JPS61274026A - ライニング方法 - Google Patents

ライニング方法

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JPS61274026A
JPS61274026A JP60117183A JP11718385A JPS61274026A JP S61274026 A JPS61274026 A JP S61274026A JP 60117183 A JP60117183 A JP 60117183A JP 11718385 A JP11718385 A JP 11718385A JP S61274026 A JPS61274026 A JP S61274026A
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JP
Japan
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tube
hot air
lining
thin film
sheet
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JP60117183A
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JPH0577817B2 (ja
Inventor
桑田 茂幸
克己 山口
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Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、トンネルや下水管等の既設物の壁面を補修又
は補強するときにを利に利用できるライニング方法に関
する。
〔従来の技術〕
従来、既設物の壁面を補修又は補強するときに、トンネ
ルのような非円筒状既設物の壁面に対しては、ポリエス
テル樹脂とガラス繊維を交互に積層脱泡した後に硬化さ
せてFRPのライニング層を形成するライニング方法が
考えられたが、この方法は、積層脱泡作業に手間がかが
り、しかも、FRPの溶剤であるスチレンが多量に発生
して作業環境を悪化させる懸念があった。
また、下水管のような円筒状既設物の壁面に対しては、
該既設物にパイプ材を挿入し、既設物とパイプ材との間
にモルタルを注入することによってライニング層を形成
させていた。しかし、この方法は、大口径円筒体に対す
る適応性に欠け、しかも、ライニング後の内部通−路が
ライニング層の厚みによって極端に狭まる難点があった
そこで、本出願人は、先に、次掲のライニング方法を提
案した。この方法は、紫外線硬化性の合成樹脂を未硬化
の状態で既設物の壁面に押し付け、これを紫外線照射に
よってそのまま硬化させることを基本としている。  
゛ この方法によると、上述した手間のかかる積層脱泡作業
が不要になると共に、作業環境の悪化が防がれ、また、
中小口径の下水管は勿論、大口径の下水管に対しても、
或いは非円筒状のトンネルのような既設物に対しても十
分に適用でき、しかもライニング層が薄くなるので、既
設物が下水管のような円筒体であってもライニング後の
内部通+i″ 路がそれほど挟合りない利点がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記した紫外線硬化性の合成樹脂を用い
る方法は、合成樹脂を紫外線硬化させるのに紫外線照射
装置をゆっくりと移動させねばならず、壁面を広範にラ
イニングしなければならない場合には長時間を要するこ
とになる。また、紫外線照射装置等の高価な装置を別途
必要とするので、経済性に欠ける難点も持っている。さ
らには、紫外線照射装置或いはそれを移動させる機械の
搬入や設置場所にも問題があった。
本発明はこのような問題点を解決するもので、短時間で
壁面を広範にライニングすることができるライニング方
法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため、本発明方法は、熱硬化性合
成樹脂よりなる未硬化のシート又はチューブを既設物の
壁面に押し付けてから、熱風を上記シート又はチューブ
に吹き付けて熱硬化させることを特徴とする。
〔実施例〕
第1図及び第2図は既設物の一例である下水管1を補修
又は補強する場合を示している。
第1図において、2は未硬化の熱硬化性合成樹脂よりな
るチューブを示す。このチューブ2は三箇所にあるマン
ホール3,4の相互間において下水管1の壁面に押し付
けられていると共に、その一端部に熱風供給用のホース
5が接続され、他端部に熱風排出用のホース6が接続さ
れている。チューブ2を下水管1の壁面に押し付ける方
法としては、下水管1に挿入したチューブ2に給気して
該チューブ2を膨らませる方法或いは同チューブ2と下
水管1との間の空間を排気して該チューブ2を膨らませ
る方法のようにチューブ2の内外間の差圧を利用する方
法のほか、機械的にチューブ2を壁面に押し付ける方法
等を採用可能である。
チューブ2を上記のように壁面に押し付けた後、地上に
設置した熱風圧送I17を作動させ、ホース5を通して
チューブ2の内部へ熱風を送り込み、その送り込みが続
けられている間は常時ホース6よりチューブ2の内部を
通過した熱風を排出する。
このように、チューブ2の壁面への押し付けと熱風供給
とを別にしてもよいが、チューブ2に直接熱風を供給し
て該壁面へ押し付けるようにすると、チューブ2を膨ら
ませることとチューブ2を硬化させることとを一度の給
気で行える利点がある。
また、上記のように、熱風の供給と排出を併行させると
、チューブ2内の温度低下が防止され、しかもチューブ
2が均一に加熱される利点がある。
また、ホース6より排出された熱風は、次回にライニン
グされる下水管1aの内部へ排出し、その熱風の余熱で
下水管1aを予熱しておくとよい。
このようにすると、下水管1aの壁面へのライニング時
にチューブの内部へ供給された熱風の温度低下が抑制さ
れ、作業時間の短縮を期待できる。
熱風がチューブ2に吹き付けられることによって該チュ
ーブ2が加熱され、熱硬化する。チューブ2が熱硬化し
てからホース5.6その他の熱風供給用の付帯設備を取
り外し、かつ、チューブ2の両端部を切除し、第2図の
ようにFRP被覆8゜9によって下水管2からのチュー
ブ2の両端部の剥がれを防止しておく。
上記において、チューブ2として中温又は高温タイプの
硬化剤を混入したFRPが使用される場合は、熱風温度
を80〜150℃とし、チューブ2の内圧を0.1〜5
kg/cm2程度に設定しておくと、2〜5時間でチュ
ーブ2が熱硬化する。
第3図はチューブ2と熱風供給用のホース5との接続部
の構造を示している。同図のように、チューブ2の端部
は、コルク材等の弾力性を備えた栓体10に絞り込まれ
てその周囲がボルト11によって固着され、かつ、可撓
性部材12、例えばゴム材によって周囲が保護されてい
る。そして、栓体10に開閉バルブ13を有する接続管
14が挿入され、この接続管14にホース5が接続され
ている。15はチューブ2の内部の圧力を検出する圧力
針である。第4図は二つ割の円弧部材16゜16をボル
ト・ナツト17.17によって締め付けることにより、
チューブ2の端部を栓体10に固定したものを示してい
る。
上記したチューブ2は、シートをチューブ状に折り返し
てその端部を重ね合わせ、その重ね部分を粘着テープ等
によって結合することによって容易に作れる。
上掲の方法に使用されるチューブ2はポリエステル樹脂
にガラス繊維と熱により活性化する触媒等を混入したF
RP等の熱硬化性合成樹脂よりなるから、未硬化の状態
ではその粘着性のためにべとつき、取扱性に欠ける。そ
れを防いでチューブ2の取扱性を高めるためには、第5
a図のように、チューブ2の内外に薄膜18.19を重
ね合わせればよい。薄膜18.19としては、未硬化合
成樹脂に対する剥離性に優れるポバール(PVA)フィ
ルムやポリエステルフィルムが使用される。
しかし、上記のようにチューブ2の内外に薄膜18.1
9を重ね合わせただけでは、下水管にチューブ2を挿通
させるときに外側の薄膜19が下水管と擦れて破れるお
それがある。また、薄膜19にPVAフィルムが使われ
ている場合は、PvAが水溶性であるために下水管から
の漏水によって薄膜19が溶け、局部的に他の箇所より
肉薄となったり、ひどい場合は溶失したりする。このよ
うな事態が発生すると、未硬化のチューブ2が管路に露
出してその一部に彼れや肉厚不足が生じ、そのことが給
気段階でのエア洩れや内部への浸水の原因となって、円
滑な作業を行えなくなったり施工信韻性が損なわれるお
それがある。
このようなおそれを無くするためには、例えば、第5b
図のように、チューブ2の外側に重ね合わされた薄膜1
9のさらに外側に軟質ポリ塩化ビニル樹脂等よりなる被
覆材20を重ね合わせておけばよい。このようにしてお
けば、チューブ2を下水管に挿通させるときには、被覆
材20が下水管に擦れるだけであり、薄膜19が被覆材
20によって保護される。従って、薄膜19が破れて未
硬化のチューブ2が管路に露出することが防止される。
薄膜19のPVAフィルムが水濡れにより溶失すること
も未然に防止される。
第5b図は被覆材20をチューブ2の外側に重ね合わせ
た場合を示しているが、被覆材をチューブ2の内側に重
ね合わせてもよい。この場合は、下水管に外側の薄膜が
擦れて破れることがあり得るが、薄膜が破れても給気段
階におけるエア洩れや内部への浸水はチューブ2の内側
の被覆材によって防止され、熱硬化時の樹脂の流動によ
り破れた部分が塞がれる。薄膜がPVAフィルムの場合
に漏水によって溶失したときも同様である。
さらに、第5c図のように外側の薄膜19の外側及び内
側の薄膜18の内側のそれぞれに被覆材20.21を重
ね合わせてもよい。
上記した実施例は、下水管のような円筒状の既設物の補
修又は補強に関するものであるが、本発明方法は、トン
ネルのような非円筒状の既設物を補修又は補強する場合
にも有効である。
例えば、第6図のようなトンネル22の壁面を補修又は
補強する場合は、熱硬化性合成樹脂よりなる未硬化のシ
ート23を上記壁面に押し付けて密着させ、そのシート
23に熱風を吹き付けてシート23を熱硬化させればよ
い。24は差圧を利用してシート21を壁面に押し付け
る際、空気の逃げを防止する固定金具であり、上記壁面
にアンカーリング等の方法で固定されている。シート2
3が被覆材と重ね合わされて取扱性を改善されている点
、差圧を利用してシートを壁面に押し付ける点等に関し
ては、上述したところと同様である。
〔発明の効果〕
以上から明らかなように、本発明方法は、ライニング材
として熱硬化性のシート又はチューブを使用し、その加
熱手段として熱風を利用するから、壁面を広範にライニ
ングする場合においてもシート又はチューブを短時間で
均一に加熱でき、ライニングすべき壁面の広さや長さに
よって硬化時間が余り変わらない。また、熱風を供給す
るための装置は、紫外線照射装置はど高価でなく、制御
も簡単であるので、ライニング作業全体の作業性が向上
する。加えて、熱風装置を別の場所に置(こともできる
ので、ライニングを行う場所が狭くても容易に作業がで
きる。さらに、シート又はチューブに吹き付けられた熱
風の余熱を利用して次にライニングすべき壁面を予備加
熱することも可能であり、このようにすることにより、
作業性が一段と向上する利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明方法を円筒状の既設物に適用
した場合を示す断面図、第3図はチューブとホースとの
接続部分を示す断面図、第4図はチューブと栓体とを固
定する別の手段を示す一部切欠正面図、第5a図は薄膜
が重ね合わされたチューブを示す部分断面図、第5b図
・第5c図は薄膜と被覆材が重ね合わされたチューブを
示す部分断面図、第6図は本発明方法によって非円筒状
の既設物をライニングした場合を示す断面図である。 1.1a・・・下水管、2・・・チューブ、5・・・熱
風供給用ホース、6・・・熱風排出用ホース、22・・
・トンネル、21・・・シート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱硬化性合成樹脂よりなる未硬化のシート又はチ
    ューブを既設物の壁面に押し付けてから、熱風を上記シ
    ート又はチューブに吹き付けて熱硬化させることを特徴
    とするライニング方法。
JP60117183A 1985-05-30 1985-05-30 ライニング方法 Granted JPS61274026A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60117183A JPS61274026A (ja) 1985-05-30 1985-05-30 ライニング方法

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JP60117183A JPS61274026A (ja) 1985-05-30 1985-05-30 ライニング方法

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JPS61274026A true JPS61274026A (ja) 1986-12-04
JPH0577817B2 JPH0577817B2 (ja) 1993-10-27

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ID=14705467

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JP60117183A Granted JPS61274026A (ja) 1985-05-30 1985-05-30 ライニング方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6024910A (en) * 1996-06-06 2000-02-15 Shonan Gosei-Jushi Seisakusho K.K. Method for lining a tubular conduit

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JPH0577817B2 (ja) 1993-10-27

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