JPS61279277A - クツシヨン体およびその製造方法 - Google Patents

クツシヨン体およびその製造方法

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JPS61279277A
JPS61279277A JP60123018A JP12301885A JPS61279277A JP S61279277 A JPS61279277 A JP S61279277A JP 60123018 A JP60123018 A JP 60123018A JP 12301885 A JP12301885 A JP 12301885A JP S61279277 A JPS61279277 A JP S61279277A
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fibers
binder
cushion body
spherical fiber
mold
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JP60123018A
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健 峰岸
米重 康生
高畠 清嗣
三角 淳
俊博 竹鼻
徹 酒井
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NHK Spring Co Ltd
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NHK Spring Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は乗物用座席や寝具、家具等に用いられるクッシ
ョン体とその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、クッション体に種々の素材が使用されている。例
えば椰子の繊維を用いたパームロックやウレタンフオー
ムなどの合成樹脂発泡体が用いられたり、天然繊維ある
いは有機合成iaaの綿などを用いたクッション体が提
案されている。
また合成繊維の綿からなるクッション体の一種として、
ポリエステル5aeiに低融点のバインダー繊維を混ぜ
、型内に詰めたのち上記バインダー繊維の融点以上の熱
風を吹込むことにより、バインダー繊維を溶融させ、そ
の後冷却してバインダーを凝固させ、ポリエステルm雑
相互を接着させたものもある。
(発明が解決しようとする問題点〕 しかしこれら従来品にはいずれも欠点がある。
例えばウレタンフオームは通気性が悪いため蒸れ易く、
乗り心地に難点がある。またアミン化合物およびトルエ
ン・ジ・イソシアナートの有毒物質を使用しているため
、製造時の作業環境が悪くなる。しかも燃焼時に有毒ガ
スを発生するものもある。現在、乗り心地が良いと言わ
れているのは高弾性ウレタンフオーム(HRフオーム)
であるが、これは一般のウレタンフオームに比較して密
度がかなり大きいという欠点がある。
またパームロックは比重が大きく、へたり易く、かつ原
料の供給安定性に問題がある。
有機合成繊維や天然繊維からなる綿は、へたりが大きく
かつコストが高いし、枠線などの埋設部材を一体成形す
る場合に手間が掛る。また高融点の合成繊維と低融点の
バインダー繊維とからなるクッション体は生産性が悪い
ためコスト高であり、しかも高熱に弱くへたりを生じ易
いという欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のクッション体は、繊維を立体的に絡み合わせた
球状の繊維集合体の繊維相互をバインダーで接着すると
ともに、これら多数の球状繊維集合体を互いに上記バイ
ンダーで接着し、繊維があらゆる方向に向いていること
を特徴とする。バインダーとしては、末端にNGO基を
もつウレタン系バインダーが好適である。
上記クッション体は、綿状に交絡した球状の繊維集合体
の繊維相互があらゆる方向を向きバインダーによって結
合されているため、へたりにくく、通気性に優れている
。また、パームロックやウレタンフオームなどに比べて
比重当りの硬さが大きいので、軽量なりッション体が得
られる。
また本発明方法は、立体的に絡み合った有機合成繊維か
らなる多数の球状の繊維集合体、または立体的に絡み合
った無機auiと有機合成繊維との混合物からなる多数
の球状の繊維集合体にバインダーを付着させ、これら球
状繊維集合体を空゛気の流れとともに型内に導入したの
ち、型内で上記バインダーを硬化させて成形することを
特徴とする。
上記有機合成繊維としてポリエステル繊維、ナイロン繊
維、ポリプロピレン繊維、アクリル繊維などを用いる。
また、金属やガラスなどの無機m維を有機合成繊維に含
有させてもよい。
本発明方法によれば、型に圧力がほとんどかからないた
め、型の補強は不要ないし軽微で済み、金網やパンチン
グメタルのような通気性のある簡島型を使用することも
できる。このため型が簡単でかつ軽量・安価となる。
しかも本発明方法は、球状の繊維集合体にバインダーを
付着させ、これら球状繊維集合体を空気の流れとともに
型内に導入するため、複雑な形状の型にも容易に詰込む
ことができる。このため形状の複雑なりッション体も能
率良く生産できる。
〔実施例1〕 ポリエステル綿(東洋紡、商品名ニスアップBdX64
m、中空コンシュケートタイプ)を開繊機にて充分に開
繊したのち、重量が約0.02〜1.0Qの球状体にす
る。なお中空コンシュケートタイプは、互いに熱収縮率
の異なる2種類のポリエステルを合わせて捲縮させたも
ので、内部が中空である。但し中実タイプの繊維を使用
してもよい。
以上の球状繊維集合体に、ウレタンプレポリマー(三井
日曹ウレタン、MN3050とT−80より合成された
N00%−5±0.2%のもの)/トリクレン溶液を過
剰に含浸させる(プレポリマー濃度1〜70wt%)。
これを遠心力によっ−て所定量まで脱溶液する。
遠心力は、50〜1000m/5e02程度であり、綿
とウレタンの重l比は9:1ないし5:5位である。
その後、第1図に例示されるようにフロア−1によって
球状l!帷集合体Aを吸引し、空気の流れとともに、パ
ンチングメタル製の型2内に詰め、13を閉じる。
そして型2内に詰められた171N集合体Aに、80〜
130℃のNCO当量以上の水蒸気を吹込み、3分間水
蒸気で硬化させたのち、脱型することによりクッション
体を得る。第3図に上記製造工程のフローチャートを示
す。
〔実施例2〕 実施例1と同様の方法により、ウレタンプレポリマーを
付着した球状繊維集合体を、吸引による空気の流れとと
もにパンチングメタル類の型に詰め、第3図に示される
ように小さな孔が多数開設された加圧板5により、振動
を与えつつ圧縮する。
これにより、型2内の空隙部に球状繊維集合体Aを充分
に詰めることができ、かつ各繊維集合体へ同志の絡み度
合いを大きくすることができる。
その後、80〜130℃のNGO当量以上の水蒸気を吹
込み、3分間水蒸気で硬化させたのち、脱型することに
よりクッション体を得る。
〔実施例3〕 型に金属製の枠線あるいは吊り込み線、ばねなどの埋設
部材を必要に応じてセットする。その後、実施例1と同
様の工程により、ウレタンプレポリマーを付着した球状
の繊維集合体を、吸引による空気の流れとともにパンチ
ングメタル類の型に詰め、水蒸気により硬化させる。
この実施例3によれば、枠線や吊り込み線などの埋設部
材が一体化されたクッション体を容易に得ることができ
る。
なお、ポリエステル綿は繊度1〜50d(デニール)、
繊維長25〜150j1m、捲縮数3〜25/インチの
ものが使える。また、無機繊維と有機合成繊維との混合
物によって球状の繊維集合体を構成してもよいし、ある
いは無機繊維のみからなる球状繊維集合体と有機合成繊
維のみからなる球状繊維集合体を混合して用いてもよい
ウレタンプレポリマーは、官能基数2.5〜8、分子量
(OH当り)200〜2500、EO(エチレン・オキ
サイド)付加量0〜20wt%、末端NGO−2〜30
%のものが使える。また溶剤はトリクレンなどのハロゲ
ン化炭化水素類である。他の溶剤は引火性があり、使用
困難である。硬化剤は水塩外にアミン水、アミン化合物
、ヒドロオキシル基等の活性水素を含む化合物等を使用
できる。
下型および上型は、いずれも金網やパン□チングメタル
のような通気性を有する型であり、型の外側から水蒸気
を吹込むことにより、硬化時間を短くできる。
以上の各実施例によって得られたクッション体は、いず
れも球状繊維集合体のポリエステル繊維が互いに立体的
に絡み合い、かつsitewの表面がウレタン樹脂のバ
インダーでコーティングされるとともに、繊維の交差部
において繊維相互がバインダーで連結される。しかもこ
れら多数の球状繊維集合体同志も互いにバインダーで接
着されたものとなる。そして各繊維はあらゆる方向にラ
ンダムに向いている。ウレタン系バインダーは接着力が
強く、かつ耐熱性に優れているとともに、硬化剤(架橋
剤)に水を使用するため、作業性が良く安全である。
次表1に、実施例1と比較例1〜3の諸物性を示す。な
お、比較例1〜3の詳細については後述する。また第4
図に、実施例1,2と比較例1〜3の密度と硬さとの関
係を示す。
〔比較例1〕 分子量3000、官能基数3のポリエーテルポリオール
およびトルエン・ジ・イソシアナート(T−80)と、
発泡剤としての水および他の助剤よりなるウレタン原料
を、ミキシングヘッドでll#した後、!!llされた
型内に所定量注入し、型を閉める。
その後、型を170℃XIO分間(HRフオームは5分
)加熱し、ウレタンフオームを硬化させたのち、脱型す
る。なお、難燃剤を付加する場合は、難燃剤を10〜2
0部添加する。〈詳細な処方例を表2に示す) 表2(ウレタンフオーム処方N) 〔比較例2〕 はぐされた椰子の繊維に、ラテックスを吹付け、所定の
厚さに圧縮し、120℃の熱風で乾燥させる。
これを所定の寸法にカットし、積層して所定密度になる
ように型内に入れる。その後、再度ラテックスを吹付け
る。型を閉じた後、120℃の熱風で乾燥させ、脱型す
ることにより、パームロックを得た。
〔比較例3〕 ポリエステル綿(6d、中空フンシュケート)に、低融
点のバインダー繊維(4d、融点110℃)を重量比7
:3の割合で混綿および解綿を行ない、厚さ201mの
シート状にする。これを所定形状にカットし、積層して
所定密度となるように型内に入れる。その後、バインダ
ー繊維の融点以上の温度の熱風にて低融点バインダー繊
維を溶融させる。
冷却により低融点バインダー繊維が凝固した後、脱型す
ることで、高融点の繊維と低融点のバインダーよりなる
クッション体が得られた。
なお、本発明のクッション体は、乗物のシートに好適で
あるが、それ以外に家具や寝具などにも勿論使用できる
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来よりも軽■でしかも通気性が有り
、へたりにくく乗り心地の良いクッション体が得られる
。しかも製造設備や型、および作業工程などが簡単であ
り、複雑な形状のクッション体も能率良く製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施する装置の概略図、第2図は
本発明方法を実施する他の装置の概略図、第3図は本発
明方法の実施例を示す工程説明図、第4図はクッション
体の密度と硬さとの関係を示す図である。 A・・・球状繊維集合体。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第3図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維を立体的に絡み合わせた球状の繊維集合体の
    繊維相互をバインダーで接着するとともに、これら多数
    の球状繊維集合体を互いに上記バインダーで接着し、繊
    維があらゆる方向に向いていることを特徴とするクッシ
    ョン体。
  2. (2)立体的に絡み合った有機合成繊維からなる多数の
    球状の繊維集合体、または立体的に絡み合った無機繊維
    と有機合成繊維との混合物からなる多数の球状の繊維集
    合体にバインダーを付着させ、これら球状繊維集合体を
    空気の流れとともに型内に導入したのち、型内で上記バ
    インダーを硬化させて成形することを特徴とするクッシ
    ョン体の製造方法。
  3. (3)上記球状繊維集合体を空気の流れとともに型内に
    導入したのち、加圧板を用いて上記球状繊維集合体を圧
    縮することを特徴とする特許請求の範囲第2項記載のク
    ッション体の製造方法。
  4. (4)上記加圧板に振動を加えつつ上記球状繊維集合体
    を圧縮することを特徴とする特許請求の範囲第3項記載
    のクッション体の製造方法。
JP60123018A 1985-06-06 1985-06-06 クツシヨン体およびその製造方法 Granted JPS61279277A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0369652A (ja) * 1989-08-10 1991-03-26 Nhk Spring Co Ltd クッション体及びその製造方法
JPH0376854A (ja) * 1989-08-10 1991-04-02 Nhk Spring Co Ltd クッション体及びその製造方法
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS422139Y1 (ja) * 1964-05-19 1967-02-08
JPS53135775A (en) * 1977-04-30 1978-11-27 Sadaaki Takagi Cushion material and method of producing same

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