JPS61291785A - クライオポンプの製造方法 - Google Patents

クライオポンプの製造方法

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JPS61291785A
JPS61291785A JP60131378A JP13137885A JPS61291785A JP S61291785 A JPS61291785 A JP S61291785A JP 60131378 A JP60131378 A JP 60131378A JP 13137885 A JP13137885 A JP 13137885A JP S61291785 A JPS61291785 A JP S61291785A
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low melting
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、超高真空装置や核融合装置などに使用される
クライオポンプの製造方法に係り、特に極低温に冷却さ
れた吸着材により気体を吸着排気するようにしたクライ
オポンプの製造方法に関する。
〔発明の技術的背慎とその問題点〕
第32図は従来のクライオポンプを示した概略図であり
、液体ヘリウムなどの冷媒液で極低温に冷却される冷却
部1に、銀と錫との合金からなる低融点金属板2がボル
トなどで密着して固着されている。この低融点金属板2
の表面には、吸着材として作用する小片状の活性炭3が
低融点金Ifl12との親和力により接着されている。
この活性炭3と低融点金II2とは、気体吸着パネル4
を構成する。輻射シールド5は、極低温冷却部1と気体
吸着パネル4とを取り囲み、室温部からの輻射熱を低減
するために液体窒素などで冷却される。気体吸着パネル
4の前方に配置されたシェブロン形バッフル6は輻射率
がほぼ1となるように黒化処理され、輻射シールド5の
内部に排気すべき気体を導くように作用する。以上の構
成より成るクライオ吸着ポンプは′、真空容器7内に収
納され、この真空容器7には、補助真空ポンプ8が接続
されている。この補助真空ポンプとしては、ターボ分子
ポンプや油回転ポンプなどの機械式ポンプが使用されて
いる。
予め補助真空ポンプ8により真空断熱のために真空容器
7内を高真空状態とした後、極低温冷却部1に液体ヘリ
ウム等の冷媒液を供給して冷却部1と気体吸着パネル4
とを極低温に冷却し、被排気ガス分子を吸着材即ち活性
炭3を吸着し排気する。
被排気ガス分子を充分に吸着排気したクライオ吸着ポン
プの再生は次のように行なわれる。排気対象物の運転停
止時に、冷媒液の供給を断ち、気体吸着パネル4の温度
を上昇させ、吸着されたガス分子をパネル4から離脱さ
せて、これを補助真空ポンプにより外部へ排気する。
このような従来のクライオ吸着ポンプにおける気体吸着
パネル4自体は第33図(a)と(b)に拡大して示さ
れるように、ボルト9によって極低温冷却部1に強固に
取り付けられているが、活性炭3は低融点金属板2に主
としてその表面での互の親和力によって接合固着されて
いるだけである。この親和力は比較的弱いため活性炭3
は気体吸着パネル4の製造過程において低融点金属板2
から剥離し易すいばかりでなく、クライオ吸着ポンプの
運転中にも、パネル4が冷媒液の供給による冷却とポン
プ再生時の加熱との繰り返しを受けるので、剥離し易い
。この活性炭の剥離は、当然ポンプの吸着排気能力の低
下を招く。さらに、真空容器7内で剥離した活性炭は補
助真空ポンプ8などの真空構成部品内に侵入し、これら
の機器の故障を誘発する恐れもある。
また活性炭3は、特定のメツシュの大きさに選別されて
いるが形状は特に整形されておらず不整形であり、かつ
低融点金属板2上に適当に散布されているだけであるの
で、第33図(a)に示されるように、低融点金属板に
付着した各活性炭3は、その露出面積や相互の間隔など
が不揃いであり、活性炭の分布状態としては必ずしも最
適とはいえなかった。
また低融点金属板2の極低温冷却部1へ取り付ける側の
面は十分に整形されていないので極低温冷却部1との実
質的接触面積が減少し、気体吸着パネル4に対する十分
な冷却効果が得られないという欠点があった。
そこでこのような欠点を解決したクライオポンプを製造
する方法として、第34図乃至第36図に示す製造方法
が考えられる。
第34図において、型枠10には低融点金属板11が載
置され、この金属板11には活性炭3が散在されている
。これらの活性炭3の上におもり板12が1aNされる
。この状態で全体を加熱して低融点金属板11を溶融す
ると、第35図に示されるように活性炭3はおもり板1
2により溶融金属板11内に入り込む。その後、冷却す
ると各活性炭3は一部が金属板11に入り込んだ状態で
固着され、また型枠10は、低融点金aiiと溶着し易
すい材質で構成されているので金属板11に溶着される
。その後、おもり板12.を取り除くことにより1.第
36図に示されたように型枠10と低融点金B11とか
ら成る気体吸着パネル13が作られる。この気体吸着パ
ネル13の底面10aは第32図の冷却部1に固着され
る。
このようにして製造されたクライオポンプは活性炭3が
低融点金属板11内に比較的強固に埋設固着されるとと
もに型枠10によって極低温冷却部1に取り付けられる
ので、十分に密着させることができる。
しかしながらこの製造方法では、第34図及び第36図
に示されたように低融点金属板11上に載置される多数
の活性炭3の形状や寸法、又は載置状態をすべて等しく
することは実質上不可能であるので、おもり板12で活
性炭3を押圧しても溶融状態の金属板11への浸入Mは
、活性炭3毎に異なり、かなりの僅の活性炭が依然とし
て剥離し易ずいといった欠点がある。さらに低融点金属
11は、溶融状態では流動するので、低融点金属板11
を溶融すると活性炭3の分布パターンが変化してしまい
、所望の分布パターンを得ることが困難であるといった
欠点もある。
(発明の目的) そこで本発明の目的は、吸着材を所望の分布状態で低融
点金属に強固に固着できるクライオポンプの製造方法を
提供することにある。
〔発明の概要〕
この目的を達成するために、本願の第1の発明は、多数
の凹部が穿設された底部と、この底部の周囲から突出し
た枠部とを有する吸着材保持部材の上記凹部に、一部が
この凹部から突出する大きさの吸着材を挿入して上記底
部に上記吸着材を散在分布させる散在分布工程と、上記
吸着材の散在分布した上記底部に溶融状態の低融点金属
を載置する載置工程と、上記低融点金属に整形板の接触
した上記溶融状態の低融点金属の面を整形する整形工程
と、この整形後に上記整形板を取り除く取除工程と、上
記溶融状態の低融点金属を冷却して上記吸着材の突出部
を上記低融点金属内に埋設固着させる冷却工程と、上記
冷却された低融点金属を上記吸着材保持部材から分離す
る分離工程と、上記整形板が取り除かれ、かつ上記吸着
材保持部材から分離された上記低融点金属を極低温に冷
却される冷却部に上記整形された面において密着固定す
る固定工程とを具備し、上記吸着材保持部材と上記整形
板が上記低融点金属と溶着しにくい材質によって構成さ
れていることを特徴とするものであり、第2の発明は多
数の凹部が穿設された底部とこの底部の周囲から突出し
た枠部とを有する吸着材保持部材の上記凹部に一部がこ
の凹部から突出する大きさの吸着材を挿入して上記底部
に上記吸着材を散在分布させる散在分布工程と、上記吸
着材の散在分布した上記底部に溶融状態の低融点金属を
載置する載置工程と、上記溶融状態の低融点金属の上に
、この金属と溶着し易すい材質の取付基板を載置する基
板載置工程と、上記溶融状態の低融点金属を冷却して上
記吸着材の突出部を上記低融点金属内に埋設固着すると
ともに、上記取付基板を上記低融点金属に溶着固定する
冷却工程と、上記冷却された低融点金属から上記吸着材
保持部材を分離する工程と、極低温に冷却される冷却部
に上記取付基板を密着固定する工程を具備し、上記吸着
材保持部材を上記金属とは溶着しにくい材質で構成した
ことを特徴とするものである。
〔発明の実施例〕
以下に本発明によるクライオポンプの製造方法の一実施
例を第32図乃至第36図と同一部分に同符号を付して
示した第1図乃至第3図を参照して説明する。
第1図において、型枠14は正方形の底板14aとこの
底板14aの周囲から突出した枠部14bとから構成さ
れている。この枠部14bは、上方に向って外方へわず
かに傾斜している。この型枠14内には、第2図(a)
、(b)に示されるような正方形の吸着材保持板15が
載置されている。この吸着材保持板15の外形状は、型
枠14に密着するように定めらでいる。また吸着材保持
板15には多数の円形状貫通孔16が所定の分布パター
ンで穿設されている。この貫通孔16には第3図(a)
、  (t))および第1図に示されるように活性炭1
7が挿入されている。これらの活性炭17はいずれもほ
ぼ同一の円柱状に造粒整形されており、この円柱状活性
炭17の高さと吸着材保持板15の厚さく貫通孔16の
深さ)とは前者の方が所定量だけ大きく定められている
ので、円柱状活性炭17は、貫通孔16から上記所定量
だけ突出している。また貫通孔16の孔径は活性炭17
の直径よりもわずかに大きく定められている。
再び第1図において板状の低融点金属18は型枠14に
対応して正方形に整形されており、整形板19はその下
面が滑らかな平面に加工されている。低融点金f118
の材質としては、例えば銀3.5%を含有する錫が好適
であり、また型枠14と吸着材保持板15と整形板19
は低融点金属18と溶着しにくい材質であることが必要
で、例えばステンレス鋼が好適である。
次に、本発明によるタライオボンブ製造法の工程を説明
する。
第3図(a)、(b)に示されるように、型枠14に載
置された吸着材保持板15の貫通孔16に円柱状活性炭
17を挿入して、保持板15に活性炭17を散在分布さ
せる。この活性炭17が散在分布した保持板15に第1
図に示されるように板状低融点金属18を載置し、この
上にさらに整形板19を載置する。この後に、全体を低
融点金WA18の融点(約230°)以上に加熱し、低
融点金属18を溶融する。溶融された低融点金属は、周
囲を型枠14の枠部14bによって囲まれているので、
第4図に示されるように隣接する活性炭17の間隙に浸
潤するが、その流動性はあまり良くないので、貫通孔1
6と活性炭17と微小な間隙にはfiillしない。ま
た、この溶融状態のとき、低融点金I[18は、整形板
19と密着しているので、涜らかな平面に整形される。
充分に浸潤した低融点金属18は、型枠14と吸着材保
持板15と整形板19とで形成4される空間によって形
状が決定される。この状態で全体を冷却して、低融点金
属18を固化する、活性炭17は、吸着材保持板15か
ら突出していた突出部が、低融点金属18の内部に入り
込んだ状態で、低融点金n18に固着される。この後に
、活性炭17の固着した低融点金R18を整形板19と
型枠14と吸着材保持板15とから分離して第5図に示
された気体吸着パネル20を作る。なお、この低融点金
属18と型枠14との分離は、型枠14の枠部14bが
傾斜しているので容易に行うことができる。また低融点
金属18に埋設固着された活性炭17の露出部分の高さ
tは、はぼ吸着材保持板15の貫通孔16の深さに等し
いので、各活性炭17は低融点金ji18からの露出m
1即ち突出量tが等しくなる。さらに活性炭17は低融
点金属18の溶融中も吸着材保持板15の貫通孔16に
よって保持されているので、低融点金属18に固着され
た活性炭17の分布は、吸着材保持板15の貫通孔16
の分布と同一である。
この吸着パネル20は、第6図(a)と(b)に示され
るように冷媒液によって極低温に冷却される冷却部1に
ボルト21によって固着される。
このときパネル20は冷却部1に接触する面が予め整形
板、19によって整形されているので冷却部1に密着固
定される。
なお、低融点金属18に上記ボルト21用の貫通孔を穿
孔するには、第7図に示されるように吸着材保持板15
にボルトダミー用孔22を穿孔し、ここにボルト21よ
り大径のボルトダミー23を嵌入する。低融点金jl1
8にも予めこのボルトダミー23が貫通する貫通孔を穿
孔しておき、同様に整形板19にも貫通孔24を穿孔し
ておく。このボルトダミー23は、上記低融点金属18
を冷却したとき低融点金属18に固着されるが、この金
属18と溶着しにくい材質で構成され、かつテーパーが
付けられて°いるので、容易に低融点金属18から取り
外すことができる。これにより、ボルト21用の貫通孔
が低融点金属18に形成される。
第6図のように、冷却部1に密着固定された気体吸着パ
ネル2oは、冷却部1が冷媒液に極低温に冷却されると
活性炭17も直ちに極低温に冷却され、排気ガス分子を
吸着排気する。
第8図と第9図はそれぞれ活性炭形状を変えた例を示し
たもので、第8図の活性炭25は低融点金属18に埋設
された部分の径がそこから露出した部分の径より大きい
円錐台形状となっている。
また第9図の活性炭26は、低融産金g418への埋設
部の径が露出部分の径よりも大きく、かつ埋設部分に段
差を形成したものである。このような構成によって活性
炭25.26と低融点金属18との固着力が一層増大す
る。
第10図は、気体吸着パネル20の低融点金属18を三
角形にした例を示したものである。
第11図(a)、(b)は円柱状活性炭17を横にして
、吸着材保持板15の溝状切欠き27内に収容した例を
示している。この場合も、切欠き27の深さは活性炭1
7の一部が吸着材保持板15から突出するように定めら
れている。その他は、第1図と同一である。活性炭17
を横位置で埋設固着した低融点金属18は第12図に示
されたように冷却部1に密着固定される。
以上の実施例では、活性炭を保持するのに型枠14と吸
着材保持板15との組合せを使用したが、次に吸着材保
持板を省略した例を示す。
第13図において、型枠28は、底板28aと枠部28
bとから構成され、この底板28aには、一定の深さの
有底孔29が多数穿設されている。
枠部28bには内壁にスペーサとして働く段差30が形
成されている。活性炭17が、有底孔29に挿入され、
整形板19が低融点金属18の溶融時にスペーサ段差3
0に保持される点を除いて、第1図乃至第7図と同一で
ある。もちろん、この実施例では有底孔29の深さが、
第5図の活性炭17の突出fitを決定し、また有底孔
29の分布状態が低融点金属に固着される活性炭の分布
状態を決定する。
第14図は、活性炭17として、造粒整形されていない
ものを用いると共に、枠部28bの内壁にテーパー31
を付けて低融点金属18を冷却後に型枠28から分離し
易いよう、にした例であり、その他は第13図と同一で
ある。
第15図は、低融点金属18に予め吸着材保持板15の
貫通孔16に対向する孔32を穿孔した例を示したもの
で、低融産金1118を吸着材保持板15に載置すると
、上記孔32は貫通孔16に対向するので、貫通孔16
から突出した活性炭17の突出部が孔32に進入する。
したがって低融点金属18の加熱前でも、低融点金属1
8は吸着材保持板15と接触するので、低融産金l11
18は加熱溶融されたとき確実に隣接活性炭17の間隙
に浸潤する。
以上の実施例では、固形の低融産金118は吸着材保持
板に載置された後に、加熱溶融されたが、この代りに、
予め溶融した低融点金属を、活性炭を保持した吸着材保
持板上に流し込むようにしてもよい。
また、整形板19は、その作用が溶融状態の低融点金属
18の上面を冷却部1の取付面に応じて整形することで
あるので、この整形板19の低融産金j118からの取
り外しは、上記実施例ように溶融状態の低融点金属の冷
却後でもよくまたは上記整形後であれば、この冷却前に
行うようにしてもよい。
次に、第2実施例を第16図乃至第20図(a)(1)
)に基づき説明する。
第16図において、型枠14と吸着材保持板15と活性
炭17と低融点金属18は第1図のものと同一であり、
この低融産金3118には、この低融点金属との親和力
が強く溶着し易すい取付基板33が載置される。この基
板33の材質としては銅が好適である。取付基板33の
上面は、冷却部   ゛との接合のために整形されてい
る。この第16図の状態で全体を加熱し、低融点金属1
8を溶融すると、低融点金属18は第17図に示された
ように、隣接する活性炭17の間隙に浸潤し、活性炭1
7の一部を内部に捕捉する。その後、冷却すると活性炭
17は低融点金属1に埋設され、かつ取付基板33は低
融点金属18に溶着し一体化する。
この一体化した低融点金属18と取付基板33とを型枠
14と吸着材保持板15とから分離すると、第18図に
示される気体吸着パネル34が作成される。
この気体吸着パネル34のボルト取付孔の穿孔は、第7
図の場合と同様に第19図に示されたようにボルトダミ
ー23と吸着材保持板15の孔22と取付基板33の貫
通孔35などによって行われる。この気体吸着パネル3
4は、第20(a)、(b)に示されたように取付基板
33の上面を冷却部1に密着させて、ボルト21によっ
て冷却部1に固定される。
このように本実施例では、気体吸着パネル34は取付基
板33によって冷却部1に取り付けられるので、充分そ
れに密着接合でき、冷却部1に対して熱抵抗を小さくで
きる。したがって冷却効果が増大し排気速度、および吸
着容量を向上することができる。さらに金属としては比
較的軟らかい低融点金属18を充分な強度の取付基板3
3と一体化するので、低融点金属18の変形による活性
炭17の剥離を防止することもできる。
第21図乃至fi24図(a)、(b)は、第2実施例
の変形例を示したもので、第21図に示されるように低
融点金属18には周縁付近の2箇所に貫通孔36が予め
穿孔されており、取付基板33には、これらの貫通孔に
挿入される突起37が突設されている。低融・産金Ji
i18が加熱溶融されると、第22図に示されるように
低融点金属18と突起37とは接触し溶着される。この
突起37により基板33と低融産金WA18との結合力
が大幅に増大する。なお、突起37は先端に向って径が
大きくなるようなテーパーが着いているので、上記結合
力は一層強くなる。
第25図、第26図、第27図、第28図、第29図(
a)、(b)、第30図および第31図は、それぞれ第
13図、第8図、第9図、第10図、第11図(a)、
(b)、第14図および第15図と同様の変形例を示し
たものである。
もちろん、この第2実施例も第1実施例と同様に、溶融
した低融点金属を活性炭を保持した吸着材保持板上に流
し込むようにしてもよい。
また、第1および第2実施例とも吸着材とじて活性炭を
用いたが、これに限らず他の材質を用いてもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本願の第1および第2
発明によれば、吸着材は吸着材保持部材の凹部に保持さ
れた状態で低融点金属に固着し、かつ凹部から突出した
部分が低融点金属内に埋設されるため、吸着材を低融点
金属に強固に固着でき、吸着材の剥離を防止でき、クラ
イオポンプの耐久性を向上できるとともに、冷却部から
吸着材への熱伝導が良好となり、吸着材を効率的に冷却
することができる。低融点金属に固着した吸着材の突出
量は上記凹部の深さによって制御でき、また、この吸着
材の分布パターンも凹部の分布パターンによって決定で
きるので、排気速度や吸着容量を、安定課できる。また
吸着材保持部材は繰り帰し使用可能であるので、クライ
オポンプの製造コストを低減できる。
さらに第1発明によると、低融点金属の冷却部への取付
面は整形板によって整形されているので、気体吸着パネ
ルを冷却部に密着して固定でき、熱伝達を向上できる。
また、第2発明によると、気体吸着パネルの冷却部への
取付は、低融点金属に溶着された取付基板によって行わ
れるので、冷却部に密着して固定でき熱伝達を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるクライオポンプの製造法の第1実
施例ついての主要工程を示した縦断面図、第2図(a)
と(b)はそれぞれ第1実施例に係る吸着材保持板を示
した縦断面図とそのmb−nb線矢視の平面図、第3図
(a)と(b)は第1実施例の吸着材保持部材が吸着材
を保持した状態を示した縦断面図とそのmb−mbs*
矢視の平面図、第4図は第1実施例の低融点金属を溶融
させた状態を示した縦断面図、第5図は第1実施例の気
体吸着パネルを示した縦断面図、第6図は第1実施例の
気体吸着パネルを極低温冷却部に固定した状態を示した
平面図とそのrVb−IVb線矢視の断面図、第7図は
第1実施例のボルト孔の穿設を示す縦断面図、第8図と
第9因は、それぞれ第1実施例の変形例を示した縦断面
図、第10図は第1実施例の別の変形例を示した平面図
、第11図(a)、(b)と第12図は第1実施例の他
の変形例を示した縦断面図と平面図と縦断面図、第13
図と第14図と第15図はそれぞれ第1実施例の別の変
形例を示した縦断面図、第16図は本発明によるクライ
オポンプの製造法の第2実施例に関する主要工程を示し
た縦断面図、第17図、第2実施例の低融点金属を溶融
させた状態を示した縦断面図、第18図は第2実施例の
気体吸着パネルを示した縦断面図、第19図は第2実施
例のボルト孔の穿孔を示す縦断面図、第20図(a)と
(b)は第2実施例の気体@着パネルを極低温冷却部に
固定した状態を示した平面図と縦断面図、第21図と第
22図と第23図は第1実施例の変形例を示す縦断面図
、第24図(a)と(b)は上記第2実施例の変形例を
示した平面図と縦断面図、第25図と第26図と第27
図は第2実施例のそれぞれ別の変形例を示した縦断面図
、第28図は第2実施例の他の変形例を示した平面図、
第29図(a)と(b)は第2実施例を示した縦断面図
と平面図、第30図と第31図は第2実施例のそれぞれ
別の変形例を示した縦断面図、第32図は従来のクライ
オポンプを示した縦断面図、第33図(a)、(b)は
第32図の気体吸着パネルを示した平面図と縦断面図、
第34図と第35図と第36図は、従来のクライオポン
プの製造法から考え得るタライオボンブ製造法を示した
縦断面図である。 14・・・型枠、14b・・・枠部、15・・・吸着材
保持板、16・・・貫通孔(凹部)、17・・・活性炭
(吸着材) 、1’8・・・低融点金属、19・・・整
形板、25゜26・・・活性炭、27・・・切欠き、2
8・・・型枠、29・・・有底孔(凹部)、33・・・
取付基板。 出願人代理人  猪  股    清 I!12  ψ  対 (a) (b) 第3図 第5図 ト     − −〜 第7図 第8図   第9図 フ 第10図 (b) 第11図 第12図 第13図 第15図 第17図 第19  図 第21図 第22 図 第23図 −に 仁 ψ 駅 ¥25図 第26図      第27図 第28図 (a) 第29 図 第31図 も32図 (b) 弔3311¥l ζ−1−ノ ロ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、多数の凹部が穿設された底部と、この底部の周囲か
    ら突出した枠部とを有する吸着材保持部材の上記凹部に
    、一部がこの凹部から突出する大きさの吸着材を挿入し
    て上記底部に上記吸着材を散在分布させる散在分布工程
    と、上記吸着材の散在分布した上記底部に溶融状態の低
    融点金属を載置する載置工程と、上記低融点金属に整形
    板の接触した上記溶融状態の低融点金属の面を整形する
    整形工程と、この整形後に上記整形板を取り除く取除工
    程と、上記溶融状態の低融点金属を冷却して上記吸着材
    の突出部を上記低融点金属内に埋設固着させる冷却工程
    と、上記冷却された低融点金属を上記吸着材保持部材か
    ら分離する分離工程と、上記整形板が取り除かれ、かつ
    上記吸着材保持部材から分離された上記低融点金属を極
    低温に冷却される冷却部に上記整形された面において密
    着固定する固定工程とを具備し、上記吸着材保持部材と
    上記整形板が上記低融点金属と溶着しにくい材質によつ
    て構成されていることを特徴とするクライオポンプの製
    造方法。 2、上記凹部のそれぞれは、形状および寸法がほぼ同一
    であり、かつ上記吸着材も形状および寸法がほぼ同一で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のク
    ライオポンプの製造方法。 3、上記吸着材は上記凹部に挿入された挿入部分の径が
    、上記凹部から突出した突出部分の径よりも小さい形状
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    クライオポンプの製造方法。 4、上記取除工程は上記冷却工程の後に行われることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のクライオポン
    プの製造方法。 5、上記載置工程は、低温状態の上記低融点金属を上記
    吸着材保持部材の底部に載置した後に、上記低温低融点
    金属を加熱溶融することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載のクライオポンプの製造方法。 6、上記低温状態の低融点金属は上記載置されたとき、
    上記凹部に対向する位置に、凹部が穿設されていること
    を特徴とする特許請求の範囲第5項に記載のクライオポ
    ンプの製造方法。 7、上記載置工程は溶融状態の低融点金属を上記吸着材
    の散在分布した底部に流し込み、この底部に載置させる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のクライ
    オポンプの製造方法。 8、上記吸着材保持部材は、底板とこの底板から突出し
    た上記枠部とを有する型枠と、上記底板に載置され、上
    記凹部として貫通孔が穿孔された吸着材保持板とから構
    成されることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    のクライオポンプの製造方法。 9、上記吸着材保持部材は、上記凹部として有底孔が穿
    設された底板と、この底板から突出した上記枠部とを有
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のク
    ライオポンプの製造方法。 10、多数の凹部が穿設された底部と、この底部の周囲
    から突出した枠部とを有する吸着材保持部材の上記凹部
    に、一部がこの凹部から突出する大きさの吸着材を挿入
    して上記底部に上記吸着材を散在分布させる散在分布工
    程と、上記吸着材の散在分布した上記底部に溶融状態の
    低融点金属を載置する載置工程と、上記溶融状態の低融
    点金属の上に、この金属と溶着し易すい材質の取付基板
    を載置する基板載置工程と、上記溶融状態の低融点金属
    を冷却して上記吸着材の突出部を上記低融点金属内に埋
    設固着するとともに、上記取付基板を上記低融点金属に
    溶着固定する冷却工程と、上記冷却された低融点金属か
    ら上記吸着材保持部材を分離する工程と、極低温に冷却
    される冷却部に上記取付基板を密着固定する工程を具備
    し、上記吸着材保持部材を上記金属とは溶着しにくい材
    質で構成したことを特徴とするクライオポンプの製造方
    法。 11、上記凹部のそれぞれは、形状および寸法がほぼ同
    一であり、かつ上記吸着材も形状および寸法がほぼ同一
    であることを特徴とする特許請求の範囲第10項に記載
    のクライオポンプの製造方法。 12、上記吸着材は上記凹部に挿入された挿入部分の径
    が、上記凹部から突出した突出部分の径よりも小さい形
    状であることを特徴とする特許請求の範囲第10項に記
    載のクライオポンプの製造方法。 13、上記載置工程は、低温状態の上記低融点金属を上
    記吸着材保持部材の底部に載置した後に、上記低温低融
    点金属を加熱溶融することを特徴とする特許請求の範囲
    第10項に記載のクライオポンプの製造方法。 14、上記低温状態の低融点金属は上記載置されたとき
    、上記凹部に対向する位置に、凹部が穿設されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第13項に記載のクライ
    オポンプの製造方法。 15、上記低温状態の低融点金属は、上記取付基板が載
    置される面に孔を有し、上記取付基板は上記低温状態の
    低融点金属に載置された際にその孔に挿入される突起が
    突設されていることを特徴とする特許請求の範囲第13
    項に記載のクライオポンプの製造方法。 16、上記載置工程は溶融状態の低融点金属を上記吸着
    材の散在分布した底部に流し込み、この底部に載置させ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第10項に記載のク
    ライオポンプの製造方法。 17、上記吸着材保持部材は、底板とこの底板から突出
    した上記枠部とを有する型枠と、上記底板に載置され、
    上記凹部として貫通孔が穿孔された吸着材保持板とから
    構成されることを特徴とする特許請求の範囲第10項に
    記載のクライオポンプの製造方法。 18、上記吸着材保持部材は、上記凹部として有底孔が
    穿設された底板と、この底板から突出した上記枠部とを
    有することを特徴とする特許請求の範囲第10項に記載
    のクライオポンプの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102179881A (zh) * 2011-04-01 2011-09-14 石金精密科技(深圳)有限公司 平面薄板吸附固定系统
JP2016079823A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 大学共同利用機関法人自然科学研究機構 クライオ吸着パネル及びその製造方法、並びにそれを用いた真空装置

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