JPS6131725Y2 - - Google Patents

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JPS6131725Y2
JPS6131725Y2 JP19887781U JP19887781U JPS6131725Y2 JP S6131725 Y2 JPS6131725 Y2 JP S6131725Y2 JP 19887781 U JP19887781 U JP 19887781U JP 19887781 U JP19887781 U JP 19887781U JP S6131725 Y2 JPS6131725 Y2 JP S6131725Y2
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JP
Japan
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lid
protrusion
control lever
pressure regulating
pot
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JP19887781U
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JPS5898018U (ja
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【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は安全性確保のため蓋の装着状態が不完
全なときは調圧弁を開放状態に拘束し、完全なと
きのみ調圧弁を正規に機能させるよう構成した圧
力調理器に関する。
考案の技術的背景 この種の圧力調理器にあつては、蓋に調圧弁の
弁口を常には開放状態に拘束する弁制御レバーを
設けている。そして、蓋が鍋に完全装着された場
合のみ、弁制御レバーがこれを検知して弁口を閉
鎖し調圧弁を正規の状態に機能させるよう構成し
ている。この構成により、蓋の不完全装着状態で
鍋内の蒸気圧が上昇してしまうという危険性を回
避し、安全性を図り得るようにしている。
背景技術の問題点 ところが、従来では弁制御レバーによる検知動
作は該レバーを鍋の把持部に当接させることによ
り行なわれるようにしているため、蓋の装着時に
は、その都度弁制御レバーを把持部という特定部
分に位置させざるを得ない。この位置合わせが仲
仲厄介で蓋の装着操作性が低下するという問題が
ある。
考案の目的 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的は蓋が正規状態に装着されたことを弁制御
レバーにより検知して調圧弁を強制開放状態から
正常動作可能状態にさせる構成でありながらも、
従来に比して前記レバーによる検知操作を含む蓋
の装着操作性を向上し得る圧力調理器を提供する
にある。
考案の概要 本考案の圧力調理器は、上面開口部の内周に複
数の突出部を有する鍋と、水平回動によつて前記
突出部の下面に係合する係合突部を有する蓋と、
この蓋に取付けられた調圧弁と、前記蓋の上面に
上下回動可能に設けられ常にはばね部材により前
記調圧弁を強制開放する弁制御レバーと、前記蓋
の装着時前記弁制御レバーを回動操作しこれの一
端である検知端を前記係合突部から離して突出部
の上面に係合させる一方、前記調圧弁の強制開放
状態を解除する押圧部材とを具備し、斯る構成に
より、蓋の不完全な装着状態では弁制御レバーに
より調圧弁を強制開放状態にして鍋の蒸気圧が高
まらないようにし、安全性を確保しつつも、蓋の
装着時、その装着位置が特定のものに限定される
ことがなく、装着操作性が低下しないようにしよ
うとする構成のものである。
考案の実施例 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。1は圧力調理器の鍋で、これの上面開口周縁
には水平な上鍔部2aと下鍔部2bとから成る断
面コ字状の鍔部2が一体に形成されている。斯る
鍔部2の上鍔部2aは複数個例えば五個の切欠部
3によつて等間隔に区分され、斯る切欠部3で区
分された部分を突出部4としている。5は鍋1に
被冠する蓋で、これの外周縁部には前記切欠部3
に対応して舌片状の係合突部6が水平状態に突設
されている。7は調圧弁で、これは第2図及び第
3図に見られる如く蓋5上に立設された蒸気放出
筒8と釣鐘状の錘り部材9とから成る周知構造の
もので、錘り部材9はこれと一体の弁体10を介
して蒸気放出筒8の弁口11に開閉可能に設けら
れ、鍋1内の蒸気圧の大きさに応じて昇降し、鍋
1の内圧を所定圧に維持する。12は蓋5上に調
圧弁7と係合突部6との間に位置するよう取付け
られた中空の把手で、これの両端には開口部12
a,12bが形成され、これら開口部12a,1
2bは係合突部6側及び調圧弁7側に夫々対向し
ている。13は把手12内に上下回動可能な貫通
状態に設けられた弁制御レバーで、これは把手1
2内の略中央に横架された支軸14に枢支されて
いる。斯る弁制御レバー13の一端13aは蓋5
の上面に対向しており他端は検知端13bとして
もう一つの開口部12aから突出して係合突部6
の上面に対向している。15は長尺な線ばねによ
り略くの字状に折曲形成されたばね部材で、これ
は折曲部15aが蓋5上に当接した状態で一端部
が把手12内に横架された支持梁16に取着さ
れ、その一端部と折曲部15a間の中央部が弁制
御レバー13の端部13aに弾接する一方、他端
部は開口部12bを介して外部に突出し、錘り部
材9の下面部に弾接している。斯るばね部材15
の弁制御レバー13に対する弾接により該レバー
13は支軸14を中心に第2図に矢印Aで示す方
向に回動付勢され、常には検知端13bを係合突
部6上に十分接近(この実施例では圧接)させて
いる。また、ばね部材15の錘り部材9に対する
弾接により錘り部材9が第2図に見られる如くば
ね力で押し上げられ、弁体10が弁口11から外
れ、常には弁口11が開放状態に拘束されてい
る。17は押圧部材たる押しボタンで、これは弁
制御レバー13上にその支軸14位置から調圧弁
7寄りに位置して取着され、上端部は把手12の
上面に形成された透孔18を介して上方に突出し
ている。尚、19は係合突部6の端部に前記突出
部4の側端部に対応させて立設されたストツプピ
ン、20は鍔部2の内周面の全周に設けられた環
状のシール部材、21,22は鍋1の外周面及び
鍋1を収納した外ケース23の外周面に取着した
把持部及び取手部である。
つぎに、上記構成の作用を説明する。調理の
際、鍋1に蓋5を装着するにあたつては、第1図
の状態から第2図に示すように蓋5をその係合突
部6が切欠部3を通過するようにしてシール部材
20上に載置する。ついで、把手12を第2図に
矢印Bで示す水平方向に回わすと、蓋5が同方向
に回動し、ストツプピン19が突出部4に当接し
たところで第3図に示す如く係合突部6が突出部
4の下面に完全に重合する。このようにして蓋5
が鍋1に完全装着されるものであるが、これは前
記蓋5の装着操作に先立つて、押しボタン17を
第3図に見られる如く予め押圧しておいた状態で
行なう。即ち、押しボタン17を押圧すると、弁
制御レバー13が反矢印A方向に回動する。この
ため検知端13bが係合突部6から上方に離間
し、これら二者の間には突出部4の侵入を許す隙
間が生ずる一方、弁制御レバー13の端部13a
がばね部材15をこれのばね力に抗して押し下
げ、平伏状態にする。これによりばね部材15が
錘り部材9から離れるため錘り部材9の押し上げ
状態が解かれて弁体10が弁口11を閉鎖し、弁
口11の強制開放状態が解除され、調圧弁7が正
規に機能する状態となる。前述のように押しボタ
ン17が前もつて押圧されているので、蓋5の装
着時には検知端13bが第3図の如く係合突部か
ら離れ突出部4上に圧接される。従つて、蓋5装
着後、押しボタン17の押圧を解除しても、弁制
御レバー13は第3図に示す状態を維持し、調圧
弁7の正規の機能が保持される。この状態で鍋1
を加熱すれば、正規の圧力調理が行なわれる。
また、圧力調理が終了して内圧が低下した後蓋
5を鍋1から取外すにあたつては、把手12を反
矢印B方向に回わす。すると、蓋5が同方向に回
動し装着時の位置に戻る。この状態で把手12を
引き上げれば係合突部6が切欠部3を通過するた
め蓋5が鍋1から分離される。このとき、前記蓋
5の回動に伴い突出部4が検知端13bと係合突
部6との間から抜け出るため、いままで平伏状態
にあつたばね部材15が自己のばね力により折曲
部15aを支点として上方に回動されて元の形状
に復帰する。このため弁制御レバー13が矢印A
方向に回動されて検知端13bが係合突部6に弾
接する一方、錘り部材9が押し上げられて弁口1
1が強制開放され第2図に示す如き元の状態に復
帰する。
ところで、蓋5の装着時、蓋5を第2図に示す
状態に位置させ、押しボタン17を押圧しないま
ま蓋5を回動しても蓋5の矢印B方向の回動が許
されるため、こうした場合、検知端13bが突出
部4の側端部に当接し、かつ係合突部6が突出部
4に部分的に重合して不完全装着状態になつてい
るにも拘ず蓋5が装着されたと錯覚してしまうこ
とがある。ところが、このような場合では、弁制
御レバー13が操作されていないので、第2図に
示す状態のままにあつて、蒸気放出筒8の弁口1
1は強制開放されている。従つて、この状態で誤
つて加熱調理を行なつてしまつても鍋1内に発生
した蒸気は弁口11を介して逃げてしまうので、
蓋5の不完全装着状態のまま鍋1の内圧が高まる
といつた危険を防止できる。
このように、本案の圧力調理器では、蓋5の装
着時、押しボタン17を押圧操作して、係合突部
6と突出部4とを完全に重合させたときのみ調圧
弁7を正規に機能させ、不注意で押しボタン17
の押圧操作が行なわれなかつたりして前記二者が
部分的にしか重合しなかつた場合、弁口11を強
制開放したままにして鍋1の内圧上昇を防止し安
全を図つている。斯る安全性が確保できることは
さりながら、弁制御レバー13の検知端13bを
突出部4に圧接させての蓋5の装着時、上記構成
の本案では突出部4を五個、即ち複数個設けてい
ることから検知端13bを五個の突出部4のうち
いずれに位置させても調圧弁7が正規に機能し得
る状態にできる。これにより弁制御レバーを特定
の部分に位置合わせしなければならなかつた従来
と比較して蓋5の装着位置に広い自由度が得られ
装着時の操作性が向上する。斯る効果を奏する
も、弁制御レバー13が弾接する突出部4は既存
のものなので、新たな部材を別途設けることが不
要になつてコスト的に有利になる。
考案の効果 このように本考案によれば、安全性確保のため
鍋への蓋の装着状態が不完全なときは調圧弁が開
放状態に拘束され完全なときのみ正規に機能する
構成とし、かつこの構成を弁制御レバーによる検
知動作に依存していながらも、鍋への蓋の装着
時、従来に比して装着位置に広い自由度が得ら
れ、蓋の装着操作性を向上でき、しかも、コスト
的に有利になる圧力調理器を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は要部
の分解斜視図、第2図及び第3図は夫々異なる作
用状態を示す要部の拡大破断斜視図である。 図中、1は鍋、4は突出部、5は蓋、6は係合
突部、7は調圧弁、13は弁制御レバー、13b
は検知端、15はばね部材、17は押しボタン
(押圧部材)である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面開口部の内周に略水平な突出部を複数形成
    した鍋と、この鍋の前記上面開口部に設けられ外
    周部に水平方向回動によつて前記突出部の下方に
    侵入してその下面に係合する係合突部を形成した
    蓋と、この蓋に設けられた調圧弁と、前記蓋の上
    面に上下回動可能に設けられ検知端である一端が
    常にはばね力により前記係合突部の上面に接近す
    る方向にばね部材により回動付勢した状態にあつ
    てこの状態で他端が該ばね部材との協動作用によ
    り前記調圧弁を開放状態に拘束する弁制御レバー
    と、前記蓋の装着時押圧操作により前記弁制御レ
    バーをその検知端が前記係合突部から上方に離間
    して前記突出部上面に係合する方向へ回動させる
    ことにより調圧弁の上記拘束状態を解除する押圧
    部材とを具備して成る圧力調理器。
JP19887781U 1981-12-23 1981-12-23 圧力調理器 Granted JPS5898018U (ja)

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JP19887781U JPS5898018U (ja) 1981-12-23 1981-12-23 圧力調理器

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JP19887781U JPS5898018U (ja) 1981-12-23 1981-12-23 圧力調理器

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JPS5898018U JPS5898018U (ja) 1983-07-04
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FR3019022B1 (fr) * 2014-03-26 2017-02-24 Seb Sa Appareil de cuisson d'aliments sous pression a baionnettes inversees et methode de fabrication afferente
FR3033993B1 (fr) 2015-03-26 2017-04-28 Seb Sa Autocuiseur a baionnette et procede de fabrication afferent
FR3036936B1 (fr) 2015-06-02 2019-11-08 Seb S.A. Autocuiseur a baionnette pourvu d'une poignee de cuve
FR3036934B1 (fr) 2015-06-02 2017-07-14 Seb Sa Autocuiseur pourvu d'un organe de commande manuel du verrouillage
FR3049841B1 (fr) 2016-04-08 2018-04-06 Seb S.A. Autocuiseur a securite amelioree

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JPS5898018U (ja) 1983-07-04

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