JPS61270799A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPS61270799A
JPS61270799A JP60112907A JP11290785A JPS61270799A JP S61270799 A JPS61270799 A JP S61270799A JP 60112907 A JP60112907 A JP 60112907A JP 11290785 A JP11290785 A JP 11290785A JP S61270799 A JPS61270799 A JP S61270799A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、同時に発音可能な楽音発生チャンネルの数
が鍵の数より少ない電子楽器に関し、特に押された鍵を
該楽音発生チャンネルのいずれかに割当てるための割当
て装置に関する。
〔従来技術〕
従来、この種の割当て装置において、全ての楽音発生チ
ャンネルが楽音を発生している状態において新たな鍵が
押圧された場合次のような方法で割当て処理を行なって
いた。
すなわち、第1の方法は、特開昭52−25613号公
報に示されるように、各楽音発生チャンネルにおける楽
音の音量レベル制御用のエンベロープ波形振幅値を各々
比較してエンベロープ波形振幅値が最も小さい(すなわ
ち最低音量レベルの)楽音発生チャンネルを検出し、こ
の検出した楽音発生チャンネルに新たに押圧された鍵を
割当て、このチャンネルにおいて、これまで発生してい
た楽音に代えて該新押圧鍵に対応する楽音を発生させる
ものである。また第2の方法は、特公昭59−2223
8号公報に示されるように、各楽音発生チャンネルに割
当てられた鍵が離鍵される毎に既に離鍵状態にある全て
の楽音発生チャンネルに関して各々計数値を一律に増加
することにより、該計数値によって各楽音発生チャンネ
ルの離鍵の順序を表示しておき、そして各楽音発生チャ
ンネルの計数値を各々比較して計数値が最も大きい(す
なわち最も古く離鍵された)楽音発生チャンネルを検出
し、この検出した楽音発生チャンネルに新たに押圧され
た鍵を割当て、このチャンネルにおいて、これまで発生
していた楽音に代えて該新押圧鍵に対応する楽音を発生
させるものである。      □〔発明が解決しよう
とする問題点〕 しかるに、上述した従来の割当て装置においては、全て
の楽音発生チャンネルが楽音を発生している状態におい
て新たに鍵が押圧されると、常に最低音量レベルの楽音
あるいは最も古く離鍵された鍵の楽音を発生している楽
音発生チャンネルにおいて新押圧鍵に対応する楽音が発
生されるので、例えばピアノ演奏で見られるように、低
音部の音の余韻を残したまま高音部の速い奏法による音
を次々と発音させるような演奏効果を得ることができな
い。すなわち、このような演奏操作においては、低音部
の鍵が最初に押鍵されかつ離鍵された後高音部の鍵が次
々と押鍵されるので、高音部である鍵が新たに押鍵され
た時点では低音部の楽音が最低音量レベルであると判断
されたり、または該低音部の楽音が最も古く離鍵された
鍵に関するものであると判断されてこ、の低音部の楽音
が強制的に消されてしまい(発音停止となり)、このた
め上記ピアノ演奏と同様の演奏効果が得られなくなって
しまう。
このように、従来の割当て装置では、全ての楽音発生チ
ャンネルで発生している楽音の内ある特定の楽音(低音
部の楽音には限らない)をその音量レベルや離鍵の順番
とは関係なく、優先して発音を継続させようとしてもそ
のようなことができず、演奏効果上制約があった。
この発明の目的は、上記問題に対処するため、全ての楽
音発生チャンネルにて楽音を発生している状態において
新たな鍵が押された場合、同鍵を、減衰中の楽音を発生
している楽音発生チャンネルの内、特定の楽音を発生し
ている楽音発生チャンネル以外のチャンネルに割当てる
ようにして、該特定の楽音の発生をそのまま継続できる
ようにした電子楽器を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕 かかる問題の解決にあたり、この発明の構成上の特徴は
、第1図に示すように、複数の鍵から成る鍵盤1と、前
記鍵の数より少ない数の同時最大発音数に相当する複数
の楽音発生チャンネルを有する楽音発生手段2と、前記
各楽音発生チャンネルにおいて発生すべき楽音の音高を
指定する鍵デ−タを該各楽音発生チャンネルに対応して
各々記憶する複数の記憶チャンネルを有する鍵データ記
憶手段3とを備え、前記鍵盤1にて新たな鍵が押された
とき該鍵を表わす鍵データを前記複数の記憶チャンネル
のいずれかに記憶させることにより前記押された鍵を前
記楽音発生チャンネルに割当てるようにした電子楽器に
おいて、前記楽音発生手段2の全楽音発生チャンネルが
楽音を発生しておりかつ前記鍵盤1にて新たな鍵が押さ
れたとき、該鍵を表わす鍵データを前記複数の楽音発生
チャンネルの内少な(とも減衰中の楽音を発生している
いずれかの楽音発生チャンネルに対応する記憶チャンネ
ルに更新記憶させる更新手段4と、前記複数の記憶チャ
ンネルに記憶された鍵データに基づいて少なくとも前記
減衰中の楽音の音高関係を判別し、所定の音高順位の楽
音に関する鍵データを記憶している記憶チャンネルを検
出する特定音チャンネル検出手段5と、前記検出手段で
検出された記憶チャンネルへの前記更新手段4による鍵
データの更新記憶を禁止する更新禁止手段6とを設けた
ことにある。
〔作用効果〕
上記のように構成したこの発明においては、特定音チャ
ンネル検出手段5が減衰中の楽音の音高関係を判別し、
所定の音高順位(例えば最低音または最高音等)の楽音
に関する鍵データを記憶している鍵データ記憶手段3の
記憶チャンネルを検出し、更新禁止手段6が新たに押さ
れた鍵を表わす鍵データの上記検出記憶チャンネルへの
更新記憶を禁止するようにしたので、楽音発生手段2の
全ての楽音発生チャンネルにて楽音を発生している状態
において、鍵盤1にて新たな鍵が押された場合、更新手
段4が、同鍵を、減衰中の楽音を発生している楽音発生
チャンネルの内、上記検出記憶チャンネル以外の記憶チ
ャンネルに割当てる。
これにより、同時に発音可能な楽音発生チャンネルの数
が鍵の数より少ない電子楽器において、演奏者が鍵盤の
速い押鍵による演奏を行なった場合でも、新たな押鍵に
よって減衰発音中の特定の     □楽音が消えるこ
となく、該楽音の発音がそのまま継続する。従って、上
記特定の楽音を例えば最低音とすれば、新たに押された
鍵は高音部の減衰発音中の楽音発生チャンネルに割当て
られるので、ピアノ演奏で見られるように、低音部の楽
音の余韻を残したまま高音部の速い押鍵による楽音を次
々に発生させることができる。この場合、低音部の楽音
の減衰時間を高音部の楽音の減衰時間に比べて長く設定
するようにすれば、ピアノ演奏により近似した演奏効果
が得られる。また、上記特定の楽音を例えば、最高音と
すれば、高音部の楽音(通常はメロディ音に相当)の発
音を継続させながら低音部の速い押鍵による楽音(通常
は伴奏音に相当)を次々に発音させるという演奏が可能
となる。さらに、通常ミュージックシンセサイザと呼ば
れる電子楽器においては、低音又は高音による効果音的
な楽音を発生させ続けた状態にて通常のメロディ演奏等
を行なうことも可能となり、従来にない演奏効果を楽し
むことができる。
〔実施例〕
a、構成例 以下、この発明の詳細な説明すると、第2図はこの発明
に係る電子楽器の実施例を概略的に示すものであり、こ
の電子楽器は鍵盤10と、音色、音量等を選択する複数
の操作子から成る操作子群11と、楽音信号を発生する
楽音発生回路12と、鍵盤10及び操作子群11の状態
を入力して楽音発生回路12を制御するマイクロコンピ
ュータ部13を備えている。
鍵盤lOは、発生すべき楽音の音高を指定するための複
数の鍵を有し、各鍵の押鍵に応じて鍵スイツチ回路10
a内の各鍵に対応して設けられた鍵スィッチを各々閉成
する。鍵スィッチ回路10aは、バス14を介してマイ
クロコンピュータ部13に接続されている。操作子群1
1の各操作子は、その操作により操作子スイッチ回路1
1a内の各操作子に対応して設けられた音色を選択する
ためのスイッチの開閉成又は音量を決定するためのボリ
ュウムの位置を設定する。操作子スイッチ回1111a
はバス14を介してマイクロコンピュータ部13に接続
されている。
楽音発生回路12は、鍵盤10の鍵数より少ないN個の
楽音発生チャンネルを有し、各楽音発生チャンネルは、
バス14を介してマイクロコンピュータ部13から供給
される鍵データ及び操作子データにより指定された音高
周波数、音色及びエンベロープの楽音信号を各々発生し
てアンプ15を介してスピーカ16から楽音として発音
し、かつ発音終了時に発音終了信号DFをバス14を介
してマイクロコンピュータ部13に供給する。この場合
、操作子群11によりフルート、バイオリン等の持続系
の音色が選択されていれば、楽音発生チャンネルは鍵盤
10の押鍵と同時に急速に立上り、押鍵中は略一定レベ
ルを維持し、離鍵後は除々に減衰するエンベロープの付
与された楽音信号を発生し、減衰による楽音信号のレベ
ルが略零になった時点で発音終了信号DF及び発音を終
了したチャンネルの番号を示す発音終了チャンネルデー
タDFchを出力する。また、操作子群11によりピア
ノ、ギター等の減衰系の音色が選択されていれば、楽音
発生チャンネルは鍵盤10の押鍵と同時に急速に立上り
、一定レベルに達すると離鍵とは無関係に除々に減衰し
て、押鍵中はこの減衰を続行し、減衰中に離鍵されたと
きはその時点から急速減衰するエンベロープの付与され
た楽音信号を発生し、これらの減衰により楽音信号のレ
ベルが略零になった時点で発音終了信号DF及び発音を
終了したチャンネルの番号を示す発音終了チャンネルデ
ータDFchを出力する。また、この実施例では、これ
らのエンベロープ形状の立上り時定数及び減衰時定数を
高音に比べ低音において長く設定するようにしているの
で、ピアノ音等と同様に低音の減衰時間は高音の減衰時
間に比べ長い。なお、楽音発生チャンネルの個数Nは数
個から1.0数個に予め設定されている。
マイクロコンピュータ部13は、第4図乃至第8図に示
すフローチャートに対応したプログラムを記憶する読出
し専用メモリ (以下単にROMという) 13aと、
このプログラムを実行する中央処理装置(以下単にCP
Uという)13bと、こ      1のプログラムを
実行するのに必要な後述する諸変数を一時的に記憶して
ワーキングメモリとしての役目を果す書込み可能メモリ
(以下単にRAMという)13Cとを備え、電源の投入
に伴って開始する第4図乃至第7図のプログラムの実行
により鍵盤10の鍵状態及び操作子群11の操作子状態
を鑑視し、これらの状態に応じて処理された各鍵データ
を楽音発生回路12に供給して楽音の発生を制御し、か
つ楽音発生回路12からの発音終了信号DFの到来によ
り第8図のインタラブドプログラムを実行してRAM1
3cに記憶されたデータの発音終了に伴う処理を行なう
。なお、ROM13a、CPU13b及びRAM13C
はバス14に接続されている。
RAM13Cは、楽音発生回路12の各楽音発生チャン
ネルに割当てた鍵を表わす鍵名データ(キーコード)を
記憶するキーコードレジスタ領域KCR(第3A図)と
、楽音発生回路12の各楽音発生チャンネルの状態を表
わすチャンネル状態データを記憶するチャンネル状態レ
ジスタ領域CHSR(第3B図)と、鍵盤10にて新た
に押された鍵の割当てるべきチャンネルを指定するため
の割当指定チャンネルデータを記憶する割当てチャンネ
ルレジスタ領域ACHR(第3C図)と、鍵1110の
押鍵検出及び操作子群11の操作検出に利用する押鍵及
び操作検出レジスタ領域KOR(第3D図)と、チャン
ネルの割当て演算及びその他の演算に利用する一般しジ
スタ領域GNR(第3E図)に領域区分されている。
さらに、キーコードレジスタ領域KCR(第3A図)は
楽音発生回路12の各楽音発生チャンネルに各々対応し
たN個のキーコードレジスタKCR(1)、KCR(2
)、  ・・・KCR(N)を有し、各キーコードレジ
スタK CR(1)、  K CR(2)、  ・・・
KCR(N)は各々対応する楽音発生チャンネルに割当
てられた鍵を表わすキーコードKCを記憶する。なお、
この実施例では、キーコードKCは低音程小さく高音に
なるに従って大きな値をとるものであり、かつ全ピッド
“11の値はとらない。
チャンネル状態レジスタ領域CH3R(第3B図)は各
楽音発生チャンネルに各々対応したN個のチャンネル状
態レジスタCH3R(1)、C)(SR(2)、・・・
CHSR(N)を有し、各チャンネル状態レジスタCH
S R(1)、 CHS R(2)、  ・・・CHS
R(N)は楽音発生回路12の各楽音発生チャンネルに
割当てられた鍵の状態を各チャンネル毎に表わすチャン
ネル状態データを記憶する。このチャンネル状態データ
は、その最上位ビットMSBにてその値が“O”のとき
割当られた鍵が押鍵中であることを示し、その値が“1
”のとき上記鍵が離鍵されていることを示しており、ま
たその下位複数ビットにてその値が大きくなるに従って
当該割当てられた鍵が古く押鍵又は離鍵されたことを示
している。
割当てチャンネルレジスタ領域ACHR(第3C図)は
、鍵盤1Gにて次に押された鍵が割当てられる楽音発生
チャンネルの番号を示す割当てチャンネル番号データA
CHNを記憶する割当てチャンネル番号レジスタACH
NRと、上記割当てチャンネル番号データACHNが示
す楽音発生チャンネルに関する割当てチャンネル状態デ
ータACHDを記憶する割当てチャンネル状態レジスタ
AC)IDRを有する。
押鍵及び操作検出レジスタ領域KOR(第3D図)は、
鍵盤10の各鍵に各々対応する複数のビットから成り、
各ビットが各鍵の押鍵又は離鍵を表わす@1”又は“、
θ′のデータを記憶する鍵状態メモリKEYMEMと、
操作子群11の各スイッチ及び各ボリュウムに対応した
複数の記憶位置を有し、各々対応するスイッチの開閉成
状態データ又はボリュウムの位置データを記憶する操作
子状態メモリSWMEMと、鍵盤10の押鍵イベントデ
ータ又は操作子群11の操作子イベントデータを記憶す
るための複数のレジスタから成るイベントデータレジス
タ部EVTRを有する。
一般レジスタ領域GNR(第3E図)は後述する「最低
音サーチ」プログラム及び「割当てチャンネルサーチ」
プログラムの実行中、チャンネル番号を順次更新する1
97タ8て0役目を果す     1ポインタレジスタ
PRと、楽音発生回路12にて減衰中の楽音を発生して
いる楽音発生チャンネルの中で最低音に対応するキーコ
ードKCを記憶する最低音レジスタLKCRと、この最
低音を発生している楽音発生チャンネルの番号を示す最
低音チャンネル番号データを記憶する最低音チャンネル
レジスタLCHRと、マイクロコンピュータ部13の演
算に必要なその他の変数等を記憶するその他のレジスタ
群から成る。
b、基本動作 上記のように構成した実施例の基本的動作を第4図に示
すフローチャートを用いて説明すると、電源の投入によ
り、CPU13bは第4図のステップ20からプログラ
ムの実行を開始してステップ21にてRAM13Cの初
期設定を行う。この初期設定において、鍵状態メモリK
EYMEM。
イベントデータレジスタ群EVTR,ポインタレジスタ
、最低音チャンネルレジスタLCHR及びその他のレジ
スタは全ピッド“0”に設定され、全キーコードレジス
タKCR(1)、KCR(2)、  ・・・KCR(N
) 、全チャンネル状態レジスタCH5R(1)、 C
HSR(2)、 ・・・CHSR(N) S割当てチャ
ンネル状態レジスタACHDR及び最低音レジスタLK
CRは全ピッド“1”に設定され、割当てチャンネル番
号レジスタAC)INRは「1」に設定される。そして
、操作子状態メモリSWMEMには、操作子スイッチ回
路11aから供給される操作子状態信号により、操作子
群11の操作子状態を表わすデータが書込まれ、かつこ
のデータは楽音発生回路12にも供給されて発生される
楽音の音色、音量等を予め設定する。
上記初期設定後、CPU13bは、プログラムをステッ
プ22の鍵処理処理ルーチンに進め、同ルーチンにて、
後述する第5図乃至第7図のフローチャートに対応した
プログラムを実行することにより、鍵盤10の押鍵また
は離鍵に応じて楽音発生回路12による楽音の発生を制
御する。
次に、プログラムはステップ23.24に進み、マイク
ロコンピュータ部13は操作子群11の操作子状態を検
出し、検出結果を楽音発生回路12に出力して楽音の音
色、音量等を制御する。ステップ23にて、CPUI 
3 bは操作子スイッチ回路11a内の各スイッチの開
閉状態及びボリュウムの設定位置を表わすデータを操作
子群11の新操作子データとして入力し、これらの入力
データと操作子状態メモリSWMEMに記憶されている
旧操作子データとを各操作子毎に各々対比し、両データ
が異なる場合にのみ当該データに関する操作子が操作さ
れたものとして、同操作子の新操作子データを操作子状
態メモリSWMEMの同操作子に対応する記憶位置に書
込むと共に、同断操作子データを操作子イベントデータ
としてイベントデータレジスタ群EVTRのレジスタに
書込む。
ステップ24にて、CPU13bはイベントデータレジ
スタ群EVTRのデータの有無を調べ、データがある場
合、このデータを楽音発生回路12に出力した後、出力
したイベントレジスタ群EVTRのデータを消去し、イ
ベントレジスタ群EvTR内にデータがなくなるまで上
記動作を繰返し、全ての操作子イベントデータの送出を
行う。なお、ステップ23において全操作子に関する゛
新旧操作子データが一致する場合には、操作子データの
書換え及び出力は実行されない。
上記ステップ23.24の処理後、プログラムはステッ
プ22に戻り、CPUI 3 bはステップ22〜24
の各処理を繰返し実行して鍵盤10及び操作子群11の
状態に応じて楽音発生回路12の楽音発生を制御する。
C0鍵処理動作 次に鍵処理ルーチンについて詳述すると、CPU13b
は第5図のステップ30からプログラムの実行を開始し
、ステップ31にて鍵盤10の押鍵及び離鍵を検出する
。このステップ31の処理においては、CPU13bが
鍵スィッチ回路」Oa内の各鍵スィッチを低音側又は高
音側から順次走査し、この走査により各鍵スイレチの開
閉成の状態信号を鍵盤10の新鍵状態データとして入力
し、これらの入力データと鍵状態メモリKEYMEMに
記憶されている重鐘状態データとを各鍵毎に各”対比し
71!盤1°9おける押鍵状態0変化     1を検
出する。すなわち、新鍵状態データが“1”であり、か
つ重鐘状態データが“0′″である場合、CPU13b
は鍵盤10にて新たに鍵が押されたことを検知し、この
新鍵状態データ″1”を鍵状態メモリKEYMEMの新
たに押された鍵に対応する記憶位置に書込むと共に、開
場を表わすキーコードKC及び鍵が新たに押されたこと
を表わす識別データを押鍵イベントデータとしてイベン
トレジスタ群EVTRのレジスタに書込む。また、新鍵
状態データが“0”でありかつ重鐘状態データが“1”
である場合、CPU13bは鍵盤10にて新たに鍵が離
されたことを検知し、この新鍵状態データ“0”を鍵状
態メモリKEYMEMの新たに離された鍵に対応する記
憶位置に書込むと共に、開場を表わすキーコードKC及
び鍵が新たに離されたことを表わす識別データを離鍵イ
ベントデータとしてイベントレジスタ群EVTRのレジ
スタに書込む。なお、上記キーコードKCは上記走査に
おいて各鍵に対応する鍵スィッチを順次指定している走
査カウンタ(図示しない)により決定される。このよう
な走査により、鍵盤10の全ての鍵の状態検出を終了す
ると、前回のステップ31の実行時から今回のステップ
31の実行までに状態が変化した鍵に対応する押鍵イベ
ントデータまたは離鍵イベントデータがイベントレジス
タ群に全て記憶されることになる。
次に、プログラムはステップ32.33に進み、CPU
13bはステップ32.33にてイベントレジスタ群E
VTRの内容により押鍵または離鍵イベントの発生の有
無を判別する。鍵盤10の各鍵に状態変化がない場合、
CPU13bはステップ32及びステップ33にて「N
O」と判断して、ステップ34により鍵処理ルーチンの
実行を終了して第4図のステップ23の実行に移る。
鍵盤10にて新たな押鍵カミった場合、CPU13bは
ステップ32にて、イベントレジスタ群EVTRに記憶
されている押鍵イベントデータの存在によりrYESJ
と判別して、プログラムをステップ35a〜35dから
成る押鍵イベントルーチンに進める。CPU13bは、
ステップ35aにてイベントレジスタ群EVTRから読
出された1個の押鍵イベントデータ中のキーコードKC
と、このキーコードKCが押鍵に係るものであることを
示すキーオンデータKONと、割当てチャンネル番号レ
ジスタACHNRに記憶された割当てチャンネル番号デ
ータACHN (初期状態においては「l」)から成る
押鍵キーデータを楽音発生回路12に出力し、楽音発生
回路12の同番号データACHNに対応する楽音発生チ
ャンネルが上記キーコードKCにより指定される音高の
楽音信号を発生し始める。このとき、同楽音発生チャン
ネルがすでに他の楽音信号を発生中であれば、この他の
楽音信号の発生は停止されて上記指定される音高の楽音
信号の発生を開始する。なお、上記のように他の楽音信
号から新たに指定された音高の楽音信号への切換えによ
るクリック音の発生を防止するために、他の楽音信号を
急速に減衰させた後上記切換えを行うようにするとよい
。次にプログラムはステップ35bに進み、CPU13
bはステップ35bにて上記出力したキーコードKCを
割当てチャンネル番号データACHNにより指定される
キーコードレジスタKCR(ACHN)に記憶させた後
、ステップ35cにて、同番号データACHNにより指
定されるチャンネル状態レジスタCH3R(ACHN)
を全ビット“0″に設定しかつ上記処理を終えた押鍵イ
ベントデータをイベントレジスタ群EVTRから消去す
る。
このチャンネル状態レジスタCH3R(ACHN)の設
定及び押鍵イベントの消去はこれらのレジスタの初期設
定を意味する。ステップ35cの処理後、CPU13b
はステップ35dにてチャンネル状態レジスタCH3R
(1)、CH5R(2)。
・・・・、、CH3R(N)の内、最上位ビットMSB
が“0”である全てのチャンネル状態レジスタのデータ
に「1」を加算する。これにより、押鍵中pチャンネル
状態レジスタのデータは、その値が小さい程、後に押鍵
されたことを示すようになる。上記のステップ35a〜
35dの押鍵イベントルーティンの終了後、CPUI 
3 bはステップ40にて後述する「最低音サーチ」サ
ブルーチンを呼出して現在発音中の楽音の中の最低音に
対     □応する楽音を発生している楽音発生チャ
ンネルを検出し、ステップ50にて後述する「割当てc
hサーチ」サブルーチンを呼出して次に押される鍵を割
当てるべき割当てチャンネル番号データACHNを割当
てチャンネル番号レジスタACHNRに記憶させて、ス
テップ32の処理の実行に移る。
ステップ32にて、CPU13bは、上記と同様に、再
びイベントデータレジスタ群EVTRに記憶されている
押鍵イベントデータの有無を調べ、押鍵イベントデータ
が存在する場合には押鍵イベントルーチン35a〜35
dの実行により押鍵キーデータを出力し、ステップ40
.50の処理を実行する。このステップ32.35a〜
35d。
40.50の循環処理により、ステップ35cを通過す
る毎に出力された押鍵キーデータに対応する押鍵イベン
トデータが消去されるので、新たに押された鍵の押鍵キ
ーデータは全て楽音発生回路12に出力される。
一方、上記押鍵キーデータの送出終了後又は鍵盤10に
て新たな押鍵がなく、かつ鍵盤10にて新たな離鍵があ
った場合、イベントレジスタ群EVTRに記憶される押
鍵イベントデータの不存在及び離鍵イベントデータの存
在により、CPU13bはステップ32にて「NO」、
ステップ33にてrYEsJと判別して、プログラムを
ステップ36a〜36dから成る離鍵イベントルーチン
に進める。CPUI 3 bは、ステップ36aにてイ
ベントデータレジスタ群EVTRから読出された1個の
離鍵イベントデータ中のキーコードKC゛に基づいて、
キーコードレジスタKCR(1)。
KCR(2)、  ・・・・、KCR(N)の中から上
記キーコードKCと同じキーコードKCを記憶するレジ
スタを見つけ出し、そのレジスタに対応する楽音発生チ
ャンネルの番号を離鍵チャンネル番号データ0FFCH
として検出し、ステップ36bにて離鍵チャンネル番号
データ0FFCH及び離鍵されたことを示すキーオフデ
ータKOFFから成る離鍵キーデータを楽音発生回路1
2に出力する。楽音発生回路12は、離鍵チャンネル番
号データ0FFCHが示すチャンネル番号の楽音発生チ
ャンネルにて発生中の楽音信号を、キーオフデータKO
FFに基づいて、指定されている音色及びキーコードK
Cにより決定される減衰時間で減衰させる。次にプログ
ラムはステップ36C136dに進み、CPU13bは
、ステップ36cにて離鍵チャンネル番号データ0FF
CHにより指定されるチャンネル状態レジスタCH3R
(OFFCH)を最上位ピッ)MSBのみ1”でかつ残
りの全ビットを“0”に設定しかつ上記処理を終えた離
鍵イベントデータをイベントレジスタ群から消去した後
、ステップ36dにてチャンネル状態レジスタCH3R
(1)、CHSR(2)。
・・・・、CHSR(N)の内、最上位ピッI−MSB
が“1′″である全てのチャンネル状態レジスタのデー
タに′″1”を加算する。これにより、離鍵中のチャン
ネル状態レジスタのデータは、その値が小さい程、後に
離鍵されたことを示すことになる。上記ステップ36a
〜36dの離鍵イベントルーチンの終了後、CPU13
bは上記ステップ40.50の処理をしてステップ32
に移る。
そして、イベントデータレジスタ群EVTR内に離鍵イ
ベントデータが残っている場合には、CPU13bはス
テップ32.33.36a 〜36d。
40.50のプログラムを実行して新たな離鍵イベント
処理を行い、全ての離鍵イベントデータの処理後、ステ
ップ34の処理により鍵処理ルーチンの実行を終了して
第4図のステップ23の処理の実行に移る。
d、最低音検出処理動作 発音中の楽音の中の最低音に対応する楽音を発生してい
る楽音発生チャンネルを検出する「最低音サーチ」サブ
ルーチンについて説明すると、CPU13bは第6図の
ステップ41にてプログラムの実行を開始して、ステッ
プ42にて同ルーチンにて使用されるレジスタの初期設
定を行う。この初期設定において、ポインタレジスタP
R及び最低音チャンネルレジスタLHCRは「0」に設
定されかつ最低音レジスタLKCRは全ビット“1″に
設定される。上記初期設定処理後、CPU13bはステ
ップ43にてポインタレジスタPRのデータに「1」を
加算してポインタレジスタPRのデータを「1」に設定
し、ステップ44にてこのポインタレジスタPRのデー
タにより指定される第1楽音発生チャンネルに対応する
キーコードレジスタKCR(1)のキーコードKCと最
低音レジスタLKCRのデータを比較する。第1楽音発
生チャンネルが楽音を発生している場合、キーコードレ
ジスタKCR(1)は上記楽音を示すキーコードKCを
記憶しておりかつキーコードKCは全ビット“1”の値
をとらないように設定されているので、CPUI 3 
bは、ステップ44にてrYEsJと判断し、ステップ
45にて最低音チャンネルレジスタLCHRのデータを
ポインタレジスタPRのデータすなわち「1」に変更し
、かつ最低音レジスタLKCRのデータをキーコードレ
ジスタK CR(1)内のキーコードKCに変更して、
プログラムをステップ46に進める。一方、第1楽音発
生チャンネルが楽音を発生していない場合、第4図のス
テップ21の初期設定又は後述する第8図のrDFイン
タラブド」ルーチンにてキーコードレジスタKCR(1
)は全ビット“1#に設定されているので、CPUI 
3 bはステップ44にてrNOJと判断し、プログラ
ムを直接ステップ46に進める。CPU13bは、ステ
ップ46にてポインタレジスタPRのデータがrNJで
あるか否かを判断する。上記の場合、ポインタレジスタ
PRのデータは「1」であるので、CPU13bはステ
ップ46にてrNOJと判断してプログラムをステップ
43に進め、ステップ43にてポインタレジスタPRの
データに「1」を加算して同データを「2」にし、上記
ステップ44〜46の処理を実行する。そして、ステッ
プ43〜46の循環処理は、ポインタレジスタPRのデ
ータが順次「1」ずつ加算されて、同データが「N」に
なるまで実行され、同データがrNJになると、CPU
13bはステップ46に7 rYEsJと判断してプロ
グラムをステップ47に進める。
このN回の循環処理により、最低音レジスタLKCRの
データは各キーコードレジスタKCR(1)。
KCR(2)、  ・・・・、KCR(N)に記憶され
るキーコードKCの内、最も小さな値すなわち最低音を
示すキーコードKCに設定されかつ最低音チャンネルレ
ジスタLCHRのデータは上記最低音を示すキーコード
KCを記憶するキーコードレジスタのチャンネル番号に
設定される。次にCPU13bは、ステップ47にて上
記最低音チャンネルレジスタLCHR内の最低音チャン
ネル番号により指定されるチャンネル状態レジスタCH
3R(LCHR>を全ビット“0”に設定し、ステップ
48にて「最低音サーチ」サブルーチンの処理を終了す
る。
e9割当てチャンネル検出処理動作 押された鍵を割当てるべき楽音発生回路12の楽音発生
チャンネルを決定する「割当てchサーチ」サブルーチ
ンについて説明すると、CPUl3bは第7図のステッ
プ51にてプログラムの実行を開始して、ステップ52
にてポインタレジスタPRのデータを「1」に設定し、
ステップ53にてこのデータrlJを割当てチャンネル
番号レジスタACHNHに書込み、かつ同データ「1」
により指定されるチャンネル状態レジスタCH3R(1
)のデータを割当てチャンネル状態レジスタACHDR
に書込んだ後、プログラムをステップ54に進める。C
PU13bは、ステップ54にてポインタレジスタPR
のデータに「1」を加算して同データを「2」にし、ス
テップ55にてこのデータ「2」により指定されるチャ
ンネル状態レジスタCH3R(2)のデータと割当てチ
ャンネル状態レジスタACHDHに記憶されている割当
てチャンネル状態データACHDとを比較する。この比
較において、チャンネル状態レジスタCH3R(2)の
データが割当てチャンネル状態データACHDより大き
い場合、CPU13bはrYEsJと判断してステップ
56にてポインタレジスタPRのデータ「2」を割当て
チャンネル番号レジスタACHNRに書込み、かつ上記
チャンネル状態レジスタCH3R(2)のデータを割当
てチャンネル状態レジスタACHDRに書込んだ後、プ
ログラムをステップ57に進める。一方、チャンネル状
態レジスタCH8R(2)のデータが割当てチャンネル
状態データAC)(Dより小さい場合、CPUI 3 
bはステップ55の比較にて「NO」と判断してプログ
ラムを直接ステップ57に進める。ステップ57にて、
CP U 1’ 3 bはポインタレジスタPRのデー
タがrNJであるか否かを判断する。上記の場合、ポイ
ンタレジスタPRのデータは「2」であるので、CPU
13bはステップ57にてrNOJと判断して、プログ
ラムをステップ54に進め、ステップ54にてポインタ
レジスタPRのデータに「1」を加算して同データを「
3」にし、上記ステップ55〜57の処理を実行する。
そして、ステップ54〜57の循環処理は、ポインタレ
ジスタPRのデータが順次「1」ずつ加算されて、同デ
ータがrNJになるまで実行され、同データがrNJに
なると、CPU13bはステップ57にてrYEsJと
判断してプログラムをステップ58に進め「割当Chサ
ーチ」サブルーチンの処理を終了する。このステップ5
4〜57のN−1回の循環処理により、割当てチャンネ
ル状態レジスタACHDRには全チャンネル状態レジス
タCH3R(1)、CH3R(2)、  ・・・・、C
H5R(N)の各データ中、最大のデータ値を示すデー
タが書込まれ、かつ割当てチャンネル番号レジスタAC
HNRには同データを記憶するチャンネル状態レジスタ
のチャンネル番号を示すデータが書込まれる。このとき
、チャンネル状態レジスタCH3R(1)、CH3R(
2)、  ・・・・、CH3R(N)は、各々 (1)楽音発生回路12内の上記各レジスタに対応する
楽音発生チャンネルが楽音を発生していない場合、全ビ
ット61”のデータを記憶し、(2)同チャンネルが離
鍵後の減衰中の楽音を発生している場合、最上位ビット
MSBが「1」でありかつ残りの複数ビットが古く離鍵
されている程大きな値を示すデータを記憶し、 (3)同チャンネルが押鍵中の楽音を発生している場合
、最上位ビン1−M5Bが「0」でありかつ残りの複数
ビットが古く押鍵されている程大きな値を示すデータを
記憶し、かつ (4)同チャンネルが、全発生楽音中、最も低い楽音を
発生している場合、全ビット“0”のデータを記憶して
いる。
そのため、割当チャンネル番号レジスタACHNR内の
割当てチャンネル番号データACHNは、(1)楽音発
生回路12のN個の楽音発生チャンネル中、楽音を発生
していない1個若しくは複数の楽音発生チャンネルがあ
る場合には、同チャンネル中最も小さい番号に相当する
チャンネル番号を示し く2)上記N個の全楽音発生チャンネルが楽音を発生し
ており、かつ最低音を発生している楽音発生チャンネル
を除き、離鍵後の楽音を発生している1個若しくは複数
の楽音発生チャンネルがある場合には、同チャンネル中
、最も古く離鍵された鍵の楽音を発生している楽音発生
チャンネルのチャンネル番号を示し、 (3)上記N個の全楽音発生チャンネルが楽音を発生し
ており、かつ最低音を発生している楽音発生チャンネル
を除く全楽音発生チャンネルが押鍵中の楽音を発生して
いる場合には、同チャンネル中、最も古く押鍵された鍵
の楽音を発生している楽音発生チャンネルのチャンネル
番号を示すことになる。
f0発音終了インタラブド処理動作 楽音発生回路12の各楽音発生チャンネルによる楽音発
生終了時の動作について説明すると、楽音発生回路12
は、いずれかの楽音発生チャンネルにて楽音の発生が終
了すると、発音終了信号DF及び発音終了チャンネルデ
ータDFchをマイクロコンピュータ部13に出力する
。マイクロコンピュータ部13が上記信号DF及びデー
タDFchを受は取ると、CPU13bは発音終了信号
DFにより第4図乃至第7図のプログラムの実行を中断
し、rDFインタラブド」プログラムの実行をステップ
60にて開始してプログラムをステップ61,62に進
める。
CPU13bは、ステップ61.62にて発音に″″−
? y*ntf−9D F c h″′’tl!t4′
″゛′1ネル状態レジスタCH3R(DFc h)及び
キーコードレジスタKCR(DFc h)の全ビットに
“1”を書込む。これは、楽音発生を終了した楽音発生
チャンネルに対応するチャンネル状態レジスタ及びキー
コードレジスタの初期設定に相当する。ステップ62の
処理後、CPUI 3 bは、ステップ63にて上述の
「最低音サーチ」サブルーチンを呼出して最低音チャン
ネルを検出し、ステップ64にて上述の「割当てchサ
ーチ」サブルーチンを呼出して割当てチャンネルを検出
してステップ65にてrDFインタラブド」プログラム
の実行を終了して中断したプログラムの実行を続行する
。このステップ63.64の処理は、ステップ61.6
2の処理によりデータが書換えられたチャンネル状態レ
ジスタCH5R(1)、CH3R(2)、  ・・・、
CH3R(N)及びキーコードレジスタKCR(1)、
KCR(2)、  ・・・、KCR(N)に基づいて、
改めて最低音の更新及び割当てチャンネルの更新を行な
っておくことを意味する。
g、実施例の効果 以上の動作説明からも理解されるように、鍵盤10にて
押鍵があった場合には、押鍵された鍵データに基づくス
テップ35a〜35dの押鍵処理ルーチンの実行により
、キーコードレジスタKCR(1)、KCR(2)、 
 ・・・、KCR(N)及びチャンネル状態レジスタC
H3R(1)、CH3R(2)、  ・・・、CH3R
(N)のデータが書換えられ、鍵ff1lOにて離鍵が
あった場合には、離鍵された鍵データに基づく、ステッ
プ36a〜36dの離鍵処理ルーチンの実行により、上
記キーコードレジスタ及びチャンネル状態レジスタのデ
ータが書換えられ、楽音発生回路12にて楽音発生が終
了した場合には、同終了に基づくステップ60〜65の
rDFインタラブド」プログラムの実行により上記キー
コードレジスタ及びチャンネル状態レジスタのデータが
書換えられる。
そして、この書換えられたキーコードレジスタに記憶さ
れているキーコードKCに基づいて、ステップ41〜4
8から成る「最低音サーチ」サブルーチンを実行するこ
とにより、最低音を発生中の楽音発生チャンネルが検出
され、ステップ51〜58から成る「割当てchサーチ
」サブルーチンにて上記最低音発生中の楽音発生チャン
ネルを除く楽音発生チャンネルのうちの一つが割当てチ
ャンネルとして特定され、鍵盤10にて新たに鍵が押さ
れたときこの鍵を上記特定チャンネルに割当てるように
したので、鍵盤10にて前述したピアノ演奏のように速
い奏法による押鍵がなされても楽音発生回路12にて発
音中の低音部の楽音が消されることなく、低音部の音を
長く発音させたまま高音部の複数の音を次々に発音させ
ることができる。
h、変形例 上記のように構成された実施例は、次のような変形を施
しても同等な効果を達成できる。
(1)上記実施例では、最低音を発生中の楽音発生チャ
ンネルのみ新たに押された鍵の割当てを禁止するように
したが、楽音発生中の楽音発生チャンネルの内、低い方
から2音若しくは3音の楽音を発生している楽音発生チ
ャンネルへの新たな押鍵に基づく押鍵割当てを禁止する
ようにしてもよい。
この場合、第6図の「最低音サーチ」サブルーチンを変
形して、ステップ41〜48の処理により最低音を検出
した後、検出最低音を除いて、再度若しくは再々度ステ
ップ41〜47の処理を実行させるようにするとよい。
また、楽音発生中の楽音発生チャンネルの内、最低音及
び最低音から高音側の所定音域例えば1オクタ一ブ程度
の所定音域に含まれる楽音を発生している楽音発生チャ
ンネルへの押鍵割当てを禁止するようにしてもよい。こ
の場合、第6図の「最低音サーチ」サブルーチンを変形
して、ステップ41〜48の処理により最低音を検出し
た後、検出最低音を示すキーコードKCに所定値を加算
し、加算結果より小さい値のキーコードKCを有するキ
ーコードレジスタKCRを検出し、この検出キーコード
レジスタKCHに対応するチャンネル状態レジスタCH
3Rのデータを全ビット@O“に設定するとよい、  
                 1(2)上記実施
例では、楽音発生回路12の全楽音発生チャンネルにて
楽音を発生しており、かつ減衰中の楽音を発生している
楽音発生チャンネルが存在する状態において、鍵盤10
にて新たに押された鍵を、最低音を発生している楽音発
生チャンネル以外の減衰中の楽音を発生している楽音発
生チャンネルに割当てる、条件として、先行技術で引用
した特公昭59−22238号公報に開示されているよ
うに最も古く離鍵された楽音を発生している楽音発生チ
ャンネル程、割当て優先順位を高くしたが、上記割当条
件として同じく先行技術で引用した特開昭52−256
13号公報に開示されているように楽音発生回路12に
て発生される楽音のエンベロープレベル値が小さい程、
割当て優先順位を高くするようにしてもよい。この場合
、CPU13bは、新たな鍵が押されたとき、楽音発生
回路12の最低音を発生している楽音発生チャンネル以
外の各楽音発生チャンネルからエンベロープレベル値を
入力し、この値が最も小さい楽音発生チャンネルの番号
を割当てチャンネル番号データACHNとして設定した
後、同データACHNが示す楽音発生チャンネルに新た
に押された鍵を割当てる。
(3)上記実施例では、楽音発生回路12の全楽音発生
チャンネルが押鍵中の楽音を発生している状態において
、鍵盤10にて新たな鍵が押されると、最低音を発生し
ている楽音発生チャンネルを除く全楽音発生チャンネル
中張も古く押された鍵が割当てられている楽音発生チャ
ンネルに、上記新たな鍵を割当てる後着優先システムを
採用したが、全楽音発生チャンネルが押鍵中の楽音を発
生している場合には新たに押された鍵の割当てを行わな
いようにしてもよい。この場合、鍵1li10にて新た
な鍵が押されたとき、各チャンネル状態レジスタCHS
 R(1)、 CHS R(2)、  ・・・CH3R
(N)の最上位ピッ)MSBが“0”であるか否かを判
別し、′O”であれば新たに押された鍵の楽音発生チャ
ンネルへの割当てを禁止するとよい。
(4)上記実施例では、最低音を発生中の楽音発生チャ
ンネルへの新たに押された鍵の割当てを禁止するように
したが、これに代えて最高音を発生中の楽音発生チャン
ネルへの新たに押された鍵の割当てを禁止するようにし
てもよい。この場合、第5図、第6図及び第8図のステ
ップ40.41及び63を「最高音サーチ」とし、また
キーコードKCを上記実施例とは逆に低音程大きく高音
になるに従って小さな値をとるように設定するとよい。
なお、このようにした場合においても、上記(1)〜(
3)の変形が可能である。
また、上記実施例とこの変形例とを組み合わせて、最低
音及び最高音を発生中の2つの楽音発生チャンネルへの
新たに押された鍵の割当てを禁止するようにしてもよい
(5)上記実施例では、この発明に係る押鍵割当て装”
置を既存のマイクロコンピュータを用いて構成するよう
にしたが、先行技術で引用した特開昭52−25613
号公報及び特公昭59−22238号公報に開示されて
いるようにハードロジック回路により構成してもよい。
特開昭52−25613号公報に示された押鍵割当て装
置に、この発明を適用する場合、同公報中第1図のキー
コード記憶回路1から出力されるキーコードKC*の値
を順次比較する比較器と、この比較結果に基づいてトラ
ンケート制御回路13に供給されるエンベロープ振幅値
Gを変更する変更制御回路を新たに設け、上記比較器が
最低音(又は最高音)の割当てられているチャンネルを
検出し、上記変更制御回路が、この検出最低音(最高音
)チャンネルの発音が終了していない(回路27から出
力される該チャンネルのエンベロープ振幅値GがrOJ
でない)ことを条件に、トランケート制御回路13に供
給される同チャンネルのエンベロープ振119i値Gを
強制的に大きな値、例えば全ビット“1”に変更するよ
うにすればよい。
また、特公昭59−22238号公報に示された押鍵割
当て装置に、この発明を通用する場合、同公報中第1図
のシフトレジスタ31から出力されるキーコードKC*
の値を順次比較する比較器と、この比較器に基づいてイ
ンバータIN4に供給される信号NPを制御する制御論
理回路とを新たに設け、上記比較器が最低音(又は最高
音)の割当てられているチャンネルを検出し、上記制御
論理回路が、この検出最低音(最高音)チャンネルの発
音が終了していないことを条件に、同チャンネルを示す
時分割タイミングにおいて上記信号をNPを1″にする
ようにすればよい。
(6)上記実施例では、最低音を発生中の楽音発生チャ
ンネルへの新たに押された鍵の割当て禁止の制御を常に
行なうようにしたが、この割当て禁止の制御を行なうか
否かをスイッチ等によって演奏者が任意に選択できるよ
うにしてもよい。この場合には、第5図のステップ40
及び第8図のステップ63の処理を上記スイッチがオン
されて上記の割当て禁止の制御を行なうことが指示され
たときのみ実行し、上記スイッチがオフされて上記の割
当て禁止の制御が選択されていないときには上記ステッ
プ40及び63をジャンプするようにすればよい。
また、上記の割当て禁止の制御を行なうか否かを操作子
群11での音色選択指定に対応して決めるようにし、例
えばピアノ音などの特定の音色が選択指定されたときの
み上記ステップ40及び63の「最低音サーチ」の処理
を行なうようにし、その他の音色が選択指定されたとき
には該ステップ40及び63をジャンプするようにして
もよい。
なお、上記の割当て禁止の制御を行なわないときは、先
行技術(特開昭52−25613号公報。
特公昭59−22238号公報)と同様の条件で新たに
押された鍵の割当てが行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図は特許請求の範囲に記載した発明の構成に対応す
る図、第2図はこの発明が通用される電子楽器の一実施
例を示す概略図、第3A図乃至第3E図は第2図のマイ
クロコンピュータ部13内に設けらたRAM13Cのメ
モリマツプの一例を示す図、第4図は第2図のマイクロ
コンピュータ部13で実行されるメインプログラムに対
応するフローチャートの一例を示す図、第5図は第4図
のメインプログラム中の鍵処理の詳細プログラムに対応
するフローチャートの一例を示す図、第6図は「最低音
サーチ」サブルーチンプログラムに対応するフローチャ
ートの一例を示す図、第7図は「割当chサーチ」サブ
ルーチンプログラムに対応するフローチャートの一例を
示す図、第8図はrDFインタラブド」プログラムに対
応するフローチャートの一例を示す図である。 符号の説明 10・・・l!盤、10a・・・鍵スィッチ回路、11
・・・操作子群、lla・・・操作子スイッチ、12・
・・楽音発生回路、13・・・マイクロコンピュータ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数の鍵から成る鍵盤と、前記鍵の数より少ない
    数の同時最大発音数に相当する複数の楽音発生チャンネ
    ルを有する楽音発生手段と、前記各楽音発生チャンネル
    において発生すべき楽音の音高を指定する鍵データを該
    各楽音発生チャンネルに対応して各々記憶する複数の記
    憶チャンネルを有する鍵データ記憶手段とを備え、前記
    鍵盤にて新たな鍵が押されたとき該鍵を表わす鍵データ
    を前記複数の記憶チャンネルのいずれかに記憶させるこ
    とにより前記押された鍵を前記楽音発生チャンネルに割
    当てるようにした電子楽器において、前記楽音発生手段
    の全楽音発生チャンネルが楽音を発生しておりかつ前記
    鍵盤にて新たな鍵が押されたとき、該鍵を表わす鍵デー
    タを前記複数の楽音発生チャンネルの内少なくとも減衰
    中の楽音を発生しているいずれかの楽音発生チャンネル
    に対応する記憶チャンネルに更新記憶させる更新手段と
    、前記複数の記憶チャンネルに記憶された鍵データに基
    づいて少なくとも前記減衰中の楽音の音高関係を判別し
    、所定の音高順位の楽音に関する鍵データを記憶してい
    る記憶チャンネルを検出する特定音チャンネル検出手段
    と、前記検出手段で検出された記憶チャンネルへの前記
    更新手段による鍵データの更新記憶を禁止する更新禁止
    手段とを設けたことを特徴とする電子楽器。
  2. (2)前記特定音チャンネル検出手段は、前記減衰中の
    楽音の内、低音側から数えて1乃至複数の楽音に関する
    鍵データを記憶している記憶チャンネルを検出するもの
    である特許請求の範囲第(1)項に記載の電子楽器。
  3. (3)前記特定音チャンネル検出手段は、前記減衰中の
    楽音の内、低音側から数えて1乃至複数の楽音に関する
    鍵データを記憶している記憶チャンネルを検出するもの
    であり、前記楽音発生手段の各楽音発生チャンネルは、
    低音域の楽音を高音域の楽音に比べ長い減衰時間で発生
    するものである特許請求の範囲第(1)項に記載の電子
    楽器。
  4. (4)前記特定音チャンネル検出手段は、前記減衰中の
    楽音の内、高音側から数えて1乃至複数の楽音に関する
    鍵データを記憶している記憶チャンネルを検出するもの
    である特許請求の範囲第(1)項に記載の電子楽器。
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DE86105588T DE3688716T2 (de) 1985-04-24 1986-04-23 Elektronisches Musikinstrument.
EP86105588A EP0204122B1 (en) 1985-04-24 1986-04-23 Electronic musical instrument
SG6695A SG6695G (en) 1985-04-24 1995-01-16 Electronic musical instrument
HK134495A HK134495A (en) 1985-04-24 1995-08-24 Electronic musical instrument

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0160279U (ja) * 1987-10-14 1989-04-17

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55140893A (en) * 1979-04-21 1980-11-04 Kawai Musical Instr Mfg Co System for allocating keyboard switch information

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