JPS6132668Y2 - - Google Patents

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JPS6132668Y2
JPS6132668Y2 JP1983197720U JP19772083U JPS6132668Y2 JP S6132668 Y2 JPS6132668 Y2 JP S6132668Y2 JP 1983197720 U JP1983197720 U JP 1983197720U JP 19772083 U JP19772083 U JP 19772083U JP S6132668 Y2 JPS6132668 Y2 JP S6132668Y2
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JP
Japan
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yoke
handpiece
cross
coolant passage
sectional area
Prior art date
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JP1983197720U
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JPS60104115U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、医療用、特に歯科治療用ハンドピ
ースに関し、さらに詳しくは該ハンドピース先端
の切削工具駆動用としてブラシレスモータを内蔵
すると共に、歯牙および切削工具の冷却手段を備
えたハンドピースの改良に関する。
歯科治療用ハンドピースはグリツプの先端側に
歯牙に対する切削工具を備え、該工具を内蔵する
マイクロモータにて駆動するようにしており、さ
らに切削治療時の歯牙および切削工具の冷却のた
め水や空気等の冷却剤を供給するようにしてい
る。ところで、この冷却のための通路がハンドピ
ース本体の外部に露出して配管されていると、ハ
ンドピースの外径が異径かつ大型化し、またハン
ドピースの握り具合が悪く、従つて操作性に劣
り、治療上好ましいものではない。そこで、この
冷却剤通路をハンドピース本体内に通すことが提
案されているが、この場合の冷却剤通路は必然的
にマイクロモータ内蔵部分を通過するが故にモー
タの磁路に大きな影響を与え、モータトルクの低
下、トルクリツプルの発生等の障害を誘起せしめ
ている。
即ち、ブラシレスモータの概略構成は第1図に
示すようにロータ磁石Aに対し固定されたコイル
BとヨークCとが所要の空間Dをおいて同軸に套
嵌配置されたもので、磁路が図中の矢印の如く形
成される。このモータにおいて従来は冷却剤通路
Eが第2図の如くヨークCの外周面を切削して直
線状に、かつモータ軸線に平行して形成されてい
る。従つて、ヨークCの断面積は第3図展開図に
示すC1−C1部分において大幅に減少し、第4図
のようになる。このC1−C1部分のヨーク断面積
Sは S=(a−c)×l 但し a:ヨークの肉厚 c:冷却剤通路の溝深さ l:ヨークの長さ で表わされ、たとえばa=1.9m/m、c=0.8
m/m、l=49m/mとした場合、断面積は約42
%減少する。ためにヨークCはこの断面積削減部
分において飽和現象を発生し、第1図に示すよう
な平常な磁路の形成がなされず、トルクの低下を
招く。このノルクの低下はその低下分を補う意味
で使用マイクロモータの大型化を促がし、ひいて
はハンドピースの大径化につながる欠点となつて
いる。
また、上記冷却剤通路を刻設したマイクロモー
タにおいてロータ磁石Aが第5図のイ→ロ→ハ→
ニとわたり回転する際の磁束分布を見た場合、イ
点およびハ点では図から明らかなように冷却剤通
路Eに災いされてロータ磁石Aを挾む左右の磁束
分布が非対称となり、ロ点およびニ点では逆に対
称となり、このような磁束分布の変動に基づいて
トルクリツプルが発生するに至り、モータ特性が
悪化し、直接的に歯科治療上の障害となる。
この考案はかかるに鑑みて案出されたものであ
り、その要旨とするところは、前述のブラシレス
モータのヨークに冷却剤通路を刻設するにあた
り、ヨークの一箇所におけるヨーク断面積の極端
な減少、これに伴う飽和現象の発生を阻止すべ
く、第6図の如く冷却剤通路1をヨーク2の一端
から他端に向けて該ヨークを巻回する螺旋状に配
設した点にある。かつ構成されたマイクロモータ
の断面積Sを第7図展開図に示すC2−C2部分に
おいて求めると、S=a・l−b・cで表わさ
れ、bを1.1m/mとし、他の数値は前述の式の
ものを代入すると、断面積の減少は約1%に抑え
られる。従つて、ヨーク2の断面積は、冷却剤通
路1の螺旋配置のため、どの部分においても約1
%減少するが、ヨークの飽和現象は発生せず、磁
路は正常に形成され、従つてモータトルクの低下
が発生しない。また、ヨーク全周方向の断面積が
均一に、かつわずかに減少するのみであるから、
ロータ磁石回転時の磁束分布はロータ磁石のどの
回転角度位相位置においても対称となつて、第5
図従来例のような非対称と対称の繰返しがないた
めモータのコギングが無く従つてトルクリツプル
が発生しない。
以下、この考案の一実施例を第9図以下の図面
によつて詳述する。
第9図はハンドピースのグリツプ部分の断面を
示し、3はフレームであつて、このフレーム3に
内蔵されるマイクロモータ4は円筒形固定子コイ
ル5、前後一対のベアリング6,6によりフレー
ム側に回転自由に軸承されたロータシヤフト7、
該シヤフト7に同軸に固定されたロータ磁石8、
上記固定子コイル5を保持する円筒形のヨーク2
を含み、該ヨークがフレーム3に固定される。そ
して、ヨーク2の外周面に第10図に示すように
ヨーク後端からヨーク前端にかけて冷却剤通路1
がヨーク2を巻回する螺旋方向に刻設され、この
通路1内に冷却剤パイプ9が同じくヨーク後端2
aからヨーク前端2bにわたつて嵌装される。な
お、通路1は前述の記載に照らして明らかなよう
に、該溝の存在にかかわらずヨーク断面積をヨー
ク全周方向のどの部位においても一定させるた
め、ヨーク後端2aからヨーク前端2bにかけて
該ヨークを一巻きするように360度の捻り範囲に
わたつて形成されるか、もしくはこれの整数倍形
成されるものとし、たとえばヨーク2を一巻き半
するが如き半端なかたちはとらない。冷却剤パイ
プ9は一端9aが図外の冷却剤供給源に接続され
ていることは勿論であり、他端9bはハンドピー
ス本体10の先端側に導出される。
以上の記載から明らかなように、医療用ハンド
ピースにおいてその内部に冷却剤通路を形成する
にあたり、この考案はブラシレスマイクロモータ
のヨークに刻設した冷却剤通路をヨーク軸線に平
行させるのではなく螺旋方向に配設して、該通路
の刻設にかかわらずヨーク断面積をヨーク周方向
のいずれの部位においても略一定化するようにし
たから、ヨーク断面積が特定部位で極減して飽和
することがなく、従つてマイクロモータのトルク
低下せず、これにより小型なマイクロモータを用
いることでハンドピースの大型化を防ぐことがで
きる。このため握り具合の良い、かつ安定した回
転トルクを発生するハンドピースを提供できて治
療上有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図はブラシレスマイクロモータの模式図、
第2図は従来構成の冷却剤通路を有するヨークの
斜視図、第3図は第2図の展開図、第4図は第3
図C1−C1線矢視切断図、第5図イ〜ニはロータ
磁石の回転に伴う磁束分布の変化を示す図、第6
図はこの考案の原理構成を示すヨークの斜視図、
第7図は第6図の展開図、第8図は第7図C2
C2線矢視切断図、第9図はこの考案の一実施例
を示すハンドピース本体要部の断面図、第10図
は同じく冷却剤通路の存在を示すマイクロモータ
内蔵部分の断面図である。 符号の説明、1……冷却剤通路、2……ヨー
ク、3……ハンドピース本体フレーム、4……マ
イクロモータ、9……冷却剤パイプ、10……ハ
ンドピース本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハンドピース本体にブラシレスマイクロモータ
    を内蔵するものにおいて、ハンドピース本体フレ
    ームに固定されたヨークの外周面に該ヨーク両端
    をむすぶ冷却剤通路を刻設するにあたり、この通
    路をヨーク軸線に平行させることなく該ヨークを
    巻回する螺旋方向に配設してなる医療用ハンドピ
    ース。
JP19772083U 1983-12-22 1983-12-22 医療用ハンドピ−ス Granted JPS60104115U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19772083U JPS60104115U (ja) 1983-12-22 1983-12-22 医療用ハンドピ−ス

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JP19772083U JPS60104115U (ja) 1983-12-22 1983-12-22 医療用ハンドピ−ス

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Publication Number Publication Date
JPS60104115U JPS60104115U (ja) 1985-07-16
JPS6132668Y2 true JPS6132668Y2 (ja) 1986-09-24

Family

ID=30423192

Family Applications (1)

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JP19772083U Granted JPS60104115U (ja) 1983-12-22 1983-12-22 医療用ハンドピ−ス

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0346744Y2 (ja) * 1986-03-14 1991-10-03
KR101059742B1 (ko) 2009-12-31 2011-09-01 (주)마이크로엔엑스 핸드 피스용 모터

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5125392A (ja) * 1974-07-01 1976-03-01 Siemens Ag
JPS52118894A (en) * 1976-03-26 1977-10-05 Siemens Ag Drive motor for dental hand piece

Patent Citations (2)

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Publication number Publication date
JPS60104115U (ja) 1985-07-16

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