JPS6131984A - 放射線検出器 - Google Patents
放射線検出器Info
- Publication number
- JPS6131984A JPS6131984A JP15299484A JP15299484A JPS6131984A JP S6131984 A JPS6131984 A JP S6131984A JP 15299484 A JP15299484 A JP 15299484A JP 15299484 A JP15299484 A JP 15299484A JP S6131984 A JPS6131984 A JP S6131984A
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- JP
- Japan
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- scintillator
- ray
- radiation
- angle
- detector
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は放射線検出器に関し、特にX線手荷物検査装置
あるいはX線CT装置等に用いられる粉末シンチレーシ
ョン放射線検出器に関するものである。
あるいはX線CT装置等に用いられる粉末シンチレーシ
ョン放射線検出器に関するものである。
X線手荷物検査装置のX線計測系の構成の一例を第3図
に示す。本計測系においては、扇状に広がったX線ビー
ム2を検出するため、被写体3をはさんでX線源1と対
向する位置に配置された複数個の放射線検出素子4から
成る多素子放射線検出器5が用いられている。上記多素
子放射線検出器5としては、固体の電離作用を利用する
半導体検出器やX線により螢光を発生するシンチレータ
とその螢光を電気信号に変換するフォトダイオードやフ
ォトマルチプライヤ−等の光検出器を組み合わせたもの
が知られている。
に示す。本計測系においては、扇状に広がったX線ビー
ム2を検出するため、被写体3をはさんでX線源1と対
向する位置に配置された複数個の放射線検出素子4から
成る多素子放射線検出器5が用いられている。上記多素
子放射線検出器5としては、固体の電離作用を利用する
半導体検出器やX線により螢光を発生するシンチレータ
とその螢光を電気信号に変換するフォトダイオードやフ
ォトマルチプライヤ−等の光検出器を組み合わせたもの
が知られている。
シンチレータとしては、一般に、単結晶無機シンチレー
タ、例えば、NaI、CsI、CdWO4゜B i 4
Ge3012等が用いられる。これらのシンチレータ
は透明に近い結晶のためX線により発光した光の透過率
が長幼であり結果としてX線利用効率を増加できる長所
を有するが、反面、第1図に示すようなラインセンサー
構造では、素子間の光漏れを防ぐセパレータまたは素子
のカッティングを要し、加工費用が増大し、材料そのも
のが高価となる欠点がある。さらにNaIやC5Iは潮
解性があるため防湿構造としなければならない欠点があ
る。単結晶シンチレータの上述の如き欠点を補うものと
して粉末シンチレータ、例えばCa WO4。
タ、例えば、NaI、CsI、CdWO4゜B i 4
Ge3012等が用いられる。これらのシンチレータ
は透明に近い結晶のためX線により発光した光の透過率
が長幼であり結果としてX線利用効率を増加できる長所
を有するが、反面、第1図に示すようなラインセンサー
構造では、素子間の光漏れを防ぐセパレータまたは素子
のカッティングを要し、加工費用が増大し、材料そのも
のが高価となる欠点がある。さらにNaIやC5Iは潮
解性があるため防湿構造としなければならない欠点があ
る。単結晶シンチレータの上述の如き欠点を補うものと
して粉末シンチレータ、例えばCa WO4。
Gd2O2S:Pr等が用いられる。粉末シンチレータ
はポリスチレン樹脂等の適当なバインダーを用いて成形
して用いるが、単結晶シンチレータに比較して光の透過
度が低いため、光検出器の受光量が少なく放射線検出効
率が悪い。第4図にシンチレータを用いた放射線検出器
の構造の一例を示る放射線ビーム2は遮光板兼光反射板
6を透過して、放射線ビーム2に対して垂直に配置され
た粉末シンチレータ7に達しここで光に変換される。
はポリスチレン樹脂等の適当なバインダーを用いて成形
して用いるが、単結晶シンチレータに比較して光の透過
度が低いため、光検出器の受光量が少なく放射線検出効
率が悪い。第4図にシンチレータを用いた放射線検出器
の構造の一例を示る放射線ビーム2は遮光板兼光反射板
6を透過して、放射線ビーム2に対して垂直に配置され
た粉末シンチレータ7に達しここで光に変換される。
変換された光は上記粉末シンチレータ7中を減衰しなが
ら透過し、Siフォトダイオード等で構成される光検出
器8により受光され、電気信号に変換される。
ら透過し、Siフォトダイオード等で構成される光検出
器8により受光され、電気信号に変換される。
粉末シンチレータ7は、光の透過率が低いために厚さt
が増すに従い光の平均透過率は急激に減少する。又、放
射線吸収率は逆に厚さtと共に増加する。この結果、上
述の如く構成された従来のシンチレーション検出器にお
いては、第5図に示す如く検出感度が最高となるシンチ
レータの厚さが存在し、それ以上の検出感度は得られな
い。そのため光検出器の出力信号のS/N比が小さく良
好な計測を不可能とするものである。
が増すに従い光の平均透過率は急激に減少する。又、放
射線吸収率は逆に厚さtと共に増加する。この結果、上
述の如く構成された従来のシンチレーション検出器にお
いては、第5図に示す如く検出感度が最高となるシンチ
レータの厚さが存在し、それ以上の検出感度は得られな
い。そのため光検出器の出力信号のS/N比が小さく良
好な計測を不可能とするものである。
なお、この種の検出器として関連するものには例えば特
開昭54−114285号がある。
開昭54−114285号がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、従来の粉末シンチレータを用いるシン
チレーション放射線検出器における上述の如き問題を解
消し、検出効率の高い放射線検出器を提供することにあ
る。
とするところは、従来の粉末シンチレータを用いるシン
チレーション放射線検出器における上述の如き問題を解
消し、検出効率の高い放射線検出器を提供することにあ
る。
本発明の上記目的は、放射線を受けるシンチレータと、
該シンチレータの発光を受光する光検出器とから成る放
射線検出器において、前記光検出器を前記シンチレータ
の後側に密着させると共に該シンチレータを放射線の入
射方向に対して角度を持たせて配置することにより、検
出効率を高めたことを特徴とする放射線検出器によって
達成される。
該シンチレータの発光を受光する光検出器とから成る放
射線検出器において、前記光検出器を前記シンチレータ
の後側に密着させると共に該シンチレータを放射線の入
射方向に対して角度を持たせて配置することにより、検
出効率を高めたことを特徴とする放射線検出器によって
達成される。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。
。
第1図は本発明の一実施例を示すシンチレーション多素
子検出器の断面図である。図において、記号2.6〜9
は第4図に示したと同じ構成要素を示している。本実施
例に示す検出器の構造上の特徴は、従来X線ビーム2に
対して直角に配置されていたシンチレータ7を、X線ビ
ーム2に対して角度θをつけて配置させた点にある。
子検出器の断面図である。図において、記号2.6〜9
は第4図に示したと同じ構成要素を示している。本実施
例に示す検出器の構造上の特徴は、従来X線ビーム2に
対して直角に配置されていたシンチレータ7を、X線ビ
ーム2に対して角度θをつけて配置させた点にある。
第2図は、上記の構造をとることにより高い放射線検出
効率が得られる理由を説明するための図で、記号2,7
.8は第1図と同じ構成要素を示している。シンチレー
タ7がX線ビーム2と角度θを成す様に配置されること
によって、X線に対する実質的なシンチレータ厚さは(
1/sinθ)倍になるので、X線吸収率が増加する。
効率が得られる理由を説明するための図で、記号2,7
.8は第1図と同じ構成要素を示している。シンチレー
タ7がX線ビーム2と角度θを成す様に配置されること
によって、X線に対する実質的なシンチレータ厚さは(
1/sinθ)倍になるので、X線吸収率が増加する。
一方、X線光子の吸収部位10と光検出器8との間の距
離は、角度θに依らずシンチレータ厚さtのみに依存す
るから、シンチレータφでの光の減衰率は従来例の場合
と変わらない。従って、シンチレータ7をX線ビーム2
に対して平行に近づけるに従い、検出効率は向上するが
、その角度θについてはシンチレータの厚さ、長さ、あ
るいはシンチレータφでの光の減衰の割合等種々の条件
により決定されるものであるため、特定することは困難
である。
離は、角度θに依らずシンチレータ厚さtのみに依存す
るから、シンチレータφでの光の減衰率は従来例の場合
と変わらない。従って、シンチレータ7をX線ビーム2
に対して平行に近づけるに従い、検出効率は向上するが
、その角度θについてはシンチレータの厚さ、長さ、あ
るいはシンチレータφでの光の減衰の割合等種々の条件
により決定されるものであるため、特定することは困難
である。
本発明の具体的実施例に依れば、シンチレータ7の厚さ
tが0.5mm、X線ビーム2の幅りが約10+++m
のとき、上記角度を45度とした時にX線検出効率は従
来例より30%程度向上している。
tが0.5mm、X線ビーム2の幅りが約10+++m
のとき、上記角度を45度とした時にX線検出効率は従
来例より30%程度向上している。
ともかく、単にシンチレータ7をX線ビーム2と角度を
成して配置するという簡単な構造で検出効率を高めるこ
とができる。
成して配置するという簡単な構造で検出効率を高めるこ
とができる。
上記実施例においては、シンチレータ7として粉末シン
チレータを用いる例を示したが、必ずしも粉末シンチレ
ータである必要はなく、放射線の入射により発光する素
子でありさえすれば差支えない。
チレータを用いる例を示したが、必ずしも粉末シンチレ
ータである必要はなく、放射線の入射により発光する素
子でありさえすれば差支えない。
さらに粉末シンチレータは単結晶シンチレータに比較し
光の拡散が少ないため、第1図のように光検出器8を密
着させる構造にすることにより、セパレータ構造でライ
ンスプレッドファンクションを長幼に保つことができ、
第3図で示した多層子検出器5のような場合特に有効で
ある。またシンチレータ7はセパレータ構造をとらない
ため安価となる。
光の拡散が少ないため、第1図のように光検出器8を密
着させる構造にすることにより、セパレータ構造でライ
ンスプレッドファンクションを長幼に保つことができ、
第3図で示した多層子検出器5のような場合特に有効で
ある。またシンチレータ7はセパレータ構造をとらない
ため安価となる。
以上述べた如く、本発明によれば、放射線を受けるシン
チレータと該シンチレータの発光を受光する光検出器と
から成る放射線検出器において、前記シンチレータをX
線ビームに対して角度をつけて配置させることで、光の
減衰率を増やすことなく実質的なX線吸収率を増加させ
るようにしたので、検出効率の高い放射線検出器を実現
できるという顕著な効果を奏するものであり、さらに簡
単な平面構造がとれるので安価になる。
チレータと該シンチレータの発光を受光する光検出器と
から成る放射線検出器において、前記シンチレータをX
線ビームに対して角度をつけて配置させることで、光の
減衰率を増やすことなく実質的なX線吸収率を増加させ
るようにしたので、検出効率の高い放射線検出器を実現
できるという顕著な効果を奏するものであり、さらに簡
単な平面構造がとれるので安価になる。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は第1
図の更に詳細な断面図である。第3図はX線手荷物検査
装置のX線計測系の一例を示す図、第4図は従来のシン
チレーション検出器の構成を示す斜視図、第5図は従来
例の検出効率特性を示すグラフである。 1・・・X線源、2・・・放射線ビーム、3・・・被写
体、4・・・放射線検出素子、訃・・多素子放射線検出
器、6・・・遮光板、7・・・シンチレータ、8・・・
光検出器、9・・・ケース、10・・・X線光子吸収部
位。 第 l 目 第 2 図
図の更に詳細な断面図である。第3図はX線手荷物検査
装置のX線計測系の一例を示す図、第4図は従来のシン
チレーション検出器の構成を示す斜視図、第5図は従来
例の検出効率特性を示すグラフである。 1・・・X線源、2・・・放射線ビーム、3・・・被写
体、4・・・放射線検出素子、訃・・多素子放射線検出
器、6・・・遮光板、7・・・シンチレータ、8・・・
光検出器、9・・・ケース、10・・・X線光子吸収部
位。 第 l 目 第 2 図
Claims (1)
- 1、入射した放射線を螢光に変換するシンチレータと、
該シンチレータに密着して配置され該螢光を検出する光
検出器とから成る放射線検出器において、前記シンチレ
ータを入射放射線に対して角度を成すように配置したこ
とを特徴とする放射線検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15299484A JPS6131984A (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | 放射線検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15299484A JPS6131984A (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | 放射線検出器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6131984A true JPS6131984A (ja) | 1986-02-14 |
Family
ID=15552629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15299484A Pending JPS6131984A (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | 放射線検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6131984A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01212172A (ja) * | 1988-02-19 | 1989-08-25 | Fuji Photo Film Co Ltd | 放射線画像情報読取装置 |
JP2009180718A (ja) * | 2008-02-01 | 2009-08-13 | Ishida Co Ltd | X線検査装置 |
JP2014020860A (ja) * | 2012-07-17 | 2014-02-03 | Japan Atomic Energy Agency | シンチレータを用いた中性子検出器及び中性子イメージ検出器 |
-
1984
- 1984-07-25 JP JP15299484A patent/JPS6131984A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01212172A (ja) * | 1988-02-19 | 1989-08-25 | Fuji Photo Film Co Ltd | 放射線画像情報読取装置 |
JP2009180718A (ja) * | 2008-02-01 | 2009-08-13 | Ishida Co Ltd | X線検査装置 |
JP2014020860A (ja) * | 2012-07-17 | 2014-02-03 | Japan Atomic Energy Agency | シンチレータを用いた中性子検出器及び中性子イメージ検出器 |
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