JPS6127940Y2 - - Google Patents

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JPS6127940Y2
JPS6127940Y2 JP407682U JP407682U JPS6127940Y2 JP S6127940 Y2 JPS6127940 Y2 JP S6127940Y2 JP 407682 U JP407682 U JP 407682U JP 407682 U JP407682 U JP 407682U JP S6127940 Y2 JPS6127940 Y2 JP S6127940Y2
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heat
heat medium
riser
heat exchanger
water
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JP407682U
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコークス炉発生ガス(COG)の顕熱
を熱媒体を介して回収する装置の改良に関するも
のである。
通常、この顕熱回収装置は上昇管に設けられる
が、上昇管COG顕熱回収装置はコークス炉1炉
団を対象とした場合、炉上に約100基前後の上昇
管熱交換器を有する。この上昇管熱交換器の内部
を常時高温ガス(600℃〜800℃)が通過するた
め、熱媒体の循環が停止した場合、上昇管熱交換
器は異常高温となり機器の破損及び熱媒体の沸騰
と品質劣化等のトラブルを招く。従つて、上昇管
COG顕熱回収装置にはこれ等のトラブル防止対
策が必要である。
従来このトラブル防止対策としては、熱媒体循
環が停止した場合、先づ上昇管熱交換器内に滞留
する熱媒体を抜き取り、次に窒素又は蒸気で冷却
する方法が一般的であつた。以下、図面を基にし
てこの従来法を説明する。
従来法に使用される上昇管熱交換器の構造を第
1図に、上昇管COG顕熱回収装置フロー及び熱
媒体循環停止トラブルの対策フローを第2図に示
す。
第1図に於いて、上昇管熱交換器は2重管構
造となつており、最内部Aを高温COGが、中間
部Bを熱媒体が流れる。これ等の間は鋼板製の管
1で完全に仕切られており、又大気とは管2で仕
切られ、最外部(大気側)は断熱材で保温されて
いる。熱媒体循環停止の場合には先づ中間部Bの
熱媒体を抜き取り、この後この部分に窒素又は蒸
気が流れる。この為に管1及び管2は冷却され破
損を防止することになる。
第2図に於いて、通常運転時には熱媒体は上昇
管熱交換器、被加熱体2、循環ポンプ3を循環
する。上昇管熱交換器で昇温された熱媒体は被
加熱体2で降温され、この間で熱の回収及び利用
が行なわれる。又この循環系の途中には膨脹タン
ク5が設けられている。熱媒体循環停止の場合、
先づV−4弁開、V−3弁閉となつて上昇管熱交
換器内部の熱媒体はタンク4に抜き取られる。
この後V−2弁閉、V−1弁開となつて窒素又は
蒸気が上昇管熱交換器の内部を通過し、膨脹タ
ンク5を経て大気に放散される。
なお、復帰操作は次の要領で行なわれる。窒素
冷却の場合には、別途設けられた手動パージライ
ンに窒素吹込を切替えた後、上昇管熱交換器の温
度を検出しながら熱媒体の供給限界温度(約300
℃)以下になつたものから供給を開始して行く。
蒸気冷却の場合には、さらに複雑で一端手動パ
ージラインに切替えた後、蒸気停止、窒素による
蒸気のパージ及び乾燥等を行ない系内の水分を十
分に抜き取つた後に、熱媒体供給限界温度以下の
上昇管熱交換器から順次熱媒体の供給を開始し
て行く。
以上の如き従来装置は次の如く問題点を有して
いる。
(1) 約100基前後の上昇管熱交換器を窒素又は蒸
気で冷却するため多量の窒素又は蒸気を必要と
する。従つてこれ等のユーテイリテイを確保す
ることが困難であり、場合によつてはこの為の
多額の設備投資を必要とする。
(2) 熱媒体は水分の混入を絶対に避けなければな
らない。又、沸点は通常300℃前後である。従
つてトラブル復帰作業に当つてはこれ等を十分
に考慮して復帰作業を進めなければならないた
め従来方法は復帰作業が繁雑となる。
以上の問題点を解決せんがために本考案は提供
されるもので、図面に示す実施例を基にして説明
する。水冷式上昇管熱交換器の構造を第3図
に、水冷方式のフローを第4図に示す。
第3図に於いて、水冷式上昇管熱交換器G′
3重管構造となつており、最内部Aを高温
COG、中間部Bを熱媒体、外部Cをトラブル時
のみ水が通過する。又各部間は鋼板製の管1及び
管2で仕切られている。管9の外部は保温のため
断熱材が施工されている。トラブル時には外部C
に水が供給され、水面は上昇管熱交換器上部に
一定に保たれる。従つて中間部Bの熱媒体は外部
Cの水により冷却され、管1は熱媒体により冷却
されるためトラブルを防止することが出来る。外
部Cに滞留する水は熱媒体により昇温沸騰し蒸発
蒸気はパイプ6を経て大気に放散される。
第4図に於いて、熱媒体の循環が停止した場
合、V−1弁が開となり上昇管熱交換器G′に供
給される上昇管熱交換器内の水面は、レベル調
節タンク7により一定に保たれる。なお8は貯水
タンクである。復帰作業は熱媒体循環を一斉に開
始し、又V−3弁を開くことにより上昇管熱交換
器内の水は一斉に抜かれ復帰作業は完了する。
本考案の効果としては次のようなものがある。
(1) 冷却用に水を使用するためユーテイリテイの
確保が容易である。さらに、冷却熱として水の
蒸発潜熱を利用するため使用量が少ない。
(2) 上昇管熱交換器内に熱媒体をホールドアツプ
したまま冷却するため、復帰に際しては、熱媒
体の循環を開始し水冷却を停止すれば全て完了
となる。従つて復帰作業が非常に簡単である。
(3) 本考案に使用する上昇管熱交換器は3重管構
造となつており、従来方式の構造(2重管)よ
り若干複雑な構造とはなるが、従来方式に於け
るユーテイリテイ確保に必な設備コストと比較
しても決して高いものとはならない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来型の熱回収装置の縦断面図、第2
図は第1図に於ける冷却フロー、第3図は本考案
の熱回収装置の縦断面図、第4図は第3図に於け
る冷却フローである。 1,2,9……管、7……調節タンク、8……
貯水タンク、A……最内部、B……中間部、C…
…外部、G′……上昇管熱交換器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コークス炉上昇管の外周面に熱媒体を供給・循
    環し、熱交換せしめてコークス炉発生ガス
    (COG)の顕熱を回収する如くなした装置に於い
    て、コークス炉上昇管の外周に熱媒体供給管を、
    更にその外周に水冷ジヤケツト管を形成したこと
    を特徴とするコークス炉発生ガスの顕熱回収装
    置。
JP407682U 1982-01-18 1982-01-18 コ−クス炉発生ガスの顕熱回収装置 Granted JPS58110039U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP407682U JPS58110039U (ja) 1982-01-18 1982-01-18 コ−クス炉発生ガスの顕熱回収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP407682U JPS58110039U (ja) 1982-01-18 1982-01-18 コ−クス炉発生ガスの顕熱回収装置

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JPS58110039U JPS58110039U (ja) 1983-07-27
JPS6127940Y2 true JPS6127940Y2 (ja) 1986-08-20

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JP407682U Granted JPS58110039U (ja) 1982-01-18 1982-01-18 コ−クス炉発生ガスの顕熱回収装置

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CN105135398A (zh) * 2015-09-30 2015-12-09 上海宝钢节能环保技术有限公司 焦炉防腐蚀抑结焦荒煤气显热回收装置及系统

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JPS58110039U (ja) 1983-07-27

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