JPS6130343Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6130343Y2
JPS6130343Y2 JP9159180U JP9159180U JPS6130343Y2 JP S6130343 Y2 JPS6130343 Y2 JP S6130343Y2 JP 9159180 U JP9159180 U JP 9159180U JP 9159180 U JP9159180 U JP 9159180U JP S6130343 Y2 JPS6130343 Y2 JP S6130343Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
constant current
voltage
circuit
current source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9159180U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5714528U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9159180U priority Critical patent/JPS6130343Y2/ja
Publication of JPS5714528U publication Critical patent/JPS5714528U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6130343Y2 publication Critical patent/JPS6130343Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Television Scanning (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鋸歯状波発生回路に係り、特に任意の
周波数及び任意のデユーテイ比を有するパルス信
号を入力し、その入力パルス信号に同期した鋸歯
状波を作るに好適な鋸歯状波発生回路に関する。
一般にテレビジヨン受像機の水平、垂直偏向回
路等にあつては、同期信号に同期させて鋸歯状波
を発生させる回路を利用することがある。そして
同期信号のような所定の繰り返し周期およびデユ
ーテイ比を有するパルスに同期して鋸歯状波を作
る場合、回路構成が簡単であるという理由から積
分回路を用いることが多い。
第1図は一般的なCR形積分回路の回路構成図
で、抵抗RとコンデンサCをL形結線した構成を
有する。かかる構成において入力端子1a,1b
から第2図Aに示す如きパルス信号eiを入力す
ると、出力端子2a,2bには第2図Bに示す如
く積分された出力信号epが得られる。
しかしながら、この様な積分回路では、充放電
期間の信号の直線性を確保して安全な鋸歯状波を
得ることは困難であり、これを実現するには抵抗
RとコンデンサCの値によつて決まる時定数τ=
C・Rをパルス信号eiの繰り返し周期に比べて
大きくする必要がある。
ところが、充放電の時定数を大きくすると出力
信号epの振幅が十分に得られず、入力信号振幅
の10分の1以下になつてしまうのが普通である。
これに対して、直線性が良くしかも十分な振幅の
鋸歯状波を得るには、第3図の回路構成図に示す
如く、コレクタを抵抗R1で電源VCCにプルアツ
プしたトランジスタTR1を用いて入力パルス信号
iを十分に増幅し、しかる後にこれを抵抗R、
コンデンサCから成る積分回路で積分すればよ
い。かかる構成において、入力端子1aから第4
図Aに示す如きパルス信号eiを入力すると、コ
ンデンサCに対する充電時定数τが τ=(R+R1)・C ……(1) で決定され、放電時定数τが τ=R・C ……(2) で決定されることから、これらの時定数をパルス
信号eiの繰り返し周期よりも十分に大きく設定
すれば、出力端子2aには第4図Bに示す如く直線
性の良い鋸歯状波の出力信号epを得ることが出
来る。
しかしながら、第3図の構成が十分に機能する
ためには、電源VCCの電圧が入力パルス信号ei
を充分に増幅出来る様に高い電圧である必要があ
り、従つて電源電圧を高く出来ない回路システム
において、比較的大きな振幅で直線性の良い鋸歯
状波を得たい場合は、適切な方式とは云えない。
従つて、本考案の目的は上記従来技術に鑑み
て、電源電圧に余裕がなくても振幅が十分に確保
出来、しかも直線性に優れた鋸歯状波を確保し得
る鋸歯状波発生回路を提供するにある。
更に詳細には、本考案は2つの定電流源を用い
てコンデンサを充放電する充放電回路を構成する
ことによつて、任意の電源電圧及び任意の繰り返
し周波数に対してほぼ完全な鋸歯状波を発生する
事を可能とした新規の鋸歯状波発生回路を提供す
るものである。
以下、図面に従つて本考案を更に詳細に説明す
る。
第5図は本考案の一実施例に係る鋸歯状波発生
回路の原理図であり、同図中Eは電源、I1はコン
デンサCを一定の電流i1で充電すべく設けられた
第1の定電流源、I2はコンデンサCを一定の電流
で放電すると共に第1の定電流源I1の電流を吸収
する第2定電流源、Sは、例えば同期信号パルス
の如く所定の繰り返し周期ならびにデユーテイ比
を有するパルス信号esの到来によつて開・閉制
御されるスイツチであり、コンデンサCの充放電
の周期を決定するスイツチ、HはコンデンサCの
充電電圧の最大値を保持させるべく、第2の定電
流源I2を制御する保持回路をそれぞれ示すもので
ある。
かかる構成において、スイツチSの開かれてい
る期間をT1、閉じられている期間をT2とすれ
ば、期間T1の間コンデンサCは第1の定電流源I1
の定電流i1によつて充電され、期間T2の間第2の
定電流源I2の定電流i2から第1の定電流源I1の定
電流i1を引き算した電流i2−i1によつて放電され
る。
いま、コンデンサCの電圧の初期値をe′とし、
時点t=t1での充電電圧をeHとすれば、 eH=e′+I/C∫t1 i1dt=e′+i/C・t1
……(3) となる。一方、充電電圧eHから時点t=t2での
放電後電圧をeLとすれば、 eL=eH−1/C (i2−i1)dt=eH−i−i
/C・t2…… (4) となる。ここで、(3)式に於けるコンデンサCの電
圧の初期値e′を(4)式の放電後電圧eLに置き換え
れば、(3)式は、 eH=eL+i/C・t1 ……(5) となる。従つて、コンデンサCの充放電の電圧波
形とスイツチSの開閉周期の関係は、第6図A,
Bに示す如くなる。
さて、ここで放電電流i2−i1がコンデンサCの
充電電圧の最大値eHの関数であるとすれば、 i2−i1=α・eH ……(6) と表わせる。但し、αは定数である。これを(4)式
に代入すれば、 eL=eH−α・e/C・t2=(1−α・t/C)
・eH……(7) となる。従つて(7)式を(5)式に代入すれば、 eH=(1−α・t/C)・eH+i・t/C=
・t/α・t………(8) 更に(7)式に(8)式を代入すると、eLは、 eL=(1−α・t/C)・i・t/α・t
=i・t/α・t−i・t/C……(9) となる。従つて、鋸歯状波出力信号epは、 ep=eH−eL=i/C・t1 ……(10) となる。
この様に、コンデンサCに対する充放電を2つ
の定電流源で行うことによつて、非常に直線性の
良い鋸歯状波が得られる。また、各定電流源I1
I2の電流値i1,i2及びコンデンサCの容量、定数
αをパルス信号esの繰り返し周期やデユーテイ
比を考慮して適宜設定すると共にコンデンサCの
充電電圧eH及び放電後電圧eLを第1,第2の各
定電流源I1,I2が飽和しない範囲で十分に広く設
定すれば大きな振幅の鋸歯状波を得ることが出来
るものである。
第7図は本考案の一実施例に係る鋸歯状波発生
回路の具体的な構成を示す回路構成図で、同図中
TR2は第1の定電流源I1を構成するトランジス
タ、TR3は第2の定電流源I2を構成するトランジ
スタ、TR4は保持回路Hを構成するトランジス
タ、TR5はスイツチSを構成するトランジスタ、
DはトランジスタTR2のベースエミツタ間に介挿
されるダイオード、R0はバイアス抵抗、Reはト
ランジスタTR3のエミツタとトランジスタTR5の
コレクタ間に介挿される抵抗、C1はコンデンサ
Cの充電電圧の最大値eHを記憶するコンデン
サ、R2,R3はコンデンサC1の電圧を分圧してト
ランジスタTR3のベースに与える分圧抵抗であ
る。
かかる構成において、コンデンサCの電圧はト
ランジスタTR4のベース・エミツタ間のダイオー
ド特性に基づいて整流され、トランジスタTR4を
制御するため、コンデンサC1にはコンデンサC
の電圧の最大値eHからダイオードの順方向電圧
Fを減算した分の電圧eH−VFが蓄積されるこ
ととなる。この電圧は抵抗R2,R3で分圧され、
トランジスタTR3のベースに与えられ、トランジ
スタTR3の電流を制御する。したがつてコンデン
サCからの枚電電流量はコンデンサCの充電電圧
Hの関数で表わされる。
さて、第1の定電流源I1を構成するトランジス
タTR2の電流はダイオードの順方向電圧をVF
電源Eの電圧をeとすれば、 i1=e−V/R ……(11) となる。一方トランジスタTR3を流れる放電電流
i2−i1は、 i2−i1=K/R・eH−K+1/R・VF……(12) で表わすことが出来る。ここで、kは k=R3/R2+R3 ……(13) である。ここで、(11),(12)式を(4),(5)式に代入すれ
ば、 eH=t1/t・R/K・i1+K+1/K・VF
…(14) eL=(1−t・K/C・R)・t/t・R
/K・i1+K+1/K・V…… (15) となる。この様にして得られた(14),(15)式に
基づいて第1、第2の各定電流源I1,I2の電流値
i1,i2を適宜設定することによつて、第6図に示
す如く、期間T1の間はトランジスタTR5がオフ
しているので、コンデンサCは第1の定電流i1
よつて直線的に充電され、出力電圧epはリニア
に電圧eHまで充電する。一方、期間T2の間はト
ランジスタTR5がオンするので、第2定電流源I2
がコンデンサCに接続されて放電ループが形成さ
れ、従つてコンデンサCは第2の定電流源I2の電
流i2から第1の定電流源I1の電流i1を引き算した
電流i2−i1で放電されるため、コンデンサCの端
子電圧、つまり出力電圧epはリニアに電圧eL
で降下する。
この様に、コンデンサCの充電、放電共に定電
流源を用いることにより、充電期間、放電期間共
にリニアな信号波形が得られるが、ここで第1の
定電流源I1と第2の定電流源I2を独立した回路で
構成すると、(4)式、(5)式から分るように、充電電
圧eH及び放電後電圧eLは定まらなくなり不安定
となる。これに対して、本実施例によれば、第2
の定電流源I2の電流i2を充電電圧eHの関数にする
ことにより、かかる不具合を解消し、任意の周期
の任意の振幅の直線性に優れた鋸歯状波信号を得
ることが出来るものである。
第8図は本考案の他の実施例に係る鋸歯状波発
生回路の原理図を示すもので、第5図の構成と異
なる点はコンデンサCを充電する第1の定電流源
I1の電流を保持回路Hの保持電圧により決定して
いる点である。この場合、保持回路Hは出力電圧
pの最小値に当るeLのレベルを保持する様に構
成し、 i1=βeL ……(16) の関係を満足する様に制御するものとすれば、出
力電圧は eH=(1+t1/C・β)・t・i/t・β
……(17) eL=t・i/t・β ……(18) となり、出力信号epは ep=eH−eL=t/C・i2 ……(19) となる。従つて、この場合も第5図の構成と同様
に所望の振幅の鋸歯状波を得ることが出来るもの
である。
以上述べた如く、本考案によれば充放電用のコ
ンデンサを充電するための第1の定電流源と放電
させるための第2の定電流源とコンデンサの充電
電圧の最大値または最小値の少なくとも一方を保
持する保持回路を設け、この保持回路の出力に基
いて第1,第2の定電流源の少なくとも一方を制
御することにより、直線性に優れ、しかも定電流
源が飽和しない範囲であれば十分に大きな振幅を
確保することも可能な新規の鋸歯状波発生回路を
得ることが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的なCR形積分回路の回路構成
図、第2図は第1図の回路の動作を説明する波形
図、第3図は従来の鋸歯状波発生回路の回路構成
図、第4図は第3図の回路の動作を説明する波形
図、第5図は本考案の一実施例に係る鋸歯状波発
生回路の原理図、第6図は第5図の回路の動作を
説明する波形図、第7図は本考案の一実施例に係
る鋸歯状波発生回路の具体的な構成を示す回路構
成図、第8図は本考案の他の実施例に係る鋸歯状
波発生回路の原理図である。 E……電源、I1……第1の定電流源、I2……第
2の定電流源、S……スイツチ、H……保持回
路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 所定の繰り返し周期とデユーテイ比とを有する
    入力パルス信号に同期して鋸歯状波を発生させる
    回路において、 充・放電コンデンサと、 上記コンデンサを第1の定電流源を介して定電
    流充電せしめる充電回路と、 第2の定電流源とスイツチ手段との直列回路を
    含み、前記入力パルス信号に同期して上記スイツ
    チ手段を周期的に開閉し、その閉期間に前記コン
    デンサを定電流放電させるための放電回路と、 前記コンデンサの電圧の最大値に相当するレベ
    ルを記憶し、その記憶された電圧を利用して前記
    第2の定電流源を流れる電流量を制御する第1の
    手段、もしくは前記コンデンサの電圧の最小値に
    相当するレベルを記憶し、その記憶された電圧を
    利用して前記第1の定電流源を流れる電流量を制
    御する第2の手段の少くとも一方の手段で成る保
    持回路とを具え、 前記コンデンサの両端電圧を鋸歯状波出力とし
    て送出することを特徴とする鋸歯状波発生回路。
JP9159180U 1980-06-30 1980-06-30 Expired JPS6130343Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9159180U JPS6130343Y2 (ja) 1980-06-30 1980-06-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9159180U JPS6130343Y2 (ja) 1980-06-30 1980-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5714528U JPS5714528U (ja) 1982-01-25
JPS6130343Y2 true JPS6130343Y2 (ja) 1986-09-05

Family

ID=29453565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9159180U Expired JPS6130343Y2 (ja) 1980-06-30 1980-06-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6130343Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6055271U (ja) * 1983-09-23 1985-04-18 ジェコ−株式会社 マイクロモ−タの速度発電機
GB8414313D0 (en) * 1984-06-05 1984-07-11 Motorola Inc Timebase circuit

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5714528U (ja) 1982-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900013742A (ko) 버스트 모드 디지탈 데이타 수신기
US4001816A (en) Electronic chime
US4016498A (en) Variable duty cycle waveform generator
FI65518C (fi) Digitalreglersystem
JPS6130343Y2 (ja)
US3949322A (en) Stable pulse width control for astable multivibrators and the like
KR100314165B1 (ko) 펄스 발생 장치
US4134046A (en) Retrace blanking pulse generator with delayed transition
JP2706088B2 (ja) 周波数発生装置
US4131807A (en) Sawtooth generator
US2922118A (en) Automatic frequency stabilizing system
JPH0213821B2 (ja)
US4554464A (en) Propagation delay generator
US3886486A (en) Oscillator circuit for generating an output signal having successive cycles which unidirectionally vary in frequency
US3975647A (en) Bootstrap circuit
US4549118A (en) Step waveform generator and CRT vertical timebase incorporating such a generator
US4126815A (en) Delayed kinescope blanking pulse generator
JP2685831B2 (ja) 可変周波数パルス発振器
GB866375A (en) Transistor apparatus for producing trains of short current pulses
JPH07121075B2 (ja) パラボラ波発生回路
JP2760671B2 (ja) 水平発振回路
JPH088474B2 (ja) 鋸歯状波作成回路
JPS6158324A (ja) オフセツト補償回路
JPS5918745Y2 (ja) 可変周波発生回路
JPS5929396Y2 (ja) 発振回路