JPS6139307Y2 - - Google Patents

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JPS6139307Y2
JPS6139307Y2 JP14519181U JP14519181U JPS6139307Y2 JP S6139307 Y2 JPS6139307 Y2 JP S6139307Y2 JP 14519181 U JP14519181 U JP 14519181U JP 14519181 U JP14519181 U JP 14519181U JP S6139307 Y2 JPS6139307 Y2 JP S6139307Y2
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JP
Japan
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container
heat
container body
animal
curved surface
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JP14519181U
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JPS5849235U (ja
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  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、動物の代謝熱量を測定するためのダ
イレクトカロリーメータ等に適用される放射熱量
測定用容器に関するものである。
この種の放射熱量測定用容器としては、例え
ば、動物を収納する箱形の容器本体の天壁等を熱
流板によつて構成し、前記動物から放射される放
射熱を前記熱流板により検出することができるよ
うにしたものが考えられる。しかしながら、単に
これだけのものでは、動物から放射される放射熱
の多くは容器本体の壁に何度も反射した後に前記
熱流板へ到達することとなる。そのため、放射熱
が熱流板に達するまでに大幅に減衰してしまい、
正確かつ高感度な測定が難しくなるという不都合
がある。なお、容器本体の壁全体を熱流計によつ
て構成すれば、放射熱の減衰は防止できるが、か
かる放熱板は多数の熱電対を有した複雑なもので
あるため、このような構成を採用することはきわ
めて不経済であり実用的でない。しかも、このよ
うに熱流計を広面積に亘つて使用すると、該熱流
計の単位面積当りの受熱量が減少するため十分な
感度向上を図ることは難しい。
本考案は、このような事情に着目してなされた
もので、容器本体の一端部内側に凹陥状のわん曲
面を形成するとともに他端部側に熱流板等の放射
熱検出手段を配設し、動物等の被検査物体を前記
容器本体内の前記わん曲面の焦点に位置する部位
に保持することができるようにすることによつ
て、前述した不都合を一掃し、簡単な構成により
高感度の熱量測定を行なうことができる放射熱量
測定用容器を提供するものである。
以下、本考案をダイレクトカロリーメータに適
用した場合の一実施例につき第1図を参照して説
明する。
検査物体たる動物Aと収納するための容器1を
ケーシング2によつて包囲し、この容器1とケー
シング2との間にチラーユニツト等の恒温水槽3
により一定の温度に調整された冷却水4を循環さ
せるようにしている。容器1は、一端部内側に凹
陥状のわん曲面5を形成してなる容器本体6と、
この容器本体6内に設けられ前記動物Aを前記わ
ん曲面5の焦点5aに位置させて保持する保持部
材7と、前記容器本体6の他端側に配設された放
射熱検出手段たる熱流板8とを具備してなる。容
器本体6は、空気導入口9と空気導出口11とを
有した有底円筒体状のもので、その底壁を半球状
に膨出させることによつて前記わん曲面5を形成
している。そして、このわん曲面5を含む容器本
体6の内面全体に反射率を高めるための処理、例
えば、アルミニウムの電解研磨処理等を施してい
る。また、保持部材7は、網あるいは格子等によ
り作られたかご形のもので、前記動物Aから放射
される放射熱が容易に透過できるようになつてい
る。また、熱流板8は、前記動物Aから放射され
る放射熱を受け取る内面8aと、前記冷却水4に
接触する外面8bとの温度差を電気信号aに変換
するようにしたもので、前記容器本体6の上端開
口部に蓋着されている。そして、この容器1の空
気導入口9に給気系路16を接続するとともに、
空気導出口11に排気系路17を接続している。
給気系路16は、ポンプ18から吐出される空気
を前記容器1内に逐時供給するためのもので、そ
の途中には、飽和槽19と、第1の熱交換器21
と、該給気系路16を通過する空気の量を計測す
るための流量計22と、第2の熱交換器23とが
介挿されている。飽和槽19は、比較的高温度に
維持された水20内に空気をバブリングさせるよ
うにしたもので、前記ポンプ18から送られてき
た空気は、この飽和槽19を通過することによつ
て飽和空気となる。また、第1の熱交換器22
は、チラーユニツト等の恒温水槽24から供給さ
れる一定温度T1の冷却水25中に配設されたも
ので、前記飽和槽19から送られてきた空気は、
この第1の熱交換器21を通過することによつ
て、温度T1の露点に制御される。つまり、温度
T1、湿度100%の空気となる。なお、この第1の
熱交換器21により凝縮されドレーンポツト26
内に落下する水はドレーン27を介して外部へ排
出されるようになつている。また、第2の熱交換
器23は、前記恒温水槽3から供給される冷却水
4中に配設されたもので、前記第1の熱交換器2
1から前記流量計22を通して送られてきた湿度
100%の空気は、この第2の熱交換器23を通過
することによつて、前記冷却水4と同一の温度
T2にまで昇温されるとともに100%以下の所要の
湿度に調整され、前記冷却水4と同一の温度T2
に維持されている前記容器1内に送り込まれるよ
うになつている。そして、この給気系路16の始
端近傍部に給気の温度を検出してその値を電気信
号bとして出力する第1の温度検出計28と、給
気の湿度を検出してその値を電気信号Cとして出
力する第1の湿度検出計29とを設けている。一
方、前記排気系路17は、前記容器1内の空気を
大気中へ自然排気するためのもので、該排気系路
17の始端近傍部には、排気の温度を検出してそ
の値を電気信号dとして出力する第2の温度検出
計31と、排気の湿度を検出してその値を電気信
号eとして出力する第2の湿度検出計32とを設
けている。
このような構成のものであれば、動物Aから放
射される放射熱の量は容器1の熱流計8から出力
される信号aによつて察知することができる。ま
た、動物Aから容器1内の空気に対流により伝達
される顕熱の量は、第1の温度検出計28の出力
信号bと第2の温度検出計31の出力信号dとか
ら察知される給気と排気の温度差並びに流量計2
2の出力から察知される給気量に基いて算出する
ことができる。さらに、動物Aから蒸発散により
放出される潜熱の量は、第1の湿度検出計29の
出力信号Cと、第2の湿度検出計32の出力信号
eとから察知される給気と排気の湿度差並びに流
量計22の出力から察知される給気量に基いて算
出することができる。
以上のように、本実施例のダイレクトカロリー
メータによれば、動物Aから発散される総代謝熱
量を計測することができるわけであるが、本考案
ではかかるダイレクトカロリーメータに使用され
ている容器1を、一端部内側にわん曲面5を有し
た容器本体6と、前記動物Aを前記わん曲面5の
焦点5aに位置させて保持する保持部材7と、前
記容器1の他端側に配設した熱流板8とを具備し
てなるものにしている。そのため、動物Aの背中
部分から放射される放射熱fが直接熱流板8に吸
収されるだけでなく、動物Aの腹部から放射され
る放射熱gも、わん曲面5で反射した後は真つ直
ぐに容器本体6の他端方向に進みそのまま熱流板
8に吸収されることになる。したがつて、このよ
うな容器1によれば、動物Aからの放射熱が何度
も反射を繰り返しながら熱流板8に到達する確率
が非常に少なくなるため、放射熱の減衰を大幅に
抑制することができることとなり、放射熱の測定
感度を飛躍的に向上させることができるものであ
る。また、このようなものであれば、構成が複雑
で高価な熱流板8等の使用量を最小限に止めるこ
とができるのできわめて経済的であり、実施が容
易である。
なお、容器本体の形状および放射熱検出手段の
配設態様は前記実施例のものに限られないのは勿
論であり、例えば、第2図に示すようなものであ
つてもよい。すなわち、第2図に示す容器本体
6′は、その一端部内側にわん曲面5を有するだ
けでなく、他端部内側にも凹陥状のわん曲面33
を有しており、このわん曲面33の焦点33aに
放射熱検出手段たる熱流板8′を配設している。
また、放射熱検出手段は、熱流板に限られない
のは勿論であり、本考案の趣旨を逸脱しない範囲
で種々変形が可能である。
さらに、検査物体は動物に限られず、例えば、
植物等であつてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略正断面
図、第2図は本考案の他の実施例を示す概略部分
正断面図である。 1……容器、5……わん曲面、6,6′……容
器本体、7……保持部材、8,8′……放射熱検
出手段(熱流板)、A……検査物体(動物)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端部内側に凹陥状のわん曲面を形成してなる
    容器本体と、この容器本体内に設けられ検査物体
    を前記わん曲面の焦点に位置させて保持する保持
    部材と、前記容器本体の他端側に配設された放射
    熱検出手段とを具備してなることを特徴とする放
    射熱量測定用容器。
JP14519181U 1981-09-29 1981-09-29 放射熱量測定用容器 Granted JPS5849235U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14519181U JPS5849235U (ja) 1981-09-29 1981-09-29 放射熱量測定用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14519181U JPS5849235U (ja) 1981-09-29 1981-09-29 放射熱量測定用容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5849235U JPS5849235U (ja) 1983-04-02
JPS6139307Y2 true JPS6139307Y2 (ja) 1986-11-11

Family

ID=29938131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14519181U Granted JPS5849235U (ja) 1981-09-29 1981-09-29 放射熱量測定用容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5849235U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011191115A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Isuzu Motors Ltd 発熱量測定容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011191115A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Isuzu Motors Ltd 発熱量測定容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5849235U (ja) 1983-04-02

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