JPS61280792A - 電動送風機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電動送風機に関し、特に、通信用の電力増幅装
置等を含む高電力゛電子管の冷却用として使用される電
動送風機の改良に関する。

〔従来の技術〕

従来、例えば衛星通信用の電力増幅装置においては、電
力増幅管として進行波管またはタライストロン等の高電
力用の電子管が用いられているが、これらの電力増幅管
のコレタ一部に２いて発生する熱量は、通常数ＫＷ（キ
ロワット）ないし数１０ＫＷにも及ぶ高熱量となる。こ
のため、前記コレタ一部は、水冷あるいは強制空冷によ
り冷却される。一般的には、保守性および経済性の面か
ら強制空冷の方が多く採用されている。

上記の強制空冷用としては、三相電源を用いる遠心型電
動送風機が使用されるが、この遠心型電動送風機は、イ
ンペラ一部、軸受部、三相電動機Ｓよびハウジング等に
より構成されており、効率よく動作させるために、その
回転方向はあらかじめ所定の基準回転方向に指定されて
いる。従って、前述６強制空冷用として、前記遠心型′
電動機を有効に使用するためには、実際の運用段階に２
いて、前記三相電動機の回転方向が前記基準回転方向と
なるように配慮することが必要条件とされている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述の従来の電動送風機においては、強制空冷用として
実地運用に入る場合、前記電動送風機に供給される三句
゛成源の相回転方向は、当然のことながら前記電動機に
対してあらかじめ指定されている前記基準回転方向に適
合するものでなければならない。仮に、前記三相電源の
相回転方向が前記基準回転方向に適合していない場合に
は、三相電動機として逆方向回転となるため、電動送風
機のインペラ一部も所定の回転方向とは逆の方向に回転
し、電動送風機としての能力は著しく劣化する。現実に
、実地における三相電源との対応において電動送風機が
逆方向に回転しており、しかもその事態を気付いずに運
用するような場合には、電動送風機が冷却用として有効
に動作していないために、前述の電力増幅装置の電力増
幅管等の冷却用として用いる場合、電力増幅管の寿命を
著しく短縮し、通信回線の運用上の障害を生起するとい
う問題にもつながる。このような事態は、電動送風機に
よる強制空冷の対象となる装置について、製造工場と前
記装置の設置場所とに於ける三相電源における相回転方
向の差異に関連しており、従来の電動送風機における欠
点となっている。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の問題点を解決するため番こ、本発明の電動送風機
は、三相電源により給電されて作動する電動送風機にお
いて、前記電動送動機に給・亀される三相電源の相回転
方向を検出する相回転方向検出器と、前記相回転方向検
出器から出力され所定の制御信号を介して前記電動送風
機に給電される三相電源の相回転方向を前記電動送風機
に適合する相回転方向となるように当該三相給電線を切
替える切替器と、を併せ備えている。

〔実施例〕

以下、本発明について図面を参照して詳細に説明する。

第１′図は、本発明の一実施例の要部を示すブロック図
である。第１図に示されるように、本実施例は、相回転
方向検出回路１と、切替器２と、電動送風機３とを備え
ている。

第１図において、端子１１　、１２″Ｊ３よび１３から
供給される三相電源電圧は、相回転方向検出回路１と切
替器２に入力される。相回転方向検出回路１に２いては
、例えば、入力される三相電圧の内の一相を基準として
電源電圧に同期した基準パルスが生成され、この基準パ
ルスにより得られるタイミングを参照して、他の二相の
電圧を比較照合することｌこより、入力される前記三相
電源電圧の相回転方向が検出され、この相回転方向が電
動送風機３の基準回転方向に適合している否かが判定さ
れる。この基準回転方向に対する適合性の可否に対応し
て、相回転方向検出回路３からは所定の制御信号が出力
されて切替器２に入力される。

切替器２においては、前記制御信号により制御されて、
前記適合性の否の場合においては、端子１１．１２ｇよ
び１３から入力される三相電源電圧の三相給電線の入替
が行われ、前記三相電源電圧の相回転方向が電動送風機
３における基準回転方向に適合するように調整される。

第２図（ａ）および（ｂ）は、相回転方向検出回路１か
ら送られてくる前記制御信号により制御されて、切替器
２の内部にふいて入替の行われる三相給電線の接続状態
を示す。第２図（ａ）に示されるのは端子１１．１２ｇ
よび１３から供給される三相電源電圧の相回転方向が、
電動送風機３０基準回転方向に対して適合している場合
の内部接続状態を示し、第２図（ｂ）に示されるのは端
子１１．１２ｇよび１３から供給される三相電源電圧の
相回転方向が、電動送風機３の基準回転方向に対して適
合していない場合において、前記制御信号により制御さ
れて、三相給電線の内の二線が入替えられている内部接
続状態を示している。なお、切替器２については、所要
容量に見合う電磁リレーまたはサイリスタ等による電子
スイッチにより容易に構成することができる。従って、
相回転方向検出回路１および切替器２の作用を介して、
電動送風機３に対して供給される主相電源電圧は、常に
電動送風機３０基準回転方向に対して適合するように制
御調整される。

〔発明の効果〕

以上詳、別に説明したように、本発明は、三相電源電圧
の相回転方向の如何を問わず、常に電動送゛風機に指定
される基準回転方向に適合するように前記三相電源電圧
の相回転方向を制御調整することができるため、電動送
風機を常に正常運用状態で稼動させることができるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実瑚例の要部を示すブロック図、第
２図（ａ）および（ｂ）は、切替器の内部接続状態図で
ある。 図にＳいて、１・・・・・・相回転方向検出回路、２・
・・・・・切替器、３・・・・・・電動送風機。 代理人　弁理士　　内　原　　　音 第　１　図 第　２　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 三相電源より給電されて作動する電動送風機において、
   前記電動送動機に給電される三相電源の相回転方向を検
   出する相回転方向検出器と、前記相回転方向検出器から
   出力され所定の制御信号を介して前記電動送風機に給電
   される三相電源の相回転方向を前記電動送風機に適合す
   る相回転方向となるように当該三相給電線を切替える切
   替器と、を併せ備えることを特徴とする電動送風機。