JPS6133115A - ヒドロキサム酸含有薬剤 - Google Patents

ヒドロキサム酸含有薬剤

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JPS6133115A
JPS6133115A JP3719284A JP3719284A JPS6133115A JP S6133115 A JPS6133115 A JP S6133115A JP 3719284 A JP3719284 A JP 3719284A JP 3719284 A JP3719284 A JP 3719284A JP S6133115 A JPS6133115 A JP S6133115A
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naphthoxy
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タンクレート、シエーベ
トマス、シユトルムプ
ユルゲン、スラプケ
ハルトムート、キユーン
サムエル、ミトヤ、ラポポルト
デイーター、ツアンケ
ホルスト、リユール
レナーテ、グルペ
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Arzneimittelwerk Dresden GmbH
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の応用分野 本発明は、ヒドロキサム酸含有系剤に関する。
この薬剤は、有効な薬理特性、特に抗喘息特性、抗過敏
症特性、抗炎症特性、および抗血栓特性を有し、人間医
学および獣医学において、気管支喘息およびその他のア
レルギー疾患、あらゆる種類の炎症、および血栓の治療
に使用するに適している。
公知技術の特徴 カルボン酸誘導体とヒドロキシルアミンからのヒドロキ
サム酸合成は、文献に十分に記載されている( L、 
BauerおよびO,Exner著、Angew。
Chem、、  86419(1974) )。しかし
、これらの合成では、反応時間が長いことおよび得られ
る収率が満足でないことが多い。
サリチルヒrロキサム酸の薬理的作用は、1976年に
初めて記述された( 0pperoesほか著、Exp
Parasitol、  40198 (1976) 
)。サリチルヒPロキサム酸はトリパノソーマ駆除作用
を示す(たとえば、アフリカねむり病、南米のチャガス
病、およびナガナその他の熱帯家畜疫病の病原体に対す
る作用)。4−アミノーサリチルヒPロキサム酸は抗糸
状醒特性を有する(英国特許74430力。
農業における抗真菌剤および抗細菌剤(東独特許141
253)およびウレアーゼ阻害物質(東独特許1495
0’5)として使用するために、数糧のω(2′−ナフ
トキシ)アルキルヒドロキサム酸がすでに提案されてい
る。抗真菌剤および抗細菌剤(東独%許t4o 836
)の中にヒドロキシナフチルヒドロキサム酸を含めて使
用することも知られている。
しかし、人間医学および獣医学における薬剤としてこれ
らの化合物を使用することについては、なんらのデータ
も見い出されていない。
発明の目的 本発明の目的は、薬理的に有益な特性を有するヒドロキ
サム酸を活性成分として含有する薬剤の調製にある。
本発明の基礎にある課題は、抗喘息特性およびその他の
薬理的に有効な特性を有するヒドロキサム酸を開発する
にある。
下記一般式(I)のヒドロキサム酸は、薬理的に有益な
特性、特に抗喘息特性、抗アレルギー特性、抗炎症特性
および抗血栓特性を有し、薬剤の活性成分として使用で
きることが見い出された。
a−co−NH−on           (I)式
(I)中のRは、2−ヒドロキシフェニルj15.2−
ヒドロキシ−1−ナフチル基、l−ヒドロキシ−2−ナ
フチル基、2−ごドロキシ−3−ナフチル基、2−アミ
ノフェニル基、または下記一般式Hのω(1′−ナフト
キシ)−アルキル基もしくはω(2′−ナフトキシ)−
アルキル基を示す。
式(ID中の81が炭素原子数1〜10の直鎖または分
枝のアルキル基、フェニル基、または置換フェニル基で
あるときnが1であり、またR1 が水素であるときn
は1ないしlOを意味する。
ここで新規な下記一般式■のω(2′−ナフトキシ)−
アルキルヒドロキサム酸は、下記一般式■のカルボン酸
のエステルまたはアミドをヒドロキシルアミンまたはそ
の塩によって塩基性媒体の中で下記(イ)2よび仲)の
反応粂件のFに製造できる。
式(2)中のR2が炭素原子数3〜IOの直鎖または分
校のアルキル基、フェニル基または置換フェニル基であ
るときnが1であり、またR2が水素でらるときnは4
〜9を意味する。
式(S’)中のR2とnは、式■について述べた意味を
有する。
(イ)反応は、加℃とioo’cとの間の温度、乃至は
使用される溶媒の沸点で実施される。
(ロ)反応時間は加分乃至15時間におよぶ。
適当な溶媒としては、反応粂件のもとて不活性な有機溶
媒、例えば低級アルコール、アセトニトリルまたはクロ
ロホルムが使用される。さらに、アセトン、ジエチルエ
ーテル、ジ−n−7’チルエーテル、酢酸エチルエステ
ル、1.2−ジクロロエタン、ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、1.4−ジオキサン、塩化メチ
レン、ニトロメタン、石油エーテル、テトラクロロエチ
レン、四塩化炭素またはトリクロロエチレン、ならびに
ベンゼン、ニトロベンゼン、ピリジンまたはトルエンを
使用することができる。
それぞれの有利な溶媒の選択はまた、使用さ゛れる出発
材料の種類にも依存している。例えば、式(lv)の酸
の低級アルキルエステルまたはアミドの反応は、低級ア
ルコール、望ましくはメタノールの中で実施される。弐
■の活性エステルの反応に際。
しては、溶媒として例えばアセトニトリル、クロロホル
ム、ジメチルホルムアミドまたは酢酸エチルエステルを
使用することができる。一般式■のカルボン酸の前記の
アミPおよびニステルハ、ヒドロキシルアミンとまたは
その塩と化学量論的量をもって反応し、またはヒドロキ
シルアミン過剰量、好ましくは2〜10倍の過剰量をも
って反応する。カルボン酸誘導体をヒドロキシルアミン
塩と反応させる場脅Vこは、ヒドロキシルアミンに比べ
て強い塩基を過剰に添加する。
式■の酸のアミドとしては、好ましくはアミドの窒素に
おいて未置換の化合物を使用する。式■の酸のエステル
としては、低級アルキルエステルが使用される。活性エ
ステルとしては、例えばp−ニトロベンジルエステル、
エトキシカルボニルエステル、メトキシルメチルエステ
ル、p−ニトロチオフェニルエステル、および好ましく
は式■のカルボン酸のシアノメチルエステルまたはp−
ニトロフェニルエステルを使用することができる。
式■のカルボン酸の低級アルキルエステルまたはアミド
の反応に際して、ヒドロキシルアミン塩と等量の、好′
ましくは2〜4倍の過剰量の、例えばナトリウムアルコ
ラードまたはアルコール性の水酸化ナトリウムまたは水
酸化カリウムなどの塩基を添加する。
式1’Vのカルボン酸の、例えばシアノメチルエステル
あるいはp−ニトロフェニルエステルなどのばトリエチ
ルアミンまたはピリジンを添加する。
低級アルキルエステルは1、例えば低級アルコールまた
は芳香族化合物の中で直接にアルカリナフトラートをハ
ロゲンカルボン酸エステルと反応させることにより、ま
たは式■の対応の酸のエステル化により、または対応の
ニトリルのアルコール分解によって製造される、このよ
うにして得られり低級アルヤルエステルから、公知のよ
うにアンモニアとの反応により対応のアミドが得られる
必袋に応じ、公知のように、無機塩基または金属塩との
反応によって、式■の新規化合物をその塩に転化するこ
とができる。
弐Iの化合物による塩形成のため、水酸化アルカリ、例
えば水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム、または水
酸化アルカリ土類金属、例えば水酸化カルシウム、また
は対応のハロゲン化アルカリ、およびハロゲン化アルカ
リ土類金属を1史用することができる。
驚くべきことに、一般式■の化合物はすぐれた薬理特性
によって卓越していることが発見された。
これらの化合物は、人間医学および獣医学において、気
管支喘息およびその他のアレルギー疾患、炎症および血
栓の治療に投与することができる。
医薬としての使用は、式Iの化合物の塩にも拡張される
。薬理的にすぐれた親和性を有する塩を使用することが
望ましい。このような塩は、対応の用量で薬理作用を全
く示さずまたは1つの望ましい薬理作用を示すカチオン
を有する塩素との特殊の塩と理解されるべきである。作
用物質として使用される塩は良好な結晶性を有し、また
吸湿性がなくあるいは微弱であればなお都合がいい。一
般式Iの化合物との塩全生成するため、例えば無機塩を
1更用することができる。例えば水酸化アルカリあるい
はアルカリ土類金属の水酸化物の水溶液あるいは水/ア
ルコール溶液を使用することができる。
一般式Iの化合物は、薬理的に有利な特性、とりわけ抗
喘息特性、抗アレルギー特性、炎症阻止特性および抗血
栓特性を有する。
これらの化合物は、モルモットの切除締片による動物実
験の研究において、顕著な抗喘息効果を示す。前記の薬
理特性に関する試験は、主として文献から公知の測定方
法に従って行われ、その方法は変形して適用される( 
J、M、Drazenほか著、J、Cl1n、  In
vest、 631 (1979)、M、W。
5chneiderおよびJ、M、 Drazen、 
Amer、 Rev。
Re8p、Dia、 121.835 (1980)、
S、S、YenおよびW、Kreutner著、Age
nts Actions 1(L 274(1980)
、 S、S、Yen著、Prostaglandina
  22+183 (1981))。
式■の化合物は、モルモットの肺の標本についてアラキ
ドン酸に工って誘発された気管支収縮(1,5X 10
” Mアラキドン酸)の顕著な阻害作用を示す(例6参
照)。測定系に対してシクロオキシゲナーゼ阻害物質を
添加した場合でもこの効果は不変であり、部分的には、
より強く検証された。この実験結果から、一般式Iの化
合物の場合には、アラキドン酸利用のりポキシゲナーゼ
経路の阻害物質が問題となっており、前述の薬理効果は
この作用機序に基づいていると焚いなく結論づけること
ができる。
このような結論は、イエウサギの網赤血球(retik
ulozyten)  からとられた高純度リポキシゲ
ナーゼの研究によって直接的に確認される(例7参照)
。イエウサギの網赤血球から、文献に公知の方法(S、
M、 Rapoportほか著、Methods in
Enzymology 71430 (1981)、 
)、によって、電気泳動的にまた完投学的に純粋な形で
リボキシブナ−ぜを得た。標準的測定装置におけるクラ
ーク電極により、酸素消費量のボラログラフイ計測によ
って、リポキゲナーゼ活性の測定を25°で実施した。
式Iの化合物は、to−’Mの最終濃度において100
チ阻害率を示した。物質濃度の変動により、この化合物
の阻害の滴定曲線を、従ってこの物質の阻害濃度(l−
直)を知ることができた。
その際に、例えば2−ヒドロキシ−1−ナフチルヒドロ
キサム酸については1.6μMのl50−値、2(2′
−ナフトキシ)−アセトヒドロキサム酸については2.
5μMの■5o−値、また2(2′−ナフトキシ)−2
−n−ノニルアセトヒPロキサム酸について1.5μM
のl50−値が得られた。
故に、この化合物は、その効力に関して、この技術水準
において公知のBW 755C(3−アミノ−N−<3
’−11)−yルオロメチルフェニル)−ヒラゾリン−
(2))より明らかにすぐれている。このBW755C
は最新の文献において最も著名なりボキシゲチーゼ阻害
性抗喘息剤であって、本発明者の試験条件において加μ
Mのl50−値を有する。
分子的攻撃部位としてのりポキシグチーゼの阻害がこの
新規な薬剤について確認されたので、さらに血小板凝集
(Thrombozytenaggregat 1on
)に対するその影響を研究した。血小板凝集の小町逆性
に対するリポキシゲナーゼ経路の本質的役割は今日公知
である( C,E、 Dutilhほか著、Proat
aglandina and Medicine 6.
111(1981) )。血栓疾患の病因については、
血小板凝集の小町逆性が重要な役割を果している。それ
故に、一般式Iの化合物が血小板凝集をそれぞれの試験
条件に従って阻害し、または完全に阻害し、あるいは可
逆性にする(例8)という発見は特別の意義をもってい
る。実験に際して、血小板凝集はアラキドン酸によって
、または血小板凝血因子(Plattchenakti
vierungafaktor XPAF−Aceth
er )によって誘発される。
同じく、血小板凝集の阻害作用は、これらの細胞に2け
るり?シゲチーゼの阻害に帰着させることができる。こ
のようにして、人体の血小板濃縮体から得られかつミク
ロソームを含まない溶解産物のアラキドン酸塩−リボキ
シゲナーゼ活性は、0.25μMサリチルヒPロキサム
酸によって100%阻害されることが示された。そのほ
か、その他一連のりポキシゲチーぜが本明細書記載のヒ
ドロキサム酸によって阻害されることが指摘される。大
豆からのりポキシゲナーゼは感知できない程度に反応し
、pH7,4で1μMのサリチルヒPロキサム酸によっ
て60%、また0、4mMの2−ヒドロキシ−1−ナフ
チル−ヒドロキサム酸によって54%まで阻害された。
これに対して、エントウからりボキシゲナーゼはその時
性において動物リボシゲナーゼに類似し、これについて
は下記のtso−値が得られた。即ち、サルチルヒrロ
キサム#45m。
2−ヒドロキシ−1−ナフチルヒドロキサム酸2μM、
 2 (2’−ナフトキシ)−アセトヒドロキサム酸 
2μM0さらに、子ウシの試験管媒養された大動脈内皮
細胞におけるアラキドン酸のりポキシゲナーゼ生成物の
産出は、0.1mMの2−ヒドロキシ−1−ナフチルヒ
ドロキサム酸によって阻害されることが示された。これ
らの結果から、ここに記載のヒドロキサム酸はりポキシ
ゲナーゼの一般的阻害物質であって、下記の薬理作用は
これに基づくものであると結論づけることができる。
弐Iの化合物の炎症阻害作用は、特にラットの脚のカラ
グーン浮腫の阻害において%に顕著である(例9参照)
一般式■の抗アレルギー作用(抗過敏症作用)は受動的
皮膚過敏症試験において明らかになった。
二、三の化合物は、皮下注射ののち、約40%まで阻害
した。そしてその量は選択的リポキシゲナーゼ?!I質
についての文献において公知でちる(J。
Morleyほか著、Agents Actiona 
11+ 585(1981) )。
前述の実験は、生物学的に好適な代表例によって、抗喘
息作用、抗アレルギー作用、抗血栓作用ならびに抗炎症
作用を証明するものである。
人間医学および獣医学における適応症範囲として、例え
ば下記のものを挙げることができる。
(1)クームズ氏とゲル氏(R,R,A、 COomb
gとP、G、H,Ge1L )によるタイプI、11:
Thよび■の感染性気管支喘息(内因性喘息)、外生的
アレルギー気管支喘息(外因性喘息)〔[臨床的過敏症
および疾病に基づいているアレルギー疾患の分類」P、
G、H,Ge1lおよびR,R,A、COombs @
集「免疫学の臨床的諸相」、PbI2、Blackwe
ll 5cientificPublications
、 0xford、 1968.1、鎮痛剤誘発性気管
支喘息(アスピリン誘発喘息)、負荷誘発性気管支喘息
(運動誘発性喘息)、寒冷喘息、刺激性気管支喘息およ
び心理性気管支喘息を含むあらゆる種類の気管支喘息。
C)気管支喘息および閉基性肺気腫、ならびに他の疾病
の随伴症候群、または薬剤の一副作用として生じるすべ
ての気管支狭窄状態、例えば麻酔併発症、またはペータ
アPレナリン作動性遮断物質の服用後の気管支痙彎反応
(3)広い意味でのアレルギー疾患、特に次の疾患。
(イ) アトピー性皮膚炎 (ロ)アレルギー性鼻カタル(季節性鼻カタル、par
eielle鼻カタル、さらに血管運動神経性鼻カタル
) eう じん麻疹 に)血管浮腫 (ホ)接触皮膚炎(接触湿疹) (へ)胃腸管系のアレルギー疾患 (4)アらゆる形の血栓、および手術すべき血栓(血栓
性静脈炎)ならびに次の疾患。
(イ)慢性−局所貧血性心臓病 (ロ)心筋症における後療法 (ハ)慢性再発血栓症 に)慢性血栓静脈炎 (5)非ステロイド系抗炎症剤であるという理由から抗
炎症剤を使用する疾患。この除すポキシゲチージ以外の
作用点を示す従来の抗炎症剤(例えばアセチルサルチル
酸、サルチル酸塩ほか)が特に化濃性炎症およびリュー
マチ疾患において望一般式Iの化合物は、種々の形の気
管支喘息、ならびに血栓、リューマチ疾患、関節炎疾、
叡およびその他の炎症性疾患の治療のために、経口剤、
座剤、非経口剤または、経皮剤ならびにエアロゾル剤と
して投与される薬剤の作用物質として適当である。
特に望ましい薬理層性の故に、下記のものを列挙するこ
とができる。
? IJチルヒドロキサム酸 2−アミノーベーンズヒドロキサム酸 2−ヒドロキシ−1−ナフチルヒドロキサム酸1−ヒP
ロキシー2−ナフチルヒドロキサム酸2−ヒドロキシ−
3−ナフチルヒドロキサム酸2(2′−ナフトキシ)−
アセトヒドロキサム酸2(2’−ナフトキシ)−2−メ
チルーアセトヒPロキサム酸 2(2′−ナフトキシ)−2−エチル−アセトヒドロキ
サム酸 2(2′−ナフトキシ)−2−n−プロピル−アセトヒ
ドロキサム酸 2(2′−ナフトキシ)−2−i−プロビルーアセトヒ
Pロキサム酸 2(2′−ナフトキシ)−2−n−ブチル−アセトヒド
ロキサム酸 2(2′−ナフトキシ) −2−n−ペンチル−アセト
ヒドロキサム酸 2(2′−ナフトキシ)−2−n−ヘキシルーアセトヒ
Pロキサム酸 2(2′−ナフトキシ) −2−n−ノニル−アセトヒ
ドロキサム酸 2(2′−ナフトキシ)−2−フェニルーアセトヒPロ
キサム酸 2(2′−ナフトキシ) −2−p −トリル−アセト
ヒドロキサム酸 2(2′−ナフトキシ)−2−p−クロロフェニル−ア
セトヒドロキサム酸 3(2’−ナフトキシ)−プロピルヒドロキサム酸 4(2′−ナフトキシ)−ブチルヒドロキサム酸5(2
’−ナフトキシ)−パレリルヒrロキサム酸 7(2′−ナフトキシ)−へブチルヒドロキサム8(2
′−ナフトキシ)−オクチルヒドロキサム酸 11 (2’−ナフトキシ)−ウンデカニルヒドロキサ
ム酸 2(1′−ナフトキシ)−アセトヒドロキサム酸2(1
′ −ナフトキシ)−2−メチル−アセトヒドロキサム
酸 2(1’−ナフトキシ)−2−エチル−アセトヒドロキ
サム酸 無毒、不活性の薬理的に適当な担体物質のほかに、本発
明による1種または数種の作用物質を含有する、または
本件発明の1櫨または複数の作用物質からなる薬剤も本
発明に属する。
無毒、不活性の薬理的に適当な担体物質とは、固体、半
固体または流動性の希釈剤、充填剤およびあらゆる種類
の調剤助剤を意味するものとする。
好ましい調剤としては、錠剤、糖衣錠、カプセル剤、丸
剤、顆粒剤、座剤、溶液剤、懸濁剤および乳剤、ペース
ト剤、軟こう剤、ゲル剤、クリーム剤、ローション剤、
散剤、スプレー剤、およびエアロゾル剤を挙げることが
できる。
錠剤、糖衣錠、丸剤および顆粒剤は、通常の担体物質の
ほかに下記のような1種または複数の作用物質を含有す
ることができる。
a)充填剤および伸展剤、例えば澱粉、乳糖、蔗糖、ブ
ドウ糖、マンニットおよびケイ酸b)結合剤、例えばカ
ルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、2ゼラチン
、ポリビニールポロリドン C)保湿剤、例えばグリセリン d)膨張剤、例えば寒天、炭酸カルシウムおよび重炭酸
ナトリウム e)溶解遅延剤、例えばパラフィン f)吸収促進剤、例えば第4アンモニウム化合物g)湿
潤剤、例えばセチルアルコール、グリセリンモノステア
レート h)吸着剤、例えばカオリンおよびベントナイト1)潤
滑剤、例えばメルク、ステアリン酸カルシウムまたはマ
グ′ネシウムおよび固体ポリエチレングリコール 前項(、)〜(1)の材料の混合物 前記の錠剤、糖衣錠、カプセル剤、乳剤および顆粒剤は
、場合によって通常の乳濁物質を含有する外r=を備え
ることができる。また1種または複数の作用物質を、ま
たはこれを優先的に腸管系の特定部位に放出させ、心安
に応じて、遅らせて放出させるように構成することがで
きる。その場合、分散媒として、例えば高分子物質とワ
ックスを匣用することができる。
前記の1種または複数の作用物質は、必要に応じて、前
記の1種または複数の担体物質によってミクロカプセル
形状とすることができる。
展剤は、1植または複数の作用物質のほか、通常の水溶
性または非水浴性の担体物質(il−官有することがで
きる。例えばポリエチレングリコール、脂肪〔例えばカ
カオ脂および筒数エステル(例えば、C14−アルコー
ルとC16−脂肪酸、またはこれらの材料の混合物〕が
ある。
軟こう剤、ペースト剤、クリーム剤およびゲル剤は、1
種または複数の作用物質のほか、通常の担体物質を含む
ことができる。例えば獣脂および植物油ζワックス、・
クラフィン、澱粉、トラカント、セルローズ誘導体、ポ
リエチレングリコール、シリコーン、ベントナイト、メ
ルク、ケイ酸および酸化亜鉛またはこれらの素材の混合
物を含むことができる。
スプレー剤および赦剤は、1種または複数の作用物質の
ほか、通常の担体物質、例えば乳糖、タルクツケイ酸、
水酸化アルミニウム、ケイ酸カルシウムおよびポリアミ
ド粉末およびこれらの素材の混合物を含むことができる
。スプレー剤はこのほか通常の噴射剤、例えばクロロフ
ルオル炭化水素を含有することができる。
溶液剤と乳剤は、1種または複数の作用物質のほか、溶
剤、溶媒および乳化剤、例えば水、エチルアルコール、
イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベ
ンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロビレ7グ’
)コール、1.3−7’チレングリコール、ジメチルホ
ルムアミド、油、特に綿実油、ピーナツ油、カシューナ
ラ油、トウモロコシI[4油、オリーブ油、ヒマシ油お
よびゴマ油、グリセリン、グリセリンホルムアルデヒド
、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレング
リコールおよびソルビタンの脂肪酸エステル、あるいl
よこれらの材料の混合物などの通常の担体物*’;x含
有することができる。
非経口服用のため、溶液剤と乳剤を無菌かっ血液等張に
することができる。
懸濁剤は、1樵または複数の作用物質のほか、流体希釈
剤、例えば水、エチルアルコ−/L/、プロピレンクリ
コール、懸濁化剤(例えばエトキシル化インステアリル
アルコール、ポリオキシェチレンンルピットエステルお
よびンルビタンエステル、微晶セルローズ、メタ水酸化
アルミニウム、ベントナイト、寒天またはトラゲント、
またはこれらの材料の混合物などの通常の担体物質を含
むことができる。
前記の調剤形態では、ざらに着色剤、貯眠剤、ならびに
着香料や味改良添化物〔例えばハツカ油およびユーカリ
油および甘味剤(例えばナツカリン)〕ヲ含むことがで
きる。
前述の薬剤の中での治療作用化合物は、特に混合?吻全
体の約0.1〜99.5重量%、さらに好ましくは約0
.5〜95重it%の割合で含有されるべきである。
前述の薬剤には、本件発明による作用物質のほか、その
他の薬剤作用物質を含めることができる。
前述の薬剤の製造は、公知の方法により、例えば作用物
質と担体物質との調合によって通常のように実施する。
本願発明の作用物質、およびこの作用物質の1種または
複数を含有する薬剤を、人間医学および獣医学において
、前記の疾病の予防、回復および(または)治癒のため
に応用することも本願発明に属する。
作用物質または薬剤は、局所的に、経口的に、非経口的
に、腹膜内にまた(あるいは)直腸内に投与することが
でき、好ましくは経口的に、またtP!jt<エアロゾ
ル剤として投与されることができる。
一般的に、U時間あたり約10〜約300mg/kg(
体重)、好ましくは50〜200 mg/kg (体重
)の総量で、必要に応じて複数の用量に分けて本願発明
の作用物質を、所望の結果をうるために投与することが
好適であることが証明された。
しかしながら、処置される対象の種類と体重、病気の重
さと種類、薬剤の調合法および投与法、ならびに薬剤を
供給する期間ないしは間隔に応じて、前述の用量から外
れることが必要な場合がある。即ち、場合によっては、
前記の用量より少ない量で十分であり、これに対して他
の場合では、前記の用量を超えなければならなA0 下記の実験例は本願発明をさらに詳細に説明するもので
あるが、本発明の請求の範囲を駆足するものではない。
実験例 新規な(2′−ナフトキシ)−アルキルヒドロキサム酸
の例を下記の表1に示す。
表1  (2’−ナフトキシ)−アルキルヒドロキサム
酸 −C3H7(II)     1     結晶形、無
定形−C,1H9(II)     1     14
1 (分解)−C4H,(i)     1     
結晶形、無定形−CsH□x(II)     1  
   144 (分Wj)−c7u□5(II)   
  1     152 (分解)−CsHt7(”)
     1     158 (分解)−C6)14
−CH3(p)   1     117−8 (分解
)−06H4−C1(p)    l      13
3−4 (分解)−)I         4    
 130−1 C分ps)−)I        5 
    127 (分解)−H7125−6(分解) −H9122−3(分′s) 例1 5(2’−ナフトキシ)瓢パレリルヒドロキ丈ム酸の製
造。
4.6gのナトリウムと6.9gの塩酸ヒドロキシルア
ミンとから調製された無水メタノール溶液に対して30
m1の無水メタノール中に溶解さnた25.9gの5(
2′−ナフトキシ)−吉草酸メチルエステル(5(2’
−ナフトキシ)−吉草酸とメタノールとから調製、沸点
□、5171−2℃〕1を攪拌しながら滴下し、次に6
0分間、還流下で加熱する。
次にこの溶液を冷却し、減圧下、室はで乾燥する1で製
綱させる。残留@iC50Ll mlの・水と100m
1のエーテルとを加え、加分間攪拌し、水溶液を分離し
、6N塩酸で酸性にする。懸濁液を3回それぞれ100
 mlのエーテルで抽出し、エーテル溶液を50 ml
の水と50 mlの飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、
硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧中で溶媒を除去する。
H20/メタノールから再結晶させたのち、融点130
−1℃(分解)の15.8gの5(2’−ナフトキシ)
−ハレリルヒPロキサム酸を得る。
例2 2(2′−ナフトキシ)−2−n−オクチル−アセトヒ
ドロキサム酸の製造 a)2(2’−ナフトキシ)−2−n−オクチル−酢酸
エチルエステル 100m1の無水アルコール中に2.3gのナトリウム
を溶解し、14.4gの2−ナフトールを加えて、減圧
下で一定重量になるまで加熱する。次に150m1の無
水トルエン、さらに37gの2−ブロモデカンカルポン
酸エチルエステルを加える。
反応混合物を150−160℃、還流下で、中性反応と
なるまで加熱し、水を加えて、有機相をエーテルで抽出
する。エーテル溶液を重炭酸塩で洗い、硫酸マグネシウ
ムで乾燥して溶媒を取り除く。残留物の分留のの9.2
6.8gの2(2′−ナフトキシ)−2−n−オクチル
−酢酸エチルエステルを、沸点KP6.5186−7℃
の淡黄色の油として得る。
b)2(2’−ナフトキシ)−2−n−オクチル−アセ
トヒドロキサム酸 2.3gのナトリウムと6.9gの塩酸ヒドロオキシル
アミンとから調製された無水アルコール溶液に対して、
3.7gの2(2′−ナフトキシ)−2−n−オクチル
−酢酸エチルエステルを加え、40℃で8時間攪拌する
。次にさらに1時間、沸騰水浴上で加熱し、アルコール
を減圧下室温で除去する。
残留物を1週間放置し、次に吸引f遇する。次にこれを
水で洗い、残留ヒドロキサム酸を乾燥させる。融点15
8℃(分解) (H20/Et OH)の2.9gの2
(2′−ナフトキシ)−2−n−オクチル−アセトヒド
ロキサム酸が得られる。
例3 10 (2’−ナフトキシ)−デカノヒrロキサム酸の
製造 a)10(2’−ナフトキシ)−デカン酸−シアノメチ
ルエステル 8.5gの10(2’−ナフトキシ)−デカン酸〔融点
144℃(エーテル/石油エーテル)〕と、2.3gの
クロロアセトニトリルと、3gのトリエチルアミンとの
混合物e50mlの酢酸エチルエステルの中で10時間
、60°Cで攪拌し、冷却し、沈殿した塩酸トリエチル
アミンから分離する。P液を10m1のIN塩酸で洗い
、次にそれぞれ15m1の炭酸水素ナトリウムと15m
1の水とで2回洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、溶
媒t30’c減圧下で分離する。
融点121−2℃(MeOH)の3.8gの10(2’
−ナフトキシ)−デカン酸−シアノメチルエステルを得
る。
b)10(2’−ナフトキシ)−デカンヒドロキサム酸 3.5gの10 (2’−ナフトキシ)−デカン酸−シ
アノメチルエステルと0.7gの塩酸ヒドロキシルアミ
ンとの30 m lアセトニトリル中の混合物に、2滴
の酢酸と1.05gのトリエチルアミンとを加える。こ
の混合物を(9)分間室温で攪拌し、さらに0.35.
の塩酸ヒドロキシルアミンと0.5gのトリエチルアミ
ンとを加え、さらに12時間室温で攪拌する。次にこの
混仕物を水流減圧下で4σCで濃縮させ、残留物に、3
0m1 の水と、次に50m1の酢酸エチルエステルと
を加え、有機vlJを分離し、溶媒を減圧下除去する。
残留物t−100m1のエーテルの中に溶解し、エーテ
ル溶液′(i−10m lのIN苛性ソーダをもって抽
出し、その際に10(2’−ナフトキシ)−デカンヒド
ロキサム酸のNa塩が結晶状態で沈殿する。この結晶’
fr、P別し、30m1の無水エタノール中に懸濁させ
、次にこの懸濁液に冷却しながら、乾燥塩化水素を加え
る。数回振とうしたのち、エーテル溶液kP遇し、エー
テルを減圧除去する。融点122−3℃(分解)、2.
8 g p 10 (2’−ナフトキシ)−デカンヒド
ロキサム酸−を得る。
例4 2(2′−ナフトキシ)−2−p−トリル−アセトヒド
ロキサム酸の製造 a)2(2’−ナフトキシ>−2−p−トリル−酢11
2−p−ニトロフェニルーエステル20rnlピリジン
中での6.0gの2(2′−ナフトキシ)−2−p−ト
リル酢酸溶液に対して、攪拌しながら、6.0gのトリ
フルオロ酢酸−p−ニトロフェニルエステル(S、Ya
kakibaraおよびN、 Innkai著Bu11
. Chem、Soe、 Japan 1983(19
65)記載の方法による製造)を少しづつ添加する。こ
の混合物を60分間室温で償拌し、水流減圧下で30’
Cで蒸発乾燥する。
残留物に対して20m1 の水を加え、50m1のクロ
ロホルムで抽出する。水相を分離し、再び30m1のク
ロロホルムで抽出する。クロロホルム溶液を集め、20
m1のIN塩酸、20m1のIN炭酸水素ナトリウム溶
液と共に振とうし、20m1づつの水と共11’C2回
振とうし、有機相が分離する。これを硫酸マグネシウム
上で乾燥し、溶媒を減圧下で除去する。
残留物をメタノールから晶出させる。得られた2(2′
−ナフトキシ)−2−p−)リルー酢酸−p−ニド0フ
ェニルエステルは104−5℃で融解する。
b)2(2’−ナフトキシ)−2−p−トリル−アセト
ヒドロキサム酸 4.2gの2(2′−ナフトキシ>−2−p−)す#−
酢酸−p−二トロフェニルエステ化ト0.69gの塩酸
ヒドロキシルアミンとの50m1無水クロロホルム中懸
濁液に対して、室温で2.75gのトリエチルアミンを
加える。澄明溶液を90分間、室温で攪拌し、溶媒を(
至)℃減圧下で除去する。残留物に100m1のエーテ
ルと5mlの2N塩酸とを加える。エーテル溶液を分離
し、2回、それぞれ40m lの水で洗い、硫酸す) 
IJウム上で乾燥し、水流減圧下で溶媒を除去する。メ
タノールから再結晶させたのち、融点117−8℃(分
解)、2.7gの2(2′−ナフトキシ) −2−p−
)リルーアセトヒドロキサム酸を得る。
例5 2(2′−ナフトキシ)−2−n−プロピル−アセトヒ
ドロキサム酸の製造 a)2(2’−ナフトキシ)−2−n−プロピル−アセ
トアミド 7.5gの2(2′−ナフトキシ)−2−n−プロピル
酢酸エチルエステル(Kp、2111−2℃)と100
m1のアンモニアとの混合41IJヲ4Bl司、室温で
、オートクレーブ中で攪拌する。次にアンモニアを除去
し、残留物を粘土タイルの上で乾燥する。
Et OH/H20から再晶出したのち、融点126−
7℃の5.1gの2(2′−ナフトキシ)−2−n−プ
ロビルアセトアミトラうる。
b)2(2’−ナフトキシ)−2−n−プロピル−アセ
トヒドロキサム酸 50 ml無水メタノール中での1.84gのナトリウ
ム溶液に対して、50℃で、30m1無水メタノール 
□中での1.82gの塩酸ヒドロキシルアミン溶液を加
える。冷却させ、沈殿した塩化ナトリウムを除去する。
次に溶液に対して、50m1メタノール中での5.1g
の2(2′−ナフトキシ)−2−n−プロピル−アセト
アミド溶液を加え、16時間、還流下で沸騰させる。冷
却させ、溶液を減圧室温で乾燥状態まで濃縮させる。残
留物を500 mlの水および100m1のエーテルと
共に振とうさせる。水相を分離し、2N塩酸で酸性にす
る。水相を3回、それぞれ50m1のエーテルで抽出し
、エーテル溶液を硫酸マグネシウムをもって乾燥させ、
減圧下で溶媒全除去する。
4.2gの結晶無定形の2(2′−ナフトキシ)−2−
n−ゾロピル−アセトヒドロキサム酸が得られる。
この明細書において前述した薬理特性が下記の例示によ
って証明された。
例β モルモットの肺切片と気管輪片のアラキドン酸誘発収縮
の阻害 化@物の抗喘息活性試験は、モルモットから分離された
肺切片と気管輪片とについて、前述の文献から公知の測
定法に改良を加えた方法で実施した。測定は、定温器1
浴(Organbad)の中で等張的に、レバーリシー
パ、測定コイルおよび測定増幅器(高周波共振回路によ
る誘導測定)を備えた収縮測定装置を用いて実施された
。ガス充填は空気で実施された。懸濁液は下記の組成を
成していた。39.46gのNaC1,2,2gのKC
I、6.07gのトリス、1.0gのCa Cl z、
9.9gのグルコース、1.0mlの飽和MgCl2−
溶液、43 mlのINIFICI;pH7,4゜ a)外生的にアラキドン酸によって誘発されたモルモッ
トの肺切片のけいれんに対する作用アラキドン酸(エタ
ノール中濃縮浴液、N2ガス中で貯蔵)の濃度を増大す
ることによってけいれんを惹起し、累積的に測定した。
アラキドン酸の収縮誘発作用について、108Mの範囲
のED、。−値と、5μMの範囲のED84−値が判明
した。作用物質はアラキドン酸の用量−作用曲線の明著
な右への移動を起させ、これはED5o値およびED8
4値の明白な上昇から明らかである。この効果は下記の
指数によって表される。
同様にして、測置データから184を得た。
サリチルヒドロキサム、1、iooμM    1.9
8.5b)モルモットの気管のカルバコール誘発ケイれ
んに対する作用 けいれんは3.9μMのカルバコールによって誘発され
た。研究された作用物質の事後付加は、強い拡張乃至は
非常に強い拡張を生じた。すでに下記の作用物質濃度に
おいて明白な拡張を示すことがわかった。100μMの
3− tert−ブチル−4−ヒドロキシーアニソール
、50μMのノルジヒドログアイアレチン酸、50μM
の2(2′−ナフトキシ)−アセトヒドロキサム酸。
C)モルモットの締切片の基底緊張(Basalton
ualに対する作用 濃度を増して作用物質を懸濁液媒質に加えた。拡張が生
じ、これを積算的に測定した。用量−作用曲線から下記
の数値が判明した。
例フ イエウサギの網赤血球からのりポキシゲナーゼの活性に
対する阻害作用 アラキドン酸カスケードのリポキシゲナーゼ反応の阻害
に基く化合物の抗喘息活性、抗アレルギー活性、炎症阻
害活性および抗血栓活性に関する試験が分子薬理的実験
で実施された。与えられた目標部位に対するこの試験対
象の適性は、文献から公知のこの原理の多数の作用物質
(例えばポリアセチレン脂肪酸、ピラゾリン誘導体ほか
)がこの試験対象に対応することによって証明された。
複雑な試験方法と異り、この分子薬理的な試験方法は、
なんらかの浸透バリヤおよび作用物質の物質代謝とは無
関係に、作用物質−レセプタ代謝作用を研究するという
利点を有し、この故に、例6の結果を補完しまた精密に
する。イエウサギの網赤血球からのりボキシゲナーゼは
、文献に記載された方法(前記文献参照)によって、゛
電気泳動的にまた免疫的に純粋な形で得られた。リポキ
シゲナーゼ活性の測定は6℃で、下記の測定系の中でク
ラーク電極を用いて酸素消費量のボラログラフイ測定に
よって実施された。0.2%のナトリウムコール酸塩と
0.53mMのリノール酸とを含有するpH7,4の0
.1Ml、lン酸カリウム。酵素濃度は測定初期におい
て25 mM VC達した。試験される化合物をメチル
グリコール(減圧蒸留したばかりのもの)の中に溶解し
、15分間、測定温度で、コール酸す) IJウムとリ
ノール酸の不存在口おいて前潜伏させた。化合物の希釈
度は、前潜伏液中のメチルグリコールの最終濃度が2%
を超えることのないように選ばれた。この条件のもとに
、この対照液中においてはなんら顕著な阻害は生じなか
った。
コール酸ナトリウムとリノール酸とを添加することによ
り、酵素反応が開始した。作用物質濃度を変動させるこ
とにより、阻害の滴定曲線と、従って50%および84
チ阻害にとって必要な濃度(I50−値乃至I8.−値
)とが得られた。
表4: イエウサギ網赤血球からとられたりボキシゲナ
ーゼの阻害作用 ノルジヒドログアイアレチン酸(公知)0.5   1
.63−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−アニソー
ル(公知)         160  6004−ニ
トロカテコール(公知)     4.6   165
.8.11−エイコサトリイン酸(公知)1.3サルチ
ルヒドロキサム酸       20601−ヒドロキ
シ−2−ナフチルヒドロ キサム酸               47  50
02−ヒドロキシ−1−ナフチルヒドロ キサム酸               1.6   
5.22(1′−ナフトキシ)−アセトヒドロキサム酸
               25  602(1′
−ナフトキシ)−2−エチル−アセトヒドロキサム酸 
        42   1302(2′−ナフトキ
ン)−アセトヒドロキサム酸            
  2.592(2′−ナフトキシ)−メチルー アセトヒドロヤサム酸        40  120
2(2′−ナフトキシ)−2−エチル ーアセトヒドロギサム酸        322(2′
−ナフトキシ)−i−プロピ ル−アセトヒドロキサム酸27 2(2′−ナフトキシ)−2−n−プ ロピル−アセトヒドロキサム酸24 2(2′−ナフトキシ)−2−n−ブ チル−アセトヒドロキサム酸     192(2′−
ナフトキシ)−2−n−へ キシル−アセトヒドロキサム酸11 2(2′−ナフトキシ)−2−フ二二 ルーアセトヒドロキサム酸      402(2′−
ナフトキシ)−2−n−オ クチル−アセトヒドロキサム酸    2.32(2′
−ナフトキシ)−2−n− ノニル−アセトヒドロキサム酸    1.5  4.
83(2′−ナフトキシ)−n−プロ ピルヒドロキサム酸           7  15
4(2′−ナフトキシ)−n−ブチ ルヒドロキサム酸           47.55(
2′−ナフトキシ)−バレリル ヒドロキサム酸           3.5   6
.58(2′−ナフトキ7)−オクチル ヒドロキサム酸           2.1   4
.6例」− アルキトン酸誘発またはPAF誘発による血小板凝集の
阻害 この化合物の抗血栓活性および血栓溶解活性に関する試
験は、人間の真正細胞系について試験管内で実施された
。健康な給血者の血液からとられた血小板に富む血漿を
、遠心分離によって1100Oxに保持した。血小板凝
集の測定は、生じた細胞凝集の拡散的光散乱乃室は光吸
収に基づく凝集針によって実施された。血小板に富む血
漿は37℃で3分間、作用物質と共に前潜伏された。そ
ののち0.8mMのアラキドン酸または1μMの血小板
凝血因子(PAF−Aeether ) tl−添加す
ることによって血小板凝集を誘発した。その際に、前潜
伏液を80Or、p、m、の速度で攪拌した。使用され
た活性物質濃度に応じて、血小板凝集の強力な遅延また
は完全な阻害が生じた。
表5: アラキドン酸誘発血小板凝集の阻害4−ニトロ
カテコール(公知)      40   603− 
tert−ブチル−4−ヒドロ キシアニソール(公知)         16   
40すIJチルヒドロキサム酸       0.8 
  22−ヒドロキン−1−ナフチル− ヒドロキサム酸            6.5   
72(2′−ナフトキシ)−アセトヒ PAF −Acetherによって誘発された凝集の場
合、表5の研究されたすべての化合物が40μMの濃度
で、最初に形成された細@凝集の溶解が生じた。
洗浄された血小板@濁液において16μMアラキドン酸
で細胞凝集が誘発された場合にも同様の効果が観察され
た。このような作用から、テストされたりボキシゲナー
ゼ阻害物質は血小板凝集をその不可逆相に固定するが故
に血橙分屏作用を有すると結論することができる。
例9 ラットの脚のカラゲー二ン浮腫の阻害 カラグー二/浮腫は国際的な文献において、炎症誘発(
前炎症)経過のモデルシステムとして使用され、炎症阻
害(抗炎症)活性に関する化合物の試験管テストを可能
にする。
2(2′−ナフトキシ)−アセトヒドロキサム酸ム酸を
10匹のラットに対して経口的に、200mg/kgの
用量で、同時に動物あたり0.1mlの1チカラゲーニ
ン溶液を与えながら投与した。この投与後に、段階的に
脚の浮腫の寸法を測定し、対照グループと比較した。そ
の際に下記の結果が得られた。
表6:’2(2’−ナフトキシ)−アセトヒドロキサム
酸によるカラゲーニン浮腫の阻害 1            27.3 2            27.3 3            20.2+4      
      35.3”++ P<0.01による有効
値 + P<0.05による有効値 例1O モルモットのヒスタミン誘発気管支収縮の阻害(生体内
) モルモットにおいて人工的に起された喘息が人間の気管
支喘息における挙動を適当に反映することは文献から十
分に知られている。それ故に、式Iの化合物の抗喘息作
用の実験的確認のため、以下において下記の動物モデル
すべてを利用した。
下記において6匹のメスモルモツ)Kついてサリチルヒ
ドロキサム酸(SRAM)によって代表的実験を実施し
た。SRAMを95mg/kg(体重)の用量で使用し
た。この用量は、急性毒性(LD5o−値)として報告
された値よりも10倍低い。
動物に対して、ウレタン麻酔ののち、可撓性カテーテル
を右頚靜脈の中に挿入し固定した。気管切開ののち、呼
吸のため気管カニユーレを挿入した。パブロン(Pav
ulon)による筋肉弛緩ののち、ボディーゾレシスモ
グラフ(Body−Plethysmographen
)の中で機械的呼吸を行った[ 16m1n−”、I/
E =1/1、PI= 20 am H2OMjjLL
ERほか(1976手) 、0DDOYほか(1982
年)〕。
外部に引出された気管カニユーレ上の肉カニユーレを介
して、肺タコグラフを用いて、呼吸ごとの呼吸容積を測
定し、別個に積算し、光学レコーダを用いて記録した。
JRラメータt−記録しながら3分間の安静呼吸したの
ち、3匹の動物に対してそれぞれ2.5mlのSRAM
溶液(等張、37℃、0.1M)を静脈注射し苑。(S
I(AMは試験の直前に、水中に加熱しながら溶解され
、この溶液全3フ°水浴の中で急速に急冷した)。
さらに5分間の観察ののち、最大の気管支けいれんを生
じるため、5μg/kg(体重)のヒスタミンを静脈注
射した。さらに5分−ののち50μg/kg(体重)の
ヒスタミンを静脈注射した。これは、経験的にみて、は
ぼ完全な気管支けいれんを生じた( IIサイレンスチ
ェスト”)。さらに5分間、呼吸容量を記録したのち、
試験を終了した。
3匹の対象グループの動物に対して、同じ試験期前\に
、SRAMの代わりに2.5mlの等張NaC1−溶液
を投与した。
試験結果を下記の表に示す。
安静値と5分値は5回の呼吸の平均値(amの偏差)で
ある。
ヒスタミン注射後の値は最小容量の呼吸量を示す(注射
後3〜5呼吸)。
として) 動        5 pg’k g      50
μv/kg2、&nl 5分後 ヒスタミ 5分後 ヒ
スタミン 5分径lSRAM+2   −8    +
5    −49   −042NaC1+3    
(9−1−89−3438)LAM  +4   −4
8   +10   −95.7 −224NaC1+
2   −76  −17   −100  −485
  SHAM  +17    0   +7.2  
−62   −35表9: 吸収容量の変動(出発容量
のチ)(II = 3(’)の平均値) 表の見出は表8と同様 SRAM  +7.7 −18  +7  −68.9
 −2ONail  +2   ・−39,7−16、
−96,’3 −54.9測定データから下記の結論を
下すことができる。
1)体重370g〜550gの前記の大きさのモルモッ
トの場合、2.5ml の静脈注射は明らかに血行また
は呼吸機能に対して顕著な作用を示さない。
2) 静脈注射後に呼吸−量のわずかの増大が生じた。
これは“それ自体”一定の気管支拡張作用を示すものと
思われる。
3)  Sl(AMで処置された動物は、種々の容量の
ヒスタミン注射後に、対照グループの@@よりも少ない
気管支けいれんをもって反応した。
4)  SRAM処置された@物の場合ヒスタミン誘発
けいれんの自発的鎮静は、対象グループのvJ′*Iよ
りも明らかに速くまた大きく生じた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記一般式( I )の化合物をリポキシゲナーゼ阻
    害性作用物質として含むことを特徴とするヒドロキサム
    酸含有薬剤。 R−CO−NH−OH( I ) 〔式 I 中のRは、2−ヒドロキシフェニル基、2−ヒ
    ドロキシ−1−ナフチル基、1−ヒドロキシ−2−ナフ
    チル基、2−ヒドロキシ−3−ナフチル基、2−アミノ
    フェニル基または下記一般式(II)のω(1′−ナフト
    キシ)−アルキル基もしくはω(2′−ナフトキシ)−
    アルキル基である。 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式II中のR^1が炭素原子数1〜10の直鎖もしくは
    、分枝のアルキル基、フェニル基または置換フェニル基
    であるときnが1であり、R^1が水素であるときnが
    1〜10である)〕 2、気管支喘息、喘息性気管支炎、および閉塞性肺気腫
    ならびにその他の気管支収縮状態のすべての疾患の処置
    に投与される、特許請求の範囲第1項記載のヒドロキサ
    ム酸含有薬剤。 3、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻カタル、じん麻
    疹、血管浮腫、接触性皮膚炎および胃腸管系のアレルギ
    ー性疾患ならびにその他のアレルギー性疾患の処置に投
    与される、特許請求の範囲第1項記載のヒドロキサム酸
    含有薬剤。 4、作用部位がリポキシゲナーゼでない従来の抗炎症剤
    が望ましくない治療効果を示すような疾患(化濃性炎症
    およびリウマチ性疾患)ならびにその他の炎症性疾患に
    おいて投与される、特許請求の範囲第1項記載のヒドロ
    キサム酸含有薬剤。 5、血栓性静脈炎およびその他の血栓症の処置のために
    、また、慢性局所貧血性心臓病、心筋症の後療法、慢性
    −再発性血栓症および慢性血栓性静脈炎における血栓症
    予防に際して、投与される、特許請求の範囲第1項記載
    のヒドロキサム酸含有薬剤。
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