JPS6133539Y2 - - Google Patents

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JPS6133539Y2
JPS6133539Y2 JP10043981U JP10043981U JPS6133539Y2 JP S6133539 Y2 JPS6133539 Y2 JP S6133539Y2 JP 10043981 U JP10043981 U JP 10043981U JP 10043981 U JP10043981 U JP 10043981U JP S6133539 Y2 JPS6133539 Y2 JP S6133539Y2
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JP
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radiometer
temperature
radiant energy
reflecting mirror
furnace
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JP10043981U
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JPS586238U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、物体特に炉内移動物体の放射測温装
置に関する。
炉内移動物体例えば連続焼鈍炉内を移送される
ストリツプの測温には放射測温が好適である。第
1図は本出願人が開発した放射測温システムの概
要を示す。第1図で10は被測温物体、12は反
射鏡、14は回転セクタ、16は放射計である。
物体10は例えば炉内を走行する加熱ストリツプ
である。この場合反射鏡12および回転セクタ1
4は炉外に置かれ、窓18を通して物体10を覗
くことになる。放射計16は炉内、炉外いずれで
もよい。反射鏡12と放射計16は物体表面に立
てた法線N−Oの両側に同じ角θをなして配置さ
れ、反射鏡12は平面鏡であつて図示の如く点O
と反射鏡を結ぶ直線に対して直交する。このため
次の様な放射エネルギー経路がある。即ち、温度
Tの物体10はθ方向の放射率をεθとしてε
θ・Eb(T)の放射エネルギーをほゞ全方向に
放出するが、このうち放射計16へ向つた放射エ
ネルギーはそのまゝ該放射計へ入り、また反射鏡
12へ向つた放射エネルギーは該反射鏡で反射
し、点Oで鏡面反射して放射計16へ入る。反射
鏡12の前面つまり物体10側には回転セクタ1
4があり、この回転セクタは第2図aに示す如く
表面が吸収面となつている羽根部分14aとそれ
らの間の空間14bからなり、または第2図bに
示すように吸収面14aと反射面14c(これは
反射鏡12の代りとなる)からなり、図示しない
モータにより回転するので、羽根部分14aが直
線12−Oと交叉するとき物体10からの放射エ
ネルギーを吸収しまた反射鏡12からの放射線も
遮断する。なおこの反射鏡12、それに回転セク
タ14は物体10の温度に対して充分低温にして
おくので、これから放出される放射エネルギーは
無視できる。セクタ14が放射エネルギーを吸
収、遮断するとき放射計16へ入る放射エネルギ
ーは物体10から放出されたもののみとなる。即
ち炉壁などからの放射エネルギーも物体表面で反
射して放射計16へ入射する可能性があるが、そ
の可能性のある鏡面反射経路はセクタ14で遮断
されるので、かゝる背光雑音が放射計16に入る
ことはない。この点が鏡面反射利用の放射測温方
式の利点である。なおこの鏡面反射性は角θが大
なる程強い。放射計16へ入る放射エネルギーは
上記の通りであるので、下式が成立する。
E1=τ・εθ・Eb(T) …(1) E2=τ〔εθ・Eb(T)+ra・τ・εθ
(1−εθ)(1−p)Eb(T)〕 …(2) ここでE1,E2はセクタ14で遮蔽した、しな
い各場合の放射計16への入射エネルギー、τは
フイルタ本例では炉壁に設けた窓18の放射線透
過率、raは反射鏡12の実効反射率、pは物体
表面の拡散反射係数である。(1),(2)より E/E=1+ra・τ(1−εθ)(1−p) ∴εθ=1−1/rτ(1−p)(E/E
1)…(3) ≡1−k(G−1) …(4) また(1)式より Eb(T)=E/τ・εθ …(5) これらの(3)または(4)と(5)式から物体の放射率ε
θおよび温度Tが求まる。なおこの測温において
G=E/Eは実測し、k=1/r・τ(1−p
)は定数として 扱う。ra,τは保守管理を充分すれば一定値に
維持される。pは測定鋼板の拡散反射係数である
からその都度実測するのは厄介であり、予め測定
して求めた値を使用する。従つて実際値が予測値
から大きく外れないことが、本測温方式を誤差少
なく行なう条件となる。kが一定ならεθは第3
図の直線関係になる。
ところで、一般の工業炉内物体の温度を放射測
温法で測定する場合炉内雰囲気ガスにCO,
CO2,H2Oなどが含まれると放射エネルギーつま
り赤外線等は吸収を受け、物体から放出または反
射した放射エネルギーの一部しか温度計に達しな
い。これは透過係数t(0<t1)なる係数を
考え、これで受光出力E1,E2を除すことにより
補正する方法が考えられるが、この値は変化する
炉内雰囲気ガスなどに従つて時々刻々変動する。
従つて精密な補正は実際には容易でない。
ところで光通信などに使用されだした光学的ガ
ラス繊維(オプチカルフアイバー)は赤外線を、
特にその短波長側のものを透過する。また減衰が
大きい部分も、光通信と異なりフアイバー長は極
めて短くてよいから、透過可能である。そこで本
考案ではこの光フアイバを第1図の12,10間
及び又は16,10間の放射エネルギー伝送用に
使用する。このようにすれば、放射エネルギー伝
送路の媒質は一定であるから透過係数tは一定に
なる。また背光雑音も、フアイバー周囲は遮蔽す
るから該フアイバへその周囲から入ることはな
く、残るは温度測定点O附近から入るもののみと
なるが、この部分は遮蔽部材で適宜遮蔽すること
が可能である。こうしてフアイバーを利用すれば
複雑な補正手段を用いることなく正確な放射測温
が可能になる。次に本考案の実施例を示す。
第4図では反射鏡12側および温度計16側の
各々にフアイバ20が設けられ、これらは共通の
保持筒40内に収容される。この保持筒40も2
重筒になつていて水冷され、そして先端部には背
光雑音遮蔽用のフランジ40aが形成されかつそ
のフランジ端面は粗面化される。第4図bは同図
aのA−A線断面図であるが、一部を変形した例
を示す。即ちフアイバは2本設けられる点はaと
同様であるが、各々は案内筒42に挿入される。
第5図にフアイバ20を個々に保持筒に収容し
た例を示す。20aはフアイバ本体であり、先端
にレンズ22を備える。このレンズはフアイバ投
受光を平行光にするものである。24は外筒であ
り、2重筒になつていて矢印で示す如く冷却水が
供給される。26は冷却水流入口、28は同流出
口である。30はパージガスの供給口で、この供
給口30から供給されたパージガス例えばN2
スは外筒24内に入つてフアイバ先端部用周囲か
ら流出し、レンズ22の保護を行なう(雰囲気ガ
スなどにより汚損するのを防止する)。第5図b
はこのフアイバ先端部分の概略端面図で、環状ス
トツパ32に複数個の小孔34があけられてお
り、パージガスはこの小孔より流出して外筒24
内のレンズ22前方部分を満たし、レンズの保護
を行なう。外筒24の端面24aは黒化粗面にし
てあり、背光雑音を、ストリツプ10と端面24
aとの間の多重反射の際に吸収し、該雑音の影響
を受けないようにしている。36はパツキン、3
8はキヤツプで、これらを外すとフアイバ本体2
0aは外筒24から引抜くことができ、清掃点検
等を行なうことができる。
以上説明したように本考案によれば透過係数の
変動に基づく放射測温誤差を小にすることがで
き、また背光雑音の影響を小さくすることがで
き、更に反射鏡および放射温度計の配置の自由度
が増して設計が容易になると共に小型化などが可
能になる利点が得られる。
本考案は、炉内移動物体の測温に効果的にその
威力を発揮するものであるが、むろん炉内測温だ
けに限定されるものではなく炉外測温にはより容
易に適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は鏡面反射を利用する放射測温の原理
図、第2図は回転セクタのの構造を示す平面図、
第3図はεθ−G特性を示す図表、第4図a,b
は本考案の実施例を示す概略断面図、第5図a,
bは光フアイバの具体例を示す縦断面図および横
断面図である。 図面で10は被測温物体、12は反射鏡、14
は回転セクタ、16は放射温度計、20は光学ガ
ラスフアイバである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被測温物体から放出される放射エネルギーと、
    被測温物体から放出され反射鏡により反射しさら
    に被測温物体により反射したエネルギーとを受け
    る放射計と、前面に開閉機構を有する反射鏡とを
    被測温物体表面の法線に対して対称位置に設けた
    測温方法において、被測温物体と放射計の間、お
    よび被測温物体と反射鏡の間の一方あるいは両方
    に光学グラスフアイバーを配設したことを特徴と
    する放射測温装置。
JP10043981U 1981-07-06 1981-07-06 放射測温装置 Granted JPS586238U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10043981U JPS586238U (ja) 1981-07-06 1981-07-06 放射測温装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10043981U JPS586238U (ja) 1981-07-06 1981-07-06 放射測温装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS586238U JPS586238U (ja) 1983-01-14
JPS6133539Y2 true JPS6133539Y2 (ja) 1986-10-01

Family

ID=29895129

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JP10043981U Granted JPS586238U (ja) 1981-07-06 1981-07-06 放射測温装置

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JPS586238U (ja) 1983-01-14

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