JPS61272120A - カセツト・イン・カセツト金型 - Google Patents

カセツト・イン・カセツト金型

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Publication number
JPS61272120A
JPS61272120A JP11316885A JP11316885A JPS61272120A JP S61272120 A JPS61272120 A JP S61272120A JP 11316885 A JP11316885 A JP 11316885A JP 11316885 A JP11316885 A JP 11316885A JP S61272120 A JPS61272120 A JP S61272120A
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JP
Japan
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cassette
movable
fixed
cavity
mold
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Pending
Application number
JP11316885A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuhisa Abe
悦久 阿部
Yoichiro Yamazaki
洋一郎 山崎
Susumu Fukuzaki
福崎 進
Junichi Murayama
純一 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ABE KOSAKUSHO KK
Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
ABE KOSAKUSHO KK
Tamura Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by ABE KOSAKUSHO KK, Tamura Electric Works Ltd filed Critical ABE KOSAKUSHO KK
Priority to JP11316885A priority Critical patent/JPS61272120A/ja
Publication of JPS61272120A publication Critical patent/JPS61272120A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/2673Moulds with exchangeable mould parts, e.g. cassette moulds

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は射出成形用の金型に関し、特にキャビティを形
成したユニットをダイセットに対して着脱可能に構成し
て金型交換や金型製作の容易化を図ったカセット・イン
・カセット型の金型に関するものである。
〔従来技術〕
一般に射出成形技術では、成形品に対応するキャビティ
形状を有する金型を射出成形機に取り付けて射出成形を
行っているが、一つの成形品に対して一個の金型を必要
としているために、成形品の種類が増えればこれに伴っ
て異なる多数個の金型を製作、用意しなければならない
。また、金型はキャビティはもとより、エジェクタ機構
、リターン機構、温度調節構造等の種々の複雑な構成体
を有しており、しかも全体的には大型でかつ高重量であ
る。このため、金型の製作に多大な日数を必要とし、部
品点数も多く、価格も高価になる等の問題があるととも
に、一方では射出成形機への金型交換作業が面倒でかつ
困難になるという問題も生じている。
このようなことから、金型の一部をカセット化し、この
カセット化した部分のみを交換して多品種の成形品に対
応しようとする試みが提案されている。たとえば、「プ
レス技術」日刊工業新聞社発行1984年、第22巻、
第8号、P99〜102に本発明者の一人が発表してい
るように、金型をダイセットとカセットユニットとで構
成し、多品種の成形品に対して夫々異なるキャビティ形
状のカセットユニットを用意する一方で、ダイセットは
全てに共用化させている。そして、金型の交換に際して
は、ダイセットは射出成形機に取り付けた状態を保させ
、これに対してカセットユニットのみを交換すればよい
ように構成したものである。
このような金型構造によれば、金型全体を製作、交換す
るこれまでのものに比較して、金型製作日数の短縮、製
作の容易化等を図り、かつ金型交換の迅速化、容易化を
達成することができる。
しかしながら、本発明者等がこの改良された金型につい
て更に検討したところ、各品種毎に用意されるカセット
ユニット内には品種の相違に関わらず更に共通化が可能
な構成体が含まれていることが判明した。すなわち、射
出成形機の金型接離時に作用するリターン機構や、キャ
ビティを冷却させるための温度調節構造等であり、これ
らはキャビティ形状の相違にかかわらず同じ構造を採用
することができる。しかも、この種の構成体は比較的に
構造が複雑なため、各カセットに夫々これらの構造を設
けなければならないことは、前述したカセット化による
種々の効果が十分に得られていないことになり、更に改
善する余地があることが推測できる。
このようなことから本発明者等は、カセットユニットに
おけるこれらの構成体を更に共用化することに注目し、
カセット化による効果を最大限に発揮させることを検討
してきた。
〔発明の概要〕
本発明は以上の検討結果に基づきなされたもので、射出
成形機に直接取り付けるダイセットに対して、カセット
ユニットを着脱可能に構成するとともに、このカセット
ユニットに対して更にインカセットユニットを着脱可能
に構成し、かつその上でこのインカセントに成形用のキ
ャビティを形成した構成とすることにより、金型の交換
に際してはダイセットからカセットユニットを取り外し
た上でインカセントのみを交換すればよく、また異なる
金型を製作する場合でも異なるキャビティ形状のインカ
セントのみを製作すればよく、これにより金型交換作業
の迅速化、容易化はもとより、金型製作の容易化、低価
格化、取扱の容易化等の目的を達成することができる。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本発明を説明する。
第1図は本発明のカセット・イン・カセット金型1の全
体構成を示す断面図であり、この金型1は、後述する射
出成形機に直接取り付けられるダイセット10と、この
ダイセット10に着脱可能なカセットユニット40と、
更にこのカセットユニット40内に着脱可能なインカセ
ットユニット70とから構成している。
前記ダイセント10は、第2図(A)、  (B)に部
分分解図を併せて示すように、図示左側の固定ダイセッ
ト部11と、図示右側の可動ダイセット部12とで対を
なして構成している。
固定ダイセット11は、同図(A)のように、四隅に取
付孔14を有する取付板13にサポートプレート15、
ランナプレート16およびキャビティプレート17を順
次重ねており、これらを挿通させたボルト18によって
一体化している。そして、前記ランナプレート16およ
びキャビティプレート17の中央部には夫々大きさが若
干相違する方形のカセット穴19,20を貫通して設け
ており、このカセット穴19,20には前記カセットユ
ニット40の固定力セント(後述する)を内装すること
ができる。このカセット穴の大きさの相違により生じる
段部は、カセットユニット40の内装時の位置決め用に
利用している。また、前記キャビティプレート17の両
側面には夫々カセット穴20に貫通する各2個の温調孔
21を開設し、更にこのキャビテイプレート17前面の
カセット穴20の内縁部両側には夫々2個の半円形の駒
リセス22を形成している。
可動ダイセット12は、同図(B)のように、四隅に取
付孔24を有する取付板23にスペーサブロック25、
コアプレート26およびストリッパプレート27を順次
重ねており、これらを挿通させたポルト28によって一
体化している。前記取付板23、スペーサブロック25
、コアプレート26およびストリッパプレート27の各
中央部には夫々方形のカセット穴29.30.31.3
2を貫通して設けており、前記カセットユニ7)40の
可動カセット(後述する)を内装することができる。本
例ではコアプレート26のカセット穴31を他の穴より
も若干小さく形成し、その段部をカセットユニット40
の内装時の位置決めに利用している。前記取付板23の
カセット穴29の内側縁には上下方向に亘るキー溝33
を形成し、ここには下方からコの字型のキー34(第3
図参照)を挿入してねじ(図示せず)により固定し、前
記カセットユニット40を固定できる。また、前記コア
プレート26とストリッパプレート27の両側面にはカ
セット穴31.32に貫通する各2個の温調孔35を開
設し、さらに前記ストリンパプレート27のカセット穴
32の内縁部両側には夫々2個の半円形の駒リセス36
を形成している。
前記カセットユニット40は、第3図に部分分解図を併
せて示すように、固定カセット41と可動カセット42
とを有している。
固定カセット41は方形のキャビティサポートプレート
43と、ストッパプレート44とをポルト45によって
一体化可能に構成してなり、これら両プレート43.4
4は前記固定ダイセット11のカセット穴19.20内
に内装できよう構成すると共に、各プレートの中央部に
夫々円形のインカセット穴46.47を設けている。こ
のインカセット穴46には直上に向かってキー穴48を
貫通形成し、ここに回り止めキー48aを挿入できる。
また、前記キャビティサポートプレート43のインカセ
ット穴46は後縁に段部46aを形成しており、ここに
前記インカセットユニット70の一部(キャビティブロ
ック73)を挟持させることができる。また前記キャビ
ティサポートプレート43の両側面には内部の比較的深
い位置にまで形成された盲穴状の温調孔49を形成し、
またその両側縁には各2個の半円形の駒リセス50を形
成している。これら温調孔49および駒リセス50は夫
々前記固定ダイセット11の温調孔21と駒リセス22
に対応される。
前記可動カセット42は夫々方形に形成したキャビティ
サポートプレート51、スペーサプレー1−52 、プ
レッシャープレート53およびベースプレート54を主
要部材として構成している。前記キャビティサポートプ
レート51とスペーサプレート52は夫々段部55a、
56aを有する円形のインカセット穴55.56を中央
部に形成し、ポルト57によって両者を一体化できるよ
うに構成している。このインカセット穴55および56
には直上にむかってキー穴58を形成し、ここには回り
止めキー58aが挿入される。また、キャビティサポー
トプレート51のインカセット穴55の前面の両側縁に
は前記可動ダイセット12の駒リセス36に対応する駒
リセス59を形成し、またその両側には同じく可動ダイ
セット12の温調孔35に連通する盲穴状の温調孔60
を形成している。
更に、前記スペーサプレート52とプレッシャプレート
53およびベースプレート54の各四隅部には透孔52
a、53a、54aを開設しており、透孔52aと53
aにはリターンロッド61を夫々挿通させ、このリター
ンロッド61の左端はフランジ61aをキャビティサポ
ートプレート51との間に挟持させて固定する一方、右
端はボルト62によってベースプレート54に固定して
いる。そして、プレンシャプレート53の透孔53aは
リターンロッド61に緩く嵌合し、プレッシャプレート
53はリターンロッド61に沿って左右に移動できると
共に、プレッシャプレート53とスペーサプレート52
との間で前記リターンロッド61に嵌装した圧縮スプリ
ング63によって図示右方のベースプレート54側に付
勢されている。また、前記ベースプレート54の中央部
には六64を貫通形成し、この穴64を通して前記プレ
ッシャプレート53の後面にフック部材65をポルト6
6で固定している。更に、ベースプレート54の両側縁
には縦方向にキー溝67を形成しており、このキー溝6
7は前記可動ダイセット12のキー溝33に対応し、こ
のキー溝33との間に亘って前記キー34が挿入される
なお、前記固定、可動の各カセット41.42は組立て
た状態で前記固定、可動の各ダイセット11.12のカ
セット穴内に挿入させることができることはいうまでも
ない。
前記インカセットユニソト70は、第4図に部分分解斜
視図を示すように、本例では歯車を射出成形するための
金型例として示しており、固定インカセット71と、可
動インカセット72とで構成している。
固定インカセット71はキャビティブロック73からな
り、前記固定カセット41のインカセット穴46.47
に内装できるように円柱状に形成している。また、この
キャビティブロック73の後部よりの周囲にはフランジ
74を一体に形成しており、このフランジ74は前記キ
ャビティサポートプレート43のインカセット穴46の
段部46aに嵌合できる。このフランジ74は円周方向
 −の位置決め用として円周一部に平坦部74aを形成
し、またその対向部位には回り止め用のキー溝74bを
形成しており、前記キャビティサポートプレート43に
挿入される回り止めキー48aに嵌合される。また、前
記キャビティブロック73には縦方向にランナ75を貫
通形成しており、図外の樹脂供給源から供給される樹脂
材がランナ75のゲート75aから射出される。なお、
本例では成形する歯車の中心軸を形成するための軸周ロ
ッド82を受は入れ穴73aもその表面の中央位置に形
成している。
可動インカセット72は、本例では2個に分割されたキ
ャビティブロック76.77と、その背後に位置される
サポートブロック78および若干離して配置されるエジ
ェクタプレート79を主要部として構成している。前記
キャビティブロック76.77は夫々に形成された穴8
0、凹部81更にキャビティブロック77の背後から前
方に突き出された軸周ロッド82とで成形品としての歯
車と同一形状のキャビティ83を画成している。
また、一方のキャビティブロック77およびサポートブ
ロック78の周囲には夫々フランジ84゜85を形成し
、このフランジ84.85は前記キャビティサポート5
1のインカセット穴55,56の段部55a、56aに
嵌合すると共に、その円周一部には位置決め用の平坦部
84a、85aと回り止め用のキー溝84b、85bを
形成し、このキー溝84b、85bは前記キャビティサ
ポート51のキー穴58に挿入される回り止めキー58
aに嵌合される。また、前記エジェクタプレート79は
ボルト86によって前記プレッシャプレート53に固定
し、前記キャビティ83に向かってのびるエジェクタビ
ン87の下端部87aを挟持している。このエジェクタ
ピン87は本例では4本設けており、その先端は前記エ
ジェクタプレート79、サポートブロック78、キャビ
ティブロック77に貫通形成したエジェクタピン孔79
a、78a、77aを挿通し、エジェクタプレート79
が後退された状態ではキャビティ83の図示右側端面に
位置している。
なお、前記固定、可動の各インカセット71゜72は組
立てた状態で前記固定、可動の各カセット41.42の
インカセット穴内に挿入できることはいうまでもない。
本発明のカセット・イン・カセット金型は以上のように
構成しているので、金型を用いて成形を行う場合には、
前記ダイセント10、カセットユニット40およびイン
カセットユニット70は次のように組み立てられる。
すなわち、第5図のように射出成形機2の固定プラテン
3に固定ダイセット11の取付板13を取付孔14を利
用してボルトにて取り付けるとともに、可動プラテン4
に可動ダイセット12の取付板23を取付孔24を利用
してボルトにて取り付ける。
一方、カセットユニット40とインカセットユニット7
0は、これとは別に予め両者を一体的に組み立てておく
すなわち、第6図および第7図のように、固定カセット
41のキャビティサポートプレート43とストッパプレ
ート44の各インカセ・ノド穴46゜47内に固定イン
カセット71を挿入し、これら両プレート43.44を
用いて、固定インカセット71のキャビティブロック7
3のフランジ74を挟持し、かつキー穴48を通して回
り止めキー48aを挿入させてその回転方向の位置決め
を行った上でキャビティサポートプレート43とストッ
パプレート44をボルト45で一体化することにより第
7図の固定力セント構体5を得ることができる。
また、可動カセット42のキャビティサポートプレート
51とスペーサプレート52の各インカセット穴55.
56内に可動インカセット72を挿入し、これら両プレ
ート51.52を用いて、可動インカセット72のキャ
ビティブロック76゜77をそのフランジ84.85を
挟持し、かつキー穴58に回り止めキー58aを挿入さ
せてその回転方向の位置決めを行った上でキャビティサ
ポートプレート51とスペーサプレート52をボルト5
7で一体化する。
更に、エジェクタピン87をエジェクタピン孔79a、
78aおよび77aに挿通させた状態で、エジェクタプ
レート79をボルト86にてプレッシャプレート53に
固定する。これにより同図の可動カセット構体6を得る
ことができる。なお、この可動カセット構体6では、リ
ターンロッド61に嵌装された圧縮スプリング63によ
って、プレッシャプレート53およびこれに固定された
エジェクタプレート79はベースプレート54側に向け
て付勢されており、この状態ではエジェクタピン87は
その先端をキャビティブロック77と面一となるように
位置されている。
そして、前記固定カセット構体5は射出成形機2に取着
されている固定ダイセット11のカセット穴19.20
内に前面側から挿入して内装し、キャビティプレート1
7とキャビティサポートプレート43の夫々に設けた駒
リセス22と50を合わせた上で、第8図のようにセッ
ト駒88をこれら駒リセス22,50に取着して両者を
一体化 。
させる。
同様に、前記可動カセット構体6は可動ダイセット12
のカセット穴29〜32内に前面側から挿入して内装し
、ストリッパプレート27とキャビティサポートプレー
ト51の夫々に設けた駒リセス36と59を合わせた上
で、同図のようにセット駒89をこれら駒リセス36,
59に取着して両者を一体化させる。これと同時に、取
寸板23に設けたキー溝33と可動カセット42のリア
プレッシャプレート54に設けたキー溝67とを位置合
わせし、これらのキー溝33.67に跨がるようにキー
34を下方から差し入れて図外のボルトにより固定する
ことにより取付板23とベースプレート54を一体化さ
せる。なお、この時可動プラテン4に臨んで配置されて
いる射出成形機2のブツシュロッド7の先端に形成した
フック部8に、プレッシャプレート53の後面に固定し
たフック部材65を係合させることが肝要である(第5
図参照)。
また、固定および可動の各ダイセット11.12への固
定および可動の各カセット構体5,6の前述した組付け
により、キャビティプレート17やストリッパプレート
27に夫々形成した温調孔21.35がキャビティサポ
ートプレート43゜51の各温調孔49.60に連通し
、図外の温調用流体供給源から供給される流体がこれら
温調孔21、[5,49,60内を通流し、キャビティ
83の温度調節(冷却)を行うことになる。
このように組立てられた金型1は、射出成形機2の可動
プラテン4の往復動作によって可動カセット構体6が固
定力セント構体5に対して接離動作され、接したときに
キャビティ83を画成し、ランナ75を通した樹脂材の
注入によって所定の形状の成形品(本例では歯車)を成
形することができる。
そして、離型時には可動プラテン4が固定プラテン3か
ら離れることにより可動ダイセット11と共に可動カセ
ット構体6が固定カセット構体5から離されるが、この
ときのブツシュロッド7の相対的な突き出し作用によっ
てエジェクタピン87の先端がキャビティ83内に突き
出され、キャビティブロック76.77に残された成形
品の離型を行わせる。
また、この離型時にリターンロッド61に嵌装された圧
縮スプリング63がプレッシャプレート53に与える付
勢力によって、これと一体のエジェクタプレート79に
同方向の付勢力が作用され、エジェクタピン87は復帰
される。この場合、ブツシュロッド7の先端のフック8
がプレッシャプレート53と一体のフック部材65を引
き戻しているために、プレッシャプレート53およびエ
ジェクタピン87の先端が確実にキャビティ83外に退
避されて復帰されることになる。
なお、このようにエジェクタピン87をブツシュロッド
7によって強制的に復帰させる構成を採ることにより、
可動側(可動グイセット等)が固定側に接触する前に予
めピン87を退避させ得るようなシーケンス制御を行う
こともでき、エジェクタピン87と固定側との衝突等の
干渉からピン87を保護することができる。また、リタ
ーンロッド61の左端を固定側との接触面(バーテング
面)にまで延設しないことにより、その分キャビティの
配設可能な面積を増大でき、同じサイズのキャビティを
構成する場合にもインカセットユニットないし金型全体
の小型化を更に進める。こともできる。
一方、金型を交換する場合には、前述と逆に固定ダイセ
ット11から固定カセット構体5を取り外し、また可動
グイセット12から可動カセット構体6を取り外す。そ
して、取り外した各カセット構体5,6は固定および可
動の各カセy ト41 。
42を分解し、夫々から固定、可動の各インカセット7
1.72を取り外す。次いで、異なるキャビティ形状を
したインカセットユニットの固定、可動の各インカセッ
トを前述と同様に夫々固定、可動の各カセ7)41.4
2内に内装し、再び固定、可動のカセット構体を構成し
てこれを同様に固定、可動のダイセソ)11.12内に
取り付けることにより金型の交換は終了する。
したがって、固定、可動のダイセソ)11.12を夫々
対応するプラテン3,4から取り外す作業は不要であり
、ダイセットに比較して十分に小さくかつ軽量の固定、
可動のカセット構体のみを取り外すだけでよいので、交
換作業を極めて容易に行うことができる。
また、このようにして金型の交換が可能とされることに
より、種類の異なる成形品を形成する場合にも、キャビ
ティ形状のみが相違して外形状やその他が同一な種々の
インカセットユニットをのみを用意しておけばよい。換
言すれば、金型の全重量の第部分を占めるダイセット1
0はもとよりリターンロッド61、圧縮スプリング63
等からなる複雑な構成のリターン機構部等を有するカセ
ットユニット40を全ての金型に共用することができる
。これにより、金型の製作においてはダイセット10、
カセット40をその都度製作する必要はなく、特に加工
の面倒な温調孔、駒リセス、リターン機構部等の加工が
不要になり、結局キャビティ形状の異なる複数個のイン
カセットユニットのみを製作すればよいことになる。し
たがって、金型製作時間の短縮、異なる金型を製作構成
するための部品点数の低減、製作費用および部品価格か
らなる金型価格の低廉化等を図り得るとともに、金型の
小型化および軽量化によって運搬等の取扱を容易なもの
とし、しかも金型の管理はインカセットユニットのみの
管理でよいために管理スペースの低減および管理の容易
化をも図ることができる。
ここで、前記実施例ではキャビティ83を画成するため
に可動インカセット72のキャビティブロックを2個の
ブロック76.77で構成しているが、これは1個のブ
ロックで構成してもよい。
ただし、本例のような平歯車を成形する場合には、この
ように2個のブロックで構成すれば、一方のブロック7
6をワイヤカット法で形成することができ、キャビティ
製作の容易化を図ることができる。また、本例ではこの
ように2個のキャビティブロック76.77を用いるこ
とから可動カセット42のキャビティサポートプレート
51を金型のバーテング面(PL面)よりも固定カセッ
ト側に突出させてキャビティブロック76を押圧支持す
るような構成としているが、キャビティブロックを1個
で構成するときにはその必要もなく、キャビティサポー
トプレート51の上面をPL面に一致させることができ
る。
〔発明の効果〕
以上のように本発明のカセット・イン・カセット金型に
よれば、射出成形機に取り付けたダイセットに対してカ
セットユニットを着脱可能に構成し、更にこのカセット
ユニットに対してインカセットを着脱可能に構成した上
でこのインカセットに成形用のキャビティを形成してい
るので、金型を交換する場合にはダイセットからカセッ
トを着脱した上でインカセットのみを交換するだけでよ
く、また異なる金型を製作する場合にも異なるキャビテ
ィ形状のインカセットのみを製作すればよく、これによ
り金型の交換作業の迅速化および交換作業の容易化は勿
論のこと、更に金型製作時間の短縮、製作部品点数の低
減、製作価格の低減を図るとともに、金型の取扱の容易
化、保管スペースの低減を図ることができるという種々
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカセット・イン・カセット金型の一実
施例の全体構成の断面図、第2図(A)。 (B)はダイセットの部分分解斜視図、第3図はカセッ
トユニットの部分分解斜視図、第4図はインカセットユ
ニットの部分分解斜視図、第5図は射出成形機に取り付
けた状態の断面図、第6図はインカセットユニットの組
立て状態の斜視図、第7図はインカセットユニットをカ
セットユニットに組立てた状態の斜視図、第8図は各々
のカセット構体をダイセットに組立てた状態の斜視図で
ある。 1・・・金型、2・・・射出成形機、3・・・固定プラ
テン、4・・・可動プラテン、5・・・固定カセット構
体、6・・・可動カセット構体、7・・・プッシュロン
ド、8・・・フック、10・・・ダイセット、11・・
・固定グイセント、12・・・可動ダイセット、13・
・・取付板、15・・・サポートプレート、16・・・
ランチプレート、17・・・キャビティプレート、21
・・・温調孔、23・・・取付板、25・・・スペーサ
ブロック、26・・・コアプレート、27・・・ストリ
ッパプレート、33・・・キー溝、35・・・温調孔、
40・・・カセットユニット、41・・・固定カセット
、42・・・可動カセット、43・・・キャビティサポ
ートプレート、44・・・ストッパプレート、49・・
・温調孔、51・・・キャビティサポートプレート、5
2・・・スペーサプレート、53・・・プレッシャプレ
ート、54・・・ベースプレート、60・・・温調孔、
61・・・リターンロンド、63・・・圧縮スプリング
、70・・・インカセットユニット、71・・・固定イ
ンカセット、72・・・可動インカセット、73・・・
キャビティブロック、75・・・ランナ、76.77・
・・キャビティブロック、78・・・サポートブロック
、79・・・エジェクタプレート、83・・・キャビテ
ィ、87・・・エジェクタビン、88.89・・・セッ
ト駒。 第6図 手続主甫正書(方式) 1.事件の表示 昭和 60年 特許願 第 113168号2、発明の
名称 カセット・イン・カセット金型 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 名 称      株式会社 阿部工作所(ほか1名)
4、代理人 居 所     〒103東京都中央区日本橋本町3−
9−12永谷ビル 907号 5、補正命令の日付  昭和60年8月27日6、補正
の対象 (1)図面 (2)委任状 7、補正の内容

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)射出成形機に直接取り付けられるダイセットと、
    このダイセットに対して着脱可能に構成したカセットユ
    ニットと、このカセットユニットに対して着脱可能に構
    成しかつ成形品に対応する形状のキャビティを形成した
    インカセットユニットとで構成したことを特徴とするカ
    セット・イン・カセット金型。
  2. (2)ダイセットは射出成形機の固定、可動の各プラテ
    ンに取着される固定ダイセットおよび可動ダイセットを
    有し、カセットユニットは前記固定、可動の各ダイセッ
    トに夫々着脱可能な固定カセットおよび可動カセットを
    有するとともに可動カセットには一部のプレートを所定
    方向に付勢するリターン機構を有してなり、インカセッ
    トユニットは前記固定、可動の各カセットに夫々着脱可
    能な固定インカセットおよび可動インカセットを有し、
    これら固定、可動の各インカセットの対をなすキャビテ
    ィブロックでキャビティを構成するとともに、可動イン
    カセットには前記可動カセットの一部プレートによって
    駆動されるエジェクタピン機構を有してなる特許請求の
    範囲第1項記載のカセット・イン・カセット金型。
JP11316885A 1985-05-28 1985-05-28 カセツト・イン・カセツト金型 Pending JPS61272120A (ja)

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