JPS6133582Y2 - - Google Patents

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JPS6133582Y2
JPS6133582Y2 JP5115179U JP5115179U JPS6133582Y2 JP S6133582 Y2 JPS6133582 Y2 JP S6133582Y2 JP 5115179 U JP5115179 U JP 5115179U JP 5115179 U JP5115179 U JP 5115179U JP S6133582 Y2 JPS6133582 Y2 JP S6133582Y2
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JP
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transducer
ultrasonic
phase shift
ultrasonic transducers
axial direction
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JP5115179U
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JPS55150379U (ja
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、仮想円筒面にその送波面が接する
ようにその円周方向及びその軸方向にそれぞれ等
間隔に超音波振動子を配置して送波器を構成し、
所定の搬送周波数を有する信号を全ての超音波振
動子へ供給してこれらを励振することにより360
゜方向且つほぼ水平方向に波送ビームを形成する
超音波送信装置に関する。特に、上記送波器が装
備される船がピツチング又はローリングにより各
振動子の送波面の指向方向が変動しても常に水平
方向に送信ビームを形成し得る装置に関する。
以下、図面を併せ用いてこの考案を説明する。
第1図は、超音波送信装置に使用される送受波
器を示し、同図Aは平面を、同図Bは正面図を示
す。
第2図は、従来装置の有する不具合点を説明す
るための説明図を示す。
第1図において、送受波器1は、120個の振動
子が円筒面にその送受波面を接するように配置し
て構成される。送受波器の円周方向第1列目には
振動子群T11′T12′T13……T130が等間隔に配置さ
れ、第2列目には振動子群T21′T22′T23……T230
が配置される。同様に、第3及び4列目には、そ
れぞれ振動子群T31′T32′T33……T330及び
T41′T42′T43……T430が等間隔に配置される。各
振動子は円筒の軸方向においても等間隔になるよ
うに配置される。
以下、同一符号が付されているものは同一機能
を行なうものとする。
第2図において、従来装置が装備される船が揺
動しない場合には、送受波器1は実線で示される
如く保持され送信ビームは水平方向に形成され、
従つて、所望方向の地域を探索することが可能と
なる。しかし、船のピツチング又はローリングに
より送受波器が破線で示す50の如く傾いた場合
には、送信ビームが51のように水平方向に対し
傾いた方向に形成される。従つて、船が揺動する
場合には、送信ビームの指向方向が絶えず変化
し、所望方向の水中状況を正確に把握することが
困難であつた。
この考案は、上記不具合点を解決することを目
的とするもので、船がピツチング又はローリング
する場合にも送信ビームを常にほぼ水平方向に指
向させ得る超音波送信装置を提供する。
この考案は、船が揺動して送受波器1が第2図
の破線で示すように傾いたときに、送受波器の各
振動子に供給される励振信号を適正に移相させた
後供給することにより、実線で示す送受波器1が
送信ビームを形成するのと同じように、常に水平
方向に送信ビームを形成するものである。
以下、船が揺動して送受波器1が傾いた時に各
振動子に供給される送信信号に与えるべき移相量
を導出する。
第3,4及び5図は、上記移相量を定める式を
導出する際に使用される説明図を示す。
第3図は、送受波器を構成する各振動子の三次
元位置を決める座標系を示す。
第4図は、船のピツチング又はローリングによ
り送受波器1が傾いた状態でのθo方向の断面図
を示す。
θは、船尾方向を示す。各振動子の位置は
(R,θo,Zm)の三要素により定まる。ここ
に、 R:送受波器の軸から振動子までの距離 θo:n行目の振動子の船尾からの角度 Zm:上からm列目の振動子の最上段からの距
離 とする。
今、船のーリング角度を△ΦRピツチング角度
を△ΦPとして、これらの船が揺動により送受波
器1のn行m列目の振動子が元の位置(R,θ
o,Zm)から(R′,θo,Zm)へ変動した場合
に、R′ひいては(R−R′)を算出しこの値に対
応する移相量だけ各振動子に供給される励振信号
を移相させて保証すれば、形成される送波ビーム
を船の揺動にかかわらず常に水平方向へ指向させ
ることができる。
送受波器のn行m列目の振動子の補償すべき距
離△Rn,mは、 △Rn,m=[(m−1)h+R/2 √△〓+△〓sin{π/30(2n+1) −tan-1△Φ/△Φ}]×√△〓+△〓sin {π/30(2n+1)−tan-1△Φ/△Φ}…(1) で表わされ、従つて各振動子に供給される信号の
移相量(遅相時間)τn,mは、 τn,m=Rn,m/C ここに、C:音波の水中伝播速度 で表わされる。
以下、(1)式を導出する。
θn=π/30(2n+1) [rad] (3) ここに、n:1〜30 Zm=(m−1)h (4) ここに、h:送受波器の軸方広の相隣る振動子
間の距離 m:1〜4 Rn,m=Rcosδθn−Zm sin δθn (5) △Rn,m=R−R′n,m =R(1−cosδθn)+Zm sin δθn =R(2sin2δθn/2)+Zm sin δθn =(R/2δθn+Zm)δθn (6) ここに、δθn:θn方向の振動子面と垂線の
なす角 δθnは、 δθn=δsin(θn−θδ) (7) ここに、δ≒√△〓+△〓 (8) θδ:第5図に示すように、船が揺動したとき
もとの送受波円筒の上面と傾いた時の上面
とが交わる交線の方向θσ=tan-1△Φ/△Φ (9) 第5図は、船がローリング角△ΦRピツチング
角△ΦPだけ揺動した時の送受波器の変動状態図
を示す。
従つて、上記(6)式に上記(3),(4),(7),(8),(9)式
を代入すれば、各振動子についての補償すべき距
離を示す上記(1)式の△Rn,mを導き出すことが
できる。そして、各振動子に供給される信号の移
相量、言い換えれば、遅相時間は上記(2)式に基づ
いて算出することができる。
第6図は、この考案の一実施例を示す。
テイルト制御器2は、送受波器1により形成さ
れる送波ビームを水平方向に指向させるための制
御信号を演算器3へ送出する。検出器4は、船の
ローリング又はピツチング角度を検出するもの
で、例えば円形のポテンシヨメータをそれぞれ船
首−船尾方向、右舷−左舷方向に且つ水平方向に
保持し、それらの軸から重りを垂下し船の揺動に
伴つてポテンシヨメータの摺動子が回動しそれに
伴つて抵抗値が可変され、摺動角度に比例する出
力信号を演算器3へ送出する如く構成される。演
算器3は、テイルト制御器2及び検出器4の出力
信号に基づいて上記(1)及び(2)式に示す演算を行な
い各振動子毎に振動子に供給される信号の移相時
間を算出し、各振動子に対応するレジスター
RE11,RE21,RE31…RE430に記憶させる。パル
ス発生器5は、移相すべき最小時間τminの逆数
で定まる周波数のパルス列を可逆カウンター
UD11,UD21,UD31…UD430へ供給する。可逆カ
ウンターUD11は、先ず予め定められる値に設定
されており、パルス発生器5の出力信号に基づい
て加算又は減算計数を行ない、計数値とレジスタ
ーRE11に記憶される値とが同一になつた時に計
数動作を停止すると共に出力信号を発生し分周器
D11の分周動作を開始する。分周器D11の入力端に
は周波数nの発振器6からのパルス列信号が供
給されており、該分周期D11は計数器UD11の出力
信号によりセツトされ分周動作を開始し、周波数
の出力信号を増幅器A11を経て超音波振動子
T11へ供給する。他のレジスターRE21,RE31
RE430可逆カウンターUD21〜UD430、分周器D2
D430及び増幅器A21〜A430は、それぞれレジスタ
ーRE11可逆カウンターUD11、分周器D11及び増幅
器A11と同一に構成され、同様な動作を行なう。
船がピツチング又はローリングしていない場合
には、テイルト制御器により送波ビームが水平方
向に形成されるようになされているので、レジス
ターRE11〜RE430には全て零が記憶される。従つ
て、分周器D11〜D430は、全て同時にリセツトさ
れた後分周動作を行ない、全ての振動子T11
T430に同相の励振信号が供給され、送波ビームが
送受波器1の全周に渡つて水平方向に形成され
る。
船が揺動する場合には、演算器3は上記(1)及び
(2)式に基づいて各振動子に供給される信号の遅相
時間を算出し得られた時間を各振動子に対応する
レジスターRE11〜RE430に記憶させる。可逆カウ
ンターUD11〜UD430により分周器D11〜D430の分
周動作の開始時刻が適正に制御され、各振動子に
は適正に移相された信号が供給され、その結果船
の揺動に係わらず送波ビームは常に水平方向を指
向する。
上述のように、この考案によれば、装置が装備
される船がピツチング又はローリングしても、常
に送波ビームをほぼ水平方向に指向させ得る超音
波送信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、超音波送信装置に使用される送受波
器である。第2図は、従来装置の不具合点を説明
するための説明図である。第3,4及び5図はこ
の考案に使用される演算式を導出する際に用いら
れる説明図である。第6図は、この考案の実施例
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 仮想円筒面にその送波面が接するようにその円
    周方向にN個及び軸方向にM個それぞれ等間隔に
    NXM個の超音波振動子を配置して送波器を構成
    し、所定の搬送周波数を有する信号を全ての超音
    波振動子へ供給し励振することにより360゜方向
    且つほぼ水平方向に送波ビームを形成する超音波
    送信装置において、 船のローリング角度△ΦR及びピツチング角度
    △ΦPを検出する検出器と、 該検出器の出力信号に基づいて上記超音波振動
    子の各々Tn,mに供給される信号の基準時から
    の各移相量τn,mを算出する演算器と、 τn,m=1/C[(m−1)k+R/2 √△〓+△〓sin{π/N(2n+1) −tan-1△Φ/△Φ}]×√△〓+△〓sin {π/N(2n+1)−tan-1△Φ/△Φ} ここに、Tn,m:基準方向から送受波器の円
    周方向にn行目で且つ送受波器の基準位置
    からその軸方向にm列目の振動子 c:音波の水中伝播速度 m:送受波器の基準位置からのその軸方向の超
    音波振動子の位置番号 n:基準方向からの送受波器の円周方向の超音
    波振動子の位置番号 τn,m:Tn,mの振動子に供給する信号の
    基準時からの移相量 k:軸方向の相隣る超音波振動子間の距離 R:送受波器の軸から超音波振動子までの距離 上記演算器が算出した移相量に基づいて上記信
    号を移相した後上記超音波振動子の各々に供給す
    る移相手段とから成る超音波送信装置。
JP5115179U 1979-04-16 1979-04-16 Expired JPS6133582Y2 (ja)

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JP5115179U JPS6133582Y2 (ja) 1979-04-16 1979-04-16

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JP5115179U JPS6133582Y2 (ja) 1979-04-16 1979-04-16

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JPS55150379U JPS55150379U (ja) 1980-10-29
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JPS55150379U (ja) 1980-10-29

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