JPS6130015A - 電磁誘導電器 - Google Patents
電磁誘導電器Info
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- JPS6130015A JPS6130015A JP15230784A JP15230784A JPS6130015A JP S6130015 A JPS6130015 A JP S6130015A JP 15230784 A JP15230784 A JP 15230784A JP 15230784 A JP15230784 A JP 15230784A JP S6130015 A JPS6130015 A JP S6130015A
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- Japan
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- pressure vessel
- fluid
- pressure
- electromagnetic induction
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/02—Casings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の属する技術分野〕
本発明はガス絶縁形の変圧器、リアクトル等の電磁誘導
電器、ことに高ガス圧化されたタンクの構造ならびにタ
ンクの防音、防火構造に関する。
電器、ことに高ガス圧化されたタンクの構造ならびにタ
ンクの防音、防火構造に関する。
近年、市街地域の変電所やビル用地下設備においては、
防災上の必要性から変圧器などの電気設備の不燃化、難
燃化が進められている。このたべ大容量の変圧器、リア
クトル等の絶縁および冷却媒体に従来の鉱油に代j5
SF、ガスなどの不活性ガスまタハ不活性ガスにフロロ
カーボン、フロン等の使用温度領域において凝縮性を有
する不燃性絶縁媒体を加えて使用するいわゆるガス絶縁
方式のものが開発されている。これらガス絶縁方式の誘
導電器本体を構成する鉄心や巻線の形状は衆知のように
複雑な形状の多面体であシ、したがりて本体を収納する
密閉容器も、高価な絶縁媒体をできるだけ少くかつ寸法
を縮小するよう配慮した設計がなされ、巻線等の充電部
から最小限必要な絶縁距離を保つ形状、すなわち従来の
油入変圧器等と大差のない複雑な形状の多面体として形
成されている。一方絶縁強度ならびに冷却性能の面から
は8F、ガス等の絶縁性流体の圧力はなるべく高い方が
好ましいが、複雑表彰状の多面体からなる密閉容器を高
圧ガスに耐えるよう製作した場合には板厚ならびに補強
部材が大形化する。このような理由から研究用のガス絶
縁電器を除く一般のガス絶縁電器の使用最高圧力はゲー
ジ圧で2#/d以下に抑さえるよう設計されるのが通常
で、その結果、ガス絶縁誘導電器の外形寸法は油入電器
のそれに比べて大きいのが実情である。
防災上の必要性から変圧器などの電気設備の不燃化、難
燃化が進められている。このたべ大容量の変圧器、リア
クトル等の絶縁および冷却媒体に従来の鉱油に代j5
SF、ガスなどの不活性ガスまタハ不活性ガスにフロロ
カーボン、フロン等の使用温度領域において凝縮性を有
する不燃性絶縁媒体を加えて使用するいわゆるガス絶縁
方式のものが開発されている。これらガス絶縁方式の誘
導電器本体を構成する鉄心や巻線の形状は衆知のように
複雑な形状の多面体であシ、したがりて本体を収納する
密閉容器も、高価な絶縁媒体をできるだけ少くかつ寸法
を縮小するよう配慮した設計がなされ、巻線等の充電部
から最小限必要な絶縁距離を保つ形状、すなわち従来の
油入変圧器等と大差のない複雑な形状の多面体として形
成されている。一方絶縁強度ならびに冷却性能の面から
は8F、ガス等の絶縁性流体の圧力はなるべく高い方が
好ましいが、複雑表彰状の多面体からなる密閉容器を高
圧ガスに耐えるよう製作した場合には板厚ならびに補強
部材が大形化する。このような理由から研究用のガス絶
縁電器を除く一般のガス絶縁電器の使用最高圧力はゲー
ジ圧で2#/d以下に抑さえるよう設計されるのが通常
で、その結果、ガス絶縁誘導電器の外形寸法は油入電器
のそれに比べて大きいのが実情である。
ととるが、上述の電磁誘導電器と組合わせて使用される
ガス絶縁密閉形開閉装置(GIS)等においては、密閉
容器が筒状の容器の組合わせからなる比較的単純な形状
であるために、使用最高圧力をゲージ圧で5147ad
程度にまで高めることによって絶縁寸法の大幅な縮小が
計られておシ、その結果GISに比べてもガス絶縁誘導
電器の小形化が技術的に遅れているのが実情である。
ガス絶縁密閉形開閉装置(GIS)等においては、密閉
容器が筒状の容器の組合わせからなる比較的単純な形状
であるために、使用最高圧力をゲージ圧で5147ad
程度にまで高めることによって絶縁寸法の大幅な縮小が
計られておシ、その結果GISに比べてもガス絶縁誘導
電器の小形化が技術的に遅れているのが実情である。
また、絶縁および冷却媒体に不燃性流体を用いることに
より誘導電器を難燃化することができるが、電器に近接
した場所で火災が発生して電器が高熱にさらされた場合
、電器の類焼はまぬがれ得るにしてもその機能を維持す
ることが困難であることは明らかであシ、このような非
常事態においてもその機能を維持しうる誘導電器の出現
が求められている。
より誘導電器を難燃化することができるが、電器に近接
した場所で火災が発生して電器が高熱にさらされた場合
、電器の類焼はまぬがれ得るにしてもその機能を維持す
ることが困難であることは明らかであシ、このような非
常事態においてもその機能を維持しうる誘導電器の出現
が求められている。
さらに、市街地変電所等に設置される誘導電器において
は、環境調和の面から低騒音化が求められておシ、この
課題に対処するために、完全自冷方式にしてファン、ポ
ンプ等の補機騒音を無くしたもの、鉄心の磁束密度を下
げて鉄心の励磁音を低減したもの、防音壁で誘導電器を
囲って騒音の放散を防止したもの等が知られているが、
いずれも誘導電器の大形化あるいは据着面積増大につ危
がるため、その改善が求められている。
は、環境調和の面から低騒音化が求められておシ、この
課題に対処するために、完全自冷方式にしてファン、ポ
ンプ等の補機騒音を無くしたもの、鉄心の磁束密度を下
げて鉄心の励磁音を低減したもの、防音壁で誘導電器を
囲って騒音の放散を防止したもの等が知られているが、
いずれも誘導電器の大形化あるいは据着面積増大につ危
がるため、その改善が求められている。
本発明は前述の状況に鑑みてなされたもので、誘導電器
本体を収納する密閉容器内の絶縁性流体の圧力を高めて
絶縁寸法を縮小することが容易にでき、かつ必要に応じ
て防音手段あるいは防火手段を容易に付加することがで
きる電磁誘導電器を提供することを目的とする。
本体を収納する密閉容器内の絶縁性流体の圧力を高めて
絶縁寸法を縮小することが容易にでき、かつ必要に応じ
て防音手段あるいは防火手段を容易に付加することがで
きる電磁誘導電器を提供することを目的とする。
本発明の誘導電器は、誘導電器本体およびその絶縁と冷
却を行なう絶縁性流体とを収納した複雑な多面体構造の
内側密閉容器と、この内側密閉容器と補助加圧流体とを
収納する球状あるいは筒状の外側圧力容器とからなる二
重構造のタンクとして形成し、内側密閉容器と外側圧力
容器との差圧を2 # / c++を以下の範囲で低く
抑さえるとともに、大気圧に対する圧力差の大部分を外
側圧力容器に負担させるようにすることにより内側密閉
容器を簡素化し、かつ絶縁性流体と大気圧との圧力差を
前記補助加圧流体の圧力分だけ高めることにより絶縁距
離の短縮を行うようにしたもので、必要に応じて外側圧
力容器の内側に吸音材層を設けるかあるいは外側圧力容
器の外側に耐火材層を設けるよう構成することによp、
外側圧力容器を骨材とする防音手段あるいは防火手段を
容易に形成できるようにしたものである。
却を行なう絶縁性流体とを収納した複雑な多面体構造の
内側密閉容器と、この内側密閉容器と補助加圧流体とを
収納する球状あるいは筒状の外側圧力容器とからなる二
重構造のタンクとして形成し、内側密閉容器と外側圧力
容器との差圧を2 # / c++を以下の範囲で低く
抑さえるとともに、大気圧に対する圧力差の大部分を外
側圧力容器に負担させるようにすることにより内側密閉
容器を簡素化し、かつ絶縁性流体と大気圧との圧力差を
前記補助加圧流体の圧力分だけ高めることにより絶縁距
離の短縮を行うようにしたもので、必要に応じて外側圧
力容器の内側に吸音材層を設けるかあるいは外側圧力容
器の外側に耐火材層を設けるよう構成することによp、
外側圧力容器を骨材とする防音手段あるいは防火手段を
容易に形成できるようにしたものである。
以下本発明を実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例を示す電磁誘導電器の構造を説
明するための側断面図である0図において、1は鉄心2
および巻線3を含む電磁誘導電器の本体、5は本体1お
よびSF、ガスあるいは使用温度範囲で凝縮性の冷媒等
の絶縁性流体4を収納する内側密閉容器、6は内側密閉
容器5および窒素ガス、空気等の補助加圧流体7を収納
する外側圧力容器、6Aは圧力容器6の7ランジ部、<
SBは圧力容器6に内股された内側密閉容器5の架台、
6Cは圧力容器乙の脚部、6Dは放圧弁、9は絶縁性流
体4の冷却装置、8は圧力容器6を気密に貫通し密閉容
器5と冷却装置9とに連通ずる一対の循環配管部、10
は分岐管部11.圧縮機12゜貯蔵タンク13等からな
る絶縁性流体4の給排手段、15は分岐管部16.圧縮
機17等からなる補助加圧流体7の給排手段である。
明するための側断面図である0図において、1は鉄心2
および巻線3を含む電磁誘導電器の本体、5は本体1お
よびSF、ガスあるいは使用温度範囲で凝縮性の冷媒等
の絶縁性流体4を収納する内側密閉容器、6は内側密閉
容器5および窒素ガス、空気等の補助加圧流体7を収納
する外側圧力容器、6Aは圧力容器6の7ランジ部、<
SBは圧力容器6に内股された内側密閉容器5の架台、
6Cは圧力容器乙の脚部、6Dは放圧弁、9は絶縁性流
体4の冷却装置、8は圧力容器6を気密に貫通し密閉容
器5と冷却装置9とに連通ずる一対の循環配管部、10
は分岐管部11.圧縮機12゜貯蔵タンク13等からな
る絶縁性流体4の給排手段、15は分岐管部16.圧縮
機17等からなる補助加圧流体7の給排手段である。
図のように構成された誘導電器において、運転状態にお
ける絶縁性流体4の最高圧力(ゲージ圧)をPl、補助
加圧流体の最高圧力(ゲージ圧)をP、とし、運転状態
においてP、キP、かあるいはPi−P*<2却/r:
t/lの条件を満足するよう両者の封入圧力を制御する
ものとする。すなわち、密閉容器5および圧力容器6を
同時に排気したのち、密閉容器5には給排手段10を介
して絶縁性流体4を、また圧力容器6には給排手段15
を介して補助加圧流体7を常時両者の圧力PlとPlと
がほぼ等しくなるよう制御しつつ封入する。流淋の給排
作業を上述のように行うことにより、排気および封入に
よって大気との間に生ずる圧力差の大部分を圧力容器6
に負担させることができる。したがって圧力容器6を球
状または円筒状に形成すれば、比較的薄い肉厚の鉄板で
高圧に耐える圧力容器を安価に形成することができる。
ける絶縁性流体4の最高圧力(ゲージ圧)をPl、補助
加圧流体の最高圧力(ゲージ圧)をP、とし、運転状態
においてP、キP、かあるいはPi−P*<2却/r:
t/lの条件を満足するよう両者の封入圧力を制御する
ものとする。すなわち、密閉容器5および圧力容器6を
同時に排気したのち、密閉容器5には給排手段10を介
して絶縁性流体4を、また圧力容器6には給排手段15
を介して補助加圧流体7を常時両者の圧力PlとPlと
がほぼ等しくなるよう制御しつつ封入する。流淋の給排
作業を上述のように行うことにより、排気および封入に
よって大気との間に生ずる圧力差の大部分を圧力容器6
に負担させることができる。したがって圧力容器6を球
状または円筒状に形成すれば、比較的薄い肉厚の鉄板で
高圧に耐える圧力容器を安価に形成することができる。
その結果、密閉容器5には排気および封入過程において
特別に高い圧力を負担させることなくたとえば3〜5に
9/d程度の高圧の絶縁性流体4を封入できるので密閉
容器5の機械的補強を簡素化することができる。したが
って収納する巻線6に対する絶縁寸法が縮小されて密閉
容器5を小形化できるとともへその耐圧力を従来と同様
あるいはそれ以下に抑さえることができ、密閉容器5を
収納する圧力容器6も小形化することができる。
特別に高い圧力を負担させることなくたとえば3〜5に
9/d程度の高圧の絶縁性流体4を封入できるので密閉
容器5の機械的補強を簡素化することができる。したが
って収納する巻線6に対する絶縁寸法が縮小されて密閉
容器5を小形化できるとともへその耐圧力を従来と同様
あるいはそれ以下に抑さえることができ、密閉容器5を
収納する圧力容器6も小形化することができる。
なお、タンクを二重構造とした場合においても、圧力容
器6の外側に配設された冷却装置9や配管部8には従来
よシ高い圧力P1が加わることになる。しかしこれらの
装置は細い管類の集合体として構成できるので耐圧的に
は従来充分な余裕をもっておシ、絶縁性流体の最高圧力
P1を5 Jtl/cd程度に高めたとしても、構造的
には従来装置と大差なく構成することができる。
器6の外側に配設された冷却装置9や配管部8には従来
よシ高い圧力P1が加わることになる。しかしこれらの
装置は細い管類の集合体として構成できるので耐圧的に
は従来充分な余裕をもっておシ、絶縁性流体の最高圧力
P1を5 Jtl/cd程度に高めたとしても、構造的
には従来装置と大差なく構成することができる。
また、上述の説明においては巻線6への電気の入出力部
については触れなかったが、たとえば入出力部にケーブ
ル引込み、SF、ガス母線引込み等の方式を採シ入れる
ことにより、先にGISの高ガス圧化について述べたと
同様な技術を活用することができる。
については触れなかったが、たとえば入出力部にケーブ
ル引込み、SF、ガス母線引込み等の方式を採シ入れる
ことにより、先にGISの高ガス圧化について述べたと
同様な技術を活用することができる。
第2図は第1図の実施例における配管部分の要部の詳細
図で、配管部8を圧力容器6に溶接された筒状部8Aと
、ベローズ8Bと、金属配管8Dと、ベローズ8Bと配
管8Dとを連結するフランジ接続部80等で構成するこ
とにより、圧力容器6と密閉容器5あるいは冷却装置9
とを柔軟に連結することができる。また上記ケーブルま
たはSF、ガス母線等の連結部にも第2図のような連結
構造を適用することができる。
図で、配管部8を圧力容器6に溶接された筒状部8Aと
、ベローズ8Bと、金属配管8Dと、ベローズ8Bと配
管8Dとを連結するフランジ接続部80等で構成するこ
とにより、圧力容器6と密閉容器5あるいは冷却装置9
とを柔軟に連結することができる。また上記ケーブルま
たはSF、ガス母線等の連結部にも第2図のような連結
構造を適用することができる。
第3図は本発明の異々る実施例を示す誘導電器の側断面
図で、第1図の実施例とはつぎの点が異々りでいる。す
なわち、圧力容器6の内部が架台6Bに溶接された仕切
板21によ)気密に区画されて区画部20が形成され、
圧縮機12が密閉容器5に連通ずる配管部22および区
画部20に連通ずる配管部23によ多連結されて、密閉
容器5に封入されるべき絶縁性流体4の一部または全部
を区画部20に収納できるよう構成されるとともに、密
閉容器5に放圧装[25が設けられ、密閉容器5の内圧
が異常に上昇したとき、放圧装置25が動作して絶縁性
流体4の一部を圧力容器6の補助加圧流体7内に放出す
るよう構成されたことである。誘導電器を上述のように
構成することにより、区画部20を絶縁性流体4の貯蔵
タンクとして利用できることにより貯蔵タンク13を省
略できるとともに、区画部20に絶縁性流体4を収納し
て弁24を閉じた状態で誘導電器を輸送することができ
る。また放圧装置25を設けたことにより本体1の絶縁
事故に起因する圧力上昇を圧力容器乙によって吸収する
ことができるので、絶縁性流体の分解生成物による環境
汚染を防止できるとともに、密閉容器5の変歪や破損を
防止できるために事故の復旧が容易になるという利点が
得られる。
図で、第1図の実施例とはつぎの点が異々りでいる。す
なわち、圧力容器6の内部が架台6Bに溶接された仕切
板21によ)気密に区画されて区画部20が形成され、
圧縮機12が密閉容器5に連通ずる配管部22および区
画部20に連通ずる配管部23によ多連結されて、密閉
容器5に封入されるべき絶縁性流体4の一部または全部
を区画部20に収納できるよう構成されるとともに、密
閉容器5に放圧装[25が設けられ、密閉容器5の内圧
が異常に上昇したとき、放圧装置25が動作して絶縁性
流体4の一部を圧力容器6の補助加圧流体7内に放出す
るよう構成されたことである。誘導電器を上述のように
構成することにより、区画部20を絶縁性流体4の貯蔵
タンクとして利用できることにより貯蔵タンク13を省
略できるとともに、区画部20に絶縁性流体4を収納し
て弁24を閉じた状態で誘導電器を輸送することができ
る。また放圧装置25を設けたことにより本体1の絶縁
事故に起因する圧力上昇を圧力容器乙によって吸収する
ことができるので、絶縁性流体の分解生成物による環境
汚染を防止できるとともに、密閉容器5の変歪や破損を
防止できるために事故の復旧が容易になるという利点が
得られる。
第4図は本発明のさらに異なる実施例を示す電磁誘導電
器の側断面図で、圧力容器を防音室を兼ねるよう構成し
たものである。すなわち、30はたとえば高密度プレス
加工されたガラスウール等からなる吸音材で、圧力容器
6の内側に突設されたねじ等によシ圧力容器6の内壁に
沿って取シ付けられている。また31は密閉容器5の底
板と架台6Bとの間に介装された防振ゴム等の防振塵で
ある。このように構成され次誘導電器において、本体1
から密閉容器5を介して放射される鉄心の励磁音等の騒
音は吸音材60によって遮音減衰されて圧力容器6への
伝搬が阻止されるとともに、本体1の振動は防振塵31
に吸収されて圧力容器6への伝搬が阻止されるので、圧
力容器6を防音室として機能させることができる。した
がって、誘導電器の騒音を低減するために従来性われて
いた、完全自冷方式化、鉄心磁束密度の低減化、防音室
の設置など誘導電器の大形化やコスト上昇に結びつく問
題点が排除され、小形かつ安価な低騒音形誘導電器を提
供することができる。
器の側断面図で、圧力容器を防音室を兼ねるよう構成し
たものである。すなわち、30はたとえば高密度プレス
加工されたガラスウール等からなる吸音材で、圧力容器
6の内側に突設されたねじ等によシ圧力容器6の内壁に
沿って取シ付けられている。また31は密閉容器5の底
板と架台6Bとの間に介装された防振ゴム等の防振塵で
ある。このように構成され次誘導電器において、本体1
から密閉容器5を介して放射される鉄心の励磁音等の騒
音は吸音材60によって遮音減衰されて圧力容器6への
伝搬が阻止されるとともに、本体1の振動は防振塵31
に吸収されて圧力容器6への伝搬が阻止されるので、圧
力容器6を防音室として機能させることができる。した
がって、誘導電器の騒音を低減するために従来性われて
いた、完全自冷方式化、鉄心磁束密度の低減化、防音室
の設置など誘導電器の大形化やコスト上昇に結びつく問
題点が排除され、小形かつ安価な低騒音形誘導電器を提
供することができる。
第5図は第4図の実施例の変形例を示す電磁誘導電器の
側断面図で、第4図の実施例と異なる点は、吸音材40
を圧力容器6と密閉容器5との隙間に充填するよう構成
したことである。すなわも圧力容器6内に密閉容器5を
設置したのち吸音材40を頴次充填するだけで防音効果
を得ることができるので、吸音材の充填作業が簡単にな
るという利点が得られる。なお吸音材40は多孔質であ
るため、補助加圧流体7の給排出は第1図の実施例と同
様に行うことができる。また圧力容器6を防音室に兼用
することにより圧力容器表直からの。
側断面図で、第4図の実施例と異なる点は、吸音材40
を圧力容器6と密閉容器5との隙間に充填するよう構成
したことである。すなわも圧力容器6内に密閉容器5を
設置したのち吸音材40を頴次充填するだけで防音効果
を得ることができるので、吸音材の充填作業が簡単にな
るという利点が得られる。なお吸音材40は多孔質であ
るため、補助加圧流体7の給排出は第1図の実施例と同
様に行うことができる。また圧力容器6を防音室に兼用
することにより圧力容器表直からの。
熱放散が阻害されるので、その分冷却装置9の容量を大
きくしなければなら欧いととはいうまでもないことであ
る。
きくしなければなら欧いととはいうまでもないことであ
る。
第6図は本発明の他の実施例を示す電磁誘導電器の断面
図、耐7図は冷却装置部分の断面図である。第6図にお
いて、圧力容器6は耐火材層50によって全面が覆われ
るとともに、冷却器9.放圧弁6D等に連通ずる配管部
も耐火材層50A。
図、耐7図は冷却装置部分の断面図である。第6図にお
いて、圧力容器6は耐火材層50によって全面が覆われ
るとともに、冷却器9.放圧弁6D等に連通ずる配管部
も耐火材層50A。
50B等に覆われている。また給排手段に連通ずる配管
は弁16等を残して取外され、着脱自在に形成された耐
火材よシなる蓋50Cによって覆われている。また冷却
装置9および放圧弁6Dは第7図に示すように、金属製
の枠体61の外周面全体に耐火材層62が取付けられた
防火室60内に設置され、その上部は駆動装置64を備
えた防火蓋体63によシ閉塞可能に覆われている。した
がって定常状態においては蓋体66が開いた状態で71
ン65が回転して外気を取込み、密閉容器ちと冷却装置
90間を循環する絶縁性流体4が強制冷却される。誘導
電器に近接した場所で火災が発生して誘導電器が高温に
さらされた場合、誘導電器は運転を停止するとともに、
これに連動して駆動装置64が動作して蓋体66が閉じ
る。したがって誘導電器の外周面は耐火材層60.62
等によって全面が覆われた状態となシ、誘導電器な高熱
から保護することができる。耐火材層としては、耐火れ
んがの他に、多量の独立気泡を包含した耐火板やセラミ
ックスなどを用いて軽量かつコンパクトに形成すること
ができる。圧力容器を防火室の骨材に利用して誘導電器
を防火構造とすることにより、近接火災から電気設備を
保護できるの1停電の復旧を迅速に桁うことかできる利
点が得られ、災害と停電とが重なるという不測の事態に
よって生ずる社会的不安の排除に貢献することができる
。
は弁16等を残して取外され、着脱自在に形成された耐
火材よシなる蓋50Cによって覆われている。また冷却
装置9および放圧弁6Dは第7図に示すように、金属製
の枠体61の外周面全体に耐火材層62が取付けられた
防火室60内に設置され、その上部は駆動装置64を備
えた防火蓋体63によシ閉塞可能に覆われている。した
がって定常状態においては蓋体66が開いた状態で71
ン65が回転して外気を取込み、密閉容器ちと冷却装置
90間を循環する絶縁性流体4が強制冷却される。誘導
電器に近接した場所で火災が発生して誘導電器が高温に
さらされた場合、誘導電器は運転を停止するとともに、
これに連動して駆動装置64が動作して蓋体66が閉じ
る。したがって誘導電器の外周面は耐火材層60.62
等によって全面が覆われた状態となシ、誘導電器な高熱
から保護することができる。耐火材層としては、耐火れ
んがの他に、多量の独立気泡を包含した耐火板やセラミ
ックスなどを用いて軽量かつコンパクトに形成すること
ができる。圧力容器を防火室の骨材に利用して誘導電器
を防火構造とすることにより、近接火災から電気設備を
保護できるの1停電の復旧を迅速に桁うことかできる利
点が得られ、災害と停電とが重なるという不測の事態に
よって生ずる社会的不安の排除に貢献することができる
。
本発明は前述のように、8F、ガス等の絶縁性流体を用
いることにより難燃化された電磁誘導電器のタンクを本
体と絶縁性流体を収納した内側密閉容器と、この密閉容
器および空気等の補助加圧流体を収納した球形または円
筒状の外側圧力容器とからなる二重構造とし、両容器間
の差圧を零あるいFi2#/l:d以下として大気に対
する圧力差の大部分を圧力容器に負担させるよう構成し
た。その結果、内側密閉容器の耐圧力を従来装置のそれ
と同等あるいはそれ以下に保持したままで絶縁性流体の
圧力を5 kg/all程度に高めることができ、した
がって誘導電器の絶縁距離が短縮され、密閉容器ならび
に圧力容器を小形化、軽量化することができるとともに
、高価な絶縁性流体の使用量を必要最小限に抑さえた電
磁誘導電器を提供することができる。また外側圧力容器
は内側密閉容器の外気に対する耐圧力を肩代シする機能
を有するとともに、これを絶縁性流体の貯蔵容器、防音
室あるいは防火室として容易に活用することができるの
で、必要に応じてこれらの機能を誘導電器に持たせるこ
とにより、従来低騒音化や防火のためにとられてきた完
全自冷方式化、鉄心の低磁束密度化。
いることにより難燃化された電磁誘導電器のタンクを本
体と絶縁性流体を収納した内側密閉容器と、この密閉容
器および空気等の補助加圧流体を収納した球形または円
筒状の外側圧力容器とからなる二重構造とし、両容器間
の差圧を零あるいFi2#/l:d以下として大気に対
する圧力差の大部分を圧力容器に負担させるよう構成し
た。その結果、内側密閉容器の耐圧力を従来装置のそれ
と同等あるいはそれ以下に保持したままで絶縁性流体の
圧力を5 kg/all程度に高めることができ、した
がって誘導電器の絶縁距離が短縮され、密閉容器ならび
に圧力容器を小形化、軽量化することができるとともに
、高価な絶縁性流体の使用量を必要最小限に抑さえた電
磁誘導電器を提供することができる。また外側圧力容器
は内側密閉容器の外気に対する耐圧力を肩代シする機能
を有するとともに、これを絶縁性流体の貯蔵容器、防音
室あるいは防火室として容易に活用することができるの
で、必要に応じてこれらの機能を誘導電器に持たせるこ
とにより、従来低騒音化や防火のためにとられてきた完
全自冷方式化、鉄心の低磁束密度化。
防音室の設置、防火室の設置吟誘導電器の大形化やコス
ト上昇に結びつく諸対策が不要になシ、総合的にみて多
機能で小形かつ安価な電磁誘導電器を提供することに貢
献できる。さらに、外側圧力容器に充分な耐圧強度を持
たせるよう構成したので、本体の絶縁事故によシ生成す
る分解生成物を圧力容器内に放出させることが可能であ
り、内側密閉容器の変歪や破損を防止できるとともに、
分解生成物による環境汚染を防止できる利点が得られる
。
ト上昇に結びつく諸対策が不要になシ、総合的にみて多
機能で小形かつ安価な電磁誘導電器を提供することに貢
献できる。さらに、外側圧力容器に充分な耐圧強度を持
たせるよう構成したので、本体の絶縁事故によシ生成す
る分解生成物を圧力容器内に放出させることが可能であ
り、内側密閉容器の変歪や破損を防止できるとともに、
分解生成物による環境汚染を防止できる利点が得られる
。
第1図は本発明の実施例を示す電磁誘導電器の側断面図
、第2図は第1図の配管部の要部の断面図、第3図は本
発明の異なる実施例を示す誘導電器の側断面図、第4図
はさらに異なる実施例を示す誘導電器の側断面図、第5
図は第4図の変形例を示す誘導電器の側断面図、第6図
は本発明の他の実施例を示す誘導電器の側断面図、第7
図は第6図の実施例の冷却装置部分の断面図である。 1・・・誘導電器本体、4・・・絶縁性流体′、5・・
・内側密閉容器、6・・・外側圧力容器、7・・・補助
加圧流体、8・・・配管部、9・・・冷却装置、10・
・・絶縁性流体の給排手段、15・・・補助加圧流体の
給排手段、20・・・区画部、21・・・仕切板、25
.6D・・・放圧弁、30.40・・・吸音材層、31
・・・防振塵、50.6第3111 1に4図 第5図 m6wA 第7図
、第2図は第1図の配管部の要部の断面図、第3図は本
発明の異なる実施例を示す誘導電器の側断面図、第4図
はさらに異なる実施例を示す誘導電器の側断面図、第5
図は第4図の変形例を示す誘導電器の側断面図、第6図
は本発明の他の実施例を示す誘導電器の側断面図、第7
図は第6図の実施例の冷却装置部分の断面図である。 1・・・誘導電器本体、4・・・絶縁性流体′、5・・
・内側密閉容器、6・・・外側圧力容器、7・・・補助
加圧流体、8・・・配管部、9・・・冷却装置、10・
・・絶縁性流体の給排手段、15・・・補助加圧流体の
給排手段、20・・・区画部、21・・・仕切板、25
.6D・・・放圧弁、30.40・・・吸音材層、31
・・・防振塵、50.6第3111 1に4図 第5図 m6wA 第7図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)鉄心および巻線を含む誘導電器の本体と前記本体の
絶縁と冷却とを行う絶縁性流体とを収納する金属製の内
側密閉容器と、この内側密閉容器ならびに補助加圧流体
とを収納する外側圧力容器と、この外側圧力容器を気密
に貫通し前記内側密閉容器に連通する配管部を介して外
側圧力容器の外側に配設された冷却器ならびに前記絶縁
性流体の給排手段とを備え、前記内側密閉容器と外側圧
力容器との圧力差が誘導電器の運転状態において0〜2
kg/cm^2の範囲で内側密閉容器側で高いことを特
徴とする電磁誘導電器。 2)特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、外側圧
力容器の一部が仕切板によって気密に区画され、この区
画部と内側密閉容器とに連通する配管部ならびに給排手
段とにより前記区画部に絶縁性流体の一部分が収納され
たととを特徴とする電磁誘導電器。 3)特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、外側圧
力容器がその内部に防音手段を備えたことを特徴とする
電磁誘導電器。 4)特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、外側圧
力容器および配管部がその外側を覆うよう形成された耐
火層を備えたことを特徴とする電磁誘導電器。 5)特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、冷却器
が耐火層を備えた防火室内に設置されたことを特徴とす
る電磁誘導電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15230784A JPS6130015A (ja) | 1984-07-23 | 1984-07-23 | 電磁誘導電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15230784A JPS6130015A (ja) | 1984-07-23 | 1984-07-23 | 電磁誘導電器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6130015A true JPS6130015A (ja) | 1986-02-12 |
Family
ID=15537662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15230784A Pending JPS6130015A (ja) | 1984-07-23 | 1984-07-23 | 電磁誘導電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6130015A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107170557A (zh) * | 2017-07-01 | 2017-09-15 | 合肥东玖电气有限公司 | 一种防燃变压器 |
JP2022540591A (ja) * | 2019-07-09 | 2022-09-16 | ヒタチ・エナジー・スウィツァーランド・アクチェンゲゼルシャフト | 液体充填外鉄型変圧器または外鉄型リアクトルのためのタンク |
-
1984
- 1984-07-23 JP JP15230784A patent/JPS6130015A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107170557A (zh) * | 2017-07-01 | 2017-09-15 | 合肥东玖电气有限公司 | 一种防燃变压器 |
JP2022540591A (ja) * | 2019-07-09 | 2022-09-16 | ヒタチ・エナジー・スウィツァーランド・アクチェンゲゼルシャフト | 液体充填外鉄型変圧器または外鉄型リアクトルのためのタンク |
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