JPS61274991A

JPS61274991A - 粉体熱転写印字機構

Info

Publication number: JPS61274991A
Application number: JP60118295A
Authority: JP
Inventors: Yoshio Kuroda; 黒田　芳夫
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1985-05-31
Filing date: 1985-05-31
Publication date: 1986-12-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は熱転写印字機構に関し、特に熱溶解性のトナー
を用いた、リインキング可能な熱転写印字機構に関する
。

〔従来の技術〕

従来、この種の熱転写印字機構はフィルム上にコーティ
ングされたインクを熱転写へ、ドによシ用紙上に転写し
、リインキングする場合でも、再度インクをコーティン
グして、いろゆる固体膜状のインクを用紙上に転写する
方法が用いられていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来の熱転写印字機構はワンタイム・インク・
フィルムを使用するものについては、インク・フィルム
のコストが高く、またフィルム上に印字内容が残るため
、機密性に劣るという欠点がある。また同じワンタイム
・インク・フィルムで、カラー印字を行う場合は、さら
に２〜４倍のインク・フィルムが必要となシ、印字コス
トが非常に高くなる欠点を有していた。一方、リインキ
ングを行いフィルムを何回も使用する場合には、印字装
置内で均一な厚さの再コーテイングを安定して行うこと
ができず、印字品位の維持が困難であったＯ本発明は前記問題点を解消した装置を提供するものであ
る。

〔問題点を解決するだめの手段〕

本発明は帯状耐熱性フィルムの一面に接して設けた印字
部と、耐熱性フィルムの反対面側の該印字部と対向する
位置に熱溶解性トナーを該フィルムに接して収容する現
像器と、該熱転写ヘッドの発熱素子を印字ドツトデータ
に対応して選択的に発熱させる駆動回路と、該フィルム
を現像器の部分から用紙転写部分へ走行させるフィルム
走行機構と、フィルム上のトナー像を用紙上に転写する
用紙転写部とを有することを特徴とする粉体熱転写印字
機構である。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図により説明する。

第１図において、帯状耐熱性フィルム２の一面に熱転写
へ、ド１を接触して設け、耐熱性フィルム２０反対面側
のヘッド１と対向する位置に熱溶解性トナー４をフィル
ム２に接して収容する現像器３　、１３　、２３　、３
３を設置する。７はフィルム２を現像器の部分から用紙
転写部分へ走行させるフィルム走行機構である。

第１図において、熱転写ヘッドによシ部分的に耐熱性フ
ィルム２が熱せられ、現像器３中の熱溶解性トナー４の
うち耐熱性フィルム２の加熱された部分に接するものが
溶け、耐熱性フィルム２上に付着トナー５として付着す
る。

耐熱性フィルム２は矢印６の方向へフィルム走行機構７
によシ走行し、次の現像器１３，２３．３３を経てスク
レーパーユニット４１のファー・ブラシ４２によシ余分
な熱溶解性トナー４が除去される。ファー・ブラシ４２
自身もブレード４３にょシフリーニングされる。

さらに、付着トナー５は用紙転写部としての熱転写ヘッ
ド４４によりプラテン４５によシ押しつけられている用
紙４６上へ転写される。用紙４６は矢印４７の方向へ走
行されつつ耐熱性フィルムをも矢印６の方向へ同じ速度
で走行し、クリーナー・ユニット４８の逆止グレード４
９を経て、クリーニングブレード５０によυ付着トナー
５の内、用紙に転写しきれなかったものを除去する。

現像器３にもクリーナー・ユニット４８と同様に逆上ブ
レード５１とスクレーパー・ブＶ−）’５２が取り付け
られ、熱溶解性トナー４が外にもれることを防いでいる
。また図では示されないが、これらのブレードの両端に
はフェルトあるいは別のブレードを設けて、トナーがブ
レードとフィルムの接線方向にもれない様にしている。

クリーニング・グレード５０とブレード４３以外のブレ
ードは、ゴム様あるいは軟質のものを使い、付着トナー
５は通過させるが、その他の粉体は通過させにくい働き
を持たせている。

現像器３，１３，２３．３３には、それぞれ異る色のト
ナーを入れれば、カラー印字を行うこともできる。

また現像器の数を減らして低価格化・小型化したモノ・
カラー又はマルチ・カラー・プリンタとすることもでき
る。

さらにメンテナンスを容易にする為に、上記構成要素の
一部、または全部を一体化又は数ユニットに分けてカー
トリッジ化することも可能である。

第２図は現像器３の中で熱溶解性トナー４が耐熱性フィ
ルム２の走行により矢印５３の方向に対流している現象
の概観図である。熱転写ヘッド１０発熱素子５４の熱が
耐熱性フィルム２を介してトナー４を付着させ、付着ト
ナー５を構成する。

この付着トナー５と熱転写ヘッド１との関係を第３図に
見取図として示す。

熱転写ヘッド１０発熱素子５４は駆動回路（ＬＳＩ）５
５によシ駆動され、その加熱・母ターンが耐熱性フィル
ム２上の付着トナー５のノＪ？タニンとして形成され、
用紙転写部４４により用紙４６上へ転写される。基本的
には熱転写ヘッド１と用紙転写部としての熱転写ヘッド
４４は同一のものを使用することができる。

なお、耐熱性フィルム２は印字条件等に依シ通常の樹脂
、あるいは金属を使用することができる。

またフィルムの表面にフッ素樹脂等の剥離性の良汗な樹
脂をコーティングするにより良質の印字を行うことがで
きる。

前記実施例は印字部として熱転写ヘッド１を用いたが、
第４図に示すように熱転写ヘッド１の代りに、通電転写
電極５６及び帰路電極６１を用いても良い。この場合、
耐熱性フィルム２としては抵抗層５７とラミネートされ
た導電性フィルム５８とからなるものを用いる。このも
のは第４図に示すように、電極５６から帰路電極６１へ
流れる電流５９により、発熱部位６０が発熱し、熱転写
ヘッド１と同様の効果をもたらす。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は粉体トナーをフィルム上に
付着させ、これを用紙上へ転写することによシワンタイ
ム・インク・フィルムを不要とすることによシ、低コス
トな印字ができる。また、粉末状のトナーを付着させる
ことにより、均一なインク量を得られ、良好な印字品位
を維持できる。

また、粉末状のトナーを使用するために転写インクの厚
さを大きく取ることが容易であるため、平滑度の低い用
紙にも高品位の印字を行うことができる効果を有するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第２図は、
トナー付着プロセスの概観図、第３図は付着トナーとヘ
ッドとの関係を示す斜視図、第４図は通電転写タイプの
一実施例の縦断面図である。１・・・熱転写ヘッド、２・・・耐熱性フィルム、３・
・・現像器、４・・・熱溶解性トナー、５・・・付着ト
ナー、６・・・矢印、７・・・フィルム走行機構、１３
，２３．３３・・・現像器、４１・・・スクレーパー・
ユニット、４２・・・ファー・ブラシ、４３・・・ブレ
ード、４４・・・熱転写ヘッド（用紙転写部）、４５・
・・プラテン、４６・・・用紙、４７・・・矢印、４８
・・・クリーナーユニット、４９・・・逆止ブレード、
５０・・・クリーニングブレード、５１・・・逆止ブレ
ード、５２・・・スクレーパー・ブレード、５３・・・
矢印、５４・・・発熱素子、５５・・・駆動用ＬＳＩ、
５６・・・通電転写電極、５７・・・抵抗層、５８・・
・導電性フィルム、５９・・・電流、６０・・・発熱部
位、６１・・・帰路電極。ｌ：熱転写ヘッド第１図第２図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）帯状耐熱性フィルムの一面に接して設けた印字部
と、耐熱性フィルムの反対面側の該印字部と対向する位
置に熱溶解性トナーを該フィルムに接して収容する現像
器と、該印字部を印字ドットデータに対応して選択的に
駆動させる駆動回路と、該フィルムを現像器の部分から
用紙転写部分へ走行させるフィルム走行機構と、フィル
ム上のトナー像を用紙上に転写する用紙転写部とを有す
ることを特徴とする粉体熱転写印字機構。