JPS6138177A - 振動式圧縮機 - Google Patents
振動式圧縮機Info
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- JPS6138177A JPS6138177A JP15749984A JP15749984A JPS6138177A JP S6138177 A JPS6138177 A JP S6138177A JP 15749984 A JP15749984 A JP 15749984A JP 15749984 A JP15749984 A JP 15749984A JP S6138177 A JPS6138177 A JP S6138177A
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- piston
- cylinder
- pair
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- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、振動式圧縮機に係り、特に振動式電動機に駆
動される圧縮機における振動系の共振特性を向上させる
のに好適なガスばね機構を備えた振動式圧縮機に関する
ものである。
動される圧縮機における振動系の共振特性を向上させる
のに好適なガスばね機構を備えた振動式圧縮機に関する
ものである。
まず、従来の振動式圧縮機を第4図を参照して説明する
。
。
第4図は、従来の振動式圧縮機の断面図である。
図に示すように、振動式電動機は固定子1と振動子2か
らなり、その電気エネルギは図中矢印に示す往復動の機
械エネルギに変換される。
らなり、その電気エネルギは図中矢印に示す往復動の機
械エネルギに変換される。
振動式電動機の両側には、−討のガスばね要素が連結さ
れ、その一対のガスばね要素の面外側に一対の圧縮要素
が連結されている。
れ、その一対のガスばね要素の面外側に一対の圧縮要素
が連結されている。
一対のガスばね要素は、振動子2の両側にロッド3a、
3bを介してそれぞれ設けられたガスばね用のピストン
4a、4bと、そのピストン4a。
3bを介してそれぞれ設けられたガスばね用のピストン
4a、4bと、そのピストン4a。
4bを囲むシリンダ5a、5bと、前記ピストン4a、
4bでそれぞれ2つの空間に分けられたシリンダ空間6
a、7aおよび6b、7bとがら成り、振動式圧縮機の
振動系におけるガスばね部を構成するものである。
4bでそれぞれ2つの空間に分けられたシリンダ空間6
a、7aおよび6b、7bとがら成り、振動式圧縮機の
振動系におけるガスばね部を構成するものである。
一対の圧縮要素は、前記一対のガスばね要素の両側にロ
ッド3a、3bを介してそれぞれ設けられた気体圧縮用
のピストン8a、8bと、これらを囲むシリンダ9a、
9bとから構成されている。
ッド3a、3bを介してそれぞれ設けられた気体圧縮用
のピストン8a、8bと、これらを囲むシリンダ9a、
9bとから構成されている。
シリンダ9a、9bの外側には、それぞれシリンダヘッ
ド10a、10bが装着され、シリンダヘッド10aに
は、吸入管11a、吐出管12aが設けられ、シリンダ
ヘッド10bには、吸入管11b、吐出管12bが設け
られている。
ド10a、10bが装着され、シリンダヘッド10aに
は、吸入管11a、吐出管12aが設けられ、シリンダ
ヘッド10bには、吸入管11b、吐出管12bが設け
られている。
いま、振動子2が図の右方向に動くとき、ピストン4a
、4bも右方向に動くから、第4図に示すシリンダ空間
7a、7bは圧縮、シリンダ空間6a、6bは膨張し1
.ピストン4a、4bには左方向の力が働く。同様にし
て、振動子2が左方向に動くときは、ピストン4a、4
bに右方向の力が働く。振動子2の移動長さが長くなれ
ば、シリンダ空間6a、7aおよび6b、7bの差圧は
大きくなるから、より大きな力がピストン4a。
、4bも右方向に動くから、第4図に示すシリンダ空間
7a、7bは圧縮、シリンダ空間6a、6bは膨張し1
.ピストン4a、4bには左方向の力が働く。同様にし
て、振動子2が左方向に動くときは、ピストン4a、4
bに右方向の力が働く。振動子2の移動長さが長くなれ
ば、シリンダ空間6a、7aおよび6b、7bの差圧は
大きくなるから、より大きな力がピストン4a。
4bに作用することになる。
すなわち、振動子2の動きは、一対のガスばね要素でピ
ストン4a、4bに作用するばね力に大きく支配される
振動系に従うことになり1作動周波数で望みの振幅を得
るためには、このガスばね要素の特性、すなわち移動長
さと作用力との関係で決まるガスばね定数の最適設定が
必要となる。
ストン4a、4bに作用するばね力に大きく支配される
振動系に従うことになり1作動周波数で望みの振幅を得
るためには、このガスばね要素の特性、すなわち移動長
さと作用力との関係で決まるガスばね定数の最適設定が
必要となる。
しかし、振動系は、振動子2、ガスばね要素のピストン
4a、4b、圧縮要素のピストン8a。
4a、4b、圧縮要素のピストン8a。
8bにより構成される振動部分の質量にも大きく影響を
受ける。
受ける。
さらに、一対のガスばね要素のピストン4a。
4bを通してシリンダ空間6a、7a間、または6b、
7b間で気体の漏れがあると、ガスばね要素の特性が大
きく変わり、振動系を一義的に決定することは困難とな
る。
7b間で気体の漏れがあると、ガスばね要素の特性が大
きく変わり、振動系を一義的に決定することは困難とな
る。
また、運転条件が変わり、シリンダ空間6a。
7a、またはシリンダ空間6b、7bのバランス圧力が
変わると、ガスばね要素の特性が変わり。
変わると、ガスばね要素の特性が変わり。
振動系に大きな影響を及ぼすなどの問題があった。
本発明は、前述の従来技術の問題を解決するためになさ
れたもので、振動式圧縮機の振動系における振動部分の
質量、あるいはシリンダ空間のバランス圧力を変える場
合においても、ガスはね部の特性すなわちガスばね定数
を設定値に調整できる機能を備え、共振特性を最適状態
に維持することの可能な振動式圧縮機の提供を、その目
的としている。
れたもので、振動式圧縮機の振動系における振動部分の
質量、あるいはシリンダ空間のバランス圧力を変える場
合においても、ガスはね部の特性すなわちガスばね定数
を設定値に調整できる機能を備え、共振特性を最適状態
に維持することの可能な振動式圧縮機の提供を、その目
的としている。
本発明に係る振動式圧縮機の構成は、振動子および固定
子からなる振動式電動機と、この振動式電動機の両側に
連結され、それぞれピストンおよびシリンダと当該ピス
トンで2つの空間に分割されたシリンダ空間とからなる
一対のガスばね要素と、これら一対のガスはね要素の外
側に連結されそれぞれ気体圧縮用のピストンおよびシリ
ンダからなる一対の圧縮要素とを備えて振動系を構成す
る振動式圧縮機において、前記一対のガスばね要素のシ
リンダ空間の容積をm整する容積調整部材を設け、この
容積調整部材を選定して前記シリンダ空間の容積を調整
することによって、上記振動系のガスばね定数を適正に
設定するようにしたものである。
子からなる振動式電動機と、この振動式電動機の両側に
連結され、それぞれピストンおよびシリンダと当該ピス
トンで2つの空間に分割されたシリンダ空間とからなる
一対のガスばね要素と、これら一対のガスはね要素の外
側に連結されそれぞれ気体圧縮用のピストンおよびシリ
ンダからなる一対の圧縮要素とを備えて振動系を構成す
る振動式圧縮機において、前記一対のガスばね要素のシ
リンダ空間の容積をm整する容積調整部材を設け、この
容積調整部材を選定して前記シリンダ空間の容積を調整
することによって、上記振動系のガスばね定数を適正に
設定するようにしたものである。
なお、本発明を開発した考え方を付記すると、次のとお
りである。
りである。
振動系の特性を決定する大きな因子となるものに、振動
部の質量、ガスばね部の特性が挙げられる。ガスばね部
の特性は、ガスばね定数として代表させることができ、
振動部の質量が変わってもガスばね定数を任意にm11
することができれば、振動特性を一定に保つことができ
る。すなわち、ガスばね定数を調整する手段として、シ
リンダ空間の容積に着目した。シリンダ空間のバランス
時の圧力によってもガスばね定数を11整することは可
能であるが、これは圧縮機の運転条件により決まるもの
であるから、運転条件を無視して機械的振動の面からの
み圧力を変えることは一既に良好とは言えない。したが
って、運転条件、言い換えるなら、圧縮機の仕様条件に
影響を及ぼさないガスばね部のシリンダ空間の容積を調
整して振動系を調整することは妥当な考え方である。
部の質量、ガスばね部の特性が挙げられる。ガスばね部
の特性は、ガスばね定数として代表させることができ、
振動部の質量が変わってもガスばね定数を任意にm11
することができれば、振動特性を一定に保つことができ
る。すなわち、ガスばね定数を調整する手段として、シ
リンダ空間の容積に着目した。シリンダ空間のバランス
時の圧力によってもガスばね定数を11整することは可
能であるが、これは圧縮機の運転条件により決まるもの
であるから、運転条件を無視して機械的振動の面からの
み圧力を変えることは一既に良好とは言えない。したが
って、運転条件、言い換えるなら、圧縮機の仕様条件に
影響を及ぼさないガスばね部のシリンダ空間の容積を調
整して振動系を調整することは妥当な考え方である。
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第3図を参照し
て説明する。
て説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る振動式圧縮機の断面
図、第2図は、一般的なガスばね要素の拡大断面図、第
3図は、ガスばね要素のシリンダ空間容積とガスばね定
数の関係を示す特性線図である。
図、第2図は、一般的なガスばね要素の拡大断面図、第
3図は、ガスばね要素のシリンダ空間容積とガスばね定
数の関係を示す特性線図である。
第1図、第2図において、先に説明した第4図と同一符
号のものは従来技術と同等部分であるから、その説明を
省略する。
号のものは従来技術と同等部分であるから、その説明を
省略する。
第1図において、20a、20bはガスの連通径路で、
一対のガスばね要素のそれぞれのピストン4a、4bで
2つの空間に分けられた各シリンダ空間6a*7aおよ
び6b、7bのうち、ピストン4a、4bの作動にとも
ない圧縮,膨脹が同期するシリンダ空間同±6a、6b
と7a、7bとを連通ずるものである。すなわち、連通
径路20aは、シリンダ空間6a、6bを連通し、連通
径路20bは、シリンダ空間7a、7bを連通するよう
に配設されている。
一対のガスばね要素のそれぞれのピストン4a、4bで
2つの空間に分けられた各シリンダ空間6a*7aおよ
び6b、7bのうち、ピストン4a、4bの作動にとも
ない圧縮,膨脹が同期するシリンダ空間同±6a、6b
と7a、7bとを連通ずるものである。すなわち、連通
径路20aは、シリンダ空間6a、6bを連通し、連通
径路20bは、シリンダ空間7a、7bを連通するよう
に配設されている。
21a、21bは、それ−ぞれシリンダ空間6a。
7b内に設けられた容積am部材に係る調整部で、一対
のガスばね要素のシリンダ空間の容積を調整するもので
ある。
のガスばね要素のシリンダ空間の容積を調整するもので
ある。
これら連通径路20a、20b、調整部21a。
21bG−設けたほかは、本振動式圧縮機の構成は、先
の第4図に示したものと同様である。
の第4図に示したものと同様である。
振動式電動機の振動子2の往復運動−により、ロッド3
a、3bの往復動を介して一対のガスばね要素のピスト
ン4a、4bが往復動し、シリンダ空間6aw7aおよ
びBb、7bの圧縮,膨脹にともなう差圧でピストン4
a、4bにはカが作用して、本振動式圧縮機の振動系の
ガスばね部として必要な共振機能を果たす。
a、3bの往復動を介して一対のガスばね要素のピスト
ン4a、4bが往復動し、シリンダ空間6aw7aおよ
びBb、7bの圧縮,膨脹にともなう差圧でピストン4
a、4bにはカが作用して、本振動式圧縮機の振動系の
ガスばね部として必要な共振機能を果たす。
これによって、一対のガスばね要素の外側に連結されて
いる一対の圧縮要素における気体圧縮作用が効果的に行
われる。
いる一対の圧縮要素における気体圧縮作用が効果的に行
われる。
一対の圧縮要素は2段圧縮機能をもつもので、シリンダ
ヘッド10aにおける吸入管11aがら吸込まれた気体
は、気体圧縮用のピストン8aおよびシリンダ9aの働
きで圧縮されたのち吐出管12aから吐き出され、さら
にシリンダヘッド10bにおける吸入管11bから吸込
まれて、気体圧縮用のピストン8bおよびシリンダ9b
の働きで圧着されたのち吐出管12bから吐き出される
ようになっている。
ヘッド10aにおける吸入管11aがら吸込まれた気体
は、気体圧縮用のピストン8aおよびシリンダ9aの働
きで圧縮されたのち吐出管12aから吐き出され、さら
にシリンダヘッド10bにおける吸入管11bから吸込
まれて、気体圧縮用のピストン8bおよびシリンダ9b
の働きで圧着されたのち吐出管12bから吐き出される
ようになっている。
いま、このような振動式圧縮機の振動系におけるガスば
ね部の挙動を、気体漏れのないポリトロープ変化である
と仮定して試算してみる。試算のためのガスばね要素の
構成を第2図に示す。
ね部の挙動を、気体漏れのないポリトロープ変化である
と仮定して試算してみる。試算のためのガスばね要素の
構成を第2図に示す。
第2図には、第1図に示した振動式電動機の両側に連結
されている一対のガスばね要素の左半分を示している。
されている一対のガスばね要素の左半分を示している。
いま、2つのシリンダ空間6a。
7aの容積が等しいピストン4aの位置をX=0とし、
そのときのシリンダ空間6a、7aの容積を■、とする
。
そのときのシリンダ空間6a、7aの容積を■、とする
。
ピストン4aの断面積をA、とし、ピストン4aが角速
度ωで正弦運動をする場合、ピストン4aの時間tに対
する位置Xは式(1)で示される。
度ωで正弦運動をする場合、ピストン4aの時間tに対
する位置Xは式(1)で示される。
x = Bs1nωt =(1)こ
こで X:ピストン位置 B:最大片振幅 ω:角速度 t:時 間 また、シリンダ空間6a、7aのピストン変位に対する
容積を各々V、、V、とすれば、V、=V、−X−A、
sinωt=:V、−A、 ・x−(2)vl = V
、+ X−At5inωt= V、−Ay ・x−(3
)ここで、v1ニジリンダ空間6aの容積■2ニジリン
ダ空間7aの容積 V、:x=Oのときの容積 A、:ピストン断面積 が成り立つ。
こで X:ピストン位置 B:最大片振幅 ω:角速度 t:時 間 また、シリンダ空間6a、7aのピストン変位に対する
容積を各々V、、V、とすれば、V、=V、−X−A、
sinωt=:V、−A、 ・x−(2)vl = V
、+ X−At5inωt= V、−Ay ・x−(3
)ここで、v1ニジリンダ空間6aの容積■2ニジリン
ダ空間7aの容積 V、:x=Oのときの容積 A、:ピストン断面積 が成り立つ。
各シリンダ空間の圧力と容積の関係は、ポリトロープ変
化を仮定したため1式(4)が成り立つ。
化を仮定したため1式(4)が成り立つ。
P1v1″=P2v2″=POvI、″ ・・
・(4)ここで、P、ニジリンダ空間6aの圧力P2ニ
ジリンダ空間7aの圧力 P、ニジリンダ空間容積v6のとき の圧力 n ;ポリトロープ指数 いまピストン4aに作用する力Fを図中矢印方向の力を
正とすれば式(5)(6)が成り立つ。
・(4)ここで、P、ニジリンダ空間6aの圧力P2ニ
ジリンダ空間7aの圧力 P、ニジリンダ空間容積v6のとき の圧力 n ;ポリトロープ指数 いまピストン4aに作用する力Fを図中矢印方向の力を
正とすれば式(5)(6)が成り立つ。
F” (Px P2) Ap ・・
・(5)ここで、k:ガスばね定数 式(6)に式(2)〜(5)を代入すれば式(7)とな
り、これを整理すれば式(8)となる6V””V−/A
p ・x 第3図に式(8)をグラフ化したものを示す。
・(5)ここで、k:ガスばね定数 式(6)に式(2)〜(5)を代入すれば式(7)とな
り、これを整理すれば式(8)となる6V””V−/A
p ・x 第3図に式(8)をグラフ化したものを示す。
横軸v1はガスばね要素のシリンダ空間容積を無次元化
したもの、縦軸はガスばね定数kを無次元化したもので
ある。
したもの、縦軸はガスばね定数kを無次元化したもので
ある。
対象気体としてはヘリウムを例にとってあり、シリンダ
空間が断熱変化する場合の条件として、ポリトロープ指
数nを断熱指数としである。
空間が断熱変化する場合の条件として、ポリトロープ指
数nを断熱指数としである。
第3図から明らかなように、任意のピストンの位置Xに
対し、ガスばね要素のシリンダ空間容積v8を大きくと
るに従い、ガスばね定数には小さくなる。
対し、ガスばね要素のシリンダ空間容積v8を大きくと
るに従い、ガスばね定数には小さくなる。
そこで、第1図に示すように、一対のガスばね要素のシ
リンダ空間6a、7bに調整座21a。
リンダ空間6a、7bに調整座21a。
2Ibを取り付けることにより、シリンダ空間容積を調
整することができる。
整することができる。
本実施例では、一対のガスばね要素の、それぞれにピス
トン4a、4bで2つの空間6 a g 7 a *6
b、7bに分けられた各シリンダ空間のうち、圧縮,膨
脹が同期するシリンダ空間間±6a。
トン4a、4bで2つの空間6 a g 7 a *6
b、7bに分けられた各シリンダ空間のうち、圧縮,膨
脹が同期するシリンダ空間間±6a。
6bとりa、7bは連通径路20a、20bで連通され
ているため、どちらか一方の空間容積を調整すればよい
ことになる。
ているため、どちらか一方の空間容積を調整すればよい
ことになる。
また、圧縮,膨脹が同期するシリンダ空間同士6a、6
bの容積の和と、7a、7bの容積の和とが、ピストン
変位x = Oの位置で、すなわち振動系の振動中心時
に等しくなるように調整座21a。
bの容積の和と、7a、7bの容積の和とが、ピストン
変位x = Oの位置で、すなわち振動系の振動中心時
に等しくなるように調整座21a。
21bを選定すれば質量−ばねの振動系がくずれること
はない。
はない。
先に第2図で示したピストン4aの変位X=0でのシリ
ンi空間6a、7aの平均圧力に係るバランス圧力P、
を変える場合、式(7)から明らかなように、ガスばね
定数にも変わる。したがって。
ンi空間6a、7aの平均圧力に係るバランス圧力P、
を変える場合、式(7)から明らかなように、ガスばね
定数にも変わる。したがって。
ガスばね定数kを適正に設定するには、調整座21a、
21bを選定調整することにより実施できる。
21bを選定調整することにより実施できる。
次に、上記の内容を振動式圧縮機の振動系にあてはめて
考えてみる。
考えてみる。
いま、振動部分の質量をm、一対のガスばね部のガスは
ね定数をkとする。そのとき、振動系の固有円振動数ω
。は式(9)で示される。
ね定数をkとする。そのとき、振動系の固有円振動数ω
。は式(9)で示される。
ω、=57丁 ・・・(9)また、式(7
)で示されるガスばね定数kを近似的に式(10)で表
わし、式(9)に代入すれば、式(11)が得られる。
)で示されるガスばね定数kを近似的に式(10)で表
わし、式(9)に代入すれば、式(11)が得られる。
k * 2 n A F” P −/ V −・・・(
10)ω、■77π]貧 ・・・(11)このω、
を、駆動固有円振動数に設定すれば、振動系は共振する
ことになり振動式圧縮機としての作用を効果的にする。
10)ω、■77π]貧 ・・・(11)このω、
を、駆動固有円振動数に設定すれば、振動系は共振する
ことになり振動式圧縮機としての作用を効果的にする。
いま、振動部分の質量mを172にすれば、式(11)
より振動系の固有円振動数ω、は5倍となる。また、シ
リンダ空間の平均圧力P、を1/2とすれば系の固有円
振動数ω、は1/f丁となる。
より振動系の固有円振動数ω、は5倍となる。また、シ
リンダ空間の平均圧力P、を1/2とすれば系の固有円
振動数ω、は1/f丁となる。
したがって、振動子2、一対のガスばね要素のピストン
4a、4b、一対の圧縮要素のピストン8a、8bから
なる振動部分の質量mを増加させる場合には、一対のガ
スばね要素のシリンダ空間6a、7bの両方または一方
の容積を減らすように、また、前記振動部分の質量mを
減少させる場合には、前記シリンダ空間6a、7bの両
方または一方の容積を増やすように調整座21a、21
bを選定する。
4a、4b、一対の圧縮要素のピストン8a、8bから
なる振動部分の質量mを増加させる場合には、一対のガ
スばね要素のシリンダ空間6a、7bの両方または一方
の容積を減らすように、また、前記振動部分の質量mを
減少させる場合には、前記シリンダ空間6a、7bの両
方または一方の容積を増やすように調整座21a、21
bを選定する。
また、シリンダ空間の平均圧力P、を高くする場合には
、前記シリンダ空間6a、7bの両方または一方の容積
を増やすように、また、前記平均圧力P、を低くする場
合には、前記シリンダ空間6a、7bの両方または一方
の容積を減らすように調整座21a、21bを選定する
。
、前記シリンダ空間6a、7bの両方または一方の容積
を増やすように、また、前記平均圧力P、を低くする場
合には、前記シリンダ空間6a、7bの両方または一方
の容積を減らすように調整座21a、21bを選定する
。
このようにすれば振動系の固有円振動数は一定に保たれ
ることになり、振動系の共振発生を必要な状態に安定さ
せることが可能となる。
ることになり、振動系の共振発生を必要な状態に安定さ
せることが可能となる。
以上述べたように1本発明によれば、振動式圧縮機の振
動系における振動部分の質量、あるいはシリンダ空間の
バランス圧力を変える場合においても、ガスばね部の特
性すなわちガスばね定数を設定値に調整できる機能を備
え、共振特性を最適状態に維持することの可能な振動式
圧縮機を提供することができる。
動系における振動部分の質量、あるいはシリンダ空間の
バランス圧力を変える場合においても、ガスばね部の特
性すなわちガスばね定数を設定値に調整できる機能を備
え、共振特性を最適状態に維持することの可能な振動式
圧縮機を提供することができる。
第1図は、本発明の一実施例に係る振動式圧縮機の断面
図、第2図は、一般的なガスばね要素の拡大断面図、第
3図は、ガスばね要素のシリンダ空間容積とガスばね定
数の関係を示す特性線図、第4図は、従来の振動式圧縮
機の断面図である。 1・・・固定子、2・・・振動子、3a、3b・・・ロ
ッド、4a、4b・・・ピストン、5a、5b・・・シ
リンダ、6 a 、 6 b 、 7 a 、 7 b
・=シリンダ空間、8a。 8b・・・気体圧縮用のピストン、9a、9b・・・シ
リンダ、20a、20b一連通径路、21a、21b答
2凶 尤=O 多 3目
図、第2図は、一般的なガスばね要素の拡大断面図、第
3図は、ガスばね要素のシリンダ空間容積とガスばね定
数の関係を示す特性線図、第4図は、従来の振動式圧縮
機の断面図である。 1・・・固定子、2・・・振動子、3a、3b・・・ロ
ッド、4a、4b・・・ピストン、5a、5b・・・シ
リンダ、6 a 、 6 b 、 7 a 、 7 b
・=シリンダ空間、8a。 8b・・・気体圧縮用のピストン、9a、9b・・・シ
リンダ、20a、20b一連通径路、21a、21b答
2凶 尤=O 多 3目
Claims (5)
- 1.振動子および固定子からなる振動式電動機と、この
振動式電動機の両側に連結され、それぞれピストンおよ
びシリンダと当該ピストンで2つの空間に分けられたシ
リンダ空間とからなる一対のガスばね要素と、これら一
対のガスばね要素の外側に連結され、それぞれ気体圧縮
用のピストンおよびシリンダからなる一対の圧縮要素と
を備えて振動系を構成する振動式圧縮機において、前記
一対のガスばね要素のシリンダ空間の容積を調整する容
積調整部材を設け、この容積調整部材を選定して前記シ
リンダ空間の容積を調整することによつて、上記振動系
のガスばね定数を適正に設定するように構成したことを
特徴とする振動式圧縮機。 - 2.特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、振動子
とガスばね要素のピストンと圧縮要素のピストンとから
なる振動部分の質量の増,減を、一対のガスばね要素の
少なくとも一方のシリンダ空間の容積を減,増させうる
容積調整部材の選定によつて調整するように構成したも
のである振動式圧縮機。 - 3.特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、一対の
ガスばね要秦のシリンダ空間の平均圧力の高,低を、少
なくとも一方のシリンダ空間の容積を増,減させうる容
積調整部材の選定によつて調整するように構成したもの
である振動式圧縮機。 - 4.特許請求の範囲第1項ないし第3項記載のもののい
ずれかにおいて、一対のガスばね要素の、それぞれにピ
ストンで2つの空間に分けられたシリンダ空間のうち、
圧縮,膨脹が同期するシリンダ空間同士を連通させる連
通径路を設けたものである振動式圧縮機。 - 5.特許請求の範囲第1項ないし第4項記載のもののい
ずれかにおいて、一対のガスばね要素の、それぞれピス
トンで分けられた2つのシリンダ空間について、それぞ
れ圧縮,膨脹が同期する一方のシリンダ空間同士の容積
の和と他方のシリンダ空間同士の容積の和とが、振動系
の振動中心時に等しくなるように容積調整部材を選定す
るように構成したものである振動式圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15749984A JPS6138177A (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | 振動式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15749984A JPS6138177A (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | 振動式圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6138177A true JPS6138177A (ja) | 1986-02-24 |
Family
ID=15651018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15749984A Pending JPS6138177A (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | 振動式圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6138177A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5347463A (en) * | 1990-07-03 | 1994-09-13 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | System and method for line production management |
JP2005233181A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-02 | Lg Electronics Inc | 往復動式圧縮器の運転制御方法 |
CN104847623A (zh) * | 2015-04-16 | 2015-08-19 | 泰州格灵电器制造有限公司 | 一种分体式压缩机 |
CN116733714A (zh) * | 2023-08-08 | 2023-09-12 | 瑞纳智能设备股份有限公司 | 压缩机动力组件及线性压缩机 |
-
1984
- 1984-07-30 JP JP15749984A patent/JPS6138177A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5347463A (en) * | 1990-07-03 | 1994-09-13 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | System and method for line production management |
JP2005233181A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-02 | Lg Electronics Inc | 往復動式圧縮器の運転制御方法 |
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