JPS6136122A - マンガンフエライトの製造方法 - Google Patents

マンガンフエライトの製造方法

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JPS6136122A
JPS6136122A JP15757484A JP15757484A JPS6136122A JP S6136122 A JPS6136122 A JP S6136122A JP 15757484 A JP15757484 A JP 15757484A JP 15757484 A JP15757484 A JP 15757484A JP S6136122 A JPS6136122 A JP S6136122A
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JP
Japan
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manganese ferrite
manganese
ion
precursor
temperature
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JP15757484A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Endo
博 遠藤
Shinichi Nakamura
新一 中村
Shigeo Iiri
飯利 茂雄
Masaru Hayashi
勝 林
Yasuyuki Yamashina
山科 泰之
Tsutomu Yamashita
山下 務
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野1 本発明はマンガンフェライトの製造方法に関し、更に詳
しくは、火力発電プラントなどの高温接水部の水の中に
含まれている鉄イオン、クロムイオン、ニッケルイオン
、コバルトイオンに対し吸着能が大きいマンガンフェラ
イトを製造する方法に関する。
[発明の技術的背景とその問題4i ]火力発電プラン
トにおいては、その運転時間の増加に伴って、その機器
、とりわけ給水配管の内面には、それらの腐食生成物か
ら生成した鉄、クロム、ニッケルの各種生成物が蓄積し
てくる。これら生成物はイオン性物質となって熱水中に
溶出したり、又は循環水とともプラント内を循環して各
機器、配管の内面に再びスケールとして付着する。
このような付着スケール又はイオン性物質はプラントの
熱交換効率の低下、41器の寿命低下を惹起し、プラン
トの稼動率低下を招く。
前記した生成物の大半は機器、給水配管などを構成する
構造材から溶出した鉄、クロム、ニッケルであり、その
晴はプラントの運転時間の増加とともに増大する。
これらの生成物は概ね次のようにして発生してくる。す
なわち、まず、構造材の主要組成物質である鉄、クロム
、ニー2ケル、マンガン、コバルトなどが構造材の腐食
進行に伴って水に溶出してイオン化する。これらイオン
化した上記金属は再び分子化合物となって構造材の表面
に付着する。そのとき生成する一部金属酸化物がボイラ
ー水と共に機器や配管内に渣入し、再循環して機器、配
管の内面に蓄積し、その蓼が経詩的に増加する。
したがって、ト記した各金属の溶出イオンを除去すれば
イ・1着スケールの増縫を抑制することがn(能になる
従来、火力発電プラントの4=I着スケールは、その一
部が定検時に清掃除去されていた。しかしながら、この
方法では能率が悪く付着スケールの完全除去は困難であ
る。そのため、付着スケールが許容値を超えてkPI量
している機器又は機器部分を新規なものに取換えていた
。これは、発電コストの4−Aを招くことになってしま
う。
このようなことから、最近では、熱水(給水)中に耐熱
性の無機イオン吸着体を設置し、溶出イオンを吸着除去
するという方法が試みられている。そして、その無機イ
オン吸着としてマンガンフェライトの使用が提案されて
いる。
ところで、従来からよく知られているマンガンフェライ
トの製造方法として、゛炭酸マンガン(II )と酸化
鉄(TIT)の各粉末の混合物を約900°Cで仮焼し
更に1200℃以1−の温度で焼成するという方法があ
る。
しかしながら、この方法は1−記したように高温で焼成
する方法なので得られたマンガンフェライトの結晶粒が
犬きく成長する。結晶粒の大きいマンガフエライトを1
11記したイオン吸着体として用いた場合、それは比表
面積が小さいので熱水との接触面積が小さくなり全体と
してのマンガンフェライト単位重皐当りのイオン吸着除
去能の効率は低下する。したがって、イオン吸着体に用
いる場合には、接木面積の増加という点からいえば、マ
ンガフエライト位の結晶は微細であることが好適である
マンガンフェライトの結晶成長を抑制するためには、焼
成温度を低めればよいことが知られている。
しかしながら、前述した原料を用いた製造方法において
、低温焼成によって得られた、マンガンフェライトは成
長したマンガンフェライトの結晶が不完全であり、上記
各イオンの吸着能は著しく低下してしまい、イオン吸着
体としての使用に耐え得ない。
[発明の目的] 本発明は、低温焼成で製造するにもかかわらず、マンガ
ンフェライトの結晶は完全に発達しており、しかも超微
細であって、−ト記した各種溶出イオンの吸着能も大き
いマンガンフェライトを製造する方法の提供を目的とす
る。
[発明の概要] 本発明のマンガンフェライトの製造方法は、次式−M・
Fe204(式中、XはMn(H)及びFe(II)を
表わし、かつ、Fe(II)のモル比は0.01−0.
2である)で示されるマンガンフェライト組成に対応し
た化学量論的割合で、第1鉄イオン、第2鉄イオン及び
マンガンイオンを含有するpi(12以1−の水溶液を
加熱してマンガンフェライト前駆体結晶を生成せしめ、
該前駆体結晶を600℃以−Vの温度で焼成することを
特徴とする。
本発明方法が製造目的とするマンガンフェライト結晶は
、次式:  M・Fe204(式中、にはNn (II
 )及びFe(TI)を表わし、かつ、Fe(TI)の
モル比は0.01〜0.2である)でその組成を示すこ
とができる。
このマンガンフェライトを製造するために、本発明方法
にあってはまず後述の水溶液からこのマンガンフェライ
ト結晶の前駆体を製造する。
用いる水溶液は、上記組成に対応した化学量論的割合で
第1鉄イオン(Fe  ) 、第2鉄イオン(Fe  
)及びマンガンイオン(Mn)を含有し、かつ、pHが
12以1−の水溶液である。ここで、FeはMn  の
酸化防1に作用を有する。このような水溶液は、具体的
には、Fe  源として所定濃度の塩化第1鉄水溶液(
Feld124820200gを木11 (1mol)
に溶解する);Fe[として所定濃度の塩化第2鉄水溶
液(Fe(dL313H20540gを水11 (2m
ol)に溶解する);ロ 源として所定濃度の塩化マン
ガン水溶液(NnCu24)12039Bgを水1 f
L (2mol)に溶解する)を準備し、これらを所定
濃度の苛性ソーダ水溶液(NaOH320gを水11 
(8,Omol)に溶解する)のようなアルカリ水溶液
と混合して調製することができる。このとき、Fe” 
、 Fe3+の濃度は、最終的に得られる上記組成の、
マンガンフェライト中のFe(TI)のモル比が0.0
1〜0.2となるように調製される。Fe(11)のモ
ル比がこの値から外れているマンガンフェライトは、高
温、高圧水中でマンガンが溶出し易く安定性に欠けるか
らである。また、水溶液のpHが12より小さい場合に
は、上記した組成のマンガンフェライト前駆体結晶が生
成しにくくなる。
この水溶液を所定温度に維持すれば、微細なマンガンフ
ェライト前駆体結晶が沈澱する。このときの温度は70
〜150℃、好ましくは90〜100℃であり、保持時
間は20分〜1時間である。とくに温度が70℃未満の
場合は結晶が不完全となり、 150℃を趙えると結晶
成長が進み反応性が低下するので好ましくない。
tIIられた前駆体結晶は、その組成は目的物と同じで
あり、かつその結晶構造も最終のマンガンフェライトの
それと同等であるがしかし若干不完全であって、高温・
高圧水の中にあってはマンガンの溶出の虞れがある。そ
してこの前駆体結晶はa微粒子であるため、その通水性
は悪い。しかしながら、全体がスピネル構造なので焼結
性は良好である。
このようにして得られたマンガンフェライト前駆体結晶
の沈殿を濾過、水洗、乾燥、更に必要に応じてはポリビ
ニルアルコールなどをバインダとして造粒したのち、例
えば窒素ガスのような非酸化性雰囲気中において、温度
600℃以−トの温度で焼成する。この温IW下におけ
る焼成時間は約2時間部度でよい。この過程を経て、前
記の前駆体結晶は高温・高圧水中で完全に安定な結晶と
なりマンガンの溶出等の現象は解消し、あわせて各種イ
オンの吸着能も向にかつ安定する。焼成温度が600℃
未満の場合には、に記の焼成によるマンガンフェライト
の安定化効果は得られない。
以下に本発明方法及び得られたマンガンフェライトの性
能につき実施例に基づいて更に詳細に説明する。
[発明の実施例1 2、Omol/u )FeC12水溶液100100O
、1,Omo1/JlのFeCIL3水溶液20水溶液
2尺0Mn0文2水溶液100100Oを別々に調製し
、これらを8.0■ol/文のNaOH水溶液1000
鵬文に添加して褐色沈澱を含むpH13以上の混合溶液
とした。
これを90℃で1時間加熱したところ、褐色沈殿が得ら
れた。この沈澱を 過,水洗,乾燥したのち粉末X線回
折法でその結晶構造を同定した。その結果を図に示した
図から明らかなように、この沈澱物は2θが28、8 
、 34.8 、 42.5の位置にそれぞれ極めてシ
ャープなマンガンフェライト結晶によるピークを有して
いる。
ついで、この粉末に少量のポリビニルアルコールを添加
して粒径l〜4m■に造粒した。これをマツフル炉に入
れ、窒素雰囲気中において600℃以ー1−の各温度で
2時間焼成した。いずれの場合も図と同様なXt1回折
結果のマンガンフェライト結晶粒が得られた。粒径0.
5〜3膳腸。
つぎに、これらマンガンフェライト粒の高温水における
マンガン溶出酸及び鉄イオン、クロムイオン、ニッケル
イオンの除去率を下記の仕様で測定した。
■マンガン溶出酸の測定:このマンカンフェライト粒2
gを常圧下で280℃の高温水50IIILに投入し、
その温度に24時間保持したのち、高温水を原子吸光分 析にかけてマンガン溶出酸を測定 し、マンガフエライト1g当りの溶出 マンガン量(gg)として算出し た。
■鉄イオン、クロムイオン、ニッケルイオンの除去率:
所定晴の各イオンが存在する200℃の高温水 50■
文にこれらマンガン フェライト粒5gを投入し、その温度 で30分間攪拌した。その後、高温水 を原子吸光分析にかけて各イオン濃 度を測定し、その値と当初の各イオ ン濃度の値から除去率(%)を算 出。
以−ヒの結果を、焼成温度との関係として一括表に示し
た。なお、比較のため、炭酸マンガンと酸化鉄(Iff
)とから焼成された従来のマンガンフェライトの結果も
示した。
[発明の効果] 以1−の説明でIllらかなように、本発明のマンガン
フェライトは、高温・高圧水中においてマンカンの溶出
醍が極めて少なく安定であり、かつ、水中の各溶出イオ
ンにたいしてもその吸着除去能が大きいので、火力発電
プラントの機器、給水配管に配設される無機イオン吸着
体として優れた性能を有しており、そのL業的価値は大
である。
【図面の簡単な説明】 図は、本発明方法で製造したマンガンフェライh M躯
体結晶の粉末X線回折法による同定結果である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 次式:M・Fe_2O_4(式中、HはMn(II)及び
    Fe(II)を表わし、かつ、Fe(II)のモル比は0.
    01〜0.2である)で示されるマンガンフェライト組
    成に対応した化学量論的割合で、第1鉄イオン、第2鉄
    イオン及びマンガンイオンを含有するpH12以上の水
    溶液を加熱してマンガンフェライト前駆体結晶を生成せ
    しめ、該前駆体結晶を600℃以上の温度で焼成するこ
    とを特徴とするマンガンフェライトの製造方法。
JP15757484A 1984-07-30 1984-07-30 マンガンフエライトの製造方法 Pending JPS6136122A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104289175A (zh) * 2014-10-20 2015-01-21 中节能大地环境修复有限公司 一种聚合阳离子型热活化微孔双金属填料的制备方法

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CN104289175A (zh) * 2014-10-20 2015-01-21 中节能大地环境修复有限公司 一种聚合阳离子型热活化微孔双金属填料的制备方法

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