JPS6127438Y2 - - Google Patents

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JPS6127438Y2
JPS6127438Y2 JP18352879U JP18352879U JPS6127438Y2 JP S6127438 Y2 JPS6127438 Y2 JP S6127438Y2 JP 18352879 U JP18352879 U JP 18352879U JP 18352879 U JP18352879 U JP 18352879U JP S6127438 Y2 JPS6127438 Y2 JP S6127438Y2
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JP
Japan
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main body
panel
operating
movable sealing
panel body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は間仕切パネルに係り、特に間仕切パネ
ルで空間を仕切つた場合に間仕切パネルと天井あ
るいは床との間を密封すると共に、この間仕切パ
ネルを固定する機構の改良に関する。
〔従来の技術と考案が解決しようとする問題点〕
一般に部屋の中間を複数枚の間仕切パネルを用
いて仕切る場合、各間仕切パネルの移動を容易に
する為、各間仕切パネルと天井面及び床面との間
には必ず間隙が必要であり、間仕切パネルを定位
置に保持するためには何らかの固定手段が必要で
ある。
このため、従来は、上下方向に摺動可能な棒材
をパネル本体に設け、この棒材の先端を天井面あ
るいは床面に設けた穴に挿入して固定するか、あ
るいは、パネル本体の上下部に突没可能な可動密
封部材を設け、この可動密封部材を回転ハンドル
及び歯車連動機構等を用いて天井面及び床面に押
し付けて固定するかしていた。
しかし、前者にあつては、安価である反面、固
定が確実ではなく、かつ、仕切つた部屋同志の遮
音効果は期待できず、一方、後者にあつては、固
定が確実でかつ遮音効果も期待できるが操作が煩
雑であり、かつ、高価であるという欠点がある。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、パネル本体の固定が確実でか
つその操作も簡易である間仕切パネルを堤供する
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による間仕切パネルは、パネル本体の下
部と上部に可動密封部材がリンク機構を介して
各々出没自在に設けられ、且つこの可動密封部材
にはこの可動密封部材を没入方向へ付勢する付勢
手段が連設され、さらに上記各リンク機構が細長
可撓性部材を介して互いに連設され、この細長可
撓性部材に上記リンク機構を動作させる操作部材
が連設されているものにおいて、前記操作部材は
パネル本体の側縁に進退自在に保持されている操
作部本体と、前記細長可撓性部材を保持し且つ上
記操作部本体の基部に摺動自在に連設されている
取付片と、上記操作部本体の先部に折曲可能に連
結された操作つまみとで構成され、さらに上記取
付片と操作部本体との接合面が傾斜され、また上
記操作部材の周側には係止凹部が形成され、この
係止凹部に係合自在な係止爪が上記パネル本体に
進退自在に保持されており、上記操作部本体の突
出動作で上記細長可撓性部材が弛緩され前記リン
ク機構が上記付勢手段の付勢力によつて収縮され
て上記可動密封部材がパネル本体に没入され、ま
た上記操作部本体の没入動作で細長可撓性部材が
牽引され上記リンク機構が付勢手段の手製力に抗
して伸長されて可動密封部材がパネル本体から突
出するようになつているものであり、上記操作部
材をパネル本体に没入させると細長可撓性部材が
牽引されて上記可動密封部材が付勢手段の付勢力
に抗して突出動作して天井および床面に圧接され
てパネル本体と固定する。同時に操作部材の周側
に形成された係止凹部に係止爪が係合されて上記
細長可撓性部材の緊張状態が維持される。また、
上記操作部本体を回転させると上記係止爪が係止
凹部から離脱し、細長可撓性部材の緊張が解か
れ、上記可動密封部材が付勢手段の付勢力を受け
て上記パネル本体に没入され、このパネル本体の
固定が解除され、同時に操作部本体は取付片との
接合面に形成された傾斜に沿つて突出方向へ移動
する。そして、上記操作部本体が突出されたとき
には、その先部に連設された操作つまみを折曲げ
ることにより、この操作つまみをパネル本体に収
納することができるものである。
〔考案の実施例〕 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は間仕切パネルの全体正面図、第2図は
第1図の−線に沿う拡大断面図、第3図は第
1図の間仕切パネルの内部構造を示す要部拡大断
面図、第4図は第3図の−線に沿う断面図、
第5図は第3図の操作部材の一部分解状態の正面
図である。
第1図において、複数枚のパネル本体1は各々
の側端部で連結可能にされ、これらのパネル本体
1のうち複数枚には、黒板等の掲示板2が設けら
れている。
上記パネル本体1の上部は、第2図に示されて
いるように、天井3内にアンカボルト4及びチヤ
ンネル5を介して補強支持されたレール6に、ロ
ーラ7及び吊ボルト8を介して移動自在に支持さ
れている。また、パネル本体1の中心部には遮音
材9が装備され、この遮音材9の両側に鋼板1
0、及音材11、防振ゴム板12、吸音材13及
び装飾ベニア板14が順次積層されている。さら
に、このパネル本体1の上部と下部の端縁には上
部可動密封部材15と下部可動密封部材16が
各々突没可能に設けられている。この上部可動密
封部材15は前記天井3に、下部可動密封部材1
6は床17に、その突出時に圧接されるようにな
つている。
前記パネル本体1の内部には、第1図に概略が
示されるように、上、下部可動密封部材15、1
6に連結され該可動密封部材15,16を突没さ
せるリンク機構18が設けられ、これら各リンク
機構18は細長可撓性部材としての例えばワイヤ
19により連結され、このワイヤ19の途中は、
パネル本体1の外部から操作可能な位置、たとえ
ばパネル本体1の一側端縁に設けられた操作部材
20により変位可能にされ、この操作部材20に
よるワイヤ19の変位操作によつて上、下部可動
密封部材15,16はパネル本体1の上部と下部
の端縁から突出するようにされている。
なお、第1図中、リンク機構18、ワイヤ1
9、操作部材20等は右端のパネル本体1にのみ
描かれているが、実際には、全てのパネル本体1
に設けられているものである。
また、第3図、第4図において、パネル本体1
の側端縁には断面略波形のゴム板21が固着さ
れ、このゴム板21の内方には断面コ字形のチヤ
ンネル22が設けられている。このチヤンネル2
2の途中の内面には、コ字形の向きを逆にした枠
体23が固着され、この枠体23にはチヤンネル
22と直交する方向に延長された筒体24が固着
されている。この筒体24は、一側面に窓孔24
Aを有するとともに、一端部は前記ゴム板21に
設けられた貫孔21A内に位置され、さらに、他
端部はチヤンネル22に設けられた貫孔22Aを
貫通してパネル本体1の内側位置に位置されてい
る。
前記筒体24内には操作部材20が進退可能か
つ回動可能に収納されている。この操作部材20
は第5図に示されるように、筒体24に摺動自在
に挿通された円柱状の本体25と、この本体25
の一端すなわち図中右端に折曲可能に取付けられ
たつまみ26と、本体25の他端すなわち図中左
端に回動可能かつ軸方向に抜止めされたワイヤ取
付片27とで構成されている。
上記本体25の周面一側すなわち筒体24の窓
孔24Aに対向しうる位置には鋸歯状の複数段の
係止凹部25Aが設けられ、つまみ26が取付け
られる一端は小径のすり割部25Bとされ、ワイ
ヤ取付片27が取付けられる他端は傾斜面25C
に形成され、この傾斜面25Cには軸方向に軸孔
25Dが形成され、さらにこの軸孔25Dの周縁
に約半分が干渉するように横孔25Eが形成され
ている。上記ワイヤ取付片27は本体25と同一
直径の円柱とされ、このワイヤ取付片27の一端
には本体25の軸孔25Dに進退自在でかつ回動
自在に嵌合される小径部27Aが形成され、この
小径部27Aには所定長さの周溝27Bが本体2
5への装着時に横孔25Eに対応する位置に設け
られ、この横孔25E内に挿入されるピン28
(第3図参照)により本体25とワイヤ取付片2
7とが回転自在かつ抜止めされるようにされてい
る。また、ワイヤ取付片27の小径部27Aは別
体で製作されるとともに、軸孔嵌合され、止めピ
ン27Cで回り止めされている。さらに、ワイヤ
取付片27の、小径部27Aが取付けられる端面
は、本体25の傾斜面25Cと丁度合致する傾斜
面27Dとされ、本体25とワイヤ取付片27と
が相対回転すると、両傾斜面25C、27Dの作
用により、軸方向に相対移動するようにされてい
る。また、ワイヤ軸取付片27の他端にはワイヤ
挿通孔27Eが貫通形成され、この挿貫孔27E
内には細長可撓性部材としてのワイヤ19の途中
が挿貫されワイヤ取付片27の端部からねじ込ま
れたボルト29によりワイヤ19が固定されてい
る。
上記ワイヤ19の両端部は、前記枠体23に回
転自在に設けられた上下2個のプーリ30を介し
て上下に延長され、上端は上記リンク機構18
(第1図参照)を介して上記可動密封部材15に
連結され、下端は下部のリンク機構18を介して
下部可動密封部材16に連結されている。また、
ワイヤ19の上、下部近傍の途中は、チヤンネル
22に枠体31を介して回転自在に支持されたプ
ーリ32に捲掛けられ、方向転換されている。
上記上、下部のリンク機構18は、同様な構成
とされているため、第3図に下部のリンク機構1
8のみを示す。このリンク機構18は、一端をパ
ネル本体1の枠部33に回動自在に連結された左
右一対(第3図においては右方のもののみ示され
ており、以下この段落で説明する他の対をなした
部品も同様である。)の第1のリンク34と、こ
の第1のリンク34の他端に回動自在に連結され
た左右一対の第2のリンク35と、これらの第
1、第2のリンク34,35の左右の連結部にお
いて両端を回動自在に連結され左右の第1、第2
のリンク34,35が同一の動きをなすようにす
る連結リンク36と、上記左右の第2のリンク3
5の他端にブラケツト37を介して両端部を回動
自在に連結された支持リンク38とで構成されて
いる。この支持リンク38には、左右一対の連結
ピン39を介して下部可動密封部材16が連結支
持されている。この連結ピン39は支持リンク3
8に摺動自在に挿通されているとともに、頭部3
9Aで抜止めされている。また、連結ピン39の
周囲において支持リンク38と下部可動密封部材
16との間には圧縮コイルばねなどからなる緩衝
ばね40が設けられ、下部可動密封部材16の下
方への突出時に可動密封部材16と床面とが当接
する際の緩衝となるようにされている。さらに、
前記支持リンク38の両端には案内軸41がそれ
ぞれ立設され、この案内軸41が前記枠部33の
側面に固定されたアングル42に上下方向摺動自
在に嵌合されている。このアングル42と案内軸
41の上端部に係止されたばね受43との間には
付勢手段としての圧縮コイルばね44が介装さ
れ、このばね44の付勢力により、リンク機構1
8及び下部可動密封部材16は上方へ引き上げら
れており、リンク機構18の第1、第2のリンク
34,35は、第3図中実線で示されるように、
く字形に深く折曲されるようにされている。ま
た、この第1、第2のリンク34,35の連結部
に端部を連結するワイヤ19は、第3図中左方い
引張されており、これによりワイヤ19の上下の
プーリ32間に張設された部分は、できるかぎり
真直ぐになるようにされ、ワイヤ19の途中に一端
を固着された操作部材20が第3図中右方に突出
するように付勢される。
上記操作部材20を支持する筒体24の窓孔2
4Aに対向された位置において、前記枠体23の
内面には断面四角形の案内筒45が設けられ、こ
の案内筒45内には軸方向一側面に平落した案内
面を有する丸棒からなる係止爪46が上下方向に
のみ摺動自在に嵌合されている。また、この係止
爪46と案内筒45の天板との間には圧縮ばね4
7が介装され、これにより係止爪46の先端は窓
孔24A内へ突出するように付勢され、操作部材
20の本体25の周面上部に当接されている。な
お、上記内筒45、係止爪46、圧縮ばね47及
び本体25の係止凹部25Aにより操作部材20
のロツク機構が構成されている。
また、上、下部可動密封部材15,16はそれ
ぞれ断面コ字形のチヤンネル材から構成され、こ
のチヤンネル内にはゴム棒などからなる柔軟部材
51が第2図に示すように収納されている。
このように構成された本実施例の作用につき説
明する。
複数のパネル本体1を折畳んでいる時、あるい
は、パネル本体1を固定する必要がないときに
は、第3図中実線で示されるように、下部可動密
封部材16はパネル本体1内に没入した状態にあ
る(上部接圧部材51も同様)。この際、操作部
材20も実線状態にあるが、つまみ26は、鎖線
で示されるように下方に折曲された位置にあり、
かつ、パネル本体1の側端縁より内側になるよう
ゴム板21の貫孔21A内に収納され、隣のパネ
ル本体1の当接時の邪魔にならないようにされて
いる。次にパネル本体1を固定する必要があると
きは、操作部材20のつまみ26を把持し第3図
中反時計方向に回動して真直状態とし、左方に押
して操作部材20全体を筒体24内へ押込む。こ
れにより操作部材20は鎖線で示す位置へ移動
し、これに伴つてワイヤ19も付勢手段としての
圧縮コイルばね44の付勢力に抗して鎖線で示す
位置に変位される。この操作部材20の押込みに
より、本体25の係止凹部25Aは丁度係止爪4
6の下方に位置し、この係止凹部25Aに圧縮ば
ね47により下方に押圧されている係止爪46の
先端が係止され、操作部材20の戻り方向すなわ
ち右方への移動が阻止される。その際、左方への
移動は可能となるよう係止凹部25A及び係止爪
46の形状が形成されているから、複数の係止凹
部25Aと係止爪46との位置は可変にでき、押
込み量すなわちワイヤ19の変位量を可変にでき
る。
このようにしてワイヤ19が鎖線で示す位置に
変位されると、ワイヤ19の両端部は左右へ移動
し、リンク機構18の第1、第2のリンク34,
35の連結部を右方へ引く。このため、第1、第
2のリンク34,35は実線で示される深く折曲
されたく字形から鎖線で示される浅く折曲された
く字形に変形され、全体として伸長され、支持リ
ンク38を圧縮コイルばね44の付勢力に抗して
下方へ移動させる。この際、左右1対の第1、第
2のリンク34,35は連結リンク36により連
結されているから、左右同形で伸長し、支持リン
ク38を平行に下降させる。
支持リンク38の下方への移動により、連結ピ
ン39を介して連結された下部可動密封部材16
も下方へ移動し、パネル本体1の下部端縁から突
出して床17の上面に圧接され、一方、上部可動
密封部材15も同様にパネル本体1の上部端縁か
ら突出して天井3の下面に圧接される。このた
め、パネル本体1はその位置で天井3、床17間
に固定されることとなる。
次に、パネル本体1の固定を解除して移動等さ
せるときには、操作部材20のつまみ26を操作
部材20の軸心を中心として回転させる。この回
転により、本体25も回転されるが、この本体2
5の他端側に設けられたワイヤ取付片27はワイ
ヤ19により停止されているため回転せず、従つ
て本体25は、本体25の傾斜面25Cとワイヤ
取付片27の傾斜面27Dとの作用により、回転
しつつ右方に変位される。このため、係止凹部2
5Aも回転しつつ右方に変位され、係止凹部25
Aと係止爪46との係合がはずれ、かつ、再び係
合することがなくなり、操作部材20はワイヤ1
9の真直ぐになろうとする力により右方へ突出さ
れ、実線で示される位置に戻ることとなる。この
操作部材20の実線位置への移動により、ワイヤ
19は圧縮コイルばね44の付勢力で真直状態と
なり、これに伴つてリンク機構18も実線位置へ
移動され、上、下部可動密封部材15,16はパ
ネル本体1の上、下部端縁から没入してパネル本
体1の固定が解除されることとなる。
上述のような本実施例によりば、操作部材20
の押込み操作のみにより上、下部可動密封部材1
5,16を突出させてパネル本体1を固定でき、
操作が非常に簡易である。また、上、下部可動密
封部材15,16の操作機構部は、ワイヤ19等
で構成されパネル本体1内の一側端縁近傍の狭い
スペースに収納できるから、その分パネル本体1
内に吸音材11,13を多く収納できパネル本体
1の遮音効果を高めることができる。さらに、操
作機構の構成も比較的簡単であるから安価に提供
できる。また上、下部可動密封部材15,16に
よりパネル本体1を固定するから、固定を確実に
できる。
なお、本実施例の実施にあたり、操作部材20
の本体25及びワイヤ取付片27に設けられた傾
斜面25C、27Dは、必ずしも設けなくともよ
く、この場合はつまみ26の操作時において、つ
まみ26を回転させて係止凹部25Aと係止爪4
6との係合をはずした状態でつまみ26を少し手
前すなわち第3図中右方に引くようにすればよ
い。また、前記実施例ではワイヤ取付片27の回
転の停止は、ワイヤ19により行なうようにされ
ているが、ワイヤ取付片27と筒体24との間に
キー等の回転防止部材を設ければ、ワイヤ19の
負担を軽減できる。
また、第6図はパネル本体1の内部構造の他の
実施例の拡大図である、ここにおいて、前記実施
例と同一もしくは相当構成部分は同一符号を用い
説明を簡略にする。
第6図に示される本実施例においては、操作部
材20のロツク機構を変更して操作部材20の構
造を簡単にしたものである。すなわち、本実施例
における操作部材20は、枠体23に固定された
筒体24に摺動自在に嵌合された丸棒状の本体2
5と、この本体25の一端すなわち図中右端に設
けられたすり割部25Bに一端を回転自在に連結
されたつまみ26とからなり、前記実施例のワイ
ヤ取付片27は本体25と一体にされており、特
別には形成されていない。本体25には、周面一
側に係止凹部25Aが形成されるとともに、本体
25の図中左端にはワイヤ挿通孔27Eが貫通し
て形成され、この挿通孔27Eにはワイヤ19の
途中が挿通されてボルト29により固定されてい
る。
前記筒体24に設けられた窓孔24Aの部分に
は案内筒45が設けられ、この案内筒45内には
係止爪46が摺動自在に嵌合され、この係止爪4
6と案内筒45の天板との間には圧縮ばね47が
介装されている。また、案内筒45には、操作ワ
イヤ48の一端が固定され、この操作ワイヤ48
の他端は案内筒45の天板を貫通して外部に引出
され、操作レバー49の一端にねじ50により固
定されている。この操作レバー49の他端は、枠
体23に設けられた貫孔23Aを貫通して突出さ
れ、その先端は、ゴム板21の貫孔21A内に位
置されている。なお、その他の構成は、前記実施
例と同一である。
このように構成された本実施例において、パネ
ル本体1を固定しない場合は、第6図に実線で示
すようにワイヤ19を比較的真直な状態にしてお
く。この際、操作つまみ26は隣のパネル本体1
など邪魔にならないよう鎖線で示される折曲状態
とされている。また、この状態では、係止爪46
の先端は本体25の係止凹部25Aが形成されて
いない周面に当接されており、従つて、操作ワイ
ヤ48の上端は上方に押上げられてややゆるめら
れた状態にあるため、操作レバー49は枠体23
の貫孔23Aの下縁を支点として自重により時計
方向に回動しており、実線の状態とされている。
次にパネル本体1に設けられた上、下部可動密
封部材15,16を突出させてパネル本体1を固
定しようとする場合は、つまみ26を本体25と
同一直線上となるようにし、ついで本体25を筒
体24内で左方へ移動するよう押込めば、本体2
5は鎖線で示す位置に移動され、ワイヤ19も鎖
線の位置に変位されて前記実施例と同様にリンク
機構18を介して上下部可動密封部材15,16
がパネル本体1から突出し、パネル本体1が固定
される。この際、本体25の押込みにより、係止
凹部25Aが筒体24の窓孔24Aの位置にくる
と、圧縮ばね47で下方に押す圧されている係止
爪46が係止凹部25Aに係合され、操作部材2
0の右方への戻りが阻止される。また、係止爪4
6の係止凹部25Aへの係合に伴ない、操作ワイ
ヤ48は下方に引かれ、操作レバー49の左端も
下方に引かれるため、レバー49は鎖線で示す位
置に回動される。
次に、再びパネル本体1の固定を解除してパネ
ル本体1を移動させたいときは、操作レバー49
の右端部を下方に押下げ、この操作レバー49を
鎖線で示す位置から実線で示す位置へ回動させ
る。これにより、係止爪46は引上げられ、係止
凹部25Aとの係合がはずれるため、操作部材2
0はワイヤ19の真直になろうとする力により右
方へ押され、再び実線で示す位置に復帰される。
このため前記実施例と同様に、ワイヤ19に連結
されたリンク機構18を介して上、下部可動密封
部材15,16がパネル本体1内に没入し、パネ
ル本体1の固定が解除される。
このように構成された本実施例によつても前記
実施例と同様な効果があり、かつ、操作部材20
の構造が著しく簡単になつてコストを低減させる
ことができるという効果が付加される。
なお、前記各実施例においては、細長可撓性部
材としてワイヤ19につき説明したが、これは、
玉ぐさりなどのくさり、釣糸、ローラチエンなど
他の部材でもよい。また、つまみ26は必ずしも
本体25に折曲可能に設けなくともよいが、他の
邪魔とならないよう筒体24、本体25等の形状
を適宜に決定してパネル本体1の側面から突出し
ないようにする必要がある。さらに、前記各実施
例における付勢手段としての圧縮コイルばね44
は、上、下部可動密封部材15,16を常時没入
方向へ付勢するように構成されているが、これと
は逆に突出する方向に付勢し、操作部材20とワ
イヤ19とでこの突出を阻止する方向にリンク機
構18を変位させてパネル本体1の移動を可能と
し、また阻止を解除して上、下部可動密封部材1
5,16を突出させ、パネル本体1を固定しても
よい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、パネル本
体側縁に設けた一つの操作部材によつて同時に上
下の可動密封部材を突没操作できる一方、その突
没部材が付勢手段、リンク機構及び該リンク機構
を操作部材を連結する細長可撓性部材とから構成
され、部品点数が少なく組付工数が低減でき、し
かも突没操作が確実であるという効果がある。
さらに、パネル本体の下部と上部に可動密封部
材がリンク機構を介して各々出没自在に設けら
れ、且つこの可動密封部材にはこの可動密封部材
を没入方向へ付勢する付勢手段が連設され、さら
に上記各リンク機構が細長可撓性部材を介して互
いに連設され、この細長可撓性部材に上記リンク
機構を動作させる操作部材が連設されているもの
において、前記操作部材はパネル本体の側縁に進
退自在で且つ回動可能に保持されている操作部本
体と、前記細長可撓性部材を保持し且つ上記操作
部本体の基部に摺動自在に連設されている取付片
と、上記操作部本体の先部に折曲可能に連結され
た操作つまみとで構成されているので、操作部本
体を没入さるだけで、可動密封部材をパネル本体
から突出させることができ操作性がよい。
また、上記操作部材の周側には係止凹部が形成
され、この係止凹部に係合自在な係止爪が上記パ
ネル本体に進退自在に保持されているので、上記
係止凹部に係止爪を係合させることにより、上記
可動密封部材の突出状態を維持させることがで
き、パネル本体の固定が確実になる。
さらに、上記操作部本体が上記パネル本体の側
縁に進退自在で且つ回動可能に保持されているの
で、この操作部本体を回転させれば、係止凹部と
係止爪の係合が解かれ、パネル本体の固定をワン
タツチで解除することができ、操作性が向上す
る。しかも、上記取付片と操作部本体との接合面
が傾斜されているので、上記操作部本体が回転す
ると、この操作部本体は上記傾斜に沿つて突出方
向へ移動する。よつて、係止凹部と係止爪が再び
係合されてしまうようなことがなく、誤動作を未
然に防止することができる。
その上、操作つまみは折曲可能であるため、上
記操作部本体が突出状態にある場合は、この操作
つまみを折曲げてパネル本体に収納しておけるの
で、隣接するパネル本体の邪魔にならず、取扱い
が便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る間仕切パネルの一実施例
を示す全体正面図、第2図は第1図の−線に
沿う拡大断面図、第3図は第1図の間仕切パネル
の内部構造の一実施例を示す要部拡大断面図、第
4図は第3図の−線に沿う断面図、第5図は
第3図の操作部材の一部分解状態の正面図、第6
図は本考案の他の実施例を示す要部拡大断面であ
る。 1……パネル本体、15,16……可動密封部
材、18……リンク機構、19……細長可撓性部
材、20……操作部材、25……操作部本体、2
5A……係止凹部、26……操作つまみ、27…
…取付片、44……付勢手段、46……係止爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パネル本体の下部と上部に可動密封部材がリン
    ク機構を介して各々出没自在に設けられ、且つこ
    の可動密封部材にはこの可動密封部材を没入方向
    へ付勢する付勢手段が連設され、さらに上記各リ
    ンク機構が細長可撓性部材を介して互いに連設さ
    れ、この細長可撓性部材に上記リンク機構を動作
    させる操作部材が連設されている間仕切パネルに
    おいて、前記操作部材はパネル本体の側縁に進退
    自在で且つ回動可能に保持されている操作部本体
    と、前記細長可撓性部材を保持し且つ上記操作部
    本体の基部に摺動自在に連設されている取付片
    と、上記操作部本体の先部に折曲可能に連結され
    た操作つまみとで構成され、さらに上記取付片と
    操作部本体との接合面が傾斜され、また上記操作
    部材の周側には係止凹部が形成され、この係止凹
    部に係合自在な係止爪が上記パネル本体に進退自
    在に保持されており、上記操作部本体の突出動作
    で上記細長可撓性部材が弛緩され前記リンク機構
    が上記付勢手段の付勢力によつて収縮されて上記
    可動密封部材がパネル本体に没入され、また上記
    操作部本体の没入動作で細長可撓性部材が牽引さ
    れ上記リンク機構が付勢手段の付勢力に抗して伸
    長されて可動密封部材がパネル本体から突出する
    ようになつていることを特徴とする間仕切パネ
    ル。
JP18352879U 1979-12-29 1979-12-29 Expired JPS6127438Y2 (ja)

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JPS5990328A (ja) * 1982-11-15 1984-05-24 三菱電機株式会社 電力開閉装置
JPH04290655A (ja) * 1991-03-15 1992-10-15 Toyota Motor Corp 車両用変速装置
JP2575287Y2 (ja) * 1991-08-30 1998-06-25 株式会社イトーキ 移動壁のシ−ル機構

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