JPS6130463A

JPS6130463A - 反力圧力式速度感応型パワステアリング装置

Info

Publication number: JPS6130463A
Application number: JP15234084A
Authority: JP
Inventors: Seiji Komamura; 駒村　清二; Katsuhiro Suzuki; 勝博鈴木
Original assignee: Kayaba Industry Co Ltd
Current assignee: KYB Corp
Priority date: 1984-07-23
Filing date: 1984-07-23
Publication date: 1986-02-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は、油圧反力室の圧力によ９中高速走行時にお杖
る操舵感覚の安定性を得てハンドルの切シすぎを防止し
、走行安定性を高めた反力圧力式速度感応型／量ワステ
アリング装置に関する。

〔発明の背景〕

従来から知られているこの種の装置は、当該車輌の速度
に応じて、所定の操舵出力が得られるように、一定の・
ダワーシリンダ出力に対応する油圧反力室への供給油圧
を制御していた。

しかし、従来の装置は、所定の速度域に、それぞれ対応
させて定めた操舵出力が得られるように、車速のみに依
存させて、操舵特性を一律に定めていた。そのために、
高速走行中における車線変更や、コーナリング時などの
場合にも、何ら操舵特性が変わらず、操舵性能特性がい
わゆる放物線となるので操舵入力の変化に対する操舵出
力の変化割合が大きくなって、危険を伴うという欠点が
あった。例えば高速走行時に低速時と同じような感覚で
ハンドルを切ると、車両の曲り具合が大きくなシすぎ、
この欠点を感覚的に捕えていない運転未熟者にとっては
、高速時のノ・ンドル操作に危険が伴うという問題があ
った。

そこで、車速と舵角に応じて油圧反力室の圧力を制御し
１％に中高速域における操舵性能特性を一次曲線的な比
例関係の特性として得るようにし、操舵感覚の安定性を
得て走行安定性を高めたパワステアリング装置（特願昭
５８−２４７２２号）が提案された。

この特願昭５８−２４７２２号は、第１１図に示すよう
に、ポンプＰによって圧油が制御バルブＢを経て／４’
ワーシリンダ２の一室へ送られ、パワーシリンダ２の他
室内の油は可変絞多機構を備え九反力圧力制御弁Ｆを経
てタンクポートるようになっている。反力圧力制御弁Ｆ
は制御バルブＢに直結された油圧反力室に接続されてお
シ、車速センサ４．舵角センサ６からの信号に応じてコ
ントローラＣが比例ンレノイド７を作動させ１反力圧力
制御弁Ｆの可変絞υ部を調節して油圧反力室への圧力を
コントロールするようになっている。

ところが、路面の凹凸等路面状況の変化が車輪からステ
アリングホイールへと逆に伝達されるキックパック現象
が起きるような状況下では、パワーシリンダ２内の圧力
も変動し、この圧力変動がパワーシリンダ下流側の油圧
反力室に伝達され、その結果操舵感覚が安定しないとい
う新たな問題が発生した。

〔発明の目的〕

本発明は、前記問題点に鑑みなされたもので。

パワーシリンダの圧力変動の影響を受けることのない油
圧反力室を備えた反力圧力式速度感応型パワステアリン
グ装置を提供することにおる。

〔発明の概蚤〕

本発明に係るパワステアリング装置は、車速と舵角に応
じ反力圧力制御弁として油圧反力室の圧力を！４整する
ようにし九反力圧力式速度感応型パワステアリング装置
であって、ポンプからパワーシリンダへの圧油送給路の
制御バルブ上流側から固定オリフィスを備えた分岐路を
介して油圧反力室へ圧油を導くようにし、この油圧反力
室からタンクの油送帰路途中に反力圧力制御弁を設けた
ことを特徴とする亀ので、路面の凹凸等、状況の変化殴
よシパワーシリンダ内の圧力が変動しても、この圧力変
動はパワーシリンダが、カンフへの油送帰路を介して可
変絞シ機構を備え九反カ圧力制御弁の下流に伝達される
が、油圧反力室はパワーシリンダからタンクへの油送帰
路とは異なる流路の上流から分岐した分岐路に固定絞シ
を介して＊続され、下流側は上記可変絞シ機構を備え九
反カ圧力制御弁に連結されているので、パワーシリンダ
内の圧力変動が油圧反力室に伝達されてその影響を受け
ることはなく、これによって前記目′的が達成されるも
のである。

〔発明の実施例〕

次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の第一の実施例を示すブロック図、第２
図はその一部を断面で示した回路図、第４図及び第５図
は本実施例に係るパワステアリング装置によって得られ
る操舵性能特性図である。

制御バルブ１０は、バルブハウジング１２内に形成され
たスプール送通孔にバルプスｆ−に１４が挿入されて第
２図左右方向摺動可能どなっている。スツール挿通孔内
周面にはポンプポート１６、タンクポート１８．パワー
シリンダ２６へ通じるＡ／−ト２０、Ｂポート２２がそ
れぞれ形成され。

一方、バルブスプール１４外局面には４ングポート１６
に臨む位置に環状溝２４が形成され、バルブスプール１
４の摺動によシ、ノ臂ワーシリンダ２６への圧油の給送
方向が変ってパワーシリンダ作動方向が切換わるように
なっている。

このバルブスプール１４は、ハンドル（図示せず）に連
結されているビニオン軸２８と揺動レバー５０を介して
連結されておシ、ハンドル操作によって揺動レバー５０
の矢印Ａ方向への揺動をしてバルブスプール１４を左右
に摺動変位させるようになっている。

スプール送通孔両端部には、拡径した油圧反力室５２．
５２Ａ、５２Ｂが形成されておシ、バルブスプール１λ
がその両端部をとの反力室５２に臨んで配設され、この
反力室５２にはフリーピストンｇ４を介して中立保持用
スプリング３６が装填されている。

バルブハウジング１２にはと、バルブスプール挿通孔に
浦ってのびるとともに、両反力室５２．５２Ａ、５２Ｂ
Ｋ連通ずる連通路５８が形成されている。

この連通路５日は、固定オリフィス４ｏを介してスゾー
ル挿通孔内のデンプポ〜ト１６に臨んで形成されている
環状溝２４に連通しておシ、油圧反力室５２にはポンプ
ーート１６から固定オリフィス４０を介して圧油が供給
されるよ５になっている。また、この連通路５８の中央
部は分岐され。

この分岐部からタンクＴへの油帰送路４２がのびておシ
、この油帰送路４２には可変絞シ機構を備え九反力圧力
制御バルブ５０が設置されている。

反力圧力制御バルブ５０の可変絞シ機構は、比例ソレノ
イド５２とこの比例ソレノイド５２の摺動子５４と、摺
動子先端に形成されている可変絞シ部５６とから構成さ
れ、コントローラＣからの信号によってソレノイド５２
を作動させて可変絞シ部５６開口面積を変えることにょ
シ油圧反力室５２内の圧力を調整できるようになってい
る。即ち、油圧反力室３２内がタンクＴＫ解放されて。

その管路抵抗圧力程度の極く小さい圧力のときは、第４
図の７曲線のようにフルパワーの状態であシ、また油圧
反力室５２内の圧力によって、と、バルブスプール１４
が完全にロックされたときは、第４図ＭＳ曲線のように
マニアルステアリングの状態になシ、この両特性の中間
において、車速と操舵角とに依存させてソレノイド５２
への通電量を制御することによシ、−次曲線的な比例関
係の操舵性能特性を得るようになっている＠そして圧力制御弁５ｏの比例ソレノイド５２に対する通
電量は、コントローラＣがらの制ｆＩＩ信号によって制
御される。コントローラＣは車輪ホイール構成るいはド
ライブシャフト等に設けた車速センサ６０及びハンドル
のシャフトに設けた舵角センサ６２からの信号を入力し
、それに応じて所定の出力信号を出力し、この信号は比
例ソレノイド５２に伝達され１反力圧カ制御弁５ｏはこ
の信号に応じて動作し、油圧反力室１２への導入圧力が
特定される。

そして、仁の反力圧力制御弁５０における制御特性は次
のようにして定めている。

即ち、車輌の車庫入れ、すえ切り時などのように、車輌
が停止している速度に相当する信号が入力したときには
、ハンドルの操舵角に関係なく油圧反力室５２内の圧力
をタンク圧ＫＭ持するように反力圧力制御弁５０を制御
し、その結果として第４図及び第５図ｖ０に示されるよ
うに、フルパワーの状態を維持する。

そして、徐々に速度がＶｌ＜Ｖｔ＜Ｖｎと増し中高速時
となるにつれて、操舵角θが大きくなればなる程、換ｂ
゛すればハンドルを大きく切れば切る程、油圧反力室３
２内の圧力を高くするように舵角に対する反力圧力の変
化割合（変化等）を大きくしている。即ち、第１０図に
示されるよ５Ｋ、車速か大きくなる程、また同一車速で
も舵角が大きくなる程、可変絞シ部の開口面積を小さく
する（多く絞る）よう車速と舵角とに依存させて制御す
ることにより、第８図及び第９図に示されるように、車
速か大きくなる程、また舵角が大きくなる程、油圧反力
室５２内の圧力（反力圧力）が大きくなるようにしてい
る。その結果第４図〜第７図に示されるような操舵特性
を得ることができる。。

このように本実施例では、ポンプＰから・そワーシリン
ダ２６への圧油供給路から、固定オリフィスを設けた分
岐路を介して油圧反力室５２へ圧油を導き、との反力室
５２の下流に車速及び舵角に応じて作動する可変絞υ機
栴を有する反力圧力制御弁を設置し、少なくとも中高速
域において車速と舵角に依存させて油圧反力室５２への
供船圧力を漸増させ、比例的な操舵性能特性を得るよう
にしたので、パワーシリンダ２６内の圧力変動が固定数
υと可変絞シとによって緩衝されて打消され油圧反力室
３２に直接フィードバックされることけなく、中高速時
における操舵感覚の一層の安定性が確保される。

また、前記実施例で使用される反力圧力制御弁５０は、
流体の流出入方向が直交する方向となっているが、第５
図に示されるよらに流体の流出入方向示同方向となるよ
うに構、成した圧力制御弁を用いるようにしてもよい。

この反力圧力制御弁９０は、流体通路内に、流体流れ方
向と直交状態に。

外周に流体流出入口９１．９２に臨む環状溝？５が形成
された・々イロットと、バルブスプール９４を配ｆｆし
て構成され、ソレノイド９５の励磁作用によって摺動軸
９６と共にノやイロットスプール９４を摺動させて環状
溝９５と流体流入口９１に設けられた絞υ部９１Ａとの
流体通路開口面積を変えることができるようになってい
る。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれは、油圧
反力室が路面状況の影養を受けないので操舵感覚が一層
安定すると共に、高い操行安定性を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一実施例のブロック図、第２図はそ
の一部を断面で示した回路図、第５図はその反力圧力制
御弁の他の実施例を示す図、第４図〜第７図は本実施例
の操舵性能特性を示す図、第８図及び第９図は舵角と車
速に対する反力圧力１０・・・制御パル７’、　　１４
川バルブスプール、２８・・・ピニオン軸、５２．５２Ａ％３２Ｂ・・・油圧反力室、５８・・・連
通路、　　　　４０・・・固定オリフィス、５０．９０
・・・反力圧力制御弁。５２・・・比例ソレノイド、５６・・・可変絞９部、　６０・・・車速センサ、６２
・・・舵角センサ、　　Ｃ・・・コントローラ、Ｐ・・
・ポンプ、　　　　　Ｔ・・・タンク。代理人　　　　鵜　　沼　　辰　　之６ｏ　　　　第１図第３図ソＩ第４図　　　　第５図

Claims

【特許請求の範囲】ステアリングシャフトの回転に関連して変位するバルブスプールの移動によりパワーシリンダの作
動方向を切換える制御バルブと、バルブスプールにその
移動方向と反対方向の圧力を作用させて操舵反力を付与
する油圧反力室と、を備え、車速と舵角に応じ反力圧力
制御弁をして油圧反力室の圧力を調整し、安定した操舵
感を得るようにした反力圧力式速度感応型パワステアリ
ング装置であって、ポンプからパワーシリンダへの油送
給路の制御バルブ上流側から固定オリフィスを備えた分
岐路を介して油圧反力室へ圧油を導くようにし、この反
力室からのタンクへの油送帰路途中に上記反力圧力制御
弁を設けたことを特徴とする反力圧力式速度感応型パワ
ステアリング装置。