JPS6133963Y2 - - Google Patents

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JPS6133963Y2
JPS6133963Y2 JP1981194204U JP19420481U JPS6133963Y2 JP S6133963 Y2 JPS6133963 Y2 JP S6133963Y2 JP 1981194204 U JP1981194204 U JP 1981194204U JP 19420481 U JP19420481 U JP 19420481U JP S6133963 Y2 JPS6133963 Y2 JP S6133963Y2
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JP
Japan
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conductor
needle
outer conductor
type antenna
metal tube
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JP1981194204U
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JPS58105347U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ガン細胞等の病巣をマイクロ波で局
部加熱するために使用される治療用医療具のニー
ドル型アンテナに関する。
最近、マイクロ波による誘電加熱によつて病巣
を加熱治療する治療法が盛んになりつつあり、こ
の際のマイクロ波照射アンテナとして、病巣まで
外部から差し込むニードル型アンテナが使用され
る。
ところが、例えばガン細胞等は人体各部に発生
するものであり、その発生部位は各々異なつてお
り、従つてガン細胞のマイクロ波に対するインピ
ーダンスも発生部位によつて異なつた値となる。
このため、マイクロ波エネルギーを美巣に効率
良く伝達するために、インピーダンスの異なつた
ニードル型アンテナを用意し、各々の病巣のイン
ピーダンスと整合がとれたニードル型アンテナを
選択して使用しているが、ニードル型アンテナが
複数種必要となり、しかも取り替えが必要となる
等の問題があると共に、近似的な整合しかできず
完全には整合できないという欠点があつた。
また、特開昭56−76962号公報に示されるよう
に、一種類のニードル型アンテナを用意し、発振
器との間の同軸線路に短絡スタブ(整合側路)を
整合素子として取り付け、その短絡スタブを調整
することにより整合をとることも試みられている
が、特別に整合素子が必要となるという欠点があ
つた。しかもこの場合には、整合素子を設けた側
路と発振器間においては完全に整合できるが、整
合素子とアンテナ先端との間においてはアンテナ
先端での反射波により定在波が生じ、それが著し
い場合には、反射波によつて損失が増え、ニード
ル型アンテナ自身が加熱するおそれがあると共
に、被加熱物への電磁波輻射効率としては余り改
善されていないという欠点があつた。
本考案は以上のような点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、アンテナ自身のインピーダ
ンスが調整できるようにし、以つて病巣とのイン
ピーダンス整合を他の特別の素子を必要とするこ
となく、しかもアンテナ内部での損失が殆んど生
じなくても輻射効率の良い整合をとることができ
るようにしたニードル型アンテナを提供すること
である。
以下、本考案の実施例を詳細に説明する。第1
図はその一実施例のニードル型アンテナを示すも
のであり、このニードル型アンテナは、ホルダ部
Aとニードル部Bとで成り、ニードル部Bの先端
にアンテナが形成されている。
まず、ホルダ部Aにおいては、その基端部に同
軸ケーブル(図示せず)を接続するためのコネク
タ1が設けられ、そのコネクタ1の外側導体は管
状の導体で成る金属管2に固着されている。この
金属管2は、その先端部分2aが複数個の溝(図
示せず)により軸方向に分割されており、先端の
内周壁には突起2bが形成され、外周壁には先端
から基端方向に並んでテーパ面2cおよびロツク
ナツト3が螺着するためのネジ山2dが形成され
ている。4はニードル部Bにまで伸びる管状の外
部導体であり、その基端部4aの外周に固着され
た導体で成るストツパ5および上記突起2bによ
り、金属管2の内部を軸方向に、コネクタ1の中
心導体6を支持する低損失絶縁体7および上記突
起2bで規制される範囲を、摺動可能となつてい
る。8は中心導体であり、基端部8aがコネクタ
1の中心導体6に接続され、先端はニードル部B
にまで伸びている。この中心導体8は、その適所
に複数個所、外部導体4の内壁に摺動可能に当接
するスペーサ9が固着され、その外部導体4の軸
心となるようになつている。なお、このスペーサ
9は中心導体8にではなく、外部導体4に固着し
てもよい。
次に、ニードル部Bは、外部導体4、中心導体
8、および外部導体4の先端4bに固着される低
損失の誘電体でなる先細の絶縁管10で構成され
ている。この絶縁管10はその外面が外部導体4
の外面と連続しており、内側中心部には中心導体
8が挿入するガイド穴10aが形成されている。
以上において、中心導体8と金属管2および外
部導体4とは同軸線路を構成し、外軸は導電性の
ストツパ5を経由して金属管2から外部導体4に
電気的に連なつている。中心導体8の外径d1と外
部導体4の内径d2との比および同外径d1と金属管
2の内径d3との比は、各々当該部分の同軸線路の
インピーダンスを決定する。軸方向に沿つてこの
インピーダンスに変化があると、マイクロ波を伝
送する際その不連続の部分において反射波が生じ
るので、これをさける必要がある。この場合、外
部導体4の内径d2と金属管2の内径d3とは、外部
導体4の肉厚とストツパ5の肉厚分だけ差が出る
ので、外部導体4の基端部4aにおいてインピー
ダンスの不連続部分が生じるが、両肉厚を薄くす
ることにより、内径d2とd3の差を少なくすること
ができ、反射波を極めて小さな値に抑えることが
できる。また、外部導体4に対する中心導体8
も、弛むようなことがあるとインピーダンスに不
連部分が生じるが、スペーサ9を複数個所に設け
ているので、そのおそれをなくすることができ
る。このスペーサ9は、伝送するマイクロ波の波
長(数cm〜数+cm)に対し、その軸方向の肉厚を
充分薄くすることによつて、損失を減少させてい
る。更に、絶縁管10および外部導体4の外径d4
は、生体に挿入することを考慮して、約3mm以下
に設定されている。
この第1図に示した実施例においては、外部導
体4の先端4bから絶縁管10のガイド穴10a
内に突出する中心導体8の先端部8bが、マイク
ロ波を放射するアンテナとして働き、その長さD
によつてアンテナインピーダンスが変化する。例
えば脂肪分の多い生体ではインピーダンスが高い
のでこのDを長くする方向に調整するとよく、筋
肉質ではインピーダンスが小さいので短かくする
方向に調整するとよい。この長さDを調整するに
は、ロツクナツト3をゆるめて金属管2の突起2
bによる外部導体4の締め付けをゆるめ、その後
矢印X方向に外部導体4を摺動させればよい。こ
のとき、中心導体8は固定されているので、相対
的に長さDが変化する。調整後は、ロツクナツト
3を締めることにより、外部導体4が金属管2に
対して固定され、長さDが固定される。なお、こ
の調整はニードル部Bを病巣に突込んだ状態で予
め小さなエネルギーのマイクロ波を輻射させ発振
器側に設けた反射波測定器により反射波電力をを
みながら前述のDの長さを調整すれば完全に整合
を調整することができる。この調整時において
は、ストツパ5が突起2bに規制されるので、外
部導体4が引き抜けることはない。以上により長
さDを調整してアンテナインピーダンスを、加熱
治療すべき生体内の病巣のインピーダンスと整合
させることができ、効率的な加熱を行なうことが
できる。なお、外部導体4の表面の軸方向に、金
属管2の先端部2aの端面を印とするアンテナイ
ンピーダンスの目盛を形成しておけば、その調整
が容易となる。
第2図は、外部導体4における絶縁管10との
結合部に、1/4波長のチヨーク4cを設けた改変
例を示すものであり、コネクタ1側への電波のリ
ークを防止したものである。
以上から本考案によれば、外部導体を金属管に
対して摺動させることにより、外部導体の先端か
ら突出する中心導体の長さが変るので、アンテナ
自身のインピーダンスが変化し、よつて治療すべ
き部位のインピーダンスとの整合を極めて容易に
とることができるようになり、アンテナ内部での
損失が殆んど生じなくてその治療すべき部位の加
熱を高効率にて行なうことが可能になる。また、
アンテナ自身のインピーダンスを変化させるの
で、1個のアンテナで済み、他の整合素子等を必
要としない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のニードル型アンテ
ナの縦断面図、第2図はニードル部分の改変例を
示す部分拡大縦断面図である。 1……コネクタ,2……金属管、3……ロツク
ナツト、4……外部導体、5……ストツパ、6…
…中心導体、7……低損失絶縁体、8……中心導
体、9……スペーサ、10……絶縁管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 同軸線路の中心導体先端を外部導体から突出
    させると共に、該突出している中心導体を絶縁
    体で保護して成るニードル型アンテナにおい
    て、 コネクタに上記中心導体の基部及びその周囲
    を囲む金属管を接続し、該金属管の先端部分に
    電気的接続状態で摺動可能に外部導体の基部を
    結合し、該外部導体の先端に絶縁管の基部を結
    合し、該絶縁管に形成したガイド孔内に上記中
    心導体の先端をガイドし、 上記外部導体の上記金属管に対する摺動によ
    り上記絶縁管の上記ガイド孔に対する上記中心
    導体のアンテナとして機能する先端部分の長さ
    を変化可能としたことを特徴とするニードル型
    アンテナ。 (2) 上記金属管が、その内壁に突起を有すると共
    に、上記外部導体がその外壁に該突起が当接す
    る引き抜け防止用の導電体でなるストツパを有
    することを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のニードル型アンテナ。 (3) 上記外部導体および上記絶縁管の外面が連続
    し、且つそれらの外径が3mm以下であることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のニードル型アンテナ。 (4) 上記外部導体が、上記絶縁管との結合部にチ
    ヨークを有すること特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のニードル型アンテナ。
JP19420481U 1981-12-31 1981-12-31 ニ−ドル型アンテナ Granted JPS58105347U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19420481U JPS58105347U (ja) 1981-12-31 1981-12-31 ニ−ドル型アンテナ

Applications Claiming Priority (1)

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JP19420481U JPS58105347U (ja) 1981-12-31 1981-12-31 ニ−ドル型アンテナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58105347U JPS58105347U (ja) 1983-07-18
JPS6133963Y2 true JPS6133963Y2 (ja) 1986-10-03

Family

ID=30107530

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19420481U Granted JPS58105347U (ja) 1981-12-31 1981-12-31 ニ−ドル型アンテナ

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JP (1) JPS58105347U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5676962A (en) * 1979-11-30 1981-06-24 Aloka Co Ltd Microwave cancer treatment device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5676962A (en) * 1979-11-30 1981-06-24 Aloka Co Ltd Microwave cancer treatment device

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JPS58105347U (ja) 1983-07-18

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