JPS6135723B2 - - Google Patents

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JPS6135723B2
JPS6135723B2 JP12073882A JP12073882A JPS6135723B2 JP S6135723 B2 JPS6135723 B2 JP S6135723B2 JP 12073882 A JP12073882 A JP 12073882A JP 12073882 A JP12073882 A JP 12073882A JP S6135723 B2 JPS6135723 B2 JP S6135723B2
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JP
Japan
Prior art keywords
disk
assembly
pushbutton
spring
push button
Prior art date
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Expired
Application number
JP12073882A
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English (en)
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JPS5838024A (ja
Inventor
Rijii Naajino
Kanii Fuerarii Mario
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SANSHIN DENKI KK
Original Assignee
SANSHIN DENKI KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SANSHIN DENKI KK filed Critical SANSHIN DENKI KK
Publication of JPS5838024A publication Critical patent/JPS5838024A/ja
Publication of JPS6135723B2 publication Critical patent/JPS6135723B2/ja
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  • Push-Button Switches (AREA)
  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はラジオ・セツト、テレビジヨン、セツ
トその他の装置、特にカーラジオ等の装置に用い
られる押しボタン式チユーナーに関する。この種
の押しボタン式チユーナーには、チユーナーのフ
レームに出入自在に取りつけられた複数の押しボ
タン組立体が設けられており、これらの押しボタ
ン組立体の各々には、該押しボタン組立体を押し
入れると記憶されている放送の周波数を呼び出す
調節自在の記憶装置が組み込まれている。
従来技術の押しボタン式チユーナーは、互いに
平行に横に並べられ、チユーナーのフレームの内
部に向かつて長手方向に滑動でき、押しボタン組
立体の面に垂直な軸を中心として角度を調節でき
る当接部材を有し、当接部材を係止し或いは係止
を解除して意図通りの位置に調節し且つ一度調節
された後には調節位置に保持する装置と組み合わ
せられている複数の押しボタン組立体から成る。
各押しボタン組立体は、それぞれの当接部材によ
つて押しボタン組立体を横切るように配置された
制御バーに設けられた2つの停止部と共働するよ
う構成されており、前記制御バーはラジオ・セツ
トのチユーナー群と作動接続されていて、何れか
の押しボタン組立体を挿入することによつてもた
らされる押しボタン組立体の長手方向移動並びに
これに伴なう2つの停止部への当接部材の作用の
結果としてラジオ・セツトを制御する。
公知の押しボタン式チユーナーにおいては、当
接部材は各押しボタン組立体に角度調節自在に取
りつけられたピンから成る。
また、この押しボタン式チユーナーの押しボタ
ン組立体は、所望の選択された放送周波数を同調
セツトし、ピンの角度を調節するために従来各種
の手段が講じられているが、全体の高さ寸法が厚
く、小型化するという点において未だ十分なもの
は得られなかつた。
本発明の特徴は、押しボタン組立体を所望の選
択された放送周波数に同調させセツトするための
デイスクを解放自在に締付け固定するための独特
の構造の二股ばねを提供し、この二股ばねを押し
ボタン組立体の内外移動と連動してデイスク係止
位置と、デイスク解放位置の間で自動的に移動さ
せるための構造を提供することにある。
本発明の叙上およびその他の特徴は、添付図面
に例示する本発明の好ましい実施例についての以
下の詳細な説明によつて一層明らかになろう。
ラジオ・セツト、テレビジヨン、セツトその他
の装置、特にカーラジオ・セツト等の周波数選択
装置即ちチユーナーは、基盤プレート1を有し、
このプレート上に該プレートから一定距離をおい
てカバー・プレート2が配置されていて、カバ
ー・プレートはフツク102によつて基盤プレー
ト1の後縁部101に設けられている対応スロツ
トに係合していて、スペーサブツシユ3とねじ4
とによつて基盤プレートに固定されている(第3
図参照)。
特に第1図並びに第5図乃至第8図に示すよう
に、基盤プレート1の側部延長部にはラジオ・セ
ツトのチユーナー群が取りつけられている。図示
の実施例の場合、このチユーナー群は複数の電磁
コイル5と、軸方向に移動自在でコイル5の内部
へいろいろ異なる深さに挿入して同調周波数を変
調させることができる複数のコア6とから成る。
周波数を変調させるために、コア6はU字形の支
持部材7に固着されていて、部材7の2つのアー
ムは案内ロツド8に滑動自在に取りつけられ、部
材7の2つのアームを接続している横部分は基盤
プレート1に固着されたコイル支持部材10に設
けられた案内スロツト9に受容されている。
基盤プレート1にチユーナー群に隣接してピン
11が固着され、このピンに4本の小さなレバー
12,13,14及び15が揺動自在に取りつけ
られている。2本の上部レバー14及び15は、
それぞれ下に横たわるレバー13のアーム113
及び213と組み合わせられていて、レバー14
と15の間に介在するばね16によつてレバー1
3の各アーム113及び213に向かつて押圧さ
れている。従つて、これらのレバー13,14,
15は、実際上一つの複合屈曲レバーを形成して
おり、この複合レバーの各アームは弾性のフオー
ク即ち弾性ばさみ113−14及び213−15
を構成する。複合レバー13,14,15の弾性
フオークのアーム113−14の内部には支持部
材7のピン107が係合挿入されている。この支
持部材7には、先に述べたようにチユーナー群の
コア6が固着されている。複合レバーの他方の弾
性フオーク・アーム213−14にはラツク19
を担持している平坦な滑動バー18と一体構造の
ピン17が係合挿入されている。前記ラツク19
は支点20でプレート18に揺動自在に支持され
ていて、ばね21の作用によりピニオン22に対
して押圧されピニオン22と噛み合つている。ピ
ニオン22は、基盤プレート1に固着されている
支持部24から突出するシヤフト23に回転自在
に取りつけられている。シヤフト23の自由端部
には歯車25が回転自在に取りつけられていて、
この歯車25は回転自在のノブ28のシヤフト2
7と一体構造のピニオン26と噛み合つて手動に
よる周波数調整を行なうことを可能にしている。
前記歯車25は、摩擦クラツチ29によつて同軸
ピニオン22に接続されており、摩擦クラツチは
ピン11に取りつけられたレバー12によつて係
合位置に保たれる。クラツチ29を係合位置に保
持するために、前記レバー12のピン30には、
バー18と平行でばね32の作用下でレバー12
の方に向つて押圧されている平坦な滑動バー31
の端部が押しつけられている。斯くして、レバー
12の翼部112は歯車25のハブの前面に押し
つけられて、摩擦クラツチ29を歯車25とピニ
オン22の間で係合保持する。
以上の説明から明らかなように、ノブ28を手
で回転させるとノブ28がシヤフト27及びピニ
オン26を介して歯車25を駆動し、歯車25が
回転して摩擦クラツチ29を介してピニオン22
を駆動する。ピニオン22は、ラツク19によつ
てバー18を長手方向に変位させる。バー18は
ピン17によつて、複合レバー13,14,15
を角変位させ、該複合レバーが回転するとピン1
07によりチユーナー群のコア6を支持している
滑動自在の支持部材7が変位せしめられる。
基盤プレート1と2本の滑動バー18及び31
の間には、互いに横に並んで且つ平行な複数の押
しボタン組立体33が配置されており、各押しボ
タン組立体は基盤プレート1の前縁部201を介
して滑動案内され且つ始動ヘツド(押しボタン)
35を備えた薄い滑動部34を有する。各押しボ
タン組立体は長手方向に滑動自在に案内される。
その滑動を案内するために、各押しボタン組立体
の滑動部34の前端部分に長手方向スロツト36
が設けられていて、このスロツト36には基盤プ
レート1とカバー・プレート2との間にある結合
ねじ4の一つによつてスペーサブツシユ3が挿入
されている。各押しボタン33の滑動部34の両
側部には更に基盤プレート1に固着された案内ピ
ン37,38が設けられており、これらの案内ピ
ンは2本の滑動バー18及び31を長手方向に案
内する案内部材ともなる。各押しボタン33の滑
動部34の下側には、基盤プレート1に設けられ
た対応スロツト40に滑動自在に収納されている
もう一つの滑動部材39が配設されている。滑動
部材39の後端部には二つの側部案内フランジ1
39があり、これらの案内フランジはスロツト4
0から張出し基盤プレート1上にのつている。各
滑動部材39は、対応する押しボタン33の滑動
部34に一定限度内で長手方向に相対的に滑動自
在に結合されている。この相対滑動を可能にする
ために、滑動押しボタン34はピン41を有し、
このピンが滑動部材39の長手方向スロツト42
と係合している。各押しボタン組立体33の滑動
部34の上面は、前記滑動部材39の端部に設け
られたピン44によつて下部滑動部材39に固着
された薄い保護プレート43によつて覆われてい
る。前記の後部ピン44には戻りばね45が作用
していて、この戻りばねによつて、各滑動部材3
9は外方に変位する力を受けて押しボタン33と
ともに第1図乃至第5図に示す休止位置に戻され
る。
押しボタン組立体33の上方には、該組立体と
カバー・プレート2との間に該組立体を横切つ
て、バー18及び31が配置されている。チユー
ナー群と接続している横断バー18の前部には各
押しボタン組立体33に対応するようにバー18
と直接又は連結部材を介して停止部46がある。
停止部46は、各押しボタン組立体上に設けられ
た当接素子と協同する。当接素止は滑動部材39
に固定された中央ピン50に回転自在に取りつけ
られた小さな支持デイスク49の形の共通支持部
材の上面に取りつけられた2つの個別当接部材4
7,48から成る。
デイスク49は、ピン50の周りに回転自在で
あるが、後述する目的のためにデイスク49を解
放自在に固定する必要がある。本発明の特徴は、
押しボタン組立体33の長手方向の移動と自動的
に連動してデイスク49を所定位置に固定し、ま
た、解放するための独特の構造の二股ばね51の
形の係止部材を設け、それと協同するように滑動
部34を構成したことにある。この構成は以下の
説明から明らかになろう。
二股ばね51は、頭部151と、該頭部から長
手方向に延長した2本の脚部とから一体に形成さ
れており、二股ばね51は、その頭部151から
前方に突出した前方延長部に挿設したピン52に
よつて下部滑動部材39に固着されている。ピン
52は、滑動部材39に固定され、二股ばねの前
方延長部を貫通し、保護プレート43をも貫通し
て延長しており、二股ばねとプレート43の両方
を滑動部材39に定着する役割を果している。二
股ばねは、その頭部151によつてデイスク49
を囲繞しており、後述するように、デイスク49
を堅く締付けて固定する位置と、デイスクを解放
してデイスクの回動を許す位置との間で長手方向
に移動されるようになされている。二股ばね51
と、該ばねに解放自在に締付けられるデイスクタ
49とは押しボタン組立体33の滑動部34の長
手方向開口部53に収納されており、デイスク4
9に設けた2つの当接部材47,48は滑動部3
4から突出し、デイスク49の回転軸50を中心
として保護プレート43に設けた円弧形のスロツ
ト154を貫通して突き出ている。
例えば小さなピンから成る当接部材47,48
は、対応する横断バー18の停止部46と共働す
る。図示の実施例の場合、当接部材47と48と
はデイスク49の回転軸50を中心とする円上に
90゜ずらせて配置されている。軸50を中心とす
るデイスク49の回転は、該デイスクの下面に偏
心的に固定され、滑動部材39の円弧形スロツト
55に係合したピン54によつて90゜以内に制限
される。円弧形スロツト55は、第4図に示され
るように、デイスク49の回転軸50を中心と
し、押しボタン組立体33の長手軸線と交差する
横断線に関して対称的に90゜に亘つて延設されて
いる。
各押しボタン組立体33の滑動部34の長手方
向開口部53は、僅かに拡張して互いに平行な両
縁部を持つ前端部153を有している。二股ばね
51の頭部151はこの前端部153の内部に収
納されており、当接ピン47,48を支持してい
るデイスク49とともに一定限度内で長手方向に
滑動することができる。二股ばね51の2本の脚
部の自由後端部251は外向きに屈曲していて、
開口部53の対応する側縁部に弾性的に圧接して
いる。開口部53の後端部253にはV字形の拡
張部即ち二つの対向した深い側方切込みが設けら
れている。
各押しボタン組立体33の滑動部材39には、
滑動部34の開口部53を貫通し、上側保護プレ
ート43を貫いて上方に突出し、各押しボタン組
立体33に対応させて横断バー31に設けた切込
み57の傾斜縁部157と共働する当接ピン56
が取りつけられている。
各押しボタン組立体33は予め選定された周波
数と組み合わせることができ、押しボタン33を
休止位置から内方へ押し込むと横断制御バー18
によつてチユーナー群5,6が自動的に予め選定
された周波数に調整される。押しボタン組立体が
第1図乃至第5図に示す休止位置に位置している
ときには、当接部材47,48はチユーナー群の
横断制御バー18とは係合していないので、既に
述べたようにノブ28によつて手動で所望する周
波数に同調させる際制御バー18は自由に滑動す
ることができる。各押しボタン組立体33の当接
部材47,48は、上記二股ばね51によつてそ
れぞれに所定の角度位置に係止されている。この
状態では各押しボタン33の滑動部材39及び滑
動部34は、二股ばね51を滑動部34の長手方
向開口部53の内部前方、即ち押しボタン組立体
33の始動ヘツド35に近い方に置かれる位置に
ある。従つて、二股ばね51の2本の脚部の端部
251は前記開口部53の狭くなつた部分に位置
していて互いに近づけられ、その結果ばね51の
頭部151はデイスク49を締めつけて、該デイ
スクを1対の当接部材47,48とともに所定角
度位置に係止している。
押しボタンによつて所望する送信ステーシヨン
を選定するためには、所望周波数と組み合わせた
押しボタン組立体33を第1および5図の休止位
置から内方へ押す。第1および5図の休止位置に
おいては、押しボタン組立体の滑動部材39は、
それに固定されたピン44に作用する戻しばね4
5によつて基盤プレート1のスロツト40内で前
方位置へ押しやられている。一方、滑動部34に
固定されたピン41は、滑動部材39のスロツト
42の後端に係合している。また、ピン52によ
つて滑動部材39に固定されている二股ばね51
の両脚部は、滑動部34の開口部53の狭幅部分
の両側縁によつて圧縮されているので、デイスク
49は二股ばねの頭部151によつて締付けられ
固定されている。
この位置から始動された押しボタン組立体の滑
動部34は、直ちに、スロツト42の後端部に係
合しているピン41によつて滑動部材39をばね
45の力に抗しスロツト40に沿つて内方へ移動
させる。
押しボタン組立体の内方へ移動中、滑動部34
と滑動部材39の間に長手方向の相対移動は生じ
ないから、ピン52によつて滑動部材39に固定
されている二股ばね51と滑動部34の開口部5
3との間にも相対移動が生じない。従つて、二股
ばね51は、第1および5図に示される位置に保
持されたままであり、デイスク49を回転しない
ように堅く締付けている。従つて、当接ピン4
7,48が所定位置に保持されたままの状態でボ
タン組立体は内方へ移動する。
押しボタン組立体の当接ピン56の内方移動の
初期には、当接ピン56は横断バー31の切込み
57の傾斜縁部157に当接しつつ滑動して、バ
ー31をばね32の作用に抗して該バーの長手方
向に即ち第1図並びに第5図乃至第10図で見て
左方へ変位させるため、バー31はレバー12に
設けられたピン30から遠ざけられる。その結果
レバー12の翼部112は歯車25に押圧されな
くなるから、歯車25とピニオン22(第6図参
照)との間にある摩擦クラツチの係合は解除され
る。斯くして、チユーナー群5,6を制御するバ
ー18とノブ28との係合が一時的に解除され、
手動による同調操作は不能にされる。押しボタン
組立体33が更に内方へ移動する間、ピン56は
横断バー31の切込み57の傾斜縁部157に当
接しつつ滑動し続け、バー31を摩擦クラツチ脱
係合位置に保持する。
押しボタン組立体33が前記の如く更に内方へ
移動する間に、デイスク49に固着された1対の
当接部材47,48の一方(例えば、第6図でみ
て左側の当接部材47)は、チユーナー群を制御
するバー18に設けられた停止部46の一方に当
接し、当接しながら滑動することにより、当接部
材47,48の他方の当接部材(第6図でみて右
側の当接部材)が停止部46の他方に当接するに
至るまで制御バー18をその長手方向に(例えば
第6図の場合には左方へ向かつて)変位させ、第
7図に示す位置で横断バー18の長手方向変位を
停止させる。この位置においては、両当接部材4
7,48によつて同じ停止部46に与えられる押
しボタン組立体33の長手方向の押圧力は、いず
れもバー18の長手方向の成分を有するけれど
も、これらの成分は互いに等しく且つ反対向きで
あるから互いに打ち消し合う。従つて、押しボタ
ン組立体33が内方移動を終了した時点では、当
接部材対47,48は横断制御バー18の長手方
向には何らの力をも及ぼさない。従つて、バー1
8はその選ばれた押しボタン組立体33と組み合
わせられている周波数に対応する位置に最高の精
度で変位し、ピン17を介して複合レバー13,
14,15を変位させてチユーナー群5,6を該
押しボタン組立体と組み合わせてある周波数に調
整する。内方へ押し込んだ押しボタン組立体を放
すと、ピン11に作用する戻しばね45により滑
動部材39がスロツト40に沿つて前方へ戻さ
れ、滑動部材39のスロツト42の後端に係合し
ているピン41により滑動部34も一緒に戻され
る。かくして、押しボタン組立体全体が第1およ
び5図の休止位置へ復帰する。また、ばね32の
作用によつて横断バー31も休止位置に戻る。斯
くして、横断バー31は、レバー12により、歯
車25とピニオン22の間の摩擦クラツチ29を
再び係合状態とする。チユーナー群を制御するバ
ー18は、摩擦力及び該バーと組み合わせられて
いる機構の幾分かの抵抗力の作用により、操作さ
れた押しボタン組立体によつて動かされた位置に
そのまま保持される。この状態では摩擦クラツチ
29が再び係合し制御バー18はどの押しボタン
組立体とも係合しておらず、従つてピニオン27
によりラツク19を介して自由に変位させること
ができるから、必要な場合には、手動制御ノブ2
8並びに機構26,25,22,19を用いて押
しボタン33によつて選択した周波数付近でより
正確な同調操作を行なうことができる。
押しボタン組立体は、休止位置から内方へ押込
まれて所望の選局を行つた後、解放されて元の休
止位置へ戻る間、該組立体を構成する滑動部3
4,滑動部材39、二股ばね51およびデイスク
49の間には何らの相対移動も生じることがな
く、当接部材47,48はそのセツトされた位置
に保持されたままである。
押しボタン33の組み合わせる周波数を変更
し、セツトし直すためには、押しボタンを第5図
に示す休止位置から外方へ引き出して、第8図に
示すような当接部材47,48が係止されない位
置に持つて来る。押しボタン33が休止位置にあ
るときには、基盤プレート1の開口部40と係合
している滑動部材39の丸くなつた前端部は、第
3図及び第4図に示すように、開口部40の対応
する形状の端部にぴつたりと嵌合している。従つ
て、この休止位置から押しボタン組立体のボタン
35を外方へ引張つても、滑動部材39およびそ
れに取付けられた当接部材支持デイスク49およ
び二股ばね51はそれ以上外方へ移動することが
できないので、滑動部34だけが滑動部材39お
よびそれに固定された二股ばね51およびデイス
ク49に対して相対的に外方へ移動する(第8
図)。この滑動部34の外方へ相対移動の範囲
は、ピン41がスロツト42の後端部(第4図)
から前端部へ移動する距離によつて限定される。
滑動部34と滑動部材39との相対移動に伴つて
当接部材担持デイスク49および二股ばね51は
滑動部34の長手方向開口部53に沿つて相対的
に内方へ移動し、相対移動の終了時点においては
係止解除位置に置かれる。この係止解除位置では
二股ばね51の両脚部の端部251は開口部53
の拡張後端部253内に収納され、従つて二股ば
ねの両脚部は第8図に示すように互いに離れて拡
開する。その結果、二股ばね51の頭部151に
よつて当接部材支持デイスク49に加えられる締
付け力がゆるむため、デイスク49に対する係止
が解除される。従つて、デイスク49および当接
部材47,48は、頭部151の内部で自由に回
転することができ、ピン54は滑動部材39の円
弧形スロツト55の内部で移動することができる
ようになる。
当接支持デイスク49が前記係止解除位置にお
かれたならば、手動ノブ28を回して、横断バー
18を例えば第7図の位置から第8図の位置へ変
位させることにより当該押しボタン組立体33を
別の所望の放送局の周波数に同調させることがで
きる。この場合、すべての押しボタン組立体の当
接部材47,48は、第1および5図に示される
のと同じ位置にあるから、バー18の左右への移
動は当接部材によつて干渉されることなく、自由
である。バー18をノブ28により第8図の位置
へ変位させた後、押しボタン35を第8図の位置
から第10図の位置に向つて内方へ押し込むと、
滑動部34と共に二股ばね51およびばね51と
デイスク49を介して連結している滑動部材39
も内方へ引込まれる。なぜなら、ばね51の両脚
部の外側に屈曲した後端251が滑動部34の開
口部53の対応する側部切込みに係合して滑動部
34を滑動部材39に連結させているからであ
る。押しボタン組立体33を前記のように内方へ
押込むと、デイスク49の当接部材対47,48
の何れか一方が(他方よりも)先に、バー18の
対応する停止部46に当接する。図示の実施例の
場合には、第8図から分るように、先ず最初に左
側の当接部材47が停止部46の左側に当接す
る。その時点では当接部材はデイスク49ととも
に自由にどの方向にでも移動できるから(二股ば
ね51によつて締付けられていない)停止部46
と最初に係合する当接部材47はバー18を長手
方向に変位させることなく、他方の当接部材48
(図示した実施例の場合には右側の当接部材)が
第9図に示す停止部46に当接するまでは当接部
材支持デイスク49を該デイスクの軸50を中心
として回転させる。斯くして、当接部材支持デイ
スク49の回転は、先に手動ノブ28によつて定
められたバー18の長手方向の位置、従つてその
バーの位置に組み合わされている周波数に対応す
る角度位置において右側の当接部材48がバー1
8の停止部46に係合することにより停止され
る。先に述べたように、両方の当接部材47,4
8が停止部46に係合すると、両当接部材47,
48によつて加えられる力は等しく且つ反対向き
であるから、これらの力は互いに打ち消し合い、
バー18を変位させることはない。これが第9図
に示される状態である。
第9図に示す中間位置から第10図に示す最終
位置まで押しボタン組立体33を更に内方へ移動
させると、当接部材47,48がバー18に係合
していて滑動部材39の内方への移動が阻止され
ているので、滑動部34だけが内方へ移動する。
この滑動部34の内方への移動は、ピン41がス
ロツト42の前端部から後端部へ移動することに
よつて可能とされる。滑動部34の、滑動部材3
9に対する内方への相対移動の結果として、ばね
51及びデイスク49は滑動部34に対して前方
へ、即ち、開口部53の前端部へ相対的に移動
し、第10図に示されるように、ばね51の両脚
部の端部251は開口部53の拡張後端部253
から該開口部の狭幅部分へ引き出され、斯くして
二股ばね51の2本の脚部251は再び互いに引
きよせられるので、ばね51は該ばねの頭部15
1によつて、当接部材支持デイスク49を再び係
止して回転を防止する。即ち、当接部材対47,
48の角度変位を防止するように、当接部材担持
デイスク49を締めつける。かくして、当該押し
ボタン組立体は、新しい周波数にセツトされる。
ここで、押しボタン組立体を放せば、先に述べ
たようにして、戻しばね45の作用により滑動部
材39ならびに滑動部34は第10図の位置から
第5図の休止位置に戻され、当接部材支持デイス
ク49は制御バー18の位置に組み合わされた周
波数に対応する角度位置に保持される。従つて、
当該押しボタン組立体を内方へ押し込んだときに
は、対応する当接部材47,48がバー18を変
位させ、チユーナ群を対応する周波数に同調させ
る。
この選択された周波数を目盛スケール(図示せ
ず)に表示するために、第2図に示されるよう
に、同調表示器58をカバー・プレート2の外面
に摺動自在に取付けることができる。詳述すれ
ば、プレート2に固定したピンを表示器58の細
長いスロツト59に挿通する。同調表示器58の
両端間の中間部をピン61によつて揺動レバー6
2に蝶着し、レバー62をピン63によつてプレ
ート2に蝶着する。レバー62の両端間の中間点
をピン64によつて連結レバー65の一端に蝶着
し、レバー65の他端はピン66によつてチユー
ナー群5,6の制御バー18に蝶着する。
以上の説明から明らかなように、本発明は、選
択された送信周波数に各押しボタン組立体を同調
させセツトするためにデイスクを解放自在に締付
け固定するための独特の構造の二股ばねを提供
し、この二股ばねを押しボタン組立体の内外移動
と連動してデイスク係止位置とデイスク解放位置
の間で自動的に移動させるための構造の提供す
る。
本発明は、ここに記載し図示した実施例に限定
されるものではなく、本発明の範囲内においてそ
の構造にいろいろな改変および変更を加えること
ができる。例えば、当接部材47,48を支持す
る角変位自在部材即ち支持デイスク49、当接部
材47,48の角度変位を解放自在に係止する部
材51、および制御バー18をチユーナー群に連
結する部材などに変更を加えることができる。停
止部46としては、制御バー18に直接2つの停
止部を設けるか、2つの停止部を設けた連結部材
を介し、これらの停止部に当接部材47,48が
係合し停止部内で移動することができる構成とす
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による押しボタン式チユーナ
ーを上方から見た平面図であり、カバー・プレー
トを取りはずし一部分を断面で示す図である。第
2図は、押しボタン式チユーナーを上方から見た
部分図である。第3図は、押しボタン組立体が休
止位置にある状態を示す長手方向断面図である。
第4図は、押しボタン式チユーナーを下方から見
た部分図であり、1組の押しボタン組立体に対応
する部分を示す図である。第5図、第6図及び第
7図は、同一の押しボタン組立体の連続した3位
置を示す上面図であり、前記押しボタン組立体と
組み合わせた所望する放送周波数を選択する際の
3位置を示す図である。第8図、第9図及び第1
0図は、同一の押しボタン組立体の連続した3位
置を示す上面図であり、前記押しボタン組立体と
組み合わせる周波数を新しい放送周波数に変更す
る際の3位置を示す図である。 18……制御バー(横断バー)、28……ノ
ブ、29……摩擦クラツチ、33……押しボタン
組立体、34……滑動部、39……滑動部材、4
6……停止部、47,48……当接部材、49…
…デイスク、51……二股ばね、151……二股
ばねの頭部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 互いに併行に横に並べて配置されて複数の押
    しボタン組立体から成り、各押しボタン組立体は
    長手方向に移動自在であつて、該押しボタン組立
    体には回転自在に取付けたデイスク上に角度を調
    節できるようにした当接部材を固定し、かつ該当
    接部材を所定角度位置に係止する係止部材が配設
    され、該当接部材は押しボタン組立体を横断する
    方向に活動自在に配置された制御バーに設けられ
    ている2つの停止部と共働するようになされてお
    り、該制御バーはラジオ・セツトのチユーナー群
    と作動接続されている自動車用ラジオ・セツトの
    ための押しボタン式チユーナーにおいて、前記各
    押しボタン組立体の前記係止部材は前記デイスク
    を挟む頭部と該頭部から長手方向に延長した2つ
    の脚部を一体に形成した二股ばねであり、常態に
    おいては該二股ばねの2つの脚部を押しボタン組
    立体の滑動部の長手方向開口部の狭くなつた部分
    に位置して互いに近ずけて前記頭部により前記デ
    イスクを回転しやいように係止させるための手段
    と、対応する前記押しボタン組立体を異なる所望
    の放送周波数にセツトし直すには前記二股ばねの
    2つの脚部を前記滑動部の長手方向開口部の拡張
    後端部に収納して互いに拡開して前記頭部により
    前記デイスクを係止解除させるための手段とから
    成ることを特徴とする押しボタン式チユーナー。
JP12073882A 1977-07-14 1982-07-13 押しボタン式チユ−ナ− Granted JPS5838024A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT1269177A IT1081025B (it) 1977-07-14 1977-07-14 Dispositivo selettore di frequenza a tastiera per apparecchi radio e simili in particolare per autoradio
IT12691A/77 1977-07-14
IT12611A/78 1978-05-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5838024A JPS5838024A (ja) 1983-03-05
JPS6135723B2 true JPS6135723B2 (ja) 1986-08-14

Family

ID=11142748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12073882A Granted JPS5838024A (ja) 1977-07-14 1982-07-13 押しボタン式チユ−ナ−

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IT (1) IT1081025B (ja)

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Publication number Publication date
JPS5838024A (ja) 1983-03-05
IT1081025B (it) 1985-05-16

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