JPS61290361A - 分析方法および試薬 - Google Patents

分析方法および試薬

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JPS61290361A
JPS61290361A JP13066785A JP13066785A JPS61290361A JP S61290361 A JPS61290361 A JP S61290361A JP 13066785 A JP13066785 A JP 13066785A JP 13066785 A JP13066785 A JP 13066785A JP S61290361 A JPS61290361 A JP S61290361A
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JP
Japan
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support
protein
substance
sample
polyalkylene glycol
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Application number
JP13066785A
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English (en)
Inventor
コリン ハリソン マンスフイールド
ニコラス サーマー ラジヤレナム
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MANRABU Pty Ltd
Original Assignee
MANRABU Pty Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の要約 改良分析方法および試薬につき開示する。
本発明による分析は高められた温度で行なわれるが、そ
の結果これら温度で使用される試薬の安定性を増大させ
る必要が生ずる。標識した結合体は、例えばグリセリン
のようなポリヒドロキシ化合物により安定化される。支
持体−リガンド複合体は、ポリアルキレングリコールと
の接触により安定化される。更にこの分析は、比較的親
水性かつ略中性1) I(の表面活性剤の存在下で促進
される。
発明の屈する技術分野 本発明は、特に酵素を標識として使用する免疫分析に有
用な改良試薬および技術に関するものである。
従来技術とその問題点 ヒト血清または動物血清に存在する抗体を検出し、ある
いは抗原を検出するのに使用する免疫分析は、一般に放
射線免疫分析(RIA)または酵素結合免疫吸収(EL
ISA)技術を使用する。
一般に、これらの技術は2例えば核蛋白質(ウィルス蛋
白質)もしくは純粋蛋白質のようなリガンドとして知ら
れた所定の抗原を使用し、この抗原は例えば重合体マト
リックスまたはガラス玉のような支持体に結合される。
一般に96穴の微小定量用のポリスチレン皿が使用され
る。抗原は支持体の表面に吸着され、かつ抗原−支持体
の複合体を試験すべき血清の試料またはその他の試料と
接触させる。あるいは、抗体を支持体に結合させること
もできる。
次いで、支持体を洗浄して過剰の血清を除去し、次いで
酵素標識した抗体(ELISA)または放射線標識した
結合体(RI A)と接触させて、抗原(抗体)/支持
体の複合体に結合した任意の抗体(もしくは抗原)との
複合体を形成する。適する培養時間の後、この系を支持
体に結合した標識結合体の存在につき分析する。一般に
、ELISA法は米国特許第3,654,090号公報
に記載されている。
上記免疫分析技術は過去数年間に亘り、比較的充分に開
発されているが、多くの点においてこれらの免疫分析法
はまだ最適化されていない。
種々異なる多くの抗原に対する分析は、低温度または室
温にて行なわれる。明らかに、低温において分析を行な
うことは、全試薬を同温度に保つ必要性が生じ、かつ冷
室などに空間を設けねばならないため不便である。室温
にて分析を行なえば比較的便利であるが、これは室温が
変化するので誤差の原因となり得る。しかしながら本発
明者等は、分析を均一温度で行なう必要があるだけでな
く、分析を最適速度で進行させるように高められた温度
で行なうべきであると信する。
発明の目的 従って、本発明の目的は、高温度においても高度の安定
性を有する免疫分析技術に有用な安定化試薬を提供する
ことである。
発明の要点 本発明の一形態において、約35〜48℃の範囲より、
好ましくは40〜45℃の範囲の温度にて行なうことを
更に含有する分析方法が提供される。
これら範囲の温度において、分析手順は一般に最適化さ
れ、かつ培養時間も相当に短縮されてより経済的な分析
法をもたらす。
分析手順に対する高められた温度の使用は、この分析に
使用する試薬につき、ある種の変更を必要とする。例え
ば、抗原−支持体複合体を作成するため、種々異なる多
くの抗原を使用することができる。しかしながらこれら
の複合体は、長時間に亘り活性を保持するには凍結を必
要とすることが常に考慮される。更にやや高温度におい
て、複合体は不安定となる危険も存在する。
更に、標識された酵素結合体がしばしば市販されている
が、これらの結合体は一般に室温にて不安定であり、か
つその活性を長時間に亘り保持するには約4℃の温度に
おける貯蔵を必要とし、特に日常の分析には最終の希釈
を必要とすると思われる。
本発明の一形態において、標識された酵素結合体は約1
0個までの炭素原子を有するポリヒドロキシ化合物の少
なくとも10v/v%の存在下で安定化される。好まし
くは安定化用化合物はグリセリンである。標識結合体は
、抗体もしくは抗原と結合した酵素から構成することが
できる。この結合体を必要量のポリヒドロキシ化合物で
溶液中に希釈することができる。あるいはポリヒドロキ
シ化合物を含有する溶液を使用して、凍結乾燥された結
合体を再編成することもできる。
本発明の好適具体例においては、約4 w/v%までの
ポリエチレングリコールまたはその他のポリアルキレン
グリコールを結合体溶液へ添加する。
本発明の他の形態においては5例えば高分子材料または
ガラス材料のような固体支持体に結合された酵素−免疫
分析法に有用なリガンドの製造方法が提供され、この方
法は: (i) リガンドを固体材料の存在下で、リガンドと支
持体との間に顕著な結合を生ぜしぬるのに充分な時間に
亘り培養し、かつ (ii)工程(i)の生成物を0.01〜5 w/v%
の濃度でポリアルキレングリコールを含有する溶液によ
り洗浄する 工程からなっている。
この方法により製造される支持体−リガンド複合体はキ
ュベツト、スライド、微小測定板または試験管に対する
被覆として供給することができ、あるいは例えば、ポリ
スチレンもしくはガラスのようなビーズの形態とするこ
ともできる。上記方法により製造された後、これを長期
貯蔵条件の下で室温にて顕著な活性の損失なしに貯蔵す
ることができる。使用する場合、この複合体は乾燥型で
あれば略中性pHの緩衝液中で水和させ、次いで試験す
べき血清と接触させる。好ましくはリガンドは抗原であ
る。
更に、ポリアルキレングリコールかりガント−支持体複
合体を安定化させる能力の他に、この種の化合物は高温
度における分析にて蛋白質−蛋白質の結合を安定化させ
る傾向を示すことも見い出された。従って、本発明の他
に形態において、例えばポリエチレングリコールのよう
なポリアルキレングリコールの存在下で行なうことを更
に含有する分析方法が提供される。好ましくはポリエチ
レングリコールの濃度は、0,01〜5 w/v%の範
囲である。
特に、試験すべき試料を支持体−リガンド複合体と一緒
に培養する第1培養工程と酵素標識した結合体を結合試
料と一緒に培養する第2培養工程とは、少なくとも0.
01w/v%のポリアルキレングリコール(例えば6,
000〜8,000の分子量を有するポリエチレングリ
コール)の存在下で行なわれる。
更に本発明者等は、分析の培養時間を高温度で分析を行
なうことにより短縮し得るだけでなく、免疫化学反応を
少なくとも約20のHLB比を有する比較的親水性の略
中性pHの表面活性剤の存在下で促進させ得ることを突
き止めた。好適な表面活性剤は、アルキルベンゼンスル
ホン酸化合物、好ましくはラウリルもしくはドデシルベ
ンゼンスルホン酸のアンモニウムもしくはナトリウム塩
である。
従って本発明の他の形態においては、免疫化学反応に基
づく分析方法が提供され、この方法は免疫化学反応を少
なくとも20のHLB比を有する比較的親水性かつ略中
性PHの表面活性剤の存在下で行なうことを更に含有す
る。好ましくは、表面活性剤は、0.005〜1v/v
%より好ましくは約0.04v/v%の量で存在させる
本発明の好適形態においては、液体の試料における所定
の抗体種類の存在を検出する改良分析方法が提供され、
この方法は: (1)抗体種類との複合体を形成する抗原で被覆された
支持体を供給し; (2)この被覆された支持体を体液の試料と一緒に培養
して、複合体を抗原と抗体との間で生成させ:(3)こ
の被覆支持体を複合体の破壊なしに洗浄し;(4)前記
抗体−抗原複合体を標識免疫蛋白質(結合体)と−緒に
培養して、抗原−抗体標識された免疫蛋白質複合体を生
成させ7 (5)この被覆された支持体を洗浄して過剰の標識免疫
蛋白質を除去し; (6)前記抗原−抗体−標識免疫蛋白質複合体の存在を
定量的または定性的に測定する 工程からなり、前記工程(2)および/または(4)並
びに必要に応じ工程(6)を0.1〜5 tl/v%の
ポリアルキレングリコールおよび少なくとも0.05w
/v%の少なくとも20のHLB比を有する比較的親水
性かつ略中性pHの表面活性剤の存在下で行なうことを
更に含有する。好ましくは、ポリアルキレングリコール
は6,000〜8,000の分子量を有するポリエチレ
ングリコールである。好ましくは、表面活性剤は、アル
キルベンゼンスルホン酸のナトリウム塩またはアンモニ
ウム塩である。
リガンド−支持体の複合体を製造する方法の好適具体例
においては、例えばガラス玉またはボリスチレン、ポリ
塩化ビニルもしくはポリカーボネートのマトリックスの
ような支持体材料を所要の抗原と一緒にpH5〜10の
緩衝溶液中で培養する。
好ましくは、この緩衝液は、例えばトリス−HCQまた
は重炭酸緩衝液のような非燐酸基含有の緩衝剤である。
抗原が核蛋白質である場合、好適pHは約9.6である
が、抗原を比較的純粋な蛋白質とする場合、pHはそれ
より僅かに低くかつ特に好ましくは8〜9の範囲である
。好ましくは、抗原を支持体材料と一緒に約3時間に亘
り約37℃で培養する。
次いで、支持体を洗浄して未結合の抗原を除去する。洗
浄後、この抗原が結合された支持体をポリアルキレング
リコール、好ましくはポリエチレングリコールと接触さ
せて固定する。好ましくは、疎水性の表面活性剤を使用
して支持体を洗浄する。
ポリエチレングリコールは、アミノ基を含有せずかつ約
7のpHを有する、例えば燐酸塩緩衝液のような緩衝液
に希釈する。ポリエチレングリコールは約6,000〜
8,000の分子量を有する。ポリエチレングリコール
の濃度は0.01〜5ν/V%の範囲であり、特に好ま
しくは、約0.15w/v%の濃度である。表面活性剤
は、例えばツイーン、トリトン等の略中性pHを有する
表面活性剤または同様なHLB値を有する表面活性剤で
ある。ツイーン20のHLB値は1.6.77−あり、
トリトンx−100のそれは13.5である。表面活性
剤の濃度は、約0.005〜IV/V%である。好まし
くはツイーンを使用する場合、濃度は0.05w/v%
である。好ましくは溶液は更に約1重量%までの量のグ
リセリンを含有するが、このグリセリン成分は必須でな
い。
蛋白質−蛋白質または免疫蛋白質−蛋白質の複合体につ
いて説明すれば、これは抗原と反応した免疫グロブリン
分子に結合させるためにRIAもしくはELISA技術
で使用される。使用される免疫蛋白質または抗血清は、
例えば抗ヒトもしくは抗動物免疫グロブリン、例えばI
gG、IgMもしくはIgAの種類であり、あるいは例
えばチロキシン、コルチコステロンおよびインシュリン
のような生物学上活性な物質に対する抗体である。これ
らを分析目的の標識として作用する蛋白質と結合させる
。例えば好適な蛋白質標識は、アルカリホスファターゼ
、西洋ワサビペルオキシダーゼ、β−ガラクトシダーゼ
またはβ−グルコシダーゼの如き酵素である。あるいは
工125−標識されたチロキシンまたはその他の放射線
標識された蛋白質も使用することができる。
免疫蛋白質もしくは蛋白質を、例えば酵素のような蛋白
質標識と所定割合で混合し、これをpH6〜8の緩衝溶
液中で培養する。好ましくは、抗血清および蛋白質標識
の溶液は、約0.2ν/V%のグルタルアルデヒドを含
有する希釈溶液であり。
使用する緩衝剤は、10mMの塩化マグネシウムまたは
酵素要求に従って他の補因子を含有する0、1Mのトリ
スHCQまたは0.1Mの燐酸塩緩衝剤である。1つの
公知結合方法においては、グルタルアルデヒドを培養の
間または培養後に加える。現在まで、これが蛋白質標識
を抗血清と結合させるための標準技術の1つである。
この方法の次の工程は、未結合の免疫蛋白質もしくは蛋
白質標識を結合体から除去することである。
好ましくは、分離はpH7〜9の10mMのMgCl1
2を含有する0、1MのトリスHCΩ緩衝液の存在下で
透析して行なわれる。あるいは、カラムクロマトグラフ
ィーを使用することもできる。結合体に対し、少くとも
約10v/v%かつ約50v/v%までのグリセリンを
添加する。好ましくは、結合体溶液におけるグリセリン
の最終濃度は約2oν/ν%である。好ましくは、約5
%までポリエチレングリコールをも結合体溶液中に混入
する。
本発明者等は、結合体に対するグリセリンの添加が結合
体の温度安定性を相当に増大させ、更に結合体を室温で
貯蔵しかつ使用することを可能にし、特にこの結合体を
1例えば約45℃のような高温度にて分析に使用し得る
ことを突き止めた。
このようにして、この結合体を使用する分析は、特に抗
原−抗体複合体と一緒に前記結合体を培養するのに必要
な時間が短縮されるので最適化することができる。
分析手順については、表面活性剤を使用して免疫反応を
促進させる。
好ましくは、表面活性剤はアルキルベンゼンスルホン酸
塩1例えばナトリウム塩もしくはアンモニウム塩であり
、例えばアルブライト・アンド・ウィルソン社によりN
ANSA(登録商標)として市販されている。この表面
活性剤は0.005〜1 v/v%、好ましくは約0.
04v/v%の量で使用される。表面活性剤が多過ぎる
と非特異的な結合をもたらし、かつ蛋白質が支持体から
洗い出される一方、少な過ぎると効果を示さない。この
量は特定の分析に適した範囲で変化することができる。
表面活性剤のHLB比は比較的高く、この表面活性剤は
親水性表面活性剤と考えられる。好ましくは、HL B
比は少なくとも約20である。
表面活性剤は、支持体−リガンドと試料との間の第1培
養において、並びに支持体−リガンド結合した抗体と酵
素標識した結合体との間の第2培養において使用される
。必要に応じ、これは更にELISA技術を使用する場
合、基質と酵素標識との第3培養工程でも使用される。
更にこの分析手順は、例えばポリエチレングリコール(
P E G)のようなポリアルキレングリコールの存在
により、蛋白質−蛋白質結合が生ずる分析工程において
安定化される。すなわちPEGは、リガンド−支持体を
試料中に存在する抗体に結合させる第1培養工程におい
て、並びに酵素標識した結合体が結合抗体に結合する第
2培養工程において使用される。必要に応じ、PEGは
更に第3培養工程でも使用されるが、この分析工程では
殆んど効果を示さない。
好ましくは、PEGは0.1〜5w/v%、より好まし
くは約0.15w/v%の濃度で使用される。好ましく
は、PEGは1,000〜20,000より好ましくは
6,000〜8.000の分子量を有する。
発明の実施例 以下、好適な実施例により本発明を説明するが、これら
実施例は本発明の範囲を限定するものではない。
失速」LL 以下は抗原支持体複合体の一般的製造方法、抗血清−酵
素結合体の製造方法、および本発明の分析方法である。
抗原:トキソプラズマ・ゴンジイ(T oxoplas
magondii)抗原、 緩衝剤:0.1M重炭酸緩衝剤、pH9,6゜抗原を分
散させかつガラス注射器を通して剪断する。あるいは、
好ましくはこれを音波発生器により行なうこともできる
。抗原を、この抗原の種類および試料の純度に応じて、
重炭酸緩衝液により約40〜200倍に希釈する。
被覆溶液における250μQの抗原を1例えばギルドフ
ォード・ポリスチレンキュベツトまたは微小測定板のよ
うな重合体マトリックスへ施す。
各試験につき2つの穴部またはキュベツトを使用する。
比較穴部を緩衝液のみで被覆する一方、試験穴部を緩衝
溶液における試験抗原で被覆する。
プレートを37℃にて2〜4時間培養する。
次いで被覆したプレートを0.05%のツイーン20と
10mMのMgC0.とを含有する燐酸緩衝塩の溶液中
で固定する。次いで、これらプレートを37℃にて2時
間培養する。培養が完了した後、これらプレートを室温
にて排液乾燥させる。
抗血清−酵素結合体の作成 酵素:アルカリホスファターゼ(シグマ・ラボラドリー
ス社)、 抗血清:羊抗ヒトIgG(シレヌレ・ラボラドリース社
)。
粗製のアルカリホスファターゼ粉末をクロマ1〜グラフ
イーにより精製する。貯蔵したアルカリホ入ファターゼ
フラクション約30〜40wQを、6〜10mQの抗ヒ
トIgGと混合し、かつトリス−H(Q(0,1M p
H8,6+10+++M MgCQ。
+0.15M NaCQ)または10 mM MgCQ
 2を有する燐酸塩緩衝液(pH6〜8)において1晩
透析する。
次いで、混合物を透析袋あるいは必要に応じアミコン濃
縮装置におけるポリエチレングリコールフレークで濃縮
させる。透析した濃縮混合物へ0.4%までのグルタル
アルデヒド(最終濃度)を加える。この混合物を、約3
0分撹拌する。次いで混合物をトリス−H(1(0,1
M pH8,6+10mM MgCM、+0.15M 
NaCQ)において第1透析にて1晩透析する。非結合
物質の除去が必要であれば、結合体と免疫蛋白質とアル
カリホスファターゼとを、次いでセファデックスG−2
00もしくはG−150またはセファクリル5300の
カラムにて分離することができる。
精製すると結合体は溶液中で安定化されて、次のような
最終濃度を与える: 20%のグリセリンと、0.15%のポリエチレングリ
コールと、10mMのMgCQ□と、0.15MのNa
CQとを含有するトリス−HCQ(0,1M pH7,
4)緩衝液。
分析 トキソプラズマ・ゴンジイ特異性のIgG分析X】−: (1)トキソプラズマ抗原で被覆されたキュベツト/プ
レート、 (2)安定剤溶液中に希釈されて分析用には更に30倍
まで便利に希釈し得るアルカリホスファターゼに結合さ
れた抗ヒトIgG、 (3)PH9,9,0,LM(7)2−7ミノ、2−メ
チル、1−プロパツール緩衝液に溶解され、5ffI0
.づつ凍結貯蔵された濃度3mMの燐酸バラニトロフェ
ニル、(4)次のように構成された血清および結合体希
釈物: 燐酸緩衝塩(20倍濃縮)50IIQ ポリエチレングリコール(15%溶液)  10mQ塩
化マグネシウム 0.5M       16mQNA
NSA(10%溶液)        2.5mQ水(
蒸留水)            921.5m0.(
5)洗浄溶液:0.05%のツイーン20と5mMの塩
化マグネシウムとを含有する燐酸緩衝塩の溶液、 (6)基質希釈剤2−アミノ、2−メチル、1−プロパ
ツール(0,1M)。
NANSA、  0.045%、 塩化マグネシウム 5mM pH10,25゜ 分析法: 被覆されたプレート/キュベツトを洗浄溶液中で3回洗
浄することにより水和させる。最後の洗浄を3分間維持
した後、更に3分間で排液させる。
次いで10μQの血清を各試料につき比較キュベツトと
試験キュベツトとの両者に加える。
血清希釈物を全ての穴部にピペットで入れ、そしてプレ
ート/キュベツトを45℃にて30分間培養する。培養
が終わったら、プレート/キュベツトをツイーン20を
含有する燐酸緩衝塩で洗浄する。
次いで、プレートまたはキュベツトに再び30倍希釈さ
れた結合体を満たす。これらのプレート/キュベツトに
蓋をして、45℃にて15分間培養する。
プレートまたはキュベツトを燐酸緩衝塩で4回洗浄する
凍結した燐酸バラニトロフェニルを基質希釈剤で1:4
に希釈する。プレート/キュベツトに蓋をし、そして4
5℃にて20〜30分間培養する。
全ての溶液を45℃にて予備培養した後、キュベツト/
プレート中へ分配する。
405nmにおけるパラニトロフェノールの測定により
アルカリホスファターゼの活性を、分光光度法により検
出する。示した結果は二連の試験の平均である。これら
の二連の試験間に顕著な隔りが生じた場合は、分析を反
復する。
太凰舅又 以下の実施例は、抗原支持体複合体の作成後にこの複合
体を1例えばpH9,6の牛血清アルブミンのような蛋
白質溶液で洗浄すれば、非特異的結合を減少させ得るこ
とを示している。
使用した試験手順は、実施例1に記載したトキソプラズ
マ・ゴンジイ分析とした。トキソプラズマ補体結合抗原
をポリスチレン微小測定皿と共に2時間培養した。2時
間の培養後、比較穴部と試験穴部との両者を排液しかつ
250μΩづつの次の物質を満たした: (a)重炭酸緩衝液における21)5%牛血清アルブミ
ン:pH9,6にて0.1M (b)トリス−HCQ緩衝液における21)5%牛血清
アルブミン:pH7,4にて0.1Mおよび(c) p
H9、6の2.5%燐酸緩衝塩。
30分間後、これらプレートを5mMの塩化マグネシウ
ムと0.05%のツイーン20とを含有する燐酸緩衝塩
で洗浄した。
これらの結果を第1表に示す。
第」二人 ポリスチレン/抗原における非特異性結合部位の除去 カーボ  HCL   BSA   な し2  0.
09  0.27  0.21  0.343  0.
17  0.25  0.1.8  0.304  0
.11  0.21  0.17  0.315  0
.12  0,23  0.16  0.246  0
.12  0.22  0.17  0.287  0
.11  0.2.4  0.24  0.288  
0.21  0,30  0.26  0.309  
0.24  0.24  0,31  0.3210 
0.21  0,21  0,29  0.3111 
0.17  0.20  0.27  0.2912 
 0.20  0.26  0.29  0.2613
  0.17  0,18  0.27  0.271
4  0.29  0.23  0.29  0.30
15  0.25  0.18  0.34  0.3
416  0.30  0.30  0.33  0.
32非特異性結合部位を除去するための最良の後被覆溶
液は、牛血清アルブミンの燐酸緩衝塩溶液である。実際
にプラスの特異性IgGを有する血清試料は、この方法
により減退しないであろう。
大意■l 実施例1に記載した分析の幾つかの面につき。
試験して、この分析における変数を最適化させた。
45℃の温度にて、培養時間を最適化させた。
第1培養期間、すなわち血清と抗原−支持体複合体との
培養期間は、30分間で最適化された。
第2培養期間、すなわち抗IgG結合体/アルカリホス
ファターゼと支持体との培養は、15分間で最適化され
た。第3培養期間、すなわち基質と結合標識酵素結合体
との培養は、30分間で最適化された。
この最適化法は更に最適温度の試験をも含んだ。
使用した分析法は、実施例1に記載したと同様であり、
かつ培養時間も上記と同様であった。分析および全ての
培養は次の温度にて行なった:21℃、30℃、37℃
、40’C,45℃。
50℃および55℃。
下記の第2表は、上記温度における8個の別々の血清試
料の光学濃度を示している。分析および培養に対する最
適温度は、約40〜45℃であることが判るであろう。
剃左聚 2 0.13 0,23 0,22 0,33 0,3
1 0,25 0.033 0.1.7 0.20 0
.24 0,32 0.28 0,18 0.084 
0.16 0,26 0,28 0,33 0.36 
0.19 0.075 0.14 0,24 0,26
 0.31 0.33 0.23 0.066 0、L
6 0.25 0.27 0.34 0.33 0.1
9 0.047 0.17 0,26 0,26 0.
30 0.34 0.14 0.0520v/v%グリ
セリンの存在下における室温での酵素標識された結合体
の長期貯蔵につき検査した。
結合体を用いる分析を0日、6日、9日、12日、15
日および140日の期間で行なった。この結合体を3種
の市販製品A、BおよびCと比較し、これらの結果を第
3表に光学濃度として示す。
第3表 グリセリンを用いた室温における結合体の長期貯蔵 日      数 希釈 1 6 9 1215140 MANLAD IgG +2(5)グリセリン 1 1:20 0.68 0,
79 0,77 0.80 0,78 0.84MAN
LAB IgG グリセリンなし 1 1:20 0.78 0.87 
0.87 0,85 0.83 0.44MANLAB
 IgG +20%グリセリン 2 1:20 0.38 0,4
9 0,42 0.43 0.460.42MANLA
B IgG グリセリンなし 2 1:20 0.31 0.36 
0.33 0,32 0,31 0.19A     
       1=10 0.41 0.82 0,6
7 0.79 0,64 1.16B        
   1□15 0.81 0.95 0.85 0.
86 0.83 1.18註:全ての結合体は、事前に
試験から1日目に適当な読みを得るように希釈した。
上記の結果は、生成物をグリセリンの不存在下で貯蔵し
た場合、室温における長期貯蔵の後に室温において顕著
な変化を示している。グリセリンの存在下では、室温に
おける長期貯蔵の後の結果に顕著な変化が存在しない。
夫立鮭i ヒトIgG−Fc断片をギルフォード・キュベツトへ0
.1ナトリウム重炭酸−炭酸緩衝液における200μg
/mQにて37℃で2時間被覆した。これらキュベツト
を、5mMの塩化マグネシウムを含むPBSツイーン0
.005%で洗浄した。
抗ヒト−IgGの結合体を0.15Mの塩化ナトリウム
と10mMの塩化マグネシウムとを含有するトリス−H
C悲(0,1M、pH7,4)で希釈した。
希釈物へ種々の濃度のグリセリンを添加して、グリセリ
ンの最終濃度をO〜40v/v%にした。−面において
、結合体溶液は更にNANSAを約0.04w/v%の
量で含有した。
上記のように希釈した結合体をIgGで被覆されたキュ
ベツトと共に45℃にて15分間培養し、キュベツトを
洗浄し、基質を加え、そして45℃にて30分間培養し
た。
下記第4表はその結果を示している。
第4表 グリセリンによる結合体の安定化 グリセリン濃度 NANSA    NANSA2  
 5%      0.25     0.313  
]、O%     0.260.304 15%   
  0.250.345 20%     0.290
.326  30%     0.320.357 4
0%       −− 結合体に対するグリセリンの添加は、結合体の免疫化学
反応を向上させず、あるいは顕著に影響するとは思われ
なかった。グリセリンは単に室温における生成物の貯蔵
の安定化剤として作用するのみである。結合体は製造直
後に凍結乾燥することができ、かつ凍結乾燥物を水和し
た後にグリセリンを添加することができる。
NANSAの添加は、短期間に亘り結合体の活性に影響
するとは思われない。
失に五且 前記実施例につき使用した試験手順を用いて、分子i6
,000〜8,000のポリエチレングリコールを種々
異なる量で混入する効果を検討した。
分析法は同じ試料を使用したが、ポリエチレングリコー
ルの濃度を結合体の希釈においてO〜6w/v%の範囲
で変化させた。得られた結果を下記第5表に示す。従っ
てポリエチレングリコールは抗原−抗体複合体の形成に
対し殆んど向上作用を示茅擾−及 2           0.2       0.1
93           0.4       0.
194          0゜6       0.
165           1.0       0
.186            2.0      
  0.187           4.0    
   0.16リガンド支持体複合体を安定化させるた
めのポリエチングリコールの使用をこの実施例で示す。
ポリエチレン板AおよびBをトキソプラズマ抗原と共に
2時間培養し、0.15w/v%のPEGを含有するP
BS−ツイーン20(0,05%)およびMgCQ 、
 (5mM)において洗浄した。
これらプレートを室温にて08.2日、10日、17日
および33日間貯蔵した後、実施例2に従って分析を行
ない、その結果を下記第6表に示す。
33日間に亘る被覆プレートの活性の実質的ロスは認め
られなかった。
第6表 時間 0 日 2 日 10日 17日 33日正常2
 .18.15.13.11.10.12.09.15
.16.19.163 .15.14.10.11.1
9.08.1?、13.i6.19.154 .14.
12 、]、4.13.12.11.13.12.18
.19.145 .20.16,15.13.11.0
8.12.20.17.16.186 .17.14.
1g、25.19.24.21.22.21.24.2
57  、L6.13.15.26.24.26.22
,28.17.22.29この実施例は、濃度の増°大
に伴う抗原−抗体反応に対する効果を示している。
この実施例においては、実施例1の分析手順を8個の異
なる試料につき使用した。ポリエチレングリコールの濃
度を抗原−酵素m識の溶液においてO〜0 、2 V/
V%の範囲で変化させた。得られた結果を下記第7表に
示す。
1二し表 20.25 0.26 0.26 0.2g  0.2
2 0.25 0,22 0.25 0.24 0.2
230.24 0.29 0.28 0.28 0.2
5 0.27 0.23 0.27 0.28 0.2
640.1.6 0.15 0.15 0.19 0.
14 0.13 0.12 0.12 0.13 0.
1350.25 0.27 0.32 0.26 0.
25 0.29 0.26 0.27 0.29 0.
2g60.19 0.24 0.26 0.25 0.
22  0.24 0,20 0.20 0.23 0
.2270.22 0.24 0.26 0,26 0
,26 0,26 0,24 0,23 0.27 0
.23PEGの存在は、抗原−抗体複合体の形成を促進
せず、すなわち向上させなかったと結論される。
末凰里且 トリトンX−100と、ツイーン20とツイーン80と
ラウリル硫酸ナトリウムと、ドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウムと、NANSA(アルキルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム)とを1種々の濃度で使用して表面活性
剤の比較を行なった。分析手順は、上記の選択された表
面活性剤の特定量を血清および抗−酵素標識結合体に対
する希釈剤の一部として組み込んだ。
結果を実施例1に記載した分析手順に基づき下記第8表
に示す。
アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム表面に活性剤で
あるNANSAの使用および/またはドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウムの使用は、分析の感度を著しく向
上させる。
星旦人 ト!月−ン ツイーン ツイーン  ラウリル ドデシ
ル NANSAX−1002080硫酸ナト ベンゼン
リウム  スルホン 酸ナトリ 2 0.060.06 0.090.06 0.040
.05 0.080.09 .13 .25 0.29
3 0.160.01. 0.170.24 0.17
0,11 0.190.10 .15 .20 0.2
94 0.010.04 0.050.05 0.()
40.03 0.080.04  0.060.20 
0.215 0.090.04 0.040.09 0
.030.11 0.080.06 0.120.16
 0.246 0.030.06 0.030.04 
0.030.03 0.040.05 0.050.2
0 0.267 0.050.05 0.050.05
 0.040.02 0.060.05 0.110.
17 0.218 0.070.07 0.060.0
5 0.050.07 0.010.10 0.100
.17 0.20矢m耘以 実施例2の標準分析法並びに第1.第2および第3培養
の夫々につき標準培養時間を使用して、NANSAを種
々の濃度で用いることにより表面活性剤の促進効果を示
した。NANSAを第1および第2培養において所定濃
度で添加し、それらの結果を第1図に示す。
表面活性剤の濃度を最大値まで増大させると、設定培養
時間において光学濃度が増大することが判るであろう。
しかしながら光学濃度の増加が間違った結果をもたらす
ような最適濃度が存在すると確認された。従って、NA
NSAの最適濃度は0.04〜0.05w/v%の範囲
であると結論された。
ヌ1遭上士 IgGを分離しない同時的なIgGおよびIgM支持体
マトリックス:ギルフォードによるポリスチレンキュベ
ツト・ 標準二予備分析したレベルのIgGおよびIgMを含有
するベーリング社のプラズマ蛋白質標準、純粋標準:カ
ルビオヘムーベーリング社からの純粋なヒトIgG(F
c断片)、 被yl=プラズマ蛋白質と純粋IgG標準とを重炭酸−
炭酸緩衝液(0,1M)中に希釈し、次いで固体マトリ
ックスと共に2時間培養した。キュベツトをP B S
 ツイーン(0,05%)およびMg(12(5mM)
で洗浄した。
使用した結合体は、最終希釈率1050における正常な
抗IgG−アルカリホスファターゼ結合体および最終希
釈率900における抗IgM−アルカリホスファターゼ
結合体とした。
これらキュベツトを250μ2の結合体と共に15分間
培養した。
250μQの基質溶液を上記培養後にプレートを洗浄し
た後に加え、そしてこの培養を30分間行なった。
全ての培養は45℃の温度で行った。
刀」し及 IgG           IgM プラズマ−蛋白質 2075μg/ml  O,742
32μg/ml  O,334150μg/ml  O
,71464μg/++l  O,198300μg/
ml   −930μg/ml  O,11結論: (1)純粋なIgG標準は、同濃度においてプラズマ蛋
白質標準に匹敵する結果を与えた6純粋なIgG標準は
IgM結合体につき有意でない測定値を与えたのに対し
、プラズマ蛋白質標準における23μg/mlのIgM
については有意の測定値が得られた。
10倍のIgG濃度において、IgM測定の顕著な阻止
がIgGの極めて高い濃度(4150μg/ml)にて
生じたが、適正なIgM測定値を得ることができる。し
かしながら、特定工gGおよびIgMの濃度は一般にこ
のような濃度に達しないであろう。
特定のIgM抗体を測定するためのELISAを使用す
る殆んどの分析法は、高レベルのIgGにより抗原部位
のスワンピングを防止するにはIgMにつき分析する前
に血清中のIgGを除去する必要があることを示唆して
いる。この除去を行なう共通の方法は、IgGに対し特
異的に結合する蛋白質Aを使用することである。しかし
ながら、本発明に使用する分析法の感度は、IgGの分
離なしにTgGとIgMとを測定することにより低下し
ないと考えられる。より高い温度にてより短い培養時間
を用いるため、IgGにより抗原部位に対するIgMの
排除は生じないと思われ、従って本発明の分析法の他の
利点は、IgM抗体の分析においてIgGの除去を必要
としないことである。
上記実施例は、特定のトキソプラズマ・ゴンジイ分析を
使用した。しかしながら、本発明の分析は広範囲のウィ
ルス抗体および/または抗原1例えば風疹、CMV、ヘ
ルペス1および21)トキソプラズマ、インフルエンザ
A、BおよびC、パラインフルエンザ1.2および3、
ミコプラズマ、アデノウィルス、Q熱、麻疹、帯状胞疹
、ロス リバ−ウィルス、免疫複合体、HCGおよびチ
ロキシンなどを検出するための広範囲の分析法にも適用
することができる。適当な抗血清を使用することにより
、動物の抗体または抗原並びにヒトの抗体または抗原を
検出することもできる。
発明の効果 本発明によれば、高温度にて安定性の増大した免疫分析
技術並びにそれに使用する安定化試薬が得られ、本発明
の分析法は広範囲のウィルス抗体および/または抗原を
検出するための広範囲の分析法に応用することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は、NANSAの添加濃度に伴う表面活性剤の促
進効果を光学濃度の変化として示す特性曲線図である。 特許出願人   マンラブピーティーワイ、リミテッド
出願人代理人 弁理士 山本喜幾 択計一部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)10個までの炭素原子を有するポリヒドロキシ化
    合物を少なくとも10v/v%含有する蛋白質−蛋白質
    結合体の組成物。 (2)ポリヒドロキシ化合物がグリセリンである特許請
    求の範囲第1項記載の組成物。 (3)少なくとも約20w/v%のポリヒドロキシ化合
    物を含有する特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    組成物。 (4)約5w/v%までのポリアルキレングリコールを
    更に含有する特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれ
    かに記載の組成物。 (5)ポリアルキレングリコールがポリエチレングリコ
    ールである特許請求の範囲第4項記載の組成物。 (6)ポリヒドロキシ化合物が20〜50w/v%の濃
    度である特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれかに
    記載の組成物。 (7)試料中の所定物質とこの物質に対し比較的特異性
    である1種もしくはそれ以上の免疫蛋白質との間の免疫
    反応に基づく分析方法において、この分析における前記
    物質と前記免疫蛋白質との間の培養を37℃〜50℃の
    温度にて所定時間に亘り行なうことを特徴とする分析方
    法。 (8)温度が約45℃である特許請求の範囲第7項記載
    の方法。 (9)試料中の所定物質を定性的および/または定量的
    に測定するための分析方法において、 (1)免疫反応により前記物質と結合し得る蛋白質また
    は核蛋白質を結合させまたは吸着させる支持体を供給し
    ; (2)この支持体を前記試料と接触させて前記物質を前
    記蛋白質に結合させ; (3)過剰の試料を前記支持体から除去し;(4)前記
    支持体を、この支持体に結合されると前記物質に対し相
    対的に特異結合し得る標識蛋白質と接触させて、この標
    識蛋白質を前記物質に結合させ; (5)未結合の標識蛋白質を除去し; (6)前記標識蛋白質の存在を定量的または定性的に測
    定し; 前記工程(2)および/または(4)を5w/v%まで
    のポリアルキレングリコールの存在下で行なうことを特
    徴とする分析方法。 (10)ポリアルキレングリコールがポリエチレングリ
    コールである特許請求の範囲第9項記の方法。 (11)ポリアルキレングリコールが6,000〜8,
    000の分子量を有する特許請求の範囲第9項または第
    10項記載の方法。 (12)ポリアルキレングリコールを約0.15w/v
    %の量で存在させる特許請求の範囲第9項乃至第11項
    のいずれかに記載の方法。 (13)工程(2)および(4)を、更に1v/v%ま
    での実質的に親水性の表面活性剤の存在下で行なう特許
    請求の範囲第9項乃至第12項のいずれかに記載の方法
    。 (14)表面活性剤がアルキルベンゼンスルホン酸の塩
    である特許請求の範囲第13項記載の方法。 (15)試料中の所定物質を定性的または定量的に測定
    するに際し; (1)免疫反応により前記物質と結合し得る蛋白質を結
    合させ、または吸着させる支持体を供給し;(2)前記
    支持体を前記試料と接触させて、前記物質を前記蛋白質
    に結合させ; (3)過剰の試料を前記支持体から除去し;(4)前記
    支持体を、この支持体に結合させた際前記物質に対し相
    対的に特異結合し得る標識蛋白質と接触させて、前記標
    識蛋白質を前記物質および前記支持体に結合させ; (5)未結合の標識蛋白質を除去し; (6)前記標識蛋白質の存在を定量的または定性的に測
    定し; 前記工程(2)および(4)を約1v/v%までの比較
    的親水性の表面活性剤の存在下で行なうことを特徴とす
    る分析方法。 (16)表面活性剤をアルキルベンゼンスルホン酸の塩
    から選択する特許請求の範囲第15項記載の方法。 (17)表面活性剤がドデシルおよび/またはラウリル
    ベンゼンスルホン酸のナトリウムもしくはアンモニウム
    塩である特許請求の範囲第16項記載の方法。 (18)免疫学的分析のための貯蔵安定性の支持体−リ
    ガンド複合体を製造するに際し、 (1)前記分析用として固体もしくは粒状の支持体また
    はマトリックスを供給し; (2)前記支持体の表面へ所定の蛋白質を結合させ; (3)前記蛋白質が結合される前記支持体を0.01〜
    5w/v%のポリアルキレングリコールの溶液と接触さ
    せる ことを特徴とする製造方法。 (19)ポリアルキレングリコールがポリエチレングリ
    コールである特許請求の範囲第18項記載の方法。 (20)支持体がポリスチレン、ポリ塩化ビニルまたは
    ガラスである特許請求の範囲第18項記載の方法。 (21)特許請求の範囲第18項乃至第20項のいずれ
    かに記載の方法により製造される貯蔵安定性の支持体−
    リガンド。 (22)特許請求の範囲第21項記載の貯蔵安定性支持
    体および/または特許請求の範囲第1項乃至第6項のい
    ずれかに記載の組成物を含有することを特徴とする分析
    用のキット。
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