JPS6128048Y2 - - Google Patents

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JPS6128048Y2
JPS6128048Y2 JP5258281U JP5258281U JPS6128048Y2 JP S6128048 Y2 JPS6128048 Y2 JP S6128048Y2 JP 5258281 U JP5258281 U JP 5258281U JP 5258281 U JP5258281 U JP 5258281U JP S6128048 Y2 JPS6128048 Y2 JP S6128048Y2
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JP
Japan
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pipe
oil
pressure
inner diameter
fuel
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JP5258281U
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JPS57167255U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は多気筒内燃機関の燃料噴射装置に関
し、詳しくは燃料噴射ポンプから噴射ノズルまで
の送油パイプに関する。
燃料噴射装置を備えた多気筒内燃機関例えばデ
イーゼル機関では、機関本体に対する燃料噴射ポ
ンプのレイアウト上の理由によつて、燃料噴射ポ
ンプから各気筒の噴射ノズルに至る送輸パイプの
長さが異なる場合がある。このように送油パイプ
の長さが異なるものは各気筒における噴射ノズル
からの噴射時期が異なり、これによつて燃焼の各
気筒間の変動が生じ、排気エミツシヨンの悪化、
燃費の低下、機関の異音の原因となる場合があつ
た。
ところで噴射ノズルから燃料が噴射される時期
は、燃料噴射ポンプが燃料の圧縮を開始してから
燃料圧力が噴射ノズルに伝わる時間Tt、及び燃
料圧力が噴射ノズルの開弁圧まで上昇する時間
Tcの合計時間だけ遅れるものである。このうち
圧力の伝達時間Ttは送油パイプの長さによつて
決つてしまうものである。また圧力上昇時間Tc
は噴射していない機関の送油パイプ内の燃料残圧
Pと噴射ノズルの開弁圧Poとの差圧によつて影
響される。
ここで後者、即ち圧力上昇時間Tcに影響を与
える燃料残圧Pに着目する。各送油パイプの長さ
を等しくとつた場合、その内径が細くなる程噴射
時期が遅れ、太くなる程早くなることがわかつて
いる。これは噴射ポンプの吸い戻しバルブの吸い
戻し量が全気筒同じである場合、内径の細い送油
パイプの方が太い方よりも無噴射期間のパイプ内
の燃料残圧Pが低いから、圧力上昇時間Tcが増
大するものと思われる。
以上の事実から、燃料噴射ポンプの燃料圧縮開
始時点から噴射ノズルの燃料噴射開始時点までの
時間は、前記圧力の伝達時間Ttと圧力上昇時間
Tcの和となり、この値が等しければ従来の前記
の如き不都合が生じない訳である。そこで本考案
では送油パイプの長さが長いものは前記圧力伝達
時間Ttが長いため、これに対応して圧力上昇時
間Tcをパイプ系を大にすることによつて短縮
し、逆に送油パイプ長が短い場合には、その内径
を小さくすることによつて、圧力伝達時間Ttの
小さを圧力の上昇時間Tcを長くすることによつ
て保証しようとするものである。
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図において、機関1の所定箇所に装着され
た燃料噴射ポンプ2から、それぞれ送油パイプ1
1,12,13,14を介して各気筒#1〜#4
の噴射ノズル21〜24に燃料が送油され、噴射
供給される。
この時、送油パイプ11〜14のそれぞれの長
さをl1〜l4とすると、図示の如く、 l1<l2<l3<l4であることが明らかである。
この時、各送油パイプ11〜14の内径をd1
d4とすると、本実施例では、 d1<d2<d3<d4 とする。但し、場合によつては次のいずれかであ
つてもよい。即ち、 d1=d2<d3=d4 d1<d2=d3<d4 d1=d2=d3<d4 d1<d2=d3=d4 つまり送油パイプ11〜14の長さの長いもの
程その内径を大きくするか、或いは送油パイプを
2又は3のグループに分類し、これら分類した送
油パイプの長さの長い方の内径を大きく形成する
のである。
これによつて次のような燃料開始時期の相違を
生じる。
いま説明の便宜上、内径が等しい送油パイプで
あつて、長さが長い方をa、短い方をbとし、a
の送油パイプの内径を太くしたものをA、bの送
油パイプの内径を細くしたものをBとする。
まず内径が等しく長さが異なる送油パイプa,
bについてみてみると、パイプ内の容積は長いパ
イプの方が大きいため吸い戻し量が相対的に小さ
いため無噴射期間の管内圧力は高い。
ここで噴射に致るまでの圧力上昇の様子をみる
と第2図に示す様に長さが短い送油パイプbはポ
ンプ圧縮開始点から噴射ノズルに燃料圧力が伝達
する時間がTtBとなり、同じく長さの長い送油パ
イプaはこれよりも長くTtA>TtBとなり、両者
の圧力到達時間はTtA−TtBの差となる。その後
圧力が上昇する勾配は同一であることから開弁圧
力に達するまでの時間差は多少縮まりΔtとな
る。
これに対して本実施例では、長さの長い方(a)の
内径を大にした送油パイプAと長さの短かい方(b)
の内径を小さくした送油パイプBとを設ける。こ
れによると長さは前記a,bの送油パイプと同一
であるから圧力伝達時間はそれぞれTtA,TtBと
同じである。しかし内径の相違によつてパイプ内
の容積が変わり吸いもどし量が不変であれば、噴
射しない期間の送油パイプ内の残圧Pは送油パイ
プAが大となり送油パイプBが小となる。従つて
これらの残圧Pと噴射ノズル開弁圧Poとの差圧
が両者で大巾に違うようになり、ノズル開弁圧
Poに達するまでの時間が小径の送油パイプB程
長くなり、従つて圧縮開始時から噴射始めまでの
時間差は両送油パイプA,B間で非常に小さくで
きる。(ΔT) 以上便宜上、長さの異なる2種の送油パイプ
A,Bについてのみ説明したが、その内容は長さ
及びその内径の異なる3種以上の送油パイプにそ
のまま適用できることはいうまでもない。
以上述べたように本考案によれば、燃料噴射ポ
ンプから燃料噴射ノズルに至る送油パイプに長さ
の差がある場合、長い送油パイプの内径を太くし
或いは短い送油パイプの内径を細くすることによ
つて、無噴射期間中の送油パイプ内残圧に差をも
たせ、もつて長さが異なる故に噴射ノズルまでの
圧力伝達時間に差が発生するのを、噴射ノズルの
開弁圧に達するまでの時間に差をつけてこれら合
計の時間を略同一にするようにしたので、各気筒
における燃料噴射時期をほぼ等しくすることがで
き、もつて燃焼が良好となり排気エミツシヨンが
低減し、燃費が改善され機関の異音を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す概略側面図、第
2図は本考案を説明するポンプ圧縮開始点から燃
料噴射に至る時間的差異についてのグラフであ
る。 1……機関、2……燃料噴射ポンプ、11〜1
4……送油パイプ、21〜24……燃料噴射ノズ
ル、l1〜l4……送油パイプの長さ、d1〜d4……送
油パイプの内径。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料噴射ポンプから噴射ノズルまでの送油パイ
    プの長さが対応する気筒によつて異なる多気筒内
    燃機関において、長い送油パイプの内径を短い送
    油パイプの内径よりも大にしたことを特徴とした
    多気筒内燃機関の燃料噴射装置。
JP5258281U 1981-04-14 1981-04-14 Expired JPS6128048Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5258281U JPS6128048Y2 (ja) 1981-04-14 1981-04-14

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JP5258281U JPS6128048Y2 (ja) 1981-04-14 1981-04-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57167255U JPS57167255U (ja) 1982-10-21
JPS6128048Y2 true JPS6128048Y2 (ja) 1986-08-20

Family

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