JPS6133900Y2 - - Google Patents
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- JPS6133900Y2 JPS6133900Y2 JP7850780U JP7850780U JPS6133900Y2 JP S6133900 Y2 JPS6133900 Y2 JP S6133900Y2 JP 7850780 U JP7850780 U JP 7850780U JP 7850780 U JP7850780 U JP 7850780U JP S6133900 Y2 JPS6133900 Y2 JP S6133900Y2
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- Japan
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- ring
- resin
- resin ring
- circumferential surface
- convex portion
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- Expired
Links
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 42
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 42
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
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- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Fishing Rods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は金属製外環、中間樹脂環及び硬質内環
により三層に形成した釣竿用導糸環の嵌合構造に
関するものである。
により三層に形成した釣竿用導糸環の嵌合構造に
関するものである。
従来、実公昭48−35747号の公報に記載されて
いる如く金属製外環・仲介の樹脂製緩衝環及び硬
質芯環の三者を嵌合し一体的に構成した三層構造
の釣竿用導糸環が知られている。
いる如く金属製外環・仲介の樹脂製緩衝環及び硬
質芯環の三者を嵌合し一体的に構成した三層構造
の釣竿用導糸環が知られている。
しかしながら、陶磁器製の硬質芯環を樹脂製緩
衝リングに圧入しその接合面の摩擦力によつて固
定しているので圧入する際に樹脂製緩衝リングの
内径が無理に拡大されるため、一度材質的に復元
力の限界を越えて拡大された樹脂の弾性と収縮力
は硬質芯環を保持するのに充分なるものでなく温
度変化又は経年変化等による樹脂環の変形や弾性
の低下又は他物の衝撃によつて圧入嵌合した硬質
芯環は容易に脱落し易くなる。
衝リングに圧入しその接合面の摩擦力によつて固
定しているので圧入する際に樹脂製緩衝リングの
内径が無理に拡大されるため、一度材質的に復元
力の限界を越えて拡大された樹脂の弾性と収縮力
は硬質芯環を保持するのに充分なるものでなく温
度変化又は経年変化等による樹脂環の変形や弾性
の低下又は他物の衝撃によつて圧入嵌合した硬質
芯環は容易に脱落し易くなる。
更に上記の如く圧入摩擦力による固定方法は各
嵌合部材の加工精度を高度に維持する必要がある
ので品質のバラツキによる不良が発生し易い等の
欠点があつた。
嵌合部材の加工精度を高度に維持する必要がある
ので品質のバラツキによる不良が発生し易い等の
欠点があつた。
本考案はこれらの欠点を改善すると共に釣竿用
導糸環を製造する際の作業性の向上を図つたもの
で金属製外環と硬質内環の中間に弾性変形可能な
樹脂環を介在させ三層に嵌合形成した釣竿用導糸
環において、該樹脂環の内周面に凸部を周設し、
硬質内環には、該樹脂環凸部と嵌合する凹部を外
周面に周設する一方、前記樹脂環の外周面両端部
には前記外環との係止部を設けると共に外環と樹
脂が接合する周面の略中央部に少なくとも前記樹
脂環凸部の高さ及び巾寸法以上の空隙部を設けた
ことを要旨とするものである。
導糸環を製造する際の作業性の向上を図つたもの
で金属製外環と硬質内環の中間に弾性変形可能な
樹脂環を介在させ三層に嵌合形成した釣竿用導糸
環において、該樹脂環の内周面に凸部を周設し、
硬質内環には、該樹脂環凸部と嵌合する凹部を外
周面に周設する一方、前記樹脂環の外周面両端部
には前記外環との係止部を設けると共に外環と樹
脂が接合する周面の略中央部に少なくとも前記樹
脂環凸部の高さ及び巾寸法以上の空隙部を設けた
ことを要旨とするものである。
次に本考案の実施例を図面について説明する。
実施例、第1図第2図第3図の如くステンレ
スや真鍮等をプレス又は切削加工した金属製外環
1と硬質金属・陶磁器・ガラスで成型した硬質内
環3の中間にABS・ナイロン等で形成した弾性
変形可能な樹脂環2を介在させ釣糸案内環4を三
層に嵌合形成した釣竿用導糸環5において前記樹
脂環2の内周面中央に半円形状の凸部6を周設
し、その内側に嵌合する硬質内環3には該樹脂環
凸部6と嵌合する形状の凹部7を外周面に周設す
る一方、前記樹脂環2の上面中央に凸状の隆起部
8を設け、そして外環1の内周面には前記隆起部
8と嵌合する〓状溝を周設し、その先端部9,
9′の先端面10,10′及び内側面11,11′
に下方から嵌合して横方向のズレを止める係止部
12を形成する。夫々の環の嵌合組立て作業手順
は、まず外環1に樹脂環2を弾性的に収縮変形さ
せながら圧入して、外環1内側の〓状溝に樹脂環
2外側の凸状の隆起部を嵌合し両環を結合してお
き、次に硬質内環3を樹脂環2の内側に圧入して
ゆくと、樹脂環の凸部6は硬質内環の凹部が移動
して嵌合するまでの間硬質内環の外周面に当接し
て外径方向に弾性的に押上げられる。この時、樹
脂環2の中央部が外径方向に無理なく膨出変形し
て、圧入を容易にすると共に樹脂環の凸部6の形
状を圧壊することがないように、前記外環内面1
3と樹脂環2の隆起部8上面14との間に少なく
とも前記樹脂環2内側の凸部6の高さ及び巾寸法
以上の空隙部15を設ける。
スや真鍮等をプレス又は切削加工した金属製外環
1と硬質金属・陶磁器・ガラスで成型した硬質内
環3の中間にABS・ナイロン等で形成した弾性
変形可能な樹脂環2を介在させ釣糸案内環4を三
層に嵌合形成した釣竿用導糸環5において前記樹
脂環2の内周面中央に半円形状の凸部6を周設
し、その内側に嵌合する硬質内環3には該樹脂環
凸部6と嵌合する形状の凹部7を外周面に周設す
る一方、前記樹脂環2の上面中央に凸状の隆起部
8を設け、そして外環1の内周面には前記隆起部
8と嵌合する〓状溝を周設し、その先端部9,
9′の先端面10,10′及び内側面11,11′
に下方から嵌合して横方向のズレを止める係止部
12を形成する。夫々の環の嵌合組立て作業手順
は、まず外環1に樹脂環2を弾性的に収縮変形さ
せながら圧入して、外環1内側の〓状溝に樹脂環
2外側の凸状の隆起部を嵌合し両環を結合してお
き、次に硬質内環3を樹脂環2の内側に圧入して
ゆくと、樹脂環の凸部6は硬質内環の凹部が移動
して嵌合するまでの間硬質内環の外周面に当接し
て外径方向に弾性的に押上げられる。この時、樹
脂環2の中央部が外径方向に無理なく膨出変形し
て、圧入を容易にすると共に樹脂環の凸部6の形
状を圧壊することがないように、前記外環内面1
3と樹脂環2の隆起部8上面14との間に少なく
とも前記樹脂環2内側の凸部6の高さ及び巾寸法
以上の空隙部15を設ける。
実施例は第4図第5図第6図の如く金属製外
環と樹脂環の固定方法の別実施例である。断面形
状が長方形である金属製外環1の下端部角辺1
6,16′に下方より抱持するように嵌合する係
止部12,12′を有する樹脂環2の上面中央部
を凹状に窪ませて前記外環1の底面18との間に
上記樹脂環2の凸部6の高さ及び巾寸法以上の空
隙部19を設けて釣竿用導糸環5を形成しても同
様の効果が得られる。
環と樹脂環の固定方法の別実施例である。断面形
状が長方形である金属製外環1の下端部角辺1
6,16′に下方より抱持するように嵌合する係
止部12,12′を有する樹脂環2の上面中央部
を凹状に窪ませて前記外環1の底面18との間に
上記樹脂環2の凸部6の高さ及び巾寸法以上の空
隙部19を設けて釣竿用導糸環5を形成しても同
様の効果が得られる。
本考案は以上のように構成したので硬質内環を
樹脂環に圧入してゆくと、弾性変形可能な樹脂環
はその内周面に周設した凸部が硬質内環の外周面
によつて外径方向に押圧されて樹脂環の中央部分
は金属製外環との間に設けられた空隙部に撓むよ
うに入ることによつて樹脂環の内径は材質的復元
限界内で無理なく変形拡大し硬質内環は容易に中
央位置まで圧入され、しかも樹脂環の凸部が圧壊
されることなく硬質内環外周の凹部に復元して嵌
合し、両者は噛み合う如く結合される。また金属
製外環と樹脂環は夫々の両端部において樹脂環側
の凸状又は凹状の係止部によつて噛合している。
樹脂環に圧入してゆくと、弾性変形可能な樹脂環
はその内周面に周設した凸部が硬質内環の外周面
によつて外径方向に押圧されて樹脂環の中央部分
は金属製外環との間に設けられた空隙部に撓むよ
うに入ることによつて樹脂環の内径は材質的復元
限界内で無理なく変形拡大し硬質内環は容易に中
央位置まで圧入され、しかも樹脂環の凸部が圧壊
されることなく硬質内環外周の凹部に復元して嵌
合し、両者は噛み合う如く結合される。また金属
製外環と樹脂環は夫々の両端部において樹脂環側
の凸状又は凹状の係止部によつて噛合している。
よつて三層に形成された夫々の環状部材は堅固
に一体的に噛合せ嵌合されているので樹脂環に温
度経時変化による変形が生じた場合又は硬質環に
衝撃的な圧力が作用した場合にも脱落する恐れが
ない等の優れた特徴と実用性を有するものであ
る。
に一体的に噛合せ嵌合されているので樹脂環に温
度経時変化による変形が生じた場合又は硬質環に
衝撃的な圧力が作用した場合にも脱落する恐れが
ない等の優れた特徴と実用性を有するものであ
る。
第1図は本考案実施例の正面断面図、第2図
は第1図の釣糸案内環上部の拡大断面図、第3図
は第2図の硬質内環が圧入される際の拡大断面
図、第4図は本考案実施例の正面断面図、第5
図は第4図の釣糸案内環上部の拡大断面図、第6
図は第5図の硬質内環が圧入される際の拡大断面
図、第7図は第2図の金属製外環と樹脂環を除し
た図。 1……金属製外環、2……樹脂環、3……硬質
内環、5……釣竿用導糸環、6……凸部、7……
凹部、12……係止部、15……空隙部。
は第1図の釣糸案内環上部の拡大断面図、第3図
は第2図の硬質内環が圧入される際の拡大断面
図、第4図は本考案実施例の正面断面図、第5
図は第4図の釣糸案内環上部の拡大断面図、第6
図は第5図の硬質内環が圧入される際の拡大断面
図、第7図は第2図の金属製外環と樹脂環を除し
た図。 1……金属製外環、2……樹脂環、3……硬質
内環、5……釣竿用導糸環、6……凸部、7……
凹部、12……係止部、15……空隙部。
Claims (1)
- 金属製外環と硬質内環の中間に弾性変形可能な
樹脂環を介在させ三層に嵌合形成した釣竿用導糸
環において、該樹脂環の内周面に凸部を周設し、
硬質内環には、該樹脂環凸部と嵌合する凹部を外
周面に周設する一方、前記樹脂環の外周面両端部
には前記外環との係止部を設けると共に外環と樹
脂環が接合する周面の略中央部に少くとも前記樹
脂環凸部の高さ及び巾寸法以上の空隙部を設けた
ことを特徴とする釣竿用導糸環。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7850780U JPS6133900Y2 (ja) | 1980-06-05 | 1980-06-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7850780U JPS6133900Y2 (ja) | 1980-06-05 | 1980-06-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS571562U JPS571562U (ja) | 1982-01-06 |
JPS6133900Y2 true JPS6133900Y2 (ja) | 1986-10-03 |
Family
ID=29441015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7850780U Expired JPS6133900Y2 (ja) | 1980-06-05 | 1980-06-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6133900Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5393627B2 (ja) * | 2010-04-19 | 2014-01-22 | グローブライド株式会社 | 釣り糸ガイド |
JP5466134B2 (ja) * | 2010-10-28 | 2014-04-09 | グローブライド株式会社 | 釣糸ガイドとその製造方法 |
-
1980
- 1980-06-05 JP JP7850780U patent/JPS6133900Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS571562U (ja) | 1982-01-06 |
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