JPS6128088A - ポリエステル繊維構造品の異色濃淡染色方法 - Google Patents

ポリエステル繊維構造品の異色濃淡染色方法

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JPS6128088A
JPS6128088A JP59147771A JP14777184A JPS6128088A JP S6128088 A JPS6128088 A JP S6128088A JP 59147771 A JP59147771 A JP 59147771A JP 14777184 A JP14777184 A JP 14777184A JP S6128088 A JPS6128088 A JP S6128088A
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JP
Japan
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dyeing
dye
birefringence
dyed
polyester fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP59147771A
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English (en)
Inventor
田中 秋郎
加藤 辰広
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は延伸倍率又は熱履歴等により複屈折率差を有す
るポリエステル繊維構造品を濃淡又は異色に染色する方
法に関する。
〈従来の技術〉 従来、延伸倍率又は熱履歴の異なる部分を含んでなるポ
リエステル繊維を低温で分散染料を用いて濃淡に染色す
ることで可能であったが。
耐光堅牢度が不良であり、実用上問題があった。
なお、高温夕染色すると染料の拡散エネルギーが犬とな
り、延伸倍率又は熱履歴の異なる部分の様な構造差があ
っても濃淡差が少なくなることは公知の現象であり、高
温の染色と低温の染色を組み合わすと両者の染料を変え
ることで異色に染色することも可能であることは公知で
ある。しかしながら、低温染色の耐光堅牢度。
特に高延伸部、高熱履歴部の耐光堅牢度が不良であると
言う問題点を有する。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明はかかる低温染色の問題点を解決し。
濃淡染色のみでなく異色染色可能な技術を提供するもの
で2本発明の目的は糸条内に延伸倍率又は熱履歴の異な
る部分を含む或いは糸条間で延伸倍率又は熱履歴が異な
るポリエステル繊維の糸、布帛等の繊維構造品を分散染
料を用いて堅牢度良好に濃淡又は異色に染色する方法を
得ることにある。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は糸条内又は糸条間で20X10  以上の複屈
折率差を有するポリエステル繊維から構成された繊維構
造品を染色するに際し、予め繊維構造品を紫外線吸収剤
を含む水中で110〜140℃の高圧高温処理を行なっ
た後、50〜100℃の分散染料を含む染浴中でキャリ
ヤー染色を行なうことを特徴とするポリエステル繊維構
造品の異色濃淡染色方法にある。
本発明の大きな特徴は、一段目の処理は紫外線吸収剤或
いは更に分散染料を含む高圧高温処理し、紫外線吸収剤
を高延伸部又は高熱履歴部の高複屈折率部へ吸収せしめ
、二段目の染色は分散染料とキャリヤーを用いて低温で
染色し低延伸部又は低熱履歴部の低複屈折率部を染色す
るところにある。
即ち本発明では低延伸部又は低熱履歴部の繊維を高圧高
温処理後、低温でキャリヤー染色すると、堅牢にしかも
異色に染色され、又高延伸部又は高熱履歴部に耐光堅牢
度向上剤を吸収せしめて二段目の低温染色すると、淡染
色部の堅牢度が向上されると言う著しい作用効果を奏す
るのである。従って、単に低温でキャリヤー染色をした
ものでは異色はもちろん高堅牢度品が得られず品位は低
いものとなる。
本発明の20X10  以上の複屈折率差を有するポリ
エステル繊維とは、繊維、糸条の製造工程中での延伸倍
率又は熱履歴によって、同一の糸条内に、又は異なる糸
条間で複屈折率が20×10 以上具なるポリエステル
繊維であり。
差が20×10 未満では二段目の染色において異色効
果又は堅牢度良好に染色することはできない。又本発明
の繊維構造品とは、糸条2編物、織物、不織布等任意の
製品形態であり、特に限定されるものではない。
本発明の一段目の110〜140℃の高圧高温処理は2
分散染料を併用する場合は単に分散染料で均一に染色す
るのみでなく、二段目の染色をより堅牢に染色すること
に有効である。即ち高温で熱処理されることでポリエス
テル繊維特に複屈折率の低い部分は結晶性が増大し、後
のキャリヤー低温染色で染料を強固に保持する働きと紫
外線吸収剤を高複屈折率部に吸着せしめる働きを果たす
もちろん二段目の染色は一段目に併用した染料と異なる
色相の染料で染色すれば、異色効果を与え同系色で染色
するか、又は一段目の処理を紫外線吸収剤のみの高圧高
温処理とし、二段目において染色を行うと濃淡効果のみ
を得ることが出来る。一段目の処理が110℃未満では
一段目及び二段目の染色を堅牢度良好に染色することは
不可能である。用いる染料は通常の分散染料でよく、必
要に応じて適宜組合せて用いる。
紫外線吸収剤としては、サリチル酸系、ベンゾフェノン
系、ベンゾトリアゾール系等測れのものでもよいが、細
かく粉砕して水に分散して用いる。
例えば、サリチル酸系紫外線吸収剤としてフェニルサリ
シレー)+p−tert〜プチルフェニルサリシレート
、p−オクチルフェニルサリシレート、ベンゾフェノン
系紫外線吸収剤として2.4−ジヒドロキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、ベン
ゾ) IJアゾール系系外外線吸収剤して2−(2′−
ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2’−ヒドロキシ−3′−tert−ブチル
−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ
ール、2−(2’−ヒドロキシ−3′、5′−ジ・te
rt−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル等があげられる。
紫外線吸収剤の使用量は繊維に対して0.1〜5wt%
用いるのが好ましい。なお、酸化防止剤。
紫外線安定剤等を併用してもよく、かかる併用により効
果が更に向上する。
次いで行う二段目の染色は一段目で併用した場合の染料
と同色相又は別色相の分散染料を用い、更にキャリヤー
としてオルソ−、バラ−又はメタ−フェニルフェノール
、ジー又はトリークロルベンゼン、α又はβメチルナフ
タリン。
ジフェニルサリチル酸メチル、ジフェニルエーテル、ジ
フェニルスルフォン、ジエチレンフェニルグリコール等
或いは更に分散染料の溶解又はポリエステル繊維の膨潤
に寄与する化合物と必要に応じて乳化剤からなるものが
用いられる。
かかるキャリヤーを0.1〜2 wt%染浴中に添加し
50−200℃で染色する。50℃未満では低延伸部、
低熱履歴部の低複屈折率部を濃色に堅牢度良く染色する
ことは不可能である。
100℃を越えると均染効果が出て低複屈折率部と高複
屈折率部が同色に染色される恐れがあるので好ましくな
い。一段目で染料を併用する場合は二段目の染料は一段
目の染料と全く同一のものを使用してもよいが、新たに
添加することが重要である。
一段目の残存した染料で二段目の染色を行なう場合は濃
淡効果もほとんど出ない。
〈実施例〉 以下本発明を実施例により説明する。
なお、実施例中の%はwt%を意味する。
実施例1 複屈折率160X10  のポリエステル繊維75 d
/36 fと複屈折率30X10  のポリエステル繊
維96 d/24 fを用いて低複屈折率繊維が花柄に
浮き出る様に織られたジャガード織物を下記条件1,2
で高圧高温処理、キャリヤー染色し2通常の洗浄、乾燥
した。得られた染色物は、地が黄、花柄部分が赤色の美
麗な異色織物であり、水堅牢度は5級、耐光堅牢度は4
〜5級と優れていた。
なお、比較として条件2でキャリヤーを添加しない染浴
で染色したものはオレンジ色の地に若干赤の濃いオレン
ジ色の花柄で染色され、特に花柄部分の水堅牢度は1〜
2級と不良であつた。又比較として条件1の高圧高温処
理なせずに条件2のキャリヤー染色のみ実施したも・の
は花柄が赤の片染めに染色されたが、耐光堅牢度が2〜
3級と不良であった。
条件1(高圧高温□処理) ダイアニツクスイエローYL−8L   2.4%(対
繊維)(三菱化成(株)製分散染料) 2−ヒドロキシ 4−メトキシベンツブエノン1゛0%分散液8.0%(
対繊維)ディスパーT L             
O,5/、り(明放化学製分散均染助剤) ウルトラMTN−20,51/1 (御弊島化学製pH調整剤) 浴比 1:30. 130℃X60分 条件2(キャリヤー染色) ダイアエックスレッドFL−FS    1.5%(対
繊維)(三菱化成(株)製分散染料) ディスパーT L             O,5p
、タウルトラMTN−20,5μ メチルナフタリン30%乳化液   10 P/l浴比
 1:30,90℃X6()分 実施例2 繊維軸方向に複屈折率が40X10  及び90X10
  の2成分を有するポリエステル繊維136 d/3
0 fの糸を用いた天竺編地を条件3,4で順次高圧高
温処理、キャリヤー染色し通常の洗浄、乾燥した。得ら
れた染色物は低複屈折率部分が青に、高複屈折率部分が
黄に染色された美麗な編地であった。耐光堅牢度は4〜
5級と実用上何ら問題無いレベルである。
条件3(高圧高温処理) ダイアニツクスイエローG−FS    1.3%(対
繊維)(三菱化成(株)製分散染料) 2−(2’−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール13%分散液   10% (対繊維)
ディスパーTL            O,51/i
tウルトラMTN−20,51,句 浴比 1:40. 135℃×60分 条件4(キャリヤー染色) ダイアニックスプルーBG−FS   O,8%(対繊
維)(三菱化成(株)IR分散染料) ディスパーTL            O,5p/1
ウルトラMTN−20,5汐な ジエチレングリコールモノフェニルエーテル 5  y
/1浴比 1:40  、 70℃X60分〈発明の効
果〉 本発明によれば複屈折率差を有するポリエステル繊維か
らなる繊維構造品を堅牢度良好にして濃淡又は異色に染
色することが可能であり。
極めて色調に富んだ染色物を得ることが出来る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)糸条内又は糸条間で20×10^−^3以上の複屈
    折率差を有するポリエステル繊維から構成された繊維構
    造品を染色するに際し、予め繊維構造品を紫外線吸収剤
    を含む水中で110〜140℃の高圧高温処理を行なつ
    た後、50〜100℃の分散染料を含む染浴中でキャリ
    ヤー染色を行うことを特徴とするポリエステル繊維構造
    品の異色濃淡染色方法。 2)紫外線吸収剤及び分散染料を含む水中で高圧高温処
    理する特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP59147771A 1984-07-17 1984-07-17 ポリエステル繊維構造品の異色濃淡染色方法 Pending JPS6128088A (ja)

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JP59147771A JPS6128088A (ja) 1984-07-17 1984-07-17 ポリエステル繊維構造品の異色濃淡染色方法

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JPS6128088A true JPS6128088A (ja) 1986-02-07

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JP59147771A Pending JPS6128088A (ja) 1984-07-17 1984-07-17 ポリエステル繊維構造品の異色濃淡染色方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4789382A (en) * 1986-07-26 1988-12-06 Basf Aktiengesellschaft Benzophenone ether esters and use thereof to improve the light fastness of polyester dyeings

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4789382A (en) * 1986-07-26 1988-12-06 Basf Aktiengesellschaft Benzophenone ether esters and use thereof to improve the light fastness of polyester dyeings

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