JPS6134268B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6134268B2
JPS6134268B2 JP56166283A JP16628381A JPS6134268B2 JP S6134268 B2 JPS6134268 B2 JP S6134268B2 JP 56166283 A JP56166283 A JP 56166283A JP 16628381 A JP16628381 A JP 16628381A JP S6134268 B2 JPS6134268 B2 JP S6134268B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
amorphous silicon
active region
electrode
glow discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56166283A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57141970A (en
Inventor
Emiru Kaaruson Deibitsudo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RCA Corp
Original Assignee
RCA Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from KR7601783A external-priority patent/KR810001312B1/ko
Application filed by RCA Corp filed Critical RCA Corp
Publication of JPS57141970A publication Critical patent/JPS57141970A/ja
Publication of JPS6134268B2 publication Critical patent/JPS6134268B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L31/00Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L31/04Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof adapted as photovoltaic [PV] conversion devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L31/00Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L31/04Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof adapted as photovoltaic [PV] conversion devices
    • H01L31/06Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof adapted as photovoltaic [PV] conversion devices characterised by potential barriers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は半導体装置、特にその活性領域がシ
ラン中でのグロー放電によつて形成された非晶質
シリコンから成り、その内に半導体接合をもつた
装置に関する。
太陽電池あるいは光検出器のような光起電力装
置は太陽電池を有用な電気エネルギーに変換する
ことができる。太陽電池の分野における問題点
は、太陽電池で電気エネルギーを作る費用が一般
に他の電気エネルギー発生手段と競争にならぬ程
高い点である。太陽電池の製造に於て最も経費を
要するものゝ一つは太陽電池の活性領域の半導体
材料である。通常太陽電池は太陽光線を十分に吸
収させるため約20μm以上の厚い単結晶活性層を
必要とする。必要とする半導体材料の量が多くな
れば、太陽電池の価格も増大するのは当然であ
る。光検出装置の場合も必要な半導体材料の量を
減少させるとその価格は下る。もしこの半導体材
料が暗状態で電流整流特性を示すものであれば、
ダイオードのような半導体装置の活性領域として
も利用することができる。したがつて、光起電力
または電流の整流のいづれかの特性を示し、太陽
電池、光検出器、電流整流装置の価格を下げるよ
うな半導体装置の活性領域の材料を得ることが半
導体の分野で最も望まれている。
本発明の半導体装置は、半導体接合とシラン中
でのグロー放電によつて製作した非晶質シリコン
の活性領域を持つている。
以下、図面を参照しつゝ詳細に説明する。
第1図に、本発明の半導体装置で使用される非
晶質シリコンと同様な非晶質シリコンを使つた半
導体装置10を示す。第1図の半導体装置10は
本発明を説明するに当つて参考として示したもの
で、半導体装置10は光起電力装置、特にシヨツ
トキ障壁型太陽電池として例示してある。光起電
力装置10はグロー放電で被着させた非晶質シリ
コンとオーム接触を作り得るとともに良好な導電
性を持つた材料から成る基板12を持つている。
基板12用として代表的な材料は、アルミニウ
ム、アンチモン、ステンレス鋼などの金属、ある
いは高濃度にドープしたN型の単結晶もしくは多
結晶のシリコンである。基板12の表面に非晶質
シリコンの活性領域14が設けられている。活性
領域とは、装置のその部分で電子−正孔対が発生
し、光起電力装置の電流として捕捉する領域を意
味している。
非晶質材料は、格子の周期性に長距離秩序を有
しない材料のことである。シラン(SiH4)中のグ
ロー放電によつて形成した非晶質シリコンは20Å
以下の短距離秩序しか持つていない。活性領域1
4の非晶質シリコンはシラン中のグロー放電によ
つて形成され、約10-7秒以上のキヤリヤ寿命を有
し、禁止帯の幅中の平均局在状態密度が1017/cm3
あるいはそれ以下で、また10-3cm2/V・秒以上の
電子および正孔易動度を持つている。活性領域1
4は約1〜3μmもしくはそれ以下の厚さであ
る。
活性領域14の、基板12側と反対側の表面上
には境界18を介して金属層16が配置されてい
る。金属層16は太陽光線に対し半透明であり、
金、白金、パラジウムあるいはクロムのような高
導電度の金属材料から作られる。金属層16は単
層もしくは多層構造の金属層で作ることができ
る。金属層16を多層金属層で作る場合、たとえ
ば、活性領域14上の第1層は白金で作つて大き
なシヨツトキ障壁高さを得、その第1の白金層上
の第2層は高導電度の点から金もしくは銀で作る
ことができる。この金属層16は、金、白金、パ
ラジウム、あるいはクロムのような金属であるか
ら、太陽光線に対し半透明にするには約100Åの
厚さにする必要がある。
金属層16の境界18と反対側の表面には格子
電極24が配置されている。通常、この格子電極
24は高導電度の金属で作られる。本発明の説明
の目的上、この格子電極は2組の格子線を持ち、
それぞれの組の格子線は互に実質的に平行であり
また各組の格子線は他方の組の格子線と交差して
いるものとして示す。そして説明の都合から、こ
の格子線は直角に交差しているものとする。格子
電極24に衝突する太陽光線は活性領域14から
外方に反射されてしまう可能性があるので、格子
電極24は金属層16の表面上では小さな面積し
か占有しない様にする。格子電極24は金属領域
16から電流を均一に捕捉する働きをする。格子
電極24は、また、回路の一部分として動作する
とき、装置10の直列抵抗が低くなるようにす
る。しかしながら、均一な電流の捕捉には一組の
格子線だけで十分であると思われる。
反射防止層20が、格子電極24上および格子
電極24で占有されない境界18と相対向する金
属層16の表面上に形成されている。反射防止層
20は入射面22を持ちその上に太陽光線26が
入射する。この技術分野で周知のごとく、金属層
16を通過した活性領域14に入射する太陽光線
26の量は、λを入射面22に入射する光の波
長、nを適当な値の反射防止層20の屈折率とす
ると、λ/4nにほゞ等しい厚さに反射防止層2
0を形成することによつて増加させることができ
る。実際には反射防止層20は装置10から反射
される光量を減少させるものである。通常反射防
止層は硫化亜鉛のような誘導体材料で作られる。
一般に、シヨツトキ障壁として知られる表面障
壁型接合は、ある種の半導体にある種の金属を接
触させることによつて形成されることは、半導体
装置の分野において周知である。第1図の半導体
装置においては、金属層16を活性領域14に接
触させることによりシヨツトキ障壁が境界18に
形成される。シヨツトキ障壁は境界18から活性
領域14中に広がり空乏層領域と呼ばれる空間電
荷の電界を半導体材料中に作る。この光起電力装
置10においては、空乏層領域が境界18と基板
12間の活性領域14の幅全体に延長することが
望ましい。空乏層領域が活性領域14の幅全体に
延長すると、太陽光線26を吸収して活性領域1
4中の任意の部分で発生するキヤリヤは空乏層領
域の電界によつて、基板12もしくは金属層16
のいづれかに向つて掃き寄せられる。基板12は
活性領域14に対する電極の1つとして働く。も
し空乏層領域が活性領域14の一部分中に延長し
ないと、活性領域14の非空乏層領域で発生する
キヤリヤは電界によつて電極に掃き寄せられなく
なる。活性領域14の非空乏層領域で発生するキ
ヤリヤはそれが捕捉されるためには電極もしくは
空乏層領域のいづれかに向つて拡散で移動しなけ
ればならない。さらにまた、非空乏層領域は装置
から電流を取出す場合直列抵抗を増大させ、この
直列抵抗は装置の効率を低下させる。
シラン中のグロー放電によつて形成した活性領
域14の非晶質シリコンは光起電力装置の活性領
域として理想的な特性を持つている。スパツタあ
るいは蒸着によつて形成した非晶質シリコン中の
キヤリヤ寿命10-11秒程度であるのに対し、シラ
ン中のグロー放電によつて形成した非晶質シリコ
ン中のキヤリヤ寿命は約10-7秒以上である。グロ
ー放電による非晶質シリコン中の電子、正孔の易
動度は10-3cm2/V・秒以上であるため、大きな電
流捕捉効率を得ることができる。
グロー放電による非晶質シリコンの光吸収特性
は4000Åから7000Åの可視光領域において、単結
晶シリコンの光吸収特性よりも優れている。第2
図には、非晶質シリコンが単結晶シリコンより可
視光領域において大きな吸収係数を持つているこ
とが示されている。このことはグロー放電による
非晶質シリコンの活性領域14を単結晶シリコン
のそれの10分の1にしても可視光領域で同程度の
光吸収を得ることができることを意味する。この
ため活性領域14を1μmもしくはそれ以下の薄
さにしても良好な装置の効率を得ることができ
る。
さらにグロー放電による非晶質シリコンの禁止
帯の幅の中の平均局在状態密度は1017/cm3もしく
はそれ以下の程度である。グロー放電による非晶
質シリコンの平均局在状態密度は被着温度を上げ
かつ非晶質シリコンの形成に使用するシランの純
度を上げると減少する。このグロー放電による非
晶質シリコンの平均局在状態密度は他の手段によ
つて形成した非晶質シリコンのそれよりも遥かに
低い。すなわちスパツタもしくは蒸着で作られる
非晶質シリコンにおける、平均局在状態密度は
1019/cm2・eVもしくはそれ以上である。禁止帯の
幅の中の平均局在状態密度に関して重要なこと
は、それが空乏層領域の幅の2乗に逆比例するこ
とである。グロー放電による非晶質シリコンの状
態密度は比較的低いため、1μm程度の空乏層の
幅を得ることができる。さらにまた、キヤリヤ寿
命が平均状態密度に逆比例することも平均局在状
態密度に関して重要なことである。この点からも
グロー放電による非晶質シリコンのキヤリヤ寿命
が前述の他の方法によつて形成される非晶質シリ
コンのキヤリヤ寿命より長いことを再認識してお
く必要がある。
第3図に、第1図の半導体装置および後程説明
する本発明の半導体装置を製造するに適したグロ
ー放電装置30が示されている。グロー放電装置
30は通常はガラス材料で作られる真空ベルジヤ
ー34で区切られた真空室32を持つている。真
空室32中には陽極36、陽極36から離れてこ
れに対向する加熱板38が配置されている。陽極
36は、白金のような高導電度の金属材料で作ら
れ、スクリーンもしくはコイル状になつている。
加熱板38は、真空室32の外にある電流源40
から電力を供給される加熱コイルを囲むセラミツ
クフレームである。
真空室32の第1の出口44は拡散ポンプに、
第2の出口46はメカニカルポンプに、第3の出
口はグロー放電工程で使用する種々の気体源とな
る系の気体供給部に接続される。第2の出口は拡
散ポンプに接続されていると述べたが、拡散ポン
プは系の排気には必ずしも必要でないと思われ
る。
光起電力装置10を作るには、たとえばアルミ
ニウムから成る基板12を加熱板38上に置き、
それを電源42の負の端子に接続する。陽極36
は電源42の正の端子に接続する。電源42は直
流、交流のいずれでもよい。このようにして電源
42を動作させると、陽極36と直流動作の場合
実質的に陰極として働く基板12の間に電位差が
発生する。
真空室32を約0.5〜1.0×10-6トールの真空度
に排気し、加熱板38の加熱コイルに給電するこ
とにより基板12を150℃〜400℃の範囲の温度に
加熱する。
次にシラン(SiH4)を真空室32中に0.1〜3.0
トールの圧力まで供給する。その結果基板温度は
200℃〜500℃の温度に上昇する。基板12と活性
領域14間のオーム接触を保証するため、活性領
域14は350℃以上の温度で基板12上に被着し
アルミニウム基板12と非晶質シリコンの活性領
域14間で共融合金を形成するようにしなければ
ならない。
陽極36と基板12間でグロー放電を発生さ
せ、非晶質シリコンの活性領域14を基板12の
表面に被着させるため電源42を付勢する。活性
領域14を被着させるためには、陽極36と基板
12間の電位差を基板12の表面上で電流密度が
0.3〜3.0mA/cm2の範囲になるようにしなければ
ならない。非晶質シリコンの被着速度はシランの
蒸気圧と電流密度とともに増加する。上記のよう
な条件に設定すると、5分未満で1μmの非晶質
シリコンが被着する。
一旦、グロー放電が発生すると、基板12から
電子が放出され、それがシラン分子(SiH4)を衝
撃して分子のイオン化と解離を起させる。シリコ
ンイオンとSiH+のようなシリコン水素化物は正
の荷電体であるから、陰極である基板12に引寄
せられ、それによつてシリコンが基板12上に被
着する。基板温度は350℃以上であり被着したシ
リコンの水素化物の熱分解を進行させる。
非晶質シリコンの被着後、基板12と活性領域
14から成るウエハを周知の蒸着装置中に置き、
その活性領域14上に金属領域16を蒸着する。
同様に格子電極24と反射防止層20を周知の蒸
着とマスキング技術によつて金属領域16上に被
着する。この工程全体を、グロー放電と蒸着の両
方を行なえる単一の系で行なうことができる。
光起電力装置10の製作は、基板12と格子電
極24に、外部回路へ接続するための電極線(図
示せず)を接続することによつて完了する。
第4図に本発明による第1の実施例である半導
体装置110を示す。説明の便宜上、半導体装置
110は光起電力装置、具体的にはPIN型太陽電
池であるとする。光起電力装置110はシラン中
のグロー放電によつて形成した非晶質シリコンの
活性領域114を持つている。活性領域114
は、第1のドープ層113、第1のドープ層11
3からある距離を隔てゝこれと対向する第2のド
ープ層115、およびこれら第1と第2のドープ
層113,115の間にあつてそれぞれと接触し
ている真性層117を持つている。真性層117
はドープされていない。第1と第2のドープ層1
13,115は逆導電型である。説明の便宜上第
2のドープ層115はN型、第1のドープ層11
3はP型の導電型であるとする。第1、第2のド
ープ層113,115は電気的に活性な不純物を
1019/cm3以上の高濃度にドープされている。通
常、N型の第2のドープ層115には燐を、P型
の第1のドープ層113には硼素をドープする。
第1ドープ層113の、第2のドープ層115
と反対側の表面上には太陽光線透過電極128が
設けられている。透過電極128は第1のドープ
層113と反対側に入射面129を持つている。
透過電極128は太陽光線に対し透明もしくは半
透明であり、活性領域114中で発生する電流を
捕捉することができる。太陽光線126は入射面
129でこの装置110に入射する。太陽光線透
過電極128は、ともに太陽光線に対し透明であ
り、かつ高電気伝導度をもつ酸化インジウム錫も
しくは酸化錫のような材料の単層で作ることがで
きる。透過電極128は、太陽光線に対し半透明
である金、アンチモン、白金などの約100Åの厚
さの金属薄膜で作ることもできる。透過電極12
8が金属薄膜から成る場合には、第1の装置に関
して説明した反射防止層を電極128の入射面1
29上に形成し太陽光線126の反射を減少させ
ることが望ましい。さらにまた、電極128はガ
ラス材料層上に市販の酸化インジウム錫層を重ね
た多層構造とすることもできる。その場合、酸化
インジウム錫は第1のドープ領域113と密着し
ている。
第1のドープ層113上の電極128の表面抵
抗が約10Ω/□もしくはそれ以上ある場合には、
活性領域114中で発生する電流を捕捉するた
め、第1のドープ層113上には前述した第1図
の半導体装置と同様な格子型の接触を形成するこ
とが望ましい。
第2ドープ層115の、透過電極128と反対
側の表面上には電極127が配置されている。電
極127はアルミニウム、クロム、アンチモンの
ような適当な導電度を持つ材料から成る。
第1図の半導体装置について説明したように、
グロー放電による非晶質シリコンの吸収係数は可
視光領域において単結晶シリコンのそれよりも大
きい。このため十分に太陽光線を吸収させる場合
でも薄い非晶質シリコン層でよい。通常、非晶質
シリコンの真性領域の厚さは約1〜3μmもしく
はそれ以下であり、一方第1と第2のドープ層1
13,115の厚さは各々数100Åある。
PIN型太陽電池の分野の技術者には周知のよう
に、層113,115,117のフエルミ準位を
一致させることにより、第1のドープ層113中
に負の空間電荷が、第2のドープ層115中に正
の空間電荷が発生し、真性層117中に空乏層領
域が形成される。空乏層領域の電界がどの程度の
深さまで真性層117中に延長するかは、第1の
半導体装置に関して説明したように禁止帯の幅す
なわちエネルギーギヤツプ中の平均局在状態密度
の関数である。さらに半導体装置10に関する説
明から、空乏層領域は真性層117の幅全体、す
なわち約1〜3μmもしくはそれ以下の厚さにわ
たつて延長することがわかる。したがつて、太陽
光線を吸収して真性層117中で発生するキヤリ
ヤは空乏層領域の電界で掃き寄せられ、電流とし
て捕捉される。
光起電力装置110の製作において、透過電極
128はガラス材料層上に形成した市販の酸化イ
ンジウム錫の層であるとする。電極128を第3
図に示す装置30の加熱板38上に置く。電極1
28のガラス層は加熱板38に密着している。
次に装置30を、電極128の酸化インジウム
錫層上にP型の第1のドープ層113を被着する
ため準備する。真空室32を約10-6トールの真空
度まで排気し、次に0.5〜5%のジボラン
(B2H6)を含むシラン(すなわちジボランがシラ
ン−ジボラン混合体の0.5〜5%を構成してい
る)を0.1〜1.0トールの圧力まで真空室32中に
供給する。その間電極128は200℃〜500℃の温
度に上げる。
電極128上で約0.5mA/cm2の電流密度をもつ
て約1〜2秒間グロー放電を真空室32中で行な
い数100Åの厚さの第1のドープ層113を被着
する。
次に真空室32をメカニカルポンプ46で一旦
排気する。
真空室内の真空度が10-6トールに戻ると、シラ
ンを0.1〜3トールの圧力まで真空室32中に供
給する。ここで再び第1のドープ層113上で
0.3mA/cm2〜3.0mA/cm2の電流密度をもつて1〜
5分間グロー放電を行ない、約1μmの厚さの真
性層117を被着する。
次にドーピング・ガスとして約0.1〜1.0%のホ
スフイン(PH3)を真空室32中に供給する。そ
の結果ホスフインは、シラン−ホスフイン混合体
の0.1〜1.0%を構成する。真性層117上で
0.3mA/cm2〜3.0mA/cm2の電流密度をもつてグロ
ー放電を行ない、数100Åの厚さのN型の第2の
ドープ層115を真性層117の表面上に被着す
る。
第1と第2のドープ層113,115に対する
ドーピング・ガスとしてホスフインとジボランを
挙げて説明したが、これ以外に周知の適当なドー
ピング・ガスを使用することもできる。
次に電極127を、周知の蒸着方法を用いて第
2のドープ層115の表面上に被着する。光起電
力装置110の製作の最終工程は、外部回路に接
続するため、電極127および電極128へ配線
(図示せず)を接続することである。
第5図に、本発明の第2の実施例の半導体装置
210を示す。この場合も半導体装置210は光
起電力であり、さらに具体的に言えばP−N接合
型太陽電池である。光起電力装置210は適当な
ドーピング・ガスを混合したシラン中でのグロー
放電によつて形成した非晶質シリコンの基板21
1を持つている。基板211は、1導電型の第1
のドープ層252、およびこの層にP−N接合2
56を介して接する逆導電型の第2のドープ層2
54を持つている。説明の便宜上、第1のドープ
層252はP型、第2のドープ層254はN型で
あるとする。この第1と第2のドープ層252,
254はともに光起電力装置210の活性領域2
14である。基板211は、第2のドープ層25
4のP−N接合256と反対側の表面上に第3の
ドープ層258を持つている。第3のドープ層2
58は第2のドープ層254と同一の導電型であ
るが、ドーピング濃度は第2のドープ層254よ
り高くなつている。したがつて第3のドープ領域
258はN+型である。第3のドープ層258は
活性領域214にオーム接触を作るのに役立つ。
第3のドープ層258のP−N接合256と反
対側の表面上に、第4図に示す第1の実施例の電
極127と同一の電極227が形成されている。
太陽光線の入射面229を持つ太陽光線透過電極
228が、第1のドープ層252のP−N接合2
56と反対側の表面上に配置されている。太陽光
線256は入射面229で装置210に入射す
る。太陽光線透過電極228は第2の実施例にお
ける太陽光線透過電極128と同一のものであ
る。
光起電力装置210の動作を説明すると、太陽
光線226は装置210の入射面229に入射
し、その太陽光線226の幾分かが活性領域21
4中で吸収され電子−正孔対を発生する。これら
のキヤリヤはP−N接合256に向つて拡散し、
再結合する前にP−N接合256の空間電荷の電
界の所に到達すると、これらのキヤリヤは捕捉さ
れ装置210の電流となる。
装置210の製作法を説明するが、先ず第4図
に示す第1の実施例の装置110の場合と同様に
透過電極228はガラス材料層上に酸化インジウ
ム錫の層を設けたものとする。電極228は、ガ
ラス材料層が加熱板38と密着するように装置3
0の加熱板38上に置く。
次に透過電極228の酸化インジウム錫層上に
第1のドープ層252を被着するため装置を準備
する。真空室32を約10-6トールの真空度に排気
し、次に約1〜5%のジボランを含むシランを
0.1〜1.0トールの圧力まで真空室32中に供給す
る。その間電極228は200℃〜500℃の温度に上
昇させる。電極228の表面上で約0.5mA/cm2
電流密度をもつて約1〜2秒間真空室32中でグ
ロー放電を行ない、数100Åの厚さの第1のドー
プ層252を被着させる。
次いで、真空室32をメカニカルポンプ46で
排気し、約10-6トールの真空度になると、約0.01
%のホスフインを含むシランを0.1〜3トールの
圧力まで真空容器32中に供給する。第1のドー
プ層252の表面上で0.3mA/cm2の電流密度をも
つて約1〜30分間グロー放電を行ない、第2のド
ープ層254を1〜20μmの範囲の厚さに被着さ
せる。
次にホスフインを真空室32中に供給し、ホス
フインが0.5%のシランとの混合体となるように
する。ここで再び第2のドープ層254上で
0.3mA/cm2〜3.0mA/cm2の電流密度をもつてグロ
ー放電を行ない、数100Åの厚さに第3のドープ
層258を被着させる。
次に電極227を、周知の蒸着方法によつて、
第3のドープ層258上に形成する。装置210
の製作は電極227と透過電極228に配線(図
示せず)を接続して完了する。
本発明の第1および第2の実施例の半導体装置
が光起電力装置として動作する場合に電極12
7,227は吸収されない太陽光線を夫々の活性
領域114,214中に反射させて戻し、それに
よつて太陽光線の吸収確率を改善させる。
第1図の半導体装置においては、基板12を装
置の支持体として説明してきたが、本発明の第1
と第2の実施例においては光透過電極128,2
28が夫々の装置の支持体となつていることに注
意すべきである。
本発明の半導体装置の2つの実施例はこれまで
太陽電池として説明してきたが、本発明によつて
これら2つの実施例はまた高周波応答性をもつた
光検出器、すなわち、輻射エネルギーに応答する
装置として使用し得ることは明らかである。この
シラン中のグロー放電によつて形成した非晶質シ
リコンの活性領域を持つ光検出器は10MHz以上の
高周波応答性を持つことが判明した。第1図の半
導体装置を光検出器として使用する場合は、周知
のように、活性領域中に入射する輻射エネルギー
の量はこれを太陽電池として使用する場合ほど厳
密なものでなくてもよい。したがつて第1図の半
導体装置を光検出器として用いる場合、たとえば
反射防止層および格子電極を除去するというよう
な周知の変更を加えることができる。
本発明の第1の実施例の半導体装置110は
PIN構造であり、光検出器として使用する場合そ
のスペクトル応答は人間の視感度に合わせること
ができる。この半導体装置110のスペクトル応
答を視感度に合せることはP型のすなわち第1の
ドープ層113もしくは第2のドープ層115の
いづれかの厚さとドーピング不純物濃度、および
真性層117の厚さを変えることによつて行なわ
れる。1例として述べるならば、装置110のス
ペクトル応答はP型領域が5原子%程度の硼酸の
アクセプタ不純物濃度を持ち、約500Åの厚さに
作られ、一方真性層の厚さが約0.3μmであれば
人間の視感度に近いものとなる。
光起電力、光検出装置の活性領域にグロー放電
による非晶質シリコンを用いると、基本構造が同
一の、単結晶シリコンを使用した装置に比較し薄
い活性領域を持つ装置を作ることができる。さら
にまた、グロー放電による非晶質シリコンを用い
た装置は、10倍も厚い活性領域を持つ単結晶シリ
コンの光起電力、光検出装置と同程度に太陽光線
を吸収することができる。したがつて光起電力あ
るいは光検出装置としての本発明の特に優れた点
は薄い活性領域の使用によつて製造価格の低減が
可能になることである。さらに光起電力装置とし
ての本発明は単結晶を用いた装置より低い温度で
製作されるため本発明の装置の製作に要するエネ
ルギーが少なく、また単結晶の太陽電池に比較し
て大面積の太陽電池を製作できるため太陽光発電
の原価が下がる。
シラン中のグロー放電によつて製作した非晶質
シリコンの活性領域を持つ本発明の半導体装置は
第1図の半導体装置と同様に暗状態で整流作用の
あることが判つた。1例としてN型単結晶シリコ
ン基板12、金の金属領域16、を持ち格子電極
24および反射防止層20を除去した第1図のシ
ヨツトキ障壁型半導体装置10は−0.4Vの逆方
向バイアス状態に対し+0.4Vの順方向バイアス
状態では104倍も大きい電流を流す電流整流特性
を示した。本発明の2つの実施例は太陽電池につ
いて説明されたが、これらは電流整流装置として
も動作させることができる。しかしその場合には
この分野の技術者に周知のように、格子電極およ
び反射防止層を除去するというような幾つかの改
変を行なうことで、整流装置としてより望ましい
ものとなる。本発明の半導体装置は、半導体接
合、すなわちP−N接合あるいはPIN接合によつ
て形成された電位障壁を持つている。
本発明の半導体装置は、活性領域としてシラン
中のグロー放電によつて形成した非晶質シリコン
を有するもので、これらの装置は太陽電池、光検
出器、あるいは電流整流装置として良好な動作を
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による半導体装置を説明するた
めの参考となるシヨツトキ障壁をもつた半導体装
置の断面図である。第2図は可視光領域での単結
晶シリコンに対するグロー放電による非晶質シリ
コンの吸収係数の比較を示す図である。第3図は
シラン中でのグロー放電により非晶質シリコンを
形成する装置の簡略説明図である。第4図は本発
明による半導体装置の第1の実施例の断面図であ
る。第5図は本発明による半導体装置の第2の実
施例の断面図である。 110,210……半導体装置、114,21
4……非晶質シリコンの活性領域、113,11
5……ドープ層、117……真性層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 約10-7秒あるいはそれ以上のキヤリア寿命、
    約1017/cm3あるいはそれ以下のエネルギ・ギヤプ
    中の平均局在状態密度、および約10-3cm2/V・秒
    あるいはそれ以上の電子に対する易動度を持つ非
    晶質シリコンの本体からなり、この本体が、導電
    率を変更するドープ剤を1019/cm3よりも大きな濃
    度で含んでいるドープ領域を含む導電型を異にす
    る領域と、半導体接合とを有する半導体装置。
JP56166283A 1975-07-28 1981-10-16 Semiconductor device Granted JPS57141970A (en)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US59958875A 1975-07-28 1975-07-28
KR7601783A KR810001312B1 (ko) 1975-07-28 1976-07-22 비결정 실리콘 활성영역을 갖는 반도체장치
KR1019800002296A KR810001314B1 (ko) 1975-07-28 1980-06-11 비결정 실리콘 활성영역을 갖는 반도체 장치

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57141970A JPS57141970A (en) 1982-09-02
JPS6134268B2 true JPS6134268B2 (ja) 1986-08-06

Family

ID=27348144

Family Applications (5)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56166283A Granted JPS57141970A (en) 1975-07-28 1981-10-16 Semiconductor device
JP56166284A Pending JPS57141971A (en) 1975-07-28 1981-10-16 Method of producing amorphous silicon semiconductor device
JP56166285A Pending JPS57141972A (en) 1975-07-28 1981-10-16 Amorphous silicon solar battery
JP57117601A Pending JPS5828878A (ja) 1975-07-28 1982-07-05 半導体装置
JP57117602A Pending JPS5825283A (ja) 1975-07-28 1982-07-05 光検知装置

Family Applications After (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56166284A Pending JPS57141971A (en) 1975-07-28 1981-10-16 Method of producing amorphous silicon semiconductor device
JP56166285A Pending JPS57141972A (en) 1975-07-28 1981-10-16 Amorphous silicon solar battery
JP57117601A Pending JPS5828878A (ja) 1975-07-28 1982-07-05 半導体装置
JP57117602A Pending JPS5825283A (ja) 1975-07-28 1982-07-05 光検知装置

Country Status (3)

Country Link
JP (5) JPS57141970A (ja)
KR (1) KR810001314B1 (ja)
SU (1) SU1405712A3 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60245184A (ja) * 1984-05-18 1985-12-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光電変換素子
DE4138131A1 (de) * 1991-10-19 1993-04-22 Provera Ges Fuer Projektierung Kontaktlose chip-karte mit integriertem mikroprozessor und vorrichtung zum lesen und eingeben von informationen
RU2002115830A (ru) * 2002-06-17 2004-01-27 Саито ТАКЕШИ (JP) Элемент солнечной батереи
EP2319094A2 (en) * 2008-08-19 2011-05-11 Oerlikon Solar AG, Trübbach Photovoltaic cell and method of manufacturing a photovoltaic cell
RU2477905C1 (ru) * 2011-09-15 2013-03-20 Виктор Анатольевич Капитанов Тонкопленочный кремниевый фотоэлектрический преобразователь
RU2657349C2 (ru) * 2016-10-04 2018-06-13 Викторс Николаевич Гавриловс Способ повышения эффективности преобразования энергии поглощенного потока электромагнитных волн солнечного света в электрическую энергию с помощью образованного "темнового тока" и объемной ультразвуковой дифракционной решетки в монокристалле кремния в результате возбуждения в нем периодических высокочастотных ультразвуковых сдвиговых волн

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5414848B2 (ja) * 1975-02-05 1979-06-11

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
TAYLOR&FRANCIS *

Also Published As

Publication number Publication date
KR810001314B1 (ko) 1981-10-13
SU1405712A3 (ru) 1988-06-23
JPS57141970A (en) 1982-09-02
JPS57141972A (en) 1982-09-02
JPS5828878A (ja) 1983-02-19
JPS5825283A (ja) 1983-02-15
JPS57141971A (en) 1982-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4317844A (en) Semiconductor device having a body of amorphous silicon and method of making the same
US4064521A (en) Semiconductor device having a body of amorphous silicon
CA1091361A (en) Semiconductor device having an amorphous silicon active region
US4142195A (en) Schottky barrier semiconductor device and method of making same
US20230023738A1 (en) Solar cell
US4217148A (en) Compensated amorphous silicon solar cell
US4163677A (en) Schottky barrier amorphous silicon solar cell with thin doped region adjacent metal Schottky barrier
US4196438A (en) Article and device having an amorphous silicon containing a halogen and method of fabrication
US4117506A (en) Amorphous silicon photovoltaic device having an insulating layer
US6825408B2 (en) Stacked photoelectric conversion device
US6459034B2 (en) Multi-junction solar cell
US5127964A (en) Flexible photovoltaic device
US4281208A (en) Photovoltaic device and method of manufacturing thereof
US4433202A (en) Thin film solar cell
US4315097A (en) Back contacted MIS photovoltaic cell
EP2219222A2 (en) Solar cell and method for manufacturing the same
EP0523919A1 (en) Multijunction photovoltaic device and fabrication method
US4398054A (en) Compensated amorphous silicon solar cell incorporating an insulating layer
US4772335A (en) Photovoltaic device responsive to ultraviolet radiation
JPH0613638A (ja) 光起電力装置
EP2136413A2 (en) Photovoltaic device
CA1078078A (en) Schottky barrier semiconductor device and method of making same
US4903102A (en) Semiconductor photoelectric conversion device and method of making the same
KR810001314B1 (ko) 비결정 실리콘 활성영역을 갖는 반도체 장치
KR101484620B1 (ko) 실리콘 태양전지