JPS6135331A - 微小粒子分離装置 - Google Patents

微小粒子分離装置

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JPS6135331A
JPS6135331A JP15830984A JP15830984A JPS6135331A JP S6135331 A JPS6135331 A JP S6135331A JP 15830984 A JP15830984 A JP 15830984A JP 15830984 A JP15830984 A JP 15830984A JP S6135331 A JPS6135331 A JP S6135331A
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JP
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signal
microparticles
circuit
detection
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JP15830984A
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Inventor
Masao Yamazaki
山崎 眞雄
Hiroshi Masago
央 眞砂
Kiyoshi Yajima
矢島 清
Shunichi Yoshimura
俊一 吉村
Mitsuo Watanabe
光雄 渡辺
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Jasco Corp
Original Assignee
Japan Spectroscopic Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6135331A publication Critical patent/JPS6135331A/ja
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N15/00Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume or surface-area of porous materials
    • G01N15/10Investigating individual particles
    • G01N15/14Optical investigation techniques, e.g. flow cytometry
    • G01N15/1429Signal processing

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は細胞等の微小粒子にレーザー光を照射してそ
の微小粒子による散乱光および/または蛍光を検出し、
その散乱光や蛍光の検出データに基いて微小粒子の大き
さ、形状、機能等を識別して微小粒子を分離採取する装
置に関するものである。
従来技術 最近に至り、生体の細胞等の微小粒子を液体に懸濁させ
た懸濁液(試料)と生理食塩水等の不活性液(シース液
)とを層流状態に保持してその層流状態の試料にレーザ
ー光を照射させ、試料中に含まれる微小粒子による角度
の異なる散乱光や波長の異なる蛍光を検出してその検出
データに基づいて微小粒子の大きさ、形状、機能等の性
状を識別し、一方前記層流状態の試料を液滴化するとと
もに前記識別結果に基づいて正もしくは負に帯電(荷電
)させ、その荷電液滴を電界中を通過させることにより
所定方向へ偏向させて前記微小粒子を含む液滴を分離採
取するようにした装置、すなわちセルソーターと称され
る装置が開発・実用化されている。
上述のようなセルソーターは例えば特公昭46−271
18号、特公昭56−13266号等により公知とされ
ている。この種のセルソーターは、例えば第5図に示す
ように生理食塩水等の不活性液(シース液)1を加圧し
てこれを下端にノズル2が形成された管状のフローセル
3内に送り込み、一方予め試料細胞等の微小粒子が懸濁
された微小粒子懸濁液(試料)4をフローセル3内のシ
ース液のフロー(シース流)の中心軸位置に注入して試
料とシース液を層流状態に保持し、さらにフローセル3
の上端に設けられた加振手段としての超音波振動子5に
よってノズル2を加振させ、これによりノズル2から流
下する液性6を液滴化させて、微小粒子を含む液滴7を
生成させ(但し全ての液滴に必ず微小粒子が含まれるの
ではなく、通常は数個の液滴に対し1個の割合で微小粒
子が含まれる)、一方前記フローセル3には液滴を正電
位もしくは負電位に荷電(帯電)させるための荷電手段
8を接続しておき、液性6が液滴7となる時にその液滴
を所定の符号の電位に荷電させ、さらにその液滴7の滴
下する位置の左右両側には荷電された液滴7をその荷電
符号(すなわち正もしくは負)に応じて偏向させるため
の電界偏向手段9として偏向板9A、9Bを配設してお
き、この偏向板9A、98間の所定方向の電界により液
滴7を右もしくは左に偏向させ、その偏向方向に応じて
右偏向液滴容器11、左偏向液滴容器12もしくは非偏
向液滴容器13に微小粒子を含む各液滴を分離受容する
ように構成されている。そしてノズル2から流下した液
性6が液滴7となる位置よりも上方の位置には、レーザ
ー光を液性6の試料に照射するレーザー光1f14と、
その液性に含まれる微小粒子による散乱光や蛍光を検出
する検出器15.16が設けられている。なおここで散
乱光や蛍光は、角度の異なる散乱光および異なる波長の
蛍光のうちから1種以上、望ましくは2種以上を検出す
れば良いが、代表的には前記散乱光。
直角散乱光(90°散乱光)、赤色蛍光、緑色蛍光の4
種を検出するのが通常である。
上述のような装置においては、液滴7内に存在する細胞
等の微小粒子の大きさ、形態、あるいは表面マーカーの
有無などの性状によって異なる散乱光や蛍光の情報が得
られる。そこで通常は符号15.16で代表される検出
器を含む検出[17からの検出データをパーソナルコン
ピュータ等のデータ処理部18で処理して微小粒子の性
状を識別し、その識別結果に基づいてCPU等の制御部
19においてその微小粒子を含む液滴の右偏向、左偏向
を定め、荷電手段8における液滴荷電符号を制御して、
識別された微小粒子を含む液滴を、その他の液滴と異な
る側の容器に分離採取させることが行なわれる。この場
合単に1種類の検出データのみによって微小粒子を識別
・分離することも不可能ではないが、通常の細胞の識別
・分離においては、異なる角度の散乱光(例えば前方散
乱光および直角散乱光)および異なる波長の蛍光(例え
ば赤色蛍光および緑色蛍光)のうちから2種以上を検出
し、それらの強度、あるいは対数強度、さらにはそれら
の比などのうちの2種以上のデータを組合せ、それらの
データの相関による二次元ヒストグラム(所謂サイトグ
ラム)あるいは三次元以上のヒストグラム上において検
出細胞のデータがある領域内に位置するか否かによって
細胞を識別して分離採取することが多い。
発明が解決しようとする問題点 ところで上述のような従来のセルソーターにおいては、
一連の試料に含まれる微小粒子のうち特定の性状を有す
ると識別された全ての微小粒子を同一の容器に収容する
ように構成されているが、実際には識別された微小粒子
を1個ずつあるいは数個ずつ別の容器に順次取り分ける
ことが望まれる場合も多い。すなわちIl胞の分析にお
いては、セルソーターで識別・分離することを最終目的
とせずに、さらにその識別・分離されたlI胞に種々の
処理を加えたりあるいはさらに他の分析を行なったりす
ることが多く、その場合には識別された細胞をさらに1
個ずつあるいは数個ずつ分取することが望まれる。しか
るに従来のセルソーターでは、右偏向容器、左偏向容器
等からなる分離受容手段においては識別された微小粒子
を単純に分離受容することしか考えられておらず、した
がって従来のセルソーターを用いた場合、分離受容され
た微小粒子をさらに別の手段によって分は取らざるを得
ず、極めて非能率であった。一方試料容器を順次移動さ
せて試料の分取を行なう装置自体は従来から樟々開発さ
れており、このような試料分取装置を分離受容手段に適
用して、偏向分離された液滴をその滴下位置において順
次異なる試料容器に受容させることにより、分離容器と
分取とを同時に行なうことも考えられるが、従来のセル
ソーターではそのセルソーターの動作と有機的に連係さ
せて試料分取装置を關御する手段は講じられておらず、
したがって従来の既存の試料分取装置を従来のセルソー
ターに組合せても、例えば予め定められた数ずつ確実に
微小粒子を分取させることが困難となって、微小粒子の
数がばらついたり、あるいは分取装置の移動工程や滴下
する液滴(すなわち各試料容器に分取されない液滴)中
の微小粒子の検出データもデータ処理部によって無駄に
処理されることになるなど、種々の問題が生じるのが実
情であった。
この発明は以上の事情に鑑みてなされたもので分離受容
手段などの各動作部分の動作を微小粒子−〇− の検出などに応じて確実に制御すると同時に、逆に各動
作部分の動作に応じて無駄なくデータ処理操作を制御し
得るようにした微小粒子分離装置を提供することを目的
とするものである。
問題点を解決するための手段 この発明の微小粒子分離装置は、 微小粒子を液体に懸濁させてなる試料と不活性液との層
流を形成するためのフローセルと、前記フローセルの先
端のノズルから流下する液性を液滴化するための加振手
段と、 前記加振手段による液滴化位置よりも上方の位置におい
て試料にレーザー光を照射するレーザー光源と、 前記レーザー光が照射された微小粒子による散乱光およ
び/または蛍光を検出する1m以上の検出器を備えた検
出部と、 前記検出部から得られた検出データを処理して微小粒子
の性状を識別するデータ処理部と、前記データ処理部に
よる識別結果に基づいてその微小粒子を含む液滴を正も
しくは負に荷電する齢1八− だめの荷電手段と、 荷電された液滴をその荷電符号に応じて偏向させるため
の電界偏向手段と、 偏向されて滴下する液滴をその偏向方向に応じて分離受
容するための分離受容手段と、前記データ処理部からの
信号および検出部からの信号が入力されて各部の動作を
制御する制御部とを有してなる微小粒子分析装置におい
て、前記データ処理部における検出データの取込みを指
令するためのデータ取込指令回路と、前記検出部から出
力されたデータが微小粒子の到来によるものであること
を判別する粒子到来判別回路と、 前記1IIiI部からデータ取込指令回路に至る制御ゲ
ート信号系路とを設け、 前記粒子到来判別回路からの粒子到来信号と制御部から
の制御ゲート信号とがデータ取込指令回路に入力された
状態でそのデータ取込指令回路がデータの取込を指令す
るように構成したことを特徴とするものである。
ここで、前記制御部は、例えば前記分離受容手段の動作
を制御する機能を有するものとされる。
また前記分離受容手段は、それぞれ液滴を受容するため
の単位受容部と、前記電界偏向手段によって偏向して滴
下する液滴の滴下位置(すなわち右偏向滴下位置、左偏
向滴下位置)のいずれか一方の滴下位置に前記単位受容
部を順次移動させる移動手段とを有する構成とされ、前
記滴下位置に位置する単位受容部に予め設定された数の
微小粒子が収容されるたびごとに次の単位受容部を前記
滴下位置へ移動させるように前記制御部によって移動手
段を制御し、かつ各単位受容部が前記滴下位置に位置し
ている状態でデータ取込を可能とするべく制御部から前
記データ取込指令回路へ向けて制御ゲート信号を発生す
るように構成される。
実施例 第1図はこの発明の微小粒子分離装置の電気的構成部分
を示すものであり、微小粒子による散乱光や蛍光等を検
出するための検出器を備えた検出部17からの検出デー
タは、データ系路20を経てパーソナルコンピュータ等
のデータ処理部18に入力されて、前述のようにそのデ
ータがサイトグラム上のある領域内に位置するか否か等
が判別されて、微小粒子の性状が識別される。そしてそ
の識別結果が制御部(コントロールCPU)19に与え
られて、その識別結果に基づいて荷電手段8における荷
I!符号が#IIIIlされる。またこの制御部19は
、後に詳細に説明するように、分離受容手段28、ある
いは試料や不活性液を供給する供給系路の弁の如く、機
械的動作部24をも制御する機能を有する。また制御部
19には、逆に機械的動作部24からの信号、例えば機
械的動作部24に設けられた位置センサ等からの信号が
逆に入力される。そしてこの制御部19からは機械的動
作部24の動作や検出部17からの信号などに応じて制
御ゲート信号SAが制御ゲート信号系路27に出力され
る。
前記検出部17からの検出データは、データ条件判別回
路21へも入力される。このデータ条件判別回路21は
、検出データがデータ処理部18において識別するに適
した有効な範囲内にあるか否かを判別するいわゆるウィ
ンドウ機能を有するもので、例えば不要なノイズを判別
除去するための下限値と、過大な信号を検出するための
上限値とを設定して、検出データが上限値と下限値との
間にあるか否かを判別し、例えば検出データが上itと
下1(ilとの間にある場合にはデータ条件適合信号S
Bを出力するように構成される。−力検出部17からの
信号は粒子到来判別回路22にも入力される。この粒子
到来判別回路22は、細胞等の微小粒子が実際に到来し
たか否か、すなわち検出部17で検出したデータが実際
に微小粒子について測定されたデータであるか否かを判
別するためのものであり、実際に微小粉子による検出デ
ータである場合には粒子到来信号SCを出力するように
構成される。そして前記1IliI1部19からの制御
ゲートSA、データ条件判別回路21からのデータ条件
適合信@SB、および粒子到来判別回路22からの粒子
到来信号SCは、アンドゲート25の入力側に並列入力
として加えられ、そのアンドゲート25の出力、すなわ
ち前記3個号SA。
S8、SCが揃った時の信号出力はデータ取込指令回路
26に入力される。このデータ取込指令回路26は、デ
ータ処理部18における検出部17からの検出データの
取込みを指令するデータ取込信号SDを発生するもので
あり、そのデータ取込信号SDは例えば検出部17から
データ処理部18に至るデータ系路20を開閉したりあ
るいはデータ処理部18の入力部の動作を制御すること
によって、データの取込みを制御する。
第1図の基本構成においては、制御ゲート信号SAと、
データ条件適合信号SBと、粒子到来信号SCとが揃っ
た詩、すなわち機械的動作部24における動作などがデ
ータ取込みを行なうに適した時期であると11111部
19が判定(制御ゲート信号SA出力)し、しかも検出
データがデータ処理部18において識別処理するに適し
た範囲内にあるとデータ条件判別回路21が判別(デー
タ条件適合信号SB出力)し、かつまたその時の検出デ
ータが微小粒子によるものであると粒子到来判別回路2
2が判別(粒子到来信号SC出力)したときに、はじめ
てデータ取込指令回路26がデータ取込指令信号SDを
出力し、データ処理7418に検出データが取込まれ、
微小粒子の性状が識別される−したがって機械的動作部
24のうち特に分離受容手段2Bが、それぞれ液滴を受
容するための多数の単位受容部と、電界偏向手段によっ
て偏向されて滴下する1滴の滴下位置のうち前記データ
処理N18により識別された側の液滴が滴下する位置に
単位受容部を順次移動させる移動手段とを有する構成と
し、各単位受容部に1個ずつまたは数個ずつ識別された
微小粒子を分取するようにした場合、例えばその単位受
容部が所定の位置にセットされた状態で1blllO部
19から制御ゲート信号SAを出力し、また各単位受容
部に所定数の微小粒子を含む液滴が収容された状態で制
御部19からの制御ゲート信号SAの出力を停止すると
ともに単位受容部をB動させる信号を11110部19
から分能受容手段28に向けて出力させるようにするこ
とができる。
第2図および第3図には前記制御部19によって制御さ
れる分離受容手段28の一例を示す。
第2図および第3図において、31は上面に凹状ノ多数
ノ単位受容部Pie(i=1〜n、  J−1〜ll)
を縦横マトリックス状に形成した水平な受容板であり、
この受容板31は支持台33に着脱可能に載置されてい
る。この支持台33は前記多数の単位受容部P1jの並
、S方向A、Bに沿って第1の移動手段34および第2
の移動手段35により移動せしめられるように構成され
ている。例えば図示の例では、前記第1の移動手段34
は、前記支持台33を支持してこれをへ方向へ移動させ
るベルトもしくはチェーン34Aと、そのベルトもしく
はチェーン34Aを回巡させるモーター等の駆動源34
Bとによって構成され、これらの第1の移動手段34は
ガイド37に案内されてB方向へ移動可能な可動基台3
6に保持されている。
また第2の移動手段35は、例えば前記可動基台36に
設けられラック35Aとこのラック35Aに噛合うピニ
オン35Bと、ビニオン35Bを回転させるモータ等の
駆動源35Gとによって構成されている。
一方前記受容板31の上面側には、その受容板31を覆
う遮蔽板38が設けられており、その遮蔽板38には、
前記電界偏向手段9としての偏向板9A、9Bによって
偏向されて液滴が滴下する位置のうち、前記データ処理
部18によって識別されて分取すべきものと定められた
微小粒子を含む液滴が滴下する位置(例えば図示の例で
は右偏向位置)には、1滴が通過し得る透過孔38Aが
形成されている。さらに前記受容1f131上には、分
取すべきでない液滴が滴下する位置に容器39が設けら
れている。なおこの遮蔽板38は、受容板31に対し独
立に固定して設けたものである。
第2図および第3図に示す分離受容手段28において先
ず第1列目の岐初の単位受容部P、1が遮蔽板38の透
過孔38Aの下方に位置するように受容板31がセット
された状態で図示しない位置センサー等からセット信号
が制御11’19に与えられ、これによって制御部19
から制御ゲート信号SAが出力されてデータ取込指令を
出力させ得る状III(但し実際には前述の如くデータ
条件適合信号SBおよび粒子到来信号SBも揃う必要が
あるがここではそれらは説明の簡略化のため省略する)
となる。そして実際に分離採取すべき微小粒−子を含む
液滴が前記遮蔽板38の透過孔38Aを通過して前記最
初の単位受容部P11に収容され、その微小粒子の数が
予め制御部19に設定した数に達した時に、制御部19
からの制御ゲート信号SAが出力されなくなってデータ
取込が不能となるとともに、制御部19からの制御指令
によって第1の移動手段34が作動して受容板3・1が
六方向へ移動する。そして次の単位受容部PIZが前記
透過孔38Aの下方に位置するように受容板31がセッ
トされる。この状態で再び図示しない位置センサー等か
らのセット信号に応じて制御部19から1111mゲー
ト信号SAが出力され、データ取込が可能な状態となる
。このようにして順次第1列目の各単位量@部PT1〜
P+lff1にそれぞれ予め設定した数の微小粒子を含
む液滴が受容されれば、次に第2の移動手段35が作動
して受容板31がB方向へ移動し、第2列目の各単位受
容部P21〜P2wに対する液滴の受容が前記同様にし
てなされ、さらに同様にして順次各列の単位受容部Pi
jに対する所定数の微小粒子の分取が行なわれる。
第4図には第1図の基本構成をさらに具体化した例を示
す。
第4図において、検出部17を構成する検出器、すなわ
ち4個の光電子増倍管PM1〜PM4およびフォトダイ
オードPDの出力は、それぞれ前置増幅器41を経て利
得l1IIl!回路42によりそのレベルが適切なレベ
ルに調整された後、ホールド回路43に入力されて、C
PU等からなる制御部19からの制御信号に応じて信号
の波形のピーク値もしくは面fI値がホールドされ、さ
らにそのホー ゝルドされたピーク値もしくは面積値が
横軸データ選択スイッチ群44、縦軸データ選択スイッ
チ群45、第1比較用データ選択スイッチ群46、およ
び第2比較用データ選択スイッチ群47を経て、それぞ
れ横軸データスケール回路群48、縦軸デ−ラスケール
回路群49、第1比較用スケール回路群50、および第
2比較用スケール回路群51に入力される。ここで前記
横軸データ選択スイッチ群44および縦軸データ選択ス
イッチ群45は、それぞれ微小粒子の性状を判別するだ
めの二次元ヒス1〜グラム(サイ1−グラム)の横軸デ
ータおよび縦軸データとして前記検出器PMI〜P M
 4、PDのうちのいずれの検出器のデータを用いるか
を選択するためのものであり、−力筒1比較用データ選
択スイッチ群46および第2比較用データ選択スイッチ
群47は、データ条件判別回路21において第1比較用
データ、第2比較用データとしていずれの検出器からの
データを用いるかを選択するものであり、これらのスイ
ッチ群44〜47はいずれも制御部19からのti制御
信号によって11JI[lされる。また横軸データスケ
ール回路群48および縦軸データスケール回路群49は
、それぞれス・イツチ群44.45によって選択された
検出器の出力データを前記二次元ヒストグラムの横軸デ
ータ、縦軸データとして使用するための各種のスケール
に変換するためのものであり、図示の例では検出器の出
力データを直線増幅するリニアスケール回路linと、
対数増幅するログスケール回路LOGと、二種の検出器
の出力データの比をとる比スケール回路[1ivと、同
じく二種の検出器の出力データから偏光度を求める偏光
度スケール回路Pとを有するものとされている。−力筒
1比較用データスケール回路群50および第2比較用デ
ータスケール回路群51は、それぞれスイッチ群46.
47によって選択された検出器の出力データをデータ条
件判別回路21において使用するスケール、すなわちリ
ニアスケールもしくはログスケールに変換するためのも
のであり、それぞれリニアスケール回路Linおよびロ
グスケール回路LO(Jとによって構成されている。
前記横軸データスケール回路群48および縦軸データス
ケール回路群49の出力は、それぞれ横軸スケール選択
スイッチ52および縦軸スケール選択スイッチ53を経
てサンプルホールド回路54.55に入力される。前記
横軸スケール選択スイッチ52および縦軸スケール選択
スイッチ53は、それぞれ横軸データのスケールおよび
縦軸データのスケールを1blJ 8部19からの制御
信号に従って前述のリニアスケール、ログスケール、比
スケール、惺光度スケールのいずれかに選択するもので
あり、これらのスケール選択スイッチ52.53によっ
て選択されたスケールの横軸データ、縦軸データはそれ
ぞれサンプルホールド回路54.55によってサンプル
ホールドされる。そしてそのサンプルホールド回路54
.55の出力(アナログ出力)はA/D変換器56.5
7によってデジタル信号に変換され、後述するようにイ
ンターフェース58を介してデータ処理!li(パーソ
ナルコンピュータ)18に取込まれる。但しA/D変換
器56.57は常に動作するのではなく、データ取込指
令回路26からのデータ取込指令信号SDが入力された
時のみ動作して、データ処理部18でのデータ取込を可
能とする。
一方前記第1比較用データスケール回路群50および第
2比較用データスケール回路群51の出力は、それぞれ
第1比較用スケール選択スイッチ59および第2比較用
スケール選択スイッチ60を経てデータ条件判別回路2
1を構成する第1比較器61および第2比較器62に入
力される。前記第1比較用スケール選択スイッチ59お
よび第2比較用スケール選択スイッチ60は、データ条
件判別回路21で第1比較用データ、第2比較用データ
としていずれのスケールのデータを用いるかを選択する
ためのものであり、制御部19からの制御信号によって
制御される。前記第1比較器61および第2比較器62
には、それぞれ制御1部19からD/A変換器63.6
4を経て上限値信号(H)および下限値信号(1−)が
加えられ、前記各比較用スケール選択スイッチ59.6
0からのデータ(アナログ信号)が上限値(H)と下限
値(L)との闇にある場合には第1比較条件適合信号S
E、第2比較条件適合信号SFが出力され、両者の信@
SE、SFが揃った状態でアンドゲート63からデータ
条件適合信号8Bが出力され、そのデータ条件適合信号
SBは、データ取込指令回路26の入力側に設けられた
アンドゲート25に加えられる。
一方前記利得制御回路42の出力は、粒子到来判別回路
22へも加えられる。この粒子到来判別回路22は、利
得制御回路42の各検出器の出力データのうちからいず
れの検出器からの出力を粒子到来判別用の信号として用
いるかを選択するための信号選択スイッチ65と、その
信号選択スイッチ65で選択された信号と基準信号回路
66からの所定レベルの基準信号SGとを比較する比較
器67と、その比較器67の出力が加えられる同期回路
68とによって構成されている。前記比較器67におい
ては、信号選択スイッチ65で選択された信号が基準信
@SGのレベルよりも高い場合には粒子到来をあられす
信号が出力され、さらにその信号がフローセルにおける
液滴化のための加振手段としての超音波振動子69を振
動させる超音波発振器70からの超音波信号と同期がと
られ、その同期をとられた信号が前記粒子到来信号SC
として出力され、その粒子到来信号SCが前記アンドゲ
ート25に加えられる。またその粒子到来信号SCは、
カウント回路71および連続粒子検知回路72にも加え
られる。カウント回路71は、粒子の到来個数を計数す
るためのものであり、粒子到来信号SCが入力されるた
びごとにその信号をカウントする。また連続粒子検知回
路72は、微小粒子が連続して到来したこと、すなわち
順次液滴化されて偏向分離受容される各液滴に連続して
微小粒子が含まれていることを検出するためのものであ
り、この連続粒子検知回路72において微小粒子が連続
して到来したことを検出された場合には、連続粒子検知
信号SHが出力されてその信号SHがキャンセル回路7
3に加えられる。このキャンセル回路73は、連続粒子
検知信号SHが加えられた状態で前記データ取込指令回
路26を無効にして、データ取込指令信号SDを出力さ
せないように制御する。
前記制御部19は、前記各スイッチ群44〜47、各ス
イッチ52.53.59.60.65およびホールド回
路43の制御のほか、荷電手段8の制御を行なう。すな
わち前記データ処理部18において検出データを処理・
識別した結果に基いて右偏向信号Rもしくは左偏向信号
りを出力し、荷電手段8における荷電符号(正または負
)を制御する。さらに制御部19は、インターフェース
74を介して分離受容手段28の制御を行なうとともに
、インターフェース74から前述のアンドゲート25の
入力端に延びる制御ゲート信号系路27を介してデータ
取込指令回路26の制御も行なう。すなわち、例えば第
2図、第3図に示されるような自動分取可能な分離受容
手段28を用いている場合、その分離受容手段28の位
置センサー等からの信号がインターフェース74を介し
て制御部19に加えられ、かつその制御部19からの信
号によって分離受容手段28の各移動手段34.35の
動作が制御されるとともに、その分離受容手段28の状
態やデータ処理部18に取込まれたデータの数などに応
じて制御ゲート信号SAを前記制御ゲート信号系路27
に出力する。
第4図に示される実施例においては、各検出器PM1〜
PM4、PDからの検出信号のピーク値もしくは面積値
がホールド回路43によって選択され、そしてそのホー
ルド回路43において選択された検出データのうちいず
れの検出器のデータをスケール回路群48.49の各ス
ケール回路に与えるかが横軸データ選択スイッチ群44
および縦軸データ選択スイッチ群45によって選択され
、さらにスケール回路群48.49の各スケール回路の
出力のうちいずれのスケールのデータを横軸データ、縦
軸データとして用いるかがスケール選択スイッチ52.
53によって選択される。そしてこのようにして選択さ
れた横軸データ、縦軸データがサンプルホールドされて
A/D変換器56.57に加えられる。
一方ホールド回路43から出力される各検出器の出力信
号のピーク値または面積値のデータのうちいずれの検出
器のデータを第1比較用データ、第2比較用データとし
て用いるかが第1比較用データ選択スイッチ群46、第
2比較用データ選択スイッチ群47によって選択され、
さらにそれら−Z/  − のデータがリニヤスケール、ログスケールに変換された
後、その一方のスケールが第1比較用スケール選択スイ
ッチ59、第2比較用スケール選択スイッチ60により
選択され、データ条件判別回路21の比較器61.62
に与えられる。そしてこれらの比較器61.62の入力
データのいずれもが予め設定した範囲(ウィンドウ)内
にあるときには、アンドゲート63からデータ条件適合
信号SBが出力され、その信号がアンドゲート25の入
力端に加えられる。すなわち検出器からのデータ出力が
小さ過ぎずかつ大き過ぎない場合にデータ条件適合信号
SBがアンドゲート25の入力端に加えられる。
また利得制御回路42から出力される利得制御済みの各
検出器のいずれかの出力が粒子到来条件判別回路22の
選択スイッチ65によって選択されて比較器67に入力
され、その比較器67においであるレベル以上であるこ
と、寸なわら微小粒子の検出によるデータレベルである
ことが判別される。換言すれば微小粒子を含まない液体
のみの信号やノイズによる信号ではないことが判別され
る。そしてその比較器67の出力は同期回路68によっ
て液滴化の周期に同期がとられ、粒子到来信号SCとし
てアンドゲート25の入力端に加えられる。
さらに分離受容手段28において所定の単位受容部Pi
e(第2図、第3図参照)が液滴を受容し得る位置にセ
ットされていることが位置センサー等によって検出され
れば、その信号が111111部19に入力され、制御
ゲート信号SAが制御部19から出力され、アンドゲー
ト25の入力端に加えられる。
結局、検出データが所定の範囲内にあり、しかもその検
出データが微小粒子によるものであることが確認され、
しかも分離受容手段の単位受容部が所定位置にセットさ
れている状態ではじめてアンドゲート25の3人力が揃
い、そのアンドゲート25の出力によってデータ取込指
令回路26がデータ取込指令信号SDを出力する状態と
なり、そのデータ取込指令信号SDによってA/D変換
器56.57が動作状態となり、前述のようにそれらの
△/D変換器56.57に加えられた検出データ(横軸
データおよび縦軸データ)がA/D変換され、インター
フェース58を介してデータ処理部18に取込まれて、
予め定めたサイトグラム上の領域内か領域外かが判別さ
れ、右部向、左偏向が定められて、制御部19を介して
荷電手段8における荷電荷号が制御される。例えば検出
データが予め定めたサイドグラム上の領域内であると識
別された場合には、第2図、第3図の分離受容手段28
を用いる場合、右偏向となるように荷電荷号が制御され
、その識別された微小粒子を含む液滴が単位受容部Pi
Jに受容される。
このようにして識別された微小粒子が予め設定した数(
N個)だけ所定の単位受容部PiJに受容されたことが
データ処理部18からv1111部19への情報により
認識されれば、制御部19から制御ゲート信FJ S 
Aが出力されなくなり、これによってアンドゲート25
の出力がデータ取込指令回路26に加えられなくなって
、データ取込指令信号が出力されない状態となる。同時
に制御部19から分離受容手段28の移動手段を動作さ
せる信号が出力されて、受容板31が移動せしめられる
そして次の単位受容部が所定位置にセットされた時点で
再び制御部19から制御ゲート信号SAが出力される。
したがって分離受容手段28の移動手段の動作期間中は
データの取込みが不能となる。
なお、微小粒子が含まれた液滴に続いてその直後に再び
微小粒子を含む液滴が滴下する場合、後続の液滴の微小
粒子に関しては、連続粒子検出回路72から連続粒子検
知信号SHがキャンセル回路73に与えられて、データ
取込指令回路26からデータ取込信号SDが出力されな
くなり、これによって後続の微小粒子についての検出デ
ータはデータ処理部18に取込まれないことになる。
なおまた、第1図、第4図の実施例においては、ウィン
ドウ機能を有するデータ条件判別回路21を設けて、検
出データが予め設定した範囲(ウィンドウ)内にある場
合にアンドゲート25に対してデータ条件適合信号SA
を与える構成としているが、場合によってはこのデータ
条件判別回路21を省き、例えば第4図に示される第1
比較用スケール選択スイッチ59および第2比較用スケ
ール選択スイッチ60の出力を図示しないサンプルホー
ルド回路およびA/D変4I!器を介しインターフェー
ス58を経てデータ処理部に与えるように構成するとと
もにデータ処理部18自体にウィンドウ機能を持たせ、
各比較用データが予め設定した範囲(ウィンドウ)内に
ある場合に限って@御部19から制御ゲート信号SAを
出力させ得る状態となるように構成しても良い。この場
合制御ゲート信号SAは、分離受容手段28の動作に応
じた時期でしかもデータがウィンドウ内にある場合に出
力されることになる。
発明の効果 以上の説明で明らかなようにこの発明の微小粒子分離装
置によれば、各部の動作を制御する制御部からデータ取
込指令回路まで制御グー1−信号系路を設けることによ
って、分離受容手段などの各動作部分の動作制aなどに
応じてデータ処理部に32一 対するデータの取込を制御することができ、したがって
例えば分離受容手段を自動分取可能とし得るなど、種々
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の微小粒子分離装置の電気
回路部分を示すブロック図、第2図はこの発明の微小粒
子分離装置に使用される分離受容手段の一例を示す縦断
面図、第3図は第2図の分離受容手段の一部を示1切欠
斜視図、第4図は第1図の回路をさらに具体化した例を
示すブロック図、第5図は従来の一般的な微小粒子分離
装置を示す略解図である。 1・・・不活性液(シース液)、 2・・・ノズル、 
3・・・フローセル、 4・・・試料、 5・・・超音
波振動子(加振手段)、6・・・液性、 7・・・液滴
、 8・・・荷電手段、 9・・・電界偏向手段、 1
4・・・レーザー光源、 15.16、PH1〜P l
−14、PD・・・検出器、 17・・・検出部、 1
8・・・データ処理部、19・・・制御部、 27・・
・制御ゲート信号系路、21・・・データ条件判別回路
、 22・・・粒子到来判別回路、 25・・・アンド
ゲート、 26・・・データ取込指令回路、 28・・
・分離受容手段、 31・・・受容板、 Pij・・・
単位受容部、 34.35・・・移動手段、 SA・・
・制御ゲート信号、 SC・・・粒子到来信号。 出願人  日本分光工業株式会社 代理人  弁理士 豊 1)武 久 (ほか1名) 手   続   補   正   書  (方式)昭和
59年12月25日 特許庁長官  志 賀   学  殿 2、発明の名称 微小粒子分離装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所  東京都八王子市石川町2967番地の5名 
称  日本分光工業株式会社 4、代理人 住 所  東京都港区三田3丁目4番18号二葉ビル8
03号 電話(453) 65915、補正命令の日付 昭和59年11月27日(発送日) 6、補正の対象 代理権を証明する書面および図面 7、補正の内容 (1) 別紙の通り委任状1通を提出する。 (2) 図面の浄書(内容に変更なし)を提出する。 17つ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)微小粒子を液体に懸濁させてなる試料と不活性液
    との層流を形成するためのフローセルと、前記フローセ
    ルの先端のノズルから流下する液性を液滴化するための
    加振手段と、 前記加振手段による液滴化位置よりも上方の位置におい
    て試料にレーザー光を照射するレーザー光源と、 前記レーザー光が照射された微小粒子による散乱光およ
    び/または蛍光を検出する1個以上の検出器を備えた検
    出部と、 前記検出部から得られた検出データを処理して微小粒子
    の性状を識別するデータ処理部と、前記データ処理部に
    よる識別結果に基づいてその微小粒子を含む液滴を正も
    しくは負に荷電するための荷電手段と、 荷電された液滴をその荷電符号に応じて偏向させるため
    の電界偏向手段と、 偏向されて滴下する液滴をその偏向方向に応じて分離受
    容するための分離受容手段と、 前記データ処理部からの信号および検出部からの信号が
    入力されて各部の動作を制御する制御部とを有してなる
    微小粒子分析装置において、前記データ処理部における
    検出データの取込みを指令するためのデータ取込指令回
    路と、 前記検出部から出力されたデータが微小粒子の到来によ
    るものであることを判別する粒子到来判別回路と、 前記制御部からデータ取込指令回路に至る制御ゲート信
    号系路とを設け、 前記粒子到来判別回路からの粒子到来信号と制御部から
    の制御ゲート信号とがデータ取込指令回路に入力された
    状態でそのデータ取込指令回路がデータの取込を指令す
    るように構成したことを特徴とする微小粒子分離装置。
  2. (2)前記制御部が、前記分離受容手段の動作を制御す
    る機能を有することとした特許請求の範囲第1項記載の
    微小粒子分離装置。
  3. (3)前記分離受容手段が、それぞれ液滴を受容するた
    めの多数の単位受容部と、前記電界偏向手段によって偏
    向されて滴下する液滴の滴下位置のいずれか一方の滴下
    位置に前記単位受容部を順次移動させる移動手段とを有
    する構成とされ、前記滴下位置に位置する単位受容部に
    予め設定された数の微小粒子が収容されるたびごとに次
    の単位受容部を前記滴下位置に移動させるように前記制
    御部によって移動手段を制御し、かつ各単位受容部が前
    記滴下位置に位置している状態でデータ取込を可能とす
    るべく制御部から制御ゲート信号を発生するように構成
    した特許請求の範囲第2項記載の微小粒子分離装置。
JP15830984A 1984-07-28 1984-07-28 微小粒子分離装置 Pending JPS6135331A (ja)

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