JPS61288627A

JPS61288627A - 携帯無線機

Info

Publication number: JPS61288627A
Application number: JP60131509A
Authority: JP
Inventors: Yukio Yokoyama; 幸男横山; Susumu Uriya; 瓜屋　晋
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1985-06-17
Filing date: 1985-06-17
Publication date: 1986-12-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、ダイバーシティ受信方式の携帯無線機に関す
る。

〔概要〕

本発明は、きょう体の面に対向した放射導体板および放
射導体板ときょう体とを接続する接続導体板から構成さ
れるアンテナを備えたダイバーシティ受信方式の携帯無
線機において、三つのアンテナを設け、一つは送信機に接続し他の二つ
は受信機に接続することにより、小形で携帯性が良いよ
うにしたものである。

〔従来の技術〕

第６図は従来例の外付アンテナを用いた携帯無線機の斜
視図である。第７図は従来例の内蔵アンテナを用いた携
帯無線機の斜視図である。

従来、フェージングを軽減する手段としてはダイバーシ
ティ技術が有力であり、陸上移動通信で移動体側で用い
る場合は２枝程度のスペースダイバーシティ受信が多く
用いられている。特に、携帯機の場合は第６図および第
７図に示すような携帯無線機が用いられていた。第６図
はきょう体４の頂部にアンテナ９を設置した携帯無線機
である。

アンテナ９は同一軸上に二つのスリーブアンテナ等を上
下に２本収納した見かけ上１本のアンテナである。中に
収納された各アンテナは直接またはアンテナ共用器等の
素子を介して送信部および受信部にそれぞれに接続され
る。

第８図は従来例の携帯無線機の選択ダイバーシティの場
合のアンテナおよび送受信部のブロック構成図である。

第６図に示す携帯無線機が選択ダイバーシティを行う装
置であれば、第８図に示すように受信部８は第一および
第二の受信器回路１５．１６で構成され、アンテナ１２
が第一の受信器回路１５へ接続され、またアンテナ１３
はアンテナ共用器１４を介して第二の受信機回路１６へ
接続される。またアンテナ共用器１４の他の一端は送信
部７に接続される。

第９図は従来例の携帯無線機の切換ダハ−シティの場合
のアンテナおよび送受信部のブロック構　゛成図である
。第９図において、受信部８は切換スイッチ１７および
受信機回路１８で構成される。アンテナ１２は直接切換
スイッチ１７に入力され、またアンテナ１３はアンテナ
共用器１４を介して切換スイッチ１７に入力され、両者
のうちいずれか一方が受信機回路１８へ入力される。ま
たアンテナ共用Ｈ１４の他の一端は送信部７へ接続され
る。なお第８図および第９図において、アンテナ１２は
受信専用またはアンテナ１３は送受信共用となっており
、第６図に示す携帯無線機ではこれらのアンテナ１２．
１３がアンテナ９の中に上下に収納されている。このよ
うにアンテナ９は上下にスリーブアンテナが配置されて
いるのでその長さが約１波長がそれ以上となり、携帯性
がきわめて悪くなっている。

一方、第７図に示す携帯無線機は二つのマイクロストリ
ップのアンテナ１０．１１をきょう体４の側面に配置し
た構造である。ここではアンテナ１０およびアンテナ１
１のうちいずれか一方が受信専用として、他方が送受共
用として用いられる。また送受信部との接続は第８図お
よび第９図と同様であり、この携帯無線機は内蔵アンテ
ナを有する携帯無線機である。第７図から明らかなよう
に、この携帯無線機ではアンテナ１０．１１がきょう体
から突出しないため第６図に示す携帯無線機と比較して
携帯性が大幅に改善される。しかしアンテナがきょう体
側面に存在するために、頭側に６０６程度傾けて保持さ
れる通話状態では、片側のアンテナが下側に位置するこ
とになる。アンテナ１０からは主に軸Ｘの正方向の空間
へ放射され、アンテナ１１からは軸Ｘの負方向の空間に
主に放射される。このため通話状態では指向性に起因す
る下側のアンテナの利得低下がおこる。また、下側アン
テナは人体に近くなり、人体効果による利得低下もおこ
る。

これらの利得低下により、第７図に示す携帯無線機では
通話時にはダイバーシティ利得が低下する欠点があった
。

さらに、送受信帯域と受信帯域とがある周波数間隔だけ
離れて存在するような装置でこの携帯無線機を用いる場
合には、送受信用アンテナに要求される比帯域幅がきわ
めて広くなる。このためアンテナの大形化を伴い、きょ
う体への実装が困難になる場合も発生してくる欠点があ
った。

〔発明が解決しようとする問題点〕

以上説明したように、従来例の携帯無線機では、携帯性
が悪かったり、通話時にダバーシティ利得が低下する等
の欠点があった。さらにマイクロストリップアンテナに
よる内蔵アンテナを有する携帯無線機では送受を共用す
るアンテナの寸法が大きくなりアンテナの実装が困難に
ある欠点があった。

本発明は以上の欠点を解決するもので、小形で携帯性が
良くかつ通話時にも良好なダイバーシティ利得が得られ
る携帯無線機を提供することを目的とする。

Ｃ問題点を解決するための手段〕本発明は、きょう体の一つの面に配設された送受信器と
、上記きょう体に内設された送信部および受信部と、上
記きょう体の面に対向した放射導体板およびこの放射導
体板とこのきよう体とを接続する接′ｌｆｔ導体板から
構成され、上記送信部および上記受信部にそれぞれ接続
されたアンテナとを備えたダイバーシティ受信方式の携
帯無線機において、上記アンテナは、上記送信部に接続
される一つの送信アンテナと、上記受信部に接続される
二つの受信アンテナとを含むことを特徴とする。

本発明は、アンテナを送受信部が配設された一つの面に
対向する面の上部に並設することができる。

マタ、一つの受信アンテナの両側に他の二つの送信アン
テナを配設することができる。

〔作用〕

本発明は、アンテナを三つ設け、一つは送信機に接続し
、他の二つは受信機に接続して各アンテナに要求される
比帯域幅を狭くし、またアンテナ共用器を不要とするこ
とにより、小形で携帯性を良くすることができる。

〔実施例〕

本発明の実施例について図面を参照して説明する。

第１図は本発明一実施例携帯無線機の斜視図である。第
２図は本発明の携帯無線機のアンテナおよび送受信部の
ブロック構成図である。第３図は本発明の携帯無線機の
選択ダイバーシティの場合のアンテナおよび送受信部の
ブロック構成図である。第４図は本発明の携帯無線機の
切換ダイバーシティの場合のアンテナおよび送受信部の
ブロック構成図である。第１図において、第一〜第三の
マイクロストリップアンテナ１〜３がきよう体４−　上
で、送話器６および受話器５が存在する面に対向する面
の上部に設置されている。また中央に位置する第一のア
ンテナ１は第２図に示すように送信部７に接続され、両
端に位置する第二および第三のアンテナ２．３は受信部
８に接続されている。

なお、選択ダイバーシティを行う携帯無線機では受信部
８は第３図に示すように、受信部８は第一および第二の
受信機回路１５．１６で構成され、アンテナ２は第一の
受信機回路１５へ接続される。またアンテナ３は第二の
受信機回路１６へそれぞれ接続される。一方、アンテナ
切換ダイバーシティを行う携帯無線機では受信部８は第
４図に示すように、切換スイッチ１７および受信機回路
１８で構成され、アンテナ２および３は切換スイッチ１
７に接続され両者のうちいずれか一方が受信機回路１８
へ接続される。以上の説明でもわかるように第一のアン
テナ１は送信用のアンテナであり、また第二および第三
のアンテナ２．３は受信用のアンテナである。

本実施例ではアンテナをこのように送信用と受信用とに
分けて構成することにより、各アンテナに要求される比
帯域幅が狭くなりアンテナが小形化できる利点がある。

また、アンテナを送信用と受信用に分けることによりア
ンテナ共用器が不要となり無線機の小形化が可能となる
。

また、本実施例では第二および第三のアンテナ２．３す
なわち二つの受信用アンテナを送信用アンテナをはさん
で配置することにより、アンテナ間の空間的距離をでき
るだけ遠ざけて相関係数の低減をはかっている。

さらに、第一、第二および第三のアンテナ１〜３を送受
話機の存在する面に対向する面に配置することにより、
人体効果や指向性に起因するアンテナの利得のアンバラ
ンスによるダイバーシティ利得低下を軽減できる利点を
持っている。

第５図は本発明の携帯無線機の小形化されたアンテナの
斜視図である。アンテナ素子は、第１図に示すアンテナ
１〜３の他に第５図に示すように、放射導体板１９の先
端部を折り曲げたり（第５図（ａ））接続導体板２０の
幅を放射導体板１９の幅より狭くする（第５図（ｂ））
方法で小形化をはかったアンテナ素子、または両者を組
み合わせて一層の小形化をはかった素子（第５図（Ｃ）
）を用いても同様の効果が得られる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、アンテナをそれぞれ送
信専用および受信専用とすることによりアンテナが小形
化できるとともに、アンテナ共用器が不用になり携帯無
線機の小形化がはかれる優れた効果がある。

また、アンテナをきょう体背面に設置することにより保
持状態による各アンテナの利得のアンバランスを防ぐこ
とができ、良好なダイバーシティ利得が得られる効果が
ある。

さらに、送信用アンテナの両側に受信用アンテナを配置
することにより、受信アンテナ間距離を大きくとること
ができ相関係数を低下させる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例携帯無線機の斜視図。第２図は本発明の携帯無線機のアンテナおよび送受信部
のブロック構成図。第３図は本発明の携帯無線機の選択ダイバーシティの場
合のアンテナおよび送受信部のブロック構成図。第４図は本発明の携帯無線機の切換ダイバーシティの場
合のアンテナおよび送受信部のブロック構成図。第５図は本発明の携帯無線機の小形化されたアンテナの
斜視図。第６図は従来例の外付アンテナを用いた携帯無線機の斜
視図。第７図は従来例の内蔵アンテナを用いた携帯無線機の斜
視図。　　　゛第８図は従来例の携帯無線機の選択ダイバーシティの場
合のアンテナおよび送受信部のブロック構成図。第９図は従来例の携帯無線機の切換ダイバーシティの場
合のアンテナおよび送受信部のブロック構成図。１・・・放射導体板および接続導体板から成る第一のア
ンテナ、２・・・放射導体板および接続導体板から成る
第二のアンテナ、３・・・放射導体板および接続導体板
から成る第三のアンテナ、４・・・きょう体、５・・・
受話器、６・・・送話器、７・・・送信部（ＴＸ）、８
・・・受信部（ＲＸ）　、９・・・２本のスリーブアン
テナを上下に収納したアンテナ、１０．１１・・・きょ
う体の側面番こ配置されたマイクロストリップアンテナ
、１２・・・受信用アンテナ、１３・・・送受共用アン
テナ、１４・・・アンテナ共用器、１５・・・第一の受
信機回路、１６・・・第二の受信機回路、１７・・・切
換スイッチ、１８・・・受信機回路、１９・・・放射導
体板、２０・・・接続導体板。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）きょう体の一つの面に配設された送受信器と、上
記きょう体に内設された送信部および受信部と、上記きょう体の面に対向した放射導体板およびこの放射
導体板とこのきょう体とを接続する接続導体板から構成
され、上記送信部および上記受信部にそれぞれ接続され
たアンテナとを備えたダイバーシティ受信方式の携帯無線機において
、上記アンテナは、上記送信部に接続される一つの送信アンテナと、上記受
信部に接続される二つの受信アンテナとを含むことを特
徴とする携帯無線機。
（２）アンテナは送受信部が配設された一つの面に対向
する面の上部に並設された特許請求の範囲第（１）項に
記載の携帯無線機。
（３）一つの受信アンテナの両側に他の二つの送信アン
テナが配設された特許請求の範囲第（１）項に記載の携
帯無線機。