JPS61287894A - 揺動運動角度表示機構を備えた舶用推進装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、艇体の船尾梁材に対する舶用推進装置の全体
的な角度位置を表示するため設けられた機構に関し、特
にトリミング状態を送出する装置とトリミング・ゲージ
に関する。

下記の米国特許を参照されたい。即ち、股匹挫許１ｊ　
　ｌ丘且ｆｌ！豆考ｊ ２．６８１．４３５　　１９５４年　６月１５日　Ｗ、
　Ｂ、　　Ｌｕｒｉｅ３．３８０．０１１　　１９６８
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２４日　に、　Ｗ、　Ｗｉｓｅ３．６４１．９６５　　
１９７２年　２月１５日　Ｒ，（：、Ｓｃｈｍｉｅｄｅ
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ｒａｂｅｎｋｏ等３．８９４．２５０　　１９７５年　
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４．００５，６７４　　１９７７年　２月　１日　Ｊ、
　Ａ、　Ｄａｖｉｄ４．０５１，８０１　　１９７７年
ｌＯ月　４日　Ｗｏｏｄｆ　ｉ　ｌ　１等４．３１８．
６９９　　１９８２年　３月　９日　Ｗｅｎｓｔａｄｔ
等４．３６４．７３３　　１９８２年１２月２１日　Ｌ
−Ｌｏｈｎｅｒ４．４２０，７４１　　１９８３年１２
月１３日　Ｄ、　０．　Ｗｅｓｔ４．４４９．９４５　
　１９８４年　５月２２日　Ａ、Ｒ，Ｆｅｒｇｕｓｏｎ
４．４５９．１１５　　１９８４年　７月ＩＯ日　ε、
１．１３ａ１１ａｒｄ再発行 ２８．８１６　　１９７６年　５月’１８日　Ｌａｍｂ
ｒｅｃｈｔ等本発明は、揺動運動するように艇体の船尾
梁材上に取付けられるようになった推進機の全体的な角
度位置を検出するよう作用可能な装置を提供するもので
ある。本装置は、推進機の全体的な角度位置の視覚的な
表示を生じるための装置を制御するよう作用可能な信号
を生じる信号送出装置と、推進機がある予め定めた角度
にわたり運動する時、信号の不連続的な変化を生じる装
置とからなっている。

本発明はまた、ある予め定めた角度にわたって揺動運動
するように艇体の船尾梁材に取付けられるための推進機
の全体的な角度位置を検出するよう作動可能な装置を提
供し、この装置は、弾性に富む要素と、この弾性要素と
電気的に並列に結合した固定抵抗と、弾性要素に沿って
枢動運動するように支持されたワイパーと、推進機が前
記の予め定めた角度にわたり運動する時推進機の揺動運
動に応答して前記弾性要素に沿って前記ワイパーを運動
させ、かつ推進機が前記の予め定めた角度を越えて運動
する時前記固定抵抗と電気的な並列結合状態から前記抵
抗要素を取除く装置とからなっている。

本発明はまた、推進機と、揺動運動するように艇体の船
尾梁材上に前記推進機を支持する装置と、前記推進機の
全体的角度位置を検出する検出装置とを含む舶用推進装
置を提供するものである。この検出装置は、抵抗要素と
、この抵抗要素に沿って枢動運動するように前記推進機
と支持装置の一方に支持されたワイパーとからなる。本
舶用推進装置はまた、前記ワイパーと前記推進機および
支持装置の他の一方との間でワイパーを前記抵抗要素に
沿って推進機の揺動運動量と可変的に比例する量だけ運
動させるように作動可能な装置を含んでいる。

本発明はまた、推進機と、該推進機を揺動運動するよう
に艇体の船尾梁材上に支持する装置と、前記推進機と支
持装置の一方における湾曲したカム作用面と、推進機の
全体的な角度位置を検出する検出装置とを含む舶用推進
装置を提供するものである。この検出装置は、前記推進
機と支持装置の他の一方に枢着されかつ前記湾曲したカ
ム作用面に隣接する端部を有するたレバーと、前記推進
機が揺動運動をする時このレバーが前記湾曲したカム作
用面により決定される状態で枢動するように前記レバー
を前記湾曲したカム作用面と接触するように偏倚させる
装置と、抵抗要素と、この抵抗要素に沿って枢動運動す
るように推進機と支持装置の他の一方により支持され、
かつ前記レバーと推進機が揺動運動する時ワイパーが前
記抵抗要素に沿って運動するよう共に枢動運動するよう
に前記レバーに対し結合されたワイパーとからなる。

一実施態様においては、前記推進機は枢着軸心の周囲に
揺動し、前記支持装置はジンバル・リングを含み、前記
検出装置はジンバル・リング上に取付けられかつ前記枢
着軸心から離間されている。

本発明の主な特徴の１つは、揺動運動するように艇体の
船尾梁材上に取付けられるようになった推進機の揺動運
動量を検出するよう作動可能な装置の提供にあり、この
装置は、推進機の全体的な角度位置の視覚的な表示を行
なう装置と、前記推進機がある予め定めた角度にわたっ
て揺動運動する時前記の視覚的な表示における不連続的
な変化を生じる装置とを含む。前記の予め定めた角度が
推進機があるトリミング範囲から出である傾斜範囲に入
る地点付近である時、前記視覚的な表示装置におけるこ
の不連続的な変化はこのような状態の発生の容易に認識
されかつ理解される表示を行なう。

本発明の別の主な特徴は、推進機と、この推進機を揺動
運動するように艇体の船尾梁材上に支持する装置と、運
動の検出即ち運動状態の送信装置とを含む舶用推進装置
の提供にある。この送信装置は、抵抗要素と、この抵抗
要素に沿って枢動運動するように支持されたワイパーと
を含み、前記舶用推進装置は更に、前記推進機の揺動運
動量に可変的に比例する量だけ前記抵抗要素に沿って前
記ワイパーを運動させる装置を含んでいる。このような
特徴のため、揺動運動量を視覚的に表示するための表示
装置に結合される場合、前記ワイパーが前記抵抗要素に
沿って運動する際に前記送信装置がその抵抗値における
変化とは異なる視覚的な表示装置における所要の変化を
生じることを可能にする。

本発明の他の主な特徴は、推進機の角度位置における実
際の変化量と正比例する推進機の全体的角度位置の視覚
的な表示における変化を生じる如き送信装置の提供にあ
る。

本拠明の他の特徴および利点については、以下の記述、
図面および頭書の特許請求の範囲を照合すれば明らかに
なるであろう。

本発明の一実施悪様について詳細に説明するに先立ち、
本発明がその用途において以下の記述に記し図面に示さ
れる構造の細部および構成要素の配置に限定されるもの
ではないことを理解すべきである。本発明は他の実施態
様が可能であり、種々の方法において実施が可能である
。また、本文に用いられる語句は記述のためのものであ
って限定と見做すべきものではないことを理解すべきで
ある７ 図面に示されているのは、艇体の船尾梁材２２に取付け
られた推進機１８の揺動運動量即ち角度位置を表示する
ための機構１４を含む舶用推進装置ＩＯである。図示さ
れた構造においては、この舶用推進装置ｌＯは船尾駆動
装置の形態を呈し、推進機１８はジンバル・ハウジング
装置２４の形態における支持装置によって艇体の船尾梁
材２２上に取付けられている。このジンバル・ハウジン
グ装置２４は、艇体の船尾梁材２２に対し結合されたジ
ンバル・ハウジング２６と、水平方向の揺動運動を行な
うように前記ジンバル・ハウジング２６上もしくはその
内部に取付けられたジンバル・リング２７とからなって
いる。推進機１８は、垂直方向の揺動運動を生じるよう
にジンバル・リング２７に対して枢着されている。従っ
て、前記ジンバル・ハウジング装置２４は、操舵のため
の略々垂直方向の軸方向の周囲における推進機１８の水
平方向の揺動運動と、トリミングおよび傾斜運動のため
の略々水平方向の枢着軸心２３の周囲における推進機１
８の垂直方向の揺動運−動を許容する。

前記推進機１８を前記艇体の船尾梁材２２に対して垂直
方向に揺動運動させるため前記ジンバル・ηフグ２フと
推進機１８間に結合された傾斜運動兼トリミング用シリ
ンダ組立体２８の形態の装置もまた設けられている。

前記推進機１８はまた、プロペラ３０を回転自在に支持
する下部装置２９と、前記プロペラ３０を回転させるた
めの装置（図示せず）を含んでいる。

他の実施態様においては他の構造を用いることもできる
が、前記表示機構１４（第５図参照）は、艇体の船尾梁
材２２に対する推進機１８の全体的な角度位置の視覚的
な表示を行なう。より詳しく述べると、この表示機構１
４は、推進機１８が艇体の船尾梁材２２に対して第１の
角度にわたって垂直方向に揺動する時、推進機１８の全
体的な角度位置を示す。それを越えると、この機構１４
は、推進機１８が前記第１の角度を越えるある角度位置
に置かれることを表示する。本実施態様においては、こ
の第１の角度はトリミング角度即ちトリミング範囲であ
り、推進機１８のこのトリミング角度を越える推進機１
８の運動は推進機１８の傾斜角度即ち傾斜範囲と呼ばれ
る。推進機１８のこのトリミング範囲にわたる運動は一
般に、力走中の艇体の姿勢を変更させるため艇体の船首
の上げ下げを生じ、推進機１８の傾斜角度にわたる運動
は保守作業または保管のため水中から推進機１８を引揚
げる。推進機は、浅い水面における低出力運転のため前
記傾斜範囲の比較的低い位置において運転することがで
きる。

表示機構１４は、推進機１８の角度位置の全体的な視覚
的表示を行なうためトリミング・ゲージ３４（第５図お
よび第６図参照）の形態の装置と、このトリミング・ゲ
ージ３４を制御するように操作可能な信号を生じるため
トリミング状態送信装置３８の形態の信号送出装置とを
含んでいる。

更に、第２図乃至第５図に示されるように、前記トリミ
ング状態送信装置３８は、ハウジング４２と、このハウ
ジング４２内に支持されかつ端部５４を有する抵抗要素
５０と、可変抵抗４６と電気的に並列に結合する固定抵
抗６２と、前記抵抗要素５０に沿って枢動運動するよう
に前記ハウジング４２内に支持されたワイパー５８とを
含む可変抵抗４６とからなっている。他の構造も他の実
施態様において用いることかできるが、前記ハウジング
４２は、略々水平な枢着軸心２３から離間された位置関
係にジンバル・リング２７上に取付けられている。

前記ト１）ミング状態送信装置３８はまた、前記推進機
１８がトリミング角度内で運動する時推進機１８の揺動
運動に応答して前記ワイパー５Ｂを抵抗要素５０に沿っ
て運動させ、また推進機１８が予め定めた角度を越えて
運動する時前記抵抗要素の端部５４を越えてワイパー５
８を運動させるための運動装置を含んでいる。他の構造
も他の実施態様に３いて用いることができるが、このよ
うな運動装置は、ハウジング４２に枢着されたレバー６
６（第２図および第３図参照）を含む。前記ワイパー５
８は、前記レー　バー６６がトリミング状態送信装置の
ハウジング４２に対して枢動する時ワイパー５８が抵抗
要素５０に沿って運動するように、共に枢動するようレ
バー６６に対して結合されている。更に、第３図および
第４図に示されるように、ビン７０がハウジング４２上
でレバー６６の一端部を枢着し、かつレバー６６を前記
ワイパー５８に対して結合している。

他の実施態様（図示せず）においては、ワイパー５８を
枢着軸心２３において推進機１８とジンバル・リング２
７の一方に結合することができ、また抵抗要素５０は推
進機１８とジンバル・リング２７の他の一方に載置する
ことができる。しかし、ハウジング４２を枢着軸心２３
から間隔を空けかつレバー６６を使用することの利点は
、推進機の小さな揺動運動量がレバー６６およびワイパ
ー５８の大きな揺動量を生じることにより、推進機１８
の角度の変化によって生じる抵抗の変化量を増大させる
ことである。その結果、トリミング状態送信装置３８は
推進機の運動に対して更に敏感になる。

第２図に示されるように、この運動装置はまた、推進機
１８の揺動運動量に対して可変的に比例する量だけ前記
抵抗要素５０に沿ってワイパー５８を運動させるためワ
イパー５８と推進機１８間で作用可能な装置を含んでい
る。更に、この可変的に比例する運動装置は、レバー６
６の自由端部７４に隣接して推進機１８上にある湾曲し
たカム作用面７８と、推進機１８が揺動する時レバー６
６がこの湾曲したカム作用面７８により定められる状態
で枢動するようにレバー６６の自由端部７４を湾曲した
カム作用面７８と接触するよう偏倚させる装置とからな
っている。

更に、第２図および第３図に示すように、この偏倚装置
は前記ピン７０と同心状を呈しかつ前記トリミング状態
送信装置のハウジング４２上に固定された第１の端部８
６と第１図および第２図において時計方向にレバー６６
を回転させるようレバー６６と係合する第２の端部９０
とを有する捻りばね８２の形態を有する。

前記の湾曲したカム作用面７８の輪郭は、ワイパーの運
動量と推進機１８の垂直方向の運動間に線形もしくは非
線形特性の関係を生じるような、あるいはワイパーの運
動量に対する倍増効果を変更するような、あるいはまた
トリミング・ゲージの表示が推進機１８の角度と正比例
するように表示機構１４の非線形特性について特に補正
を行なうような形状とすることが可能である。

また、推進機１８がトリミング範囲内に戻るよう揺動す
る時、レバー６６の自由端部７４が湾曲したカム作用面
７８により係合するよう位置されるように、レバー６６
およびワイパー５８が第１の角度にわたって揺動した後
レバー６６と係合する装置も設けられている。例示した
実施態様においては、この装置は、前記ハウジング４２
上に置かれかつ前記レバー６６が前記トリミング範囲に
わたって揺動運動した後レバー６６のタブ（図示せず）
と係合するストッパ９４の形態を呈する。

従って、前記トリミング状態送信装置３８の作用は下記
の如くである。即ち、 レバー６６およびワイパー５８がトリミング範囲にわた
って推進機１８と共に枢動する時、ワイパー５８は抵抗
要素５０の全長に沿って運動する。ワイパー５８が抵抗
要素５０に沿って運動する時、可変抵抗４６の抵抗値は
、使用される抵抗要素の種類によって定まる態様で変化
する。ある構造においては、この抵抗値の変化はワイパ
ーの運動量の一次関数となり、また他の構造においては
抵抗値の変化はワイパーの運動量の一次関数とはならな
い。

ある特定の時点におけるワイパー５８の運動量は、湾曲
したカム作用面７８の形状に依存する。換言すれば、こ
の湾曲したカム作用面７８は、推進機の揺動運動量に対
するワイパーの運動量を大きくも小さくもする。従って
、このカム作用面７８を提供することは、推進機の揺動
運動量とその結果生じる可変抵抗４６の抵抗値の変化と
の間に所要の関係を選択することを可能にするのである
。１つのこのような望ましい関係は、トリミング状態送
信装置３８がトリミング・ゲージ３４と結合される時、
抵抗値の変化をして推進機１８のトリミング角度におけ
る実際の変化量に正比例するトリミング角度の視覚的な
表示における変化を生じさせることである。

可変抵抗４６および固定抵抗６２を電気的な並列結合に
することによって以下の結果が達成される。

並列回路の抵抗値は、１÷可変抵抗４６の抵抗値＋１÷
固定抵抗６２の抵抗値の逆数に等しい。可変抵抗４６は
、その抵抗値が低い時、ある小さな値を有する。可変抵
抗の抵抗値が増加するに伴い、並列回路の全抵抗値が増
加する。可変抵抗のワイパー５８が抵抗要素５０の端部
５４を離れる時、この並列回路により生じる全抵抗値は
不連続的に変化し、著しく増大する。その結果、並列回
路がある電圧ソースの両側に結合されると、抵抗値にお
ける不連続的な変化は並列回路に流れる電流に不連続的
な変化を生ｐる。この抵抗値における変化は、トリミン
グ状態送信装置３８がトリミング・ゲージ３４と結合さ
れる時、推進機１８の不連続な視覚表示を生じ、トリミ
ング範囲を越えて傾斜範囲に入る。

このような視覚表示は、推進機１８の傾斜が必要でなけ
れば推進機１８の揺動運動を止めるように推進機１８の
揺動装置のオペレータに警報を発するよう作用する。

推進機１８が傾斜範囲内にある時、その結果生じる並列
回路の抵抗値は固定抵抗６２の値と等しくなる。固定抵
抗の製造公差が可変抵抗４６のそれよりも良いため、推
進機１８が傾斜範囲内にある時のトリミング状態送信装
置３８の抵抗値は更に予測可能である。従って、推進機
１８が傾斜範囲内にある時、更に予測可能な視覚的表示
が得られる。

他の実施態様においては、レバー６６は、ハウジング４
２上にありかつ固定抵抗６２と可変抵抗４６間に電気的
に結合されるスイッチ（図示せず）と係合することがで
き、推進機１８が予め定めた角度を越えて移動する時そ
の間の結合を開路する。前記スイッチは、このように抵
抗要素５０を越えるワイパー５８と同様に、可変抵抗４
６を並列回路から除くように作用するのである。

第５図および第６図に示されるように、トリミング・ゲ
ージ３４は、ハウジング９８の形態の支持部と、その端
部の周囲に枢動運動するようにこのハウジング９８内に
支持された磁石１０２と、（第５図に略図的に示される
ように）この磁石１０２に隣接しまた磁石１０２に隣接
する面内にあり、かつ図示したバッテリ１０７の如き電
源に対し結合されるようになった第１のコイル１０６と
からなる。トリミング・ゲージ３４はまた、゛前記第１
のコイル１０６と磁気的に隣接しまた電気的に結合され
かつ接地される第２のコイル１１０を有する。

前記ゲージ３４はまた、前記磁石１０２に対して並列に
結合された指針１１４の形態の表示装置を含み、磁石１
０２の枢動運動量を指示する。トリミング・ゲージ３４
はまた、前記第１のコイル１０６と第２のコイル１１０
間に電気的に結合されてトリミング状態送信装置３８に
おける可変抵抗４６に対して結合されるためのリード線
１１８を有する。更に、このリード線１１８はトリミン
グ状態送信装置３８のターミナル１２２と結合されてい
る。トリミング状態送信装置３８における可変抵抗４６
と固定抵抗６２は接地されている。

トリミング・ゲージ３４の面１２８もまた第５図に示さ
れている。この面１２８は、１から３まで番号が付され
た線により分離された４つのトリミング区分と、４番目
の線によって分離された傾斜区分とを有する。指針１１
４がこのトリミング区分を掃引することにより推進機１
８の一般的な即ち近似的な角度位置を表示した後、指針
１１４は傾斜区分を飛越すことにより、推進機１８がこ
の時傾斜範囲にあることを表示する。

作用においては、前記第１のコイル１０６と第２のコイ
ル１１０を流れる電流が磁界を生じる。第１のコイル１
０６および第２．のコイルｌｌＯは磁気作用的に接近し
、かつ相互に反対方向に延長するため、一方が他方と反
対であるコイルに流れる電流の量が磁気の大きさおよび
正味の磁界の方向を決定することになる。前記磁界の大
きさが永久磁石１０２に加えられるトルク量を決定し、
また磁石１０２の枢動運動量を決定する。推進機１８が
その最も下方の位置にある時トリミング角度が零である
ことを示す完全に偏向した位置に指針１１４を保持する
ため、前記磁石１０２を一方向に常に偏倚する装置（図
示せず）が設けられている。推進機１８がトリミング範
囲内で揺動する時、トリミング状態送信装置３８の抵抗
値が変化し、これによりコイル１０６と１１Ｏに流れる
電流量を変化させる。この結果、磁石１０２の周囲の磁
界の方向の変化を生じ、磁石１０２に対して加わるトル
クを生じる。この磁石１０２に対して加わるトルクの変
化は、磁石１０２の回転運動および指針１１４の運動を
生じることになる。

トリミング・ゲージ３４はまた、ゲージのその時の感度
、即ちトリミング状態送信装置３８の抵抗値に対するト
リミング・ゲージ３４の感度を変化させる、第１のコイ
ル１０６と第２のコイル１１０の一方と電気的に並列に
結合される可変抵抗１２６の形態の装置を含んでいる。

更に、この可変抵抗１２６は第２のコイルｌｌＯと電気
的に並列に結合される。

この可変抵抗１２６の調整の結果、第２のコイル１１０
に流れる電流量の変化を生じる、これによりトリミング
状態送信装置３８の抵抗値により生じる指針１１４の結
果的な位置に影響を及ぼす。前記可変抵抗１２６の指針
１１４の位置に対する作用は、トリミング状態送信装置
の抵抗値が大きくなる程大きい。

別の実施態様においては、以上の代りに第５図に点線で
示すように可変抵抗１３０を第１のコイル１０６に対し
て電気的に並列に結合することもできる。しかし、この
可変抵抗１３０は、この場合、トリミング状態送信装置
３８に対して送られる電流量を増加させ、装置の電力定
格に対する過負荷を生じる危険がある。前記可変抵抗１
２６を第２のコイル１１０に対して並列に結合すること
は、電流をアースに送ることになるので前述の変形例に
比較し望ましい。

第６図に示されるように、トリミング・ゲージ３４はま
た、可変抵抗１２６の抵抗値を調整するためのつまみ１
３４の形態の装置も含んでいる。このつまみ１３４は、
オペレータがトリミング・ゲージ３４の較正操作のため
抵抗値を容易に変更することができるようにハウジング
９８の外側から接近することを可能にする。

本発明の諸特徴については、頭書の特許請求の範囲に記
載されている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の諸特徴を実施した舶用推進装置を示す
側面部、第２図は本発明の諸特徴を実施したトリミング
状態送信装置を含む舶用推進装置の一部を示す拡大図、
第３図は第２図の線３−３に関するトリミング状態送信
装置の断面図、第４図は第３図の線４−４に関するトリ
ミング状態送信装置の断面図、第５図は本発明の諸特徴
を実施した第１図に示す舶用推進装置の角度位置を測定
して全体的に視覚表示するための機構の概略図、および
第６図は本発明の諸特徴を実施したトリミング・ゲージ
の側面部である。 １０−・・舶用推進装置、１４・−表示機構、１８−推
進機、２２・−艇体の船尾梁材、２３・−枢着軸心、２
４−・・ジンバル・ハウジング装置、２６・・・船尾梁
材ハウジング、２７−・・ジンバル・リング、２８・−
傾斜兼トリミング用シリンダ組立体、２９−・・下部装
置、３０・−プロペラ、３４−）−リミング・ゲージ、
３８−）−リミング状態送信装置、４２・−ハウジング
、４６−・・可変抵抗、５０−・抵抗要素、５８−・ワ
イパー、６２−・・固定抵抗、６６−・・レバー、７０
−・・ピン、７８−湾曲カム作用面、８２−・・捻りば
ね、８６−・・第１の端部、９０−・・第２の端部、９
８・−ハウジング、１０２・・・磁石、１０６・−第１
のコイル、１０７−・・バッテリ、１１０−第２のコイ
ル、１１４−・・指針、１１８・・・リード線、１２２
・・・ターミナル、１２６　、１２７．１３０・・・可
変抵抗、１３４・一つまみ。 ト１戚

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、艇体の船尾梁材上に支持されるための推進機の全体
   的角度位置を検出するよう作動可能な装置において、前
   記推進機の全体的な角度位置の視覚的な表示を生じるた
   めの装置を制御するよう作用可能な信号を生じる信号送
   信装置と、前記推進機がある予め定めた角度にわたり運
   動する時、前記信号の不連続的な変化を生じる装置とを
   設けることを特徴とする装置。 ２、ある予め定めた角度にわたって揺動運動するように
   艇体の船尾梁材に取付けられるための推進機の全体的な
   角度位置を検出するよう作動可能な装置において、抵抗
   要素と、該抵抗要素と電気的に並列に結合する固定抵抗
   と、前記抵抗要素に沿って枢動運動するように支持され
   たワイパーと、前記推進機が前記の予め定めた角度にわ
   たり運動する時、該推進機の揺動運動に応答して前記抵
   抗要素に沿って前記ワイパーを運動させ、かつ前記推進
   機が前記の予め定めた角度を越えて運動する時、前記固
   定抵抗との電気的な並列結合状態から解除するように前
   記抵抗要素を運動させる装置とを設けることを特徴とす
   る装置。 ３、前記抵抗要素が端部を有し、前記推進機が前記の予
   め定めた角度を越えて運動する時、前記ワイパーが前記
   抵抗要素の端部を越えて運動することを特徴とする特許
   請求の範囲第２項記載の装置。 ４、推進機と、予め定めた角度にわたり揺動運動するよ
   うに艇体の船尾梁材上に前記推進機を支持する装置と、
   前記推進機の全体的な角度位置を検出する検出装置とを
   含む舶用推進装置において、抵抗要素と、該抵抗要素に
   対し電気的に並列に結合される固定抵抗と、前記抵抗要
   素に沿って枢動運動するように前記推進機と支持装置の
   一方により支持されたワイパーと、前記推進機が前記の
   予め定めた角度にわたって運動する時前記ワイパーを前
   記抵抗要素に沿って運動させ、また前記推進機が前記の
   予め定めた角度を越えて運動する時前記抵抗要素を前記
   固定抵抗との電気的な並列の結合状態から解除するよう
   に、前記ワイパーと、前記推進機と前記支持装置の他の
   一方との間で作動可能な装置とからなることを特徴とす
   る検出装置。 ５、前記抵抗要素が端部を有し、前記推進機が前記の予
   め定めた角度を越えて運動する時、前記ワイパーが前記
   抵抗要素の端部を越えて運動することを特徴とする特許
   請求の範囲第４項記載の装置。 ６、推進機と、予め定めた角度にわたり略々水平方向の
   軸心の周囲において垂直方向に揺動運動するように艇体
   の船尾梁材上に前記推進機を支持する装置と、前記推進
   機の全体的な角度位置を検出する検出装置とを含む舶用
   推進装置において、前記推進機と前記支持装置の一方に
   支持されたハウジングと、該ハウジングにより支持され
   た抵抗要素を含む可変抵抗と、前記抵抗要素に沿って枢
   動運動するように前記ハウジングにより支持されたワイ
   パーと、前記可変抵抗と電気的に並列に結合された固定
   抵抗と、前記推進機が前記の予め定めた角度にわたって
   運動する時前記ワイパーを前記抵抗要素に沿って運動さ
   せ、また前記推進機が前記の予め定めた角度を越えて運
   動する時前記抵抗要素を前記固定抵抗との電気的な並列
   の結合状態から解除するように、前記ワイパーと、前記
   推進機と前記支持装置の他の一方との間で作動可能な装
   置とからなることを特徴とする検出装置。 ７、前記抵抗要素が端部を有し、前記推進機が前記の予
   め定めた角度を越えて運動する時、前記ワイパーが前記
   抵抗要素の端部を越えて運動することを特徴とする特許
   請求の範囲第６項記載の装置。 ８、推進機と、揺動運動するように艇体の船尾梁材上に
   前記推進機を支持する装置と、前記推進機の全体的な角
   度位置を検出する検出装置とを含む舶用推進装置におい
   て、抵抗要素と、該抵抗要素に沿って枢動運動するよう
   に前記推進機と支持装置の一方により支持されたワイパ
   ーと、前記推進機の揺動運動量に可変的に比例する量だ
   け前記抵抗要素に沿って前記ワイパーを運動させるよう
   に前記ワイパーと、前記推進機と前記支持装置の他の一
   方との間で作動可能な装置とからなることを特徴とする
   検出装置。 ９、推進機と、揺動運動するように艇体の船尾梁材上に
   前記推進機を支持する装置と、前記推進機ヒ前記支持装
   置の一方における湾曲したカム作用面と、前記推進機の
   全体的な角度位置を検出する検出装置とを含む舶用推進
   装置において、前記推進機と前記支持装置の他の一方に
   枢着され、かつ前記湾曲したカム作用面に隣接する端部
   を有するレバーと、前記推進機が揺動する時該レバーが
   前記湾曲したカム作用面により決定される状態で枢動す
   るように、前記レバーの端部を前記湾曲したカム作用面
   と接触するように偏倚させる装置と、抵抗要素と、該抵
   抗要素に沿って枢動運動するように前記推進機と前記支
   持装置の他の一方により支持され、かつ前記レバーと前
   記推進機が揺動する時ワイパーが前記抵抗要素に沿って
   運動するように共に枢動運動するよう前記レバーに対し
   結合されたワイパーとからなることを特徴とする検出装
   置。 １０、前記推進機が枢着軸心の周囲に揺動運動を行ない
   、前記支持装置がジンバル・リングを含み、前記送信装
   置が前記ジンバル・リング上において前記枢着軸心から
   隔てて取付けられることを特徴とする特許請求の範囲第
   ９項記載の舶用推進装置。 １１、前記推進機が予め定めた角度にわたり枢着軸心の
   周囲に揺動運動を行ない、前記送信装置が更に前記推進
   機と前記支持装置の他の一方に取付けられたハウジング
   を含み、前記レバーが前記ハウジング上に枢着され、前
   記推進機が前記の予め定めた角度を越えて運動する時前
   記レバーと係合する前記ハウジング上のストッパを含む
   ことを特徴とする特許請求の範囲第９項記載の舶用推進
   装置。 １２、前記抵抗要素が前記ハウジングによって支持され
   、前記ワイパーが前記抵抗要素に沿って枢動運動するよ
   うに前記ハウジングにより支持され、前記送信装置が更
   に、固定抵抗と、前記レバーと前記推進機が前記の予め
   定めた角度を越えて運動する時前記固定抵抗との電気的
   な結合状態から前記抵抗要素を解除する装置とを含むこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１１項記載の舶用推進
   装置。