JPS6127651Y2 - - Google Patents

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JPS6127651Y2
JPS6127651Y2 JP1981115817U JP11581781U JPS6127651Y2 JP S6127651 Y2 JPS6127651 Y2 JP S6127651Y2 JP 1981115817 U JP1981115817 U JP 1981115817U JP 11581781 U JP11581781 U JP 11581781U JP S6127651 Y2 JPS6127651 Y2 JP S6127651Y2
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JP
Japan
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nozzle
water
sprinkler
sub
pressure
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JP1981115817U
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JPS5823666U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、複数個のノズルを有する回動型スプ
リンクラーの散水性能改善に関するものである。
従来より、円形或は扇形に散水する回動型スプ
リンクラーは、単一或は複数の配置の場合、散水
分布(散水深分布)が良く、かつ、できるだけ1
個のスプリンクラーの支配面積を広くすることが
望まれていた。
支配面積を広くするためには、噴水の到達距離
が長いことが望ましく、そのためには、飛行水滴
を大きくするとともに噴出圧力を高くして、飛行
水滴の運動エネルギーを大きくすることが必要で
ある。しかし、このように到達距離を長くするノ
ズルの噴射条件では、到達水の集中となる傾向が
あり、回動型スプリンクラーの場合はドーナツ状
の散水分布となり易い。このため、副ノズルによ
つて飛翔距離を短かく、かつ、散水分布をよくす
るため、ノズル口径を小さくすると同時に、ブレ
ーカーによる機械的破砕によつて均等な散水分布
を得る工夫が行なわれている。このような方法に
よるときは、必然的に平均水滴粒径は小さくな
り、風の影響を受へ易く、また、飛散損失も増大
し、薬液或は肥料散布の場合、周辺の汚染被害を
起すことがある。
本考案は、従来知られている複数個のノズルを
有する回動型スプリンクラーのこのような欠点を
改良する目的でなされたものであつて、本考案の
回動型スプリンクラーは、一部のノズルの噴出圧
力を減じて散水平均粒径を大きくし、かつ、到達
距離を短縮するために、該ノズルに通ずる液体の
通路に減圧抵抗体を装着したものである。
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図、第2図は、本考案に係る双口ノズルを
有する回動式スプリンクラー本体を示している。
これらのスプリンクラー本体は、双口ノズルを有
する散水部1と、散水部1の上方に係合され散水
部1を回動せしめる駆動装置2と、散水部1の下
方に係合され散水部1を駆動自在に支持する基部
3とからなる。本考案の要旨はこの散水部1に包
含されている。
前記の散水部1は、内部を主噴水通路7が貫通
する主分岐管5と内部を副噴水通路8が貫通する
副分岐管6とを有する散水管体4と、主分岐管5
の出口に螺設した中継管9と、中継管9の先端に
螺設した主ノズル10と、副分岐管6の出口に螺
設した副ノズル11と、副噴水通路8の内部に嵌
装した減圧抵抗体12およびその下流側の整流片
13とからなつている。
散水管体4は、駆動装置2より回動トルクが伝
達されるよう上部が駆動装置2に係合され、ま
た、下部は回動自在に支持されるよう基部3に係
合されている。噴水通路7,8は、いずれも基部
3の内部の導水孔14より分岐し、それらの出口
は斜上方に開口している。
副ノズル11の出口は、駆動装置2の揺動腕に
形成した羽根15の方向に開口している。図示の
実施例とは逆に、主ノズル10の出口を羽根15
の方向に開口せしめてもよい。
減圧抵抗体12は、第3図a,bに示すよう
に、副噴水通路8の断面積より小さい断面積の絞
り孔12aが中心を貫通する円筒体で、その外径
は、外周面と副噴水通路8の壁面との間から圧力
を有する液体が洩れない程度に加工されている。
整流片13は、第4図a,bに示すように、内
壁より中心に向つて放射状に等間隔に複数個の整
流板13aを植設した円管である。また、他の実
施例として第5図a,bに示すように、内部に十
字形の整流板13a′を形成した円管からなる整流
片13′もある。
減圧抵抗体12は、場合によつては、整流片1
3または13′と一体にして減圧整流片16とし
てもよい。第6図a,b,cは整流片13と一体
にした場合を示し、整流片13′の場合は図示を
省略した。
上記の構成を有する回動型スプリンクラーにお
いて、導水孔14の下方より液を圧送すると、主
噴水通路7に流入した液は、従来の回動型スプリ
ンクラーと全く同様に主ノズル10から外方に散
布される。一方、副噴水通路8に流入した液は、
減圧抵抗体12の絞り孔12aを通過して減圧さ
れ、整流片13により整流されて、副ノズル11
から羽根15に向つて噴出される。羽根15が噴
出液から受けた衝撃は、駆動装置2により回動ト
ルクに変換されて散水部1に伝達され、散水部1
は回動を開始する。
なお、整流片13は、必ずしも必要ではない
が、絞り孔12aを通過した液の乱流により噴射
水滴粒径が影響される場合に使用すれば、液を整
流して安定した粒径を得ることができる。
一般に、ノズルから噴出される水滴粒径は、ノ
ズル口径が小さく圧力が高くなるにつれて小とな
り、同一ノズル口径の場合には圧力の低い程粒径
は大となる。従つて、本考案の副ノズル11から
減圧されて噴出される液粒も、従来の副ノズルか
ら噴出される液粒に比して、その散水平均径は大
きく、到達距離は短い。
第7図から第10図までは、本考案のスプリン
クラーについて考案者が行つた散水試験の結果
で、本考案の優秀性をよく示している。図面にお
いて、Lはスプリンクラーより散水地点までの距
離、Cは散水深さ、Dは水滴粒径である。第7図
は主ノズル10のみによる散水分布図で、スプリ
ンクラー近傍の散水深は浅く、散水がドーナツ状
となることを示している。第8図は本考案の副ノ
ズル11のみによる散水分布図で、散水はスプリ
ンクラーの近傍に集中し、散水深も十分に深いこ
とを示している。第9図は、主ノズル10および
副ノズル11による散水を合成した散水分布図
で、本考案のスプリンクラーは、その支配面積全
域にわたり均等かつ十分な散水深を与えるもので
あることが判る。第10図は、本考案のスプリン
クラーによる散水と、従来のスプリンクラーによ
る散水との水滴粒径分布を比較したもので、図中
の曲線Aは本考案のスプリンクラーの場合を、曲
線Bは従来のスプリンクラーの場合を示してい
る。本図より、スプリンクラー近傍における水滴
粒径は、本考案のスプリンクラーの場合は、従来
のスプリンクラーの場合の数倍に達することが判
る。
上述のように、本考案の回動型スプリンクラー
によれば、微細水滴が少なく、風の影響を受け難
い、飛行損失の少ない極めて均等かつ効果的な散
水を行うことができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る回動型スプリンクラーの
実施例の要部を示す一部縦断面図、第2図は第1
図と副ノズルの方向が異なる他の実施例の要部を
示す一部縦断面図、第3図a,bは減圧抵抗体の
縦断面図および側面図、第4図a,bは整流片の
X−X線縦断面図および側面図、第5図a,bは
整流片の他の実施例のY−Y線縦断面図および側
面図、第6図a,b,cは減圧整流片のZ−Z線
縦断面図、左側面図および右側面図、第7図は主
ノズルのみによる散水分布図、第8図は本考案の
副ノズルのみによる散水分布図、第9図は主ノズ
ルおよび本考案の副ノズルによる散水を合成した
散水分布図、第10図は本考案のスプリンクラー
による散水と従来のスプリンクラーによる散水と
の水滴粒径分布比較図である。 1……散水部、4……散水管体、5……主分岐
管、6……副分岐管、7……主噴水通路、8……
副噴水通路、9……中継管、10……主ノズル、
11……副ノズル、12……減圧抵抗体、12a
……絞り孔、13,13′……整流片、13a,
13a′……整流板、16……減圧整流片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主ノズル10と副ノズル11とを有する散水部
    1の上方に、羽根15を設けた駆動装置2を配設
    すると共に、前記副ノズル11から羽根15に向
    けて噴出した液の衝撃を駆動装置2によつて回動
    トルクに変換し、散水部1を連続的に回動させる
    ようにしたスプリンクラーに於いて、前記副ノズ
    ル11と導水管14とを連通する副噴水通路8内
    に、液体の噴出圧力を減ずる減圧抵抗体12と液
    体の流れを整流する整流片13とを前記減圧抵抗
    体12を上流側に位置せしめて挿着したことを特
    徴とする、減圧ノズルを有する回動型スプリンク
    ラー。
JP11581781U 1981-08-03 1981-08-03 減圧ノズルを有する回動型スプリンクラ− Granted JPS5823666U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11581781U JPS5823666U (ja) 1981-08-03 1981-08-03 減圧ノズルを有する回動型スプリンクラ−

Applications Claiming Priority (1)

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JP11581781U JPS5823666U (ja) 1981-08-03 1981-08-03 減圧ノズルを有する回動型スプリンクラ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5823666U JPS5823666U (ja) 1983-02-15
JPS6127651Y2 true JPS6127651Y2 (ja) 1986-08-18

Family

ID=29910071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11581781U Granted JPS5823666U (ja) 1981-08-03 1981-08-03 減圧ノズルを有する回動型スプリンクラ−

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100845077B1 (ko) 2007-02-26 2008-07-09 김종군 스프링 쿨러

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS536084U (ja) * 1976-06-30 1978-01-19

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5751084Y2 (ja) * 1976-06-29 1982-11-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS536084U (ja) * 1976-06-30 1978-01-19

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Publication number Publication date
JPS5823666U (ja) 1983-02-15

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