JPS6133471A - 糸掛用吸引器 - Google Patents

糸掛用吸引器

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JPS6133471A
JPS6133471A JP14930384A JP14930384A JPS6133471A JP S6133471 A JPS6133471 A JP S6133471A JP 14930384 A JP14930384 A JP 14930384A JP 14930384 A JP14930384 A JP 14930384A JP S6133471 A JPS6133471 A JP S6133471A
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JP
Japan
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yarn
suction
nozzle
jet
discharge
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JP14930384A
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Shunei Sekido
俊英 関戸
Takao Sano
高男 佐野
Masashi Ogasawara
小笠原 正史
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/86Arrangements for taking-up waste material before or after winding or depositing
    • B65H54/88Arrangements for taking-up waste material before or after winding or depositing by means of pneumatic arrangements, e.g. suction guns
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Forwarding And Storing Of Filamentary Material (AREA)
  • Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高速で走行する糸条を吸引捕捉し、この高速
吸引されている糸条を、高速回転体、例えば、紡糸工程
のゴデーローラや巻取工程のボビンなどに糸掛けする際
に用いる糸掛用吸引器に関する。
(従来技術) 走行糸条を所望の箇所、例えば、ゴデーローラ、ワイン
ダーのボビン、あるいは、糸条ガイドなどに糸掛けする
ために、走行糸条を捕捉し糸掛けする稼動自在な吸引器
が用いられていることは広く知られている。また、この
吸引器において、糸条を吸引するため、加圧された空気
、あるいは、加圧された水が作動流体として用いられる
ことも知られている。
一方、最近高速ワインダーの開発が進み、糸条処理速度
が4.500111 /n+inを越えるものが実用化
段階に入った。そこで、斯様な高速糸条処理装置におい
て、4.5oom /minを越える周速を有する糸条
処理要素、例えば、ゴデーローラ、ワインダーのボビン
などに糸掛けするには、上述の稼動自在な吸引器の糸条
吸引能力が4.500m /n+in以上の速度で糸条
を吸引でき、この状態が連続して維持できるものである
ことが要求される。
そこで、4,500m /min以上の糸条吸引速度を
得る手段として、導糸管の後端周囲に少なくとも1以上
のノズルを穿設した本体が位置せしめられ、該本体の後
端に前記ノズルから噴射される流体の噴流により前記導
糸管を介して吸引捕捉された糸条を該噴流とともに排出
する排出管が接続され、該排出管に可撓性の排出ボース
が接続されてなる糸掛用吸引器吸引器の作動流体として
極めて高圧の流体を用いる、具体的には圧力が80ka
/cm2G以上の水を用いると良いことが判明し、種々
の構造を有する吸引器を設計し、実際に糸条の吸引をさ
せてみたところ、糸条が作動流体と係合すれば、確実に
4,500m /min以上の走行糸条の吸引糸掛けが
可能であることを知得している。
(本発明が解決しようとする問題点) しかし、吸引器の構造によっては、高圧の作動流体が供
給されていても、作動流体の随伴エネルギーが糸条に十
分に付与されず、このため確実な糸掛操作を行なうに必
要とする吸引張力が得られない場合があることが判明し
た。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記従来の技術が有していた問題点を解消し
、4.500m /min以上の走行糸条の吸引糸掛け
が確実に行なえるよう改良された糸掛用吸引器を提供す
るものであり、そのための本発明に係る糸掛用吸引器は
、次の構成からなる。
すなわち、導糸管の後端周囲に少なくとも1以上のノズ
ルを穿設した本体が位置せしめられ、該本体の後端に前
記ノズルから噴射される流体の噴流により前記導糸管を
介して吸引捕捉された糸条を該噴流とともに排出する排
出管が接続され、該排出管に可撓性の排出ホースが接続
され、前記流体として圧力が80 k(]/ co+2
3以上の圧液が用いられてなる糸掛用吸引器であって、
前記ノズルは該ノズル中心軸の延長線と前記排出管中心
軸の延長線との交差角が45°以下になるごとく穿孔さ
れ、かつ、前記ノズルの個数をn、口径をd、前記排出
管の最狭部の内径をDm、管長をLll+および、排出
ホースの内径をDhとするとき、これらが下記(イ)〜
(ハ)の関係を満足するごとぐ設けられていることを特
徴とする糸掛用吸引器。
(イ>  J’; −d< 、JT−Dm < 2−F
6下−d(ロ)  Lm /Dm >20 (ハ) 2F・d <Dh (実施例と作用) 以下、本発明を図に示す実施例により説明するが、本明
細書において「吸込み力」とは、吸引器先端の導糸口に
糸条を吸込む力のことであり、また「吸引力」、あるい
は、「吸引張力」とは、吸引器中において、糸条を作動
流体そのものによって随伴吸引する力のことを意味する
ものとする。
第1図は、本発明の糸掛用吸引器の一態様を示す縦断面
図である。
吸引器1は、先端に導糸口3aを有する導糸管3と、こ
の導糸管3の後端3bを囲むようにノズル5が穿孔され
た本体2と、本体2の後部に連結された排出管4と、排
出管4に接続された可撓性の排出ホース6とからなって
いる。そして、ノズル5は、ノズル5の中心軸の延長線
と排出管5の中心軸の延長線10とのなす角θが45°
以下の角度をもっで交差するように穿孔されており、こ
のノズル5へは圧液室8を介して注入管11から圧力が
80 k!+/ cm23以上の高圧液体が圧送され、
液体ジェット機構が形成される。なお、注入管11には
供給ホース9が接続されている。
排出管4は、排出管4内での最狭部7の内径(Dm )
が、ノズル5の総面積との比率で規定され、以下の関係
式が成立する如く設けられている。
個・d <f・ Dn+<2f「7Y1 ・ dただし
、nはノズル個数、および、dはノズル口径である。
ノズル5から噴射された高圧液体のジェット噴流は、本
体2の後部にLm /Dm >20 (ただし、Lll
+は排出管4の最狭部7の管長、[)mは排出管4の最
狭部7の内径)の関係に設けられた排出管4を通り、さ
らにその排出管4の後端に設けられたフレキシブルな排
出ホース6を通過して吸引器1の外部に排出される。排
出ホース6はその内径Dhが穿孔ノズルの個数n1口径
dとの関係で2&−d<Dhを満足するものが必要であ
る。
第1図に示す吸引器1に走行糸条の吸引を行なうには、
先ず、供給ホース9から液圧80 kg/am23以上
の高圧液体を供給し、圧液室8を経てノズル5から圧液
を噴射させる。このジェット噴流のエジェクター効果に
より導糸口3aに吸込み力が発生し、走行糸条は、導糸
口3aに吸引され、導糸管3を経てその後端3bに達す
る。次いで、走行糸条は、前記ジェット噴流に直接接触
し、このジェット噴流のウォータジェット効果により、
4.500m /min以上の速度が創出され、高圧液
体とともに排出ホース6を経て吸引器1の外部へ排出さ
れる。唯、上記のような4.500m’/10以上もの
糸速の走行糸条を安定して吸引し所望の箇所、たとえば
、ゴデーローラやワインダー等に糸掛操作を確実に行な
わしめるには、ノズル5から噴射される噴流の運動エネ
ルギーを効率よく糸条に伝達させなければらない。その
ためには、吸引器1を構成する各部の形状や構成要素間
の寸法比率等が重要となり、それらは、前述した関係に
設ける必要がある。このことを第1図を用いてさらに説
明する。
先ず、糸条の吸引源となる噴流を噴射するノズル5に関
して述べる。
導糸管3の後端3bの周囲に設けられたノズル5は単孔
の環状スリットにしてもよく、あるいは、複数の孔が間
隔をおいて環状に配置されたものでもよいが、作動流体
が非圧縮性流体である液体の場合は、むしろ複数の穿孔
ノズルの方が噴流の利用効率が高く好ましい。
そして、複数のノズルの配置も等間隔あるいは同一円周
上配置に限定されない。また、ノズル断面は円形とは限
らず、その先端形状も先細りゃ末広がりでもよい。
複数個のノズルから噴射される噴流が一点に収斂されな
いと糸条の吸引効果が比較的低いことは事実である。し
かし、一方、この噴射される噴流が収斂する際に多大の
衝突エネルギーを消失することも事実であり、この消失
エネルギーの減少が糸条の吸引効果に大きく寄与する。
しかしながら、従来、この糸掛用吸引器においては重要
な課題であるこの種消失エネルギーを減少させることに
より糸条の吸引力を向上せしめる具体的方策は何等明確
にされてはいなかった。
本発明者等は、この課題について鋭意検討した結果前述
の知見、すなわち、消失エネルギーを減少させるために
は、各ノズルから噴射される噴流の噴射角、換言すれば
、ノズル5の中心軸の延長線と排出管4の中心軸の延長
線1oのなす角θを一層小さくすることであり、そして
、消失エネルギーの吸引効果に対する許容限界が、上記
角θ−45°であることを知得した。なお、単数のノズ
ルでも噴流は排出管4の内壁に衝突するのだから同様な
ことが言える。
次にノズル5から噴射される噴流は、作動流体が非圧縮
性流体の液体と言えども、ノズル出口5aから大気へ噴
出した直後に噴射軸の垂直方向へ僅かながらも膨張する
。また、複数個のノズル5から噴射された噴流が一点に
収斂されて1本の噴流となる場合は、収斂前の各噴流の
断面積総和より収斂後の1本の噴流断面積の方が明らか
に増大している。このように、ノズル5から噴射した噴
流の断面積は、必ず噴射前のノズル内での噴流の断面積
より増加する。したがって、ノズル5から噴射された噴
流を排出する排出管4に、上記増加後の噴流の断面積よ
り狭い箇所があった場合、噴流の流出方向とは反対へ逆
流することになる。逆流発生を防止するためには、単に
排出管4の内径を増大させるとよいが、しかし、内径が
大き過ぎると排出管4に占める噴流の充填率が低下し、
糸条と噴流との濡れ面積の減少を招くことになり、糸条
の吸引張力が低下してしまう。したがって、排出管4の
内径には、適正な寸法設定が必要で、その対象基準とな
るのは噴流の断面積、すなわち、ノズル5の断面積と言
える。また排出管4は、一般の直管と言うより多段の直
管、あるいは、ディフューザー状に逐次広幅される場合
が主である。
したがって、前記排出管4の適正な寸法設定とは、排出
管4内での最狭部7の内径(Dm>の寸法設定を意味す
ることになる。そして排出管4でのその適正な最狭部7
の内径(D+n )は、ノズル5の総面積との比率で規
定され、前述した関係式、すなわち、 丁・d<(Σ−om<2Eコ)n−d が成立することが判明したのである。
次に、ノズル5から噴射した複数個の噴流は、1本に収
斂されるが、収斂後の吸引エネルギーは収斂前の各噴流
の運動エネルギーが収斂の際の衝突によって少なからず
消失するため、噴射前にポテンシャルエネルギーとして
保有していた潜在的吸引エネルギーよりもかなり減少す
る。糸条が前記噴流によって吸引されるときの吸引力F
は、で表される。
ただし、■は噴流と走行糸条の相対速度、iはその相対
速度状態下の糸長、Cは変換係数である。
すなわち、吸引力Fは上記糸長!に比例する。
換言すると、相対速度■の状態にある噴流が流れた流路
長に比例するのである。すなわち、排出管4の管長を長
く採ると吸引力Fの増加につながる。
特に、排出管4中で最も糸条への吸引寄与率の高い最狭
部7の管長しmを長く採ると効果的である。
そして、排出管4の最狭部7の管長1mと、最狭部7の
内径[)mとが前記した関係、すなわち、Lm/DI>
20 の時吸引力Fへの効果が顕著となることが判明したので
ある。
また、一方、排出管4の後端に設(プられる排出ホース
6は、糸条を吸引せしめつつ、噴出する噴流を円滑に搬
送する役割を果す。この排出ホース6は、吸引器1を構
成する要素の中では、供給ホース9とともに最も長尺な
部分であり、糸掛時の操作性を考慮するとフレキシブル
性が要求される。
また、排出ホース6の性能上さらに考慮すべき重大なこ
とは、上述のごとく最も長尺な部分であるため、噴流の
摩擦損失がトータルとして最も大きく、噴流に与える背
圧が最も高くなる部分ということである。したがって、
排出ホース6の内径が比較的小さい場合、糸条を吸引す
る噴流に多大の背圧が作用して、噴流の動圧を極端に低
下させることになり、糸条吸引力の減少を招くことにな
る。
つまり、排出ホース6にも極端な吸引力低下を招く内径
寸法があり、その内径限界は、噴流の体積流量、すなわ
ち、ノズル5の総断面積と関係し、前記した関係式、す
なわち、 2征・d <[)h で表わされる。
ただし、nはノズル5の個数、dは口径、および、Dh
は排出ホース6の内径である。さらに、吸引効率上最適
な排出ホース6の内径Dhは、次式、すなわち、 3〈Dh/(5・d)<4.5 の範囲内の時である。
走行糸条赫導糸口3aから吸引器1内に吸引するのは、
ノズル5から噴射された噴流のエジェクター効果によっ
て負圧が発生し、大気がこの負圧発生によって吸引され
、その大気の吸引流に糸条が引き込まれることによる。
このような糸条の吸込み作用について説明する。
大気の吸引をもたらすノズル5からの噴流のエジェクタ
ー効果の度合は、噴流の流速や流量に最も影響されるが
、吸引器1の構成上では、次の2点に多大の影響を受け
る。
先ず第1点は、導、糸管3の後端3bとノズル出口5a
との位置関係である。つまり、ノズル5から噴射される
噴流のエジェクター効果とは、噴流の随伴力によって噴
流周囲の空気を吸引しながら排出し、その結果噴流の周
囲を負圧ならしめることであるから、導糸口3aから人
気をより多く吸込ませるためには、導糸口3aと連通す
る導糸管3の後端3bを一層ノズル出口5aに近づける
必要がある。そのためには、導糸管3の後端3bがノズ
ル出口5aより前方、すなわち、導糸口3a側に位置す
る方がノズル5のノズル出口5aが排出管4の中心軸の
延長線10に一層近づくことになるため効果的である。
次に、導糸管3の内径の寸法が上げられる。同一流量に
対して、内径を比較的小さく採る方が導糸管3内を流れ
る吸込み空気の流れが早い。しかし、あまり小さくしす
ぎると導糸口3aの口径が小さくなり、初期の糸条吸込
み力が低く吸引失敗につながる。また、大気の吸込み流
量は、排出管4内での糸条の吸引力にも影響を与えるこ
とをも考慮して、導糸管3の断面積と排出管4の最狭部
7断面積の比率から下式の関係が成りたつように構成す
るのが好ましい。
0.5Dm <Ds <1.5Dm ただし、DSは導糸管3の内径、Dmは前記排出管4の
最狭部7の内径である。
さて、走行糸条は前述のように噴射ノズルから噴出され
た高速噴流の随伴力によって吸引されるが、その吸引力
は糸条の吸引張力Tとして顕在する。吸引張力Tは、詳
しくは噴流と糸条との間に作用する摩−抵抗力であり、
それは次式のように噴流と糸条とが接触する全長にわた
る積分値とし・・・・・・・・・(1) ただし、 Cf ;摩擦抵抗係数で糸条の形態や作動流体の粘性等
によって異なる。
L:噴流に接触している走行糸条の有効長さγ;作作動
体の比重量 V(x):接触開始からXの位置での流速と糸速の相対
速度 α;速度項の影響係数(1〈αく2であって、流速によ
って決まる〉 S (x ) :接触開始からXの位置での糸条の流体
との濡れ縁長さ 噴流の流出経路において、排出管4の最狭部7以降は、
通常流路断面積が排出管4の最狭部7の流路断面積の2
倍以上はあるため濡れ縁長さは減少し、また管壁との摩
擦抵抗による圧力損失や拡大損失、曲り損失などの諸損
失によって、噴流の動圧低下も著しい。したがって、糸
条の吸引張力に寄与する度合は、排出管4、特にその最
狭部7に比較して、それ以降の部分を無視しても小さな
誤差にしか過ぎない。また、排出管4の最狭部7の管長
1mも流速が大きく変化する程には長くは採らないため
、走行糸条に発生する吸引張力Tは上式で十分近似でき
る。
TたC「γVSLm・・・・・・・・・(2)ただし、
■は排出管での噴流と糸速との平均相対速度、Sは糸条
の噴流との平均濡れ縁長さである。
また、この平均相対速度V1および、平均濡れ縁長さS
は近似的に下記の関係式で表現できる。
V=C1P−VD・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・(3)β 5=02 (a /A)・・・・・・・・・・・・・・
・(4)ただし、 C1,C2;変換係数 P;作動流体圧力 vO;走行糸条の設定速度 a;排出管最狭部内での噴流の断面積 A;排出管の流路断面積 β;噴流充填率の補正係数(Re数で決まる) ここで、噴流の断面積aは流量Qを用いてε a=c3Q・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・(5)と表される。ただし、C3は変換係数、εは分
散寄与率であり、実験的にO〈ε〈1であることが判明
してしいる。
以上、(3)〜(5)式を(2)式に代入し、変数の整
理を行なうと、吸引張力Tは、 のように、流体圧力P1および、流量Qそして設定糸速
■。の関係式として表わされ得る。ここで、Ceは変換
係数であり、■およびnは整理後の各補正係数である。
一般に、吸引器には、走行糸条を捕捉吸引し、ゴデーロ
ーラ等に引廻す時の引廻し抵抗ノコや、ワインダーに糸
掛けする際に作用するガイドの抵抗、および、糸条と吸
引器との屈曲抵抗力などの多大の抵抗総力に打ち勝つだ
けの吸引張力を発生させ得るだけの吸引性能が要求され
る。そして、前述の諸々の抵抗力は、設定糸速voと近
似的に比例関係にある。したがって、ある設定速度■の
走行糸条を吸引し、最終的にワインダーへの糸掛けまで
可能ならしめ得るか否かは、同一の作動流体を用いた吸
引器においては、結局(6)式のように流体圧力Pと流
IQとによって一意的に決められることが判る。また、
それら流体圧P、および、流量Qから圧力発生装置の仕
様、特に所用電力をも求められることが判る。
そこで、第1図に示す装置を用い、設定速度V。
の走行糸条を引廻し、および、ワインダーへの糸掛けま
でも可能な流体圧力Pと流量Qの関係を実験的に調べて
みると、第2図、および、第3図のような結果となった
。すなわら、上述のように吸引張力Tが作動流体の圧力
P、および、流量Qによって一意的に表示されている。
なお、本実験に用いた糸条は、700−24f×4糸条
のナイロン6フィラメントであり、作動流体は常温メ水
であった。また、第2図に示した吸引張力Tは1糸条当
りの張力である。
実施例・比較例 本発明は、吸引器1の構成要素を上述のような形状や寸
法比率を特定した構成からなるが、糸速5 、500m
 、/minで走行する700−24f x44糸のナ
イロン6・フィラメントでの吸引捕捉を実施してその時
の1糸条当りの吸引張力Tを測定し、次頁の表に示す結
果を得た。
なお、糸掛用吸引・器は第1図に示す椙造のものを用い
、高圧ポンプは、消費電力15KW−1−1容量のもの
を用いた。また、作動流体の設定水圧は、いづれも18
0 kg/cm2 Qとした。
次頁の表において、比較例と明記していないものは全て
本発明の実施例を示すが、この表から判るとおり、本発
明の構成とすることによりはじめて、糸条の引廻しおよ
び糸掛が安定して実施できる吸引張力T>40 (CI
 )が得られる。
−ζ (発明の効果) 上述したとおり、本発明は、高圧液体を作動流体とする
吸引器の構成要素の形状や寸法比率を上述のように設定
することによって、吸引張力T〉クゴ 40(g)が得られるため、従来の吸引器では達成でき
なかった糸速4,500m /n+in以上の高速走行
の糸条に対しても、安定して確実な引廻し操作や糸掛は
操作を行なうことができる。しかも、作動流体が非圧縮
性の液体であるため、騒音の発生も極めて少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の構成からなる糸掛用吸引器の一実施
例を示す縦断面図、第2,3図は、第1図の糸掛用吸引
器を用いて糸条の吸引実験を行なったときの結果を示す
グラフである。 図面の簡単な説明 1・・・吸引器    2・・・本体 3・・・導糸管    4・・・排出管5・・・ノズル
    6・・・排出ホース7・・・排出@4の最狭部 8・・・圧液室    9・・・供給ホース10・・・
排出管4の中心軸の延長線 11・・・注入管 特許出願人  東 し 株 式 会 社第2図 圧力(k鰺2) 圧力(竪勺

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 導糸管の後端周囲に少なくとも1以上のノズルを穿設し
    た本体が位置せしめられ、該本体の後端に前記ノズルか
    ら噴射される流体の噴流により前記導糸管を介して吸引
    捕捉された糸条を該噴流とともに排出する排出管が接続
    され、該排出管に可撓性の排出ホースが接続され、前記
    流体として圧力が80kg/cm^2G以上の圧液が用
    いられてなる糸掛用吸引器であつて、前記ノズルは該ノ
    ズル中心軸の延長線と前記排出管中心軸の延長線との交
    差角が45°以下になるごとく穿孔され、かつ、前記ノ
    ズルの個数をn、口径をd、前記排出管の最狭部の内径
    をDm、管長をLmおよび、排出ホースの内径をDhと
    するとき、これらが下記(イ)〜(ハ)の関係を満足す
    るごとぐ設けられていることを特徴とする糸掛用吸引器
    。 (イ)√(3n)・d<√(2)・Dm<2√(10n
    )・d (ロ)Lm/Dm>20 (ハ)2√(n)・d<Dh
JP14930384A 1984-07-20 1984-07-20 糸掛用吸引器 Granted JPS6133471A (ja)

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