JPS6128340Y2 - - Google Patents

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JPS6128340Y2
JPS6128340Y2 JP10598780U JP10598780U JPS6128340Y2 JP S6128340 Y2 JPS6128340 Y2 JP S6128340Y2 JP 10598780 U JP10598780 U JP 10598780U JP 10598780 U JP10598780 U JP 10598780U JP S6128340 Y2 JPS6128340 Y2 JP S6128340Y2
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JP
Japan
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annular
seal wall
grommet
panel
diameter
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JP10598780U
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JPS5731016U (ja
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車等のパネルの貫通孔にハーネ
ス等を挿通支持するためのグロメツトの改良に関
するものである。
従来より、この種のグロメツトとしては、例え
ば第4図に示すように、ゴム、プラスチツク等の
弾性材より形成され、中心部にワイヤハーネスB
を挿通保持するための挿通孔aを有するととも
に、外周縁部に、パネルCの貫通孔C1周縁部に
一方向(第4図では右方向)から挿入係合して装
着するための環状溝bを有する構成のものがよく
知られている(例えば実開昭47−29045号公報参
照)。
しかしながら、上記従来のグロメツトは、パネ
ルCに対し一方向からのみしか装着することがで
きないという装着方向性を有しているため、例え
ば第1図に示すように、自動車のカウル部、すな
わちダツシユパネルアツパC2、カウルパネルC3
およびカウルグリルC4で形成される閉断面部に
ワイヤハーネスBを前後方向に貫通して組付ける
場合、ワイヤハーネスBの挿通方向がエンジンル
ーム(図で左側部分)側からの方向または車室
(同右側部分)側からの方向のいずれか一方に限
定され、車種や機種に応じて効率的な挿通方向を
選定する必要があり、その結果、ワイヤハーネス
Bの組付け作業を一概に効率よく行い得ないとと
もに、予め装着方向を考慮して作業を行う必要が
あるので、装着作業が繁雑化するという問題を有
していた。また、挿通孔aのワイヤハーネスBと
の接触面積が小さいこと等により、ワイヤハーネ
スBを引張るだけではパネルCへ容易に装着する
ことができないため、上記カウル部へのワイヤハ
ーネスB組付作業の如く一部盲作業のもとで行う
場合にはパネルCへの装着が極めて困難であると
いう憾みがある。
本考案はかかる諸点に鑑みてなされたものであ
り、装着方向性がなく、何れの方向からでもワイ
ヤハーネス等を挿通することがきるとともに、盲
作業でも簡単に装着することができるグロメツト
を提供し、よつて上記従来の欠点を解消せんとす
るものである。
以下、本考案を図面に示す一実施例に基づいて
詳細に説明する。
第2図は本考案に係るグロメツトAを示し、1
はゴム、プラスチツク等の弾性材により形成さ
れ、円筒形状の中心部1aと該中心部1aの長手
方向中央からくびれ部1bを介して半径方向外方
に連設された外周縁部1cとからなるグロメツト
本体であつて、該グロメツト本体1の中心部1a
にはワイヤハーネスBを挿通保持するための挿通
孔2が穿設されている。上記グロメツト本体1の
外周縁部1c中央部には半径方向外方へ突出する
環状シール壁部3が形成され、該環状シール壁部
3の両側には環状シール壁部3側(中央方向)に
傾倒する一対の対称な環状リツプ部4,4が形成
され、上記環状シール壁部3と各環状リツプ部4
との間にはそれぞれ底壁5aの径r2が同一の一対
の対称な環状溝5,5が形成されている。
さらに、上記環状シール壁部3の外径R1は環
状リツプ部4,4の外径R2よりも大きく(R1
R2)形成されているとともに、環状シール壁部3
の外周縁部分3a(先端部分)における肉厚t1
該シール壁部3の環状溝5を形成する部分3bに
おける肉厚t2よりも厚く(t1>t2)形成されてい
る。また、上記各環状リツプ部4外表面の傾斜面
半径方向内方端における頂点4aの径r1は環状溝
5の底壁5aの径r2よりも小さく(r1<r2)形成さ
れている。
したがつて、上記グロメツトAは、例えば第1
図に示すように自動車のカウル部に前後方向に貫
通するワイヤハーネスBを組付ける場合には、グ
ロメツト本体1中心部1aの挿通孔2にワイヤハ
ーネスBを挿通保持せしめた状態で、ワイヤハー
ネスBを引張ることにより、グロメツト本体1外
周縁部1cの一方の環状リツプ部4がパネルCの
貫通孔C1周縁部によつて弾性変形した後、環状
溝5にパネルCの貫通孔C1周縁部が係合され、
第2図に示すようにワイヤハーネスBがパネルC
に組付けられる。
その際、上記グロメツトAは中央の環状シール
壁部3に対し対称な一対の環状リツプ部4,4お
よび環状溝5,5を有しているため、グロメツト
AのパネルCに対する装着方向性がなくなり、自
動車の車種、機種に応じて任意にワイヤハーネス
Bをエンジンルーム側からの方向または車室側か
らの方向のいずれの方向からでも挿通することが
できるとともに、ワイヤハーネスBへの挿通時に
予め装着方向を考慮する必要がなくなるので、パ
ネルCに対するワイヤハーネスBの組付性を向上
せしめることができる。
また、グロメツトAの各環状リツプ部4が環状
シール壁部3に傾倒し、しかもその外表面の傾斜
面半径方向内方端における頂点4aの径r1が各環
状溝5の底壁5aの径r2よりも小さく(r1<r2)形
成されているため、環状リツプ部4,4がパネル
Cの貫通孔C1周縁部を環状溝5にスムーズにガ
イドするというガイド機能を発揮し、挿通孔2の
ワイヤハーネスBとの接触面積が大きいことも相
俟つて、ワイヤハーネスBを引張るだけでグロメ
ツトAをパネルCの貫通孔C1に装着することが
でき、盲作業であつても容易にワイヤハーネスB
をパネルCに組付けることができる。
さらに、グロメツトAの環状シール壁部3の外
径R1が環状リツプ部4の外径R2よりも大(R1
R2)で、しかも環状シール壁部3はその外周縁部
分3aの肉厚t1の方が環状溝5,5を形成する部
分3bの肉厚t2よりも大(t1>t2)である先太り形
状に形成されているため、グロメツトAの装着
時、上記環状シール壁部3の外周縁部分3aが第
3図に示す如くパネルCに圧接するので、シール
性を高めることができ、防水性、遮音性等を向上
させることができる。
尚、上記実施例では、ワイヤハーネスBを自動
車のカウル部のパネルCへ貫通装着する場合につ
いて述べたが、本考案のグロメツトは自動車のそ
の他のパネルに対して装着する場合にも適用する
ことができ、またワイヤハーネスBの他にケーブ
ルやコードに対しても適用することができるのは
言うまでもない。
以上述べたように、本考案のグロメツトは、弾
性材により形成され、中心部に挿通孔を有すると
ともに、外周縁部に環状溝を有するグロメツトに
おいて、外周縁中央部において半径方向外方へ突
出する環状シール壁部と、該環状シール壁部の両
側に位置し、シール壁部方向へ傾倒する一対の環
状リツプ部と、上記環状シール壁部と各環状リツ
プ部との間に形成された同一径の一対の環状溝と
を有し、かつ上記環状シール壁部の外径を環状リ
ツプ部の外径よりも大きく形成したものであるの
で、環状シール壁部に対する環状リツプ部および
環状溝の対称な配置形成によりパネルに対する装
着方向性がなく、ワイヤハーネス等のパネルへの
組付性の向上化およびワイヤハーネス等に対する
装着作業の簡略化を図ることができ、さらに環状
シール壁部の外径の環状リツプ部の外径に対する
差および該環状リツプ部の環状シール壁部の傾倒
により、盲作業でのパネルへの装着作業の容易化
およびシール性の向上化を図ることができる。ま
た、対称形状のために容易に一体成形することが
でき、安価に製作することができる等、実用上優
れた効果を有するものである。
さらに、上記環状シール壁部の外周縁部分にお
ける肉厚を環状溝を形成する部分における肉顧よ
りも厚く形成すれば、パネルへの装着時に環状シ
ール壁部をパネルに圧接せしめることができ、シ
ール性をより一層向上させることができる利点を
有するものである。また、上記環状リツプ部外表
面の傾斜面半径方向内方端における頂点の径を環
状溝の底壁の径より小さく形成すれば、環状リツ
プ部にガイド機能を持せることができるので、盲
作業における装着作業をより一層容易化すること
ができる利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車のカウル部を示す縦断面図、第
2図および第3図は本考案の実施態様を例示し、
第2図は縦断面図、第3図はカウル部のダツシユ
パネルアツパへの装着状態を示す縦断面図、第4
図は従来例を示す縦断面図である。 A……グロメツト、1……グロメツト本体、3
……環状シール壁部、4……環状リツプ部、5…
…環状溝、B……ワイヤハーネス、C……パネ
ル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 弾性材により形成され、中心部に挿通孔を有
    するとともに、外周縁部に環状溝を有するグロ
    メツトにおいて、外周縁中央部において半径方
    向外方へ突出する環状シール壁部と、該環状シ
    ール壁部の両側に位置し、シール壁部方向へ傾
    倒する一対の環状リツプ部と、上記環状シール
    壁部と各環状リツプ部との間に形成された同一
    径の一対の環状溝とを有し、かつ上記環状シー
    ル壁部の外径を環状リツプ部の外径よりも大き
    く形成したことを特徴とするグロメツト。 (2) 環状シール壁部の外周縁部分における肉厚を
    環状溝を形成する部分における肉厚よりも厚く
    形成したことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第(1)項記載のグロメツト。 (3) 環状リツプ部外表面の傾斜面半径方向内方端
    における頂点の径を環状溝の底壁の径よりも小
    さく形成したことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第(1)項記載のグロメツト。
JP10598780U 1980-07-26 1980-07-26 Expired JPS6128340Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10598780U JPS6128340Y2 (ja) 1980-07-26 1980-07-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10598780U JPS6128340Y2 (ja) 1980-07-26 1980-07-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5731016U JPS5731016U (ja) 1982-02-18
JPS6128340Y2 true JPS6128340Y2 (ja) 1986-08-22

Family

ID=29467345

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JP10598780U Expired JPS6128340Y2 (ja) 1980-07-26 1980-07-26

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JPS5731016U (ja) 1982-02-18

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