JPS61293106A - 架線用自走車 - Google Patents

架線用自走車

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JPS61293106A
JPS61293106A JP60133607A JP13360785A JPS61293106A JP S61293106 A JPS61293106 A JP S61293106A JP 60133607 A JP60133607 A JP 60133607A JP 13360785 A JP13360785 A JP 13360785A JP S61293106 A JPS61293106 A JP S61293106A
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overhead
self
overhead wire
vehicle
spring
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JP60133607A
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昭 田村
勇 沢井
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Daiei Densetsu Kk
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Daiei Densetsu Kk
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は例えば鉄塔に掛は渡されるグランドケーブル
の点検等に使用される架線用自走車に関する。
従来技術 グランドケーブルは錆びたり落雷で損傷して切れる事故
を起こす恐れがあるため、定期的に或いは寿命が米る前
に点検し、必要な時に取り替えることにより事故を未然
に防止している。
グランドケーブルは細くてそれに人が吊り下がることは
できないので、従来、グランドケーブルを点検するには
ヘリコプタ−に搭乗し或いは下の送電線に吊り下げられ
ながら移動して視覚により検査する方法が採られていた
が、いずれも危険が伴なうことは勿論、揺れて視人χが
定まらないため検査に万全を期し難く、また作業がコス
ト高になるという欠点があった。
そこでこの発明者等は、従来がら架線張りに使用されで
いた自走車にビデオカメラを搭載することによりグラン
ドケーブルの点検を行なうことに着眼した。
従来の架線張り用の自走車は、モーターによる駆動輪が
架線上を走行するようにしたもので、無線操縦により前
進、停止、後退ができるようになされている。もしも架
線の異常等が原因で走行が困難になったときには、通常
は無線操縦により駆動輪を逆転させで後退させる。とこ
ろが、架線では素線切れが上向きにささくれていると、
それに駆動輪が引っ掛かり駆動輪にささくれが突きささ
るため、自刃では後退不能となることがある。この場合
はロープの先端を携えた走行車を迎えに出して自走車に
ドツキングさせ、ロープを引っ張って強制的に回収して
いたが、このときは駆動輪が却って抵抗となりそれを引
きするようなことになるため、架線が錆びでかさかさで
あるときには特に回収が困難となる欠点があった。
発明の目的 この発明は上記のような従来の欠点を解決したもので、
架線上で自刃で後退不能となってロープによる強制回収
を行なうときに、駆動輪がロープを引く抵抗にならない
自走車を提供することを目的としている。また、ケーブ
ルの全周面とその位置を同時に録画でき、地」二にで充
分に点検し得る自走車を提供することを目的としでいる
発明の構成 すなわち本願の第一の発明は、自走車の主体となる車体
に、架線」二を走行する自由輪と、これに対向して架線
下を走行する駆動輪と、駆動輪な架線に付勢するバネと
、バネの付勢力解除装置とを備えたことをその要旨とし
ている。また本願の第二の発明は上記第一の発明に、本
体回収用の牽引ロープをバネの付勢力解除装置に連結し
、そのロープを引くことにより、バネの付勢力を解除し
得るように構成し、回収時には自由輪のみが架線を走行
するようにしたものである。
更に本願の第三の発明は、車体の前方側に、架線を挾む
ように断面■字形の二面鏡とその鏡面側に対向するビデ
オカメラとを取付け、架線の全周面をビデオ録画し得る
ように構成したことをその要旨とし、第四の発明は第三
の発明に、二面鏡の一部に距離カウンタを設け、架線の
状態と距離カウンタのカウントとを同時にビデオ録画し
得るように構成したことを特徴としている。
実施例 図面はこの発明をグランドケーブル(以下架線Wと称す
る)の点検用走行車として実施したもので、これには架
線Wを写し撮るビデオカメラCが搭載されでいる。
車体Fは前後縦枠1.2、上下枠3,4および中継機5
から矩形に枠組みされ、−ヒ枠3の前後両端部にブラケ
ット6.6を垂設し、両ブラケット6゜6に架線W上を
走行する自由輪10,10を軸支し、ブラケッ) 6.
6の各−側面に下端部が下へ突出する〃イド片7を固着
しである。
下枠4の前端部と中間部に軸承片9を固着し、軸承片9
にモーター14による駆動軸31が支承され、駆動軸3
1に駆動輪11の取付板17を揺動可能に軸支し、取付
板17の先端部に駆動輪11が軸支しである。
また駆動軸31に小歯車25aを、駆動輪11の回転軸
32に大歯車25bをそれぞれ取り付け、両歯車25a
、25bにチェーン18を掛け、モーター14の回転が
駆動輪11に減速して伝達されるようになっている。′
取付板17の先端にはコイルバネ20の一端を連結し、
他端を次に′記す付勢力解除装MTに連結し、駆動輪1
1はコイルバネ20の付勢力で架線Wの下面に圧接させ
である(第1図、第4図)。
付勢力解除装置Tは先端のビン26にコイルバネ20が
掛かる一次レバー15と、−次レバー15を転倒させる
二次レバー16と、二次レバー16を回動させる回収用
牽引ロープSとからなっている。
−次レバー15と二次レバー16は車体Fの」二端部に
設けられた固定板8に同軸13で支承され、そのうち−
次レバー15はコイルバネ20で」一端が後方へ引かれ
、ストッパー27に受は止められるようになっている。
また−次レバー15の基端部にはビン29が突設され、
二次レバー16先端の爪16aが一次レバー15を前方
へ倒し得るようにそのビン29に掛けである(第1図、
第4図)。牽引ロープSは前後面解除装置T、Tの各二
次レバー16.16の下端に連結され、後縦枠2にロー
プSを通す保持具40が取り付けである。
ビデオカメラCは支持杆30の先端に取り付けられ、支
持杆30はほぼ架線Wを中心に回動し得るように車体F
に軸支しである。また支持杆30の基端部には架線Wの
裏側をビデオカメラCに向けて反射させる■字形断面の
二面鏡Mを取り付け、二面鏡Mの一端部に距離カウンタ
34をその数字がビデオカメラCに写し撮られるように
備えである。
なおこの実施例の如く、後部自由輪10の車軸50とカ
ウンタ34とをワイヤ51を介して連結し、自由輪10
の回転が距離カウンタ34の作動と連動するように構成
しておくことができる。
このようにビデオカメラCをセットシた場合には、架線
Wの全周と距離カウンタ34を同時にフィルムに収める
ことができ、また太陽の位置に応じて最も撮影に適した
角度にビデオカメラCや二面鏡Mを変向することができ
る。しかも雨天のときには二面鏡Mを下向きにすると、
その反射面が雨に濡れないため、小雨程度でも点検精度
を確保し得る。
支持杆30の取付は方については、車体Fの前端に架M
Wが通る位置に小米るだけ近づけてステー33を回転軸
として突設し、車体Fと支持杆30の間にはその角度調
整に応じ得る保持板38を介在させである。
また車体Fの下にはビデオデツキ41とバッテリ−42
が取り付けである。
」二記の架線用自走車を使用するときは、架線Wの上に
自由輪10.10を掛け、コイルバネ20の付勢力で駆
動輪11.11を架線Wの下に圧接させる。この圧接に
より駆動輪11と架線W間には摩擦抵抗が生じるから、
モーター14の回転方向に従い駆動輪11を正回転、逆
回転させることにより、自走車を前進または後退させ、
あるいはモーター14を停止させることにより自走車を
停止させることができる。この動作は無線操縦により行
なわれるが、前進中に架線Wの状態をビデオカメラCに
よりテープに収められ、同時に牽引ロープSが原位置か
ら引外出されてゆく。
途中で自走車が事故により自刃では進退不能に停止した
ときには、牽引ロープSを手元に引っ張り付ける。そう
すると二次レバー16がその爪16aで一次レバー15
をコイルバネ20の弾力に抗して前倒しに回動させる。
このときコイルバネ20の掛かるビン26が死点を越え
ると、今度はそのバネ20の弾力が一次レバー15を前
に回転させる力として作用してその一次レバー15が転
倒する。これでバネ20により引っ張る力が喪失するた
め、取付板17は駆動軸31を中心に転倒し、その先端
の駆動輪″、1が落下して架線Wから外れる(第5図)
この状態では自由輪10,10だけが架線W上に来って
いるので、牽引ロープブSを引きイ寸けると、自由輪1
0,10だけが引き付けに従い架線W上を回転し、この
場合駆動輪11,11が引き寄せる抵抗には全くならな
いため、自走車を容易に回収することができる。
駆動輪11を再び走行可能にセットするには一次レバー
15をそのハンドル28でストッパー27に至るまで引
き起こす。そうするとバネ20の弾力により一次レバー
15がストッパー27に凭れ掛かるので、駆動輪11が
バネ20の弾力で架線Wに圧接させられ、バネ20の弾
力でその状態が保持されることになる。
発明の効果 この発明の架線用自走車は、以上説明したように、車重
に架線上を走行する自由輪と、これ1こ対向して架線下
を走行する駆動輪と、駆動輪を架線に付勢するバネと、
バネの付勢力解除装置とをそれぞれ設け、回収用牽引ロ
ープをバネの付勢力解除装置に連結し、そのロープを引
くことによりバネの付勢力を解除し得るようにしたので
、走行中に事故があって自刃では後退できなくなったと
きに、牽引用ロープを引くだけで駆動輪の抵抗を解き、
自由輪だけを走行させて容易に走行車を回収することが
できる優れた効果がある。また架線に対する駆gh輪の
摩擦をバネの力で大きくすれば、架線の急傾斜の箇所で
も空転することなく確実に登り得る効果もある。
また、車体の走行前部に断面■字形の二面鏡とその正面
に対向してビデオカメラとをセットし、この両者間に架
線が位置するように配備し、架線の全周面を連続的に録
画しておくことができるように構成したので、非常に接
近した状態で架線破損箇所や現況の全てを入念にチェッ
クでき、架線取替えの時期や修理への対応も素堅くでき
、事故の未然防止及びコスト面でも貢献でき、且つ画像
として保管しでおくこともできる。
また、車体の走行前部に設置したので、たとえ架線の欠
陥部の存在により車体の進行が不能になったとしても、
その欠陥部の録画だけはなされる。
これに対して、例えば鋭部が車体内や車体後部に装備さ
れていると、架線欠陥部によって車体が停止した場合で
あっても、その停止の原因をつかめない欠点がある。
更に、距離カウンタによる架線位置も同時に録画により
知ることができるように構成したので、架線の破損箇所
や現況と距離即ち位置とを一致させることができ、いっ
そう正確で詳細な検査資料を得ることができると共に破
損等の原因究明も容易になった。
なおこの発明の自走車はグランドケーブルばかりでなく
他の架線の点検にも使用できることは勿論、架線張り作
業用としても都合良く使用できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、第1図は自走車の使
用状態を示す側面図、第2図は主とじてバネの付勢力解
除装置を示す前から見た[i’m図、第3図は第1図A
−A線矢視の拡大断面図、第4図および第5図はバネの
付勢力解除装置の作動順を示す説明図である。 C・・・ビデオカメラ F・・・車体 M・・・二面鏡
S・・・牽引用ロープ T・・・付勢力解除装置W・・
・架線 10・・・自由輪 ]1・・・駆動輪15.1
6・・・レバー 20・・・バネ 34・・・距離カウ
ンタ特許出願人    大栄電設株式会社 1J開昭61−293106(5) 手続補正書 昭和60年 7月lら日 1、事件の表示 昭和60年特許願第133607号 2、発明の名称 架線点検用自走車 3、補正をする者 事件との関係  特許出頴人 住 所  富山県富山市二ロ町10番地名 称    
大栄電設株式会社 代表者 滝 川  昇 4、代理人 7、補正の対象 明     細     書 1、発明の名称 架線点検用自走車 2、特許請求の範囲 1)車体に架線−Lを走行する自由輪と、これに対向し
て架線下を走行する駆動輪と、駆動輪を架線に付勢する
バネと、バネの付勢力解除装置とを備えたことを特徴と
する架轍憾−検−■−n−714゜2)車体に架線−L
を走行する自由輪と、これに対向して架線下を走行する
駆動輪と、駆動輪を架線に付勢するバネと、バネの付勢
力解除装置とを備えた架#息権用−白−(町において;
車体回収用の牽引ロープをバネの付勢力解除装置に連結
し、そのロープを引くことにより、バネの付勢力を解除
し得るように構成したことを特徴とする架線−騨用−1
−走車。 3)車体の前方側に、架線を挟むように断面7字形の二
面鏡とその鏡面側に対向するビデオカメラとを取付け、
架線の全周面をビデオ録画し得るように構成した袈梓A
梱月l(J鴨− 4)二面鏡の断面が直角のL字形であることを特徴とす
る特許請求の範囲第3項記載のm兼■且走車。 5)車体の前方側に、架線を挾むように断面7字形の二
面鏡とその鏡面側に対向するビデオカメラとを取付け、
架線の全周面をビデオ録画し得るように構成した1LL
IJ’f1m挟−において;上記二面鏡の一部に距離カ
ウンタを設け、架線の状態と距離カウンタのカウントと
を同時にビデオ録画し得るように構成したことを特徴と
する架J1真11川□庄走車。 6)二面鏡の断面が直角のL字形であることを特徴とす
る特許請求の範囲第5項記載の架線点検用自走車、・ ρ1囲J514−1#6項記載を一架−樟嘉檜井」走車
。 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 この発明は例えば鉄塔に掛は渡されるグランドケーブル
の点検等に使用される架線点検用自走車に関する。 従来技術 グランドケーブルは錆びたり落雷で損傷して切れる事故
を起こす恐れがあるため、定期的に或いは寿命が米る前
に点検し、必要な時に取り替えることにより事故を未然
に防止している。 グランドケーブルは細くてそれに人が吊り下がることは
できないので、従来、グランドケーブルを点検するには
ヘリコプタ−に搭乗し或いは下の送電線に吊り下げられ
ながら移動して視覚により検査する方法が採られていた
が、いずれも危険が伴なうことは勿論、揺れて視点が定
まらないため検査に万全を期し難く、また作業がコスト
高になるといろ欠点があった。 そこでこの発明者等は、従来から架線張りに使用されて
いた自走車にビデオカメラを搭載することによりグラン
ドケーブルの点検を行なうことに着眼した。 従来の架線張り用の自走車は、モーターによる駆動輪が
架線」−を走行するようにしたもので、無線操縦により
前進、停止、後退がで外るようになされている。もしも
架線の異常等が原因で走行が困難になったときには、通
常は無線操縦により駆動輪を逆転させて後退させる。と
ころが、架線では素線切れが上向きにささくれでいると
、それに駆動輪が引っ掛かり駆動輪にささくれが突きさ
さるため、自刃では後退不能となることがある。この場
合はロープの先端を携えた走行車を迎えに出して自走車
にドツキングさせ、ロープを引っ張って強制的に回収し
ていたが、このときは駆動輪が却って抵抗となりそれを
引きするよ)なことになるため、架線が錆びてかさかさ
であるときには特に回収が困難となる欠点があった。 発明の目的 この発明は」二記のような従来の欠点を解決したもので
、架線上で自刃で後退不能となってロープによる強制回
収を行なうときに、駆動輪がロープを引く抵抗にならな
い自走車を提供することを目的としている。また、ケー
ブルの全周面とその位置を同時に録画でき、地上にて充
分に点検し得る自走車を提供することを目的としている
。 発明の構成 すなわち本願の第一の発明は、自走車の主体となる車体
に、架線上を走行する自[11輪と、これに対向して架
線下を走行する駆動輪と、駆動輪を架線に付勢するバネ
と、バネの付勢力解除装置とを備えたことをその要旨と
している。また本願の第二の発明は上記第一の発明に、
車体回収用の牽引ロープをバネの付勢力解除装置に連結
し、そのロープを引く4とにより、バネの付勢力を解除
し得るように構成し、回収時には自由輪のみが架線を走
行するようにしたものである。 更に本願の第三の発明は、車体の前方側に、架線を挟む
ように断面V字形の二面鏡とその鏡面側に対向するビデ
オカメラとを取付け、架線の全周面をビデオ録画し得る
ように構成したことをその要旨と腰第四の発明は第三の
発明に、二面鏡の一部に距離カウンタを設け、架線の状
態と距離カウンタのカウントとを同時にビデオ録画し得
るように構成したことを特徴としている。 実施例 図面はこの発明をグランドケーブル(以下架線Wと称す
る)の点検用走行車として実施したもので、これには架
線Wを写し撮るビデオカメラCが搭載されている。 車体Fは前後縦枠1,2、上下枠3.4および中継機5
から矩形に枠組みされ、上枠3の前後両端部にブラケッ
ト6.6を垂設し、両ブラケット6゜6に架線W上を走
行する自由輪10,10を軸支し、ブラケット6.6の
各−側面に下端部が下へ突出するガイド片7を固着しで
ある。 下枠4の前端部と中間部に軸承片9を固着し、軸承片9
にモJター14による駆動軸31が支承され、駆動軸3
1に駆動輪11の取付板17を揺動可能に軸支し、取付
板17の先端部に駆動輪11が軸支しである。 また駆動軸31に小歯車25aを、駆動輪11の回転軸
32に大歯車25!〕をそれぞれ取り付け、両歯車25
a、25bにチェーン18を掛け、モーター14の回転
が駆動輪11に減速して伝達されるようになっている。 取付板17の先端にはコイルバネ20の一端を連結し、
他端を次に記す付勢力解除装置Tに連結し、駆動輪11
はコイルバネ20の付勢力で架線Wの下面に圧接させで
ある(第1図、第4図)。 付勢力解除装置Tは先端のピン26にコイルバネ20が
掛かる一次レバー15と、−次レバー15を転倒させる
二次レバー16と、二次レバー16を回動させる回収用
牽引ロープSとからなっている。 −次レバー15と二次レバー16は車体Fの上端部に設
けられた固定板8に同軸13で支承され、そのうち−次
レバー15はコイルバネ20で上端が後方へ引かれ、ス
トッパー27に受は止められるようになっている。また
−次レバー15の基端部にはピン29が突設され、二次
レバー16先端の爪16aが一次レバー15を前方へ倒
し得るようにそのピン29に掛けである(第1図、第4
図)。牽引ロープSは前後画解除装置T、Tの各二次レ
バー16.16の下端に連結され、後縦枠2にロープS
を通す保持%40が取り付けである。 ビデオカメラCは支持杆30の先端に取り付けられ、支
持杆30はほぼ架線Wを中心に回動し得るように車体F
に軸支しである。また支持杆30の基端部には架線Wの
裏側をビデオカメラCに向けて反射させるV字形断面の
二面鏡Mを取り付け、二面鏡Mの一端部に距離カウンタ
34をその数字がビデオカメラCに写し撮られるように
備えである。 なおこの実施例の如く、後部自由輪10の車軸50とカ
ウンタ34とをワイヤ51を介して連結し、自由輪10
の回転が距離カウンタ34の作動と連動するように構成
しておくことができる。 このようにビデオカメラCをセットした場合には、架線
Wの全周と距離カウンタ34を同時にフィルムに収める
ことができ、また太陽の位置に応じて最も撮影に施した
角度にビデオカメラCや二面鏡Mを変向することができ
る。しかも雨天のときには二面鏡Mを下向きにすると、
その反射面が雨に濡れないため、小雨程度でも点検精度
を確保し得る。 支持杆30の取イ・1け方については、車体Fの面端に
架線Wが通る位置に出来るだけ近づけてステー33を回
転軸として突設し、車体Fと支持杆30の間にはその角
度調整に応じ得る保持板38を介在させである。 また車体Fの下にはビデオデツキ41とバッテリー42
が取り付けである。 」二記の架線7α検用自走車を使用するときは、架線W
の上に自由輪10.10を掛け、コイルバネ20の付勢
力で駆動軸11.11を架線Wの下に圧接させる。 この圧接により駆動輪11と架線W間には摩擦抵抗が生
じるから、モーター14の回転方向に従い駆動輪11を
正回転、逆回転させることにより、自走ルを前進または
後退させ、あるいはモーター14を停止させることによ
り自走車を停止させることができる。この動作は無線操
縦により行なわれるが、 、前進中に架線Wの状態をビ
デオカメラCによりテープに収められ、同時に牽引ロー
プSが原位置から引き出されてゆく。 途中で自走車が事故により自刃では進退不能に停止した
ときには、牽引ロープSを手元に引っ張りイ1ける。そ
うすると二次レバー16がその爪16aで一次レバー1
5をコイルバネ20の弾力に抗して前倒しに回動させる
。このときコイルバネ20の掛かるピン26が死点を越
えると、今度はそのバネ20の弾力が一次レバー15を
前に回転させる力として作用してその一次レバー15が
転倒する。これでバネ20により引っ張る力が喪失する
ため、取付板17は駆動軸31を中心に転倒し、その先
端の駆動輪11が落下して架線Wから外れる(第5図)
。 この状態では自由輪10.10だけが架線W上に末って
いるので、牽引ロープSを引き付けると、自由輪10.
10だけが引き付けに従い架線Wlを回転し、この場合
駆動輪11 、1.1が引き寄せる抵抗には全くならな
いため、自走車を容易に回収することができる。 駆動輪11を再び走行可能にセットするには一次レバー
15をそのハンドル28でストッパー271こ至るまで
引き起こす。そうするとバネ20の弾力により一9= 一次レバー15がストッパー27に凭れ掛かるので、駆
動輪11がバネ20の弾力で架線Wに圧接させられ、バ
ネ20の弾力でその状態が保持されることになる。 発明の効果 この発明の架線、慨検用自走車は、以上説明したように
、車体に架線」二を走行する自由輪と、これに対向して
架線下を走行する駆動輪と、駆動輪を架線に付勢するバ
ネと、バネの付勢力解除装置とをそれぞれ設け、回収用
牽引ロープをバネの付勢力解除装置に連結し、そのロー
プを引くことによりバネの付勢力を解除し得るようにし
たので、走行中に事故があって自刃では後退できなくな
ったときに、牽引用ロープを引くだけで駆動輪の抵抗を
解き、自由輪だけを走行させて容易に走行車を回収する
ことができる優れた効果がある。また架線に対する駆動
輪の摩擦をバネの力で大きくすれば、架線の急傾斜の筒
所でも空転することなく確実に登り得る効果もある。 また、車体の走行前部に断面■字形の二面鏡とその正面
に対向してビデオカメラとをセットし、この両者間に架
線が位置するように配備し、架線の全周面を連続的に録
画しておくことができるように構成したので、非常に接
近した状態で架線破損箇所や現況の全てを入念にチェッ
クでき、架線取替えの時期やイ1埋への対応も素早くで
き、事故の未然防止及びコスト面でも貢献でき、且つ画
像として保管しておくこともできる。 また、車体の走行前部に設置したので、たとえ架線の欠
陥部の存在により車体の進行が不能になったとしても、
その欠陥部の録画だけはなされる。 これに対して、例えば鋭部が車体内や車体後部に装備さ
れていると、架線欠陥部によって車体が停止した場合で
あっても、その停止の原因をつがめない欠点がある。 更に、距離カウンタによる架線位置も同時に録画により
知ることができるように構成したので、架線の破損箇所
や現況と距離即ち位置とを一致させることができ、いっ
そう正確で詳細な検査資料を得ることができると共に破
損等の原因究明も容易になった。 なおこの発明の自走す■はグランドケーブルばかりでな
く他の架線の点検にも使用できることは勿論、架線張り
作業用としても都合良く使用できる。 4、図面の簡単な説明 図面はこの発明の一実施例を示し、第1図は自走車の使
用状態を示す側面図、第2図は主としてバネの付勢力解
除装置を示す前から見た断面図、第3図は第1図A−A
線矢視の拡大断面図、第4図および第5図はバネの付勢
力解除装置の作動順を示す説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)車体に架線上を走行する自由輪と、これに対向して
    架線下を走行する駆動輪と、駆動輪を架線に付勢するバ
    ネと、バネの付勢力解除装置とを備えたことを特徴とす
    る架線用自走車。 2)車体に架線上を走行する自由輪と、これに対向して
    架線下を走行する駆動輪と、駆動輪を架線に付勢するバ
    ネと、バネの付勢力解除装置とを備えた架線用自走車に
    おいて;車体回収用の牽引ロープをバネの付勢力解除装
    置に連結し、そのロープを引くことにより、バネの付勢
    力を解除し得るように構成したことを特徴とする架線用
    自走車。 3)車体の前方側に、架線を挟むように断面り字形の二
    面鏡とその鏡面側に対向するビデオカメラとを取付け、
    架線の全周面をビデオ録画し得るように構成した架線用
    自走車。 4)二面鏡の断面が直角のL字形であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項記載の架線用自走車。 5)車体の前方側に、架線を挾むように断面V字形の二
    面鏡とその鏡面側に対向するビデオカメラとを取付け、
    架線の全周面をビデオ録画し得るように構成した架線用
    自走車において;上記二面鏡の一部に距離カウンタを設
    け、架線の状態と距離カウンタのカウントとを同時にビ
    デオ録画し得るように構成したことを特徴とする架線用
    自走車。 6)二面鏡の断面が直角のL字形であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第5項記載の架線用自走車。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02155409A (ja) * 1988-12-05 1990-06-14 Chubu Electric Power Co Inc 架空電線の自走式点検装置
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JP2015104188A (ja) * 2013-11-22 2015-06-04 学校法人神奈川大学 移動装置
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