JPS6130690B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6130690B2
JPS6130690B2 JP54077101A JP7710179A JPS6130690B2 JP S6130690 B2 JPS6130690 B2 JP S6130690B2 JP 54077101 A JP54077101 A JP 54077101A JP 7710179 A JP7710179 A JP 7710179A JP S6130690 B2 JPS6130690 B2 JP S6130690B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
flag
display
identification code
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54077101A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS561309A (en
Inventor
Yoshihiro Naruse
Nobuyasu Suzumura
Hideo Nakazawa
Kazuyuki Umebayashi
Naofumi Fuje
Michisuke Yoshizawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinsangyo Kaihatsu KK
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Shinsangyo Kaihatsu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Shinsangyo Kaihatsu KK filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP7710179A priority Critical patent/JPS561309A/ja
Publication of JPS561309A publication Critical patent/JPS561309A/ja
Publication of JPS6130690B2 publication Critical patent/JPS6130690B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は移動体の位置確認装置に関し、特に、
地上側の所定の箇所において移動体の移動位置を
確認する装置に関する。
たとえば、車輛、動物などの自走するもの、あ
るいは、それらによつて運搬される物、コンベア
等の搬送手段で送られるもの、等々の移動位置確
認においては、移動体自身による確認と、移動体
を監視する静止側での確認がある。本発明は後者
に関する。
従来の移動体の、ある静止側での確認を自動車
について説明すると、1つのやり方に移動体と静
止側で互に電波で音声信号を送受して、移動体の
位置を静止側で確認する方法があり、また他の1
つのやり方に、移動体が常時又は隔時的に特定周
波数の電波を発信し、静止側がこれを追跡して移
動体の位置を知るという方法があるが、いずれに
おいても使用しうる電界強度に限度があり、しか
も不正確で、不安定でもある。特に、地図上で移
動体を追跡することは困難に近く、あまりにも労
力を大とする。
本発明は静止側において、移動体の比較的に正
確な位置確認を目視判断で簡単にし得る移動位置
確認装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明においては、
移動体の予定移動路に沿つて所定距離以上離して
配置され、受信装置特定コードおよび位置表示コ
ードを1組にして発信する複数個の、位置表示コ
ード発信手段;移動体に装備され、該受信装置特
定コードおよび位置表示コードを受信する位置表
示コード受信手段;移動体に装備され、受信した
受信装置特定コードおよび位置表示コードに移動
体識別コードを付して発信する移動体識別コード
発信手段;位置表示コード発信手段の分布域に配
設され、前記受信装置特定コード、位置表示コー
ドおよび移動体識別コードを受信し、該受信装置
特定コードが自己を指定するものであるとき、該
受信装置特定コードをそれとは異りしかも自己と
は他のものを指定するコードに置き換えてこれと
該位置表示コードおよび移動体識別コードとを組
合せて発信する、受信装置;前記受信装置の発信
伝達域に配設され、前記受信装置特定コード、位
置表示コードおよび移動体識別コードを受信し、
該受信装置特定コードが自己を指定するものであ
るとき、該移動体識別コードで指定される移動体
の該位置表示コードで示される位置表示を指示す
る受信管理手段;および、該受信管理手段の位置
に配設され、該位置表示指示に対応する位置表示
を行う2次元表示手段;を備える。
これによれば、移動体iが1つの位置表示コー
ド発信手段jの発信信号を受信すると、移動体i
が、受信した受信装置特定コードおよび位置表示
コードに自己を示す移動体識別コードを付して発
信し、受信装置の複数個がこの発信信号を受信す
るかも知れないが、受信装置特定コードで指定さ
れた受信装置k以外のものは受信のみに留まり、
受信装置kが、他の受信装置l又は受信管理手段
mを指定する受信装置特定コードを付して、受信
した位置j表示コードおよび移動体i識別コード
を発信する。このようにして、最終的には、該位
置j表示コードおよび移動体i識別コードが受信
管理手段mで受信され、2次元表示手段に移動体
iの位置jが表示される。
以上の構成および作用によれば、概略で、位置
表示コード発信手段jが発信する信号を移動体i
が受信し、移動体iが移動中継体となつて、受信
データに移動体i識別コードを付加して発信し、
これを受信装置lが中継して最後は受信管理手段
mが受信して、移動体iの位置を2次元表示手段
に表示するので、受信管理手段m位置において移
動体iの比較的に正確な位置を目視判断で簡単に
視認し得る。
のみならず、位置表示コード発信手段jは、極
く小範囲に届く信号を発信するだけでよいので、
公共又は他人の通信手段に害を与えることがない
極く低発信パワーのもので良い。これは、位置表
示を正確にする上からも極力多く配設するのが好
ましい位置表示コード発信手段jを安価にし、か
つ他に通信障害をもたらさないように配設するの
に適する。また、移動体iの位置表示コード受信
手段nは、位置表示コード発信手段jの発信信号
を受信し得る程の、比較的に感度が低いしたがつ
て簡単な受信機であればよい。移動体識別コード
発信手段pおよび受信装置lは、受信装置l分布
とそれらのいずれかへ移動体iから信号が届くよ
うに、位置表示コード発信手段jの発信パワーよ
りも大きいパワーでなければならないが、直接に
受信管理手段mに届かせる程には高パワーでなく
てよい。したがつてこの意味において、移動体識
別コード発信手段pおよび受信手段lは低発信パ
ワーで良く、その分発信機が簡単でありしかも通
信障害をもたらす程度が低い。受信手段lの受信
機は、少くとも直近の他の受信手段からの信号を
検出し得る感度のものであればよい。受信管理手
段mの受信機も、受信手段lの受信機と同様に、
少くとも直近の1つの受信手段lからの信号を検
出し得る感度のものであればよい。
以上の特徴により、本発明によれば、広範囲の
移動体予定移動路に渡つて、通信障害を極力生起
しない形で、多くの位置表示コード発信手段を分
散させ得るし、移動体の位置を、それより極く遠
く離れた受信管理所で正確に表示し得る。
本発明の好ましい実施例においては、2次元表
示手段は、表示面上の移動体の予定移動路と位置
表示コード発信手段配置位置に発光素子を配列し
た表示パネルとする。これによれば、比較的に広
い表示面に、移動体の位置(位置表示コード発信
手段配列単位)対応が発光素子が点灯し、地図上
の発光として位置が表示され、位置の直感的視認
が容易である。
本発明の他の目的および特徴は図面を参照した
以下の実施例の説明より明らかになろう。
以下、図面を参照して、車輛の位置確認におけ
る本発明の実施例を説明する。まず、この実施例
における前提を説明すると、車の走行予定道路に
沿つて各所に80MHzの電波を所定の電界強度で
発信する発信専用の27個の電波発信装置(以下フ
ラグAという)A1〜A27が配置されている。
これらのフラグA1〜A27は、道路の分岐点に
は必ず1個は配置されている。各フラグA1〜A
27には、それを識別しうるコード(以下コード
をIDといい、フラグA1〜A27のIDをフラグ
AのIDという)が割り当てられている。道路を
走行する予定の車にもIDが割り当てられてい
る。フラグAの近くで車が135MHzの電波を所定
の電界強度で発信したとき、少なくとも1個の発
受信用の電波発信装置(以下フラグB)がそれを
受信しうる位置にある如くに、6個のフラグB1
〜B6が配置されており、その中の少なくとも1
つは管理センタBSに受信可能な電波(135MHz)
を発信しうる位置にあり、他の5つのフラグB
は、自己からみて他のフラグB又は管理センタ
BSに受信可能な電波(135MHz)を発信しうる位
置にある。
各車上には、それぞれ第1図に示す如き表示パ
ネル10が搭載されており、表示パネル10に
は、走行予定道路の地図と近似させて、多数の発
光ダイオード11が設置されており、これらの発
光ダイオードの配列が表示パネル10上で走行予
定道路を示す。そしてその表示パネル上におい
て、フラグA1〜A27の設置位置対応部に、そ
れらの発光ダイオード11とは色違いの発光ダイ
オードA1〜A27が配置されており、これらが
それぞれフラグA1〜A27の位置を示す。また
パネル10の表面に、フラグB1〜B6の位置を
示すマークB1〜B6と、管理センタBSの位置
を示すマークBSが付されており、これらがフラ
グBの位置と管理センタBSの位置を表示してい
る。パネル10表面の実線矢印は、フラグB間お
よびフラグBから管理センタBSへの送信方向を
示し、点線矢印は、車からフラグBへの送信方向
を示す。
次に図面を参照してフラグA以下の構成と動作
を説明する。まず第2a図を参照してフラグAの
構成を説明すると、各フラグAは、電源および電
源回路の外に、発振器21、分周器22、コード
設定スイツチ23、シフトレジスタ24、変調器
25、送信機26およびアンテナ27で構成され
る。13個のコード設定スイツチ23の内、左方の
6個は自己を表わすID設定用であり、次の6個
は送信先として指定するフラグBのID設定用、
最左方の1つはパリテイチエツクビツト(1ビツ
ト)設定用である。シフトレジスタ24は15個の
フリツプフロツプF1〜F15と1個のアンドゲ
ートで構成されており、F1〜F14のD入力
端、つまりシフトレジスタ24のパラレル入力端
に前述のコード設定スイツチ23のそれぞれのス
イツチが接続されている。自己のIDを設定する
6個のスイツチは、自己のIDjに対応してあるパ
ターン(たとえばフラグA1の場合で、IDを
「000001」とするときには、右方のものから「閉
閉閉閉閉開」)に設定される。そして、フラグA
1の電波を受信した車は、管理センタBSを名あ
てとして発信するように定められており、管理セ
ンタBSのIDは「101010」であるので、フラグA
1の、フラグBのID設定用の6個のスイツチ
は、右方のものから「開閉開閉開閉」と設定され
る。これに対してフラグA3の場合には、その
IDは「000011」で、それを受けた車にフラグB
1「011100」に送信を指定するので、自己ID設
定用の6個のスイツチは「閉閉閉閉開開」と、ま
たフラグBのID設定用の6個のスイツチは、「閉
開開開閉閉」と設定される。分周器22は2進5
桁のカウンタを主要素とし、カウントコードの
「000000」でシフトレジスタ24にスイツチ23
の開閉をロードし、その後の32カウントアツプの
間シフトレジスタ24をシリアルシフト付勢する
ように、シフトレジスタ24およびスイツチ23
に接続されている。これにより、シフトレジスタ
24より、第2b図に示す如くスタートビツト
「0」、送信先フラグBを指定するID、自己を表
わすID、パリテイビツトおよび16個のブランク
ビツト「1」を1ユニツトとしてそれをくり返し
て出力する。この出力コードは変調器25で
4.5KHzの信号のオン・オフに変換され送信機2
6に与えられる。送信機26は、その4.5KHzの
信号でFM変調で80MHzの信号を作成し、アンテ
ナ27に与える。
すべてのフラグA1〜A27は全く同じ構成で
あるが、フラグAコードとしては自己プラグを示
すコードつまりそのフラグの位置を示すコード
を、またこれを受信した車に、最も近いフラグB
を名あてとして送信先を指定するコード、つまり
そのフラグに最も近いフラグBのIDを発信する
ように設定されるのが、互に異つている。
なお、後述する車上のROMに、フラグA1〜
A27のそれぞれの位置における、送信先フラグ
B又はセンターBSのIDをメモリしておき、車上
において受信フラグAiのIDより送信先IDを読み
出すようにすることにより、フラグA1〜A27
は、それらのIDデータのみを発信するようにし
うる。
次に車上に搭載される発受信用の機器と表示パ
ネル10の構成を第3図および第1図を参照して
説明する。車上には、車輪駆動軸に結合されたタ
コメータ31、その出力パルスを増幅し、波形整
形する増幅回路32、この回路32の出力パルス
を分周して1パルス/0.5Kmの分周パルスを生ず
る(但し、スリツプ等がない場合)分周器33、
受信用アンテナ34、80MHz帯域の受信機3
5、増幅器36、復調器37、送信用アンテナ3
8、135MHz帯域の送信機39、表示パネル1
0、入出力インターフエイス41、入出力ポート
42、中央処理ユニツト43、読み出し専用の半
導体メモリ(以下ROMと称する)44、読み書
き半導体メモリ(以下RAMと称する)45、ク
ロツクパルス発振器46、アドレスデコーダ4
7、および、リセツトキーとクリアキーを含むキ
ー群48で構成される。
表示パネル10の発光ダイオード11は、回路
上フラグBを除くフラグA間そしてフラグAと管
理センターBS相互の各区間毎にグループ区分と
されており、各グループ毎に、1個のダイオード
に対して1個の割合で点灯ラツチ回路および点灯
付勢回路がグループ化されており、各グループの
選択をするグループコードデコーダと、グループ
内の1つの発光ダイオードを特定するグループ内
No.デコーダとが前述のラツチ回路および点灯付
勢回路と共にプリント基板上に設置されている。
プリント基板にはコネクタ12が結合され、この
コネクタ12の信号線がインターフエイス41に
接続されている。コネクタ12の給電線およびア
ース線は、図示を省略した電源回路に接続されて
いる。フラグA1〜A27を示す発光ダイオード
も1グループの発光ダイオードとして前述の各グ
ループの発光ダイオードと同様な回路設計となつ
ている。いずれのグループを選択するかは、入出
力ポート42よりインターフエイス41を介して
表示パネル10のグループコードデコーダに与え
られるグループ指定コードで定まり、グループ内
のどの発光ダイオードを選択するかは表示パネル
10のグループ内No.デコーダに与えられる単位
素子指定コードで定まる。それらのコードで1つ
の発光ダイオードが指定されると、それに割り当
てられた前述の点灯ラツチ回路がラツチ状態とな
り、その後リセツトキー又はクリアキーが操作さ
れるまで、そのダイオードは発光付勢される。
ROM44には、各種の動作制御プログラムデ
ータならびに定数データが予め固定メモリされて
いる。以下、ROM44のデータに基づいた位置
確認動作を第5a図および第5b図に示すフロー
チヤートを参照して説明する。以下、説明の便宜
上、RAM45、又はCPU43の内部RAMの、特
定のデータを一時記憶する領域(すなわちアドレ
ス)をレジスタと呼ぶこととし、ROM44の1
つのチツプ又は1部の領域に、第4図にテーブル
Aとして示すデータが固定メモリとされているも
のとする。第4図において、アドレスコードの
BS−A1,A1〜A2,………等々は、左方の
記号(BS)が表わすフラグ又は管理センタ(BS
の場合は管理センタ)のIDの6ビツトコードを
上位6ビツトとし、右方の記号(A1)が表わす
フラグ又は管理センタのIDの6ビツトコードを
下位6ビツトとした12ビツトのコードを示し、こ
れがテーブルAにおける読出しアドレスである。
表示パネル10上に表示した道順では、管理セン
タBSもフラグAの1種と考えると、No.1〜No.33
のフラグ区間があり、各フラグ区間は、一方端の
フラグのIDと他方端のフラグIDの組合せ、つま
り第4図に示すアドレスコードで識別しうる。一
方、1つのフラグ区間につき車は一方の方向と、
それとは逆のもう一方の方向に走行するので、移
動方向(2通り)を入れると、車の走行区間は33
あるが方向別(たとえば登り車線と下り車線)を
入れると走行区間は66と見なしうる。そのためア
ドレスコードは66組とされており、第4図におい
てBS−A1は、区間BS−A1の、BSからA1の
方向を意味することになり、この場合を方向デー
タ「1」としてメモリしている。同様な意味にお
いてA1−BSは、区間BS−A1の、A1からBS
の方向を意味することになり、この場合を方向デ
ータ「0」としてメモリしている。このように方
向別の車線区間を考えると66区間であるが、ダイ
オード11は、1つのフラグ区間に一列に配列し
ているので、回路上33グループにのみ区分されて
いる。但しパネル10上ではすべてのダイオード
11が互に隣接して配列されている。ダイオード
グループも、したがつてアドレスコードに対応づ
けられているが、第4図に示す通り、BS−A1
とA1−BSでは同じダイオードグループが割り
当てられている。車の進行方向は、後述するよう
に、ダイオード11のそれぞれの点灯順で表示さ
れる。
第5a図を参照して動作を説明する。まずリセ
ツトキーとクリアキーのいずれかを操作すると第
5a図および第5b図のフロー中に示したすべて
のレジスタおよびカウンタ(これもレジスタへの
1の加算プログラムでおこなわれるソフトカウン
タでレジスタである)がクリアされるが、クリア
キー操作の場合には、引き続いて前回IDレジス
タCに管理センタBSのIDである「101010」がメ
モリされる。以下、管理センタBSにおいて1台
の車がクリアキーを操作した後出発したものとす
ると、フラグA1部でフラグA1が発信するID
データ「BS+A1」つまりBSを表わすコード
「101010」とA1を表わすコード「000001」のシ
リアルコンビネーシヨンを受信すると、受信ID
データのうち、A1を表わすIDをレジスタAに
メモリし、BSを表わすIDを他の1つのレジスタ
にメモリする。なお、IDデータの受信は、まず
1ユニツトのIDデータを受信するとパリテイチ
エツクをしてIDデータであることを確認し、次
いでもう1ユニツトのIDデータを受信してパリ
テイチエツクでIDデータを確認し、それらのID
データが同じ内容であると「ID受信をした」と
して前述の通り各レジスタにフラグAのIDとフ
ラグB(この場合管理センタBS)のIDをメモリ
する。そして前回IDレジスタCのメモリIDを見
る。この場合BS「101010」である。IDmnレジス
タFはクリアされているので「000000」である。
そこでレジスタCのIDとレジスタAのID−A1
「000001」でアドレスコードBS−A1
「101010000001」を作成してテーブルAより方向
データ、距離データ、進行方向の次のフラグAの
IDすなわちIDmn、前区間のフラグAのIDすなわ
ちIDmbおよび分岐データを、それぞれ方向レジ
スタD、区間距離レジスタE、IDmnレジスタ
F、IDmbレジスタGおよび分岐レジスタHにメ
モリする。これらのデータについて説明すると、
方向データは、BSからA1の方向に進んでいる
ことを表わし、これはBS−A1グループすなわ
ちグループNo.1の発光ダイオードの点灯付勢順
がBSからA1の方向であることを指示する。仮
にアドレスコードがA1−BSで方向データが
「0」であると、これはBS−A1グループすなわ
ちグループNo.1発光ダイオードの、点灯付勢順
がA1からBSの方向であることを指示する。距
離データはBS−A1間の距離を示し、そのデー
タの単位は0.5Kmとされている。これは、発光ダ
イオード11が、実際の500mに対して1個の割
合で表示パネル上に配列されているからである。
IDmnは、そのまま進行したら、次に到達するは
ずのフラグAを示すが、現在到達したフラグ(今
の場合A1)が分岐路にあると、次にどの方向に
行くのか、ドライバ次弟であるので、不明として
「000000」とされ、分岐路でないと次にどのフラ
グに向けて行くのか分つているので、その分つて
いるフラグのIDとされている。同様に、現在は
レジスタCの内容とレジスタAの内容から今走行
した区間が分つているが、その前の区間は、アド
レスコードの上位6ビツトで表わされるフラグの
位置が分岐路であると前の走行区間を決定し難い
のでIDmbは「000000」とし、分岐点でないと現
在受信したIDのフラグの前の前のフラグが分か
つているのでそれを表わすIDをIDmbとしてメモ
リしている。分岐データは、現在受信したIDの
フラグが分岐路にあるのか、直進路(ただし、曲
がつていても分岐路でない場合を含む。以下同
様)にあるのかを示し、「0」は分岐路にあるこ
とを、「1」は直進路にあることを示す。今の場
合、テーブルAよりの読出しデータはすべてBS
−A1のものであり、それらのデータは、BSよ
り前にどこのフラグ位置から来たかは不明で、現
在位置A1が分岐路であつて、次にどのフラグの
方向に行くかは不明で、先のBSと現在のA1の
間の正確な距離が距離データlであるということ
を示す。そこで今はメモリ内容が0である距離レ
ジスタLに区間距離レジスタEの内容を加算して
加算値をレジスタEに加算メモリする。これによ
り距離レジスタLの内容は、BS−A1間の正確
な距離lBS-A1となる。そしてグループNo.1の発
光ダイオードをすべて点灯付勢し、点灯状態にラ
ツチする。そして、フラグA1を示す発光ダイオ
ードを点灯状態にラツチする。これにより、表示
パネル10において、車がBSからA1に進行し
たことがダイオードの発光で表示される。
次いで、今受信した、フラグBSを表わすIDと
A1を表わすIDに、更に自己(車)のIDを付し
た発信データを作成してレジスタBにメモリし、
次に第5b図に移つて、受信機35をオフに、送
信機39をオンとして135MHz帯域で発信データ
を送出する。この電波は、管理センタBSで受信
され(B1〜B6のいずれかも受信することがあ
るが、発信データはBSを指示しているのでB1
〜B6は、後述するようにこれに反応しない。)、
管理センタBSが、自己を指定するものとしてそ
れを受信処理する。その詳細は後述する。この送
信を終えると車側においては、分岐レジスタHの
メモリ「1」か否か、つまりA1が分岐点である
か否かを見て、A1は分岐点でレジスタHのメモ
リは「0」であるので、第5a図のIDデータ受
信待機1となる。
そこで今ドライバがA1点でフラグA2方向に
進路をとつて進行すると、車がA2点付近に到達
するとフラグA2が発するIDデータを受信す
る。このとき、前回IDレジスタCのメモリは
「000001」、IDmnレジスタFの内容は「000000」
(テーブルAのアドレスBS−A1のIDmn)であ
るので、前述と同様にして、テーブルAのA1−
A2アドレスの各テーブルを各レジスタD〜Hの
それぞれに更新メモリし、距離レジスタLのメモ
リをLBS-A1+LA1-A2に更新し、表示パネル10
のダイオードグループNo.2のすべてのダイオー
ドを点灯付勢ラツチし、A2位置のダイオードを
点灯ラツチする。そして、A2から受信したID
データ(BS+A2)に自己のIDをシリアルに付
加して発信する。この場合もこの発信データは管
理センタBSが受信し、それに対応した処理をす
る。この場合も分岐レジスタHのメモリは「0」
であるので、第5a図のIDデータ受信待機1と
なる。そこで、次にライバがA2地点でフラグA
3方向に進路をとつて進行すると、車がA3点付
近に到達するとフラグA3が発するIDデータを
受信する。このとき、前回IDレジスタCのメモ
リは「000010」、レジスタFの内容は「000000」
であるので、また同様に、テーブルAのA2−A3
アドレスの各データを各レジスタD〜Hのそれぞ
れに更新メモリし、距離レジスタLのメモリをL
BS-A1+LA1-A2+LA2-A3に更新し、表示パネル1
0のダイオードグループNo.3のすべてを点灯ラ
ツチし、A3位置のダイオードを点灯ラツチす
る。そして、A3から受信したIDデータ(この
場合はB1+A3)に自己のIDをシリアルに付
加して発信する。この場合には発信IDデータ
の、受信フラグB指定コードがB1のIDである
ので、B1がこれを受信処理して、これを管理セ
ンタBSに知らせる。フラグB1〜B6の構成お
よび動作ならびに管理センタBSの構成および動
作は後述する。この状態では、ダイオードグルー
プNo.1、No.2およびNo.3のすべてのダイオード
が点灯し、かつダイオードA1,A2およびA3
が点灯している。
分岐レジスタHのメモリはこのとき「1」であ
る。そこで(第5b図)、レジスタAのIDすなわ
ちA3を上位6ビツトとし、レジスタFのIDす
なわちA4を下位6ビツトとしてアドレスコード
A3−A4を作成し、これに対応するダイオード
グループNo.4を選択し、A3−A4アドレスの区間
距離データlを次区間距離レジスタIにメモリす
る。つまり、A3点は直進路であるので、次に到
達するフラグA4を予知し、かつそこまでの距離
を予め読み出し、かつ次に点灯すべきダイオード
グループNo.4を予知する。そして方向レジスタ
Dのメモリを見るとこれは「1」であるので、距
離カウンタが1カウントアツプする毎に、グルー
プNo.4のダイオードのそれぞれをA3からA4
の方向に順次に点灯ラツチする。これにより、直
進点A3からは、車の進行につれてNo.4グルー
プのダイオードがA3点に近いものから順次に点
灯してゆく。距離カウンタLの1カウントアツプ
毎に1つのダイオードを歩進点灯ラツチし、カウ
ント値がA4の発信電波受信範囲l−α内(但し
lはA3−A4の距離)に入つたか否かを監視す
る。そしてその範囲内に入いると、距離カウンタ
の1カウントアツプ毎に、更にIDデータが到来
しているか否かを見て、IDデータを受信すると
IDデータのフラグBのIDをレジスタの1つにま
たフラグAのIDをレジスタAにメモリし、レジ
スタAのIDがレジスタFのIDmnつまりA4と同
じかを見る。そして(第5a図)合致している
と、前述の如くと同様にA3−A4のアドレスコ
ードでテーブルAよりデータを読んで各レジスタ
D〜Hにメモリし、ダイオードA4を点灯ラツチ
し、グループNo.4のダイオードをすべて点灯ラ
ツチし(この場合、歩進点灯ラツチされていない
残りのもののみの点灯ラツチとなる)、受信した
IDデータB2+A4に自己のIDをシリアルに付
加して発信し(第5b図)、次に、フラグA4点
も直進であるので、同様にグループNo.5の発光
ダイオードを距離カウンタの1カウントアツプ毎
にA4側のものから1個づつ歩進点灯する。な
お、A4電波を受信しないでA4の受信範囲l+
αを外れると、次のフラグA5のIDをレジスタ
Aにメモリして、前述のA3点での動作と同様に
発信をするのが、このときのフラグB指定ID
は、A3点で受信したフラグB1のIDにA4のID
と自己のIDを付加したものとなる。車がB1か
ら離れているとそれが受信されないこともある。
以下、車が直進点に到達する毎に同様な動作がお
こなわれる。
次に、直進点から分岐点に到達したときの動作
は、前述のBS−A1,A1−A2区間の動作と
同様であり、分岐点Axに到達したときには、次
にどの道を行くかが不明であるので、発光ダイオ
ードは、更に次のフラグに到達するまでAxまで
の発光に留まり、それ以降の歩進点灯ラツチはお
こなわれない。前述の、各フラグA位置における
IDデータの受信において、受信IDデータ中のフ
ラグAを示すIDがレジスタFにメモリしている
IDno(但しこれが000000でないとき)と異なる
と、つまり今迄の進行位置確認では次にフラグ
IDnoのデータを次に受信するはずであるのに、受
信データのフラグAのIDがそれと異つている
と、その受信はエラーであるとしてエラーカウン
タをカウントアツプして次のIDデータの受信を
待つ。そして次に受信したデータ中のフラグAの
1つを表わすIDがレジスタFのIDnoと等しいと
正しい受信であるとし、エラーカウンタをリセツ
トする。次に受信したデータ中のフラグAの1つ
を表わすIDもレジスタFのIDnoと異つている
と、エラーカウントが2となり、これは受信エラ
ーというよりも、今迄のID受信とそれに基づい
た各種レジスタのセツトデータが誤りの可能性が
高いので、リセツトキーが操作された場合と同様
にすべてのレジスタのクリアと、ダイオードの点
灯ラツチを解除し、距離カウンタおよびエラーカ
ウンタもリセツトする。これは、分岐点のフラグ
よりIDデータを受信したときには次の進路が分
らないため、次回に受信データのフラグAの1つ
を表わすIDを、距離マスク(l−α≦距離カウ
ント値≦l+α)をかけないで取り込み、しかも
レジスタAのID(受信ID)とレジスタFのIDno
との比較をおこなわないので、このときに受信エ
ラーを生ずる可能性があるからである。
このような、すべてをクリアした状態では、車
がどこの位置を走つているかが不明で、しかも走
行起点や、それからの走行距離も不明である。し
かしながら、次にIDデータを受信すると、その
中のフラグBのIDを1つのレジスタに、フラグ
AのIDをレジスタAにメモリし、距離レジスタ
Lにその時点の距離カウンタのカウント値(クリ
アしたときからIDを受信するまでの走行距離)
をメモリし、距離カウンタをクリアしてまた0か
らカウントアツプとし、前回IDレジスタCにレ
ジスタAのメモリIDをメモリし、そのIDで表わ
されるフラグAの位置の発光ダイオードを点灯ラ
ツチし、受信IDデータに自己のIDを付加して発
信する。そして分岐レジスタHのメモリをみる
が、これはクリアにより「0」となつているの
で、IDデータの受信待機1に戻る。これでクリ
ア後のスタート点がレジスタCにセツトされたこ
とになる。次にIDデータを受信すると、前述し
たところの、レジスタCのIDと今回受信したフ
ラグAのIDを組合せたアドレスコードの、テー
ブルAのデータの読取以下のステツプに進む。管
理センタBSから発進するときにクリアキーを操
作した場合や、第1図に示す道路(ダイオード1
1の配列を示す一点鎖線)のどこかでエンジンお
よび電気回路電源を断として停車した後、再スタ
ートのためリセツトキーを操作した場合にも同様
な動作となる。一方、クリアキーを操作すると、
すべてのレジスタおよびカウンタがクリアされ、
次いでレジスタCに自動的にBSのID「101010」
がメモリされるので、A18−A1−BS,A2
−A1以外の区間で、クリアキーが操作される
と、それから直進路のフラグAのIDデータを受
信する毎にエラーカウンタがカウントアツプし、
リセツトキー操作のときと同様にすべてのレジス
タおよびカウンタがリセツトされる。
以上の通り、受信エラーが無い限り、キー操作
で初期化してからの走行距離が、正確なデータl
の積算値LBS-A1+LA1-A2+LA2-A3+………とし
て保持され、分岐点でない限り次のフラグ位置ま
では距離パルス(分周器33の出力パルス)カウ
ントアツプ毎に、発光ダイオードが1個づつ歩進
点灯ラツチされる。
なお、前述の説明において脱漏したが、たとえ
ばテープルAを読むアドレスがA27−A26の
如きのとき、つまりA27からA26の方向に進
行してフラグA26の発信IDデータを受信した
ときには、レジスタDのメモリが「0」となるの
で、A26−A27の場合とは逆に、グループ
No.30の発光ダイオードは、A26側に近いもの
から、距離カウンタの1カウントアツプ毎に1個
づつ歩進点灯付勢される。
なお、たとえば管理センタBSから必ずスター
トし、しかも各分岐点における進行方向が予め決
定されている場合には、テーブルAのアドレス
は、フラグA1〜A27のそれぞれのIDと管理
センタBSのIDとし、各アドレスには、次に到達
するフラグのIDと、アドレスのIDが割り当てら
れているフラグAと次のフラグAの距離と、各区
間のダイオードグループNo.のみを固定メモリと
し、距離マスクをかけて次のIDのみの受信を待
ち、受信IDのフラグAを示すIDをテーブルAよ
り読み出した次のIDと比較して受信エラーチエ
ツクをおこない、各グループのダイオードは、常
時距離カウンタの1カウントアツプ毎に歩進点灯
ラツチし、正確にIDを受信したときにはそのグ
ループ内の未点灯のダイオードをすべて点灯ラツ
チし、次のグループのダイオードの歩進点灯ラツ
チを開始するという、比較的に簡単な定数データ
設定と動作制御プログラム設定としうる。またこ
の場合フラグAは必ずしも分岐点に配置する必要
はない。
また、ROM44のテーブルA又はその他の定
数データメモリ領域に、フラグA1〜A27のそ
れぞれに対応して、それからIDデータを受信し
たとき、その位置において送信先として最も適切
な、フラグB1〜B6又は管理センタBSの1つ
のIDを予めメモリしておき、受信したIDデータ
のフラグAを示すIDでアドレスを定めてその送
信先IDを読み出し、これとフラグAのIDと車を
表わすIDを組合せて1ユニツトのIDデータを作
成して車上より発信するようにすることにより、
各フラグA1〜A27に、送信先のIDデータを
含まないIDデータを発信させるだけでよくな
り、フラグA1〜A27の構造が更に簡単とな
る。
また車のIDを付加したDデータをフラグB1
〜B6又は管理センタBSに発信するようにして
いるが、管理センタで、「車があるフラグA領域
に突入した」ということのみを知り、管理センタ
BSにおいて発光ダイオード11を省略した一枚
の表示パネルのみを備えればよいときには、そし
て車それぞれの識別が格別に厳しく要求されない
ときは、フラグB1〜B6および管理センタBS
への発信IDデータ中から車のIDを省略すること
ができ、車上において車IDを含まぬIDデータを
作成すればよい。また、パネル10上に示される
道路全域において、この種の動作をする車が常時
一台しか存在しない実施態様でも同様に、車上に
おいて車IDを含めたIDデータを作成する必要は
なく、管理センタBSにおいて発光ダイオード1
1をも備える表示パネル10で後述する如き、発
光ダイオード11の点灯付勢をすればよい。
次に第6図にフラグBの構成を示し、これを説
明すると、フラグB1〜B6のそれぞれは、受信
アンテナ50、135MHz帯域の受信機51、復調
器52、送信アンテナ53、135MHz帯域の送信
機54、変調器55、送受信切換回路64,
CPU56,ROM57,57,RAM58
58、アドレスデコーダ59、クロツクパルス
発振器60、チツプ選択回路61,62およびリ
セツト回路63、ならびに、図示を省略した電源
と電源回路で構成される。そして各フラグB1〜
B6のそれぞれで異なる点は、ROM57およ
び/又は57に予め固定メモリとしている自己
を表わすIDメモリデータと、送信先を表わすID
メモリデータがそれぞれのフラグB1〜B6に対
して個別に定められている点である。
ROM57および/又は57には、
135MHzのIDデータを受信てパリテイチエツクと
2ユニツトのIDデータの比較でID受信を確認
し、そして受信しIDデータのフラグBを示すID
が自己のIDと合致すると、そのIDを自己の送信
先を示すIDに入れかえて送信データ(送信先ID
+受信したデータ中のフラグAを示すID+受信
したデータ中の車を示すID)を作成し、これを
発信する動作制御プログラムデータがメモリされ
ている。
今第1図に示す表示パネル10上の表示を参照
して説明すると、フラグB1のIDは「011100」
とされ、その送信先のIDはBSの「101010」とさ
れている。フラグB2のIDは「011101」とさ
れ、その送信先のIDはフラグB1の「011100」
とされている。フラグB3のIDは「011110」と
され、その送信先のIDはフラグB1の
「011100」とされている。フラグB4のIDは
「011111」とされ、その送信先のIDは管理センタ
BSの「101010」とされている。フラグB5のID
は「100000」とされ、その送信先のIDはフラグ
B4の「011111」とされている。またフラグB6
のIDは「100001」とされ、その送信先のIDは管
理センターBSの「101010」とされている。
次にフラグB1〜B6の1つB2の動作を第7
図に示すフローチヤートを参照して説明すると、
フラグB2は電源を投入した状態でリセツト回路
63のリセツトスイツチを一瞬閉とすることによ
り初期化され、IDデータ受信待機となる。その
状態である車IDciがフラグA4,A20,A5,
A21のいずれかよりIDデータを受信するとそ
のIDデータ中のフラグBを示すIDがフラグB2
を示す「011101」であり、たとえばフラグA4が
発信したものを車IDciが受信したとすると、その
車IDciの発信データは「B2+A4+IDci」で今IDci
が「100101」であると「011101000100100101」と
なり、(但し、スタート1ビツトはIDデータとは
見なさず、パリテイチエツクビツトもIDデータ
と見なさないものとしている)、B2がこれを受
信すると先頭の6ビツトが自己のIDであるの
で、これを送信先として定められたB1のコード
「011100」と入れかえて「011100000100100101」
を発信し、先頭の6ビツトが自己のIDではない
と発信をおこなわない。
この「B1+A4+IDci」のIDデータを受信した
フラグB1も同様に先頭の6ビツト(B1)が自
己を表わすので、それを送信先のIDであるBS
「101010」に入れかえて「BS+A4+IDci」すなわ
ち「101010000100100101」を発信する。後述する
ように管理センタBSもB1〜B6と同様な受信
機能を有し、管理センタBS、先頭の6ビツトが
自己のIDであるので受信データを取り込む。つ
まり、先頭の6ビツトの次の6ビツトをフラグA
のIDとして、また最後の6ビツトを車のIDとし
てメモリする。これにより管理センタBSは車IDci
がフラグA4位置に到達した事を知る。概略して
言えば、フラグA1〜A27は、比較的に短い間
隔で配置されて、その位置の道路上に比較的に弱
い電波でフラグID(つまり位置ID)と送信先ID
を車に知らせ、車が送信先ID、フラグIDおよび
車IDで受信局を指定して自己IDと自己位置(フ
ラグID)を送信し、受信局は、次の受信局の
ID、フラグID、および車IDを発信し、最終的に
は管理センタBSに車のIDとその位置を示すフラ
グAのIDが送信されるという組合せとなつてい
る。
このようにフラグをAグループA1〜A27
と、BグループB1〜B6(およびBSもこの種
の1つである)に分けたのは、位置を示すフラグ
IDは比較的に各所で発信されるのが好ましく、
他方、管理センタBSに各所のフラグからすべて
直接に送信するようにすると、各フラグの送信出
力をすべて大きくしなければならず、不経済であ
るため、また電波障害を生ずる可能性も高くなる
ためである。前述の如く送信専用で位置IDを発
信する多くのフラグAは、発信出力はきわめて小
さくてよくしかも送信専用であるので、安価なも
のとなつており、また電力消費も少ない。電波障
害も生じにくい。一方比較的に広範囲をカバーす
る少数の送受信用のフラグBは、互に他を中継す
る形となつているので、これも電波障害の防止、
消費エネルギーの低減が考慮されていることにな
る。フラグAとフラグBでは使用電波の周波数が
異るのでフラグBがフラグAより直接にIDデー
タを受信することはなく、混信を生じない。また
車とフラグBおよびフラグB相互間、ならびに、
車と管理センタBSおよびフラグBと管埋センタ
間の通信は、各1つが他の1つを指定して発信を
おこない、受信側は自己が指定されているときの
み受信処理や発信をおこなうので、これらの間で
混信を生ずる問題もない。
次に管理センタBSの構成を説明すると、管理
センタBSは、車上の受信ユニツトとほぼ同様な
構成であり、やはりCPU,ROM,RAM,インタ
ーフエイス、I/Oポート等のマイクロコンピユ
ータシステムとされており、かつ、それには受信
アンテナ、135MHz帯域の受信機、復調器、管理
対象車台数に相当する数の表示パネル10等が備
わつており、各表示パネル10は、それらの1つ
に選択的にグループ指定コードおよびグループ内
発光ダイオードNo.コードを与えるデータセレク
タを介してI/Oポートに接続されている。この
管理センタBSの動作を第8図を参照して説明す
ると、各車に1対1の係に設置されているリセツ
トキー(BS外でスタートのとき使用)又はクリ
アキー(BSでスタートのとき使用)が操作され
ると、それらのキーNo.に対応ずけられているす
べてのレジスタ(たとえば、キーNo.iのときに
は、レジスタAi、レジスタCi等)をクリアし、
クリアキーNo.iの操作のときは、このクリアの後
にレジスタCiにBSのID「101010」をメモリす
る。そしてIDデータを受信すると、その先頭の
6ビツトが自己のID(「101010」)であると受信
車IDciをレジスタKにメモリし、IDciに対応づけ
られた、レジスタAグループの1つのレジスタA
iにフラグAのIDをメモリする。そして、データ
セレクタを表示パネル10iに接続とし、レジス
タCiのID「101010」にフラグAのID(これはま
ずA1の「000001」)を付したアドレスコード
(BS−A1)に対応するグループNo.(1)のすべて
を点灯するラツチデータを表示パネル10iに与
える。これにより車IDiに対応づけられた表示パ
ネル10i上において、アドレスコード(BS−A
1)に対応するグループNo.(1)のすべてのダイオ
ードが点灯する。そしてフラグAのID(A1の
「000001」)に対応する発光ダイオード(A1)が
点灯される。次にレジスタCiにレジスタAiのID
をメモリし、車IDiについて所望のデータ処理
(たとえば時間、位置(フラグAのID)等の磁気
テーブ又はカードへの記録等)をしてIDデータ
の受信を待つ。このようなIDデータの受信と受
信処理は、各車についておこなわれる。そしてま
た車IDiに関するIDデータを受信し、そのデータ
の先頭6ビツトが「101010」で6ビツトが
「000010」であると、レジスタAiに「000010」を
メモリし、表示パネル10iのA1〜A2のグル
ープの発光ダイオードをすべて点灯ラツチし、フ
ラグA2を示す発光ダイオードを点灯ラツチす
る。このような動作も、他の車IDyz、………に
つきそれらに対応する表示パネル10yz、……
…に同様になされる。
以上の説明から理解されるように本発明によれ
ば、移動体iが1つの位置表示コード発信手段j
の発信信号を受信すると、移動体iが、受信した
受信装置特定コードおよび位置表示コードに自己
を示す移動体識別コードを付して発信し、受信装
置の複数個がこの発信信号を受信するかも知れな
いが、受信装置特定コードで指定された受信装置
k以外のものは受信のみに留まり、受信装置k
が、他の受信装置l又は受信管理手段mを指定す
る受信装置特定コードを付して、受信した位置j
表示コードおよび移動体i識別コードを発信す
る。このようにして、最終的には、該位置j表示
コードおよび移動体i識別コードが受信管理手段
mで受信され、2次元表示手段に移動体iの位置
jが表示される。すなわち、概略で、位置表示コ
ード発信手段jが発信する信号を移動体iが受信
し、移動体iが移動中継体となつて、受信データ
に移動体i識別コードを付加して発信し、これを
受信装置lが中継して最後は受信管理手段mが受
信して、移動体iの位置を2次元表示手段に表示
するので、受信管理手段m位置において移動体i
の比較的に正確な位置を目視判断で簡単に視認し
得る。
のみならず、位置表示コード発信手段jは、極
く小範囲に届く信号を発信するだけでよいので、
公共又は他人の通信手段に害を与えることがない
極く低発信パワーのもので良い。これは、位置表
示を正確にする上からも極力多く配設するのが好
ましい位置表示コード発信手段jを安価にし、か
つ他に通信障害をもたらさないように配設するの
に適する。また、移動体iの位置表示コード受信
手段nは、位置表示コード発信手段jの発信信号
を受信し得る程の、比較的に感度が低いしたがつ
て簡単な受信機であればよい。移動体識別コード
発信手段pおよび受信装置lは、受信装置l分布
とそれらのいずれかへ移動体iから信号が届くよ
うに、位置表示コード発信手段jの発信パワーよ
りも大きいパワーでなければならないが、直接に
受信管理手段mに届かせる程には高パワーでなく
てよい。したがつてこの意味において、移動体識
別コード発信手段pおよび受信装置lは低発信パ
ワーで良く、その分発信機が簡単でありしかも通
信障害をもたらす程度が低い。受信手段lの受信
機は、少くとも直近の他の受信手段からの信号を
検出し得る感度のものであればよい。受信管理手
段mの受信機も、受信手段lの受信機と同様に、
少くとも直近の1つの受信手段lからの信号を検
出し得る感度のものであればよい。
以上の通り、本発明によれば、広範囲の移動体
予定移動路に渡つて、通信障害を極力生起しない
形で、多くの位置表示コード発信手段を分散させ
得るし、移動体の位置を、それより極く遠く離れ
た受信管理所で正確に表示し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例で用いられる表示
パネルを示す平面図である。第2a図は、該実施
例を構成する位置表示コード発信手段(フラグ
A)の構成を示す電気回路図である。第2b図
は、該位置表示コード発信手段(フラグA)の発
信データ構成を示す平面図である。第3図は、本
発明の該実施例を構成する車上電気装置の構成を
示すブロツク図である。第4図は、第3図に示す
ROM44に格納されたデータの内容を示す平面
図である。第5a図および第5b図は第3図に示
す中央処理ユニツト43の制御動作を示すフロー
チヤートである。第6図は本発明の該実施例で用
いられる受信装置(フラグB)の構成を示すブロ
ツク図である。第7図は第6図に示す中央処理ユ
ニツト56の制御動作を示すフローチヤートであ
る。第8図は本発明の該実施例で用いられる受信
管理手段(管理センタBS)の動作フローを示す
フローチヤートである。 10:表示パネル(2次元表示手段)、11,
A1〜A27:発光ダイオード(発光素子)、B
1〜B6:フラグB位置を示すマーク、BS:管
理センタ位置を示すマーク、12:コネクタ、2
1,25:発振器、22:分周器、23:スイツ
チ、24:シフトレジスタ、F1〜F15:フリ
ツプフロツプ、26:送信機、27:アンテナ、
(21〜27:位置表示コード発信手段)、31:
タコメータ、32:増幅&波形整形回路、33:
分周器、34:アンテナ、35:受信機、36:
増幅器、37:復調器、(34〜37,43:位
置表示コード受信手段)、38:アンテナ、3
9:送信機、40:変調器、(38〜40,4
3:移動体識別コード発信手段)、41:インタ
ーフエイス、42:入出力ポート、43:中央処
理ユニツト、44:ROM、45:RAM、46:
クロツクパルス発振器、47:アドレスデコー
ダ、48:入力キー群、50,53:アンテナ、
51:受信機、52:復調器、54:送信機、5
5:発振器、56:中央処理ユニツト、57
57:ROM、58,58:RAM、59:
アドレスデコーダ、60:クロツクパルス発振
器、61,62:チツプセレクタ、63:リセツ
ト回路、64:送受信切換回路、(50〜60:
受信装置)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 移動体の予定移動路に沿つて所定距離以上離
    して配置され、受信装置特定コードおよび位置表
    示コードを1組にして発信する複数個の、位置表
    示コード発信手段; 移動体に装備され、該受信装置特定コードおよ
    び位置表示コードを受信する位置表示コード受信
    手段; 移動体に装備され、受信した受信装置特定コー
    ドおよび位置表示コードに移動体識別コードを付
    して発信する移動体識別コード発信手段; 位置表示コード発信手段の分布域に配設され、
    前記受信装置特定コード、位置表示コードおよび
    移動体識別コードを受信し、該受信装置特定コー
    ドが自己を指定するものであるとき、該受信装置
    特定コードをそれとは異りしかも自己とは他のも
    のを指定するコードに置き換えてこれと該位置表
    示コードおよび移動体識別コードとを組合せて発
    信する、受信装置; 前記受信装置の発信伝達域に配設され、前記受
    信装置特定コード、位置表示コードおよび移動体
    識別コードを受信し、該受信装置特定コードが自
    己を指定するものであるとき、該移動体識別コー
    ドで指定される移動体の該位置表示コードで示さ
    れる位置表示を指示する受信管理手段;および、 該受信管理手段の位置に配設され、該位置表示
    指示に対応する位置表示を行う2次元表示手段; を備える移動体の移動位置確認装置。 2 2次元表示手段は、表示面上の移動体の予定
    移動路に発光素子を配した表示パネルである前記
    特許請求の範囲第1項記載の移動位置確認装置。 3 2次元表示手段は、表示面上の移動体の予定
    移動路と位置表示コード発信手段配置位置に発光
    素子を配列した表示パネルである前記特許請求の
    範囲第1項記載の移動位置確認装置。
JP7710179A 1979-06-18 1979-06-18 Moving position confirmation system of moving object Granted JPS561309A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7710179A JPS561309A (en) 1979-06-18 1979-06-18 Moving position confirmation system of moving object

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7710179A JPS561309A (en) 1979-06-18 1979-06-18 Moving position confirmation system of moving object

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS561309A JPS561309A (en) 1981-01-09
JPS6130690B2 true JPS6130690B2 (ja) 1986-07-15

Family

ID=13624388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7710179A Granted JPS561309A (en) 1979-06-18 1979-06-18 Moving position confirmation system of moving object

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS561309A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS561309A (en) 1981-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4857925A (en) Route indicating signalling systems for transport vehicles
US5508917A (en) Vehicle guidance system using beacon transmissions of destination data
EP0366736B1 (en) Timing system
US4379497A (en) Vehicle collision avoidance system
DE60320237T2 (de) Drahtlose mobil-fahrzeug-echtzeit-verfolgungs- und benachrichtigungssysteme und diesbezügliche verfahren
CA1053390A (en) System for displaying information for passengers on-board transit vehicles
US6195023B1 (en) Communication based vehicle positioning reference system
US5214793A (en) Electronic billboard and vehicle traffic control communication system
US4466125A (en) Communication control system
US4296400A (en) Installation for control of a traffic light system by vehicles having an automatic location determination
JP2840810B2 (ja) 通信システム
CN101008670B (zh) 道路信息指示系统及方法
CN101430824A (zh) 公交车实时动态信息系统
JPS6130690B2 (ja)
JP3561795B2 (ja) 列車運行管理システム及び列車運行管理方法
JPS6130691B2 (ja)
JPH10278799A (ja) 自動列車制御装置
JPH08305995A (ja) 通信システム及び表示方法
CN102314620A (zh) 道路信息提示方法、系统及装置
EP0570223A1 (en) Vehicle guidance apparatus
JPS6028000A (ja) バス接近表示装置
JPS63282891A (ja) 車両位置把握装置
JPS5985600A (ja) 車輌進行方向識別装置
JPS62289033A (ja) 車載送信装置
JPS6395314A (ja) 目的地案内通信システム