JPS61293031A

JPS61293031A - 双方向性分岐器

Info

Publication number: JPS61293031A
Application number: JP13519885A
Authority: JP
Inventors: Shohei Nakamura; 昌平中村
Original assignee: Victor Company of Japan Ltd
Current assignee: Victor Company of Japan Ltd
Priority date: 1985-06-20
Filing date: 1985-06-20
Publication date: 1986-12-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は伝送路として同軸ケーブルを用いた双方向性テ
レビジョン共聴システム、ＣＡＴＶ　（ケーブルテレビ
ジョン）、ＬＡＮ（ローカル・エリア・ネットワーク）
等の情報信号を双方向に伝送するシステムに適用される
双方向性分岐器に関する。

（従来の技術）従来の分岐器を説明Ｊるにあたって、テレビジョン共聴
システムに用いられている分岐器を例にとって説明する
。

第３図は従来の分岐器を用いたテレビジョン共聴システ
ムを説明するための図である。

第３図において１はヒンター装置、２．３は端未装置、
４．５は分岐器、６８〜６ｅは同軸ケーブル、７はＩ１
４端器である。

なお、第３図中には端末装置２，３のみが図示されてい
るが、２台以上の端末装置を儒えているシステムであっ
てもよい。

センター装置１は端末装置２及び端末装置３へ所定のプ
ログラムを送出したり、端末装置２と端末装置３との間
の情報信号の伝送の中継を行なう装置である。

分岐器４（５）は第４図に示すように端子４ａ（５ａ）
と端子４ｂ（５ｂ）との間で双方向伝送が可能であり、
また、端子４ａ（５ａ）と端子４Ｇ　（５Ｃ）との間で
も双方向伝送が可能であるが、端子４ｃ（５Ｃ）と端子
４ｂ（５ｂ）との間では伝送が不可能である。

つまり、分岐器４（５）において、幹線の入出力方向で
ある端子４ａ　＜５８）と端７’７１ｂ（５ｂ）との間
では双方向伝送が可能であるのに対し−Ｃ１幹線と端末
装置との間では、端末装置よりセンター装置への方向、
あるいは、この逆方向における双方向伝送のみが可能で
あり、ある端末装置と他の端末装置との間の双方向伝送
は不可能である。

例えば、端末装置２から端末装置３へ情報信号を伝送す
る際、端末装置２　ｆ、ｓ　ｔら送出される情報信号は
第３図中に実線矢印で示すように伝送路（３ａ。

分岐器４、伝送路６ｂを介してセンター装置１でチャン
ネル変換、周波数変換等の変換処理が施された後、第３
図中に破線矢印で示寸ように、伝送路６ｂ、分岐器４、
伝送路６Ｃ１分岐器５、伝送路６ｄを介して端末装置３
に伝送される。

従って、第３図より明らかなように、端末装置２からセ
ンター装置１への上り伝送信号と、センター装置１から
端末装置３への下り伝送信号とが伝送路６ｂ中を伝送さ
れるため、この２倍号を干渉させずに伝送するためには
」−り伝送信号と下り伝送信号とを周波数分離する必要
があり、このためセンター装置１はチャンネル変換・周
波数変換等を行なう装置を備える必要があり、よって、
センター装置１は高価なものとなり、また、伝送に必要
な周波数占有帯域は端末装置２（３）より出力される情
報信号の周波数帯域の２倍も必要となり、伝送路の使用
効率が甚だ悪いといった問題点を有していた。

そこで、本発明は分岐器を端末ｉ！置と端末装置との間
で双方向伝送が可能な構成とすることにより、周波数変
換・チャンネル変換等を行なうための高価な装置を備え
たセンター装置が不要となり、伝送路の使用効率が向上
する双方向性分岐器を提供することを目的とする。

（問題点を解消するための手段）本発明は上述の問題点を解消するために第１図に示す如
き構成の双方向性分岐器を提供するものである。第１図
は本発明になる双方向性分岐器の一実施例のブロック系
統図である。第１図に示した双方向性分岐器は、複数の端末装置間で情報信号を伝送するシステムの情報
信号を伝送する不平衡同軸ケーブルから構成された幹線
伝送路の中間に介挿される分岐器であって、この幹線伝送路で伝送されるこの情報信号を入−４＝出力するための第１の端子８及び第２の端子１０と、前記端末装置に対して前記情報信号を入出力するための
分岐端子９と、分岐端子９に入力された信号をそれぞれ第１の端子８及
び第２の端子１０に対して２分配する分配器と、第１の端子８あるいは第２の端子１０に入力された前記
情報信号を１分岐する分岐器とからなり、分岐端子９、
第１の端子８、第２の端子１０のうちの任意の端子間で
前記情報信号を双方向に伝送するように構成される。

（実　施　例）本発明が適用されるシステムは上述したように共聴テレ
ビジョンシステム、ＣＡＴＶ、ＬＡＮ等が挙げられるが
、これらのシステムの伝送路としては、不平衡同軸ケー
ブルからなる単一伝送路を用い、更に、比較的伝送周波
数帯域が広い、例えば、実用範囲として約５［ＭＨｚ］
〜１５００［Ｍ日２］程度の広帯域伝送方式であるもの
とする。

第１図（Ａ）及び（Ｂ）は本発明になる双方向性分岐器
の一実施例を示す図で、第１図＜Ａ）はその概略ブロッ
ク系統図、第１図（Ｂ）はその具体的回路例を示す回路
図、第２図は第１図に示した双方向性分岐器を用いた双
方向テレビジョン共聴システムの一例を示すブロック系
統図である。

従来の分岐器がセンター装置との間でのみ双方向性を有
していたのに対して、本発明になる分岐器は第１図（Ａ
）に示１ように上り方向、下り方向共に分岐が可能とな
る。

つまり、端子８と端子９との間で双方向伝送が可能であ
り、また、端子１０と端子９との間での双方向伝１′Ａ
も可能となり、さらに、端子８と端子１０との間でも双
方向伝送が可能とイｒる。

また、双方向性分岐器は第１図（Ｂ）に示すようにトラ
ンス上１〜トランスＴ５、抵抗器Ｒ＋〜抵抗器Ｒ３及び
インピーダンスマツチング用のコンデサＣ１から構成さ
れている。

この双方向分岐器は２分配器と分岐器とを組合わせて構
成されたものであり、端子８と端子１゜との間での情報
信号の伝送を考えると、１分岐の分岐器が直列に接続さ
れた構成となっており、他方、端子９側から考えた場合
には端子９からの信号を２分配して端子８及び端子１０
へ供給する構成となっている。

例えば、端子８から端子９への信号の伝送経路は以下の
ようになる。端子８に入力された信号はトランスＴ１及
び１〜ランスＴ２を介してトランスＴ５に供給され、端
子９に伝送される。

また、端子９からの信号はトランスＴ５で２分配され、
トランスＴ１及びトランスＴ２あるいはトランスＴ３及
び１〜ランスＴ４を介して端子８あるいは端子１０に伝
送される。

なお、第１図（Ｆ３）に示した双方向分岐器は端子８と
端子９との間、あるいは、端子１０と端子９との間の双
方向伝送において伝送信号はイれぞれ約１０［ｄＢ］減
衰し、端子８と端子１０との間の双方向伝送において伝
送信号は約１　［ｄＢ］減衰する。

従って、例えば、端末装置１１から端末装置１２への双
方向伝送では第２図に示すように端末装ｆｌｌｆ１１か
ら出力された情報信号が伝送路１４ａ、分岐器、１５、
伝送路１４ｂ、分岐器１６、伝送路１４Ｃを介して端末
装置１２に伝送される。つまり、第３図中に実線矢印で
示すように各端末装置間で情報信号が双方向に伝送され
る。

従って、端末装置間の伝送信号が従来のように上り伝送
信号、下り伝送信号として同一伝送路中を伝送して干渉
する恐れがなく、各端末装置毎に出力される情報信号の
周波数を分割しておけばよいので、チャンネル変換、周
波数変換等を行なう装置を猫えたセンター装置が不要と
なる。

また、第１図（１’３）に示した双方向性分岐器は誘導
素子し、容量素子Ｃ等の受動素子で構成される高周波回
路であり、更に、双方向伝送が可能な言い換えれば、方
向性が無い無方向性分岐器であるからインピーダンスの
整合を考慮して、例えば、７５［Ω］伝送等に設定する
必要がある。

（発明の効果）８一本発明は上述の如き構成であるので、同軸ケーブル等の
申−伝送路を用いて広帯域双方向伝送を行なう際に中継
・周波数変換センター装置が不要となり、複数の端末間
で直接双方向の情報信号の伝送が可能となり、よって、
双方向情報信号伝送システム全体の価格が低下し、さに
、情報信号を周波数の異なる一トリ信号と下り信号とに
変換する必要がないので、情報信号を伝送に必要な伝送
周波数占有帯域が従来のシステムに比べて約１／２どな
り伝送路の利用効率が向上するという利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）及び（Ｂ）は本発明になる双方向性分岐器
の一実施例を示す図で、第１図（△）はその概略ブロッ
ク系統図、第１図（Ｒ）はその具体的回路例を示す回路
図、第２図は第１図に示した双方向性分岐器を用いた双
方向テレビジョン共聴システムの一例を示すブロック系
統図、第３図は従来の分岐器を用いたテレビジョン共聴
システムを説明するための図、第４図は従来の分岐器の
伝送方向を説明するための図である。１・・・センター装置、２．３，１５，１６．１７・・・端末装置、４．５・・
・分岐器、６８〜６ｅ・・・伝送路、７・・・終端器、
８，９．１０・・・端子、１５．１６．１７・・・双方
向性分岐器、■１〜Ｔ５・・・トランス、Ｒ１−Ｒ３・
・・抵抗器、Ｃ１・・・コンデンサ。１ｌ− ＶＶν

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数の端末装置間で情報信号を伝送するシステム
の情報信号を伝送する不平衡同軸ケーブルから構成され
た幹線伝送路の中間に介挿される分岐器であって、この幹線伝送路で伝送されるこの情報信号を入出力する
ための第１の端子及び第２の端子と、前記複数の端末装
置に対して前記情報信号を入出力するための複数の分岐
端子と、この複数の分岐端子側に入力された信号をそれぞれこの
第１の端子及びこの第２の端子に対して２分配する分配
器と、前記第１の端子あるいは前記第２の端子側に入力された
前記情報信号を前記複数の分岐端子の数だけ分岐する分
岐器とからなり、前記複数の分岐端子、前記第１の端子、前記第２の端子
のうちの任意の端子間で前記情報信号を双方向に伝送す
るよう構成した双方向性分岐器。
（２）前記分岐器は伝送する情報信号のレベルが第１の
端子と第２の端子とにおいて等しくなるよう構成された
特許請求の範囲第１項記載の双方向性分岐器。