JPS6139717Y2 - - Google Patents
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- JPS6139717Y2 JPS6139717Y2 JP1981072327U JP7232781U JPS6139717Y2 JP S6139717 Y2 JPS6139717 Y2 JP S6139717Y2 JP 1981072327 U JP1981072327 U JP 1981072327U JP 7232781 U JP7232781 U JP 7232781U JP S6139717 Y2 JPS6139717 Y2 JP S6139717Y2
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- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 17
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 9
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 9
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 6
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、段差を有するゴムテープ等のテープ
を安定に送給することができるミシンのテープ送
り装置に関する。
を安定に送給することができるミシンのテープ送
り装置に関する。
通常、縫製品にゴムテープを縫着する場合、ミ
シンの針落部上方に装備した駆動ローラと従動ロ
ーラからなるテープ送り装置によつて、ゴムテー
プを両ローラで狭圧しながら所定の送りピツチ、
つまり布地の送り量とゴムテープの伸長度とを勘
案した送りピツチで針落部側に送給するようにし
ている。ところで、近時のテープの一側縁部に極
薄地のフリル或いはレース等の付いたゴムテープ
や、比較的厚みのある飾りを一側縁部に一体に設
けたゴムテープ等が盛んに用いらねるようにな
り、この種のゴムテープを従来のテープ送り装置
で送給した場合、ゴム部と飾り部の厚みが異なる
ため、ローラの軸方向に対して振動し、その振動
が針落部側にまで伝達されるため、生地の端縁部
に沿つて真直ぐに縫付けられるべきはずのゴムテ
ープが蛇行し、縫製作業に支障を来す場合があつ
た。
シンの針落部上方に装備した駆動ローラと従動ロ
ーラからなるテープ送り装置によつて、ゴムテー
プを両ローラで狭圧しながら所定の送りピツチ、
つまり布地の送り量とゴムテープの伸長度とを勘
案した送りピツチで針落部側に送給するようにし
ている。ところで、近時のテープの一側縁部に極
薄地のフリル或いはレース等の付いたゴムテープ
や、比較的厚みのある飾りを一側縁部に一体に設
けたゴムテープ等が盛んに用いらねるようにな
り、この種のゴムテープを従来のテープ送り装置
で送給した場合、ゴム部と飾り部の厚みが異なる
ため、ローラの軸方向に対して振動し、その振動
が針落部側にまで伝達されるため、生地の端縁部
に沿つて真直ぐに縫付けられるべきはずのゴムテ
ープが蛇行し、縫製作業に支障を来す場合があつ
た。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、従来駆動ローラ
の軸心に対して平行関係にあつた従動ローラの軸
心テープの厚みの相違に合せて非平行状態に任意
に調整可能に構成にすることにより、テープの振
動を抑えローラの定位置で安定したテープ送りを
可能とし、しも、そのテープを駆動ローラと従動
ローラの間に簡単にセツトできるミシンのテープ
送り装置を提供することにある。
ので、その目的とするところは、従来駆動ローラ
の軸心に対して平行関係にあつた従動ローラの軸
心テープの厚みの相違に合せて非平行状態に任意
に調整可能に構成にすることにより、テープの振
動を抑えローラの定位置で安定したテープ送りを
可能とし、しも、そのテープを駆動ローラと従動
ローラの間に簡単にセツトできるミシンのテープ
送り装置を提供することにある。
本考案のミシンのテープ送り装置は、上記目的
を達成するために、ミシンと連動して回動する駆
動ローラ5と、駆動ローラ5に平行に設置され、
両端に一対の可動ブラケツト19,60を固定し
た回動自在な第1のシヤフト21と、前記両可動
ブラケツト19,60に両端を支持され、従動ロ
ーラ6を回動自在に外挿した第2のシヤフト23
と、駆動ローラ5と従動ローラ6とが圧接する方
向に第1のシヤフト21を回動させる付勢部材と
を有し、 前記可動ブラケツト19,60の、第2のシヤ
フト23の支持部は、第2のシヤフト23を駆動
ローラ方向に沿つて移動させる軸心調整手段24
を嵌挿した切込溝22,61を有し、 前記付勢部材には、第1のシヤフト21に軸着
したレバー30と、該レバー30の自由端を先端
側で押圧し且つ後端側をミシンに基台9を介して
支持される調整ねじ33により移動できるように
した圧縮ばね36を有する加圧力調整器32とを
具備させて、前記駆動ローラ5と従動ローラ6と
によりテープを挾圧しながら送給するようにした
ものである。
を達成するために、ミシンと連動して回動する駆
動ローラ5と、駆動ローラ5に平行に設置され、
両端に一対の可動ブラケツト19,60を固定し
た回動自在な第1のシヤフト21と、前記両可動
ブラケツト19,60に両端を支持され、従動ロ
ーラ6を回動自在に外挿した第2のシヤフト23
と、駆動ローラ5と従動ローラ6とが圧接する方
向に第1のシヤフト21を回動させる付勢部材と
を有し、 前記可動ブラケツト19,60の、第2のシヤ
フト23の支持部は、第2のシヤフト23を駆動
ローラ方向に沿つて移動させる軸心調整手段24
を嵌挿した切込溝22,61を有し、 前記付勢部材には、第1のシヤフト21に軸着
したレバー30と、該レバー30の自由端を先端
側で押圧し且つ後端側をミシンに基台9を介して
支持される調整ねじ33により移動できるように
した圧縮ばね36を有する加圧力調整器32とを
具備させて、前記駆動ローラ5と従動ローラ6と
によりテープを挾圧しながら送給するようにした
ものである。
以下本考案の一実施例を図面を参照しながら具
体的に説明する。
体的に説明する。
第1図は二本針扁平縫ミシンの針落部周辺を示
しており、1,1は縫針、2は生地押え金、3は
針板である。また針落部の斜め上方で、ミシンア
ーム4の先端部に駆動ローラ5及び従動ローラ6
からなるテープ送り装置7を装備している。
しており、1,1は縫針、2は生地押え金、3は
針板である。また針落部の斜め上方で、ミシンア
ーム4の先端部に駆動ローラ5及び従動ローラ6
からなるテープ送り装置7を装備している。
このテープ送り装置7は第2図に示すように、
両端部に軸受部8,8を一体に設けた基台9をこ
の基台9の上面部にねじ10,10を介して固着
したブラケツト11を介してミシンアーム4の先
端部にねじ12,12を介して取着している。
両端部に軸受部8,8を一体に設けた基台9をこ
の基台9の上面部にねじ10,10を介して固着
したブラケツト11を介してミシンアーム4の先
端部にねじ12,12を介して取着している。
また上記軸受部8,8の下部位に軸支孔13,
13を有し、この軸支孔13,13に嵌挿固着の
ブツシユ16,16を介して駆動ローラ5の両端
部を回転自在に軸支すると共にこの駆動ローラ5
の中心部に駆動軸14を嵌挿し、ねじ15…を介
して駆動軸14に駆動ローラ5を固定している。
また基台9の軸支孔13,13の上部とブツシユ
16,16に透孔(給油孔)57,57と58,
58とを設けて、この給油孔にフエルト17,1
7を駆動軸14に接触するまで挿入し、駆動軸1
4とブツシユ16,16との回転面を注油により
潤滑するとともに保油している。
13を有し、この軸支孔13,13に嵌挿固着の
ブツシユ16,16を介して駆動ローラ5の両端
部を回転自在に軸支すると共にこの駆動ローラ5
の中心部に駆動軸14を嵌挿し、ねじ15…を介
して駆動軸14に駆動ローラ5を固定している。
また基台9の軸支孔13,13の上部とブツシユ
16,16に透孔(給油孔)57,57と58,
58とを設けて、この給油孔にフエルト17,1
7を駆動軸14に接触するまで挿入し、駆動軸1
4とブツシユ16,16との回転面を注油により
潤滑するとともに保油している。
尚、上記駆動軸14は公知のクランク機構及び
ワンウエイクラツチ(共に図示せず)を介して主
軸に連結され、布送り量に対応した所定の送りピ
ツチで駆動ローラ5を一方向に間欠的に駆動する
ようにしている。
ワンウエイクラツチ(共に図示せず)を介して主
軸に連結され、布送り量に対応した所定の送りピ
ツチで駆動ローラ5を一方向に間欠的に駆動する
ようにしている。
また駆動ローラ5の送りピツチはクランク機構
に設けた送りピッチ調節手段(図示せず)によつ
て任意に調節可能であり、布送り量とゴムテープ
の伸長度とを勘案した適宜の値に設定される。
に設けた送りピッチ調節手段(図示せず)によつ
て任意に調節可能であり、布送り量とゴムテープ
の伸長度とを勘案した適宜の値に設定される。
また上記軸受部8,8の上部位に軸支孔18,
18を有し、両端部の一対の可動ブラケツト1
9,19を嵌挿し、かつねじ20,20を介して
固定した第1のシヤフト21を上記軸支孔18,
18で回転自在に軸支している。
18を有し、両端部の一対の可動ブラケツト1
9,19を嵌挿し、かつねじ20,20を介して
固定した第1のシヤフト21を上記軸支孔18,
18で回転自在に軸支している。
また上記可動ブラケツト19,19の下部位に
U字形の切込み溝22,22を設け、この切込み
溝22,22内に従動ローラ6を回転自在に嵌挿
する第2のシヤフト23の両端を切込み溝22,
22の巾に合せて平担面に加工を施して、スライ
ド移動可能に嵌合させている。
U字形の切込み溝22,22を設け、この切込み
溝22,22内に従動ローラ6を回転自在に嵌挿
する第2のシヤフト23の両端を切込み溝22,
22の巾に合せて平担面に加工を施して、スライ
ド移動可能に嵌合させている。
そして上記シヤフト23の両端部に駆動ローラ
5に対して従動ローラ6のの軸心を任意の非平行
状態に微調整可能な一対の軸心調整手段24,2
4を設けている。
5に対して従動ローラ6のの軸心を任意の非平行
状態に微調整可能な一対の軸心調整手段24,2
4を設けている。
この軸心調整手段24は第3図に示すように上
記可動ブラケツト19の前面に支持板25をねじ
26,26を介して固着すると共に、この支持板
25の中間部に切込み溝25aを設け、この切込
み溝25a内に基端部側に溝部27aを形成すべ
く一対の鍔部27b,27bを設けてなる調整ね
じ27の上記溝部27aを挿入し、調整ねじ27
を支持板25で回転自在に支持している。
記可動ブラケツト19の前面に支持板25をねじ
26,26を介して固着すると共に、この支持板
25の中間部に切込み溝25aを設け、この切込
み溝25a内に基端部側に溝部27aを形成すべ
く一対の鍔部27b,27bを設けてなる調整ね
じ27の上記溝部27aを挿入し、調整ねじ27
を支持板25で回転自在に支持している。
また上記調整ねじ27の先端部をシヤフト23
の両端部に設けたねじ孔28,28に螺挿し、調
整ねじ27のつまみ部27cを回動操作すること
によつてシヤフト23の各端部を切込み溝22内
でスライド移動できるようにしている。
の両端部に設けたねじ孔28,28に螺挿し、調
整ねじ27のつまみ部27cを回動操作すること
によつてシヤフト23の各端部を切込み溝22内
でスライド移動できるようにしている。
また可動ブラケツト19,19の底部に固定ね
じ29,29を螺挿し、該固定ねじ29,29の
先端部をシヤフト23の平坦面23a,23aに
圧接してシヤフト23を可動ブラケツト19に固
定できるようにしている。
じ29,29を螺挿し、該固定ねじ29,29の
先端部をシヤフト23の平坦面23a,23aに
圧接してシヤフト23を可動ブラケツト19に固
定できるようにしている。
また前記シヤフト21の一端部にレバー30を
ねじ31を介して固着し、該レバー30の一側面
を加圧力調整器32によつて第2図において時計
方向に押圧するようにしている。
ねじ31を介して固着し、該レバー30の一側面
を加圧力調整器32によつて第2図において時計
方向に押圧するようにしている。
上記加圧力調整器32は圧縮ばね36を挿入す
る大径閉塞孔とその閉塞部にロツド37を挿通す
る小径透孔とを有する円筒形状の調節ねじ33を
基台9の一端部に一体的に設けたホルダー部34
のねじ孔35に螺挿すると共に、調節ねじ33内
に圧縮ばね36及びロツド37を挿入して、該ロ
ツド37の一端部に取着した止め輪38を上記圧
縮ばね36の一端部で押圧するようにし、上記ロ
ツド37の一端部で前記レバー30の一側面を押
圧するようにしている。
る大径閉塞孔とその閉塞部にロツド37を挿通す
る小径透孔とを有する円筒形状の調節ねじ33を
基台9の一端部に一体的に設けたホルダー部34
のねじ孔35に螺挿すると共に、調節ねじ33内
に圧縮ばね36及びロツド37を挿入して、該ロ
ツド37の一端部に取着した止め輪38を上記圧
縮ばね36の一端部で押圧するようにし、上記ロ
ツド37の一端部で前記レバー30の一側面を押
圧するようにしている。
つまり、上記調節ねじ33の回動操作によつて
従動ローラ6の駆動ローラ5に対する加圧力を任
意に調節できるようにしている。
従動ローラ6の駆動ローラ5に対する加圧力を任
意に調節できるようにしている。
40は上記調節ねじ33に螺挿する固定ナツト
であり、該ナツト40をホルダー部34側に締着
することによつて調節ねじ33をホルダー部34
に固定できるようにしている。
であり、該ナツト40をホルダー部34側に締着
することによつて調節ねじ33をホルダー部34
に固定できるようにしている。
また前記基台9の上面部に2本の平行なガイド
溝41,41を有するガイドプレート42をねじ
43,43を介して固着し、一方のガイド溝41
内にこのガイド溝41に嵌合する凸部44a,4
4aを有する一対の位置決め金具44,44をス
ライド移動可能に嵌合し、ねじ45,45を介し
てガイドプレート42の任意の位置で固定できる
ようにしている。
溝41,41を有するガイドプレート42をねじ
43,43を介して固着し、一方のガイド溝41
内にこのガイド溝41に嵌合する凸部44a,4
4aを有する一対の位置決め金具44,44をス
ライド移動可能に嵌合し、ねじ45,45を介し
てガイドプレート42の任意の位置で固定できる
ようにしている。
また両位置決め金具44,44の間隔はゴムテ
ープの幅に対応して設定され、ガイド溝41を介
して両ロール5及び6の間に送給されるゴムテー
プを両位置決め金具44,44によつて両側部か
ら規制するようにしている。
ープの幅に対応して設定され、ガイド溝41を介
して両ロール5及び6の間に送給されるゴムテー
プを両位置決め金具44,44によつて両側部か
ら規制するようにしている。
一方、テープ送り装置7の下方にもゴムテープ
の水平方向に対する動ききを規制するガイド装置
46を設けている。
の水平方向に対する動ききを規制するガイド装置
46を設けている。
このガイド装置46はアーム47の一端部を一
方の軸受部8の下端部にピン48を介して回動可
能に枢着すると共に上記アーム47の他端部に設
けた保持穴49にガイドバー50の一端部を嵌入
し、ガイドバー50をねじ51,51を介してア
ーム47に固着している。
方の軸受部8の下端部にピン48を介して回動可
能に枢着すると共に上記アーム47の他端部に設
けた保持穴49にガイドバー50の一端部を嵌入
し、ガイドバー50をねじ51,51を介してア
ーム47に固着している。
また上記ガイドバー50に一対の透孔52,5
3を有する一組のカラー54,54を一方の透孔
52を介してスライド自在に嵌挿すると共に他方
の透孔53,53にガイドバー55を嵌挿し、互
いに平行に配設された上記ガイドバー50,55
上を上記カラー54,54がスライド自在に移動
できるようにしている。また各カラー54,54
はガイドバー50,55の任意の位置でねじ56
…を介して固定される。
3を有する一組のカラー54,54を一方の透孔
52を介してスライド自在に嵌挿すると共に他方
の透孔53,53にガイドバー55を嵌挿し、互
いに平行に配設された上記ガイドバー50,55
上を上記カラー54,54がスライド自在に移動
できるようにしている。また各カラー54,54
はガイドバー50,55の任意の位置でねじ56
…を介して固定される。
尚、前記駆動ローラ5及び従動ローラ6の各外
周面にはローレツト加工が施されている。
周面にはローレツト加工が施されている。
またゴムテープはガイド溝41、両ローラ5及
び6間、ガイドバー50及び55間及び布押え金
の下面を経由して針落部側に供給される。
び6間、ガイドバー50及び55間及び布押え金
の下面を経由して針落部側に供給される。
このような構成によれば従動ローラ6の軸心を
シヤフト23の両端部に設けた軸心調整手段2
4,24によつて、つまり調整ねじ27,27を
左右個別に回動操作することによつて駆動ローラ
5の軸心に対して平行状態にも任意の非平行状態
にも設定することができる。
シヤフト23の両端部に設けた軸心調整手段2
4,24によつて、つまり調整ねじ27,27を
左右個別に回動操作することによつて駆動ローラ
5の軸心に対して平行状態にも任意の非平行状態
にも設定することができる。
したがつて、近時普及の著しい極薄地のフリル
或いはレース等が一側縁部に付いたゴムテープ
や、厚みのある飾りを一側縁部に一体に設けたゴ
ムテープ等、ゴム部と飾り部に厚みの相違がある
ようなゴムテープを送給する場合に、厚みの相違
よつて生じる段差に合せて、左右の調整ねじ2
7,27を個別に調節しておけば、ゴムテープは
ローラ5及び6の軸方向に対して振動するような
ことがなく、ローラ5及び6の定位置にて安定し
たゴム送り可能となり、ゴムテープを生地の端縁
部に沿つて真直ぐに縫着することができる。
或いはレース等が一側縁部に付いたゴムテープ
や、厚みのある飾りを一側縁部に一体に設けたゴ
ムテープ等、ゴム部と飾り部に厚みの相違がある
ようなゴムテープを送給する場合に、厚みの相違
よつて生じる段差に合せて、左右の調整ねじ2
7,27を個別に調節しておけば、ゴムテープは
ローラ5及び6の軸方向に対して振動するような
ことがなく、ローラ5及び6の定位置にて安定し
たゴム送り可能となり、ゴムテープを生地の端縁
部に沿つて真直ぐに縫着することができる。
実際の縫製作業にあたつては先ず固定ねじ2
9,29を少し弛めてミシンを運転しながらゴム
テープがローラ5及び6の軸方向に対して振動し
ないように調整ねじ27,27を調節した後固定
ねじ29,29を締め付けてシヤフト23を固定
すればよい。
9,29を少し弛めてミシンを運転しながらゴム
テープがローラ5及び6の軸方向に対して振動し
ないように調整ねじ27,27を調節した後固定
ねじ29,29を締め付けてシヤフト23を固定
すればよい。
また本実施例にも示される如く、軸心調整手段
24としては極めて簡単な構成であり、前述の如
き段差を有するゴムテープであつても、以上に述
べたような安価なテープ送り装置によつて安定し
た状態で送給することができるものである。
24としては極めて簡単な構成であり、前述の如
き段差を有するゴムテープであつても、以上に述
べたような安価なテープ送り装置によつて安定し
た状態で送給することができるものである。
尚、軸心調整手段24としては本実施例に述べ
たものに限定されるものではなく、例えば第4図
に示すように可動ブラケツト60の前面部より切
込溝61内にボルト62を貫通締着させると共に
このボルト62に前記シヤフト23をその両端部
に設けた透孔63を介してスライド可能に嵌挿
し、シヤフト23を上記ボルト62に巻装した圧
縮スプリング64及びボルト62の先端部に螺着
した調整ナツト65によつて駆動ロール5方向に
押圧するようにしてもよい。
たものに限定されるものではなく、例えば第4図
に示すように可動ブラケツト60の前面部より切
込溝61内にボルト62を貫通締着させると共に
このボルト62に前記シヤフト23をその両端部
に設けた透孔63を介してスライド可能に嵌挿
し、シヤフト23を上記ボルト62に巻装した圧
縮スプリング64及びボルト62の先端部に螺着
した調整ナツト65によつて駆動ロール5方向に
押圧するようにしてもよい。
この場合は左右の圧縮スプリング64の偏倚力
の差によつて駆動ロール5側に対する圧接力を左
右で異ならしめる訳であるが、段差を有するゴム
テープを挾圧するようにしたものであるため、結
果的には駆動ロール5及び従動ロール6の各軸心
が非平行状態に保持されることになる。
の差によつて駆動ロール5側に対する圧接力を左
右で異ならしめる訳であるが、段差を有するゴム
テープを挾圧するようにしたものであるため、結
果的には駆動ロール5及び従動ロール6の各軸心
が非平行状態に保持されることになる。
以上の説明から明らかなように、本考案の構成
によれば、テープの厚みに合せて、従動ローラの
軸心を駆動ローラに対し非平行状態に調整可能に
したので、テープの横方向の振動を抑え、ローラ
の定位置で安定したテープ送りができる。
によれば、テープの厚みに合せて、従動ローラの
軸心を駆動ローラに対し非平行状態に調整可能に
したので、テープの横方向の振動を抑え、ローラ
の定位置で安定したテープ送りができる。
また、両端に一対の可動ブラケツトを固定した
第1のシヤフトを設けて、付勢部材によりこの第
1のシヤフトを回動して従動ローラと駆動ローラ
とを圧接させるようにしたので、両ローラ間の圧
接圧力はこの付勢部材により一意的に決めること
ができ、その調整作業が極めて簡単にできる。し
かも、この付勢部材のレバーを操作して、第1の
シヤフトを圧接と逆方向に回動させることによ
り、前記両ローラを離間させることができるの
で、テープのセツトすなわち両ローラ間への挿
入、位置決めが非常に容易であり、さらにセツト
後に両ローラを圧接させた時にも圧接圧を再調整
する必要がなく、極めて実用上の効果は高いもの
である。
第1のシヤフトを設けて、付勢部材によりこの第
1のシヤフトを回動して従動ローラと駆動ローラ
とを圧接させるようにしたので、両ローラ間の圧
接圧力はこの付勢部材により一意的に決めること
ができ、その調整作業が極めて簡単にできる。し
かも、この付勢部材のレバーを操作して、第1の
シヤフトを圧接と逆方向に回動させることによ
り、前記両ローラを離間させることができるの
で、テープのセツトすなわち両ローラ間への挿
入、位置決めが非常に容易であり、さらにセツト
後に両ローラを圧接させた時にも圧接圧を再調整
する必要がなく、極めて実用上の効果は高いもの
である。
第1図は本考案の1実施例を示す斜視図、第2
図は同実施例の組立状態を示す斜視図、第3図は
同実施例の軸心調整手段の断面図、第4図は軸心
調整手段の他の実施例を示す断面図である。 5……駆動ローラ、6……従動ローラ、7……
テープ送り装置、9……基台、19,60……可
動ブラケツト、21……第1のシヤフト、22,
61……切込溝、23……第2のシヤフト、24
……軸心調整手段、27……調整ねじ、30……
レバー、32……加圧力調整器、33……調節ね
じ、36……圧縮ばね、64……圧縮スプリング
(ばね)、65……調整ナツト。
図は同実施例の組立状態を示す斜視図、第3図は
同実施例の軸心調整手段の断面図、第4図は軸心
調整手段の他の実施例を示す断面図である。 5……駆動ローラ、6……従動ローラ、7……
テープ送り装置、9……基台、19,60……可
動ブラケツト、21……第1のシヤフト、22,
61……切込溝、23……第2のシヤフト、24
……軸心調整手段、27……調整ねじ、30……
レバー、32……加圧力調整器、33……調節ね
じ、36……圧縮ばね、64……圧縮スプリング
(ばね)、65……調整ナツト。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ミシンと連動して回動する駆動ローラ5と、駆
動ローラ5に平行に設置され、両端に一対の可動
ブラケツト19,60を固定した回動自在な第1
のシヤフト21と、前記両可動ブラケツト19,
60に両端を支持され、従動ローラ6を回動自在
に外挿した第2のシヤフト23と、駆動ローラ5
と従動ローラ6とが圧接する方向に第1のシヤフ
ト21を回動させる付勢部材とを有し、 前記可動ブラケツト19,60の、第2のシヤ
フト23の支持部は、第2のシヤフト23を駆動
ローラ方向に沿つて移動させる軸心調整手段24
を嵌挿した切込溝22,61を有し、 前記付勢部材には、第1のシヤフト21に軸着
したレバー30と、該レバー30の自由端を先端
側で押圧し、且つ後端側をミシンに基台9を介し
て支持される調整ねじ33により移動できるよう
にした圧縮ばね36を有する加圧力調整器32と
を具備させて、前記駆動ローラ5と従動ローラ6
とによりテープを挾圧しながら送給するようにし
たミシンのテープ送り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981072327U JPS6139717Y2 (ja) | 1981-05-18 | 1981-05-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981072327U JPS6139717Y2 (ja) | 1981-05-18 | 1981-05-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57184838U JPS57184838U (ja) | 1982-11-24 |
JPS6139717Y2 true JPS6139717Y2 (ja) | 1986-11-13 |
Family
ID=29868114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981072327U Expired JPS6139717Y2 (ja) | 1981-05-18 | 1981-05-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6139717Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS537085B2 (ja) * | 1972-12-20 | 1978-03-14 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS537085U (ja) * | 1976-07-06 | 1978-01-21 |
-
1981
- 1981-05-18 JP JP1981072327U patent/JPS6139717Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS537085B2 (ja) * | 1972-12-20 | 1978-03-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57184838U (ja) | 1982-11-24 |
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