JPS6136323B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6136323B2 JPS6136323B2 JP54047707A JP4770779A JPS6136323B2 JP S6136323 B2 JPS6136323 B2 JP S6136323B2 JP 54047707 A JP54047707 A JP 54047707A JP 4770779 A JP4770779 A JP 4770779A JP S6136323 B2 JPS6136323 B2 JP S6136323B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- cable
- cable core
- insulated wire
- wire cores
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011253 protective coating Substances 0.000 claims description 2
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 4
- 230000018199 S phase Effects 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 3
- 238000005253 cladding Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は、3層の高周波電力回路に使用される
低インピーダンス電線路の改良に関する。 (従来の技術) 商用周波数の10倍ないし数10倍の高周波領域の
電力回路に使用される電線路では、リアクタンス
が非常に大きくなるため電路の電圧降下が大きく
なり、しかも相間に電圧降下のアンバランスが生
ずるようになる。 このような間題を解決する手段としては、 (イ) 導体サイズを大きくする。 (ロ) 同軸型ケーブルを使用する。 (ハ) 小サイズケーブルを多数並列接続して使用す
る。 等の方法が考えられる。 (発明が解決しようとする間題点) しかしながら、(イ)の方法では、抵抗分は小さく
なるがリアクタンス分はほとんど小さくならず効
果が僅少である。(ロ)の方法では、ケーブル製造工
程が多く、生産性が悪い上に、ケーブルの端未処
理が複難になる。更に、3層のインピーダンスに
アンバランスを生ずるという欠点がある。(ハ)の方
法では、効を大きくするためには広い布設スペー
スを必要とするという欠点があつた。 このように従来の方法では、高周波電力回路に
用いる電線路として効果的な解決策がなかつた。 (目的) 本発明はかかる従来の欠点を解消すべくなされ
たもので、高周波電力回路に使用した場合リアク
タンスが小さく、生産性、端未作業性、配線作業
性が良好で、布設スペースを特に広くは必要とし
ない低インピーダンス電線路を提供することを目
的とする。 (間題点を解決するための手段) かかる目的を達成するため本発明は、3条の絶
縁線心からなる3相ユニツトR,S,Tの複数組
により構成されるケーブルコアの外周に保護被覆
を設けてなる電線路において、前記3相ユニツト
R,S,Tが3条の絶縁線心を撚合せて構成さ
れ、かつその複数組が撚合されてケーブルコアが
構成されていることを特徴としている。 (作用) 本発明では上述したようにケーブルコアを3相
バランスが適切にとれた位置に配置されているの
で、近接するケーブル等に誘導障害をおよぼすお
それがなく、また絶縁線心数をNとすれば 1/N/3となり電圧降下率も低下する。さらに
多線心で構成されているので同軸高周波低インピ
ーダンス電線路や大サイズ導体ケーブルよりも生
産性、端未作業性、配線作業性が良好で、布設ス
ペースを広く必要としない。 (実施例) 以下本発明を図面に示す実施例を基に、その詳
細を説明する。 第1図に示す実施例Aは、絶縁線心1を3条ず
つある撚りピツチをもつて撚合せて3相ユニツト
(R相、S相、T相)を構成し、更にこの3相ユ
ニツトR1,S1,T1〜R6,S6,T6の6組(3組以
上であればどれでも良い)を同一円周上に密接し
て配置し撚合せてケーブルコアとしたものであ
る。2は前記3相ユニツトR1,S1,T1〜R6,
S6,T6からなるケーブルコアを一括して覆う保
護被覆管である。 第1図に示した実施例Aは3相ユニツトの複数
組を撚合せてケーブルコアを構成し、その外周に
保護被覆管2を設けた実施例であるが、本発明は
第2図に示す実施例Bのように、3条の絶縁線心
1を撚合せて3相ユニツトR1,S1,T1〜R12,
S12,T12を構成し、この3層ユニツトを同一円周
上の電気的平衡のとれた位置に配置して更に撚合
せてグループ撚りユニツトU1〜U4を構成し、こ
のグループ撚りユニツトU1〜U4を同一円周上の
互いの電気的平衡のとれた位置に配置してケーブ
ルコアとし、その外側を保護被覆管2で覆つても
よい。 以上各実施例A,Bに示す撚り形式を有し、か
つ第1表に示す寸法をもつケーブルの電気特性は
第2表に示すようになる。
低インピーダンス電線路の改良に関する。 (従来の技術) 商用周波数の10倍ないし数10倍の高周波領域の
電力回路に使用される電線路では、リアクタンス
が非常に大きくなるため電路の電圧降下が大きく
なり、しかも相間に電圧降下のアンバランスが生
ずるようになる。 このような間題を解決する手段としては、 (イ) 導体サイズを大きくする。 (ロ) 同軸型ケーブルを使用する。 (ハ) 小サイズケーブルを多数並列接続して使用す
る。 等の方法が考えられる。 (発明が解決しようとする間題点) しかしながら、(イ)の方法では、抵抗分は小さく
なるがリアクタンス分はほとんど小さくならず効
果が僅少である。(ロ)の方法では、ケーブル製造工
程が多く、生産性が悪い上に、ケーブルの端未処
理が複難になる。更に、3層のインピーダンスに
アンバランスを生ずるという欠点がある。(ハ)の方
法では、効を大きくするためには広い布設スペー
スを必要とするという欠点があつた。 このように従来の方法では、高周波電力回路に
用いる電線路として効果的な解決策がなかつた。 (目的) 本発明はかかる従来の欠点を解消すべくなされ
たもので、高周波電力回路に使用した場合リアク
タンスが小さく、生産性、端未作業性、配線作業
性が良好で、布設スペースを特に広くは必要とし
ない低インピーダンス電線路を提供することを目
的とする。 (間題点を解決するための手段) かかる目的を達成するため本発明は、3条の絶
縁線心からなる3相ユニツトR,S,Tの複数組
により構成されるケーブルコアの外周に保護被覆
を設けてなる電線路において、前記3相ユニツト
R,S,Tが3条の絶縁線心を撚合せて構成さ
れ、かつその複数組が撚合されてケーブルコアが
構成されていることを特徴としている。 (作用) 本発明では上述したようにケーブルコアを3相
バランスが適切にとれた位置に配置されているの
で、近接するケーブル等に誘導障害をおよぼすお
それがなく、また絶縁線心数をNとすれば 1/N/3となり電圧降下率も低下する。さらに
多線心で構成されているので同軸高周波低インピ
ーダンス電線路や大サイズ導体ケーブルよりも生
産性、端未作業性、配線作業性が良好で、布設ス
ペースを広く必要としない。 (実施例) 以下本発明を図面に示す実施例を基に、その詳
細を説明する。 第1図に示す実施例Aは、絶縁線心1を3条ず
つある撚りピツチをもつて撚合せて3相ユニツト
(R相、S相、T相)を構成し、更にこの3相ユ
ニツトR1,S1,T1〜R6,S6,T6の6組(3組以
上であればどれでも良い)を同一円周上に密接し
て配置し撚合せてケーブルコアとしたものであ
る。2は前記3相ユニツトR1,S1,T1〜R6,
S6,T6からなるケーブルコアを一括して覆う保
護被覆管である。 第1図に示した実施例Aは3相ユニツトの複数
組を撚合せてケーブルコアを構成し、その外周に
保護被覆管2を設けた実施例であるが、本発明は
第2図に示す実施例Bのように、3条の絶縁線心
1を撚合せて3相ユニツトR1,S1,T1〜R12,
S12,T12を構成し、この3層ユニツトを同一円周
上の電気的平衡のとれた位置に配置して更に撚合
せてグループ撚りユニツトU1〜U4を構成し、こ
のグループ撚りユニツトU1〜U4を同一円周上の
互いの電気的平衡のとれた位置に配置してケーブ
ルコアとし、その外側を保護被覆管2で覆つても
よい。 以上各実施例A,Bに示す撚り形式を有し、か
つ第1表に示す寸法をもつケーブルの電気特性は
第2表に示すようになる。
【表】
【表】
ただし、X1〜2は3相ユニツトR1,S1,T1、
R2,S2,T2のリアクタンス。 X3〜6は3相ユニツトR3,S3,T3〜R6,S6,
T6のリアクタンス。 X7〜12は3相ユニツトR7,S7,T7〜R12,S12,
T12のリアクタンス。 しかして第2表の特性から、 α=(√31(Rcosθ+Xsinθ)l/V×100% 但し、I:通電電流=230A cosθ:力率=0.2 sinθ:−=0.98 l:線路長=0.91Km V:線路電圧=200V の式ならびに値を用いて計算した各実施例の電圧
降下率(α)は次の通りである。 実施例A=αA4.9% 実施例B=αB=3.4% 一方第3図に示すように、R相、S相、T相と
なる第1導体C1、第2導体C2、第3導体C3をそ
れぞれ第1絶縁I1、第2絶縁I2、第3絶縁I3によ
り絶縁させてなる従来の3相同軸ケーブル3およ
び第4図に示すように、R相、S相、T相となる
絶縁扇形導体F1を3相ずつ2組R1,S1,T1、
R2,S2,T2撚合せて成る従来の扇形導体ケーブ
ル4について、第3表の構成を採用した場合の電
圧降下率(α)は次の通りである。 (3層同軸ケーブル) ZR=0.3870+j1.010Ω/Km ZS=−0.2120+j0.0745 〃 ZT=0.0845+j0.3358〃 これより αR=21.1% αS=2.3% αT=6.9% (扇形導体ケーブル) 各相のインピーダンス ZR=ZS=ZT=0.154×j0.0277Ω/Km これより α=6.0%
R2,S2,T2のリアクタンス。 X3〜6は3相ユニツトR3,S3,T3〜R6,S6,
T6のリアクタンス。 X7〜12は3相ユニツトR7,S7,T7〜R12,S12,
T12のリアクタンス。 しかして第2表の特性から、 α=(√31(Rcosθ+Xsinθ)l/V×100% 但し、I:通電電流=230A cosθ:力率=0.2 sinθ:−=0.98 l:線路長=0.91Km V:線路電圧=200V の式ならびに値を用いて計算した各実施例の電圧
降下率(α)は次の通りである。 実施例A=αA4.9% 実施例B=αB=3.4% 一方第3図に示すように、R相、S相、T相と
なる第1導体C1、第2導体C2、第3導体C3をそ
れぞれ第1絶縁I1、第2絶縁I2、第3絶縁I3によ
り絶縁させてなる従来の3相同軸ケーブル3およ
び第4図に示すように、R相、S相、T相となる
絶縁扇形導体F1を3相ずつ2組R1,S1,T1、
R2,S2,T2撚合せて成る従来の扇形導体ケーブ
ル4について、第3表の構成を採用した場合の電
圧降下率(α)は次の通りである。 (3層同軸ケーブル) ZR=0.3870+j1.010Ω/Km ZS=−0.2120+j0.0745 〃 ZT=0.0845+j0.3358〃 これより αR=21.1% αS=2.3% αT=6.9% (扇形導体ケーブル) 各相のインピーダンス ZR=ZS=ZT=0.154×j0.0277Ω/Km これより α=6.0%
【表】
以上の実施例からも明らかなように、本発明の
低インピーダンス電線路は3相を、少区分化して
構成した3相ユニツトを円周上の互いの電気的平
衡のとれた位置に配置して更に撚合せているか
ら、3相バランスが適切にとれ近接する計装ケー
ブル等に誘導障害を及ぼすようなおそれがない。
また線路のリアクタンス分は絶縁線心数をNとす
れば1/N/3となり電圧降下率も低下する。さ
らにケーブルの構成が従来の多心ケーブルと大差
がないので、製造が容易であつて、電圧降下およ
び電流容量についての要求条件は、導体サイズと
線心数との組合せにより対処することができるの
でいくつかの組合せの中から最も径済的な組合せ
を選定することが可能である。また端末処理も同
軸ケーブルと比較して容易に行うことができる。
更にまた多線心で構成されているので同軸高周波
低インピーダンス電線路や大サイズ導体ケーブル
よりもケーブルの可撓性が良くなり、配線作業性
が良好である。
低インピーダンス電線路は3相を、少区分化して
構成した3相ユニツトを円周上の互いの電気的平
衡のとれた位置に配置して更に撚合せているか
ら、3相バランスが適切にとれ近接する計装ケー
ブル等に誘導障害を及ぼすようなおそれがない。
また線路のリアクタンス分は絶縁線心数をNとす
れば1/N/3となり電圧降下率も低下する。さ
らにケーブルの構成が従来の多心ケーブルと大差
がないので、製造が容易であつて、電圧降下およ
び電流容量についての要求条件は、導体サイズと
線心数との組合せにより対処することができるの
でいくつかの組合せの中から最も径済的な組合せ
を選定することが可能である。また端末処理も同
軸ケーブルと比較して容易に行うことができる。
更にまた多線心で構成されているので同軸高周波
低インピーダンス電線路や大サイズ導体ケーブル
よりもケーブルの可撓性が良くなり、配線作業性
が良好である。
第1図および第2図は本発明の低インピーダン
ス電線路の実施例をそれぞれ示す説明図、第3図
および第4図は、従来の高周波電線路を示す説明
図である。 1……絶縁線心、2……保護被覆管。
ス電線路の実施例をそれぞれ示す説明図、第3図
および第4図は、従来の高周波電線路を示す説明
図である。 1……絶縁線心、2……保護被覆管。
Claims (1)
- 1 3条の絶縁線心1からなる3相ユニツトR,
S,Tの複数組により構成されるケーブルコアの
外周に保護被覆2を設けてなる電線路において、
前記3相ユニツトR,S,Tが3条の絶縁線心1
を撚合せて構成され、かつその複数組が撚合され
てケーブルコアが構成されていることを特徴とす
る低インピーダンス電線路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4770779A JPS55139718A (en) | 1979-04-18 | 1979-04-18 | High frequency low impedance wire path |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4770779A JPS55139718A (en) | 1979-04-18 | 1979-04-18 | High frequency low impedance wire path |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55139718A JPS55139718A (en) | 1980-10-31 |
JPS6136323B2 true JPS6136323B2 (ja) | 1986-08-18 |
Family
ID=12782764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4770779A Granted JPS55139718A (en) | 1979-04-18 | 1979-04-18 | High frequency low impedance wire path |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55139718A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5853312U (ja) * | 1981-09-04 | 1983-04-11 | 古河電気工業株式会社 | 低インピ−ダンス3相電気ケ−ブル |
JP6009253B2 (ja) * | 2012-07-17 | 2016-10-19 | 矢崎総業株式会社 | 高周波電力伝送用同軸ケーブル |
US20150325334A1 (en) * | 2014-05-07 | 2015-11-12 | Technip France | Power umbilical |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6031127Y2 (ja) * | 1977-02-22 | 1985-09-18 | 日立電線株式会社 | 多相多線式線路用ケ−ブル |
-
1979
- 1979-04-18 JP JP4770779A patent/JPS55139718A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55139718A (en) | 1980-10-31 |
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