマリドライブギア２には発進クラッチを介
して回転を伝える。すなわち、クランク軸１に固定され
たドライブブレード３に遠心シュー４が配置され、プラ
イマリドライブギア２と一体のクラッチＩ・クジング５
が遠心シュー４の外周に対設される。クランク軸ｌの回
転が上がると、遠心シュー４とクラツテノーウジング５
が結合してプライマリドリブンギア２が回転する。

°次にクランク軸１には、プライマリドライブギア２と
一体に結合され九ケーシング６が回転自在に軸支される
。ケーシング６内にはケーシング６と一体の固定ブレー
ド７が配置され、これに近接して対向する回転プレー）
′８がクランク軸１に固定されて収められる。さらにケ
ーシング６内にはオイルが充填されている。

以上の構成によム発進クラッチ４．５が作用しないアイ
ドリング運転時は、固定ブレード７と回転プレー）′８
間に相対回転があ夛、オイルを撹拌してメカロスとして
作用する。発進クラッチが作用してプライマリドライブ
ギア２が回転すると、同時にケーシング６が回転し、固
定９回転ブレード７．８が一体になりメカロスは消える
。

第２図、第３図は他の実施例を示す。

プライマリドライブギア２の外側には、キックドリブン
ギア９がクランク軸１に固定されている。

ケーシング６＆はクランク軸１に回転自在に軸支され、
固定プレー１７と回転ブレード８の構成は第１図のもの
と同様である。ケーシング６ａの外周にはラチェットギ
ア１０が形成され、エンジンケース１１などに軸支され
た係止爪１２が係合する。係止爪１２はエンジンアクセ
ルレバ−に連動され、アイドリンク運転時はラチェット
ギア１０に係合した状態を保持するが、アクセルを上げ
るとラチェットギア１０から離脱するようになっている
。

以上の構成により、アイドリング運転ではケーシング６
ａが係止爪１２で停止され、回転ブレード８に負荷が加
わってクランク軸ｌのメカロスが増大している。発進時
アクセルを上げると係止爪１２が外れてケーシング６ａ
は自由回転し、通常運転時ではメカロスが加わらない。

第４図、第５図はさらに別個の実施例全治す。

ケーシング６ｂはエンジンケース１１などに一体に固定
され、回転ブレード８０支軸８ａとクランク軸１は分離
している。クランク軸１に固定したドライブブレード１
３に遠心シュー１４が軸支され、スプリング１５によっ
て求心方向に引かれ、その内周面が支１１１８　ａ端の
ドリブンメンノ々１６に圧接、する。

すなわち遠心解放クラッチが介装されている。

アイドリング運転時は、遠心解放クラッチを介してクラ
ンク軸１と回転ブレード８が一体に結合シ、固定ブレー
ド７との間でメカロスを生ずるようになっている。クラ
ンク軸１０回転を上げると、遠心シュー１４がドリブン
メンバー１６から離れ、回転プレーｒ８を解放するので
、負荷は全く消える。

〔発明の効果〕

以上に説明した通シ、この発明に係るエンジンの出力装
置は、オイルを充填したケーシング内に固定ブレードと
回転ブレードを収容し、エンジン出力軸に連係させた回
転ブレードを、エンジンアイドリング回転時においての
み、固定ブレードとの間で相対回転させたもので、これ
が負荷になってアイドリング回転を抑える。従って回転
を不必要に上げることなく、アイドリング開度を上げる
ことができ、排ガスに含まれるＨＣ分を大巾に減少させ
ることができる。しかもアイドリング運転以外はメカロ
スを解消し、馬力損失を防ぐ。このメカロスは流体抵抗
によって生起させるので、機械的な接触と異シ寿命が長
く、発生した熱はオイルによシ拡散される。既設の発進
クラッチを利用することもでき、簡単な構造でコストア
ップ少く、排ガスを改善する上で極めて効果的である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明装置の実施例を示す従断面図、第２図
はこの発明装置の他の実施例を示す縦断面図、第３図は
同第２図Ａ−Ａ矢視断面図、第４図はこの発明装置のさ
らに他の実施例を示す縦断面図、第５図は同第４図Ｂ−
Ｂ矢視断面図である。 １・・・クランク軸、２・・・プライマリドライブギア
、４・・・遠心シュー、５・・・クラッチハウジング、
６゜６ａ　、６ｂ・・・ケーシング、７・・・固定プレ
ーｒ１８・・・Ｄｏ転ラフレード８ａ・・・同支軸、１
ｏ・・・ラチェットギア、１１・・・エンジンケース、
１２・・・係止爪、１４・・・遠心シュー、１５・・・
スプリング、１６・・・トリシンメンバ出願人代理人　
　波　多　野　　　　久第１図 第２図 第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、固定ブレードと、これに近接して対向する回転ブレ
   ードを収めると共に、オイルを充填したケーシングを備
   え、エンジン出力軸に連係させた回転ブレードを、エン
   ジンアイドリング回転時においてのみ、固定ブレードと
   の間に相対回転が生ずるようにしてなることを特徴とす
   るエンジンの出力装置。 ２、エンジン伝導系に設けた第１遠心クラツチの原動側
   に回転ブレードを連結し、従動側にケーシングを結合し
   たことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のエンジ
   ンの出力装置。 ３、ケーシングを回転自在に設けると共にラチエツト歯
   車を固定して係止爪を係合し、エンジンアクセルコント
   ロール部材によつて係止爪の係合、解放を制御するよう
   にしたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のエ
   ンジンの出力装置。 ４、ケーシングをエンジンケースなどに固定し、回転ブ
   レードとエンジン出力軸との間に、常時スプリングによ
   つて結合し、遠心力によつて解放される遠心解放クラツ
   チを介装したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載のエンジンの出力装置。