JPS61284368A

JPS61284368A - カツタ−刃研磨時の研磨条件制御方法

Info

Publication number: JPS61284368A
Application number: JP12585285A
Authority: JP
Inventors: Kazumitsu Makino; 牧野　一光
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-06-10
Filing date: 1985-06-10
Publication date: 1986-12-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、カッター刃研磨機の製造、販売および使用
分野に属する。

（従来の技術）従来カッター刃の研磨に際しては、カッター刃を砥石側
へ送り乍ら、砥石モーターに流れる電流を電流計で見乍
ら手動的に加減していた。

（発明により解決すべき問題点）前記のように電流計を見乍ら操作する場合には、熟練を
要するのみならず、常時見て居ないと、研磨条件の変化
に追随できない為に、砥石モーターの焼付を生じたり、
過度の研磨になったりする問照点があった。

（問題点解決の手段）然るにこの発明は、カッター刃と砥石との研磨抵抗力を
砥石モーターに流れる電流で捕え、前記研磨抵抗力の上
限と下限を予め設定しておぎ、この設定抵抗力に達した
時に警報を発するようにしたので、前記従来の問題点を
解決したのである。

即ちこの発明は、カッター刃ホルダーベースを砥石側に
前進させて、前記カッター刃ホルダーベース上に設置し
たカッター刃を回転させ乍ら、機台上で回転する砥石に
近接させて、カッター刃を砥石に当接させ、前記研磨抵
抗力が、上限設定値に達すると、警報を発すると共に、
カッター刃ホルダーベースの前進を止める。ついで研磨
の進行に伴い、研磨抵抗力が下限設定値まで低下すると
、警報を発するようにして、所定の研磨抵抗値内で研磨
するようにした。

前記において、上限研磨抵抗力の警報は赤ランプの点灯
と、ブザーの吹鳴により行い、下限研磨抵抗力の警報は
緑ランプの点灯と、チャイムの吹鳴により行うようにし
、有効研磨中は黄ランプが点灯するようにしである。ま
た砥石モーターに流れる電流の上限は例えば４．２Ａで
あり、下限は３Ａであるが、カッター刃の材質、直径お
よび砥石の材質、並びに両者の回転差又は周速差によっ
て異なる。従って前記諸元毎に最適研磨抵抗力（従って
電流値）を予め求めておき、これに基づいて必要な制御
設定をすればよいことになる。

この発明は半自動（カッター刃の前進、後退のみ手動）
又は全自動の研磨に採用することができる。

（発明の作用〉この発明によれば、カッター刃と研磨砥石の研磨紙底力
を設定値内に止めるようにしたので、作業者の技術的優
劣に関係なく、常時正しい研磨ができる。

（実施例）次にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。

機台１上に、レール２．２ａを並列かつ水平に架設し、
このレール２．２ａにカッター刃ホルダーベース３を直
線移動可能に載架しである。前記カッター刃ホルダーベ
ース３には蟻孔が設けられ、蟻孔に、前記レール２．２
ａと平行な螺杵５を螺合しである。そこで螺杵５を、そ
の一端に固定したハンドル６によって回転すると、カッ
ター刃ホルダーベース３は、第１図中矢示７．８のよう
に前進後退する。一方機台１上には、砥石ホルダーベー
ス９が一側の取付軸１０を中心にして回転自在に取付け
られ、他側には前記取付軸１０を中心とする弧状溝１１
が設けられ、この弧状溝１１には機台１に植設した締付
ボルト１２が挿通してあって、砥石ホルダーベース９を
０°乃至２５°に亘って矢示１４のように回動できるよ
うになっている。研磨に際してはハンドル６を操作して
カッター刃ホルダーベース３を矢示７の方向へ前進させ
、カッター刃１３（特殊鋼製外径２００＃、１４５０回
転）の周辺部を砥石１４（ダイヤモンドホイール、外径
１５０ｍ、１７５０回転）の周辺部に１０度の角度で当
接させる。この場合に、研磨角度は砥石ホルダーベース
９の回動度により決めるが・例えば弧状溝の縁部に目盛
を刻設しておけば、容易に必要角度でセットすることが
できる。

前記のようにカッター刃ホルダーベース３を前進させ、
カッター刃１３と砥石４とが当接し、その接触により研
磨抵抗力が増加すると、これに伴って砥石モーター１５
の電流が増加する。前記電流値が４．２Ａに達すると、
設定電流値との比較判断回路が動作して、赤色ランプ１
６が点灯すると共に、ブザーが鳴ると共に、電磁ブレー
キが作動して螺杵５の回転抵抗が急増し、カッター刃ホ
ルダーベース３の前進は中止される。

カッター刃ホルダーベース３が停止して、１秒間後ブザ
ーが止まると共に、赤ランプが消え、代りに黄ランプ１
７が点灯する。この状態で暫く研磨されると、研磨の進
行につれて砥石モーター１５に流れる電流が減少する。

この電流が設定電流３Ａ以下になると、緑ランプ１８が
点灯すると共に、チャイムが鳴る。そこでハンドル６を
前記と逆方向に回転し、カッター刃ホルダーベース３を
砥石４から後退させてから、カッター刃１３の研磨状態
を検査し、研磨不十分の時には、再び前記動作を繰り返
す。

前記実施例においては、上下限の研磨抵抗力検出時に、
警報として赤ランプ１５を点灯すると共にブザーを鳴ら
し、緑ランプ１８を点灯すると共にチャイムを鳴らした
が、点灯色又はチャイム等の音色等に限定を受けるもの
ではない。要は聴覚と視覚によって情報を伝達すること
であり、点灯又はブザーの何れか一方にすることもでき
る。

次にこの発明の実施例における制御系（砥石モーター回
路等）の関係ブロック図を第２図に基づき説明する。

先づ砥石モーター回路に介装したセンサーの出力を電圧
変換し、その出力を上下限電圧比較回路に夫々入力し、
この比較回路の出力を「上限電圧以下、下限電圧以下の
判断回路」　（以下下限設定という）と、「上限電圧以
下、下限電圧以上の判断回路」　（以下正常研磨という
）と［上限電圧以上、下限電圧以上の判断回路」　（以
下上限設定という）に入力する。前記上限設定によって
、赤ランプが点灯し、ブザーが鳴り、かつ電磁ブレーキ
が作動する。一方下限設定によって緑ランプが点灯し、
チャイムが鳴る。また正常研磨により、黄ランプが点灯
する。

（発明の効果）即ちこの発明によれば、研磨抵抗力の上限値又は下限値
を予め設定し、研磨時に、前記設定値と現に流れている
電流とを比較して、上限値又は下限値になった時に警報
を発するので、研磨を常時一定の研磨抵抗力範囲で合理
的に実施し得る効果がある。従って、作業者の技術的優
劣に左右されることなく、常時正確々実に良好な研磨を
期待することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施に際し使用する研磨機の平面図
、第２図は同じく各制御系の関係を示すブロック図であ
る。１・・・機　台　　　　　　２．２ａ・・・レール３・
・・カッター刃ホルダーベース５・・・螺　杆　　　　　　６・・・ハンドル９・・・
砥石ホルダーベース１３・・・カッター刃　　　１４・・・砥　石１６・・
・赤ランプ　　　　１７・・・黄ランプ１８・・・緑ラ
ンプ

Claims

【特許請求の範囲】１　カッター刃ホルダーベースを砥石側に前進させて、
前記カッター刃ホルダーベース上に設置したカッター刃
を回転させ乍ら、機台上で回転する砥石に近接させて、
カッター刃を砥石に当接させ、前記研磨抵抗力が、上限
設定値に達すると、警報を発すると共に、カッター刃ホ
ルダーベースの前進を止める。ついで研磨の進行に伴い
、研磨抵抗力が下限設定値まで低下すると、警報を発す
るようにして、所定の研磨抵抗値内で研磨することを特
徴としたカッター刃研磨時の研磨条件制御方法２　上限研磨抵抗力の警報は赤ランプの点灯と、ブザー
の吹鳴とした特許請求の範囲第１項記載のカッター刃研
磨時の研磨条件制御方法３　下限研磨抵抗力の警報は緑ランプの点灯とチャイム
の吹鳴とした特許請求の範囲第１項記載のカッター刃研
磨時の研磨条件制御方法４　研磨抵抗力は、砥石モーターに流れる電流によって
検出することとした特許請求の範囲第１項記載のカッタ
ー刃研磨時の研磨条件制御方法５　砥石モーターに流れる電流は上限を４．２Ａとし、
下限を３Ａとした特許請求の範囲第４項記載のカッター
刃研磨時の研磨条件制御方法