JPS61288408A - 可変インダクタンス装置 - Google Patents

可変インダクタンス装置

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JPS61288408A
JPS61288408A JP13015185A JP13015185A JPS61288408A JP S61288408 A JPS61288408 A JP S61288408A JP 13015185 A JP13015185 A JP 13015185A JP 13015185 A JP13015185 A JP 13015185A JP S61288408 A JPS61288408 A JP S61288408A
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JP
Japan
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magnetic
winding
magnetic field
magnetic core
current
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Pending
Application number
JP13015185A
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English (en)
Inventor
Toru Fujiwara
徹 藤原
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、例えば、磁気増幅器等に使われるような可
変インダクタンス装置に関する。
〔背景技術〕
磁気増幅器などに使われている可変インダクタンス装置
のひとつに、従来、可飽和リアクトル装置がある。この
可飽和リアクトル装置は、鋭い角形の飽和特性を有する
磁心に制御用巻線と負荷用巻線とが巻回されていて、制
御用巻線による制御磁場が磁心に印加されることによっ
て、その非線形B−H特性に基づき、負荷用巻線のイン
ダクタンスを変化させるようにしたものである。この種
の可飽和リアクトル装置は、その使用量が年々増加する
傾向にある。しかしながら、前述のごとく、非線形B−
H特性を利用するようにしていることから、負荷用巻線
に歪みのない正弦波電圧が供給されたとしても、負荷を
流れる電流の波形が正弦波とはならずに歪んでしまうこ
とが避けられなかった。そのため、歪みのない波形の電
流を負荷に供給する必要がある場合には、前記した可飽
和リアクトル装置は使えないという問題があった。゛〔
発明の目的〕 前記の問題に鑑みて、この発明は、負荷用巻線に流れる
電流の波形が歪まないようにして、負荷用巻線のインダ
クタンスを変化させることができるとともに、大電力・
低損失の磁気増幅器等の用途にも適した可変インダクタ
ンス装置を提供することを目的とする。
〔発明の開示〕
前記目的を達成するため、この発明は、巻線が施された
磁心と、この磁心の磁路に対して直角な方向から前記磁
心に磁場を印加する磁場印加手段とを備え、前記磁場に
よって前記磁心の巻線のインダクタンスが制御されるよ
うになっている可変インダクタンス装置を要旨とする。
以下、この発明を、その一実施例をあられした図面に基
づいて説明する。
第1図は、この発明にかかる可変インダクタンス装置を
利用した磁気増幅器のブロック図をあられしたものであ
る。第2図は、この発明にかかる可変インダクタンス装
置の主要部の外観をあられしたものである。この可変イ
ンダクタンス装置は、巻線2が施された環状の磁心1と
、ギャップ3Cを有する電磁石3とを備えている。電磁
石3のギャップ3cに印加される磁場の方向が、巻線2
によって磁心1内に形成される磁路がある平面に対して
垂直となるようにして、磁心1がギャップ3c内に配置
されている。磁心lの図でみて上下には、ヨーク3aと
の間に空隙が保たれている。
第1図にみるように、直流電圧Eが供給されると、電磁
石3の巻線3bに電流IIが流れるので、第2図中矢印
Aに示す向きの磁場H1がギャップ3Cに形成されるこ
ととなる。−方、巻!2には、負荷5を介して交流電源
6が接続されている。
巻線2のインダクタンスLは磁場H1の大きさに関係す
る。したがって、磁場H1の大きさを変化させるとく言
い換えれば、電流りを変化させると)、巻線2のインダ
クタンスLが変化する。そのため、電流■1を変化させ
ることによって負荷5を流れる電流I2を変化させるこ
とができるのである。つまり、第1図に示された磁気増
幅器では、巻線3bが制御用巻線となっており、巻線2
が負荷用巻線となっているのである。第1図および第2
図中のイ99ロ、ハ二は結線部をあられす続いて、電磁
石3に流れる電流■1と巻線2のインダクタンスLとの
関係について詳述する。環状の磁心1に巻かれた巻線2
のインダクタンスしは、よく知られているように、次の
(1)式であられされる。
(μ:磁心1の透磁率、S:磁心1の磁路断面積、1:
磁心1の磁路長、Nz :巻線2の巻数)一方、第2図
にみるように、電磁石3により、そのギャップ3C内に
ある磁心1に対し、磁心1の磁路のある平面に垂直な方
向から、外部磁場H。
が印加される。この状態で、巻線2を流れる電流■2に
よる磁場H2が磁心1の磁路内に印加されると、磁心l
の磁路内に磁気が流れるが、その磁束密度Bは、磁心の
保磁力がごく小さく、がっ、磁心には特定方向に強い磁
気異方性がないとすると、次の(2)式であられされる
(Bo :磁心の飽和磁束密度) したがって、この状態における磁心1の見かけ上の透磁
率μは、次の(3)式であられされることになる。
e 一方、電磁石3のギャップ3Cの長さがヨーク3a部分
の長さに比べて、それほど小さくない場合には・磁場H
Iは次の(4)式であられされる。
(G:ギャップ3Cの長さ、N1 :巻線3bの巻数、
■1 :巻線3bを流れる電流)他方、磁場H3は次の
(5)式であられされる。
(■2 :巻線2を流れる電流) したがって、先の(1)式は、(3)式と(4)式およ
び(5)式より、次の(6)式であられされることにな
る。
BO3N!冨 L−□ 1 (Nt  It /l’)寞+(NI ll10)
寞この式にがVて、NI  I 1 / G>Nz  
I z / Itの関係が成立している鴫令、磁心1に
施されてしする巻線2のインダクタンスしは、最終的に
、次の(7)式であられされることになる。
t!NI  II この(7)式からつぎのようなことが明らかとなる、巻
線2のインダクタンスしは巻、%I2を流れる電流■8
に関係なく一定となっている。つまり、磁心1の磁路に
直角に磁場H,が印加された状態で、巻線2による磁場
H2が磁心1に印加された場合には、両磁場H+、Ht
はベクトル加算されることとなるため、磁場H+′3>
磁場H2であれば、巻線2のインダクタンスしは磁場H
,によって決まることとなるのである。磁場口、)磁場
H8の関係が成立する範囲では、先の(3)式は、μ#
BO/ HI とあられされる、そのため、(1)式の
みかけ上の透磁率μは磁場H3によって決まることとな
るので、この点からも、巻線2のインダクタンスしは、
磁場H8の値にかかわらず、磁場H1によって決まるこ
とが明らかとなるのである・さらに・電流1.の大きさ
を変えることによって、インダクタンスしの値を変化さ
せることができる。電流■2が変わっても、インダクタ
ンスLがほとんど変化しないので、負荷5を流れる電流
■2の波形は交流電源6の電圧波形と同じになり歪むこ
とがない、したがって、この発明にかかる可変インダク
タンス装置を使えば、交流電源6の電圧波形と同じ波形
の電流を負荷5に供給することができるのである。また
、電流■、を変化させることによりインダクタンスLの
大きさを変えることもできるので、この発明にかかる可
変インダクタンス装置を利用して第1図に示すような磁
気増幅器を構成することができるのである。
なお、磁場H1>磁場H2の関係がくずれるような大き
な値の電流■、が巻線に流れる場合には、電流!、の波
形が歪むようになるので、交流電源6の電圧波形と同じ
波形にはならないけれども、この場合でも、電流IIに
よって電流tzの電流量の制御をおこなうことはできる
。そのため、大電力用磁気増幅器のための可変インダク
タンス装置としては使用することができる。磁心1およ
びヨーク3aは、それぞれ、保持力の小さい材質のもの
がもちいられており、その鉄損が小さいので、効率のよ
い可変インダクタンス装置を実現することができる。
つぎに、磁心lと電磁石3とヨーク3aの材料について
述べる。
ヨーク3aに用いられる材料は、飽和磁束密度が大きく
、かつ、保持力は小さいという磁気特性を備えている必
要がある。このような磁気特性を満たす材料としては、
例えば、電磁軟鉄がある。
磁心1に用いられる材料は、鉄損が小さく、かつ、飽和
磁束密度が大きくて、しかも、透磁率も大きいという磁
気特性を備えている必要がある。
このような磁気特性を満たす材料としては、ソフトフェ
ライトやケイ素鋼、パーマロイ、非晶質(磁性)合金等
がある。なかでも、非晶質合金がもっとも好ましい磁気
特性を備えている。この非晶質合金には、例えば、Fe
−B−3i系非晶質合金(以下・ rFe系合金」と記
す)やCo−B−3i系非晶質合金(以下rCo系合金
」と記す)がある。材料コストの点では、Fe系合金の
方がCo系合金より低コストである。飽和磁束密度の点
でも、このFe系合金の方がCo系合金よりも高い飽和
磁束密度を有している。しかし、Co系合金の方がFe
系合金よりも磁気歪みが小さいため、加工性の点では、
Co系合金の方が優れている。したがって、用途に応じ
て、可変インダクタンス装置に所望の特性が備えられる
ように、磁心1を形成する非晶質合金の種類が選択され
る。
なお、磁心1に使われる非晶質合金は、その磁気特性を
向上させるため、熱処理がなされているけれども、この
熱処理工程時の条件は、鉄心1の巻vA2に流れる交流
電流の周波数によって異なっている。交流電流の周波数
が、例えば、商用周波数のように比較的低い場合には、
可変インダクタンス装置に磁心1が組み込まれたときに
、磁心1に形成される磁路に沿うように磁場が印加され
た状態で、非晶質合金の熱処理がなされる。このように
して非晶質合金の熱処理がなされると、磁心1の磁路に
沿って磁化容易方向が形成されるため、磁心1の磁気特
性が低損失で高透磁率なものとなるのである。交流電流
の周波数が高い場合には、特定の方向に磁化容易方向が
形成されていると、磁壁の移動速度が低くなるため、透
磁率が低下する。つまり、電流の周波数が高いときには
、特定の方向に磁化容易方向が形成されずに、磁気異方
性が等方向になっているようにすることが好ましい。透
磁率の低下を阻止するため、非晶質合金の結晶化温度が
、その合金のキュリー温度以上である場合には、無磁場
中で、かつ、キュリー温度から結晶化温度までの間の温
度で熱処理がなされる。非晶質合金の結晶化温度が、そ
の合金のキュリー温度以下である場合には、回転磁場中
で、かつ、結晶化温度以下の温度で熱処理がなされる。
以上の説明では、磁心1への磁場印加手段が電磁石3で
あったけれども、インダクタンスLがいったん決まると
、そのあと可変にする必要がない場合には、磁場印加手
段が永久磁石であってもよい。
〔発明の効果〕
以上L=詳述したように、この発明にかかる可変インダ
クタンス装置は、磁心の磁路に対して直角な方向から磁
心に磁場が印加されて磁心に施された巻線のインダクタ
ンスが制御される構成とな゛っている。そのため、巻線
に流れる電流波形が歪まないようにして巻線のインダク
タンスが制御できるとともに、大電力・低損失の磁気増
幅器にも適した可変インダクタンス装置が実現できるの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明にかかる可変インダクタンス装置を
利用した磁気増幅器のブロック図、第2図は、この発明
にかかる可変インダクタンス装置の主要部分の外観をあ
られした部分斜視図である1・・・磁心 2・・・巻線
 3・・・電磁石 3a・・・ヨーク 3b・・・巻線
 3c・・・ギャップ 5・・・負荷第1図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)巻線が施された磁心と、この磁心の磁路に対して
    直角な方向から前記磁心に磁場を印加する磁場印加手段
    とを備え、前記磁場によって前記磁心の巻線のインダク
    タンスが制御されるようになっている可変インダクタン
    ス装置。
  2. (2)磁場印加手段が、印加磁場を可変とすることので
    きる電磁石である特許請求の範囲第1項記載の可変イン
    ダクタンス装置。
  3. (3)磁心が非晶質合金で形成されている特許請求の範
    囲第1項または第2項記載の可変インダクタンス装置。
  4. (4)非晶質合金からなる磁心が、巻線によって形成さ
    れる磁路に沿うように磁場印加された状態で熱処理がな
    されたものである特許請求の範囲第3項記載の可変イン
    ダクタンス装置。
  5. (5)非晶質合金の熱処理が、キュリー温度から結晶化
    温度までの間の温度でなされたものである特許請求の範
    囲第3項または第4項記載の可変インダクタンス装置。
  6. (6)非晶質合金からなる磁心が、回転磁場を印加した
    状態で熱処理がなされたものである特許請求の範囲第3
    項記載の可変インダクタンス装置。
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