JPS6128028A - 二層構造粗糸の製造方法と装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、サヤ芯型紡績糸を製造する方法及び装置に関
する。更に詳しくはサヤ芯型紡績糸を製造するにあたっ
て、精紡機に供するサヤ芯構造を有する粗糸を製造する
方法と装置に関する。

〈従来の技術〉 近年、消費者の衣料素材に対する要求機能は多岐に渡シ
、紡績糸に対しても従来の均一に複数の繊維が混紡され
た混紡糸以外にサイドバイサイド、サヤ芯型構造糸に対
する要求が高まっている。サヤ芯型構造糸については、
粗紡機を用いて複重繊維層を有する粗糸を製造し、これ
からサヤ芯構造糸を製造する方法が特公昭５６−１１７
７５号公報に開示されている。

特公昭５６−１１７７５号に開示された複重繊維層を有
する粗糸の製造方法において、芯と々るべき粗糸フリー
スを巻き付けされる粗糸フリースよシ遅い速度で紡出す
るために粗紡機のフロント＆）ムローラの直径をドラフ
ト域毎に変更することが提案されている。

しかしながらこの方法はサヤ芯構造糸を製造するための
優れた方法であるがサヤ芯構造糸の工業的生産を行なう
際に種々問題点があることが判明した。すなわち前述の
ように、良好なサヤ芯構造粗糸を作るためには巻き付け
られる、すなわちサヤ用粗糸フリースを芯用粗糸フリー
スに対してオーバーフィードすることが必要である。し
かるに前記オーバフィード率は最適なサヤ芯構造粗糸を
作るために、サヤ用繊維および芯用繊維の原綿特性、す
なわち捲縮数、捲縮度、繊維間摩擦係数。

繊維の曲げ、ねじれ剛性、デニール等の相違によって大
幅に変更せざるを得ないのが実情である。

したがって、特公昭５６−１１７７５号公報に開示され
ているような、粗紡機のフロントがトムローラの直径を
ドラフト域毎に変更してオーバーフィード率を変える方
法では、サヤ用繊維又は芯用繊維を変える毎に粗紡機を
長時間停止してフロントチトムローラを交換することが
必要とまる。このような作業は工業生産の場においては
現実的な方法ではなく、シたがって前記従来公知の方法
は特定の繊維の組合せでサヤ芯構造粗糸を長期間紡出す
るような特種の場合以外は実用性が乏しいといわざるを
得ない。

〈発明が解決しようとする問題点〉 以上から明らかなように、サヤ芯構造粗糸を作る従来か
ら公知の方法は実用上に問題を有する。

本発明はこのような問題点を解決して、繊維特性の異な
る繊維を種々組合せてサヤ芯構造粗糸を作る場合にも容
易に対応する事ができ、且つ既存の粗紡機の簡単な改造
によっても実施することのできるサヤ芯構造粗糸を製造
する方法および装置を提供することを目的とする。

く問題点を解決するための手段〉 本発明者等、前述の問題を解決すべく鋭意研究の結果、
通常のドラフト装置の下流にアシスタントローラを配置
し、オーバーフィードされるサヤ用粗糸フリースに対し
てのみ前記アシスタントローラが作用するように構成す
ることによって、前記問題点を解決し得ることを見出し
本発明に到着した。

すなわち本発明の目的は、２本のスライバを相互に間隔
を隔てて粗紡機のそれぞれのドラフト域に供給して粗糸
フリースを形成し、一方の粗糸フリースを芯として他方
の粗糸フリースに巻き付け、フライヤによって加熱後粗
糸がピンに巻き取って二層構造を有する粗糸を製造する
方法に於いて、フロントローラの下流側にアシスタント
ローラを設けた粗紡機を用い、アシスタントローラとフ
ロントローラ間のドラフト比を任意に変更可能にし、且
つ芯用粗糸フリースが通過する側のアジスタントド、フ
リースを不作用として、芯用粗糸フリースと巻き付けら
れるべき粗糸フリースに送出し速度の差を与えて紡出す
ることを特徴とする二層構造粗糸の製造方法によって達
成される。

さらに前記目的を達成するための装置としては、複数の
ドラフト域を構成する複数のローラ対から成るドラフト
装置の下流に、アシスタントローラに芯用スライバを他
方にサヤ用スライバを供給して、ドラフト後の芯用粗糸
フリースの周囲にサヤ用粗糸フリースを巻き付けて巻き
取って二層構造を有する粗糸を製造する装置であって、
前記隣接するドラフト域の一方のみに対して前記アシス
タントローラ上にトップローラを配置し、更にシェパホ
イールの回転によって移動するロングドラムラックに設
けたコーンベルトもどし停止装置の復帰位置を規定する
リミットスイッチを作動さすドッグを、自在に長さ変更
可能に構成した事を特徴とする二層構造粗糸製造装置を
用いると良い。

以下添付図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図に於いて、芯となるスライバ５ｂとサヤとなるス
ライバ５ａは粗紡機のそれぞれ別個の三線ドラフトゾー
ンへ供給され、順次高速化されたローラ４，３．２によ
ってドラフトされ、粗糸フリース（以下単に「フリース
」という）６ａ。

６ｂとなる。サヤ用フリース６ａはアシスタントトップ
ローラ１ａにニップされて更にドラフトされサヤフリー
ス７ａとなる。一方芯用フリース６ｂにはアジスタント
ド、プローン１ａがないため、フライヤによって掛けら
れた撚がフロントローラ２の近傍まで伝播し、芯粗糸７
ｂとなる。芯粗糸７ｂにサヤ用フリース７ａが両者の合
流点８で巻き付き２層構造を有するサヤ芯構造粗糸９と
なる。この時サヤ用フリース７ａは芯粗糸７ｂより高速
度で送シ出されることが必要となる。すなわちアシスタ
ントローラ１の表面速度ｖ１、フロントローラ２の表面
速度Ｖ、とすると、芯粗糸７ｂｌｄＶ、で、サヤ用フリ
ース７＆は■１で送ジオーバーフィード率ＯＦでオーバ
ーフィードされることになる。このオーバーフィード率
は種々の原綿及び紡績条件によって決定される。すなわ
ちサヤ用の原綿の捲縮数、捲縮弾性、伸度が芯のそれよ
り大きければ、オーバーフィード率を大きくしなければ
ならない。しかしこれらの特性から決定される最適オー
バーフィード率以上にオーバーフィード率を、高くする
と芯粗糸７ｂに対してサヤフリース７ａがふんわシと巻
かれ、組糸形態が不安定で精紡での糸斑が悪く々る。逆
にオーバーフィード率が低すぎるとサヤ用フリース７ａ
にも撚が入シ双糸調となシ精紡糸での２層構造が不完全
となる。以上述べた如く本発明によれば如伺なる繊維の
組合せにかかわらず自由にサヤ芯構造糸の製造が可能と
なる。本発明に於いてサヤ芯構造粗糸となった時点で、
サヤと芯の混紡側）合はドラフトゾーンに入る直前のス
ライバー５ａと５ｂのグレンの比によって決定される。

両者のグレンをそ−ラー４の表面速度）更にサヤ用フリ
ースのダレリースは芯粗糸に対してＶ１／ｙ、倍高速な
ので、合でのスライバー５　ｍ　＋　５　ｂの混紡率は
、それぞれＧａ／Ｇｆ＋Ｇ、ｘｌｏｏ　％　−’ｂ／Ｇ
、　＋Ｇ、刈ＯＯ％となり、結局フィード時点のグレン
の比と一致する。

本発明の方法を実施するに際して、前記芯用粗糸フリー
スが前記ア・ジスタントローラと交叉する角度（α）を
、アシスタントローラを基準線として前記フライヤ側か
ら見て反時計方向に測った時に、粗糸撚が２方向ではＯ
くα≦９００、Ｓ方向では９０≦α〈１８０°の条件を
溝たすように定めることが好ましい。

すなわち芯粗糸７ｂはフロントローラとフライヤキャッ
プ１０の間で重力の為垂れ下る。あるいはフライヤーが
２列となっている粗紡機で後列のフライヤーを使うと芯
粗糸７ｂはかなシの角度をもってアシスタントローラー
１に接触し、アシスタントドツブローラ１１が無いにも
かかわらず、撚伝播はアシスタントローラ１で阻害され
る。その結果、アシスタントローラ１とフロントローラ
２間の撚が低く、アシスタントローラ１の芯粗糸７ｂに
働く摩擦力によル、芯粗糸７ｂが不安定にドラフトされ
、その結果、芯粗糸７ｂの速度が不安定となり均一なサ
ヤ芯構造粗糸が出来にくくなる。

本発明では、アシスタントローラ１に対する芯粗糸７ｂ
の接圧を利用して、撚伝播を助すけるものである。その
機構を第２図で説明する。アシスタントローラ１に掛る
芯粗糸７ｂの接圧の為、芯粗糸７ｂにはアシスタントロ
ーラ１の回転により、アシスタントローラ１の回転軸と
直角方向に芯粗糸７ｂに対する引張力Ｐが働く。引張力
Ｐは芯粗糸７ｂの軸方向の引張力Ｐ１と芯粗糸７ｂの軸
方向と直角方向の回転力ＰＲに分解される。この結果、
αが小さいほど、芯粗糸７ｂに働く回転力Ｐ。

は大きくなシ、芯粗糸７ｂには仮撚が入シ、撚がアシス
タントローラ１を越えて、フロントローラの近傍まで伝
播し引張シカＰ２によるドラフトは掛からない結果安定
した紡出が可能となる。

角度αについて、第３図、第４図に示す如く粗糸撚が２
方向ならば（第３図）０°〈α≦９０°、Ｓ方向ならば
（第４図）９００≦α〈１８０°が好ましい。この逆な
らばＰｌはむしろ逆に働き安定した紡出が困難である。

次に本発明の製置について説明する。すなわち本発明の
装置は例えば３線工プロン式ドラフトゾーンの下流側に
アシスタントローラを配置することを主要素とし、更に
小改造を加えることによって、異なる繊維物性を有する
各種の繊維を用いても良質なサヤ芯構造糸を製造するこ
とができるように構成された装置である。通常アシスタ
ントローラ１とフロントローラ２の間のドラフトＤｒは
、０３〜、０６８度に設定されているが本発明の方法を
あらゆる繊維の組合せで実行する為めＤｒを０，８〜１
，５程度変更ならしめる。第５図に示す如くアシスタン
トローラ１はモータよシ駆動ギヤー１２によって回転さ
せられる。ギヤー１３．１４１５．１６と伝動しフロン
トローラ２を駆動する。

本発明の装置ではギヤー１５の歯数を変更可能となし、
フロントローラ２の表面速度を変更可能とした。従来こ
の種の粗紡機の、撚数１巻取多速度。

ドラフトの基準は最前列のローラ、この場合はアシスタ
ントローラ１であるが、本発明の装置では芯となるべき
粗糸の速度が基準となるので、撚数や巻き取ｐ速度、ド
ラフトの基準は第１図に示すフロントローラ２の表面速
度と々る。この為、アシスタントローラ１とフロントロ
ーラ２間のトラフ）ＫＺして、コーンベルトのスタート
位置をコーンドラム中途から始めなければなら々い。従
って本発明の装置では第６図に示すコーンベルトフォー
ク１６と連結した、ロングドラムラ、り１７と、コーン
ベルト復帰位置設定リミットスイッチ１８を作動するド
ッグ１９の長さを自由に変更し、うるように改造する。

例えばオーバーフォードが高い場合はドッグ１９を長く
して、ココ１ルト２０が復帰するとき、早目にリミット
スイッチ１８が作用する様、ドッグ１９を長く設定する
。

芯粗糸側のアシスタントトップローラを排除することは
芯粗糸をフロントロールの速度で送シ出す為に必要であ
る。通常の２錘一体型のベンゾコラム方式では第７図の
如く、アシスタントトップローラの内側を除く方法や、
第８図の外側を排除する方法が可能である。作業性やフ
ライの堆積防止する意味から云って後者の方式が望まし
い。

次に芯粗糸のフロントローラへの撚伝播を助ける手段に
ついて説明する。すなわちトップローラが排除され、且
つ芯用粗糸フリースが接する領域でのアシスタントロー
ラ表面にフリューテッドを設け、そのフリューテッドの
溝の方向を粗糸撚が２方向の場合に左ネジ方向に、粗糸
撚がＳ方向の場合に右ネジ方向に定められることによっ
て芯粗糸ノフロントローラへの撚伝播を助けることがで
きる。

第９，１０図に示すように、フロントローラ２から出た
芯粗糸７ｂがアシスタントローラ１に実質的に直角に走
行する時には、フライヤから掛られた撚がアシスタント
ローラ１に阻止されフロントローラ２まで流れ込まない
。この結果、フロントローラ２から出た粗糸は不確定に
引き伸ばされ、粗糸の重量床とう、ピングの不均整さを
誘起する。

この問題を解決するために、アシスタントローラ１上の
粗糸の下端に２撚力らば反時計方向の力を、Ｓ撚ならば
時計方向の力を与えることが必要である。具体的にはア
シスタント＆）ムローラの表面の粗糸が接する部分にフ
リ、−テｖ　）’　２２　＋　２３を切ることによシ実
現出来る。第９，１０図に示す如く、粗糸２撚々らは左
ネジの、Ｓ撚ならば右ネジの７リーーテツドを切れば良
い。

〈実施例〉 以下本発明の装置を用いて各種繊維を組合せて紡出し最
適紡出条件を確認した。

１１肩Ｉ ４線式アシスタントローラ付きの粗紡機（トヨタ　ＰＬ
−６型）に下記の３点の改造を加えて各種繊維の組合せ
での適正なオーバーフィード率を求めた。得られた結果
を第１表に示す。

◎粗紡機改造機改造点 ０）　　アシスタントローラと７０ントロ一ラ間ドラフ
トを変更可能としオーバーフィード率を４．５チ〜３６
．４チまで変更可能とした。

（ロ）アシスタントローラの右側のローラを第８図の如
き方式で不作用となした。

（ハ）　コーンロングラックのドッグ長さを長くしコー
ンベルト復帰をコーンドラムの途中で停止するようにし
た。

◎使用原綿　アクリル繊維（カシミロン）、５ｄＸ３８
ｍエステルＭ（テトロン）　　、５　　Ｘ３Ｂｍコツト
ン（カード綿）平均繊維長２８．４　ｗｍウール（力、
ト綿）平均繊維長４、５ｗ以下余白 第　　１　　表 各種繊維組合せに於ける最適オーバーフィード率粗糸グ
レン　サヤ用、芯用とも０Ｍ７ｍで合ｉ０．６．ｔｉ’
／−粗糸撚　屋、２　　　　３３．５Ｔ／ｍ　（α＝２
６）Ａ３〜ＪＩ６６　　２ｓ、４ｔ／ｍ　（α＝２２）
本件方法によれば内外層とも自由な繊維の組合せで簡単
に小ロットで生産条件を変更してサヤ芯構造粗糸が工業
的に製造可能であった。

実施例２ オーバーフィード率と粗糸の形態、可紡性の関係をテス
トした。得られた結果を第２表に示す。

芯用繊維　　　綿（カードスライバ−）◎粗紡機紡出条
件 トータルドラ７）　　１０．２６ 撚数　　　　３６．８丁、４（メ＝２６．８）紡出ｒし
ｙ　　　Ｑ、５３１７ｍ 第　　２　　表 オーバーフィード率と粗糸の形態及び糸ｕｔ１安定性・
粗糸外観　糸ｕｑ６等からオーバーフィード率１６．２
が総合的に見て最適であった。

実施例３ 実施例２と同様な原料使い及び粗紡機条件でオーバーフ
ィード率を１６．２４に設定し、芯粗糸の角度を変更し
て紡出状況と糸質をチェ、りした。

なお粗糸撚は２撚である。得られた結果を第３表に示す
。

第　　３　　表 〈発明の効果〉 本発明は前述のように構成されているので繊維特性の異
なる繊維を種々組合せてサヤ芯構造用糸を作る場合にも
、アシスタントローラと７０ントローラのドラフト比の
変更だけで容易に対応することができる。又本発明の装
置は既存の粗紡機の一部を改造することによって、より
詳しくはトラフトノ臂−トのギヤリングの１部改造によ
るフロントローラーとアシスタントローラ間のドラフト
変更と、片方のアシスタントトップローラの排除、及Ｕ
ｔ２ングドラムフックのコーンベルト自動復帰停止リミ
ットスイッチを作動せしめるドック長さの調整の３点の
改造によって提供することができる。この改造費用は従
来のフロントローラ径ヲ変更する方法に比らべ極めて安
価で、とシ得るオーバーフィードの自由度も極めて大き
い。従って本発明によればあらゆる合繊どうし、合繊／
天然繊維、天然繊維どうしのサヤ芯構造糸が可能である
。

更にアシスタントトップローラの入れ替で通常の粗糸の
生産に直ちに復帰できるという利点を有し、その工業的
意義は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のサヤ芯構造粗糸を製造する装置の主躍
部を示す略示正面図であシ、第２図は芯粗糸がアシスタ
ントローラによって受ける力の作用を説明する平面図で
オ）、第３図および第４図は粗糸に加えられる撚方向と
芯粗糸のフロントローラへの傾斜角との関係を示す正面
図であシ、第５図は本発明の装置のギヤリングの一例を
示す斜視図であシ、第６図は本発明の装置におけるコー
ンベルトの復帰を規制するドックとリミットスイッチの
関係を示す斜視図でオシ、第７図および第８図はアシス
タントローラに対するト、プロ〜うを排除する態様をそ
れぞれ示す正面図であｐ１１００および第１０図は粗糸
の撚方向とアシスタントローラ上に設けられるフリュー
テッドの溝方向との関係を示す平面図である。 １・・・アシスタントローラ、１ａ・・・アシスタント
トップローラ、２・・・フロントローラ、７＆・・・ｔ
ｙ用粗糸フリース、７ｂ・・・芯粗糸、９・・・サヤ芯
構造粗糸、１８・・・リハットスイッチ、１９・・・ド
、り、α・・・芯用粗糸フリースがアシスタントローラ
と交叉する角度。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、２本のスライバを相互に間隔を隔てて粗紡機のそれ
   ぞれのドラフト域に供給して粗糸フリースを形成し、一
   方の粗糸フリースを芯として他方の粗糸フリースに巻き
   付け、フライヤによって加熱後粗糸ボビンに巻き取って
   二層構造を有する粗糸を製造する方法に於いて、 フロントローラの下流側にアシスタントローラを設けた
   粗紡機を用い、アシスタントローラとフロントローラ間
   のドラフト比を任意に変更可能にし、且つ芯用粗糸フリ
   ースが通過する側のアシスタントトップローラを不作用
   として、芯用粗糸フリースと巻き付けられるべき粗糸フ
   リースに送出し速度の差を与えて紡出することを特徴と
   する二層構造粗糸の製造方法。 ２、前記芯用粗糸フリースが前記アシスタントローラと
   交叉する角度（α）を、アシスタントローラを基準線と
   して前記フライヤ側から見て反時計方向に測った時に、
   粗糸撚がＺ方向では０＜α≦９０°、Ｓ方向では９０≦
   α＜１８０°の条件を満たすように定めることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の方法。 ３、複数のドラフト域を構成する複数のローラ対から成
   るドラフト装置の下流に、アンスタットローラを前記ド
   ラフト装置と回転数変更機構を介して連結して配置し、
   隣接する２個のドラフト域の一方に芯用スライバを他方
   にサヤ用スライバを供給して、ドラフト後の芯用粗糸フ
   リースの周囲にサヤ用粗糸フリースを巻き付けて巻き取
   って二層構造を有する粗糸を製造する装置であって、前
   記隣接するドラフト域の一方のみに対して前記アシスタ
   ントローラ上にトップローラを配置し、更にシェパホイ
   ールの回転によって移動するロングドラムラックに設け
   たコーンベルトもどし停止装置の復帰位置を規定するリ
   ミットスイッチを作動さすドッグを、自在に長さ変更可
   能に構成した事を特徴とする二層構造粗糸製造装置。 ４、トップローラが排除され、且つ芯用粗糸フリースが
   接する領域でのアシスタントローラ表面にフリューテッ
   ドを設け、該フリューテッドの溝の方向が粗糸撚がＺ方
   向の場合に左ネジ方向に、粗糸撚がＳ方向の場合に右ネ
   ジ方向に定められていることを特徴とする特許請求の範
   囲第３項記載の装置。