JPS6139381Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6139381Y2
JPS6139381Y2 JP1979086825U JP8682579U JPS6139381Y2 JP S6139381 Y2 JPS6139381 Y2 JP S6139381Y2 JP 1979086825 U JP1979086825 U JP 1979086825U JP 8682579 U JP8682579 U JP 8682579U JP S6139381 Y2 JPS6139381 Y2 JP S6139381Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aperture
voltage
output
reference voltage
detector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1979086825U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS565122U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1979086825U priority Critical patent/JPS6139381Y2/ja
Publication of JPS565122U publication Critical patent/JPS565122U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6139381Y2 publication Critical patent/JPS6139381Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、安定な画像が得られる、テレビカ
メラもしくはシネカメラの自動絞り装置に関する
ものである。
従来におけるテレビカメラもしくはシネカメラ
の自動絞り装置は、第1図に示すごとくテレビカ
メラ等に入射する光1は、電気信号によつて開閉
度合が制御される絞り機構2を通過し、この絞り
機構を通過した光3は光電変換器4に入射して、
その強度に応じた電気信号に変換された後、増幅
器5で所定の増幅を受け、検波器6で平滑されて
絞り機構2の制御信号となるように構成されてい
る。なお、その検波器6で生成される制御信号
(制御電圧)は、光電変換器4に入射される光量
および絞り機構2の開度とは第2図の直線で示す
関係を持つものである。
このような負帰還ループの形成によつて、前記
光電変換器4からの出力信号が所期設定値よりも
大きくなれば、絞り機構を閉じて入射光量が減少
する方向へ、また反対に所期設定値よりも小さく
なれば、絞り機構を開けて入射光量を増大させる
方向へ、絞り機構の開閉度合が自動的に制御され
る。
このような構成の自動絞り機構においては、多
大な光量の光1が入射した時に問題が生じる。こ
こで、絞り機構2が遮蔽状態となるときの電圧を
A、入射光1が入つたときの適正な制御電圧を
B、自動絞り機構の応答性による制御電圧の負方
向へ生じるオーバシユートの電圧をΔBとすると
(第2図を参照)、自動制御理論からA>B−ΔB
となつたときにハンチングが生じることが明らか
である。このときのの動作状態を以下、ステツプ
を追つて説明する。
ステツプ1:多大な入射光1が入ると光電変換
器4の出力信号が増大し、前記制御信号がB−Δ
Bとなる。
ステツプ2:絞り機構2が遮蔽状態となり、絞
り機構2を連通する光3の光量が零となる。
ステツプ3:光電変換器4の出力信号が零とな
り、制御信号は絞り機構2を全開させる電圧とな
る。
ステツプ4:絞り機構2が適正値以上に開か
れ、前記ステツプ1の状態となる。
このように、多量の光が一度入射するとステツ
プ1からステツプ4までのプロセスを繰り返し、
絞り機構2を通過する光3の光量が、零と適正な
光量以上の光量との間を繰り返し変化することと
なり、制御系がハンチング状態となる。このよう
な状態が生じるのは、絞り機構2が遮蔽状態と開
いた状態という一種のON−OFF状態となるため
に不連続点が生じ、この不連続点で制御ループの
利得が無限大となることによる。
このような問題は、負の方向へのオーバシユー
トの電圧ΔBを小さくすることによつて或る程度
解消することができ、そのためには、自動絞り機
構のループ利得を小さくするか、応答特性を遅く
しなければならない。
しかし、このようにループ利得を下げたり、応
答速度を小さくすれば、応答特性が非常に悪くな
り、自動絞り装置としての実用性を失うという問
題がある。
この考案の目的は、上述したような問題を解決
するため、絞り機構を制御するループのループ利
得がいかなる場合にも無限大にならないようにし
てハンチングを防止した自動絞り装置を提供する
ことである。
この目的を達成するために本考案は、第3図に
示すように、光を電気に変換する光電変換器4
と、前記光電変換器4に入射する光量を電気的な
制御信号で制御できる絞り機構2と、前記光電変
換器4より得られる出力を平滑する検波器6と、
前記検波器6の出力が基準電圧D以上のときはそ
の検波器出力を制御信号として出力し、基準電圧
D以下のときその基準電圧Dにクリツプした電圧
を制御信号として出力し、前記絞り機構に与える
クリツプ回路7とを備え、前記検波器出力が前記
基準電圧Dより大きいとき、前記光電変換器4へ
の入射光量をほぼ一定に保つよう負帰還ループと
して動作し、前記検波器出力が前記基準電圧Dよ
り小さいとき、前記絞り機構2の絞り値が前記基
準電圧Dに対応する一定値になるよう構成したこ
とを特徴とするものである。
前記従来技術のようにクリツプ回路を用いず
に、検波器出力によつて直接絞り機構の絞り値を
制御して負帰還ループを動作させた場合、絞り機
構が遮蔽状態近傍において負帰還ループのループ
利得が無限大に近づき、絞り機構がハンチング現
象を起こすが、本考案によれば上記構成によりク
リツプ回路を設けることによつて絞り機構が遮蔽
状態になることを防止しているため、負帰還ルー
プが無限大になることを防止し、絞り機構のハン
チング現象を防止することができる。
次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。第3図は、この考案の一実施例であつて、
第1図における参照番号と同一の参照番号の要素
は、第1図におけるそれと同一であるので説明は
省略する。クリツプ回路7には、検波器6からの
信号と基準電圧発生器8からの基準電圧信号とが
入力され、常に電圧の高い方の信号だけを出力す
るように構成されている。そして、この基準電圧
発生器8の電圧Dは、絞り機構2が遮蔽状態とな
る電圧よりも微少量だけ高めに設定されている。
このような構成において自動絞り制御ループが
とる状態としては、 1:B−ΔB>D 2:B>D>B−ΔB 3:D>B (ただし、B:自動絞りの適正な制御電圧、Δ
B:自動絞りの負方向へ生じるオーバシユート電
圧) が考えられ、これらの各状態について、以下に
説明する。
〔B−ΔB>の状態〕
この状態の場合には前述した従来例における場
合と同様に不連続点が生じないので、絞り機構2
に入力される制御信号は、適正な制御電圧Bに集
斂する。
〔B>D>B−ΔBの状態〕
ステツプ1:絞り機構2を通過した入射光3が
適正値以上になると光電変換器4の出力も適正値
以上となり、検波器6からの平滑された信号はB
−ΔBとなり、基準電圧Dよりも小さくなる。
ステツプ2:絞り機構2に入力する制御信号と
して基準電圧信号が入力するの、絞り機構2の絞
りの値はDによつて決まる値となる。
ステツプ3:ステツプ2によつて決つた絞りの
値に対応する光量が入射する。但し、B>Dであ
るため、この時に入射する光量は適正光量よりも
少ない。
ステツプ4:ステツプ3によつて得られた入射
光3に対応した信号を光電変換器4が出力し、こ
れに対応した平滑信号が検波器6から出力され
る。この平滑信号の電圧は、BとDよりも高い。
ステツプ5:ステツプ4で得られた平滑信号が
クリツプ回路7から出力され、これが絞り機構2
に制御信号として入力され、これに対応する値に
絞り値がが得られる。
ステツプ6:ステツプ5によつて決められた絞
り値に対応した入射光3が得られる。この時の光
量は適正値以上なので、ステツプ1へ戻る。
この1から6までのステツプを繰り返すが、前
述した従来例のように絞り機構2が遮蔽状態に陥
ることがないので、電気信号としてON−OFFの
状態は存在せず、オーバシユートは時間とともに
減衰し、制御信号の電圧は、B電圧に安定する。
〔D>Bの状態〕
検波器6の出力信号の電圧が基準電圧Dよりも
小さくなり、クリツプ回路7からは基準電圧Dが
出力され、絞り機構2はこの基準電圧Dに対応し
た絞り値に固定される。
このように、全ての状態においてもハンチング
を発生することがないので、安定した画像を得る
ことができる。
これらの実施例においては、絞り機構2が或る
一定値以下に絞れなくなるが、絞り機構自体の性
能として干渉、回析などの現象により使用可能な
最少絞り限界値が存在し、これ以下の絞り値では
実用に耐える正常な入射光が得られないので、こ
の考案における自動絞り装置においてもこの最少
絞り限界値に、その最低絞り値を設定すれば、何
ら絞り機構自体の性能を落すことはない。
また、光電変換器は、テレビカメラにおいては
撮像素子自体を使用すればよく、またシネカメラ
においてはレンズ、絞り機構2を通過してフイル
ムに入る光の一部をCdSなどの光電変換素子で検
出するようにすればよい。
以上、説明したように、この考案の自動絞り機
構は、非常に簡単な構成によつて制御ループにお
けるハンチングを防止できるので、実用上非常に
有用な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の自動絞り装置の一例を示す図
であり、第2図は、第1図に示したような自動絞
り装置における制御特性を示す図である。第3図
は、この考案の自動絞り装置の一実施例を示す図
である。 1……入射光、2……絞り機構、3……絞り機
構を通過した光、4……光電変換器、5……増幅
器、6……検波器、7……クリツプ回路、8……
基準電圧発生器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前記光電変換器に入射する光量を電気的な制御
    信号で制御できる絞り機構と、 前記光電変換器より得られる出力を平滑する検
    波器と、 前記検波器出力が基準電圧以上のときはその検
    波器出力を制御信号として出力し、基準電圧以下
    のときはその基準電圧にクリツプした電圧を制御
    信号として出力し、前記絞り機構に与えるクリツ
    プ回路とを備え、 前記検波器出力が前記基準電圧より大きいと
    き、前記光電変換器への入射光量をほぼ一定に保
    つよう負帰還ループとして動作し、前記検波器出
    力が前記基準電圧より小さいとき、前記絞り機構
    の絞り値が前記基準電圧に対応する一定値になる
    よう構成したことを特徴とする動画像用カメラの
    自動絞り装置。
JP1979086825U 1979-06-25 1979-06-25 Expired JPS6139381Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979086825U JPS6139381Y2 (ja) 1979-06-25 1979-06-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979086825U JPS6139381Y2 (ja) 1979-06-25 1979-06-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS565122U JPS565122U (ja) 1981-01-17
JPS6139381Y2 true JPS6139381Y2 (ja) 1986-11-12

Family

ID=29320077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979086825U Expired JPS6139381Y2 (ja) 1979-06-25 1979-06-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6139381Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS565122U (ja) 1981-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5737018A (en) Exposure apparatus and method for vibration control system
US4638365A (en) Image sensing device
JPS5797275A (en) Television camera
JPH0435950B2 (ja)
US5400074A (en) Video camera device having an exposure control circuit
JPS6139381Y2 (ja)
JPH0258607B2 (ja)
US4638366A (en) Automatic iris adjustment system
JP3385629B2 (ja) ビデオカメラの信号処理回路
KR970078459A (ko) 캠코더의 조리개 조절 장치
JPH0622208A (ja) ビデオカメラの自動露出制御装置
US4035634A (en) Light receptor device
US4444481A (en) Exposure control circuit for a camera
JPH08237544A (ja) ビデオカメラの露出制御方法
JP2879569B2 (ja) 撮像装置
JPH0215423Y2 (ja)
US4318600A (en) Programmed shutter control circuit
JPH0548960A (ja) ビデオカメラの自動絞り制御回路
JPH0523558B2 (ja)
JPS60107982A (ja) ビデオカメラの逆光補正回路
JPH0325984B2 (ja)
JPH03144426A (ja) ビデオカメラ
KR0141599B1 (ko) 촬상장치
JP2867144B2 (ja) 露出制御回路および撮像装置
JPH02224478A (ja) 露出制御装置